User manual - ソフトウェアマニュアルver.1.10(2012年5月30日)

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2.2.6 拡張機能
レーザー照射幅の制御 (レーザースキャナーモデルのみ対象)
隣り合ったバーコードの両方にレーザーを照射してしまう場合、読み取れない場合があります。
レーザーの照射幅を狭くすることによって、隣接するバーコードにレーザーを照射することなく、読み取れ
るように設定することが可能です。
照射幅は、以下の 4 種類
を用意します。
振れ角制御なし(照射幅制御なし)
振れ角大(幅広)
振れ角中(幅中)
振れ角小(幅狭)
振れ角制御なし 間口幅 振れ角大 振れ角中 振れ角小
(照射幅制御なし)
(幅広) (幅中) (幅狭)
レーザ照射幅の制御における「振れ角大/振れ角中/振れ角小」のいずれかの設
定と、ゲイン設
定における「ゲインオート」設定を組み合わせた状態で読み取りを行うと、バーコードの印字品質
によっては、読み取り性能が低下することがあります。「振れ角大/振れ角中/振れ角小」のいず
れかの設定を使用する場合は、ゲイン設定は「ゲインモード 03」のいずれかに設定して下さい。
また、「ゲインオート」の設定を使用する場合は、レーザ照射幅設定は「振れ角制御なし」に設定
して下さい。
照射幅は、レーザースキャナライブラリを使用して設定することが可能です。デフォルトは照射幅制御なし
です
レーザー照射幅の設定値はEEPROMに格納し、リセット時に値を読み出して制御を行います。
レーザーキャリブレーション
*1
によりレーザー照射幅の設定値を調整することができます。レーザーキャリ
ブレーションによる設定値はレジストリに登録します。レジストリに設定値が登録してある場合は、レジストリ
の設定値を優先します。
※1 レーザキャリブ
レーション
レーザースキャナモジュールには個体差があるため、レーザーの照射幅に “誤差” が生じ
ます。
キャリブレーションを実行することにより、誤差を修正することが可能です。キャリブレーションは専用バー
コードを用いて行います。
この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。
レーザースキャナライブラリ
OBRSetSwingAngle
振れ角制御モードの設定
OBRGetSwingAngle
振れ角制御モードの取得