User manual - ソフトウェアマニュアルver.1.10(2012年5月30日)

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ゲイン設定 (レーザースキャナーモデルのみ対象)
レーザーモジュールのゲイン設定を切替えることができます。この設定を切替えると、遠目からのバーコー
ドの読み取りや、高分解能なバーコードの読み取り性能を向上させることができます。
ゲイン設定 内容
モード 0 標準モード。
様々な印字品質のバーコードや、読取条件において、平均的な読取性能を発揮
します。
モード 1 低感度モード。
PCSバーコ
ードに対する読取性能が向上します。
PCSバーコ
ード以外の読取性能については、他のモードに比べ低下します。
モード 2 高感度モード。
遠目からのバーコードの読取性能が向上します。
それ以外の読取性能については、他のモードに比べ低下します。
モード 3 超低感度モード。
バーの中に白く細い線や点が印字されて見えるバーコードや、スペースの中に
黒く細い線や点が印字されて見えるバーコードに対する読取性能が向上します。
それ以外の条件での読取性能については、他のモードに比べ低下します。
ゲインオート 自動切替モード。モード03 のうち、下記レジストリにより指定されたゲインモード
を順次切替ながらスキャンを行います。本モードでは、指定されたゲインモードが
得意とする印字品質のバーコードや、読取条件において、読取成功率が向上し
ます。しかし、他のモードに比べて読取レスポンスが低下する可能性があります。
ゲインモード自動の設定レジストリ
場所:[HKWY_LOCAL_MACHINE\Drivers\CASIO\Laser]
項目:GainPtn=A (DWORD )
8…モード 3
4…モード 2
2…モード 1
1…モード 0
A は上記の値から指定。複数モードを指定する場合、合計値を指定します。
A の初期値は 15(全てのゲインモードを使用して自動切替)となります。
※レジストリ設定値は変更後、本体リセットを行うことで動作に反映されます。
※上記レジストリが存在しない状態で、ゲインモード自動に設定した場合、
全てのゲインモードを使用して自動切替を行います。
レーザ照射幅の制御における「振れ角大/振れ角中/振れ角小」のいずれかの設
定と、ゲイン設
定における「ゲインオート」設定を組み合わせた状態で読み取りを行うと、バーコードの印字品質
によっては、読み取り性能が低下することがあります。「振れ角大/振れ角中/振れ角小」のいず
れかの設定を使用する場合は、ゲイン設定は「ゲインモード 03」のいずれかに設定して下さい。
また、「ゲインオート」の設定を使用する場合は、レーザ照射幅設定は「振れ角制御なし」に設定
して下さい。