User manual - ソフトウェアマニュアルver.1.10(2012年5月30日)

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パラメータの優先度変更機能
デコーダ学習機能において、読み取りに成功したときに使用したパラメータの使用優先順位を繰り上げま
す。
これにより、同じ傾向のバーコードを連続して読み取る場合の読取レスポンスを向上させることができます。
パラメータの
優先順位はRAM上のメモリに記録されるため、リセットを実行すると初期状態に戻ります。
誤読防止機能
バーコードの読取りを行う際に、デコード容易性を計算してバーコードの品質ランクを取得します。
もし、品質ランクが低い場合、誤読をしている可能性が高いため読取NGと判定します。これにより
、誤読
の発生率を低下させます。
設定機能
デコーダ学習機能の有効/無効を切り替えることができます。レーザースキャナライブラリ、または設定ファ
イルにより指定できます。
コントロールパネルの「スキャナ設定」でも、有効/
効を設定できます。
学習機能を有効にすると、印字品質の悪いバーコードに対する読取性能を向上させることができます。
しかし、読み
取るバーコードによっては、逆に誤読の可能性が高くなる場合があります。
学習機能を使用する場合は、誤読回避のために、以下の設定も併せて行うようにしてください。
- 運用で使用する種類以外のバーコードの読取を、無効に設定
- 運用で使用する桁数以外のバーコードの読取を、無効に設定(読取桁数設定があるコードの場
合)
- チェックデジットを有効に設定(チェックデジット設定があるコードの場合)
学習機能対応バーコード
デコーダ学習機能によって、効果が期待できるバーコードの種類は以下のとおりです。
EAN / JAN / UPC-A / UPC-B
EAN / JAN / UPC-A / UPC-Bアドオン
UPC-E
UPC-Eアドオ
Code39
NW-7
Interleaved 2 of 5
Industrial 2 of 5
Code93
Code128
MSI
IATA