User manual - ソフトウェアマニュアルver.1.10(2012年5月30日)

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デコードウィンドウ機能
エイマーが照射されている位置を中心にデコード範囲を指定する機能です。一枚の帳票に複数のシンボ
ルが印刷されているときに特定のシンボルのみをデコードする場合に有効です。
デコードウィンドウにモード 1、モード 2 を指定した場合は、中心付近のシンボルのみを読み取るように、デ
コード範囲が自動的に決定されます。
デコードウィンドウにユーザー設定を指定した場合は、デコード範囲を座標で指定することができます。
設定 説明 備考
無効 デコードウィンドウ機能は無効
モード 1 中心付近の単一シンボルを読み取るのに使用
モード 2 中心のCompositeコードを読み取るのに使用
ユーザー設定 デコード範囲を座標で指定します
デコードウィンドウを指定してシンボルをスキャンすると、デコードウィンドウにシンボルの一部が含まれた
場合のみ、そのシンボルを読み取ります。下図の場合、シンボルAはデコードウ
ィンドウ内に含まれていな
いため読み取りを行いませんが、シンボルBはシンボルの一部が含まれているため読み取りを行います。
なお、エイマーの照射位置は目安です。シンボルのスキャナの距離や角度などで変わることがあります。
この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。
イメージャライブラリ
IMGGetDecodeWindow
デコードウィンドウ(シンボル読み取り範囲)を取得します。
IMGSetDecodeWindow
デコードウィンドウ(シンボル読み取り範囲)を設定します。