User manual - E-55
4 パームサイズ PC ユーザーズガイド
第 1 部 パームサイズPCを使う
第1部では、パームサイズPCの最も基本的な使い方や、あらかじめ内蔵され
ている各種の標準ソフト の機能、使い方などについて説明します。
第1章 「パームサイズPCの基本操作」
パームサイズPCの概要と、はじめに覚えておくことが必要な最も基本的
な操作方法について説明します。 また、パームサイズPCのカスタマイズ
方法についてもここで説明します。
第2章 「クイックスタート」
パームサイズPCに入力することができるさまざまな種類の情報を、実際
に入力してみます。パームサイズPC ではこんなことができる、というこ
とが、大まかに理解できるようになっています。
第3章 「ボイスレコーダーと手書きメモ」
内蔵の標準ソフトのうち、ボイスレコーダーと手書きメモについて解説し
ます。
第4章 「ポケットアウトルック」
ポケットアウトルックは、パームサイズPC に内蔵されている予定表、連
絡先、仕事、受信トレイの4つのプログラムの総称です。デスクトップ
PCのMicrosoft Outlook(またはMicrosoft Schedule+)との間で同期が可能
なこれらのソフトの使い方について説明します。
第 1 部 パームサイズ PC を使う 5
第 1 章 パームサイズPCの基本操作
パームサイズPCを使えば、ちょっとしたメッセージをさっと録音したり、メ
モを取ったり、様々な個人情報を参照したりすることが、どこでも簡単にで
きます。
ここで説明する操作を実際に行う前に、ハードウェア取扱説明書をお読みに
なり、あらかじめ以下の準備をしておくことが必要です。
• 電池を入れる
• 電源をオンにする
• 画面のコントラストを調節する
パームサイズPCの電源を最初にオンにした際には、セットアップ画面が表示
されます。画面の指示に従って最初のセットアップ作業を終えると、パーム
サイズ PC を使うことができるようになります。
パームサイズPC上のボタンについて
パームサイズPC上で各種の操作を行うためのボタンは、次のイラストのよう
になっています。
プログラム
ボタン
取り消し
ボタン
アクション
コントロール
6 パームサイズ PC ユーザーズガイド
プログラムボタン
内蔵のプログラムをボタン一つで起動します。初期設定では、予定表、連絡
先、CASIO Menu(ランチャー)の各ソフトが割り当てられています。各ボ
タンへのプログラムの割り当ては、自由に変更することができます。
電源オフの状態でプログラムボタンを押すと、プログラムボタンに割り当て
られたソフトを起動して、電源オンすることができます。
NOTE
プログラムボタンを使って電源オフの状態からソフトを起動する
場合は、電源オン時にオーナー情報の表示をしないようにしてお
使いください。
取り消しボタン (○)
デスクトップ PC の ESC キーと同等の働きをします。操作の中止や解除、ひ
とつ前の画面やメニューに戻る操作などを行うのに利用します。
アクションコントロール
アクションコントロールは、ダイヤルの形をしたボタンです。押す操作と、上
下に倒す操作を行うことができます。
「押す」操作 ..................... おもに、PCのENTERキーと同様の働きをします。
例えばメニューの中の選択項目を確定する場合な
どには「押す」操作を行います。
オンラインヘルプ上では<●>で表示されます。
「上下に倒す」操作........... おもに、PC の上下カーソルキーと同等の働きを
します。例えば画面を下にスクロールさせる場合
などには「下に倒す」操作を行います。
オンラインヘルプ上では<↑/↓>で表示されま
す。
カーソルボタン
デスクトップPCの上下・左右カーソルキーと同様の働きをするボタンです。
例えば手書きメモでカーソルの位置を移動する際などに使います。
第 1 部 パームサイズ PC を使う 7
NOTE
各キーは、特定のプログラムの中で、さまざまな使い方ができる
場合があります。例えば、手書きメモでは、取り消しボタンを押
したままスタイラスをドラッグすることで、スペースを入力する
ことができます。こうした各プログラムごとに固有のボタン操作
については、パームサイズ PC のオンラインヘルプに掲載されて
います。オンラインヘルプは、[スタート]ボタンをタップして
[ヘルプ]をタップすることで表示させることができます。
タッチスクリーンの基本操作
タッチスクリーン上では、表示されているボタンやメニューなどをスタイラ
スで「つつく」ことで操作します。PC上のマウス操作の「クリック」、「ダブ
ルクリック」、「ドラッグ」に相当する操作を、パームサイズPC上ではすべて
スタイラスを使って行うことができます。
タップ タッチスクリーンを軽く1回つ
つく操作です。[スタート]メ
ニューなどのメニューを表示さ
せたり、画面上のボタンを押す
ときには、タッチスクリーンを
「タップ」します。
ダブルタップ タッチスクリーンを、2回続け
て軽くつつく操作です。マウス
のダブルクリックの操作に相当
します。
ドラッグ タッチスクリーン上をスタイラ
スを使って「引きずる」操作で
す。画面上のツマミやアイコン
などを移動する際に、この操作
を行います。マウスのドラッグ
操作と同様です。