User manual - E-55
48 パームサイズ PC ユーザーズガイド
⑧[早送り]ボタン。タップすると、録音データの後の方に移動します。
⑨[巻き戻し]ボタン。タップすると、録音データの前の方に移動します。
⑩ 再生に合わせて、このツマミが左から右へ移動します。このツマミをド
ラッグすることで、録音データ上の再生を開始する位置を移動することが
できます。
●ファイルの表示について
画面上には、現在選択されているフォルダ内の録音データファイ
ルが一覧表示されます。ファイルの並び順は、ファイル名や作成
日、ファイルサイズなどによって並べ替えることができます。
フォルダを指定します。すべ
て の フォル ダ の ファイルを 表
示したい 場 合は、<すべ
て
の フォルダ > を 選 択します
。
タップした 項目にこの △マークが 付き、その項目で現在フ
ァイル が ソ ートされていることを 示します 。タップ する た び に
△ / ▽と向きが 切り替わり、△の場合は昇順、▽の場合
は降順ソートとな りま す 。なお、ここに表 示されるファイル
の属性情報は、[ツール]−[オプション]で表 示されるダ
イア ロ グ の[項目]タブ 内 で 指 定します 。
●フォルダの作成/名前変更/削除について
ここで <フォルダ の 編 集
>
を選択すると表示されるダ
イ
アログ上で、フォル ダ の 新 規
作成、既存のフォルダの名
前変更および削除を行う
こ
とができま す。
●録音データのプロパティについて
録音内容は、録音を行った時点では自動的に「録音 1」、「録音 2」
という連番のファイル名が付けられます。このファイル名やファ
イルの保存場所などは、後からファイルのプロパティ画面を使っ
て変更することができます。
第 1 部 パームサイズ PC を使う 49
画面上でファイルを選択し[プロパティ]ボタンを押すと、その
ファイルのプロパティ画面が表示されます。
ここからフォル ダを 指 定して
、
ファイル の場 所を移 動で
き
ます 。
メモリカ ードを 利 用して い
る
場合は、ここでファイル の 場
所をメインメモ リ /メモリカ
ー
ド の 間 で 移 動 できま す。
ファイル 名 を変 更 すること
が
できます 。
●録音形式の設定について
ボイスレコーダーの初期設定では、録音データの容量を小さく押
さえることができる「TrueSpeech」という形式で録音データを保
存します。TrueSpeech は 10 秒の録音で約 10K バイトの容量しか
使わないため、メモリの少ないパームサイズ PC に向いているう
え、人間の声の録音に適しています。ただし高音質ではありませ
んので、より音質の高い録音を行いたい場合は、[ツール]−[録
音形式]を選択すると表示されるダイアログ上で、「PCM」を選
択してください。録音したファイルは拡張子が .wavとなり、デス
クトップPCに転送したときにそのまま再生することができます。
50 パームサイズ PC ユーザーズガイド
また、音質は問わないが長時間録音したいという場合は、「モバイ
ルボイス」を選択してください。同じ容量のメモリで、TrueSpeech
の約 3 倍の時間録音が可能です。
NOTE
• モバイルボイス形式で録音した音声データを、デスクトップ
PC 上で再生するには、あらかじめデスクトップ PC 上に Win-
dows CE サービスをインストールしておくことが必要です。
Windows CEサービスのインストールについては、第6章を参
照してください。
• モバイルボイス形式では、残り録音可能時間が録音時にリアル
タイムに変化しません。
• 録音形式が PCM の場合、属性に「ステレオ」を選択できます
が、ステレオサウンドでの再生はできません。
●録音時の録音場所の設定について
メモリカードを利用しており、録音データをメモリカードに直接
書き込みたい場合は、[ツール]−[オプション]を選択して表示
されるオプションダイアログの[全般]タブ上で「メモリカード
に保存する」にチェックを付けてください。このチェックボック
スは、メモリカードをパームサイズ PC に装着していないと
チェックすることはできません。
●本体メモリの設定について
本体メモリを使って録音する場合は、録音によってメモリ(デー
タ記憶領域)不足にならないように、メモリ管理に注意する必要
があります。特に、録音中に「メモリが不足しています」という
メッセージが表示される場合には、必ず次の操作を実行してデー
タ記憶用メモリを確保してください。
[スタート]−[設定]−[システム]で表示されるシステムのプ
ロパティの[メモリ]タブで、データ記憶用メモリを多めに取っ
てください。
第 1 部 パームサイズ PC を使う 51
メモリが全体的に不足している場合は、メモリカードを利用する
ことをお勧めします。
手書きメモ
手書きメモを使うと、画面上のキーボードを使ってタイプした文字や手書き
認識機能を使って変換した文字の入力だけでなく、手書きした文字や図形を
そのまま入力することができます。画面上に直接描いた図形を後から編集す
ることもできます。
手書きメモを使うには、[スタート]→[手書きメモ]の順で画面をタップし
ます。
新規のメモを作成するには
[新規] ボタンをタップすれば新規のメモを作成できますし、[新規] の矢印
をタップして、あらかじめ書式や入力項目が設定されているテンプレートを
利用することもできます。
手書きメモに文字を入力するには
手書きメモを使えば、自分にとっていちばん簡単な方法で情報を入力できま
す。入力パネルからキーボードを使ってタイプすることも、手書き文字を
使って書くこともできるのは、第 1 章で述べたとおりです。また、画面にじ
かに文字や絵を書くこともできます。