User manual - E-55
120 パームサイズ PC ユーザーズガイド
• 双方の距離が 30cm 以内になるようにしてください。
2. 送信側で、送信したいプログラムを起動し、送信したいアイテムを選
択した上で、[ファイル]−[送る]−[赤外線の受信先]をタップ
します。
3. 受信側では送信側と同じプログラムを起動して[ファイル]−[受
信]をタップします。
• データの転送が開始されます。転送中は、画面に転送中の表示が出
ます。転送が完了すると、画面上の表示と音で知らせます。
第 3 部 補足情報 121
第 3 部 補足情報
第3部では各種の補足情報を提供します。
ヒントとトラブ ルシューティング
使用上のヒント
ここでは、バッテリを長持ちさせるための注意点やコツ、また、パームサイ
ズ PC 上のデータの保護についてのヒントを示します。
バッテリを長持ちさせるには
パームサイズPCは持ち歩いて利用するための製品ですので、バッテリ寿命は
非常に重要な問題です。バッテリ寿命は、使い方によってすぐに尽きること
もあれば、長持ちさせることもできます。バッテリをより長持ちさせるため
には、次のような点に留意してください。
●できるだけACアダプタを使う
可能な場合は、できるだけ AC アダプタを接続してパームサイズ
PCを利用してください。特に次のような場合にはバッテリが消耗
しやすくなりますので、ACアダプタでのご利用をお勧めします。
• ダイヤルアップ接続を行う場合
• バックライトを点灯させる場合
• デスクトップ PC に接続する場合
• コンパクトフラッシュカードや、その他の外部機器を利用する場合
122 パームサイズ PC ユーザーズガイド
●自動で電源オフするまでの時間を短めに設定する
初期設定では、バッテリ使用時の自動電源オフの時間(パームサ
イズ PC の操作を行わなかった場合に自動的に電源が切れるまで
の時間)は、3 分に設定されています。[スタート]−[設定]−
[パワーマネジメント]をタップして表示される画面で[電源オ
フ]タブをタップし、バッテリ使用時の電源オフ時間をより短く
設定することで、バッテリ寿命をのばすことができます。
●不要なサウンド設定をオフにする
初期設定では、いくつかのイベント(例えばデスクトップ PC と
の接続時など)に応じてパームサイズ PC から特定の音が鳴るよ
うに設定されています。音を出す必要がないと思われるイベント
については、音が鳴らないように設定しておくと良いでしょう。
[スタート]−[設定]−[ボリューム&サウンド]をタップして
表示される画面で[サウンド]タブをタップし、不要と思われる
サウンド設定を削除してください。
●バッテリ警告が出たら、すぐにバッテリを交換する
タスクトレイにメインバッテリ消耗警告(
)が表示された場合
は、できるだけ早くメインバッテリの交換を行ってください。メ
インバッテリが消耗したままの状態で使い続けると、バックアッ
プバッテリが急激に消耗してしまいます。また、バックアップ
バッテリ消耗警告(
)が表示された場合は、できるだけ早く
バックアップバッテリを交換してください。データのロスを防ぐ
ためにも、常にバッテリ警告に注意してください。
なお、タスクトレイ上のバッテリアイコンについて詳しくは、「タ
スクトレイアイコン一覧」を参照してください。
第 3 部 補足情報 123
重要なデータを守るには
「データを守る」というときには、2 つの意味があります。ひとつは個人情報
を他人に不用意に見られないようにデータを守ること。もうひとつは、パー
ムサイズPCの故障や紛失などでデータがなくなってしまわないように、デー
タを守ることです。次の各項にご留意ください。
●パスワードを設定する
パームサイズ PC 上のデータを他人に勝手に見られたりしないよ
うに、パスワードを設定すると良いでしょう。[スタート]−[設
定]−[パスワード]をタップして表示される画面上でパスワー
ドを入力し、「起動時にパスワードを入力する」にチェックを付け
ておきます。次回からは、電源を入れるたびに、Windows CE へ
のアクセスのためにパスワードの入力が必要となります。
ご注意
設定したパスワードを決して忘れないようにしてください。パス
ワードを忘れてしまうと、フルリセットをする以外に再びパーム
サイズ PC を利用する方法はありません。フルリセットをすると
パスワードのデータが削除されますが、同時にパームサイズ PC
上のすべてのデータが失われてしまいます。
●データのバックアップを作成する
万一パームサイズ PC が故障したり、誤った操作でデータを削除
してしまったような場合でも、デスクトップ PC 上にデータの
バックアップを作成しておけば安心です。Windows CE サービス
のバックアップ機能を使って、定期的にパームサイズ PC 上の全
データのバックアップを作成しておくことをお勧めします。デー
タのバックアップについては、第7章を参照してください。
また、「カードバックアップツール」をインストールして使うと、
コンパクトフラッシュカードに簡単にバックアップを作成するこ
とができます。