User manual - E-700

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5

プログラム名の後に《CD-ROM》と付いているものは、本機に付属の CASSIO-
PEIA CD-ROMに入っています。これらのプログラムの利用については、以下の
「プログラムの追加について」をご覧ください。
プログラム名の後に《PC》と付いているものは、パソコン上で動作するプログラ
ムです。本機用のプログラムではありませんので、ご注意ください。

本機は OS として Microsoft Windows CE が搭載されており、この OS に対応し
たプログラムを追加インストールして利用することができます。例えば、本機に付属
CASSIOPEIA CD-ROMに含まれている各種のプログラムが追加可能です。プロ
グラムを追加するには、本機にパソコンを接続する必要があります。
本機とパソコンの接続については、19 ページの「パソコンとの接続」をご覧
ください。
本機にプログラムを追加インストールするためには、本機と接続するパソコン
ActiveSync をインストールする必要があります。ActiveSync のインス
トール方法については、ActiveSync CD-ROMに付属の冊子をご覧ください。
また、ActiveSyncの使い方については、ActiveSyncのオンラインヘルプを
ご覧ください。
市販プログラムなどのサポートは、カシオサポートセンターでは行っておりま
せんので、あらかじめご了承ください。
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5-2 Pocket Word
「Pocket Word」を使うと、タイプ打ちした文字やスタイラスによる描画、および
音声を、ひとつのファイルの中に混在した形で保存しておくことができます。文字や
描画に対してさまざまな書式を加えることができるほか、検索/置換などの機能も備
えています。また、パソコン上の Word ファイルやテキストファイルを本機に転送
して Pocket Word で開いたり、逆に Pocket Word で作成したファイルをパソコ
ンに転送して Word で開くことができます。

本節では、Pocket Word の使い方の基本的な部分のみを説明します。Pocket
Word の各種操作について詳しくは、ヘルプをご覧ください。
Pocket Word から開くことが可能なのは、本機のメインメモリ上の「My
Documents」ダ内のファイル、およびメモリカード上の「My
Documents」フォルダ内のファイルです。「My Documents」フォルダ外に置
いてあるファイルは、リスト画面に表示されず、開くことはできません。 57ペー
ジの「メモリカード上のファイルの利用について」もご覧ください。

[プログラム][Pocket Word]をタップして Pocket Word を起動する
と、はじめに以下のようなファイルリスト画面が表示されます。この画面では、ファ
イル名の変更やファイルの複製、削除などの操作を行うことができます。
ファイルリストに表示されているファイルを開くには、そのファイル名をタッ
プしてください。
新規のファイルを作成するには、[新規]をタップしてください。

はじめて Pocket Word を起動したときや、Pocket Word の文書が一つもない場
合は、Pocket Word を起動するとすぐに新規ファイルの画面が表示されます。
画面上のファイルのリ
スト表示順を「名前」
「サイズ」などから選択
することができます。
タップしたまま押さえ
るとポップアップメ
ニューが表示され、
データに対する操作を
行うことができます。
タップすると、その
ファイルが開きます。
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5
 
Pocket Word には以下の 4 つのモードがあります。ひとつの文書の中で、これら
のモードを切り替えながら、入力を行うことができます。
文字入力モード ... 入力パネルを使って文字を入力/編集するモードです。ボールド
やイタリック、文字色、箇条書きなどの書式が利用できます。
手書きモード ....... 画面上の罫線に沿って、スタイラスで文字などを手書きするため
のモードです。すばやくメモを取るときなどに便利です。入力パ
ネルから入力した文字のように後から編集したり、線の太さや色
などの書式を変更することもできます。
描画モード ........... スタイラスを使って、自由に図形を描画するためのモードです。
描画時の線の色、太さ、塗りつぶしの色を指定できるほか、描画
後にこれらの指定を変更したり、移動、変形などを行うこともで
きます。
録音モード ........... 文書の中に音声を差し挟むことができます。

[表示]→[入力]をタップすると、「文字入力モード」に切り替わります。このモー
ドでは、入力パネルを使って文字を入力することができます。以下の画面例のよう
に、さまざまな書式を文字に付加しながら、文書を作成することが可能です。
選択されている文字上で
タップしたまま押さえる
とポップアップメニュー
が表示され、選択中の文
字に対する編集を行うこ
とができます。
ツールバーの表示/非表
示を切り替えます。
ツールバー
入力する文字の書式を設
定することができます。
上記の4 つのモードを切
り替えるには、[表示]
ニューを使います。
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
[表示]→[手書き]をタップすると、「手書きモード」に切り替わります。手書きモー
ドでは、スタイラスを使って直接画面上に文字を手書きすることができます。
手書きモードに切り替えた際には、まずペンボタンが選択された状態になります。
ペンボタンをタップするごとに、「ペン」モード ...ペンボタンが枠囲いの状態)
「選択」モード
... ペンボタンの枠囲いがない状態)の間で状態が切り替わ
ります。「ペン」モードでは、スタイラスを使って画面上に手書きができます。「選
択」モードでは、ペンをドラッグして、手書き済みの文字を選択することができま
す(選択範囲は反転表示になります)
選択範囲の文字に対しては、ツールバーの各ボタンを使って書式を変更することが
可能です。例えば、手書きした文字が選択された状態で
(蛍光ペンボタン)
タップすると、選択範囲を蛍光ペンでマークしたようになります。
スペースボタンをタップして選択
...スペースボタンが枠囲いの状態)すると、
画面上をドラッグしてスペース(空白)の挿入や削除を行うことができます。ド
ラッグすると画面上に矢印が表示されるので、矢印を見ながらスペースを入れる方
向と、どのくらいスペースを作るかを確認することができます。

手書きモードで3本以上の罫線にまたがって手書きすると「描画」として認識され、
破線で描画の境界線が表示されます。描画として認識された図形は、描画モードで編
集することができます。
スペースボタン
ペンボタン
スペースボタンをタップ
して選択すると、画面上
をドラッグして手書きし
た文字の間に空白を挿入
できます。
蛍光ペンボタン