User manual - File 1
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■ヒストグラム表示
本機では、ヒストグラムを表示させることにより、露出(光の量
や明るさ)をチェックしながら撮影することができます。PLAY
モードでは、撮影された画像のヒストグラムを見ることができま
す。
• ヒストグラム(輝度成分分布表)とは、画像の明るさのレベルを
ピクセル数によりグラフ化したものです。縦軸がピクセル数、
横軸が明るさを表します。ヒストグラムを見ると、補正するた
めに充分な画像のディテールが画像のシャドウ(左側)、中間調
(中央部分)、ハイライト(右側)に含まれているかどうかを確認
することができます。もしもヒストグラムが片寄っていた場合
は、EVシフト(露出補正)を行うと、ヒストグラムを左右に移動
させることができます。なるべくグラフが中央に寄るように補
正をすることによって、適正露出に近づけることができます。
• ヒストグラムが左の方に寄ってい
る場合は、暗いピクセルが多いこ
とを示しています。
全体的に暗い画像はこのようなヒ
ストグラムになります。また、あ
まり左に寄り過ぎていると、黒つ
ぶれを起こしている可能性もあり
ます。
• ヒストグラムが右の方に寄ってい
る場合は、明るいピクセルが多い
ことを示しています。
全体的に明るい画像はこのような
ヒストグラムになります。また、
あまり右に寄り過ぎていると、白
飛びを起こしている可能性もあり
ます。
• ヒストグラムが中央に寄っている
場合、明るいピクセルから暗いピ
クセルまで適度に分布しているこ
とを示しています。
全体的に適度な明るさの画像はこ
のようなヒストグラムになりま
す。
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重要!
• 前記のヒストグラムはあくまでも例であり、被写体に
よってはヒストグラムの形が例のようにならない場合も
あります。
• 撮影したい画像を意図的に露出オーバーやアンダーにす
る場合もあるので、必ずしも中央に寄ったヒストグラム
が適正となる訳ではありません。
• 露出補正には限界がありますので、調整しきれない場合
があります。
• フラッシュ撮影による撮影など、撮影したときの状況に
よっては、ヒストグラムによりチェックした露出とは異
なる露出で撮影される場合があります。
ランプについて
ランプの色や点灯、点滅によってカメラの動作状況を知ることが
できます。詳しくは「ランプの状態と動作内容」(186ページ)を
ご覧ください。
【動作確認用ランプ】
【セルフタイマーランプ】
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ストラップを取り付ける
ストラップは、図のように【ストラップリング】に取り付けます。
重要!
• 本機操作時は落下を防止するため、必ずストラップに手
首を通し、ストラップ留めで手首から容易にはずれない
状態で使用してください。
• 付属のストラップは本機専用です。他の用途に使用しな
いでください。
• ストラップを持って本機を振り回さないでください。
電源について
本機は下記のいずれかの電源が利用できます。
• 電池
専用リチウムイオン充電池NP-40:1個
電池は、最初充電されておりません。「急速充電器の使い
かた」に従って充電してください。
• 家庭用電源
ACアダプター:AD-C40(別売)
急速充電器の使いかた
この充電器で専用リチウムイオン充電池(NP-40)を充電できま
す。
■急速充電器の各部の名称
+
、
-
接点
【CHARGEランプ】
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■電池の入れかた
電池と充電器の極性を合わせて入れてください。向きが違ってい
ると充電できません。
■充電式電池を充電する
1.
電池と充電器の極性を合わせ、電池を充電器にセットし
ます。
2.
充電器のプラグを起こし、家庭用コンセントに接続しま
す。
• 充電器の【CHARGEランプ】が赤色に点灯し、充電を開始
します。
• 約2時間
※
でフル充電されます。
※ 充電時間は、電池の容量や残量、使用環境によって若干変
化します。
【CHARGEランプ】
【電源プラグ】
+
-
T