User manual - File 2
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撮影する(応用編)
露出を固定して撮影する(AEロック撮影)
Mモード(マニュアル露出)以外の露出モードの撮影では、
【シャッター】を半押しすると露出は固定されますが、それとは独
立して露出を固定することができます。
下記のような条件下であらかじめ露出を固定した後、構図を決め
たり、ピントを合わせたいときに使用します。
− 露出を合わせたい被写体とオートフォーカスを使ってピン
トを合わせたい被写体が一致しないとき
− フラッシュ撮影時、フラッシュを発光する前の露出で撮影
したいとき(シンクロ撮影)
1.
RECモードにして、露出を合わせたい被写体にカメラを
向けます。
2.
【AE-L】を押します。
• 露出(絞り値とシャッター
速度)が固定され、【液晶
モニター】に“AE-L”と表
示されます。
BKT
AE-L
AE-L
• 【AE-L】を再度押すか、
モードを切り替えたり電
源を切ると、露出固定は
解除されます。
3.
撮影します。
• 撮影が終了すると、露出固定は自動的に解除されます。
重要!
• 露出固定をやり直したいときは、【AE-L】を押して露出
固定をいったん解除した後、再度【AE-L】を押してくだ
さい。
• 連写撮影中は、露出固定された状態で連続撮影します。
• ムービー撮影開始前、およびムービー撮影中でも、露出
固定/解除ができます(89ページ)。
• 撮影する被写体と大幅に異なる輝度の構図でAEロック
させた場合には、オートフォーカスが正しく動作しない
場合があります。
•【AE-L】を押し続けることでも、同様の使い方ができま
す。
AE-L
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撮影する(応用編)
連続して撮影する(連写モード)
【シャッター】を押すたびに1枚だけ撮影する1枚撮影モードと異
なり、【シャッター】を押し続けている間、連続撮影ができます。
本機では、次の3つの連写ができます。
• 通常連写モード
【シャッター】を押し続けている間、連続撮影することができま
す。
• 高速連写モード
【シャッター】を押し続けている間、約3枚/秒で最大6枚まで
連続撮影することができます。通常撮影よりも高速な連写が可
能です。
• マルチ連写モード
【シャッター】を1回押すと、高速連写した25コマの画像を、1
枚の画像にまとめます。
連続して撮影する(通常連写)
【シャッター】を押し続けている間、連続撮影ができます。
• 撮影速度:撮影速度は、設定されている画像サイズや画質に
よって変わります。
• 撮影枚数:そのとき撮影できる最大の枚数
1.
RE C モードにして【
BKT】を押します。
2.
【】【】で“ ”を選び、【SET】を押します。
• 【液晶モニター】に“ ”が表示されます。
3.
【シャッター】を押して撮影します。
• 【シャッター】を押している間、連続撮影します。
【シャッター】から指を離すと、撮影は終了します。
参考
•【 BKT】を押し続けた状態で【】【】により連写
モードを選んだ後、【
BKT】から指を離しても、連
写モードを設定することができます。
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撮影する(応用編)
高速で連続して撮影する(高速連写)
通常の連写より高速で連続撮影ができます。
• 撮影速度:約3枚/秒(ただし、シャッター速度が遅くなると、
撮影間隔は長くなります)
• 撮影枚数:最大6枚
1.
RECモードにして【 BKT】を押します。
2.
【】【】で“
H
”を選び、【SET】を押します。
• 【液晶モニター】に“ ”が表示されます。
3.
【シャッター】を押して撮影します。
• 【シャッター】を押している間、連続撮影します。
【シャッター】から指を離すと、撮影は終了します。
重要!
• 撮影中は【液晶モニター】には撮影した画像は表示されま
せん。
25コマを1枚の画像にまとめる(マルチ連写)
高速連写した25コマの画像を、
1枚の画像に合成することができ
ます。
1.
RECモードにして【 BKT】を押します。
2.
【】【】で“ ”を選び、【SET】を押します。
• 【液晶モニター】に“ ”が表示されます。
3.
【シャッター】を1回押して撮影します。
• 25コマの撮影が終了すると、1枚の画像に合成してメモ
リーに保存されます。
重要!
• マルチ連写では、撮影する際に【シャッター】を押し続け
る必要はありません。
• 合成された画像のサイズは1600×1200Pixelsとな
ります。
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撮影する(応用編)
連写時のご注意
• 次のような場合は、連写はできません。
− 撮影画質をTIFF形式(非圧縮)に設定しているとき(58ペー
ジ)
− シャッター速度を“BULB”に設定しているとき(69、70
ページ)
− ベストショットモードの花火シーンで撮影しているとき(マ
ルチ連写時のみ)(84ページ)
− カップリングショット/プリショット撮影しているとき
(87、88ページ)
• 連写では、フラッシュは発光禁止となります。
• 通常連写では、セルフタイマーは使用できません。また、高速
連写/マルチ連写では、トリプルセルフタイマーは使用できま
せん。(56ページ)。
• マルチ連写では、シャッター速度を1/15秒より遅くすること
はできません。
• 連写では、露出/フォーカス位置は1枚目を撮影した際に固定
されますので、2枚目以降は1枚目と同じ露出/フォーカス位
置で撮影されます。
• 連写中にメモリーの残り容量が足りなくなった場合、連写は途
中で終了します。
• シャッター速度を遅く設定していると、連写の撮影間隔は長く
なります。