User manual - File 3
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撮影する(応用編)
• カードリモコンのシャッターボタンでは、カメラ本体の
【シャッター】半押し操作はできません。シャッターボタ
ンを押すと、ピントを合わせた後、すぐに撮影します。
• カードリモコンを使用して通常連写/高速連写を行う場
合は、リモコンのシャッターボタンを押し続けてくださ
い。
• リモコン信号の受信状態が悪くなったり、リモコンの電
池が消耗してくると、連写やオートブラケティング撮影
が途中で終了してしまうことがあります。
• カードリモコンを使用してバルブ撮影を行う場合は、リ
モコンのシャッターボタンを1回押すと露光を開始し、
もう1回押すと露光を終了します(カメラ本体でバルブ
撮影を行う場合は【シャッター】を押し続けている間、露
光を続けます)。カメラ本体とリモコンでは操作の仕方
が異なりますので、ご注意ください。
• コンバージョンレンズ装着時は、カメラ前面の【リモコ
ン受光部】をコンバージョンレンズが覆ってしまうの
で、リモコンをカメラ側面の【リモコン受光部】に向けて
操作してください(107ページ)。
外部フラッシュを接続して撮影する
本機は市販の外部フラッシュを接続することができます。内蔵フ
ラッシュより大きなガイドナンバー(明るい)のフラッシュを使用
することにより、内蔵フラッシュの届かない遠くの被写体を照ら
すことができます。
内蔵フラッシュのガイドナンバー:8(ISO 100/m)
使用できる外部フラッシュの条件
下記の条件を備えた市販のフラッシュを使用することができます。
−調光機能(AUTO機能)付き。
− 閃光時間が1/1000秒より短いもの。
− 照射角度が35mmフィルム換算で焦点距離33mmのレンズ
をカバーするもの(ワイドコンバーター非装着時)。
重要!
• 閃光時間の長いものはフラッシュの性能が充分に発揮で
きない場合があります(リングフラッシュなど)。
• フラッシュによっては、デジタルカメラ本体と同等の絞
り値とISO 感度に設定できない場合があります。この
場合は設定値を近い値に設定し、外部フラッシュやデジ
タルカメラの絞りを調整し、試し撮りをして、適正な明
るさになるように設定値を選択してください。
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撮影する(応用編)
外部フラッシュの接続
重要!
• 外部フラッシュの取り付け、取り外しの際には、必ず外
部フラッシュの電源とデジタルカメラの電源は切ってく
ださい。フラッシュが誤発光することがあります。
1.
シンクロコードを【外部フラッシュシンクロ端子】に接続
します。
• デジタルカメラに外部フラッシュを取り付ける場合は、市
販の三脚穴に固定可能なグリップ付きブラケットをお買い
求めください。
【外部フラッシュ
シンクロ端子】
シンクロコード
外部フラッシュ
2.
カメラの電源を入れ、カメラを次のように設定します。
露出モード:Mモード(マニュアル露出)
シャッター速度は1/60秒程度、絞りは用途に合わせて設
定してください。
• フラッシュの光が届かない部分をできるだけ明るく撮影
したい場合は、デジタルカメラの絞りを開放(F2.8)に
設定してください。
ホワイトバランス:
(太陽光)
フラッシュモード:
(発光禁止)
3.
外部フラッシュの電源を入れ、外部フラッシュ側の設定
を、デジタルカメラで設定した絞り(F)値(70ページ)と
デジタルカメラの感度(ISO50相当)に近い値に合わせま
す。
• 外部フラッシュのオート絞り(F)値やISO感度を本機の条
件に近い設定をしても、撮影条件によっては適正な露出に
ならない場合があります。このような場合は外部フラッ
シュ側のオート絞り(F)値かISO感度の値などを調整して
ください。または、デジタルカメラの絞りを調整してくだ
さい。
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撮影する(応用編)
重要!
• 外部フラッシュは【外部フラッシュシンクロ端子】に接続
していると強制的に発光します。フラッシュを使用しな
いときは、シンクロコードを本機からはずすか、外部フ
ラッシュの電源スイッチを切ってください。
• 外部フラッシュの発光量は外部フラッシュ側で決定され
ます。デジタルカメラでは調整できません。撮影後【液
晶モニター】で確認した露出が思わしくない場合は、外
部フラッシュやデジタルカメラの設定値を調節して、撮
影し直してください。
• 近距離での撮影では露出がオーバーになる場合がありま
す。外部フラッシュの絞りやISO感度を調整するか、デ
ジタルカメラの絞りやISO感度を調整するか、または内
蔵フラッシュで撮影してください。
• フラッシュモードが
(発光禁止)以外に設定されてい
るときは内蔵フラッシュも発光します。
• デジタルカメラの表示している絞り(F)値は、光学ズー
ムがワイド端(1倍)のときの値です。望遠側にするとレ
ンズは多少暗くなります。光学ズーム使用時は必要に応
じて外部フラッシュの絞りやISO感度を調整するか、デ
ジタルカメラの絞りを調整してください。
• ズームフラッシュを使用する場合、フラッシュの照射角
度は焦点距離33mm以下に設定することをおすすめし
ます。
コンバージョンレンズ/クローズアップレン
ズやフィルターを取り付けて撮影する
本機は別売のコンバージョンレンズアダプター(LU-60A)にセッ
トされているテレコンバーターアダプターまたはワイドコンバー
ターアダプターを取り付けることにより、推奨のコンバージョン
レンズ/クローズアップレンズや市販のフィルターを使用して撮
影することができます。
• 推奨のコンバージョンレンズ/クローズアップレンズは、次の
キヤノン(株)製の製品のみとなります。
●望遠撮影用
焦点距離:デジタルカメラ本体の焦点距離の1.5倍
テレコンバーター前面から被写体までの距離が1m∼∞の撮影
が可能(ズームをテレ側にして使用した場合)。
キヤノン(株)製テレコンバーター TC-DC58
テレコンバーター
(TC-DC58)
テレコンバーターアダプター
(TELE CONVERTER ADAPTOR)
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撮影する(応用編)
●広角撮影用
焦点距離:デジタルカメラ本体の焦点距離の0.7倍
キヤノン(株)製ワイドコンバーター WC-DC58N
●マクロ撮影用
マクロモードにて、クローズアップレンズ前面から被写体まで
の距離が6cm∼25.1cmの撮影が可能(ズームをワイド端にし
て使用した場合)。
キヤノン(株)製クローズアップレンズ 250D(58mm)
ワイドコンバーター
(WC-DC58N)
ワイドコンバーターアダプター
(WIDE CONVERTER ADAPTOR)
コンバージョンレンズ/クローズアップレンズを
取り付ける
コンバージョンレンズを取り付けることにより、さらなる望遠撮
影や広角撮影ができます。また、クローズアップレンズを取り付
けることにより、より近接のマクロ撮影ができます。
1.
電源を切り、カメラ本体のレンズ周辺部に取り付けられ
ているレンズリングを取り外します。
2.
別売のテレコンバーターアダプターまたはワイドコン
バーターアダプターのいずれかを取り付けます。
3.
コンバージョンレンズまたはクローズアップレンズを取
り付けます。
重要!
• コンバージョンレンズ/クローズアップレンズを取り付
けると、本機の【位相差センサー】がケラレ(光線がさえ
ぎられることによる黒い影)の影響で正しく動作しない
場合がありますので、撮影する前に「オートフォーカス
方式(AF方式)を変える」(95ページ)を参照して、オー
トフォーカス方式(AF方式)を必ず
“
コントラスト”に設
定してください。
クローズアップレンズ
(250D)
テレコンバーター
(TELE CONVERTER ADAPTOR)