撮影前の準備をする 充電式電池を充電する 2. 電池を入れる 電池のEXILIMのロゴのある面を上(液晶モニター側) にし て、電池の側面でストッパーを矢印の方向にずらしながら 電池を入れます。ストッパーが電池にかかるまでしっかり 押し込んでください。 本機は、 当社の専用リチウムイオン充電池(NP-40) を電源とし て使用します。 ᛵ • NP-40以外の電池は使用できません。 電池を入れる 1. 電池カバーを開ける 電池カバーを押しながら矢印の方向にスライドさせます。 電池 3.
3. 充電する 1. USBクレードルを家庭用コンセントに接続する USBクレードル ACアダプター 図のようにカメラの液晶モニターを手前に向けて、カメ ラをUSBクレードルにセットする 【CHARGE】ランプが赤色に点灯し、 充電が始まります。 • 約3時間でフル充電されます。充電時間は、 電池の容量や 残量、使用環境によって異なります。 クレードル接続端子 【DC IN 5.3V】 確実に押し込む 【CHARGE】ランプ カメラ接続端子 電源コード 充電が完了すると 2.
【CHARGE】ランプが赤色に点滅したときは カメラや電池の不良、 電池のセット不良を示しています。 電池をカメラから取り出し、 カメラとの接点部の汚れを調べて ください。 汚れていたら、乾いた布で拭き、 カメラに入れ直して ください。 ACアダプターや電源コードがコンセント、USBク レードルからはずれかけていないかも確認し、 もう一度カメラ をUSBクレードルにセットしてください。 上記の処置をしてもエラーが起こる場合は、電池の不良が考え られます。 カシオテクノ修理相談窓口にお問い合わせください。 ᛵ • 専用リチウムイオン充電池(NP-40) は、必ず付属のUSBク レードルまたは別売の専用充電器(BC-30L)を使って充電 してください。他の充電器では充電できません。 思わぬ事故 につながる可能性があります。 • 必ず付属のACアダプターをお使いください。それ以外の ACアダプターは使用しないでください(別売のAD-C30、 AD-C40、 AD-C620J、AD-C630Jは使用できません) 。 ■ 電池寿命と撮影可能枚数について 詳しくは200ページをご覧ください。 C ■ 電池を長持
電池を交換する 電池に関するご注意 1. 電池カバーを開く ■ 使用上のご注意 2. 電池を取り出す • 寒い場所では、 電池の特性上、充分に充電されていても、 使用 時間が短くなります。 • 10℃~35℃の温度範囲で充電してください。 範囲外の温度で 充電すると、 充電時間が長くなったり、充分な充電ができない ことがあります。 • 充電直後でも電池の使用時間が大幅に短くなった場合は、 電 池の寿命と思われますので、 新しいものをお買い求めくださ い。 1図のように液晶モニターを上に向けた状態で、ストッ パーを矢印方向へずらす 2そのままの状態で、出てきた電池を引き抜く ■ 保管上のご注意 ストッパー 3.
海外で使うときは 以下のことにご注意ください。 • 付属のACアダプターはAC100V~240V、 50/60Hzの電源に 対応していますが、使用する国によってプラグ形状等が各国、 各地域で様々なため、あらかじめ旅行代理店などにお問い合 わせください。 • ACアダプターの電源に、電圧変換器等はご使用にならないで ください。故障の原因となります。 ■ 予備の電池について 旅先で電池が切れて撮影ができなくなってしまうことを防ぐた め、 フルに充電した予備の電池(NP-40) をお持ちになることを おすすめします。 • 電池はお買い求めの販売店またはカシオ・オンラインショッ ピングサイト (e-カシオ) でご購入ください。 e-カシオ: http://www.e-casio.co.
ᛵ • 【ON/OFF】または 【 (撮影)で電源を入れるとレンズが 】 出てきます。その際にレンズを押さえたりぶつけたりしな いようにしてください。レンズを手で押さえ込んでレンズ の動きを妨げると、故障の原因になります。 Վᐎ • 撮影モードのときに【 (再生)を押すと再生モードに切 】 り替わり、約10秒後にレンズが収納されます。 • オートパワーオフ機能(31ページ)により、 一定時間操作し ないと、自動的に電源が切れます。 この場合は、電源を入れ 直してください。 ■ 電源を切る 【ON/OFF】 (電源) を押します。 Վᐎ •【 】 (撮影) や【 (再生)を押しても電源が入らないよ 】 うにすることができます。また、 【 (撮影)や 】 【 (再 】 生)でも電源が切れるようにすることもできます (145ペー ジ)。 30 撮影前の準備をする お買い上げ後、最初に電源を入れたときは 画面に表示されるメッセージなどの言語および日時を設定 する画面が表示されます。 「メッセージの言語を選び、日付と 時刻を合わせる」をご覧になって正しく設定してください (10ページ) 。 ᛵ •
4.
メモリーカードを使う 撮影した画像は、 メモリーカードに保存することができます。 市 販のメモリーカードをご用意ください。 本機はメモリーを内蔵し ており、 この内蔵メモリーだけでも数枚程度の静止画や短い動画 の撮影はできます。 テスト用や緊急用などにご利用ください。 Վᐎ • 内蔵メモリーとメモリーカード間で画像をコピーすること もできます(136ページ)。 • 次の情報は、内蔵メモリーに記録されます。 メモリーカード にコピーすることはできません。 – 顔認識でファミリー登録した内容 – ベストショットモードのカスタム登録情報 – お気に入りフォルダの情報 – 各種設定を記憶させているモードメモリの情報 – 起動画面の画像 使用できるメモリーカード 本機では次のメモリーカードが使用 できます。 SDメモリーカード SDHCメモリーカード MMC(マルチメディアカード) MMCplus(マルチメディアカードプ ラス) • メモリーカードは当社で動作確 認されたメモリーカードをおす すめします。 動作確認を行ったメ モリーカードについては、 カシオ デジタルカメラオフィシャル Webサイト (http:/
ᛵ • メモリーカードを使う際はメモリーカードの取扱説明書も あわせてお読みください。 • カードの種類によって処理速度が遅くなる場合がありま す。特に高品位 (UHQ、UHQワイド、 HQ、 HQワイド) の動画 は正常に記録できない場合があります。また、 使用するメモ リーカードによっては、記録時間がかかるため、 コマ落ちす る場合があります。このとき、 “ ”と “ ”が点滅しま す。メモリーカードは、 最大転送速度が10MB/s以上のメモ リーカードの使用をおすすめします。 • SDメモリーカードまたはSDHCメモリーカードには、 書き 込み禁止スイッチがあります。誤って消去する不安がある ときは使用してください。ただし、 撮影・フォーマット・消去 時は解除しないと各操作が実行できません。 • 静電気、電気的ノイズ等により記録したデータが消失また は破壊することがありますので、大切なデータは別のメ ディア(CD-R、 CD-RW、 MOディスク、 ハードディスクな ど)にバックアップして控えをとることをおすすめします。 メモリーカードを入れる ᛵ • メモリーカードの抜き差しは、 電源を切った状
3. 電池カバーを閉める 電池カバーを閉じ、 本体に押しつけながら、 スライドして閉 めます。 メモリーカードを交換する 1. メモリーカードを取り出す メモリーカードを押すと、カードが少し出てきます。 手で引 き抜いてください。 2.
ᛵ • メモリーカードをフォーマットすると、 消去されたデータを 元に戻すことはできません。フォーマットする前に、 本当に フォーマットしてもよいかどうかをよく確かめてください。 • ファイルデータにメモリープロテクト(134ページ) をかけ ていても、メモリーカードをフォーマットすると、 すべての データが消去されます。 • メモリーカードは必ずカメラでフォーマットしてくださ い。パソコンでフォーマットすると処理速度が著しく遅く なります。またSDメモリーカードまたはSDHCメモリー カードの場合、SD規格非準拠となり、 互換性・性能等で問題 が生じる場合があります。 1. フォーマットしたいメモリーカードをカメラに入れる 2. 電源を入れ、 【MENU】 を押す 3.
以下に、撮影モードでのメニューの操作のしかたを示します。 メニュー操作を覚える 本機では、 メニューを操作していろいろな設定を行います。ま ず、 この操作を覚えてください。 • メニューの内容については、 「メニュー一覧表」 (184ページ) をご覧ください。 • メニュー画面で設定できる機能の一部は、 操作パネル(38 ページ)からも設定できます。両方で設定できる機能につい て、本書では操作パネルからの操作方法を記載しています。 メニュー画面の例 2. 【W】 【X】 で設定したい項目のあるタブを選ぶ ここでは、 “撮影設定”タブを選んでください。 3. 【S】 【T】で設定したい項目 を選び、 【X】を押す 例: “フォーカス方式”を選ん で 【X】 を押したとき 4. 【S】 【T】で設定したい内容を選ぶ 5.
液晶モニターの表示内容を切り替える 表示メニューという画面で、 液晶モニターの表示内容をお好み に合わせて設定することができます。 • 表示メニューの内容については、 「表示メニュー一覧」 (187 ページ)をご覧ください。 表示メニュー画面の例 • メニューの内容は、撮影モード と再生モードで異なります。 こ の画面は、撮影モードでの表示 メニューです。 メニュー画面で使うボタン 【W】 【X】 以下に、撮影モードでの表示メニューの操作のしかたを示しま す。 1. 撮影モードにして 【DISP】を押す 表示メニュー画面が表示されます。 2. 【W】 【X】 で設定したい項目を選ぶ 3. 【S】 【T】で設定したい内容を選ぶ 4.
画面のレイアウトを選ぶ(レイアウト) 撮影モード、 再生モードではそれぞれ設定内容が異なります。 操作パネル 1 2 3 4 5 6 7 8 ■ 撮影モードでのレイアウト 撮影モード 「レイアウト」では、 画面に表示されるアイコン等の レイアウトが選べます。 レイアウト 説明 の種類 画面の右側にアイ コンが集中的に表 示されます。画像 の上に表示される 操作パネル アイコンが少ない 入 ため撮影のさまた げになりません。 さらに、撮影モード中に【SET】 を押せば、各種項 目の設定が素早くできます。 画像をできるだけ 画面いっぱいに表 示しますので、 操作パネル “16:9” の画像(46 切 ページ)を大きく 表示して撮影した いときなどに便利 です。アイコンは画面に重なって表示されます。 38 撮影前の準備をする 9 1撮影モード(42ページ) 2画像サイズ/画質※1(46、47ページ) 3フラッシュ(51ページ) 4顔認識(63ページ) 5ブレ軽減(91ページ) 6ISO感度(97ページ) 7ホワイトバランス(95ページ) 8EVシフト(94ページ) 9日付/時刻の表示※2、※3(142ペ
以下に、 操作パネルの操作のしかたを示します。 ■ 再生モードでのレイアウト 1. 再生モード「レイアウト」 では、再生画像の表示範囲が選べます。 撮影モードにして【SET】を 押す 操作パネルのアイコン部分の 設定が可能になります。 2. 【S】 【T】で設定したい項目を選ぶ レイアウト の種類 説明 4:3 画像が常に100% 表示されます。画 像の縦横の比率に よって、画像の上 下、または左右に 黒い帯が表示され ます。 ワイド 画像を画面の幅 いっぱいを使っ て、できるだけ大 きく表示します。 画像の縦横の比率 によって、画像の 上下が切れて表示 されます。 3. 【W】 【X】で設定したい内容を選ぶ 4.
表示される内容を選ぶ (情報) 「情報」では、 画面に表示される情報表示の有無が選べます。撮影 モード、 再生モードでそれぞれ設定できます。 情報の 種類 情報表示 あり ヒストグ ラム付 切 40 説明 カメラの設定内容 等の情報が表示さ れます。 液晶モニターの明るさを変える (明るさ) 「明るさ」 では、液晶モニターの明るさを切り替えることができ ます。撮影モードと再生モードで同じ設定になります。 明るさの種類 説明 オート 周囲の環境を判断して、明るい環境下では自 動的に液晶が明るくなります。通常は、 この 設定にしてお使いください。 • 再生モードでは、 周囲の環境の明るさが変 化しても、 液晶の明るさは常に一定の明る さに固定されます。 「+1」 に比べてさらに液晶が明るくなり、見 やすくなります。反面、 消費電力が大きくな ります。 カメラの設定内容 等の情報に加え、 ヒ ストグラム (101 ページ) が表示され ます。 +2 +1 屋外などの明るい場所で使用する場合の設 定です。 「0」に比べて液晶が明るくなり、 見や すくなります。 カメラの設定内容 等の情報を
液晶モニターの画質を変える (画質) 「画質」では、 液晶モニターの画質を切り替えることができます。 撮影モードと再生モードで同じ設定になります。 画質の種類 説明 ダイナミック コントラストが高めで、 被写体がくっきり表 示され、 まぶしい環境でフレーミングがしや すくなります。 鮮やか 実際に撮影される写真よりもやや鮮やかに 表示され、 より美しく見えます。撮影した画 像を鮮やかにして、 人に見せたいときなどに 最適です。 リアル 実際に撮影される写真に、 できるだけ近い表 示をします。 ナイトモード 暗い場所でもくっきりと見えるので、 三脚を 使用して夜景を撮るときなどに便利です。 パワーセーブ 他の設定より若干低い電力で表示します。 電 池寿命が延びます。 ただし、液晶モニターの 明るさを “オート”に設定しておかないと省 電力効果がありません。 正しい操作のしかたがわからなくなったら 撮影中、再生中に、 意図しないボタン操作で思わぬ画面に切り替 わったときは、以下のように操作してください。 撮影モード中 切り替わってしまった 画面 メニュー画面 元に戻すには 【MENU】
静止画を撮影する 撮影モードを設定する 本機には様々な撮影モードがあります。 撮影する前に撮影した い被写体に合った撮影モードに設定してください。 1. 撮影モードにして【SET】を押す 2. 【S】 【T】で操作パネルの1 番上の項目(撮影モード)を 選ぶ 3.
カメラの正しい構えかた カメラは、 片手で持つと手ブレの原因になります。両手でしっか り持って撮影してください。 • 誤ってカメラを落とすことのないように、 必ずストラップを 取り付け、ストラップに指や手首をかけて操作してください。 • 付属のストラップは本機専用です。 他の用途に使用しないで ください。 • ストラップを持って本機を振り回さないでください。 横に持つとき ᛵ • 指やストラップが図に示す部分をふさがないようにしてく ださい。 AF補助光/撮影ライト/ セルフタイマーランプ 縦に持つとき フラッシュ 図のように持ち、 脇をしっかり 締めてください。 マイク レンズよりフラッシュが上 にくるように持ちます。 レンズ Վᐎ • シャッターを押し切った瞬間にカメラがぶれたり、 オート フォーカス動作中 (シャッター半押し時)にカメラがぶれる と、 きれいな画像が撮れません。正しく構えて、 シャッター を静かに押し、 シャッターを押し切った瞬間にカメラが動 かないようにしてください。 特に暗い場所で撮影するとき はシャッター速度が遅くなるので、 注意してください。 静止画を撮影
4. 撮影する 1. 【 2. (撮影)を押す 】 撮影モードを “ (静止 画)”に設定する(42ページ) ピントが合った状態でシャッターを最後まで押し込みます。 静止画モードアイコン 撮影可能枚数 液晶モニターに静止画モード アイコン“ ” が表示されま す。 3.
ピントが合っていない場合 ■ シャッターを半押しせずに一気に押し込んだときは フォーカスフレームが赤のままで、 動作確認用ランプが緑に点 滅しているときは、 ピントが合っていません(被写体との距離が 近すぎるときなど) 。もう一度カメラを被写体に向け直して、 ピ ント合わせをしてみてください。 シャッターを半押しせずに一気に押し込んでも、静止画を撮影 することができます。ただし、 クイックシャッター(89ページ)の 設定状態により、カメラは次のように動作します。 撮影した静止画を確認するには 撮影した静止画は少しの間液晶モニターに表示されますが、 すぐに消え、 次の撮影ができる状態になります。 撮影した静止画をゆっくり確認したいときは、 【 】 (再生) を押して再生モードにします。 【W】 【X】を押すと、 前後の画 像を確認することができます。 撮影モードに戻るには 【 】 (撮影)を押します。 クイックシャッターが“入” のときは 通常のオートフォーカスよりはるかに高速でピントを合わせる ので、シャッターチャンスを逃さず撮影できます。 動きの速い被 写体を撮影するときに便利です。 • 正確
画像サイズを決める デジタルカメラの画像は、 小さな点(画素・pixels) の集まりです。 画像サイズとは、 その画像がいくつの画素でできているかを示 すもので、 横×縦の画素数で表します。お買い上げいただいたと きは、 12M(4000×3000) (画素・pixels)で撮影するように設 定されています。 画像サイズが大きいほど、メモリーに保存でき る枚数が少なくなります。 • 画像サイズ、画質と保存できる枚数→197ページ ここでの設定は、静止画撮影時のみ有効です。 • 動画の画像サイズについて→68ページ 1. 撮影モードにして【SET】を押す 2. 【S】 【T】で操作パネルの上から2番目の項目 (画像サイ ズ)を選ぶ 3.
画質を決める AF補助光の発光をやめる 本機では、 「高精細-F」 (画質優先) 「標準-N」 、 「エコノミー-E」 、 (撮 影枚数優先) のいずれかの画質を選ぶことができます。お買い上 げいただいたときは、 「標準-N」で撮影されるように設定されて います。 画質を優先したいときは「高精細-F」 を、撮影枚数を優先 したいときは 「エコノミー-E」を選んでください。 • 画像サイズ、画質と保存できる枚数→197ページ ここでの設定は、静止画撮影時のみ有効です。 • 動画の画質について→68ページ AF補助光とは、 暗い場所での撮影 AF補助光/撮影ライト/ セルフタイマーランプ のときなどにピント合わせをしや すくするために、シャッターを半 押ししているときに必要に応じて 発光する光のことです。AF補助光 発光時は、AF補助光/撮影ライト /セルフタイマーランプが点灯し ます。明るい場所では、 AF補助光 は発光しません。 お買い上げいただいたときはAF補助光が発光するように設定さ れています。 至近距離で人物などを撮影するときは、次のように操作してAF 補助光が発光しないようにすることをおすすめ
静止画撮影時のご注意 ■ 操作について • 動作確認用ランプが緑に点滅しているときに電池カバーを開 けたり、カメラをUSBクレードルにセットしないでください。 今撮影した画像が正しく保存されない、 記録されている画像 が壊れてしまう、カメラが正常に動作しなくなる、などの原因 になります。 • 不要な光がレンズに当たるときは、 手でレンズを覆って撮影 してください。 ■ 撮影時の画面について • 液晶モニターに表示される被写体の画像は、 確認のための画 像です。実際は、 設定した画質で撮影されます。 • 被写体の明るさにより、液晶モニターの表示の反応が遅く なったり、ノイズが出ることがあります。 ■ 蛍光灯の部屋での撮影について • 蛍光灯のごく微妙なちらつきにより、 撮影画像の明るさや色 合いが変わることがあります。 48 静止画を撮影する オートフォーカスの制限事項 • 次のような被写体に対しては、 ピントが正確に合わないこと があります。 – 階調のない壁など、 コントラストが少ない被写体 – 強い逆光のもとにある被写体 – 明るく光っている被写体 – ブラインドなど、 水平方向に繰り返しパター
ズーム撮影する 本機では、 光学ズーム(レンズの焦点距離を変える方式) で3倍ま で、 デジタルズーム(画像中央をデジタル処理で拡大する方式) でさらに12~45.2倍(光学ズームとの併用)までのズーム撮影 ができます。 デジタルズームの倍率は、画像サイズ (46ページ) の 設定によって異なります。 3. ᛵ • デジタルズームでは、倍率が高くなるほど撮影画像は粗く なります。ただし、 本機では一部粗くならずに撮影できる範 囲があります(50ページ)。 • タイムスタンプ(100ページ)を設定して撮影すると、 デジ タルズームは働きません。 1. 撮影モードにする 2.
■ 光学ズームとデジタルズームの切り替えポイント 手順2で【 】 にズームレバーをスライドさせたままにすると、 光学ズームの倍率が最も高くなったところでズーム動作が停止 します。 いったん離し、続けて 【 】にズームレバーをスライド させるとデジタルズームも作動し、 さらにズームの倍率が高く なっていきます。 • デジタルズームに切り替わると、 液晶モニターにデジタル ズーム表示が現われます。また、ズームバーでおおよその倍率 を確認することができます。 画像に劣化が生じない範囲 画像に劣化が生じる範囲 3~18.7*倍 1倍 光学ズーム/デジタルズーム 切り替えポイント ズームポインター (現在、 どこまで ズームしているか を示します) 画像に劣化が始まる境界 ※ 画像サイズによって倍率が 異なります。 デジタルズーム表示 12~45.
• デジタルズームの倍率は画像サイズ (46ページ) の設定によっ て異なります。 画像サイズが小さいほど高倍率になります。 • 一般的にデジタルズームを使用した画像は粗くなりますが、 本機では、画像サイズが“8M (3264×2448 pixels)” 以下の場 合、画像は粗くならない範囲があります(HDズーム)。 液晶モ ニターには、デジタルズームしても劣化しない倍率の境界が 表示されており、その境界までは劣化せずにズームできます。 劣化しない倍率は、画像サイズによって変化します。 フラッシュを使う 撮影条件に合わせて、フラッシュの発光方法を切り替えること ができます。 発光方法 説明 フラッシュ 露出 (光の量や明るさ)に応じて自動的に発 オート 光します。 • お買い上げ時の設定です。 ■ デジタルズームをオフにする 発光禁止 フラッシュは発光しません。 ズームレバーを 【 】にスライドしても、デジタルズームを使 わないようにすることができます。 ズームによって画像を劣化 させたくないときにご利用ください。 強制発光 フラッシュは常に発光します。 • 日中、逆光で被写体が暗く写るとき
1. 撮影モードにする 2. 【T】 ( 【T】 ( )を1回押す ) 3. 【W】 【X】で発光方法を選び、 【SET】 を押す 液晶モニターにフラッシュの発光方法が表示されます。 4.
■ フラッシュの状態を確認する シャッターを半押ししてピント合わせをしているとき、 液晶モニ ターや動作確認用ランプでフラッシュの状態を確認できます。 動作確認用ランプ フラッシュ充電中はオレンジに点滅します。 5 ■ フラッシュ撮影時の光量不足を補う (フラッシュアシスト) フラッシュが届く範囲よりも遠い被写体を撮影すると、フラッ シュの強さが充分でないため、被写体が暗く写ってしまうこと があります。フラッシュアシスト機能を使うと、 撮影した被写体 の明るさを補正し、フラッシュの光が遠くへ届いたときと似た 効果が得られます。 N フラッシュ発光時は“ ”を表示 • 充電が完了して動作確認用ランプのオレンジ色の点滅が消え るまでは、次のフラッシュ撮影はできません。 ■ フラッシュの強さ(光の量)を変える 1. 撮影モードにして【MENU】を押す 2. “画質設定”タブ→“フラッシュ光量”と選び、 【X】を押す 3.
1. 撮影モードにして【MENU】を押す 2. “画質設定”タブ→“フラッシュアシスト”と選び、 【X】 を 押す 3.
セルフタイマーを使う シャッターを押してから一定の時間後にシャッターが切れる (撮影される)ようにすることができます。 セルフタイ マーの種類 10s 2s 説明 10秒 10秒後に撮影されます。 2秒 2秒後に撮影されます。 • シャッター速度が遅くなる条件下で撮影する ときに使うと、 手ブレ防止ができます。 x3 10秒後に1枚、その後、 次の撮影準備完了の1秒 x3 (トリプルセル 後に1枚、その次の撮影準備完了の1秒後に1枚 フタイマー) の計3枚撮影されます。 切 1. セルフタイマー撮影はできません。 撮影モードにして【MENU】を押す 2. “撮影設定”タブ→“セルフタイマー”と選び、 【X】を押す 3. 【S】 【T】でセルフタイマー の種類を選び、 【SET】を押す 液晶モニターにセルフタイ マーの種類が表示されます。 4.
何枚も連続して撮影する(連写) 本機は4種類の連写(連続撮影) ができます。 連写の種類を選ぶ 1. 撮影モードにして 【MENU】を押す 連写の種類 説明 2. “撮影設定”タブ→“連写”と選び、 【X】 を押す 通常連写 モード メモリーの空き容量いっぱいまで連続撮影 ができます。 3. 【S】 【T】で連写の種類を選び、 【SET】を押す 高速連写 モード 約3枚/秒で、 メモリーの空き容量いっぱいま で連続撮影ができます。 ただし、記録する画 像サイズは、 3M (2048×1536 pixels)に固 定になります。 フラッシュ 連写モード フラッシュを発光し、 最大3枚まで連続撮影 ができます。 Z ズーム連写 モード 液晶モニターに表示された画像と被写体の 一部を拡大した画像を同時に記録すること ができます。 液晶モニターに連写の種類が表示され、連写モードになり ます。 連写モードを解除するときは、 “切”を選びます。 通常連写モード/高速連写モード/フラッシュ 連写モードで撮影する 1.
ズーム連写モードで撮影する 1. 左側の画像で、拡大して記 録したい部分を【S】 【T】 【X】で枠囲みにして、 【W 】 【SET】を押す 右側には枠で囲んだ部分が 拡大して表示されます。 2.
静止画に音声を加える (音声付き静止画) 静止画に音声を付け加える (録音する)ことができます。 撮影し た静止画の説明を自分の声で録音する、 その場の雰囲気も音で 一緒に残す、 撮影された人の言葉も残すなど、自由にご利用くだ さい。 • ひとつの静止画につき、最長約30秒まで録音できます。 2. もう一度シャッターを押して録音を開始する 3. さらにもう一度シャッターを押して録音を終了する シャッターを押さなくても、約30秒経過すると録音は終了 します。 • 音声付き静止画撮影をやめて、通常の静止画撮影に戻る ときは、 「音声が録音できる状態にする」の手順3で “切”を 選びます。 ■ 音声が録音できる状態にする 1. 録音した音声を聞くには 撮影モードにして【MENU】を押す 2. “撮影設定”タブ→“音声付静止画”と選び、 【X】 を押す 3. 【S】 【T】で “入”を選び、 【SET】 を押す ■ 音声を録音する 1.
Վᐎ • 音声付き静止画は、パソコンに保存して、 QuickTimeで再生 することができます(165ページ)。 • 音声付き静止画のデータ形式などは以下のとおりです。 – 画像形式:JPEG(拡張子は. JPG) – 録音形式:WAVE/ADPCM記録形式(拡張子は.WAV) – 音声ファイルサイズ:約165KB(約5.
■ 絞りを優先して撮影する(Aモード 絞り優先) 1. Aモードでは、 任意の絞りに固定して撮影できます。絞りを開け るとピントが合う範囲が狭くなり、絞り込むとピントの合う範 囲が広くなります。光学ズーム (49ページ) を望遠側で使用する と効果がはっきりとわかります。 Aモードで設定できる絞りの範囲は以下の通りです。 2. 【S】 【T】 で操作パネルの1番上の項目(撮影モード)を 絞りを開ける 撮影モードにして【SET】を押す 選ぶ 3. 【W】 【X】で “A (絞り優先)” Aモード を選ぶ 絞り込む 絞り (ズームがワイド 端の場合) ピントの合う範囲 F2.8 F8.0※ 狭い 広い 絞り値 EVシフト 4. 【S】 【T】 で絞りを選び、 【W】 【X】で希望の絞り値に設定 する ※ 本機には露出を制限するためにNDフィルターが内蔵されて います。 F8.0は内蔵のNDフィルター併用による値です。 • 絞りの下に表示されているEVシフトを選び、 露出値(EV 値)を設定することもできます。 5.
1. ■ シャッター速度を優先して撮影する (Sモード シャッター速度優先) Sモードでは、 任意のシャッター速度に固定して撮影できます。 被写体の動きに応じたシャッター速度に設定することができま す。 Sモードで設定できるシャッター速度の範囲は以下の通りです。 遅い 速い 30秒 1/2000秒 撮影モードにして 【SET】を押す 2. 【S】 【T】で操作パネルの1番上の項目(撮影モード) を 選ぶ 3. 【W】 【X】 で“S(シャッター Sモード 速度優先) ”を選ぶ シャッター速度 動き 流れる 止まる シャッター 速度 EVシフト 4. 【S】 【T】でシャッター速度を選び、 【W】 【X】 で希望の シャッター速度に設定する • シャッター速度の下に表示されているEVシフトを選び、 露出値(EV値) を設定することもできます。 Վᐎ • Sモードでは、 “ISO 感度” (97ページ)の設定は無効になり、 常に“ISO 感度” は“オート” で動作します。 5.
■ シャッター速度と絞りを自由に設定して撮影する (Mモード マニュアル露出) Mモードで設定できるシャッター速度と絞りの範囲は以下の通 りです。 シャッター速度 動き 絞り (ズームがワイド 端の場合) ピントの合う範囲 遅い 速い 30秒 1/2000秒 流れる 止まる 開ける 絞り込む F2.8 F8.0※ 狭い 広い ※ 本機には露出を制限するためにNDフィルターが内蔵されて います。F8.0は内蔵のNDフィルター併用による値です。 Վᐎ • Mモードでは、 “ISO 感度” (97ページ)の設定は無効にな り、常に “ISO 感度”は “ISO 50”に固定されます。 1. 撮影モードにして 【SET】を押す 2. 【S】 【T】で操作パネルの1番上の項目(撮影モード) を 選ぶ 3. 【W】 【X】 で“M(マニュアル Mモード 露出)” を選ぶ 絞り値 シャッター速度 4. 【S】 【T】で絞りを選び、 【W】 【X】で希望の絞り値に設定 する 5.
ᛵ • レイアウトを“操作パネル切” に設定しているときは、 【SET】 を押すと、操作パネルのない状態で絞り、 シャッター 速度、EVシフトなどが表示されます(38ページ) 。 • 被写体が暗すぎたり、明るすぎるときは、 適正な明るさで撮 影できない場合があります。そのときは、 Mモード(マニュ アル露出)で絞り値またはシャッター速度を適正な値に変 更してください。 • CCDの特性上、 シャッター速度が遅くなると、撮影した画 像にノイズが発生します。そのため、 シャッター速度が1/4 秒より遅くなると、自動的にノイズ低減処理を行います。 た だし、シャッター速度が遅くなるほど、 ノイズが目立って発 生するようになります。また、 このノイズ低減処理のため に、撮影が終了するまでの時間がシャッター速度に比べて 長くなります。その間はキー操作を行わないでください。 • シャッター速度を1/2秒より遅くした場合は、液晶モニ ターで見える明るさと実際に撮影された画像の明るさが異 なります。 • シャッター速度優先モード、マニュアル露出モードにおい ては、 「被写体ブレ軽減」 (91ページ) が働きません。ただし
3. 【W】 【X】で“ 4. 顔認識:通常認識”を選び、 【SET】を押す 人物にカメラを向ける 人物の顔を検出します。 検出 が終了すると、 検出した顔に フレームが表示されます。 5. シャッターを半押しする ピントの合った顔のフレームが緑色に変わります。 6. シャッターを全押しして撮影する 顔の明るさが適切になるように調整して撮影します。 Վᐎ • 顔認識撮影時にAFエリアを “ 追尾”に設定すると、 シャッターを半押ししたとき、顔の動きに合わせてフォー カスフレームが追尾します(88ページ)。 特定の人物の顔を最優先して撮影する (ファミリー優先認識モード) ■ 家族など特定の人物の顔をデータ登録する (ファミリー登録) ファミリー優先認識モードでは、予め撮影時に優先させたい家 族や友人の顔データをカメラに登録しておく必要がありますの で、初めにファミリー登録を行ってください。 1. 撮影モードにする 2. 【S】 ( )を1回押す 3. 【W】 【X】 で“ 4.
6. 【W】 【X】 で撮影時の優先順位を選び、 【SET】を押す Վᐎ • 人物の顔データは最大6人分まで登録できます。 • 登録した人物の顔データは、内蔵メモリー内の 「FAMILY」 フォルダに保存されます(177ページ)。 このフォルダ内の データに手を加えると、カメラが正常に動作しなくなる恐 れがありますので、消去したり編集したりしないようにご 注意ください。 ■ 登録した顔データの優先順位を設定する (ファミリー編集) 人物の顔データをカメラに登録したら、 その顔データに名前と 撮影時の優先順位を設定します。 1. 撮影モードにする 2. 【S】 ( ) を1回押す 3. 【W】 【X】で“ ファミリー 編集” を選び、 【SET】を押す 顔データの編集画面が表示さ れます。 4. 【S】 【T】 【W】 【X】で設定し • 優先順位は“ (低) ” ~“ (高)の4段階の間 ” で設定できます。 “ ” (無効) に設定すると、その顔は 認識されなくなります。 ファミリー登録した顔データを消去する 登録した顔データは、以下の手順で消去することができます。 1.
■ ファミリー登録/編集した人物の顔を最優先して 撮影する ファミリー登録/編集が終了後は、 家族や友人など優先順位を 付けた人物の顔を最優先して撮影することができます。 1. 撮影モードにする 2. 【S】 ( ) を1回押す 3. 【W】 【X】で“ 顔認識:ファミリー優先”を選び、 【SET】 を押す 4. 人物にカメラを向ける 登録した顔データの人物の顔 を検出します。 検出が終了す ると、 検出した顔にフレーム が表示されます。 • フレームの色は、 撮影時の 優先順位に合わせて “白” (低)→ “黄”→ “緑” (高)と色分け 表示されます。 “緑” のフレームの人物が撮影時に最優先 の人物となります。 5. シャッターを半押しする 一番優先順位の高い顔(フレームが緑色の顔) にピントと明 るさを合わせます。ピントと明るさが合うと、 緑色のフォー カスフレームが表示されます。 6.
顔認識撮影時のご注意 • 一度に検出できる人物の顔は、 優先設定が“スピード優先” の ときに最大5人、 “人数優先” のときに最大10人です。 • 次のような人物は、顔が検出できません。 – 顔の一部が頭髪、サングラス、 帽子などでさえぎられている 人物 – 顔に濃い影が落ちている人物 – 顔が横や斜めに傾いている人物 – 顔が横向きの人物 – 距離が遠すぎて、顔が小さすぎる人物 – 距離が近すぎて、顔が大きすぎる人物 – 極端に暗い場所での人物 • ペットなど人物以外の被写体の顔は検出されません。 • ファミリー登録されている人物であっても、 表情などの状況 や周囲の環境によっては正しく認識 (最優先)されない場合が あります。 • 同じ人物の顔を室内と屋外で、 または表情やアングルを変え て重複登録しておくことで、 その人物の認識率を向上させる ことができます。 • ファミリー優先認識モードでは、 顔が同一人物かどうかの照 合を行うため、通常認識モードよりも顔の検出速度がやや遅 くなります。また、 通常認識モードと比べて、 距離が遠くて小 さい顔の認識はできません。 • 顔が見つからない状態でシャッター