動画を撮影する 動画の形式 動画の画質を決める 撮影前に、 動画の画質を選びます。動画の画質とは、 再生したと きの画像のきめ細かさや滑らかさ、 美しさを示す目安です。画質 を高品位にすると美しく撮影できますが、 撮影できる時間は短 くなります。 • 動画の撮影可能時間は、最大10分となります。10分を超える と、自動的に撮影は終了します。 画質(pixels) UHQ 転送レート フレームレート 640×480 約5.8メガビット/秒 20フレーム/秒 動画のサイズ 1分間撮影した動画のファイルサイズは、おおよそ以下のとおり です。 画質 サイズ UHQ 約42.3MB UHQワイド 848×480 約7.0メガビット/秒 20フレーム/秒 UHQワイド 約51.1MB HQ 640×480 約2.8メガビット/秒 20フレーム/秒 HQ 約20.3MB HQワイド 848×480 約3.4メガビット/秒 20フレーム/秒 HQワイド 約24.7MB Normal 640×480 約1.4メガビット/秒 20フレーム/秒 Normal 約10.
ムービーベストショットを利用した動画撮影 動画を撮影する (ムービー) 動画とともに音声も記録されます。 音声はモノラルです。 1. 撮影モードにして【SET】を押す 2. 【S】 【T】で操作パネルの1番上の項目 (撮影モード)を 選ぶ 3. 【W】 【X】で“ (ムービー) ”を選び、 【SET】を押す 液晶モニターに“ 4. シャッターを押して撮影 を開始する • 撮影中は、 “ されます。 5.
動画撮影時のご注意 • フラッシュは使えません。 • 音声も同時に記録されますの マイク で、次の点に注意してくださ い。 – 指などでマイクをふさが ないでください。 – 録音の対象がカメラから 遠くに離れると、きれいに 録音されません。 – 撮影中にボタン操作をすると、操作音が録音されることが あります。 • 極端に明るい被写体を撮影しようとすると、 液晶モニターの 画像に、縦に尾を引いたような光の帯が表示される場合があ ります (スミア現象)が、故障ではありません。この帯は動画に そのまま記録されます。 • 使用するメモリーカードによっては、 記録時間がかかるため、 コマ落ちする場合があります。 このとき、 “ ”と “ ” が点 滅します。このため、 最大転送速度が10MB/s以上のメモリー カードの使用をおすすめします。 • 動画撮影中は光学ズームは動作しません。 デジタルズームの み使用できます。シャッターを押す前であれば、光学ズームは 使用できます (49ページ) 。 • アップで撮影したり、高倍率ズームにしたとき、被写体のブレ が目立つため手ブレにご注意ください。 三脚を使用すること をおすす
短時間の動画を撮影する(ショートムービー) シャッターを1回押すと、 その前後の4秒間が動画として記録さ れます。 • シャッターを押す前の4秒も記録されるので、 子供のちょっと したしぐさなど、撮りのがしたくないシーンをしっかり記録 できます。 • 決定的シーンの静止画がほしいときは、 ショートムービーで 撮影し、そこから気に入ったシーンをモーションプリント機 能(129ページ)で静止画にする、という使いかたもできます。 シャッター 5. 【S】 【T】 【W】 【X】で“ショートムービー” のシーンを選 び、 【SET】 を押す シャッターを押す前後約4秒の動画を撮影できます。 6.
撮影開始前のシーンも動画に記録する (パストムービー) パストムービーは、 シャッターを押して撮影開始、もう一度 シャッターを押して撮影終了する点は普通のムービーと同じで すが、 撮影を開始する約5秒前から動画が記録されます。決定的 シーンの撮りのがしを防ぐことができます。 シャッター 5. 【S】 【T】 【W】 【X】で“パストムービー”のシーンを選び、 【SET】 を押す この状態で、パストムービーの撮影ができます。 6. カメラを被写体に向け、 シャッターを押して撮影を開始 する 7. もう一度シャッターを押して撮影を終了する シャッター シャッターを押す前にメモリーがいっぱいになると、撮影 は終了します。 撮影終了 • シャッターを押す約5秒前から動画の撮影が始まっていま すので、 シャッターを押す前もしっかりとカメラを構えて いてください。 記録される動画 ᛵ 撮影開始 約5秒 1. 撮影モードにして【SET】を押す 2. 【S】 【T】で操作パネルの1番上の項目 (撮影モード)を 選ぶ 3.
撮りたいシーンを選んで撮影する(ベストショット) 逆光で人物を撮影したら顔が黒く写ってしまった、 またはサッ カーの試合を撮影したら選手の姿がブレて写ったなど、 被写体 や撮影条件によっては望みどおりの写真が撮れないことがあり ます。 そのようなときは、本機に収録している撮影シーンから、 望みのイメージに合ったシーンを選んでみてください。 ■ シーンを選ぶ 1.
2. 【S】 【T】 【W】 【X】で枠を移動し、 シーンを選ぶ • 【S】 【T】を押していくと画面が切り替わり、別のシーン 一覧が表示されます。 • ズームレバーを 【 】または【 】 にスライドさせると、 選んだシーンの説明画面が表示されます。 この画面で、ど んな設定になるかを確認できます (75ページ) 。ズームレ バーを 【 】または【 】 にスライドさせると一覧に戻 ります。 3. 【SET】を押して、選んだシーンに決める 撮影できる状態に戻ります。 • 別のシーンに切り替えるまで、 同じシーンの設定で撮影 されます。 • 別のシーンを選び直すには、 手順1からの操作を繰り返し ます。 4.
シーンの説明画面での操作 選んだシーンの設定内容を見 たいときは、 シーン一覧で ズームレバーをスライドさせ てください。 説明画面では、 以下の操作が できます。 • 一覧表示に戻る:ズームレバーをスライドさせる • 次の (前の)シーンを表示する: 【W】 【X】を押す • 表示中のシーンに決めて撮影できる状態に戻る: 【SET】を押す Վᐎ • シーンの説明画面で【SET】 を押して撮影できる状態に 戻った場合、 【BS】を押すと、 選んだシーンの説明画面が 表示されます。 ■ 自分好みの設定をベストショットに登録する (カスタム登録) うまく撮れた静止画や動画の設定内容をベストショットモード に登録して、同じ設定で撮影することができます。 1.
Վᐎ • 静止画を登録すると静止画専用のシーンに、動画を登録す ると動画専用のシーンになります。それぞれ静止画を撮る とき、動画を撮るときにのみ有効となります。 • 各シーンの設定状態はメニューをたどり、各機能の設定内 容を表示させることにより、確認できます。 • 登録したシーン番号は、登録した順に、 U1, U2, U3・・ ・とな ります。 • 静止画で登録される設定内容は下記の通りです。 顔認識、フォーカスモード、 EVシフト、ホワイトバランス、 フラッシュモード、ISO感度、測光方式、 ダイナミックレン ジ、美肌処理、 フラッシュ光量、フラッシュアシスト、 フィル ター、シャープネス、 彩度、コントラスト • 動画で登録される設定内容は下記の通りです。 フォーカスモード、EVシフト、ホワイトバランス、フィル ター、シャープネス、 彩度、コントラスト • あらかじめカメラに収録されているシーン以外に、最大 999件まで登録できます。 • カスタム登録したシーンは、内蔵メモリー内の 「SCENE」 (静止画用) または「MSCENE」 (動画用) フォルダに保存さ れます(177ページ)。 マイベスト
フラッシュなしで明るく撮影する 暗い場所で撮影するとき、カメラの感度を上げることにより、フ ラッシュを使わなくても画像が暗くなるのを防ぐことができます。 通常の撮影 (フラッシュ発光時) 1. 感度を上げた撮影 ᛵ • フラッシュが自動で発光した、 または強制発光やソフト発 光に設定した場合、 高感度撮影機能は働きません。 • “高感度”のシーンで撮影した画像は、 多少ざらついた感じ がしたり解像感がやや劣る場合があります。 • 極端に暗い環境では、 思ったように明るく撮影できない場 合があります。 • シャッター速度が遅くなる撮影をする場合、 手ブレを防ぐ ために三脚を使用してください。 • 撮影時の明るさに応じて、 撮影した画像にノイズが発生す るため、 自動的にノイズ低減処理を行う場合があります。こ の場合、 撮影が終了するまでの時間が長くなります。 撮影モードにして【BS】を押す 2. 【S】 【T】 【W】 【X】で “高感度” のシーンを選び、 【SET】 を 押す 3.
名刺や書類などを撮影する(ビジネスショット) 名刺や書類、 ホワイトボードなどの撮影時に、撮影の立ち位置の 都合によって正面からは撮影できない場合があります。 ビジネ スショットのシーンを選べば、 斜めから撮影した画像を正面か ら撮影したかのように補正して撮影することができます。 ■ ビジネスショットのシーンを選ぶ 1. 撮影モードにして 【BS】 を押す 2. 【S】 【T】 【W】 【X】で“名刺や書類を写します”または “ホ ワイトボードなどを写します” のシーンを選び、 【SET】 を押す 次に別のシーンを選ぶまでビジネスショットでの撮影がで きます。 ■ ビジネスショットで撮影する 1.
2. 【W】 【X】で補正領域を選ぶ 3.
2. 液晶モニターに表示されるフレームに被写体を合わせる 頭のライン 楕円形の枠 ■ 証明写真を印刷する 証明写真用に保存された画像を印刷すると、複数のサイズの証 明写真が1枚の用紙にレイアウトされて印刷されますので、必要 なサイズの写真を切り抜いてご使用ください。 ᛵ 顎のライン 顔が楕円形の枠いっぱいに収まるように調整してくださ い。また、頭のラインと顎のラインからはみ出ないように調 整してください。 【S】 【T】 【W】 【X】 :被写体を上下左右に移動 ズームレバー :被写体を拡大/縮小 • 実際に印刷されるサイズは、 目的のサイズより多少大きめ のサイズとなります。 • この画像を印刷する際は、 必ず用紙サイズを“はがき” に設 定してください (150ページ) 。他の用紙サイズで印刷する と、 適切なサイズの証明写真になりません。 • この画像を印刷する際は、 必ずプリンター側を“フチなし” に設定してください。 詳しくはプリンターの取扱説明書を ご覧ください。 3.
古く色あせた写真を蘇らせる (よみがえりショット) 古く色あせた写真を撮影し、 あせた色を補正することにより、古 い写真を最新のデジタル写真として蘇らせることができます。 ■ よみがえりショットのシーンを選ぶ 1. 2.
3. 【S】 【T】 で“決定”を選び、 【SET】を押す 画像の一部を切り抜く操作(トリミング) に入り、液晶モニ ターに画像を切り抜くための枠が表示されます。 • 補正せずに保存するときは、 “キャンセル” を選びます。 4. ズームレバーをスライドさ せて枠を拡大/縮小し、補 正する画像の大きさを決め る 5.
複数の写真を組み合わせて撮影する (レイアウトショット) 複数のフレーム毎に撮影を行い、 最終的にレイアウトした画像 のみを記録する機能です。 • レイアウトショット (2枚撮影) 1. • レイアウトショット (3枚撮影) 撮影モードにして、 【BS】を押す 2. 【S】 【T】 【W】 【X】 で “レイアウトショット” (2枚撮影) ま たは“レイアウトショット” (3枚撮影)を選び、 【SET】を 押す 3. 【W】 【X】 で背景の色を変える 4.
被写体を自動的に追従して撮影する (オートフレーミング) 動きのある被写体に追従し、 被写体が中心にある写真を撮るこ とができます。 1. 撮影モードにして【BS】を押す 2. 【S】 【T】 【W】 【X】 で “オートフレーミング” を選び、 【SET】を押す 3. 撮影したい被写体にフォー カスフレームを合わせて シャッターを半押ししたま まにする フォーカスフレーム フォーカスフレームとトリ ミング枠が被写体の動きに 追従します。 • シャッターを半押しして いる間、 被写体にピントを 合わせ続けます。 4.
よりよい撮影のための設定 ピントの合わせかたを変える ピント合わせの方法には、 以下の5種類があります。これらをフォーカスモードといいます。最初はオートフォーカスモードが選択され ています。 フォーカス モード オート フォーカス マクロ (接写) 説明 ピントが合う距離※ シャッター半押しで自動的にピントが合います。 自動調整 オートフォーカスモードは動画撮影時は使用できません。 (約40cm~∞(無限遠) ) • 最短距離は光学ズームの位置で変わります。 近くのものを撮影するときに使用します。 動画撮影時のマクロモードは固定焦点となります。 自動調整 (約6cm~約50cm) • 最短距離は光学ズームの位置で変わります。 パン フォーカス パンフォーカスモードは、動画撮影時のみ使用できます。 比較的広い範囲にピントが合うように固定されます。 距離固定 • ピントの合う範囲は光学ズームの位置で変わります。 無限遠 ピントは無限遠に固定されます。景色などの遠景の撮影に 使用します。 無限遠 マニュア 手動でピントを合わせることができます。 ルフォーカス • ピントを合わせることができる
フォーカスモードは次の手順で変えます。 自動でピントを合わせる (オートフォーカス) 1. 1. 撮影モードにして【MENU】を押す 2. “撮影設定”タブ→“フォーカス方式”と選び、 【X】を押す 3. 【S】 【T】でフォーカス方 ピントを合わせたい被写体をフォーカスフレームの中 に入れて、 シャッターを半押しする ピント合わせが行われます。 ピントが合ったかどうかは動作確認用ランプとフォーカス フレームの点灯のしかたによって分かります。 フォーカスモードのアイコン 式を選び、 【SET】を押す 液晶モニターに、 設定した フォーカスモードが表示さ れます。 • 各フォーカスモードでの 撮影方法は次の項以降で 説明します。 動作確認用ランプ フォーカスフレーム 状況 動作確認用ランプ フォーカスフレーム ピント合わせ完了 緑点灯 緑点灯 ピント合わせでき ない 緑点滅 赤点灯 2.
ᛵ 近くを撮影する (マクロ) • オートフォーカスモードは動画撮影時は使用できません。 自動的にパンフォーカスモードになります。 1. Վᐎ 2.
オートフォーカス/マクロモードでの撮影テクニック オートフォーカスの測定範囲 (AFエリア)を変える オートフォーカス (AF) の測定範囲を変更することができます。 1. Վᐎ •“ マルチ”に設定すると、 9つのフォーカスフレームが表 示されます。 シャッターを半押しすると、ピントが合った場 所のフォーカスフレームが緑色で表示されます。 撮影モードにして【MENU】を押す 2. “撮影設定”タブ→“AFエリア”と選び、 【X】を押す “ スポット” “ 追尾”の場合 “ マルチ” の場合 3.
フォーカスロック クイックシャッター フォーカスフレームに入らない被写体にピントを合わせて撮影 したいときは、 フォーカスロックというテクニックを使います。 • AFエリアは、 “ スポット”または“ 追尾”にしておきます。 クイックシャッター機能を使うと、シャッター半押しによる オートフォーカスが完了する前にシャッターを全押しすること で、通常のオートフォーカスよりはるかに高速でピントを合わ せて撮影することができます。シャッターチャンスを逃さずに 撮影することができます。 • 正確にピントが合わない場合があります。 1. ピントを合わせたい被写体 をフォーカスフレームに入 れて、 シャッターを半押し する ピントを合わせたい被写体 1. 撮影モードにして 【MENU】を押す 2. “撮影設定”タブ→“クイックシャッター”と選び、 【X】を 押す フォーカスフレーム 2. シャッターを半押ししたま ま、撮影したい構図を決め る • AFエリアを“ 追尾” に した場合は、 被写体と一緒 にフォーカスフレームが 動きます。 3. シャッターを全押しして撮影する 3.
ピントを固定して撮影する(パンフォーカス) 手動でピントを合わせる(マニュアルフォーカス) パンフォーカスモードは、 動画撮影時のみ使用できます。パン フォーカスモードでは、 比較的広い範囲にピントが合うように 調整されるので、 オートフォーカス動作は行われません。 被写体を拡大表示させた状態で、手動でピント調整ができます。 走ってくる列車などを撮影するときに便利です。あらかじめ列 車の通過点の目標物(電柱など) に手動で合わせておくことで、 ピント合わせの操作をせずに素早く撮影ができます。 1. シャッターを全押しして撮影する 1. ピントを合わせたい被写体 を黄色枠に入れる 2. 液晶モニターを見ながら 【W】 【X】 でピントを合わせ る 遠くを撮影する (無限遠) ∞ (無限遠)にピントが固定されます。 景色など遠景を撮影する ときに使用します。 車や列車の窓ごしなど、オートフォーカスが 難しいところからの景色の撮影にも活用できます。 1.
Վᐎ • マニュアルフォーカス撮影時に光学ズーム(49ページ)を 行うと、画面上に下記のような撮影可能な距離の範囲が表 示されます。 例:MF cm - ∞ ※ には数字が入ります。 ᛵ • マニュアルフォーカスを選択しているとき、 “左右キー設 定”で設定した 【W】 【X】 の設定は使用できません(103ペー ジ)。 手ブレや被写体ブレを軽減する 遠くの被写体を望遠で撮影したり、動きの速い被写体を撮影し たり、薄暗い場所で撮影したりするときに画像がぼやけたり流 れて見えることがあります。これはシャッターを押すときにカ メラが動いたり(手ブレ) 、被写体の動きが速すぎる (被写体ブ レ)ことが原因です。 ブレ軽減の機能を使って、このようなブレ を少なくすることができます。本機には、 「CCDシフト方式手ブ レ補正機能」と、 「高感度被写体ブレ軽減機能」 が搭載されていま す。このふたつを最適に組み合わせて手ブレや被写体ブレを軽 減することができます。 1. 撮影モードにして 【SET】を押す 2.
3.
ライトを使って撮影する(撮影ライト) 暗い場所での撮影時にライトを 点灯させると、 被写体を照らすラ イトとして使うことができます。 AF補助光/撮影ライト/ セルフタイマーランプ ■ 動画撮影でライトを使う 1. 撮影モードにして 【SET】を押す 2. 【S】 【T】で操作パネルの1番上の項目(撮影モード) を 選ぶ 3. 【W】 【X】 で“ (ムービー) ”または “ トショット)” を選び、 【SET】を押す 4. 【T】 ( (ムービーベス )を1回押す ■ 静止画撮影でライトを使う 5. 【W】 【X】 で設定内容を選び、 【SET】を押す 1. 6. 撮影モードにして【MENU】を押す 2. “撮影設定”タブ→“撮影ライト”と選び、 【X】を押す 3. 【S】 【T】で設定内容を選び、 【SET】を押す 入:AF補助光/撮影ライト/セルフタイマーランプが 常時点灯 切:AF補助光/撮影ライト/セルフタイマーランプは 点灯しない • 撮影ライトが “入”に設定されると、 液晶モニターに撮影 ライトアイコン “ ”が表示されます。 4.
3. 【W】 【X】 で露出補正値を選ぶ 明るさを補正する(EVシフト) 撮影時の明るさに応じて、 露出値(EV値)を手動で補正すること ができます。 逆光での撮影、間接照明の室内、 背景が暗い場合の 撮影などに利用すると、 より良好な画像が得られます。 【X】 :+方向に補正。白い物の撮影や逆光での撮影に向きます。 ※ベストショットの“逆光” も便利です。 露出補正値:-2.0EV~+2.0EV 補正単位 1. :1/3EV 撮影モードにして【SET】を押す 【W】 :-方向に補正。黒い物の撮影や晴天の野外などの撮影 に向きます。 2. 【S】 【T】で操作パネルの下 から2番目の項目 (EVシフ ト)を選ぶ 露出補正値 露出補正値を元に戻したいときは、反対方向に露出補正し て“0.0”に合わせてください。 4.
ᛵ • 明るすぎたり、暗すぎたりするときは、 露出補正ができない 場合があります。 Վᐎ • 測光方式をマルチパターン測光(画面全体を分割し、 それぞ れのエリアの測光データを元に露出を決めます)に設定し ているときに露出補正を行うと、測光方式が自動的に中央 重点測光(中央部を重点的に測光します) に切り替わりま す。露出補正値を “0.0” に戻すとマルチパターン測光に戻り ます(98ページ)。 • “左右キー設定” を使うと、 【W】 【X】 を押すだけで露出値を 補正することができます(103ページ)。 ヒストグラム表示 (101ページ)を確認しながらの撮影に便利です。 色合いを変える (ホワイトバランス) 曇りの日に写真を撮ると被写体が青っぽく写ることがあります。 また白色蛍光灯の光で撮ると被写体が緑がかって写ることがあり ます。 このような現象を防ぎ、 光源に合わせて被写体を自然な色合 いで撮影できるように調整する機能がホワイトバランスです。 1. 撮影モードにして 【SET】を押す 2. 【S】 【T】で操作パネルの下から3番目の項目(ホワイト バランス) を選ぶ 3.
Վᐎ • ホワイトバランスの“オート” では、被写体の中から白色点 を自動的に判断します。被写体の色や光源の状況によって はカメラが白色点の判断に迷い、適切なホワイトバランス に調整されないことがあります。このような場合は、 太陽 光、曇天など撮影条件を指定してください。 • “左右キー設定” を使うと、 【W】 【X】 を押すだけでホワイト バランスを変更することができます(103ページ)。 • “左右キー設定” で“オート” を選ぶときは、 “ AWB ( ”オート WB)を選んでください。 ■ マニュアルホワイトバランスを設定する ホワイトバランスの “オート”や太陽光、 曇天など光源を指定す る固定モードは、 複数の光源下など難しい環境では調整できる 範囲に限界があり、 自然な色合いで撮れないことがあります。マ ニュアルホワイトバランスを設定すれば、 さまざまな光源下で 適正な色に調整することができます。 マニュアルホワイトバラ ンスを設定するために、 白い紙を用意してください。 1. 撮影モードにして 【SET】を押す 2.
ISO感度を変える ISO感度とは、光に対する感度を表したものです。 数値が大きい ほど感度が高くなり、 暗い場所での撮影に強くなります。シャッ ター速度を速くしたいときにもISO感度を高くします。同じ撮影 条件下ではISO感度を高くするとシャッター速度は早くなりま すが、 画像は多少ざらついた感じ(ノイズが増加した画像) にな りますので、 きれいに撮りたいときはなるべくISO感度を低くし てください。 1. ᛵ • ISO感度を上げてフラッシュ撮影すると、 近くの被写体の 明るさが適正にならない場合があります。 • 動画撮影では、 ISO感度がどこに設定されていても、常に “オート”に設定されます。 • “左右キー設定”を使うと、 【W】 【X】を押すだけでISO感度を 変更することができます (103ページ) 。 • ISO感度を“オート”に設定しておかないと、 “ブレ軽減” (91 ページ) の被写体ブレ補正が働きません。 撮影モードにして【SET】を押す 2. 【S】 【T】で操作パネルの上から6番目の項目(ISO感度) を選ぶ 3.
光の測りかたを変える (測光方式) 測光方式とは、 被写体のどの部分の露出を測るかを決定する方 式のことです。 1. 撮影モードにして【MENU】を押す 2. “画質設定”タブ→“測光方式”と選び、 【X】を押す 3. 【S】 【T】で設定内容を選び、 【SET】を押す マルチ(マルチパターン) : 画面の全体を分割し、それぞれのエリアにつ いて測光します。 測光結果の明暗パターンに よって撮影環境をカメラが自動的に判断し、 露出を決定します。さまざまなシーンで失敗 の少ない露出が得られます。 ᛵ • “マルチ”設定時にEVシフト (94ページ)を行うと、測光方 式が自動的に “中央重点”に切り替わります。 EVシフトを “0.
白飛びと黒つぶれを軽減する (ダイナミックレンジ) 撮影される画像の白飛びや黒つぶれを軽減し、 ダイナミックレ ンジを拡大したかのような撮影ができます。 例えば、逆光で被写 体が黒ずんでしまう場合などに、 可能な限り白飛びや黒つぶれ を抑えて撮影することができます。 1. 撮影モードにして【MENU】を押す 人物の肌のざらつきを軽減する (美肌処理) 撮影される人物の肌のざらつき(ノイズ) を軽減します。 1. 撮影モードにして 【MENU】を押す 2. “画質設定”タブ→“美肌処理”と選び、 【X】を押す 3. 【S】 【T】で設定内容を選び、 【SET】 を押す ノイズ消去+2 :“ノイズ消去+1”よりざらつきが軽減さ れます。 2. “画質設定”タブ→“ダイナミックレンジ”と選び、 【X】を 押す ノイズ消去+1 :ざらつきが軽減されます。 切 3.
鮮明さを変える (シャープネス) 明暗の差を変える (コントラスト) 撮影される画像の輪郭の鮮鋭度を設定できます。 撮影される画像の明暗の差を設定できます。 1. 1. 撮影モードにして【MENU】を押す 2. “画質設定”タブ→“シャープネス”と選び、 【X】を押す 2. “画質設定”タブ→“コントラスト”と選び、 【X】を押す 3. 【S】 【T】で設定内容を選び、 【SET】を押す 3. 【S】 【T】で設定内容を選び、 【SET】 を押す +2(もっとも鮮鋭度が高い) から-2(もっとも鮮鋭度が低 い)までの5段階から選べます。 色の鮮やかさを変える (彩度) +2(明暗がもっともクッキリする)から-2 (明暗がもっと も平坦になる)までの5段階から選べます。 日付や時刻を写し込む(タイムスタンプ) 撮影される画像の色の鮮やかさを設定できます。 撮影時に画像の右下に、日付や時刻を写し込むことができます。 1. 1. 撮影モードにして【MENU】を押す 撮影モードにして 【MENU】を押す 2. “画質設定”タブ→“彩度”と選び、 【X】を押す 2.
ᛵ • タイムスタンプ機能を使用しなくても、DPOF機能を利用 したり、印刷用ソフトの機能で、 日付や時刻を入れてプリン トすることができます(153ページ)。 • いったん画像に写し込まれた日付や時刻を変更したり、消 すことはできません。 • 年/月/日の並び順は“表示スタイル” の設定(143ページ) にしたがって写し込まれます。 • 時刻の表示は“日時” の設定(10、142ページ)にしたがって 写し込まれます。 • タイムスタンプを設定して撮影すると、デジタルズームは 働きません。 • 下記の撮影では、タイムスタンプは無効となります。 – ベストショット撮影の一部( “オートフレーミング”、 “名刺や書類を写します”、 “ホワイトボードなどを写し ます” 、 “古い写真を写します”、 “証明写真”) – ズーム連写 露出を確認する (ヒストグラム) 液晶モニター上にヒストグラムを表示させることで、露出 (光の 量や明るさ)をチェックしながら撮影することができます。 再生 モードでは撮影された画像のヒストグラムを見ることができま す。 ヒストグラム 1.
■ ヒストグラムの見かた ヒストグラム (輝度成分分布表)とは、 画像の明るさのレベルを ピクセル数によりグラフ化したものです。 縦軸がピクセル数、横 軸が明るさを表します。 もしもヒストグラムが片寄っていた場 合は、 露出補正(EVシフト)を行うと、ヒストグラムを左右に移動 させることができます。 なるべくグラフが中央に寄るように補 正をすることによって、 適正露出に近づけることができます。さ らに静止画ではR(赤)、 G(緑) 、B(青) の色成分が独立したヒスト グラムも同時に表示されますので、 色ごとに「赤成分がオー バー」 「青成分がアンダー」 のように各色の分布状況も直感的に 把握することができます。 全体的に明るい画像は右寄りのヒス トグラムになります。また、 あまり右 に寄り過ぎていると、白飛びを起こし ている可能性もあります。 全体的に適度な明るさの画像は中央 寄りのヒストグラムになります。 典型的なヒストグラムの例 全体的に暗い画像は左寄りのヒスト グラムになります。 また、あまり左に 寄り過ぎていると、 黒つぶれを起こし ている可能性もあります。 ᛵ • 撮影したい画像を意図的
撮影を補助するいろいろな機能 撮影モードでは、 次のことを行うことができます。 • 【W】 【X】キーに機能を割り当てる • 撮影時に構図の目安となる基準線 (グリッド)を表示する • 撮影した画像を確認する • 設定を記憶させる • 各種設定をリセットする 3.
撮影した画像を確認する(撮影レビュー) 1. お買い上げいただいたときは、 撮影直後の画像を液晶モニター で確認することができます。 この機能を使えなくすることもで きます。 2. “撮影設定”タブ→“アイコンガイド”と選び、 【X】を押す 1. 3. 【S】 【T】で設定内容を選び、 【SET】 を押す 入:各種撮影機能を切り替えたとき、切り替えた機能を示す アイコンの近くに、アイコンの意味が表示されます。 切:アイコンの意味を表示しません。 撮影モードにして【MENU】を押す 2. “撮影設定”タブ→“撮影レビュー”と選び、 【X】 を押す ᛵ 3.
4. 【S】 【T】で設定内容を選び、 【SET】を押す 各種設定をリセットする 入:電源を切ったときにその時点の設定を記憶します。 切:電源を切ったときに初期設定に戻ります。 機能 入 切 撮影モード 静止画(オート) フラッシュ オート フォーカス方式 AF (オートフォーカス) ホワイトバランス オート ISO感度 オート AFエリア スポット 測光方式 最後の状態 マルチ セルフタイマー 切 フラッシュ光量 0 デジタルズーム 入 MF位置 MF (マニュアルフォーカ ス)に切り替える前の位置 ズーム位置※ ワイド端 本機の設定内容を初期値(ご購入直後の設定) に戻すことができ ます。初期値については 「メニュー一覧表」 (184ページ)をご覧 ください。 1. 【MENU】を押す 2. “設定”タブ→“リセット”と選び、 【X】 を押す 3.