User manual - File 2

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撮影する(応用編)
重要
前記のヒストグラムはあくまでも例であり、被写体に
よってはヒストグラムの形が例のようにならない場合も
あります。
撮影したい画像を意図的に露出オーバーやアンダーにす
る場合もあるので、必ずしも中央に寄ったヒストグラム
が適正となる訳ではありません。
露出補正には限界がありますので、調整しきれない場合
があります。
フラッシュ撮影による撮影など、撮影したときの状況に
よっては、ヒストグラムによりチェックした露出とは異
なる露出で撮影される場合があります。
カップリングショット撮影時(60ページ)、プリショッ
ト撮影時(62ページ)は、ヒストグラムは表示されませ
ん。
各種機能を設定する
RECモードにおいて、下記の機能を設定することができます。
ISO感度
グリッド表示のオン/オフ
撮影レビュー
左右キー設定
各種設定の記憶(モードメモリ)
各種設定のリセット
参考
上記以外に、次の機能も変更できます。操作方法につい
ては各ページをご覧ください。
−サ(46ページ)
−画(47ページ)
ホワイトバランス(55ページ)
デジタルズーム(41ページ)
AFエリア(50ページ)
オートPF(49ページ)
70
撮影する(応用編)
ISO感度を変える
暗い場所で撮影するときやシャッター速度を速くしたいとき、
ISO感度が変更できます。使用目的に応じてISO感度を設定して
ください。
ISO感度とは、光に対する感度をISO(写真フィルムの感度単
位)の数値で表したものです。数値が大きいほど感度が高くな
り、暗い場所での撮影に強くなります。
1.
RECモードにして【MENU】を押します。
2.
“撮影設定”タブ→“ISO 感度”と選び、を押します。
3.
で設定内容を選び、【SET】を押します。
EX-Z30の場合
感度が低い ISO 50 :ISO 50相当
   ISO 100 :ISO 100相当
   ISO 200 :ISO 200相当
感度が高い ISO 400 :ISO 400相当
オート
撮影条件により自動調整します。
EX-Z40の場合
感度が低い ISO 50 :ISO 50相当
   ISO 100 :ISO 100相当
   ISO 200 :ISO 200相当
感度が高い ISO 400 :ISO 400相当
オート
撮影条件により自動調整します。
グリッドを表示する
撮影時、【液晶モニターに方眼を表示します。カメラを水平や垂
直に保つのに便利です。
1.
RECモードにして【MENU】を押します。
2.
“撮影設定”タブ→“グリッド表示”と選び、を押しま
す。
重要
同じ撮影条件下でISO感度を上げるとシャッター速度は
早くなりますが、画像のノイズが増加しますので、きれ
いに撮りたいときはなるべくISO感度を下げてくださ
い。
ISO感度を上げてフラッシュ撮影すると、近くの被写体
の明るさが適正にならない場合があります。
参考
キーカスタマイズ機能を使うと、でISO感度が
変更できるように切り替えられます(71ページ
71
撮影する(応用編)
撮影した画像を確認する(撮影レビュー)
撮影した直後に【液晶モニター】で撮影した画像を確認することが
できます。
1.
RECモードにして【MENU】を押します。
2.
“撮影設定”タブ→“撮影レビュー”と選び、
を押します。
3.
で設定項目を選び、【SET】を押します。
入:撮影直後に【液晶モニター】に撮影した画像が約1秒間表
示されます。
切:撮影した画像は表示されません。
左右キーに機能を割り当てる(キーカスタマイズ)
に、5つの中のどれか1つの機能の操作に割り当てること
により、操作しやすくすることができます。
1.
RECモードにして【MENU】を押します。
2.
“撮影設定”タブ→“左右キー設定”と選び、
を押します。
3.
で設定内容を選び、【SET】を押します。
で設定した機能が操作できるようになります。
撮影モード 影モー(静止画/ベストショット/
ムービー/音声付静止画/ボイスレコー
ド)が変更できます(147ページ)
EVシフト 露出値(EV値)が補正できます(54ペー
ジ)
ホワイトバランス
ホワイトバランスが変更できます(55
ページ)
ISO感 ISO感度の変更ができます(70ページ)
セルフタイマー
セルフタイマーの設定ができます(45
ページ)
切:に操作を割り当てません。
参考
初期設定は“撮影モード”の操作となります。
3.
で設定内容を選び、【SET】を押します。
入:グリッドを表示します。
切:グリッドは表示しません。
72
撮影する(応用編)
各種設定を記憶させる(モードメモリ)
モードメモリとは、電源を切ったときでも直前の状態を記憶して
おく機能です。電源の入/切で毎回設定をし直す手間がはぶけま
す。
モードメモリで設定できる機能
撮影モード、フラッシュ、フォーカス方式、ホワイトバランス、
ISO感度、AFエリア、デジタルズーム、MF位置、ズーム位置
1.
RECモードにして【MENU】を押します。
2.
“モードメモリ”タブ→“設定したい機能”と選び、
押します。
3.
で設定内容を選び、【SET】を押します。
入:電源を切ったときにその時点の設定を記憶します。
切:電源を切ったときに初期設定に戻ります。
機 能
撮影モード
フラッシュ
フォーカス方式
※1
ホワイトバランス
ISO感度
AFエリア
デジタルズーム
MF位置
ズーム位置
※2
静止画
オート
オート
オート
オート
スポット
MFに切り替える前
の位置
ワイド端
最後のモード
1 ムービーモードでは設定を記憶することができませ
ん。自動的にPF(パンフォーカス)に戻ります。
※2 ズーム位置では光学ズームの位置のみ記憶します。
重要
ベストショットモードでは、シーンの選択をしたり、電
源のオン/オフを行うと、モードメモリが入/切のどち
らに設定されていても、撮影設定(撮影モード、ズーム
位置以外)は各シーンの初期設定値となります。
ムービーモードでは、モードメモリの入/切の設定に関
わらず、フラッシュは常に発光禁止に設定されます。