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取扱上の注意 注意 この表示を無視して誤っ た取り扱いをすると、人 が傷害を負う可能性が想 定される内容および物的 損害のみの発生が想定さ れる内容を示しています。 火中に投入しないでください 本機を火中に投入しないで ください。破裂による火災・ けがの原因となることがあ ります。 ●本書の内容に関しては、将来予告なしに変更することがあ ります。 ●本書の内容については万全を期して作成いたしましたが、 万一ご不審な点や誤りなど、お気づきのことがありました らご連絡ください。 ●万一、本機使用や故障により生じた損害、逸失利益または 第三者からのいかなる請求につきましても、当社では一切 その責任を負えませんので、あらかじめご了承ください。 –1–
その他のご使用上の注意 ●本機を使用する前に必ず 5キーを押してください。 ●極端な温度条件下での使用や保管は避けてくだ さい。 低温では表示の応答速度が遅くなったり、点灯しなくなっ たりします。また、直射日光の当たる場所や窓際または暖 房器具の近くなど、極端に温度が高くなる場所には置かな いでください。 ケースの変色や変形、または電子回路の故障の原因になり ます。 ●湿気やほこりの多い場所での使用や保管は避けて ください。 水が直接かかるような使用は避けるとともに、湿気やほこ りにも十分ご注意ください。 電子回路の故障の原因となります。 ●落としたり、強いショックを与えないでください。 ●「ひねり」や「曲げ」を与えないでください。 ●分解しないでください。 ●お手入れの際は、乾いた柔らかい布をご使用くだ さい。 特に汚れがひどい場合は、中性洗剤液に浸した布を固くし ぼっておふきください。なお、シンナーやベンジンなどの 揮発性溶剤は使用しないでください。キーの上の文字が消 えたり、ケースにシミをつけてしまう恐れがあります。 –2–
演算モード 内 容 キー操作 モード名 角度指定モード(グラード) Fl F0 F4 F5 F6 小数点以下の桁数固定表示 モード F7 FIX 有効桁数指定表示モード F8 SCI F9 NORM 標準偏差の計算モード 通常の計算モード 角度指定モード(度) 角度指定モード(ラジアン) 標準表示モード (小数点以下桁数固定や有効 桁数指定を解除) SD COMP* DEG RAD GRA 現在のモード設定のシンボルが表示されます。 * COMPモードではシンボルは表示されません。 重要 ● モードシンボルは表示部の上段に表示されます。 ● DEG, RAD, GRA は COMP モード、SD モードと組み合 わせて使用することができます。 ● F0 と操作しても、SD モードは解除されますが、SCI モード、FIX モードを解除することはできません。 –3–
● F 9 と操作しても SD モードを解除することはできま せん。 ● DEG, RAD, GRA モードで計算する前に必ず t を押し て画面をクリアーしてください。 ● 計算を始める前に必ず計算モード (SDか、COMPか)と角 度指定 (DEGか、RADか、GRAか) を指定してください。 基本計算 四則演算にはCOMPモードを使用します。 例1 23 4.5 53 23 + 4.5 , 53 = 例2 56 ( 12) ( 2.5) 56 -12 E \ 2.5 E = 例3 268.8 2 3 (1 1020) 2 \ 3 -1 e 20 = 例4 –25.5 6.66666666719 7 8 4 5 =36 7-8,4-5= –4– 36.
例5 例6 6 = 0.3 4 5 4-5\6AN= 0.3 2 [7 6 (5 4)] 122 2-O7+6- O5+4PP= 122. ● = キーの前の P キーの操作は省略することができます。 (Pキーを押す必要はありません) 例7 4 π 53 3 4\3-Ax-5AN= 523.5987756 定数計算 ● 数値を置数した後に、+ , - \ キーを2回押すと、 その数値を定数とした計算をすることができます。 ● 定数計算中は “K” が画面に表示されます。 ● 定数計算にはCOMPモードを使用します。 例1 2.3 3を計算し、続いて2.3 6 (2.3 3) 2.3 + + 3 = K 5.3 (2.3 6) 6= K 8.
例2 12 2.3を計算し、続いて12 ( 9) 12 - - 2.3 = (12 2.3) K 27.6 9E= K –108. 17 + + = K 34. (17 17 17) = K 51. (17 17 17 17) = K 68. (12 ( 9)) 例3 17 17 17 17 68 (17 17) 例4 1.74 8.3521 (1.7 ) 1.7 - - = K (1.73) = K 4.913 (1.74) = K 8.3521 2 2.
例1 (53 6) (23 8) (56 2) (99 4) 210.75 (53 6) 53 + 6 = A Y M 59. (23 8) 23 , 8 | M 15. (56 2) 56 - 2 | M 112. (99 4) 99 \ 4 | M 24.75 Z M 210.75 (メモリー呼び出し) 例2 例3 下記の例題をメモリーを使って計算する M 13. (12 3) (45 3) (78 3) 135 (12 3) 3 - - 12 = A Y MK 36. (45 3) 45 A { MK 135. (78 3) 78 | MK 234. Z MK 135.
分数計算 ● 分数計算にはCOMPモードを使用します。 ● 整数、分子、分母と区切りマークを含み10桁以上を置数する ことはできません。 2 4 1 7 例1 3 5 15 2C3+4C5= 1 7 15. 例2 例3 例4 3 1 1 2 4 11 4 3 12 3C1C4+ 1C2C3= 4 11 12. 2C4 2 4. = 1 2. 1 C 2 + 1.6 = 2.1 2 1 4 2 1 1.6 2.1 2 ● 分数と小数の混在した計算結果は、常に小数で表示され ます。 例5 1↔ 0.5(分数 ↔ 小数) 2 1C2= 1 2. C 0.5 C 1 2.
例6 1 2 5 ↔ 3 3 1C2C3 1 2 3. AB 5 3. AB 1 2 3. パーセント計算 ● パーセント計算にはCOMPモードを使用します。 例1 1500の12パーセントは? 1500 - 12 A v 例2 660は880 の何パーセントか? 660 \ 880 A v 例3 75. 2500に15パーセント加える 2500 - 15 A v + 例4 180. 2875. 3500の25パーセント引き 3500 - 25 A v , –9– 2625.
例5 500g の試料に 300g を加えると、初めの何%となる か? 300 500 500 100 160 (%) 300 + 500 A v 例6 46 40 40 160. 40°C の温度が 46°C になったとき、何%アップした と言えるか? 100 15 (%) 46 , 40 A v 例7 15. 定数計算を使って以下の計算をする ● 1200 の12% =144 ● 1200 の18% =216 ● 1200 の23% =276 (12 %) 1200 - - 12 A v K 144. (18 %) 18 A v K 216. (23 %) 23 A v K 276.
関数計算 ● 関数計算にはCOMPモードを使用します。 ● 計算の内容によっては演算結果が表示されるまでに時 間がかかることがあります。 ● 次の計算に移る際は前の計算の結果が表示されるまで お待ちください。 ● π=3.1415926536 として計算します。 ■ 60進数計算 例1 14°25’36” + 12°23’34” = 26°49’10” 14 I 25 I 36 I + 12 I 23 I 34 I = 例2 1°2’3” + 4.56 = 5.594166667 1 I 2 I 3 I + 4.56 = 例3 5.594166667 sin 87°65’43.21” = 0.999447513 (DEGモード) 87 I 65 I 43.21 I S 例4 26°49°10. 1.23 ↔ 1°13’48” – 11 – 0.999447513 1.23 I 1°13°48. I 1.23 I 1°13°48.
例5 12°34’ ↔ 12.56666667 12 I 34 I A O 12.56666667 ● Iキーを10進と60進の変換に使うこともできます。 ■三角関数計算、逆三角関数計算 例1 sin ( π rad)(RADモード) 6 Ax\6=S 例2 0.5 cos 63°52’41”(DEGモード) 63 I 52 I 41 I W 例3 RAD DEG 0.440283084 tan ( 35gra)(GRAモード) GRA 35 E h –0.612800788 例4 cos–1 ( 2 rad)(RADモード) 2 2AL\2=AV 例5 RAD 0.785398163 45 度をラジアン、グラードに変換し、再度、角度表 示に戻す F 4 45 DEG 45. RAD A F 5 0.
AF6 AF4 GRA 50. DEG 45. ● 角度単位変換の計算を繰り返し行なうと、演算結果の精 度が低くなることがあります。 ■双曲線/逆双曲線関数 3.6 M S 例1 sinh 3.6 例2 sinh 1 30 18.28545536 30 M A j 4.094622224 ■対数計算、指数計算 1.23 R 0.089905111 90 T 4.49980967 64 R \ 4 R = 3. 例1 log 1.23 例2 In 90 ( loge 90) 例3 Iog 64 Iog 4 例4 10 5 e 0.4 3 0.4 A Q + 5-3EAU= – 13 – 2.
2w3= 8. 2 3 2 w3 E= 0.125 例7 e10 10 A U 22026.46579 例8 log sin 40° log cos 35°(DEGモード) 例5 23 例6 DEG 40 S R + 35 W R = –0.278567983 DEG A Q 0.526540784 真数に変換するには: 81/3 8 As3 = ■その他の関数 ( 、1/x、x2、x!、3 例9 、RAN#) 2 3 5 例1 2AL+3AL-5AL= 例2 2. 3 5.287196909 5 3 27 5 A D + 27 E A D = –1.290024053 例3 ( 30)2 30 E K – 14 – 900.
例4 1 1 1 3 4 3AX,4AX= 例5 例6 8! AX 12. 8Af 40320. 0. 000から0.999の間で乱数 (random number) を発生 させる Ac 0.664 ■小数点以下指定、有効桁数指定計算および 指数表示範囲指定 例1 例2 1.234 1.234 の計算結果を小数点以下2桁で丸めて 表示させる (FIX 2) FIX F72 0.00 1.234 +1.234 = 2.47 FIX 1.234 1.234 を、 入力時に2桁に丸めて計算する F 7 2 1.234 A b + 1.234 A b = FIX 2.
例3 1 3 の結果を有効桁数2桁で表示する (SCI 2) SCI F82 0.0 00 1\3= 3.3–01 SCI ● 有効桁数表示を解除するには F 9 と押します。 ■ENG変換 例1 56,088メートルをキロメートルに変換する 56088 A J 例2 56.088 03 0.08125 グラムをミリグラムに変換する .08125 A J 81.25–03 ■座標変換(R→P, P→R) 例1 x 極座標 (r 2, θ 60°) を直交座標(x, y) に変換する (DEG モード) 2 A z 60 = DEG AN DEG y 1. 1.
例2 直交座標 (1, 3 ) を極座標 (r, θ ) に変換する(RAD モード) r θ 1Ay3AL= RAD AN RAD 2. 1.047197551 ■順列 例 1 から7 までの数字を使ってできる4 桁の数字の取り 得る値の総数は? ● 1 つの数字は 1 回しか使えないものとします (1234 は可、 1123 は不可) 。 7Am4= 840. ■組み合わせ 例 1 0 人の中から4 人を選ぶ場合の可能な組み合わせは 何通り? 10 A n 4 = 210.
● 数値の入力には必ず A u と操作して統計用メモリーを クリアーしてから数字を入力します。 例 以下のデータを基に σ n 1, σ n, o, n, Σx, Σx2 を求める データ: 55, 54, 51, 55, 53, 53, 54, 52 データ入力 SD Fl 0. A u 55 } 54 } 51 } 55 } 53 } } 54 } 52 } 52. SDモードに入る SD SD 標本標準偏差 A 1.407885953 母標準偏差 Ap 1.316956719 平均 A` 53.375 標本数 Ar 8. 標本の総和 Ao 427. 2乗和 Aa 22805.
● 同様に - キーを使うと、同じ数値を複数個に入力する ことができます。たとえば 110 を 10 回入力するには 110 -10 } と操作します。 ● 演算は必ずしも上記の例通りの順番で行なう必要はな く、データ入力後ならどの順番でも表示させることがで きます。 ● 入力直後のデータを削除したい場合は、A [ と操作し ます。 ■数値の入力中にデータを訂正するには 例1 入力した直後に訂正するには 正しい入力操作 誤入力時の操作 訂正操作 51 } 50 } A[ 51 } 130 31 } 120 - 130 31 } 120 31 t130 31 } t130 31 } 例2 前に入力したデータを訂正するには 正しい入力操作 誤入力時の操作 訂正操作 51 } 49 } 49 A [ 51 } 130 31 } 120 30 } 120 - 30 A [130 31 } – 19 –
技術情報 ■それぞれのキーの役割 一般 電源オン、オールリセット ............................. 5 四則演算キー .................................................... +, ,, -, \, = バックスペース ................................................ Q クリアー (メモリーは消去されません)......... k 数字キー ........................................................... 0 ∼ 9, l オールクリアー ................................................ t サインチェンジ ................................................ E メモリー計算 メモリーへ入力 ................................................ A Y メモリープラス .............
カッコ ............................................................... O, P π(3.1415926536) ........................................... A x モード選択 ........................................................ F 10進↔60進数(変換)...................................... I, A O シフトキー ........................................................ A 関数機能 三角関数 ........................................................... S W h 逆三角関数 ........................................................ A j, A V Ag 指数関数 (10x)........................
座標変換 (P→R).............................................. A z 座標変換 (R→P).............................................. A y 順列 ................................................................... A m 組み合わせ ........................................................ A n べき乗 ............................................................... w べき乗根 ........................................................... A s 乱数 ................................................................... A c 逆数 ...............................
■表示の見方 本機は計算結果を 10 桁まで表示させることができます。10 桁を超える演算結果は自動的に指数表示されます。10 進数 の計算結果の表示では以下のように2種類の表示方法があり ます。 NORM1 NORM1では、演算結果が1010以上の場合あるいは10–2未満 の場合は自動的に指数表示となります。 NORM2 NORM2では、演算結果が1010以上の場合あるいは10–9未満 の場合は自動的に指数表示となります。 NORM1とNORM2の切り替え F 9 と押すと切り替えることができます。現在どちらの モードが選ばれているかは表示されませんが、下記の計算 結果を表示させることによりどちらのモードかを確かめる ことができます。 1 \ 200 = 5. –03 (NORM1モード) 0.
■故障かなと思う前に… もし計算中にエラーが発生したり、計算結果がおかしい場 合、下記の操作を行なってください。 1. 2. 3. 4. 5.
■桁オーバーとエラーについて 下記の状態では計算が続けられなくなります (「–E–」 が表示 されます) 。 a. 計算結果(連続計算の途中の結果も含む)またはメモリー 内の計算途中のデータ数値が±9.999999999 1099の範囲 を超えた場合。 b. 関数計算が入力範囲を超えて数値を入力した場合。 c. 統計計算中に、 n 0 の時に平均や標準偏差を求めようと するような論理的に非整合な計算を行なった場合。 d. 0 による除算のように、 数学的に正しくない計算を行なお うとした場合。 e.
■太陽電池について 暗い所でのご使用や太陽電池が一時的に遮られたときに は、意味のない表示が出るなど、正しく計算できないことが あります。演算可能照度の目安として以下の項目を参考に してお使いください。 50ルクス:15Wの蛍光灯から1.5m程度の明るさ ■計算の優先順位 下記の順位で計算されます。 1. 関数機能 2. xy, x1/y, R →P, P →R, nPr, nCr 3. , 4.
例 下記の計算は4 つのレジスターと5 つのカッコ計算を 使います。 2-OOO3+4-OO5+4 下記の表はこの計算で使用するレジスターの内容を示 します。 レジスター 内容 x L1 4 (( 5 L2 4 L3 ((( 3 L4 2 L5 L6 – 27 –
■計算式、計算範囲 本機で使用する計算式、 計算範囲の内容を示します。 座標変換 ● 極座標による計算は–180° θ 180°の範囲で行なわれま す。ラジアンとグラードでの計算範囲も同じです。 Y Y P (r, θ ) P (x, y) Pol r y 0 Rec θ 0 X x 順列 ● 入力範囲: n ● 式: nPr r 0 (n , rは整数) n! (n r)! 組み合わせ ● 入力範囲: n ● 式: nCr r 0 (n , rは整数) n! r!(n r)! – 28 – X
母標準偏差 標本標準偏差 平均 – 29 –
関数桁容量 関数 sinx cosx tanx 入 (DEG) x 9 109 (RAD) x 5 107 rad (GRA) x 1 1010 grad sin–1x cos–1x x 1 tan–1x x 1 10100 sinhx coshx x 230.2585092 tanhx x 1 10100 –1 x 5 1099 –1 1 x 5 1099 –1 tanh x x 1 logx/lnx 1 10–99 x 1 10100 sinh x cosh x 10 e x x x 0 x 1 10100 x3 x 2.154434690 1033 1/x x 1 10100 ; x ≠ 0 3 x 1 10100 nPr/nCr 囲 –1 10100 x 230.
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