User manual - fx-5800P
– 107 –
順位 演算命令の種類 該当記号と解説
分数
a
b
/
c
前置記号 (–)(負符号)
d, h, b, o (n 進記号)
統計の推定値計算
K
,
L
,
K
1
,
K
2
順列、組み合わせ
複素極形式
シンボル
n
P
r
,
n
C
r
∠
乗除算
乗算省略
× , ÷
P
, 変数メモリー 、 科学定数の直前の
乗算省略 (2
P
, 5A,
P
A, 3mp, 2
i
など )、カッコ付き関数直前の乗算省略( 2
(3) , Asin(30) など)
加減算 +, −
関係演算子 =, ≠, >, <, ≧, ≦
論理積 and (ビット演算子)
And (論理演算コマンド)
論理和、排他的論理和、排他的論
理和の否定
or (ビット演算子)
Or (論理演算コマンド)
xor (ビット演算子)
xnor (ビット演算子)
メモ
S
負数を使った計算では、負数にカッコを付ける必要がある場合があります。例えば「
–
2 の 2 乗」を計算したい場
合は、② 後置関数
x
2
の優先順位が ④ 前置記号である負符号 (–) よりも優先順位が高いため、
“
(–2)
2
”
と入力す
ることが必要です。
E
7
–2
2
= –4
E
7
(–2)
2
= 4
S
乗除算と乗算省略は同じ優先順位 ⑦ なので、計算式は、左から順に計算されます。このため、カッコを付
けることで計算結果が変わります。
,
1÷ 2
i
= 0.5
i
,
1÷ (2
i
) = −0.5
i
■ スタック数の制限について
優先順位の低い計算数値や計算命令(関数など)を一時的に記憶する「スタック」と呼ばれるメモリーがあります。
数値用のスタックは 10 段、命令用のスタックは 26 段まで使用できます。
TABLE モードおよび RECUR モードでは、命令用のスタックが 1 段少ない 25 段までになります。
スタック数を超えて計算式を入力し計算を実行しようとするとエラー(Stack ERROR)となり、計算結果を得る
ことはできません。
1
2
3
45
1 2 3 4 5 6
7
1
2
3
45
1 2 3 4 5 6
7
数値用スタック 命令用スタック
1
2
3
4
5
6
7
1
2
3
2
3
4
4
5
5
4
数値用スタック 命令用スタック
1
2
3
4
5
6
7
1
2
3
2
3
4
4
5
5
4