User manual - fx-5800P
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マルチステートメントは、複数の計算式を区切りコード(:,
<
)で区切り、続けて記述したものです。区切りコー
ドに応じて次のように動作します。
{式 1}:{式 2}: .... :{式 n}
を押すと先頭の式から順にすべての式の計算が実行され、最後の式の計算結果だけが表示されます。
H
123+456 と 1000−Ans を続けて計算する
1
(:)
E(Ans)
{式 1}
<
{式 2}
<
....
<
{式 n}
を押すと
<
の直前の式の計算結果が表示され、一時停止します。再度
を押すと、次の式の計算を実行
します。
H
123+456 と 1000−Ans を続けて計算する
1
7
(
<
)
E(Ans)
メモ
●
<
で区切ったマルチステートメントによる計算の途中には、画面の右上に
Q
シンボルが点灯します。
● マルチステートメントによる計算の実行時は、1 つの計算が実行されるたびに、Ans メモリー(29 ページ参照)
の内容が更新されます。
● 1 つの計算式の中で
<
と:を併用しても構いません。
本機はユーザーによる数値の登録と呼び出しが可能な、次のメモリーを備えています。
メモリー 説明
アンサーメモリー
最新の計算結果を記憶しておくメモリーです。
独立メモリー
複数の計算結果の加算または減算に便利です。
変数メモリー A ∼ Z の 26 文字に対して、個別に異なる数値を登録し、計算に利用することがで
きます。なお変数メモリーの M は、独立メモリーと共通のメモリーです。
配列メモリー さらに多くの数値を記憶させたいときに用いる拡張メモリーです。Z[1], Z[2], ... と
いう名前の新たなメモリーを、最大 2372 個まで作成できます。