User manual - fx-5800P
– 29 –
メモリー 説明
公式メモリー 内蔵公式または自作公式の計算で使うメモリーです。
S
小文字のアルファベット(a ∼ z)
S
ギリシャ文字(A ∼ W、! ∼ 7)
S
付帯文字付きのアルファベットまたはギリシャ文字(例:A
1
、a
0
、W
t
、$
X
など)
が利用可能です。
内蔵公式および公式メモリーについて詳しくは、「内蔵公式の活用」(83 ページ)を参
照してください。
これらのメモリーの内容は、 キー、計算モードの切り替え、電源オフの操作を行っても消去されません。
■ アンサーメモリー(Ans)を使う
最新の計算結果は「アンサーメモリー(Ans)」に記憶されます。
"
Ansの内容が更新/消去されるタイミングについて
Ans を計算に利用するには、Ans に現在格納されている内容を把握しておくことが重要です。次の点に留意し
てください。
● 計算実行、独立メモリーへの加減算、変数メモリーの呼び出しや登録を行うと、Ans の内容は上書きされます。
● 複数の結果を同時に得るような計算(座標変換など)を実行した場合は、計算結果のうち先に表示される側の
数値で Ans が更新されます。
● 計算結果がエラーとなった場合は、Ans は更新されません。
● 計算結果が複素数となった場合、実部・虚部がともに Ans に記憶されます。
"
Ansを使って連続計算を行うには
表示中の計算結果を利用して、連続して計算を実行できます。
3×4 の計算結果を30で割る
1
(続けて)
を押すと Ans が自動的に入力される
3
2
+4
2
の計算結果の平方根を求める
1
7
7
メモ
● 計算結果の表示中に演算子や関数を入力すると、その演算子や関数の引数として Ans が自動的に指定されま
す。
● カッコ付き関数(12 ページ参照)の場合は、上記の例 2 のように関数を単独で入力し を押した場合のみ、
自動的に Ans が引数となります。ただし、自然表示設定の場合には、カッコ付き関数の場合であっても自動
的に Ans が引数とならない場合があります。