User manual - fx-5800P
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メモ
配列メモリーの確保のために 26 バイト、増設する変数 1 個につき、12 バイトが使われます。ただし、配列メモリー
に複素数を記憶させると、22 バイトが使われます。例えば 10 個の変数を増設した場合は、26+12×10 = 146
バイトのユーザー用メモリーが使われます。ユーザーメモリーの容量は 28500 バイトなので、複素数を含まな
い場合は、最大 2372 個の変数を増設することが可能です。
"
増設する変数の数を変更するには
「配列メモリーを確保するには」と同じ操作を行います。ただし、次の点にご注意ください。
● 増設する変数の数を減らした場合は、減らしたことによって使用できなくなった変数の内容はクリアーされ
ます。
● 増設する変数の数を増やした場合は、すでに増設済みの変数の内容は変わりません。新たに増設された変数
の値は、すべて 0 となります。
■配列メモリーを使う
配列メモリーによって増設した変数に対して数値を書き込んだり、書き込んだ数値を呼び出すことができます。
"
配列メモリーに数値や計算結果を書き込むには
{数値または計算式}→{配列メモリー} の順に入力します。
配列メモリーZ[5]に3+5を書き込む
1
H
– {PROG} – { → }#(Z)#7( [ )
#( ] )
ご注意
配列メモリーへの書き込み操作は、COMP モード(または動作モードが COMP のプログラム)のみで可能です。
"
配列メモリーの内容を呼び出すには
内容を呼び出したい配列メモリー名を入力し、 を押します。
Z[5]の内容を呼び出す場合
1
#(Z)#7( [ )
#( ] )
● 配列メモリーの末尾の“ ] ”の入力は省略しても構いません。
● 配列メモリーの呼び出し時は、Z[
n
] の
n
に対して、計算式や変数メモリー A ∼ Z を入力することが可能です。
● Z[
n
] の
n
の値が現在増設されている配列メモリー数を超える場合は、エラーとなります。
"
計算式の中で配列メモリーを使うには
数値を入力するのと同じ要領で、計算式の中に配列メモリーを入力することができます。
5+Z[5]を計算する
1
#(Z)#7( [ )
#( ] )