User manual - fx-5800P
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"
留意事項
●
x
2
、
x
–1
、
( の各関数は、複素数計算で利用できます(引数が複素数の演算実行が可能です)。
● ^(、
3
(、
x
( の各関数は、複素数を引数としない場合は使用可能です。
■ 積分計算
本機の積分は、ガウス - クロンロッド(Gauss-Kronrod)法による近似計算を行います。積分計算には、次の関数
を使います。
°(
"
構文と入力操作
°
(
f
(
x
)
,
a
,
b
,
tol
)
f
(
x
)
:
x
の関数式(変数
X
を用いた式を入力)
•
X
以外の変数は定数とみなされます。
a
:
積分区間の下限を指定
b
:
積分区間の上限を指定
tol
:
許容誤差範囲を指定(ライン表示時のみ入力可)
•
入力を省略できます(省略時は 1 × 10
−5
で計算)。
°
(ln(
x
), 1,
e
) = 1
(tol 省略時の例)
H
− {MATH}
(
°
dX)
L
7#
(
X
)
A
D
7
(
)
1
H
− {MATH}
(
°
dX)
L
7#
(
X
)
7
(
)
(
1
x
2
,1, 5, 1 × 10
−7
)
= 0.8
1
H
− {MATH}
(
°
dX)
L
#
(
X
)
7
E
"
留意事項
●
°
( は、COMP, SD, REG, EQN の各計算モードで利用可能です。
●
f
(
x
),
a
,
b
,
tol
に対して、
°
(,
d
/
dx
(,
d
2
/
dx
2
(,
3
( の各関数を入力することはできません。また
f
(
x
) に対しては、
Pol(, Rec( および乱数の各関数を入力することはできません。
● 積分区間
a
≦
x
≦
b
において、
f
(
x
) < 0 の場合は積分結果は負の値になります。
例:
°
(0.5
X
2
−2, −2, 2) = −5.333333333
● 終了条件を満たせずに求解処理が終了してしまった場合はエラー(Time Out)となります。
● 三角関数の積分計算は、角度設定を Rad にして行ってください。
● 積分計算は、計算に時間がかかることがあります。
●
tol
の数値を小さくするほど、精度があがる傾向にありますが、演算時間もかかるようになります。
tol
値に
は 1 × 10
−14
以上の値を指定してください。
● 自然表示の場合は、
tol
値の入力はできません。
● 積分する関数の種類、積分区間における正・負、または積分したい区間によっては求めた積分値の誤差が大
きくなり、エラーとなることがあります。
● 積分計算中に
を押すと、積分計算は中止されます。