User manual - fx-5800P

– 41 –
f
(
x
),
a
,
tol
に対して、°(,
d
/
dx
(,
d
2
/
dx
2
(, 3( の各関数を入力することはできません。また
f
(
x
) に対しては、Pol(,
Rec( および乱数の各関数を入力することはできません。
三角関数の微分計算は、角度設定を Rad にして行ってください。
終了条件を満たせずに求解処理が終了してしまった場合はエラーTime Outとなります。
tol
の数値を小さくするほど、精度があがる傾向にありますが、演算時間もかかるようになります。
tol
値に
1 × 10
14
以上の値を指定してください。
自然表示の場合は、
tol
値の入力はできません。
不連続な点、急激に変化する部分、極大点や極小点、変曲点、微分不可能な点を含む場合、また微分点や微
分演算結果が 0 近傍の値の場合には、精度が出なかったりエラーになったりする場合があります。
微分計算中に
を押すと、微分計算は中止されます。
2 次微分計算
関数
f
(
x
)
x
a
における 2 次微分係数
d
2
/
dx
2
(
f
(
x
))|
x
a
を計算することができます。本機はこの計算を、ニュー
トンの補間多項式の 2 階数値微分公式に基づく近似計算によって行います。計算には、次の関数を使います。
d
2
/
dx
2
(
"
構文と入力操作
d
2
/
dx
2
(
f
(
x
),
a
,
tol
)
f
(
x
)
:
x
の関数式(変数
X
を用いた式を入力)
X
以外の変数は定数とみなされます。
a
:
2 次微分係数を求めたい点2 次微分点)の値を指定
tol
:
許容誤差範囲を指定(ライン表示時のみ入力可)
入力を省略できます(省略時は 1 × 10
10
で計算)
関数
y
=
x
3
+ 4
x
2
+
x
6
x
= 3 における 2 次微分係数を求める
H
− {MATH}
(
d
2
/
dX
2
)
#
(
X
)
C
_

#
(
X
)
V
#
(
X
)

C
1 と同じ計算を、
tol
= 1 × 10
12
を指定して実行する
tol
値を指定するので、ライン表示形式で計算を行います。
1
H
− {MATH}
(
d
2
/
dX
2
)
#
(
X
)

#
(
X
)
V
#
(
X
)

9

"
留意事項
1 次微分計算の場合と同様です。40 ページの留意事項を参照してください。
3
計算
入力式
f
(
x
) に対して、指定された範囲の
f
(
x
) の和を求めます。3 計算には、次の関数を使います。
3
(
3 計算の計算式は次の通りです。
3(
f
(
x
),
x, a
,
b
) =
f
(
a
) +
f
(
a
+1) +....+
f
(
b
)