User manual - fx-5800P
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■ 計算結果表示形式の強制指定
セットアップの複素数表示設定とは関係なく、直交座標形式または極座標形式で計算結果を表示することもで
きます。
"
計算結果を直交座標形式で表示するには
計算式の末尾に
H
− {COMPLX}
(
a
+
b
i
) を入力します。
2
2 ∠ 45 = 2 + 2
i
(角度単位設定:Deg)
B
L
C
,
(∠)
H
− {COMPLX}
(
a
+
b
i
)
"
計算結果を極座標形式で表示するには
計算式の末尾に
H
− {COMPLX}
(
r
∠
θ
) を入力します。
2 + 2
i
= 2
2 ∠ 45
B
,
H
− {COMPLX}
(
r
∠
θ
)
COMP
ここでの操作を行う際には、計算モードとして COMP モード(
)を選択してください。
■ 行列計算の概要
はじめに、本機を使った行列計算の大まかな操作の流れを説明します。ここでは、次の行列計算を実行する場
合で、操作手順を例示します。
+ =
行列計算は、行列を Mat A ∼ Mat F の 6 つのメモリーエリア(行列メモリー)に登録して、メモリー計算の要領
で行います。
次の操作では、計算式の 1 つ目の行列を Mat A に、2 つ目の行列を Mat B に登録し、Mat A
2
+ Mat B を実行します。
計算結果は、
“
Mat Ans
”
という行列計算専用のアンサーメモリーに格納されます。
"
操作手順
1. COMP モードの演算画面で、
H
−
{MATRIX}
(EDIT)を押します。
S
行列メモリーの選択画面が表示されます。表示が反転している行が、現在選
択されている行列メモリーを表します。
2. “Mat A”が選択されているので、そのまま
を押します。
S
「次元設定画面」が表示されます。
3. Mat A の次元を、2 × 2(2 行 2 列)に設定します。
S
行列の入力や編集を行うための「行列エディタ画面」が
表示されます。
この
“
A
”
は Mat A を表します
2 0
2
0 2
2 0
2
0 2
1 2
3 4
1 2
3 4
5 2
3 8
5 2
3 8