User manual - fx-5800P
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ご注意
代入画面では、次の機能は使用できません。
● 複素数の入力と表示
● ソルブ機能
"
代入画面にコメント文を表示するには
"
コメント文
"
:{計算式}の形式で式を入力すると、代入画面の 1 行目に計算式の代わりにコメント文を表示させ
ることができます。
"
MENSEKI
"
:S = A×B÷2をカルク機能で計算する(A = 7,B = 8を代入)
#
(
-LOCK)
(")
(M)
A
(E)
(N)
(S)
A
(E)
(K)
(I)
(")
(:)
#
(S)
#
[
(=)
#
(A)
#
(B)
A
L
ソルブ機能は、方程式の解をニュートン法を使って近似計算する機能です。ソルブ機能は、COMP モード(
)
でのみ使用可能です。
※ニュートン法とは
「
f
(
x
) は、ごく狭い範囲において 1 次式で近似できる」という考えをも
とに、式の根の近似値を微分を使って求める方法です。
まず、ある初期推定値
x
0
を与え、その推定値をもとに近似値
x
1
を求
めた後、左辺と右辺の計算結果を比較します。次に、求められた近似
値を新たな初期値
x
1
として、次の近似値
x
2
を求める計算を行います。
この計算を、右辺と左辺の結果の差が、ある微小な値より小さくなる
まで続けます。
■ ソルブ機能で実行可能な式について
ソルブ機能では、次のような形式の方程式を入力することが可能です。
Y = X + 5、 X = sin(M)、 X + 3 = B + C、 XY + C(XY + C = 0 として扱われます)
ご注意
● ソルブ機能の方程式には、次の入力はできません。
• 積分、微分、3(、Pol(、Rec( の各関数の入力
• マルチステートメントの入力
● 係数への複素数の入力、および複素数解の表示はできません。
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