User manual - fx-5800P
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機能 LpWhile に続く条件式が真(0 以外の値)の間、Do から LpWhile までの間に書かれた文を繰り返し実行し
ます。LpWhile の実行後に条件判定が行われるため、Do ∼ LpWhile 間の文は少なくとも一度は実行され
ます。
文例 Do:? → A:A × 2 → B:B
<
LpWhile B > 10
補足 LpWhile コマンドを入力する際は、ファンクションメニュー上で“Lp・W”を指定してください。
"
サブルーチン呼び出しコマンド
Prog (
)
書式 ‥:Prog " ファイル名 ":‥
機能 一連の計算を行うプログラム(メインルーチン)の中で、必要に応じて使うことができるように独立させ
たプログラム(サブルーチン)を指定するコマンドです。
メインルーチン
サブルーチン
1レベル 2レベル 3レベル 4レベル
S
サブルーチンは、メインルーチンの中で何度でも使うことができます。また、サブルーチンを別のメイ
ンルーチンとして使うことも可能です。
S
Prog " ファイル名 " によってサブルーチンにジャンプするとサブルーチンの先頭から実行され、実行後
は再び元のプログラムに戻り、Prog " ファイル名 " の次の文から実行が再開されます。
S
サブルーチンの中で Prog コマンドを使用し、さらに別のサブルーチンを指定することができます(ネス
ティング)。ネスティングは、10 段まで可能です。これを超える指定を行うと、エラー(Ne ERROR)
となります。
S
サブルーチン内の Goto ∼ Lbl は、そのサブルーチン内でのみ有効です。
S
Prog " ファイル名 " によって指定したプログラムが見つからないときは、エラー(Go ERROR)となり
ます。
ご注意
S
動作モードが Formula のプログラムは、サブルーチンとして使うことはできません。
S
サブルーチンの呼び出し元のプログラムと呼び出し先のプログラムは、動作モードが一致しているこ
とが必要です。このため、例えば動作モードが COMP のプログラムから、動作モードが BASE-N のプ
ログラムをサブルーチンとして呼び出すことはできません。
文例 Ans → A:Prog "SUB1":Prog "SUB2"
補足 PROG モード以外からの Prog コマンドの使い方については、「Prog コマンドを使ってプログラムを実行
するには」(92 ページ)を参照してください。
"
プログラム制御系コマンド
Break (COMP)
書式 ‥:Break:‥
機能 For 文、While 文または Do 文によるループを強制的に終了し、次の命令にジャンプします。通常は Then
文などの中に記述して Break の条件を設けます。
文例 While A > 0:If A > 2:Then Break:IfEnd:WhileEnd : A
<
Return (COMP)
書式 ‥:Return:‥