J fx-9860G SD fx-9860G fx-9860G AU PLUS fx-9750G fx-7400G ソフトウェア バージョン 2.04 取扱説明書 http://edu.casio.
• 本書の内容に関しては、将来予告なしに変更することがあります。 • 本書の内容については万全を期して作成いたしましたが、万一ご不審な点や誤りなど、お気 づきのことがありましたらご連絡ください。 • 本書の一部または全部を無断で複写することは禁止されています。また、個人としてご利用 になるほかは、著作権法上、当社に無断では使用できませんのでご注意ください。 • 本書中のグラフィック表示は、実物と異なることがあります。 • 本書および本機使用や故障により生じた損害、逸失利益または第三者からのいかなる請求に つきましても当社では一切その責任を負えませんので、あらかじめご了承ください。 • 故障、修理、電池交換等に起因するデータの消去による損害および逸失利益等につきまして は、当社では一切その責任を負えませんので、あらかじめご了承ください。 i
目次 はじめにお読みください 第 1 章 基本操作 ...............................................................................1-1 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. キーについて ................................................................................................................................. 1-1 画面上への各種表示項目について .............................................................................................. 1-2 計算式の入力と編集 .........................................................................................................
11. スケッチ...................................................................................................................................... 5-28 12. グラフ関数式の解析 .................................................................................................................. 5-30 第6章 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 統計計算を行う前に ..................................................................................................................... 6-1 1 変数統計グラフの描画と計算 .................................................
第 11 章 メモリーマネージャー ...................................................... 11-1 1. メモリーマネージャーを使う ................................................................................................... 11-1 第 12 章 システムマネージャー ...................................................... 12-1 1. システムメニュー画面 .............................................................................................................. 12-1 2. システム設定 .........................................................................................
はじめにお読みください k この取扱説明書について • 機種による機能や画面の違いについて • この取扱説明書は複数の機種について説明しています。本書中で説明されている機能でも、 機種によっては搭載されていない場合があります。 • 本書中の画面は fx-9860GII SD のものを使用していますが、機種によっては細部が異な る場合があります。 • 自然入出力モードとライン入出力モードについて この取扱説明書で説明されている各機種は、「自然入出力モード」と 「ライン入出力モード」の 2 つの異なる入出力モードを備えています。「自然入出力モード」では、分数や '、微積分な どの計算式を入力する際に、紙に書くときと同じ教科書どおりの形で入力することができま す。また計算結果も、多くの場合に教科書どおりの形式で出力 (表示)されます。一方「ライ ン入出力モード」では、入出力が常に 1 行で行われます。初期設定で 「自然入出力モード」と 「ライン入出力モード」 のどちらが選択されているかは、機種によって異なります。 fx-9860GII SD、fx-9860GII、fx-9860G AU PLUS の初期設定は「自
• ファンクションキーとファンクションメニュー操作の表記について • ファンクションキー1∼6 を使うと、さまざまな操作が可能です。各ファンクション キーに割り当てられる操作はモードによって異なり、現在実行できる操作が画面最下行の ファンクションメニューに表示されます。 •“1 (Comp) ”という表記は、1 キーを押すとファンクションメニューに表示されている “Comp” を選択できる、という意味です。 •“g”がファンクションメニュー6 の位置に表示されているとき、6 キーを押してファン クションメニューの次ページ (または最初のページ) に切り替えることができます。 • OPTN、VARS、SET UP 各メニュー操作の見出し上での表記について • 本書の見出し上では、キー操作がキー名称とメニュー項目名の組み合わせで書かれていま す。例えば“ [OPTN] [LIST] ”は、K キーを押すと表示されるファンクションメニュー から “LIST” というメニュー項目を選ぶ、という意味です。 なお“!m (SET UP) ” は、見出し上では [SET UP]と表記されます。 •“K6 (g) 2(HY
第1章 基本操作 1.
k 各キーの機能表示と操作のしかた 本機のほとんどのキーには複数の機能が割り当てられており、1 つのキーに対して次のよう に最大3つの文字や記号が表示されています。 各キーに対応する文字や記号は、! キーを押した後で有効になる機能は ! キーと同じ色、 a キーを押した後で有効になる機能は a キーと同じ色で、それぞれ表示されています。 例えば上記の l キーに割り当てられている各機能を使うための操作は、次の通りです。 機能 キー操作 1 log l 2 10x !l (10x) 3 B al (B) • アルファロック (!a ( -LOCK))について a キーを押し、続いていずれかのキーを押してアルファベットを入力すると、a を押し た直後の状態はすぐに解除されます。!a( -LOCK)を押すとキーボードはアルファ ロック状態 (アルファベット入力に固定された状態)となり、連続してアルファベットを入力 できるようになります。アルファロック状態を解除するには、a を押します。 2.
3. w を押す。 • 選択したアイコンに対応した機能モードに入り、そ の機能モードの初期画面が表示されます (右画面は STAT モードを選択した場合) 。 u メインメニューで数字 / 文字のキーを押して機能モードに入るには 1. m を押してメインメニューを表示する。 2.
アイコン 機能モード名 主な用途 PRGM (プログラム) プログラムエリアへのプログラムの登録や、登録した プログラムを実行することができます。 TVM*1 (金融計算) 各種の金融計算や、キャッシュフローなどのグラフを 描くことができます。 E-CON2*1 (EA-200コントローラー) 別売品の EA-200 データアナライザーをコントロー ルするためのアプリケーションです。 LINK (リンク) プログラムなどのメモリー内容やバックアップデータ を、他の電卓やパソコンに転送することができます。 MEMORY (メモリー) メモリーに保存されているデータを管理することがで きます。 SYSTEM (システム) メモリーの初期化やコントラスト調整などのシステム 設定を行うことができます。 *1 fx-7400GII には搭載されていません。 *2 fx-7400GII/fx-9750GII には搭載されていません。 k ファンクションメニューについて 画面の最下行に表示されるファンクションメニュー上のメニューやコマンドを利用するには、 1 から 6 までのファンクションキ
u 指数表示の見方 1.2E+12 は、1.2 × 1012 を意味します。指数が正であるので、1.2 の小数点を 12 桁右に移 動することになります。結果として、1,200,000,000,000 の値が得られます。 1.2E − 03 は、1.2 × 10 − 3 を意味します。指数が負であるので、1.2 の小数点を 3 桁左に 移動することになります。結果として、0.0012 の値が得られます。 標準表示には、指数表示となる計算結果の範囲が異なる 「Norm 2 モード」もあります。 Norm 1 モード .......... 10 − 2(0.01)> ¦x¦, ¦x¦ ≧ 1010 Norm 2 モード .......... 10 − 9(0.
例 2 + 3 − 4 + 10 = Ac+d-e+baw k 計算式の編集 d または e を使って間違った箇所にカーソルを合わせ、次のいずれかの操作を行います。 押し間違いを正しく訂正した後に w を押すと、答を求めることができます。e を使って式 の最後までカーソルを進め、入力を続けることもできます。 • 文字入力を挿入モードと上書きモードの間で切り替えることができます *1。上書きモー ドに切り替えると、新たに入力した文字が上書きされます。挿入モードと上書きモード 、上書き は、!D (INS)を押すたびに切り替わります。挿入モード時のカーソルは“ ” になります。 モード時のカーソルは “ ” *1 fx-7400GII/fx-9750GII を除く機種では、ライン入出力モード (1-29 ページ)に設定 されている場合に限り、挿入モードと上書きモードの間で切り替えることが可能です。 u 計算式の一部を訂正する 例 cos60 を sin60 に訂正する Acga ddd D s u 計算式の一部を削除する 例 369 ×× 2 を 369 × 2 に変更する Adgj**c dD 挿
k リプレイ機能 最後に実行した計算式は、リプレイメモリーに保存されます。リプレイメモリーに保存され た計算式を呼び出すには、d または e を押します。 e を押したときは、計算式の先頭にカーソルが表示されます。d を押したときは、計算式 の末尾にカーソルが表示されます。計算式は、編集して再実行することができます。 • リプレイメモリーは、ライン入出力モード (1-29 ページ)に設定されている場合に限り有効 です。自然入出力モードでは、リプレイメモリーの代わりにヒストリー機能が使われます。 詳しくは「ヒストリー(計算履歴) 機能」 (1-17 ページ) をご覧ください。 例 1 次の計算を行う 4.12 × 6.4 = 26.368 4.12 × 7.1 = 29.252 Ae.bc*g.ew dddd !D (INS) h.
k エラー位置表示機能 例 14 ÷ 10 × 2.3 を間違えて、14 ÷ 0 × 2.3 と入力してしまった Abe/a*c.d w J を押す カーソルはエラーが生じた位置 へ自動的に移動します。 必要な変更を行う db 再実行する w k クリップボード (コピー&ペースト)機能 関数やコマンド、その他の文字列をコピー(またはカット)してクリップボードに保存し、そ の内容を別の箇所にペーストすることができます。 • ここで説明する操作はすべて、ライン入出力モードで行います。自然入出力モード時のコ ピー/ ペーストの操作については、「自然入出力モードでコピー&ペーストを行う」 (1-17 ページ)をご覧ください。 u コピー範囲を指定する 1. カーソル( )を、コピーしたい範囲の先頭または末尾に移動して !i (CLIP)を押す。 カーソルの形が “ ” に変わる。 2. カーソルキーを使ってカーソル位置を移動し、コピーしたい範囲を反転させる。 3.
u 文字列を切り取るには 1. カーソル( )を、切り取りたい範囲の先頭または末尾に移動して !i (CLIP)を押す。 カーソルの形が “ ” に変わる。 2. カーソルキーを使ってカーソル位置を移動し、切り取りたい範囲を反転させる。 3. 2 (CUT) を押す。反転した範囲がクリップボードに切り取られる。 選択範囲の文字は、切り取りの 操作によって削除されます。 u 文字列を貼り付けるには !j(PASTE) を押すと、クリップボードの内容がカーソル位置に貼り付けられます。 A !j (PASTE) k カタログ機能 本機に搭載されたすべてのコマンドをアルファベット順に並べた一覧です。カタログ画面を 呼びだし、実行したいコマンドを選んで入力することができます。 u カタログ画面を使ってコマンドを入力する 1. !e (CATALOG) を押して、カタログ画面を表示する。 • このとき、カタログ画面を使って最後にコマンド入力した画面が表示されます。 2. 6 (CTGY) を押して、カテゴリー一覧を表示する。 • この操作を省略して、手順 5 に進んでも構いません。 3.
例 カタログ画面を使って ClrGraph コマンドを入力する A!e(CATALOG) I (C) c∼cw J または !J (QUIT) を押すと、カタログ画面が閉じます。 4.
k 自然入出力モードでの入力操作 u 自然入出力モードでの関数と記号 自然入出力モードでは、次の関数と記号を 「自然表示形式」で入力することができます。 「バイ ト」欄は、自然入出力モードで使用されるメモリーのバイト数を表します。 関数 / 記号 キー操作 バイト 分数(仮分数) v 帯分数 *1 !v (&) べき乗 M 4 2乗 x 4 −1乗 (逆数) !((x − 1) 5 ' !x(') 6 3 乗根 !( (3') 9 べき乗根 !M (x') 9 ex !I (ex) 6 10x !l (10x) 6 9 14 log(a, b) (MATH メニューから入力 *2) 7 Abs (絶対値) (MATH メニューから入力 *2) 6 1 次微分 *3 (MATH メニューから入力 *2) 7 2 次微分 *3 (MATH メニューから入力 *2) 7 積分 *3 (MATH メニューから入力 *2) 8 Σ 計算 *4 (MATH メニューから入力 *2) 11 行列、ベクトル 2 (MATH
u MATH メニューを使う RUN • MAT モードで 4 (MATH) を押すと、MATH メニューが表示されます。 このメニューを使って行列、微分、積分などを入力できます。 • {MAT} ... 行列またはベクトルの入力のためのサブメニューを表示 • {2×2} ... 2 × 2 行列を入力 • {3×3} ... 3 × 3 行列を入力 • {m×n} ... 行列またはベクトルの次元を指定して入力 (6×6まで) • {2×1} ... 2 × 1 ベクトルを入力 • {3×1} ... 3 × 1 ベクトルを入力 • {1×2} ... 1 × 2 ベクトルを入力 • {1×3} ... 1 × 3 ベクトルを入力 • {logab} ... 対数 logab の入力を始める • {Abs} ... 絶対値 ¦X¦ の入力を始める d f(x) x = a の入力を始める dx 2 d f(x)x = a の入力を始める • {d2/dx2} ... 2 次微分 dx2 • {d/dx} ... 1 次微分 • {∫dx} ...
cc f e )x w 1 例3 1 + 0 x + 1dx を入力する Ab+4 (MATH) 6 (g)1 (∫dx) v+b ea fb e w 例4 2× 1 2 2 2 1 2 を入力する Ac*4 (MATH) 1 (MAT) 1 (2×2) vbcc ee !x (') ce 1-13
e!x (') ceevbcc w • 計算式が画面内に収まらない場合の表示について 画面の上下左右の端に矢印が現れます。これは、矢印の 方向に、さらに計算式が存在することを意味しています。 カーソルキーを押してカーソル位置を移動し、計算式をス クロールすることができます。 u 自然入出力モードを使った入力の制約について 入力する計算式によっては、計算式が画面の縦方向にも広がります。縦方向に 120 ドット (画面縦方向の約2倍) の範囲内で入力可能です。この範囲を越える入力はできません。 u 数値を関数の引数として取り込む 入力済みの数値または式を、関数の引数として取り込むことができます。 例 1. 入力済みの計算式の中で、取り込みたい数式の直前 (左側) の位置にカーソルを移動する。 2. !D (INS) を押す。カーソルの形が ' に変わる。 3.
この機能は、次の各関数で利用できます。 関数 キー操作 仮分数 v べき乗 M ' !x (') 3 乗根 !( (3') べき乗根 !M (x') ex !I (ex) 10x !l (10x) log(a, b) 4 (MATH) 2 (logab) 絶対値 4 (MATH) 3 (Abs) 1 次微分 4 (MATH) 4 (d/dx) 2 次微分 4 (MATH) 5 (d2/dx2) 積分 4 (MATH) 6 (g) 1 (∫dx) Σ 計算 4 (MATH) 4 (g) 2 (Σ( ) 取り込み前の計算式 取り込み後の計算式 • ライン入出力モードでは、!D (INS)を押すと挿入モードになります。詳しくは 1-6 ページをご覧ください。 u 自然入出力モードでの計算式の編集 自然入出力モードでの計算の編集操作は、基本的にはライン入出力モードでの場合と同じで す。「計算式の編集」 (1-6 ページ) をご覧ください。 ただし次の点がライン入出力モード時とは異なりますので、ご注意ください。 • 上書きモードによる入力はできません。常にカ
• カーソルキーの操作も取り消しの対象となります。例えば入力中に e を1回押した後で aD (UNDO) を押すと、カーソルが e を押す前の位置に戻ります。 • アルファロック中 (1-2 ページ)は、取り消しの操作は無効となります。 (アルファロック中 に aD (UNDO) を押すと、D キー操作と同じ動作となります。 ) 例 b+vbe D aD (UNDO) c A aD (UNDO) k 自然入出力モードでの計算結果表示 自然入出力モードで入力した分数、行列、ベクトルおよびリストは「自然表示形式」で表示されます。 計算結果の表示例 • 分数はセットアップ画面の“Frac Result”の設定に応じて、仮分数か帯分数のどちらかで表 示されます。詳しくは 「セットアップ画面を使う」 (1-26 ページ) をご覧ください。 • 行列の計算結果は、6 行 6 列までは自然表示形式で出力されます。ベクトルの計算結果は、 1 行 6 列または 6 行 1 列までは自然表示形式で出力されます。行、列のどちらかがこの範囲 を超えると、計算結果がライン入出力モードと同じ画面で表示されます。 • リストの計算結
•2 (DEL) 1 (DEL • L) を押すと、計算結果と計算式がセットで削除されます。 • 仮分数または帯分数の直前の乗算記号は省略できません。次の例のように必ず乗算記号を入 力してください。 2 例: 2× c*cvf 5 • M、x または !)(x − 1)のキー操作は、M、x または !)(x − 1)のキー操作の直 後に連続して行うことはできません。これらの関数を連続して使いたい場合は、次の例のよ うにカッコを使って計算式を分割してください。 −1 例 :(32) (dx)!) (x − 1) k ヒストリー(計算履歴)機能 ヒストリー機能によって最大 30 組までの計算式と計算結果が保持されています。履歴をさか のぼって、最近行った計算を再表示することができます。 b+cw *cw また、履歴として保持されている計算式を編集して、再計算することができます。計算式以 降のすべての計算式も同時に再計算されます。 例 “1+2” を “1+3” に変更して再計算する 前記の例に続けて、次の操作を行います。 ffffdDdw • アンサーメモリー(Ans、2-9 ページ) には、常に最新
u 文字列をコピーする 1. カーソルキーを使ってコピーしたい行にカーソルを移動し、反転させる。 2. !i (CLIP) を押す。 • カーソルの形が “ ” に変わります。 3. 1 (CPY・L) を押す。 • 反転した行がクリップボードにコピーされます。 u 文字列を貼り付ける !j(PASTE) を押すと、クリップボードの内容がカーソル位置に貼り付けられます。 k 自然入出力モードでの計算操作 ここでは自然入出力モードを使った計算例を紹介します。 • 各種の計算操作について詳しくは、 「第 2 章 マニュアル計算」 をご覧ください。 u 自然入出力モードでの関数計算 計算例 操 作 6 = 3 4 × 5 10 A6$4*5w cos π = 1 2 3 Ac(!E(π)$3e)w ( ) (角度単位 = ラジアン) log28 = 3 7 123 = 1.988647795 2 + 3 × 3 64 − 4 = 10 log 3 = 0.
k 自然入出力モードでの行列計算 / ベクトル計算 u 行列 / ベクトルの次元(大きさ)を指定する 1. RUN • MAT モードで !m (SET UP)1 (Math)J と押す。 2. 4 (MATH) を押して MATH メニューを表示する。 3. 1(MAT) を押して次のメニューを表示する。 • {2×2} ... 2 行× 2 列の行列の入力 • {3×3} ... 3 行× 3 列の行列の入力 • {m×n} ... m 行× n 列の行列またはベクトルの入力 (最大 6 × 6) • {2×1} ... 2 行 1 列のベクトルの入力 • {3×1} ... 3 行 1 列のベクトルの入力 • {1×2} ... 1 行 2 列のベクトルの入力 • {1×3} ...
u 自然入出力モードで作成した行列を指定した行列メモリーに代入する 例 計算結果を Mat J に代入する !c (Mat)!(Ans) a !c (Mat)a) (J) w • 行列入力エリアの先頭(左上)位置にカーソルがある状態で D を押すと、その行列全体が消 去されます。 D ⇒ k 自然入出力モードで各種グラフモードや EQUA モードを使う 次の各モードでは 「自然表示形式」 による数式の入力、計算結果の表示が可能です。 自然表示形式で数式を入力することができるモード: RUN • MAT、e • ACT、GRAPH、DYNA、TABLE、RECUR、EQUA(SOLV) 自然表示形式で計算結果が出力されるモード: RUN • MAT、e • ACT、EQUA こ こ で は GRAPH、DYNA、TABLE、RECUR、EQUA の 各 モ ー ド で の 入 力 操 作 や、 EQUA モードでの計算結果の自然表示について説明します。 • 各モードの詳しい説明は、それぞれのモードの章をご覧ください。 • RUN • MAT モードでの入力操作と計算結果の表示については、 「自然入出力モ
u GRAPH モードでの自然入出力モードによる入力操作 GRAPH、DYNA、TABLE、RECUR の各モードでは、グラフ式の入力を自然表示形式で 行うことができます。 例 1 GRAPH モードで関数式 y = x x2 − − 1 を入力し、グラフを描画する。ビューウ ' ' 2 2 インドウ (5-2 ページ) は初期設定とする。 mGRAPHvxv!x (') c ee-vv!x(') cee -bw 6(DRAW) 例 2 GRAPH モードで関数式 y = ∫ x 0 1 2 x − 1 x − 1dx を入力し、グラフを描画する。 4 2 ビューウインドウ (5-2 ページ) は初期設定とする。 mGRAPHK2 (CALC) 3 (∫dx) bveevx-bvce v-beaevw 6 (DRAW) u EQUA モードでの自然入出力モードによる入力操作と計算結果表示 EQUA モードでは、次の入力操作と計算結果表示が可能です。 • 連立方程式(1 (SIML) )および高次方程式(2 (POLY))では、可能な限り解を自然表示形 式(分数、'、π をそのまま表示する形式
5. オプション (OPTN) メニュー キー上に印刷されている関数 / 機能のほかに、K を押すと表示される 「オプション (OPTN) メニュー」から呼び出すことができる関数 / 機能があります。使用中の機能モードによって、 オプションメニューの内容は変わります。 • RUN • MAT (または RUN)モードで n 進演算モードに設定しているとき、K を押しても オプションメニューは表示されません。 • オプションメニューに含まれるすべての関数 / 機能の一覧は、「プログラムコマンド一覧」 (8-39 ページ) の 「K キー」 の項目をご覧ください。 • オプションメニューに含まれる各項目の意味について詳しくは、各章の個別の説明をご覧く ださい。 以下は、RUN • MAT(または RUN)モードまたは PRGM モード選択時に、オプションメ ニューに表示される項目の一覧です。 アスタリスク (*) 付きの項目は、fx-7400GII には含まれません。 • {LIST} ... リスト機能メニュー • {MAT}* ...
• RUN • MAT (または RUN)モードで n 進演算モードに設定しているとき、J を押しても 変数データメニューは表示されません。 • 一部のメニュー項目は機種によっては含まれていません。 • 変数データメニューに含まれるすべてのコマンドの一覧は、「プログラムコマンド一覧」 (8-39 ページ) の 「J キー」 の項目をご覧ください。 • アスタリスク (*) 付きの項目は、fx-7400GII には含まれません。 u V-WIN ̶ ビューウインドウ値の呼び出し • {X}/{Y}/{T, } ... {x 軸 }/{y 軸 }/{T, } • {R-X}/{R-Y}/{R-T, } ... デュアルグラフの右側グラフの {x 軸 }/{y 軸 }/{T, } • {min}/{max}/{scal}/{dot}/{ptch} ...
率 }/{ 標本 1 の推定比率 }/{ 標本 2 の推定比率 }/{ 自由度 }/{ 標本誤差 }/{ 相関係数 }/{ 決 定係数 }/{ 要因 A の p 値 }/{ 要因 A の F 値 }/{ 要因 A の自由度 }/{ 要因 A の二乗和 }/{ 要 因 A の平均平方 }/{ 要因 B の p 値 }/{ 要因 B の F 値 }/{ 要因 B の自由度 }/{ 要因 B の二 乗 和 }/{ 要 因 B の 平 均 平 方 }/{ 要 因 AB の p 値 }/{ 要 因 AB の F 値 }/{ 要 因 AB の 自 由 度 }/{ 要因 AB の二乗和 }/{ 要因 AB の平均平方 }/{ 誤差自由度 }/{ 誤差二乗和 }/{ 誤差 平均平方 } • {INTR} ... 信頼区間計算の出力値 • {Left}/{Right}/{p̂}/{p̂1}/{p̂2}/{df} ...
u EQUA* ̶ 方程式の係数、解の呼び出し *1*2 • {S-Rlt}/{S-Cof} ... 2元∼6 元連立 1 次方程式の { 解 }/{ 拡大係数 } 行列 *3 • {P-Rlt}/{P-Cof} ... 2 次∼6 次方程式の { 解 }/{ 係数 } 行列 *1 係数と解は自動的に行列用アンサメモリー(MatAns)に記憶されます。 *2 以下の状態ではエラーが生じます。 - 方程式の係数が入力されていないとき - 方程式の解が得られていないとき *3 連立 1 次方程式の解と係数のメモリーデータを同時に呼び出すことはできません。 u TVM* ̶ 金融計算データの呼び出し • {n}/{I%}/{PV}/{PMT}/{FV} ... { 支払期間(回数) }/{ 年利(%) }/{ 現在価値 }/{ 支払金額 }/{ 将 来価値 } • {P/Y}/{C/Y} ... { 年間の支払回数 }/{ 年間の複利回数 } u Str ̶ 文字列コマンド • {Str} ... 文字列メモリー 7.
8. セットアップ画面を使う セットアップ画面には、機能モードに応じた各種の設定項目が表示されます。設定の変更は、 次の手順で行います。 u セットアップを変更するには 1. メインメニューからアイコンを選び w を押していずれかの機能モードに入り、初期画面 を表示させる。 • ここでは RUN • MAT(または RUN) モードに入ります。 2. !m (SET UP)を押して、セットアップ画面を表示 する。 • 右の画面は、RUN • MAT(または RUN)モード時の セットアップ画面例です。表示されるセットアップ画 面は、機能モードによって異なります。 3. f、c カーソルキーを押して、設定したい項目を反転させる。 4. 希望する設定に対応したファンクションキー(1∼6) を押す。 5.
• Draw Type(グラフ描画タイプ) • {Con}/{Plot} ... { グラフの点と点を結んだ線で描画 }/{ 点のみで描画 } • Derivative(微分係数表示) • {On}/{Off} ... 数表上やトレース中に微分係数値を表示 { させる }/{ させない } • Angle(角度単位) • {Deg}/{Rad}/{Gra} ... 角度単位を { ディグリー(度数法) }/{ ラジアン (弧度法) }/{ グラー ド } に設定 • Complex Mode(複素数計算モード) • {Real} ... 実数の範囲でのみ計算する • {a+bi}/{r ∠ } ... 複素数演算を行い、結果を { 直交形式 }/{ 極形式 } で表示 • Coord(ポインター座標値表示) • {On}/{Off} ... グラフ画面にポインターの座標値を表示 { させる }/{ させない } • Grid(グラフ座標格子点表示) • {On}/{Off} ...
• Dual Screen(画面分割表示) • {G+G}/{GtoT}/{Off} ... { 画面を分割し、グラフを 2 つ描く }/{ 画面を分割し、グラフか ら数表を作成 }/{ 画面を分割しない } • Simul Graph(グラフ同時描画) • {On}/{Off} ... 登録した関数式のグラフを { 同時に }/{ 順番に } 描く • Background(グラフ背景) • {None}/{PICT} ... グラフの背景にピクチャーデータを { 描かない }/{ 描く } • Sketch Line(スケッチ機能の描画線) •{ }/{ }/{ }/{ } ... { 標準 }/{ 太線 }/{ 破線 }/{ 点線 } • Dynamic Type*(ダイナミックグラフ軌跡) • {Cnt}/{Stop} ... ダイナミックグラフを { 連続して描く }/{10 回描いて自動終了する } • Locus*(ダイナミックグラフ軌跡モード) • {On}/{Off} ...
• Simplify(約分の自動 / 手動設定) • {Auto}/{Man} ... 計算結果を { 自動的に約分して表示する }/{ 約分せずに表示する } • Q1Q3 Type(Q1/Q3 の計算方式) • {Std}/{OnData} ... { 集団全体を中央値で上下に分けたときの、下側の集団の中央値 を Q1、上側の集団の中央値を Q3 とする計算方法 }/{ 累積度数の割合が 1/4 以上 で 1/4 に最も近い値を持つ要素のデータ値を Q1、累積度数の割合が 0.75 以上で 0.75 に最も近い値を持つ要素のデータ値を Q3 とする計算方法 } 次の各項目は、fx-7400GII/fx-9750GII には含まれません。 • Input/Output(入出力モード) • {Math}/{Line} ... { 自然入出力モード }/{ ライン入出力モード } • Auto Calc(表計算の自動計算) • {On}/{Off} ... 表計算のセルの自動計算を { する }/{ しない } • Show Cell(表計算のセルの表示モード) • {Form}/{Val} ...
3. 1から 20 までの値を入力して、w を押す。 • 画面がキャプチャーされ、 “Capt n”という名前 (n は入力値)のキャプチャーメモリーに 画像データが保存されます。 • 演算中、通信中の画面はキャプチャーできません。 • キャプチャーした画像データを保存するためのメインメモリーの空き容量が足りない場合 は、メモリーエラーとなります。 u キャプチャーメモリーから画像データを呼び出すには 次の操作はライン入出力モードの選択時のみ可能です。 1. RUN • MAT (または RUN) モードで K6 (g) 6(g) 5 (CAPT) (fx-7400GII では 4 (CAPT)) 1 (RCL) と押す。 2. 1から 20 のキャプチャーメモリー番号を入力して、w を押す。 • 指定したキャプチャーメモリー番号の画像データが表示されます。 3. 画像データの表示から手順 1 で表示していた画面に戻るには、J を押す。 • プログラム上で RclCapt コマンドを使い、キャプチャーメモリーから画像データを呼び出 すこともできます。 10.
k リスタートとリセット u リスタート 本機の動作が異常になった場合は、RESTART ボタンを押して本機を再起動することができ ます。ただし、緊急時以外は RESTART ボタンを使用しないでください。 通常、RESTART ボタンを押すと本機の OS が再起動し、プログラムやグラフ関数式、その 他本機のメモリーに保存されているデータは保護されます。 RESTART ボタン fx-9860GII SD fx-9860GII fx-9860G AU PLUS fx-9750GII fx-7400GII 重要 本機は電源オフ時にユーザーデータ(メインメモリー)のバックアップを行い、次回の電源オ ン時には、このバックアップデータをロードします。 RESTART ボタンを押すと OS が再起動し、その時点でバックアップされているデータが ロードされます。このため、プログラム編集やグラフ式などの入力後に RESTART ボタンを 押すと、バックアップされていないデータは消えてしまいます。 u リセット リセットは、本機のメモリーに記憶されているすべてのデータを消去したり、各種のモード 設定を購入時の状態に戻
第2章 マニュアル計算 1. 基本計算 2 k 加減乗除計算 • 加減乗除算は、式を記述する場合と同様に、左から右に入力します。 • 負数を入力する場合は、数値の前に - を押します。 • 本機は仮数部 15 桁で内部演算を行います。計算結果は仮数部 10 桁に四捨五入して表示さ れます。 • 四則の混合計算は、加減算より乗除算優先で計算されます。 計算例 操 作 56 × (–12) ÷ (–2.5) = 268.8 56*-12/-2.5w (2 + 3) × 102 = 500 (2+3)*1E2w 2 + 3 × (4 + 5) = 29 2+3*(4+5w*1 6 4 × 5 = 0.
例 2 200 ÷ 7 × 14 = 400 条 件 操 作 小数点以下 3 桁を指定 表示 10 桁で計算を続ける 表 示 200/7*14w 400 !m(SET UP) ff 1(Fix)dwJw 400.000 28.571 200/7w * 14w Ans × I 400.000 200/7w 28.571 Rnd 関数を使うことで、計 算結果 (アンサーメモリー Ans に 記 憶 さ れ る 値 )は、 指定した桁数 (ここでは Fix3)の次の桁を四捨五入 した値となります。 K6(g)4(NUM)*4(Rnd)w * 14w 28.571 Ans × I 399.994 200/7w 28.571 RndFix 関 数 を 用 い て、 小 数点以下の指定桁数で丸 めを行うこともできます。 ( 例: 小 数 点 以 下 2 桁 で 丸 める) 6(g)1(RndFi)!-(Ans),2) w * 14w RndFix(Ans,2) 28.570 Ans × I 399.
2 タイプ B 関数(後置関数) 引数となる数値などを入力した直後に入力するタイプの関数です。 x2、x − 1、x!、° ’ ”、Eng 記号、角度単位 °、r、g 3 べき乗・べき乗根 ^ (xy) 、x' 4 分数 a b/c 5 π、メモリー名、変数名の直前の省略乗算 2π、5A、Xmin、F Start など 6 タイプ C 関数(前置関数) 引数となる数値などを入力する直前に入力するタイプの関数です。 '、3'、log、In、e x、10x、sin、cos、tan、sin‒1、cos‒1、tan‒1、sinh、cosh、 tanh、sinh‒1、cosh‒1、tanh‒1、(−) 、d、h、b、o、Neg、Not、Det、Trn、Dim、 Identity、Ref、Rref、Sum、Prod、Cuml、Percent、AList、Abs、Int、Frac、 Intg、Arg、Conjg、ReP、ImP 7 タイプ A 関数の直前、タイプ C 関数の直前、またはカッコの直前の省略乗算 2' 3、A log2 など 8 順列、組み合わせ、複素数極座標指定 nPr、nCr、∠ 9 単位換算コマンド 0
例: ' 2+' 8 = 3' 2 (自然入出力モード時) !x (') ce+!x (') iw u ' 形式で表示される計算結果の範囲 計算結果が ' 形式で表示されるのは、計算結果が ' の項を含む 2 項までとなる場合です。 ' 形式の計算結果は、次のいずれかの表示形式となります。 e b ± d' ± a' b、± d ± a' b、± a' f c • 計算結果を ' 形式で表示できるのは、各係数 (a、b、c、d、e、f)が次の範囲内となる場合 です。 1 ≦ a < 100、1 < b < 1000、1 ≦ c < 100 0 ≦ d < 100、0 ≦ e < 1000、1 ≦ f < 100 • 次のような場合は、係数(a、c、d)が上記の対応範囲を超えていても、計算結果が ' 形式 で表示される場合があります。 ' 形式での計算結果は、分母が共通 (通分) になります。 b + d´' e a' b + d' e → a´' c´ c f ※ c´ は、c と f の最小公倍数 (a、c、d)の対応範囲を超えてい 計算結果は通分されているため、係数 (a´、c´、d´)が、
• 計算の途中で項の数が 3 つ以上になった場合も、結果は小数で表示されます。 例:(1 + ' 2+' 3) (1 − ' 2−' 3) (= − 4 − 2' 6) = − 8.898979486 • 計算式の中に、' (根号)の項と、分数として表示することができない項がある場合、計算 結果は小数で表示されます。 例: log3 + ' 2 = 1.
• 開きカッコの前 例3 3 (5 + 6) 、 (A + 1) (B − 1) など 割り算(÷)と乗算省略がある計算を実行する場合は、下記の例のように自動的にカッコが入 力されます。 • 開きカッコ“ (” の直前または、閉じカッコ “) ” の直後に乗算省略がある場合 例 1 6 ÷ 2(1 + 2) → 6 ÷ (2(1 + 2)) 6 ÷ A(1 + 2) → 6 ÷ (A(1 + 2)) 1 ÷ (2 + 3)sin30 → 1 ÷ ((2 + 3)sin30) • 変数や定数などの直前に乗算省略がある場合 例 2 6 ÷ 2π → 6 ÷ (2π) 2 ÷ 2' 2 → 2 ÷ (2' 2) 4π ÷ 2π → 4π ÷ (2π) 分数(帯分数も含む)の直前に乗算省略がある計算を実行する場合は、下記の例のように自動 的にカッコが入力されます。 1 ) 3 例 (2 × 例 (sin 2 × 4 ) 5 ( 13 ) 1 3 → 2 sin 2 4 5 → 2 sin 2 ( 45 ) k 桁オーバーとエラーについて 数値の入力可能範囲や演
2. 特別機能 k メモリー計算 例 操 作 表 示 193.2aav(A)w 193.2 193.2 ÷ 23 = 8.4 av(A)/23w 8.4 193.2 ÷ 28 = 6.9 av(A)/28w 6.
u 文字列メモリー 20 個の文字列メモリー(Str 1∼Str 20)に文字列を格納しておくことができます。格納し た文字列は、画面への出力や、文字列を引数として取ることができる関数やコマンド内で使 うことができます。 文字列の操作について詳しくは、 「文字列操作コマンド」 (8-19 ページ) をご覧ください。 例 文字列“ABC” を Str 1 に代入し、Str 1 を画面に出力する A!a ( -LOCK) E (”) v (A) l (B) I(C) E (”) a (アルファロックを解除) aJ6 (g) 5 (Str) *bw 5 (Str) *bw * fx-7400GII: 6 (Str) 文字列は左詰で表示されます • 上記の操作はライン入出力モードで行ってください。自然入出力モードではできません。 u ファンクションメモリー [OPTN]-[FMEM] ファンクションメモリーは、よく使う数式を一時的に記憶しておくのに便利です。長い間記 憶しておきたいときは、数式ならば GRAPH モードを、プログラムならば PRGM モードを お使いになることをおすすめします。 • {ST
u ファンクションメモリーに登録されている数式を呼び出す 例 ファンクションメモリーf1 に登録されている数式を呼び出す AK6 (g) 6 (g) 3 (FMEM) * 2 (RCL) bw * fx-7400GII: 2 (FMEM) • 呼び出された数式は現在のカーソル位置に表示されます。 u ファンクションメモリーに登録されている数式を変数として呼び出す Adaav (A) w baal (B) w K6 (g) 6 (g) 3 (FMEM) *3 (fn) b+cw * fx-7400GII: 2 (FMEM) u ファンクションメモリーに登録されている数式を一覧表示する K6 (g) 6 (g) 3 (FMEM) * 4 (SEE) * fx-7400GII: 2 (FMEM) u ファンクションメモリーに登録されている数式を削除する 例 ファンクションメモリーf1 に登録されている数式を削除する A K6 (g) 6 (g) 3 (FMEM) * 1 (STO)bw * fx-7400GII: 2 (FMEM) • 何も入力されていない状態でファンクションメモリーへの登録操作を行う
u アンサーメモリーの内容を計算に利用するには 例 123 + 456 = 579 789 − 579 = 210 Abcd+efgw hij-!(Ans) w fx-7400GII、fx-9750GII をご使用の方へ • 変数メモリーに数値を代入する操作(例えば faal (B) w など)を行っても、アン サーメモリーの内容は更新されません。 自然入出力モード搭載機種をご使用の方へ • 自然入出力モードでは、アンサーメモリーの内容を呼び出す操作がライン入出力モード時と は異なります。詳しくは、 「ヒストリー(計算履歴) 機能」 (1-17 ページ)をご覧ください。 • 変数メモリーに数値を代入する操作(例えば faal(B) w など)を行った場合、自然 入出力モードではアンサーメモリーの内容が更新されますが、ライン入出力モードでは更新 されません。 k 連続計算を行う アンサーメモリーを使うと、1つの計算結果を次の計算の引数として利用できます。 例 1÷3 = 1÷3×3 = Ab/dw (続けて) *dw 、+、−、 上記のような連続計算の操作は、タイプ B 関数 (x2、x − 1、x!
k 計算結果の表示形式の設定 [SET UP]-[Display] 1. セットアップ画面で “Display” を反転させる。 2. 希望する項目に応じたファンクションキーを押し、J を押す。 • {Fix}/{Sci}/{Norm}/{Eng} ...
• Eng 表記オンの設定時、本機は仮数部が 1 以上 1000 未満になるような Eng 記号を自動的 に選択して、計算結果を表示します。 4. 関数計算 • ここでの操作例を実行する際は、セットアップ画面の “Mode”を必ず“Comp”に設定してく ださい。 k 関数メニュー 本機はキーパネルには印刷されていない関数を呼び出すための、5 つのファンクションメ ニューを備えています。 • K を押したときに表示されるファンクションメニュー項目は、メインメニューから選択 した機能モードによって異なります。以下ここでは、RUN • MAT(または RUN)または PRGM モードで表示されるファンクションメニューの場合の例を示します。 u ハイパボリック計算(HYP) [OPTN]-[HYP] • {sinh}/{cosh}/{tanh} ... 双曲線関数 {sinh}/{cosh}/{tanh} • {sinh − 1}/{cosh − 1}/{tanh − 1} ...
• {LCM} ... 2 つの数値の最小公倍数を求める関数 • {MOD} ... 除算を行った際の余りを求める関数 (n を m で割った時の余りを返す) • {MOD • E} ... べき剰余を求める関数 (n を p 乗した値を、m で割った際の余りを返す) u 角度 / 座標変換・度分秒入力 / 変換計算(ANGL) [OPTN]-[ANGL] • {°}/{r}/{g} ... 特定の入力値の角度単位を { ディグリー(度数法) }/{ ラジアン (弧度法)}/{ グ ラード } に指定する • {° ’ ”} ... 60 進数を入力する際の度 (時) 、分、秒を指定する • {° ’ ”} ... 10 進数の数値を度 / 分 / 秒に変換する • {° ’ ”} メニューの操作は、演算結果を表示しているときのみ有効となります。 • {Pol(}/{Rec (} ... { 直交座標→極座標 }/{ 極座標→直交座標 } に変換する • {'DMS} ...
k 三角関数と逆三角関数 • 三角関数または逆三角関数の計算を行うときは、角度単位を確実に設定してください。 π ラジアン = 100 グラード) 2 (90° = 例 操 作 π cos ( 3 rad) = 0.5 !m(SET UP)cccccc*2(Rad)J c(!E(π)/3)w 2 • sin 45° × cos 65° = 0.5976724775 !m(SET UP)cccccc*1(Deg)J 2*s45*c65w*1 sin–10.5 = 30° (sinx = 0.5 のときの x を求める) !s(sin–1) 0.5*2w *1 * は省略可能です。 * fx-7400GII、fx-9750GII: ccccc *2 最初のゼロは省略可能です。 k 対数関数と指数関数 例 操 作 log 1.23 (log101.23) = 0.08990511144 l1.
k その他の関数 例 操 作 ' 2+' 5 = 3.65028154 !x(') 2+!x(') 5w (–3)2 = (–3) × (–3) = 9 (-3)xw 8! (= 1 × 2 × 3 × .... × 8) = 40320 8K6(g)3(PROB)*11(x!)w – 3.5の整数部は? K6(g)4(NUM)*22(Int)-3.
Ran#0 (系列を初期化) 1(Ran#) 0w Ran#1 (系列 1 の最初の乱数を生成) 1(Ran#) 1w * fx-7400GII: 2 (PROB) RanList# の使用例 例 操 作 RanList#(4) (4 個のランダムな乱数を発生し、 ListAns 画面に表示) K6(g)3(PROB)*4(RAND)5(List) 4)w RanList#(3, 1) (系列 1 の最初から 3 つ目までの乱数を発 生し、ListAns 画面に表示) JK6(g)3(PROB)*4(RAND) 5(List) 3,1)w (続いて系列 1 の 4 つ目から 6 つ目までの 乱数を発生し、ListAns 画面に表示) Jw Ran# 0 (系列を初期化) J1(Ran#) 0w RanList#(3, 1) (再度、系列 1 の最初から 3 つ目までの乱 数を発生し、ListAns 画面に表示) 5(List) 3,1)w * fx-7400GII: 2 (PROB) u 整数乱数(RanInt#) 指定した 2 つの整数の間の整数乱数を発生します。 RanI
u 正規乱数(RanNorm#) 指定した平均 と標準偏差 の値に基づき、正規分布に従って 10 桁の乱数を発生します。 RanNorm#( , [,n] ) >0 1 ≦ n ≦ 999 • n を省略すると発生した乱数をそのまま返し、n を指定すると指定した個数の乱数をリスト 形式で返します。 例 操 作 RanNorm#(8, 68) (1 歳未満の子供の平均身長が 68cm、標 準偏差が 8 の時、正規分布に従って身長 が取り得る値を乱数で出す) K6(g)3(PROB)*4(RAND)3(Norm) 8,68)w RanNorm#(8, 68, 5) (上記と同じ例で、5 人分の身長を乱数で 出し、リストに表示する) K6(g)3(PROB)*4(RAND)3(Norm) 8,68,5)w * fx-7400GII: 2 (PROB) u 二項乱数(RanBin#) 指定した試行回数 n と確率 p の値に基づく二項分布に従って、整数の乱数を発生します。 RanBin#(n, p[,m] ) 1 ≦ n ≦ 100000 1 ≦ m ≦ 999 0≦p≦1 •
k 座標変換 (Pol、Rec) u 直交座標 (Rectangular) u 極座標 (Polar) • 極座標の計算結果の は、− 180° < ≦ 180° の範囲で表示されます(ラジアン、グラー ド設定時の演算範囲も同様) 。 例 操 作 x = 14、y = 20.7のとき r および は? 1 2 24.989 55.928 → → 24.98979792 (r) 55.92839019 (θ ) 2(Rec() 25,56)w r = 25、 = 56°のとき x および y は? 1 2 13.979 20.725 → → !m(SET UP)cccccc* 1(Deg)J K6(g)5(ANGL)**6(g)1(Pol() 14,20.7)wJ 13.97982259 (x) 20.
k 最大公約数 (GCD) 、最小公倍数(LCM) 例 操 作 28 と 35 の最大公約数を求める (GCD (28, 35) = 7) K6(g)4(NUM)*6(g)2(GCD) 28, 35)w 9 と 15 の最小公倍数を求める (LCM (9, 15) = 45) K6(g)4(NUM)*6(g)3(LCM) 9,15 )w * fx-7400GII: 3 (NUM) k 除算の余り (MOD)、べき剰余(MOD Exp) 例 操 作 137 を 7 で割ったときの余りを求める (MOD (137, 7) = 4) K6 (g) 4 (NUM) *6 (g) 4(MOD) 137,7)w 53 を 3 で割ったときの余りを求める (MOD_Exp (5, 3, 3) = 2) K6(g)4 (NUM)*6(g) 5(MOD • E) 5,3,3)w * fx-7400GII: 3 (NUM) k 分数計算 • 自然入出力モードでは分数の入力方法が下記とは異なります。自然入出力モードでの分数入 力操作例は、1-18 ページをご覧ください。 例 操 作 2 1 73 ––
k Eng 記号計算 Eng 記号を使って、計算を行うことができます。 例 操 作 999k (キロ) + 25k (キロ) = 1.024M (メガ) !m(SET UP)ff4(Eng)J999K6(g)6(g) 1(ESYM)*6(g)1(k)+251(k)w 9 ÷ 10 = 0.9 = 900m (ミリ) = 0.9 9/10w K6(g)6(g)1(ESYM)*6(g)6(g)3(ENG)*1 3(ENG)*1 2(ENG)*2 2(ENG)*2 = 0.00009k (キロ) = 0.9 = 900m (ミリ) * fx-7400GII: 5 (ESYM) *1 小数点位置を右に 3 桁ずらして、表示値を一つ上の Eng 記号を使った値に変換します。 *2 小数点位置を左に 3 桁ずらして、表示値を一つ下の Eng 記号を使った値に変換します。 k 論理演算 (AND、OR、NOT、XOR) [OPTN]-[LOGIC] 論理演算メニューを使うと、計算式の中に論理演算子を入力することができます。 • {And}/{Or}/{Not}/{Xor} ...
5. 応用計算 ここでは K4 (CALC) (fx-7400GII では K3(CALC))を押したときに表示される ファンクションメニューを使った、次の各種数値計算について説明します。 • {Int ÷ }/{Rmdr}/{Simp} ... { 商 }/{ 余り }/{ 約分 } • {Solve}/{d/dx}/{d2/dx2}/{∫dx}/{SolvN} ... { ソ ル ブ 計 算 ( 方 程 式 の 解 )}/{ 微 分 }/{2 次 微 分 }/{ 積分 }/{ ソルブ N 計算 (関数式( f x)の解)} • {FMin}/{FMax}/{Σ (}/{logab} ...
• 約分を手動で行いたい場合 ( “Simplify” : “Manual”の設定を有効にしたい場合)は、必ず “Complex Mode” として “Real” を選択してください。 例1 15 を約分する 60 15 5 1 = = 60 20 4 Abf$gaw K4 (CALC) *6 (g) 6 (g) 3 (Simp) w * fx-7400GII: 3 (CALC) 3 (Simp)w “F=”の後に約数が表示されます 例 2 27 を約数 9 を指定して約分する 63 27 3 = 63 7 Ach$gdwK4 (CALC)* 6 (g) 6(g) 3(Simp) jw * fx-7400GII: 3 (CALC) • 指定した約数で約分できないときは、エラーとなります。 • 約分が不可能な分数に対して 'Simp を実行すると、 “F =”行は表示されず、計算結果とし て元の分数がそのまま表示されます。 k ソルブ計算 (方程式の解) [OPTN]-[CALC]-[Solve] ソルブ計算の機能を使うと、方程式の解の 1 つを近似的に求めることができます。ソルブ計 算は
k ソルブ N 計算 (関数式( f x)の解を求める) [OPTN]-[CALC]-[SolvN] “SolveN” を使うと、方程式 ( f x)の複数の解を、一度に求めることができます。入力は次の書 式で行います。 SolveN(左辺 [= 右辺] [, 変数] [, 下限 , 上限] ) • 右辺、変数、下限、上限は省略できます。 • 左辺 [= 右辺]は求解対象の式です。変数として A∼Z、r、 を使用できます。右辺を省略し たときは右辺 =0 として扱います。 •「変数」は、式中の求解対象の変数 (A∼Z、r、 )を指定します。指定を省略した場合は X を 変数とみなします。 •「下限」 「上限」 は、求解範囲を指定します。数値または数式の入力が可能です。 • 各引数の中に次の関数は使用できません。 Solve、d2/dx2、FMin、FMax、Σ 演算結果は ListAns 形式で、最大 10 個の解を同時に表示することができます。 • 解が存在しない場合は、 “No Solution” と表示されます。 • 表示した解以外の解が存在する可能性があるときは、“More solutions
本機の微分計算は、微分の定義 f (a + Ax) – f (a) f ' (a) = lim ––––––––––––– Ax→0 Ax において「無限小」 の代わりに 「十分小さな Ax」 を用いて、f( ' a)に近似した値 f (a + Ax) – f (a) f ' (a) ⱌ ––––––––––––– Ax を求めるものです。解の精度をより高めるために、本機は 「中心差分法」 を用います。 例 次の関数の点 x = 3 における微分係数を求める y = x3 + 4x2 + x − 6(ただし許容誤差範囲 tol = 1E−5 とする) f x)の入力 関数 ( AK4 (CALC) *2 (d/dx) vMd+evx+v-g, * fx-7400GII: 3 (CALC) 微分係数を求める点 x = a の入力 d, 許容誤差範囲の入力 bE-f)w グラフ式の中での微分計算について • グラフ式の中で微分計算式を入力する際に許容誤差範囲 (tol)の指定を省略すると、グラフ の描画速度を優先するために、精度を落として簡略化した計算が実施されます。tol 値を指 定すれば、指定した精
- x 値における微分不可能点の含有 - 微分計算結果がゼロに近づく • 三角関数の微分計算を行う場合は、必ず角度単位としてラジアンを選択してください。 • 微分計算の各引数の中に、次の関数は使用できません。 d/dx、d2/dx2、∫dx、Σ、FMin、FMax、Solve、RndFix、logab • 自然入出力モード時の tol 値は 1E−10 に固定されており、変更できません。 k 2 次微分計算 [OPTN]-[CALC]-[d2/dx2] 2 次微分計算を実行するには、CALC メニューから d2/dx2 を選び、次の書式に従って値を入 力します。 K4 (CALC) *3 (d2/dx2)( f x),a,tol) * fx-7400GII: 3 (CALC) (a = 微分係数を求める点、tol = 許容誤差範囲) d 2 ( f (x), a) d 2 f (a) ––– ––– ⇒ dx2 dx2 本機の 2 次微分計算は、次のニュートンの補間多項式に基づく 2 階数値微分公式を使って、 近似値を求めるものです。 f'' (a) = 2 f(a + 3h) – 27 f
[OPTN]-[CALC]-[∫dx] k 積分計算 積分計算を実行するには、CALC メニューから ∫dx を選び、次の書式に従って値を入力しま す。 * fx-7400GII: 3 (CALC) f x), a , b , tol) K4 (CALC) *4 (∫dx)( (a = 始点、b = 終点、tol = 許容誤差範囲) ∫( f(x), a, b, tol) ⇒ ∫a f(x)dx b 面積 ∫ b a f(x)dx を求めます。 本機の積分計算は、上の図に示すように区間 a ≦ x ≦ b において常に ( f x)≧ 0 であり、か つ連続的な関数 y = ( f x)の a から b までの積分値、すなわち塗りつぶした部分の面積を求める ものです。 例 1 次の関数の積分計算を行う (ただし許容誤差範囲 tol = 1E−4 とする) ∫ 5 1 (2x2 + 3x + 4) dx 関数( f x)の入力 AK4(CALC) *4 (∫dx) cvx+dv+e, * fx-7400GII: 3 (CALC) 始点と終点の入力 b,f, 許容誤差範囲の入力 bE-
正確な積分値を求めるために、以下の点にご注意ください。 (1)周期関数や、積分区間によって関数( f x)の値が正・負になる場合は、1 周期ごと、また は正の部分と負の部分に分けて積分値を求め、各々を加算します。 ∫ 正の部分(S) b a f(x)dx = ∫ c a f(x)dx + ∫ b c f(x)dx 負の部分(S) 正の部分(S) 負の部分 (S) (2)積分区間の微小移動により積分値が大きく変動する場合は、積分区間を分割して (変動の 大きい箇所をより細かく分割する) 積分値を求め、各々を加算します。 ∫ b a f(x)dx = ∫ x a 1 f(x)dx + ∫ x 2 x f(x)dx +.....
k Σ 計算 [OPTN]-[CALC]-[Σ(] Σ (シグマ)計算を実行するには、CALC メニューから Σ(を選び、次の書式に従って値を入力 します。 K4(CALC)* 6 (g) 3 (Σ ( )ak , k , , , n ) (CALC) * fx-7400GII: 3 Σ (a k, k, α, β, n) = β Σ a =a k k=α α + aα +1 +........
• 最大値 f x), a , b , n ) * fx-7400GII: 3(CALC) K4(CALC) *6 (g) 2 (FMax)( (a = 求める区間の始点、b = 求める区間の終点、n = 演算精度 (n = 1∼9)) 例 関数式 y = x2 − 4x + 9 の始点 a = 0、終点 b = 3 の区間における最小値の座標を求 める(ただし演算精度は n = 6 とする) f x)の入力 関数 ( AK4 (CALC) *6 (g) 1(FMin) vx-ev+j, * fx-7400GII: 3 (CALC) 区間 a = 0、b = 3 の入力 a,d, 演算精度 n = 6 の入力 g)w • 関数 ( f x)には X の式しか使うことができません。それ以外の変数(X を除く A∼Z および r、 )は定数と見なされ、その変数メモリーに記憶されている数値が計算に使われます。 • n と閉じカッコは省略することができます。 • 不連続な点、急激に変化する部分では精度がでなかったりエラーになったりすることがあり ます。 • n の数値を大きくすると精度は上がりますが、演算時
• {a+bi} ... 複素数計算を行い、計算結果を直交形式で表示 • {r ∠ } ... 複素数計算を行い、計算結果を極形式で表示 *2 *1 計算式の中に引数が実数で解が虚数となるような関数項が 1 つでも含まれる場合は、計算 結果が実数の範囲を超えることを意味する “Non-Real ERROR”が表示されます。ただし 引数に複素数が指定された場合は、 “Real” 設定でも複素数計算を行います。 例: ln 2i = 0.6931471806 + 1.570796327i ln 2i + ln(− 2)=(Non-Real ERROR) *2 の表示範囲は、角度単位の設定に応じてそれぞれ次のようになります。 • ディグリー(度)... −180 < ≦ 180 • ラジアン ... − π < ≦ π • グラード ... −200 < ≦ 200 (CPLX))を押すと、次の各項目を含む複素数計 K3 (CPLX) (fx-7400GII では K2 算メニューが表示されます。 • {i} ... 虚数単位 i の入力 • {Abs}/{Arg} ...
k 逆数、平方根、べき乗 例 (3 + i) AK3 (CPLX) * )w !x (') (d+1 (i) * fx-7400GII: 2 (CPLX) k 極形式による複素数計算 例 2 ∠ 30 × 3 ∠ 45 = 6 ∠ 75 !m (SET UP) cccccc* 1(Deg) c3 (r ∠ ) J Ac!v (∠) da*d !v(∠) efw * fx-7400GII、fx-9750GII: ccccc k 絶対値と偏角 [OPTN]-[CPLX]-[Abs]/[Arg] 本機は a + bi の形で表わされる複素数をガウス平面上の座標と見なし、絶対値 ¦Z¦ と偏角 (arg)を計算します。 例 (r ) と偏角 ( ) を求める (角度単位 = ディグリー(度) ) 複素数 3+4i の絶対値 虚軸 実軸 AK3 (CPLX) *2(Abs) )w (d+e1 (i) (絶対値を算出) * fx-7400GII: 2 (CPLX) AK3 (CPLX) *3 (Arg) (d+e1 (i) )w (偏角を算出) * fx-7400GII: 2 (CPLX) 2-31
• 偏角の計算結果は、セットアップ画面で選択されている角度単位(ディグリー、ラジアン、 グラード) によって異なります。 k 共役複素数を求める [OPTN]-[CPLX]-[Conj] 複素数 a + bi に対する共役複素数は a − bi となります。 例 複素数 2 + 4i の共役複素数を求める AK3 (CPLX) *4(Conj) (c+e1 (i) )w * fx-7400GII: 2 (CPLX) k 実部、虚部の抽出 [OPTN]-[CPLX]-[ReP]/[lmP] 複素数 a + bi の実部 a、虚部 b を、次の操作によって抽出することができます。 例 複素数 2 + 5i の実部および虚部を抽出する AK3 (CPLX) *6(g) 1 (ReP) )w (c+f6 (g) 1 (i) (実部を抽出) * fx-7400GII: 2 (CPLX) AK3 (CPLX) *6 (g) 2(ImP) (c+f6 (g) 1 (i) )w (虚部を抽出) * fx-7400GII: 2 (CPLX) k 極形式 / 直交形式変換表示 [OPTN]-[CPLX]-['
7.
k 記数法の選択と入力値の基数指定 セットアップ画面を使って、計算時の数値入力と結果表示に使われる記数法(2 進法、8 進法、 10 進法、または 16 進法)を指定することができます。また、指定した記数法にかかわらず、 入力数値の基数を個別に指定することが可能です。 u 2 進、8 進、10 進、16 進計算の開始 [SET UP]-[Mode]-[Dec]/[Hex]/[Bin]/[Oct] 1. メインメニューで RUN • MAT (または RUN) を選択する。 2. !m(SET UP)を 押 し、c/f を 使 っ て “Mode”を 反 転 さ せ、2 (Dec)=10 進、 3 (Hex)= 16 進、4 (Bin)= 2 進、5 (Oct)= 8 進のいずれかを押して記数法を選 ぶ。 3. J を押して計算入力画面に切り替える。次の項目を含むファンクションメニューが表示 される。 • {d∼o}/{LOG}/{DISP} ...
u 負数計算 例 2 進数 110010 の負数を求める !m (SET UP) “Mode” を反転させ、4 (Bin) J を押す。 A2 (LOG)1 (Neg) bbaabaw • 本機は 16 ビットの 2 進数の 2 の補数を 2 進法、8 進法、16 進法の負数として使用します (8 進法、16 進法の負数は、16 ビットの 2 進数の 2 の補数を各記数法に変換した値となり ます)。10 進法の負数はマイナス記号付きで表示されます。 u ビット演算 例 16 進法で “120 and AD” を求める !m(SET UP) “Mode” を反転させ、3 (Hex) J を押す。 Abca2 (LOG) 3 (and)ADw k 記数法の変換表示 3 (DISP) を押すと、次のような記数法変換コマンドメニューが表示されます。 • {'Dec}/{'Hex}/{'Bin}/{'Oct} ...
8.
u 行列の作成 行列を作成するには、まず MAT エディターで行列の次元を設定する必要があります。その後 で、行列に値を入力することができます。 u 行列の次元を設定する 例 “Mat B” に 2 行× 3 列の行列を作成する “Mat B” を反転させる c 3(DIM) (このステップは省略可能) 行数を指定する cw 列数を指定する dw w • 作成直後の行列の全セルには 0 が入ります。 • 行列メモリーの次元を変更すると、現在の内容は消去されます。 •“Memory ERROR”と表示される場合は、メモリー不足のためそのエリアに行列を作成で きなかったことを表します。 u 行列成分を入力する 例 “Mat B” に次のデータを入力する 1 4 2 5 3 6 次の操作は、前ページの操作例の続きです。 bwcwdw ewfwgw 現在入力可能なセルが反転表示されます (セルカーソ ル)。w を押すたびに、セルカーソルは 1 つ右のセ ル(右端からは次行左端セル) に移動します。 J (行列成分の入力画面を閉じる) • セル上に表示される値は、6 桁までの正の整数および 5 桁ま
u 行列の消去 行列メモリー内の特定の行列、またはすべての行列を消去することができます。 u 特定の行列を消去する 1. MAT エディターの表示中に f と c を使って、消去したい行列を反転させる。 2. 1 (DEL) を押す。 3 指定した行列の内容を消去するには、1 (Yes)を押す。何も消去せずに操作を中止する には、6 (No) を押す。 u すべての行列を消去する 1. MAT エディターの表示中に 2 (DEL • A)を押す。 2 すべての行列の内容を消去するには、1 (Yes)を押す。何も消去せずに操作を中止する には、6 (No) を押す。 k 行列のセル (成分)に対する操作 次の手順で、行列のセルに対する操作を開始することができます。 1.
u 2 つの行の成分を入れ替える 例 次の行列の2行目と3行目の成分を入れ替える。 Mat A = 1 2 3 4 5 6 1 (R • OP) 1 (Swap) 入れ替えたい行の番号を入力する。 cwdww u 指定行の各成分をその行のスカラー倍で置き換える 例 Mat A の 2 行目の各成分を 4 倍する 1 (R • OP) 2 (×Rw) かける値(k = 4) を入力する。 * ew 行番号(m = 2) を入力する。 cww * かける値(k) として、複素数を入力することもできます。 u 指定行の各成分のスカラー倍を別の行の各成分に加算する 例 Mat A の 2 行目の各成分を 4 倍し、3 行目の成分に加算する 1 (R • OP) 3 (×Rw+) かける値(k = 4) を入力する。 * ew スカラー倍を求める対象となる行番号 (m = 2)を入力する。 cw 求めたスカラー倍の加算対象となる行番号(n = 3)を入力 する。 dww * かける値 (k) として、複素数を入力することもできます。 u 指定行の各成分を別の指定行の各成分に加算する 例
u 行の編集 • {DEL} ... 行を削除する • {INS} ... 行を挿入する • {ADD} ... 行を追加する u 行を削除する 例 2 行目を削除する 2 (ROW) c 1 (DEL) u 行を挿入する 例 1 行目と 2 行目の間に新たな行を挿入する 2 (ROW) c 2 (INS) u 行を追加する 例 3 行目の下に新たな行を追加する 2 (ROW) cc 3 (ADD) u 列の編集 • {DEL} ... 列を削除する • {INS} ... 列を挿入する • {ADD} ...
k 行列コマンドによる行列の編集 [OPTN]-[MAT] u 行列コマンドを表示する 1. メインメニューで RUN • MAT を選択する。 2. K を押してオプションメニューを表示する。 3. 2 (MAT) を押して行列コマンドメニューを表示する。 ここでは、行列を作成したり入力したりするための次の行列コマンドについて説明します。 • {Mat} ... 行列を指定するコマンド “Mat”を入力 • {M → L} ... 指定した列成分をリストへ代入するコマンド “Mat → List” を入力 • {Aug} ... 2 つの行列を結合するコマンド “Augment”を入力 • {Iden} ... 単位行列を入力するコマンド “Identity” を入力 • {Dim} ... 次元を確認するコマンド “Dim” を入力 • {Fill} ...
u 単位行列を入力する [OPTN]-[MAT]-[Iden] 単位行列を作成するには、 “Identity” コマンドを使います。 例 Mat A として 3 行 3 列の単位行列を作成する K2 (MAT) 6 (g) 1 (Iden) da6 (g) 1 (Mat) av (A) w 行数 / 列数 u 行列の次元を確認する [OPTN]-[MAT]-[Dim] 行列の次元を確認するには、 “Dim”コマンドを使います。 例 1 Mat A の次元を確認する K2 (MAT) 6 (g) 2 (Dim) 6 (g) 1 (Mat)av (A) w 結果表示は、Mat A が 2 行 3 列の行列であることを表します。 “Dim”コマンドの結果はリストタイプのデータなので、リストアンサーメモリー(ListAns) に記憶されます。 “Dim” コマンドを使って行列の次元を設定することもできます。 例2 Mat B の次元を 2 行 3 列に設定する !* ({) c,d!/( } )a K2 (MAT)6 (g) 2 (Dim) 6 (g) 1 (Mat) al (B)w •“Dim”コマ
u 既存の行列に値を代入する/既存の行列から値を呼び出す [OPTN]-[MAT]-[Mat] 値の代入/呼び出しを行う対象のセルを、 “Mat”コマンドを使って次の書式で指定します。 Mat X[m, n] X = 行列名 (A∼Z または Ans) m = 行番号 n = 列番号 例 1 Mat A の 1 行 2 列目の成分に 10 を代入する Mat A = 1 2 3 4 5 6 baaK2 (MAT) 1 (Mat) av (A) !+ ([ ) b,c !( ]) w •“Vct” コマンドを使って、既存のベクトルに値を代入することもできます。 例2 Mat A の 2 行 2 列目の成分値を呼び出し、その値を 5 倍する K2 (MAT) 1 (Mat) av (A) !+ ([ ) c,c !-( ]) *fw •“Vct” コマンドを使って、既存のベクトルから値を呼び出すこともできます。 u 行列のすべての成分に同じ値を書き込む/2 つの行列を 1 つに結合する [OPTN]-[MAT]-[Fill]/[Aug] “Fill”コマンドを使うと、行列のすべての成分に同じ
• 結合対象の 2 つの行列は、行数が同じでなければなりません。行数の異なる 2 つの行列を結 合しようとすると、エラーとなります。 • 例 2 では Mat A と Mat B の結合結果が行列用アンサーメモリー(MatAns)に格納されます が、MatAns の代わりに他の行列メモリー(Mat C など)に代入することもできます。この 代入操作は、次の構文で行います。 Augment(Mat , Mat )→ Mat γ ただし 、 、γ は A から Z までのアルファベットです。 この構文で計算を実行した場合、MatAns の内容は影響を受けません。 •“Aug” コマンドを使って、2つのベクトルを1つの行列に統合することもできます。 u 列成分をリストへ代入する [OPTN]-[MAT]-[M → L] “Mat → List”コマンドを使うと、指定した列成分をリストへ代入することができます。 Mat → List (Mat X, m)→ List n X = 行列名 (A∼Z) m = 列番号 n = リスト番号 例 Mat A の 2 列目の成分をリスト 1 へ代入する Mat
• {Rref} ...
u 行列式 例 [OPTN]-[MAT]-[Det] 次の行列の行列式を求める 1 2 3 4 5 6 −1 −2 0 Mat A = K2 (MAT) 3 (Det) 1 (Mat) av (A) w • 行列式は、正方行列(行数と列数が同じ行列)以外については求めることができません。正方 行列でない行列の行列式を求めようとすると、エラーとなります。 • 2 行 2 列の正方行列の行列式は、次式で求められます。 |A| = a11 a12 a21 a22 = a11a22 – a12a21 • 3 行 3 列の正方行列の行列式は、次式で求められます。 |A| = a11 a12 a13 a21 a22 a23 a31 a32 a33 = a11a22a33 + a12a23a31 + a13a21a32 – a11a23a32 – a12a21a33 – a13a22a31 u 転置行列 [OPTN]-[MAT]-[Trn] 行列の行と列を入れ替えた行列を転置行列と呼びます。 例 次の行列の転置行列を求める Mat A = 1 2 3 4 5 6 K2
K2 (MAT) 6 (g) 4 (Ref) 6 (g) 1(Mat) av (A) w u 被約階段形の行列 [OPTN]-[MAT]-[Rref] “Rref”コ マ ン ド を 用 い て、 指 定 し た 行 列 の 被 約 階 段 形 の 行 列(Reduced Row Echelon Form) を求めます。 例 次の行列の被約階段形の行列を求める Mat A = 2 −1 3 19 1 1 −5 −21 0 4 3 0 K2 (MAT) 6 (g) 5 (Rref) 6 (g) 1 (Mat)av (A) w u 逆行列 例 [x − 1] 次の行列の逆行列を求める Mat A = 1 2 3 4 K2 (MAT) 1 (Mat) av (A) !) (x − 1) w • 正方行列(行数と列数が同じ行列)に限り、逆行列を求めることが可能です。正方行列以外の 逆行列を求めようとすると、エラーとなります。 • 行列式が 0 となるような行列の逆行列を求めることはできません。行列式が 0 の行列に対す る逆行列を求めようとすると、エラーとなります。
行列 A が 2 行 2 列の場合、行列 A から逆行列 A − 1 を求める式は、次のようになります。 A= a b c d A–1= 1 ad – bc d –b –c a ただし、ad − bc ≠ 0 u 行列の二乗 例 [x2] 次の行列の二乗を求める Mat A = 1 2 3 4 K2 (MAT) 1 (Mat) av (A) xw u 行列のべき乗 例 [^] 次の行列の 3 乗を求める Mat A = 1 2 3 4 K2 (MAT) 1 (Mat) av (A) Mdw • 行列のべき乗計算は、最大 32766 乗まで行うことができます。 u 行列の絶対値/整数部抽出/小数部抽出/最大整数計算 [OPTN]-[NUM]-[Abs]/[Frac]/[Int]/[Intg] 例 次の行列の絶対値を求める Mat A = 1 –2 –3 4 K6 (g) 4 (NUM) 1 (Abs) K2 (MAT) 1 (Mat) av (A)w •“Abs” コマンドを使って、ベクトルの要素の絶対値を求めることもできます。 2-48
u 行列による複素数計算を行う 例 複素数を要素に持つ次の行列の絶対値を求める –1 + i Mat D = 1+i 1+i –2 + 2i AK6 (g) 4 (NUM) 1 (Abs) K2 (MAT) 1 (Mat) as(D) w • 行列およびベクトルに対して、次の複素数関連の関数が使用可能です。 i, Abs, Arg, Conjg, ReP, ImP 9.
k ベクトルの入力と編集 1('MAT)6(M ⇔ V) と押すと、VCT エディター画面が表示されます。この VCT エディ ターを使って、ベクトルの入力および編集ができます。 m × n ... m 行 × n 列のベクトルが登録されていることを表 す None ... ベクトルが登録されていないことを表す • {DEL}/{DEL • A} ... { ベクトルメモリーを指定して消去 }/{ すべてのベクトルメモリーの内 容を消去 } • {DIM} ... ベクトルメモリーの次元を指定 (m 行× 1 列または 1 行× n 列) • {M ⇔ V} ...
• ベクトル計算の演算精度は、原則として表示結果の最下位桁 1 となります。 • ベクトル計算の結果が、メモリー不足によりベクトル用アンサーメモリー(VctAns)に格納 できなかった場合は、エラーとなります。 • 計算結果をベクトル用アンサーメモリー(VctAns)から他のベクトルメモリーに代入するこ とができます。この代入操作は、次の構文で行います。 VctAns → Vct ただし は A から Z までのアルファベットです。この構文で計算を実行した場合、VctAns の内容は影響を受けません。 • ベクトルメモリーと行列メモリーは互換性があり、ベクトルメモリーの内容を行列メモリー に代入することができます。この代入操作は、次の構文で行います。 Vct → Mat ただし 及び は A から Z までのアルファベットです。 u ベクトルデータの入力式 [OPTN]-[MAT]-[Vct] “Vct”コマンドを使ってベクトルのデータ入力を行う際は、次の書式に従います。 a11 a21 → Vct [A∼Z] [a11 a12 ...
K2(MAT)6(g)6(g)1(Vct) av(A)+1(Vct)al(B)w 例 2 次の 2 つのベクトルの積を求める (Vct A × Vct B) Vct A = 1 2 3 Vct B = 4 K2(MAT)6(g)6(g)1(Vct) av(A)*1(Vct)al(B)w 例 3 次の行列とベクトルの積を求める (Mat A × Vct B) Mat A = 1 2 2 1 1 Vct B = 2 K2(MAT)1(Mat) av(A)*6(g)6(g) 1(Vct)al(B)w • 2 つのベクトルの加減算を実行するには、2 つのベクトルの次元が同じでなければなりませ ん。 • Vct A (1 × n) と Vct B (m × 1) の乗算を実行する際は、n と m とが一致していなければなり ません。 u 内積 例 [OPTN]-[MAT]-[DotP] 次の 2 つのベクトルの内積を求める Vct A = 1 2 Vct B = 3 4 K2(MAT)6(g)6(g) 2(DotP)1(Vct)av(A), 1(Vct)al(B))w
u 2 つのベクトルのなす角 例 [OPTN]-[MAT]-[Angle] 次の 2 つのベクトルのなす角を求める Vct A = 1 2 3 Vct B = 4 K2(MAT)6(g)6(g) 4(Angle)1(Vct)av(A), 1(Vct)al(B))w u 単位ベクトル 例 [OPTN]-[MAT]-[UntV] 次のベクトルの単位ベクトルを求める Vct A = 5 5 K2(MAT)6(g)6(g) 5(UntV)1(Vct)av(A))w u ベクトルのノルム (大きさ) 例 [OPTN]-[MAT]-[Norm] 次のベクトルのノルム (大きさ) を求める Vct A = 1 3 K2(MAT)6(g)6(g)6(g) 1(Norm)6(g)6(g)6(g) 1(Vct)av(A))w •“Norm” コマンドを使って、行列のノルムを計算することもできます。 10.
変換元の単位と変換先の単位は、同じカテゴリー内であれば自由な組み合わせで指定するこ とが可能です。 • カテゴリーの異なる単位同士(例えば “AREA”と “TIME”の間など)で換算を実行しようとす ると、エラー(Conversion ERROR) となります。 • 各カテゴリーに含まれる単位は、 「単位換算コマンド一覧」 (2-55 ページ) をご覧ください。 k 単位換算を実行する [OPTN]-[CONV] 次の書式で換算元の数値と換算コマンドを入力して、単位換算を実行します。 { 換算元の数値 }{ 換算コマンド 1}'{ 換算コマンド 2} • { 換算コマンド 1} として { 換算元の数値 } の単位を、{ 換算コマンド 2} として換算先の単位を 指定します。 • ' は換算元と換算先の2つのコマンドをつなぐコマンドで、単位換算メニューの表示中は必 ず1 (') で入力できます。 • 換算元の数値としては、実数または実数のみを要素に持つリストデータを使うことができま す。換算元の数値としてリストデータを入力(またはリストメモリーを指定)した場合は、リ ストデータ内の各要素が単位換算され
k 単位換算コマンド一覧 カテゴリー 表示名 単 位 カテゴリー 表示名 単 位 フェルミ cm3 立方センチメートル Å オングストローム mL ミリリットル m マイクロメートル L mm ミリメートル m3 立方メートル cm センチメートル in3 立方インチ m メートル ft3 立方フィート km キロメートル AU 天文単位 l.y.
カテゴリー 表示名 単 位 カテゴリー 表示名 単 位 温度 摂氏 Pa パスカル K ケルビン kPa キロパスカル °F 華氏 mmH2O 水柱ミリメートル °R 蘭氏 mmHg 水銀柱ミリメートル atm 気圧 (標準大気圧) 速度 m/s メートル/秒 km/h キロメートル/時 knot ノット ft/s フィート/秒 mile/h u mg 圧力 °C inH2O 水柱インチ inHg 水銀柱インチ lbf/in2 マイル/時 bar kgf/cm2 原子質量単位 ミリグラム eV バール 重量キログラム/ 平方センチメートル 電子ボルト グラム kg キログラム calth 熱力学カロリー メトリックトン cal15 15 度カロリー oz 常用オンス calIT 国際蒸気表カロリー lb 常用ポンド kcalth キロカロリー (熱力学) kcal15 キロカロリー (15 度) kcalIT キロカロリー (国際蒸気表) l-atm リットル気圧 質量
カテゴリー 表示名 W 仕事率/動力 calth/s hp 単 位 ワット カロリー/秒 馬力 ft•lbf/s フィート重量ポンド/ 秒 Btu/min 英熱量/分 * NIST Special Publication 811(2008)のデータに準拠。 2-57
第3章 リスト機能 リストは複数のデータをまとめて操作するのに便利な 「入れ物」 です。 本機には、1 ファイルあたり 26 個のリストを保存できます。ファイルは最大 6 つまで保存可能で す。リストは四則演算や統計計算、グラフの描画などに利用することができます。 要素番号 表示範囲 List 1 SUB 1 2 3 4 5 6 7 8 • • • • 56 37 21 69 40 48 93 30 • • • • セル List 2 List 3 1 2 4 8 16 32 64 128 107 75 122 87 298 48 338 49 • • • • • • • • List 4 List 5 3.5 6 2.1 4.4 3 6.8 2 8.7 4 0 0 2 0 3 9 0 • • • • • • • • List 26 0 0 0 0 0 0 0 0 リスト名 サブ名 • • • • 1.
2. 2 行目に 4 を入力し、続いて 3 行目に 2 + 3 と入力す る (この場合、2 + 3 の計算結果として 5 が入力されま す)。 ewc+dw • 各セルには計算式の計算結果や、複素数も入力することができます。 • 1 つのリストには 999 行までの値を入力できます。 u 値をまとめて入力するには 1. カーソルキーを使って、リスト名にセルカーソルを移動 する。 2. !* ( { )を押し、続いて登録したい複数の値を , で 区 切 っ て 入 力 す る。 最 後 の 値 を 入 力 し た ら、 最 後 に !/ (}) を押す。 !* ({) g,h,i!/ (}) 3. w を押して、入力した値をリストに登録する。 w • カンマ(,)は複数の値の区切りとして入力するので、最後の値の後にカンマを入力しない ようご注意ください。 正:{34,53,78} 誤:{34,53,78,} 数式中にリスト名を指定して、他のセルへの値入力を行うこともできます。以下は、List 1 と List 2 の各行の値の和を List 3 に入力する場合の操作例です。 1.
k リストの値を編集する u セルの値を変更するには カーソルキーを使って、値を変更したいセルにセルカーソルを移動します。新たな値を入力 して w を押すと、入力されていた値が新しい値によって上書きされます。 u セルの内容を編集するには 1. カーソルキーを使って、値を編集したいセルにセルカーソルを移動する。 2. 6 (g) 2 (EDIT) を押す。 3. 入力されている値に対して、希望する編集を行う。 u セルを削除するには 1. カーソルキーを使って、削除したいセルにセルカーソルを移動する。 2. 6 (g) 3 (DEL) を押す。 • セルカーソル位置のセルが削除され、以降のすべての行が 1 行上に移動します。 • セル削除の操作は、他のリストのセルには影響しません。もしセル削除を行ったリストと他 のリストの各行に関連があった場合、セル削除の操作によってその関連が崩れることになり ますので、ご注意ください。 u 1 つのリスト内の全セルを削除するには 1. カーソルキーを使って、全セルを削除したいリスト内のセル (どのセルでも構いません)に セルカーソルを移動する。 2.
u リストに名前を付けるには 1. セットアップ画面で “Sub Name” を反転させ、1 (On) J を押す。 2. カーソルキーを使って、名前を付けたいリストの “SUB”行にセルカーソルを移動する。 3.
2. 1 つのリストを並べ替えるので、1 を入力する。 bw 3.“Select List List No:” と表示されるので、並べ替えを実行したいリスト番号を入力する。 bw 値の降順に並べ替える場合: 「値の昇順に並べ替える場合」の手順 1 で、1 (SRT • A)を押す代わりに 2(SRT • D)を押し ます。その他の操作は、昇順に並べ替える場合と同様です。 u 複数のリストを並べ替えるには 複数のリストを、ある 1 つの基準リストの並べ替えに従って並べ替えることができます。基 準リストは昇順または降順で並べ替えが行われ、その他のリストは基準リストとの行の相関 が維持された状態で並べ替えられます。 値の昇順に並べ替える場合: 1. リストエディターの表示中に、6(g) 1 (TOOL) 1 (SRT • A)を押す。 • 並べ替えるリスト数を確認するための“How Many Lists?:”というメッセージが表示さ れます。ここでは例として、1 つの基準リストとそれにリンクしたもう 1 つのリスト(合 計 2 つのリスト) の並べ替えを行います。 2.
k リストデータ操作関数の呼び出し 以下のすべての操作例は、RUN • MAT(または RUN) モードで行います。 K1(LIST) を押すと、次の項目を含むリストデータ操作メニューが表示されます。 • {List}/{L → M}/{Dim}/{Fill}/{Seq}/{Min}/{Max}/{Mean}/{Med}/{Aug}/{Sum}/ {Prod}/{Cuml}/{ % }/{A} 以下のすべての操作例で、末尾の閉じカッコは省略可能です。 u リストの内容を行列用アンサーメモリー(MatAns)に代入するには (fx-7400GII では操作できません) [OPTN]-[LIST]-[L → M] K1 (LIST) 2(L → M) 1 (List)< リスト番号 1∼26> ,1 (List)< リスト番号 1∼26> ...
例 List 1 に 5 つの要素を作成する。 AfaK1 (LIST) 3 (Dim) 1(List) bw 作成されたリストは STAT モードで確認できます。 u リスト内のすべての要素を同じ値で置き換えるには [OPTN]-[LIST]-[Fill] K1 (LIST) 4 (Fill)< 値 > ,1 (List)< リスト番号 1∼26> )w 例 List 1 のすべての要素を 3 に置き換える。 AK1 (LIST) 4 (Fill) d,1 (List)b)w 要素置き換え後の List 1 の内容は次のようになります。 u リストに数列を作成するには [OPTN]-[LIST]-[Seq] K1 (LIST) 5 (Seq)< 式 > , < 変数名 > , < 開始値 > , < 終了値 > , < 変化の度合い > )w • この操作の結果は、リスト用アンサーメモリー(ListAns)に保存されます。 例 f x)= X2 を使ってリストに入力する。開始値 1、 12、62、112 という数列を、関数式( 終了値 11、変化の度合い 5 とする。 AK1 (LIS
u 2 つのリストの同じ位置の要素からより大きい方を抽出するには [OPTN]-[LIST]-[Max] K1 (LIST) 6(g) 2 (Max) 6(g) 6 (g) 1 (List)< リスト番号 1∼26> ,1 (List)< リスト番号 1∼26> )w • 2 つのリストの要素数は同じであることが必要です。要素数が異なると、エラーとなりま す。 • この操作の結果は、リスト用アンサーメモリー(ListAns)に保存されます。 例 List 1 (75, 16, 98, 46, 56)と List 2(35, 59, 58, 72, 67)の同じ位置の要素か ら、より大きい方を抽出する。 K1 (LIST) 6 (g) 2 (Max) 6 (g) 6 (g) 1 (List) b, 1 (List) c)w u リストに含まれる全要素の平均値を求めるには [OPTN]-[LIST]-[Mean] K1 (LIST) 6(g) 3 (Mean) 6 (g) 6 (g) 1 (List)< リスト番号 1∼26> )w 例 List 1(36, 16, 58, 46, 56) に含まれる全
u 2 つのリストを 1 つに結合するには [OPTN]-[LIST]-[Aug] • 2 つの別々のリストを結合して 1 つのリストにすることができます。この操作の結果は、リ スト用アンサーメモリー(ListAns) に保存されます。 K1 (LIST) 6(g) 5 (Aug) 6 (g) 6(g) 1 (List)< リスト番号 1∼26> ,1 (List)< リスト番号 1∼26> )w 例 List 1(− 3, − 2) と List 2 (1, 9, 10)を結合する。 AK1 (LIST) 6 (g) 5 (Aug) 6 (g) 6 (g) 1 (List) b, 1 (List)c)w u リストに含まれる全要素の総和を求めるには [OPTN]-[LIST]-[Sum] K1 (LIST)6 (g) 6 (g) 1 (Sum)6 (g) 1 (List)< リスト番号 1∼26> w 例 List 1(36, 16, 58, 46, 56) に含まれる全要素の総和を求める。 AK1 (LIST) 6 (g) 6 (g) 1(Sum) 6 (g) 1 (List) bw u
u リスト内の各要素のパーセンテージを計算する [OPTN] [LIST] [%] - K1 (LIST) 6 (g) 6 (g) 4 (%) 6 (g) 1 (List)< リスト番号 1∼26> w • 上記の操作により、リスト内の全要素合計値に対する各要素のパーセンテージが計算されま す。 • この操作の結果は、リスト用アンサーメモリー(ListAns)に保存されます。 例 List 1 (2, 3, 6, 5, 4) の各要素のパーセンテージを計算する。 AK1 (LIST) 6 (g) 6 (g) 4(%) 6 (g) 1 (List) bw 2/(2+3+6+5+4) × 100 = 3/(2+3+6+5+4) × 100 = 6/(2+3+6+5+4) × 100 = 5/(2+3+6+5+4) × 100 = 4/(2+3+6+5+4) × 100 = u リスト内の各要素と隣り合う要素の差を計算する [OPTN]-[LIST]-[A] K1 (LIST) 6 (g) 6 (g) 5 (A)< リスト番号 1∼26> w • この操作の結果は、リスト用アンサーメモリー(ListA
k エラーメッセージについて • リスト同士による四則演算は、各リスト内の対応する要素同士によって行われます。このた め要素数 (次元) が異なるリスト同士による四則演算は、エラーとなります。 • 対応する要素同士で行われた計算の組の中に、1 つでも数学的エラー(Ma ERROR)を起こ す組があった場合は、エラーとなります。 k 計算式の中にリストを入力するには 計算式の中にリストを入力する方法は、次の 3 通りがあります。 • リストエディターに登録済みのリストを、リスト番号で指定する方法 • リストエディターに登録済みのリストを、サブ名で指定する方法 • 直接リストの値を入力する方法 u 登録済みのリストを番号で指定して入力するには 1. RUN • MAT (または RUN) モードで次のキー操作を行う。 AK1 (LIST) 1(List) •“List” コマンドが入力されます。 2. 指定したいリスト番号 (1∼26) を入力する。 u 登録済みのリストをサブ名で指定して入力するには 1.
u あるリストの内容を他のリストに代入する a を使って、あるリストの内容を他のリストに代入することができます。 例 List 3 (41, 65, 22) の内容を List 1 に代入する。 K1 (LIST) 1 (List) da1 (List)bw 次の操作を、上記の 1 (LIST) 1 (List) d という操作の代わりに使うこともできます。 !*( { ) eb,gf,cc!/( } ) u リスト内の特定のセルの値を呼び出す あるリストに含まれる特定のセルの値を呼び出して、計算式の中で使うことができます。セ ル番号は[ ] で括って指定します。 例 関数 sin の引数として List 2 の 3 つめのセルの値を使い、計算を実行する。 sK1 (LIST) 1 (List) c!+ ([ ) d!( ]) w u リスト内の特定のセルに値を入力する あるリストに含まれる特定のセルを指定して、値を入力することができます。この操作を行 うと、指定したセルの元の値は、新しく入力した値に置き換わります。 例 List 3 の 2 つめのセルに 25 を入力する。 cfaK1 (LIS
k リストを使って関数式のグラフを描く GRAPH モードにグラフ式を入力する際に、例えば “Y1 = List 1X”のように入力する ことができます。List 1 が 1、2、3 という値を含んでいる場合、このグラフ式によって “Y = X” 、 “Y = 2X” 、 “Y = 3X” という 3 つのグラフが描画されます。 リストを使ったグラフの描画には、一部に制約があります。 k 関数計算の結果をリストに代入する TABLE モードを使って、関数計算の結果をリストに代入することができます。まず数表を 作成してから、数表からリストへの代入を行います。 例 TABLE モードで関数式 “Y1 = x2 − 1”から数表を作成し、その数表を List 1 に代入す る。 1. TABLE モードで関数式 “Y1 = x2 − 1”を入力する。 2. 数表を作成する。 3. e を使って Y1 列にセルカーソルを移動する。 4. K1 (LMEM) を押す。 5.
4. リストファイルを切り替える File 1∼File 6 の各ファイルに、それぞれ 26 のリスト (List 1∼List 26)を保存することが できます。使用するリストファイルは、次の操作で切り替えることができます。 u リストファイルを切り替えるには 1. メインメニューから STAT モードに入り、!m (SET UP)を押して STAT モードの セットアップ画面を表示する。 2. c を使って “List File” を反転させる。 3.
第4章 方程式計算 方程式計算を行うには、メインメニューから EQUA モードに入 ります。 • {SIML} ... 2∼6 元連立一次方程式を解く • {POLY} ... 2∼6 次方程式を解く • {SOLV} ... ソルブ計算を実行する 4 1. 連立一次方程式 2 元から 6 元までの連立一次方程式を解くことができます。 • 2 元連立一次方程式: a1x + b1y = c1 a2x + b2y = c2 • 3 元連立一次方程式: a1x + b1y + c1z = d1 a2x + b2y + c2z = d2 … a3x + b3y + c3z = d3 1. メインメニューから EQUA モードに入る。 2. SIML モードを選択し、元 (変数) の数を 2∼6 の間で指定する。 3. 順次、係数を入力する。 • 現在入力可能なセルが、反転表示されます(反転表示位置を 「セルカーソル」と呼びます)。 係数を入力するたびに、セルカーソルは次の順序で移動します。 a1 → b1 → c1 → ...
1 m EQUA 2 1 (SIML) 2 (3) 3 ewbw-cw-bw bwgwdwbw -fwewbw-hw 4 1 (SOLV) • 内部演算は仮数部 15 桁で行われますが、計算結果は仮数部 10 桁、指数部 2 桁で表示され ます。 • 本機は連立一次方程式の解を、方程式の係数値を含む行列の逆行列を計算することによって 求めます。例えば、3 元連立一次方程式は次の式で求めます。 x y z = a1 b1 c1 a2 b2 c2 a3 b3 c3 –1 d1 d2 d3 このため行列式の値が 0 に近づくと、精度が落ちる場合があります。また 3 元以上の連立方 程式は、計算に非常に時間がかかることがあります。 • 解が見つからなかった場合は、エラーとなります。 •1 (REPT) を押した後に、係数を変更して計算することができます。 2.
例 次の 3 次方程式を解く。 (角度単位 = ラジアン) 3 2 x − 2x − x + 2 = 0 1 m EQUA 2 2 (POLY) 2 (3) 3 bw-cw-bwcw 4 1 (SOLV) 方程式が重解を持つ場合 (例:x3 + 3x2 + 3x + 1 = 0) 方程式が虚数解を持つ場合 (例:x3 + 2x2 + 3x + 2 = 0) 複素数モード:Real(1-27 ページ) 複素数モード:a + bi 複素数モード:r ∠ • 内部演算は仮数部 15 桁で行われますが、計算結果は仮数部 10 桁、指数部 2 桁で表示され ます。 • 3 次以上の高次方程式は、計算に非常に時間がかかることがあります。 • 解が見つからなかった場合は、エラーとなります。 • 方程式が重解を持つ場合、解が不正確になることがあります。 •1 (REPT) を押した後に、係数を変更して計算することができます。 4-3
3. ソルブ計算 式の変形や整理など方程式を解く手間を省いて、その方程式に含まれる任意の変数の値を求 めることができます。 1. メインメニューから EQUA モードに入る。 2. SOLV モードを選択し、数式をそのままの形で入力する。 • 等号を入力しなかった場合は、入力された数式を左辺とし、右辺を 0 とする方程式とみ なされます。 • 等号を 2 つ以上入力すると、エラーとなります。 3. 式に含まれる変数の一覧が表示されるので、各変数の値を入力する。 •“Upper”と “Lower”の入力行を使って、求める解の上限値と下限値をそれぞれ指定する ことができます。 • 解が指定範囲を超えた場合は、エラーとなります。 4.
第5章 グラフ機能 描きたいグラフや作成したい数表のタイプに応じて、機能モードを次の中から選んでください。 • GRAPH ... 一般の関数グラフの描画 • RUN • MAT (または RUN)... マニュアルグラフの描画 (5-13∼5-16 ページ) • TABLE ... 数表の作成 (5-16∼5-20 ページ) • DYNA* ... ダイナミックグラフの描画 (5-20∼5-23 ページ) • RECUR* ... 漸化式グラフの描画または数表作成 (5-23∼5-27 ページ) • CONICS* ... 円錐曲線グラフの描画 (5-27∼5-28 ページ) * fx-7400GII には含まれない機能です。 5 1. グラフの描画例 k 基本的なグラフを描画する(1) 関数式を入力して、そのグラフを描画することができます。 1. メインメニューから GRAPH モードに入る。 • 関数式を登録するための 「グラフ関数式リスト」 が表示されます。 2.
• 登録した関数式の中から、実際にグラフを描くものを指定することが必要です (5-9 ペー ジを参照) 。何もしなければ、登録したすべての関数式のグラフが描画されます。 3. グラフを描画する。 • 手順 2 で 4 (STYL) を押すと、線のスタイルを選ぶことができます。 例 1 次の関数式を入力し、グラフを描く。 Y1 = 2x2 − 3、r2 = 3sin2 1 m GRAPH 2 3 (TYPE)1 (Y=) cvx-dw 3 (TYPE) 2 (r=) dscvw 3 6 (DRAW) 例 2 角度単位の設定がディグリー(Deg) のとき、ラジアンを使って三角関数のグラフを描 く。(角度単位=ディグリー) Y1=sin xr 1 m GRAPH 2 svK6(g)5(ANGL)2(r)w 3 6(DRAW) 2.
3. c/f を使って値を変更したい設定項目を反転させ、適切な値を入力して w を押す。 • {INIT}/{TRIG}/{STD} ... ビューウインドウ設定を {初期化 }/{ 角度単位に合わせて初期 化 }/{ 標準化} する • {STO}/{RCL} ... ビューウインドウ設定を {保存する }/{ 呼び出す} 4.
k 範囲を指定してグラフを描く グラフ描画の前に、描画するための範囲 (開始点と終了点) を指定することができます。 1. メインメニューから GRAPH モードに入る。 2. ビューウインドウ設定を行う。 3. 関数式のタイプを指定し、関数式を次の書式に従って入力する。 < 関数式 > ,!+ ([ )< 開始点 > , < 終了点 > !( ]) 4.
6 (g) 1 (ORIG)... ズームの初期化 ビューウインドウ設定を、各種のズーム操作によって拡大/ 縮小する前の初期状態に戻し、グラフを再描画します。 6 (g) 2(SQR)... グラフ補正 x 軸と y 軸の目盛りが 1:1 の比率となるように x 軸側の値を 自動補正し、グラフを再描画します。 6(g) 3 (RND)... x 座標軸丸め ポインターの座標値を適切な有効桁数に丸めます。 6 (g) 4 (INTG)... 整数座標 各ドット幅を 1 にして座標値が整数になるように設定し、 グラフを再描画します。 6(g) 5(PRE)... 直前のズーム設定に戻す ビューウインドウ設定を、最後に実行したズーム操作を行 う直前の状態に戻し、グラフを再描画します。 ボックスズームを選択した場合は画面中央にポインター( の操作を行います。 )が表示されるので、引き続き次 3. カーソルキー使って拡大したい範囲の左上角 (または右下角)にポインターを移動し、w を押す。 4.
3. グラフ関数式を登録する 最大 20 の関数式を、メモリーに登録しておくことができます。メモリー内の関数式は後から 編集したり、グラフを描いたりすることができます。 k 関数式のタイプを指定する グラフ関数式をメモリーに登録する前に、関数式タイプを指定する必要があります。 1. グラフ関数式リストの表示中に 3(TYPE)を押して、次の関数式タイプメニューを表示 する。 • {Y=}/{r=}/{Parm}/{X=} ... 関数式タイプを {Y=( f x)直交座標式 }/{ 極座標式 }/{ パラメー ター関数式 }/{X=( f y)直交座標式 } に設定 • {Y>}/{Y<}/{YI}/{YH} ... 関数式タイプを不等式 {Y>( f x)}/{Y<( f x)}/{YI( f x)}/ {YH( f x)}に設定 • {X>}/{X<}/{XI}/{XH} ...
3 (TYPE) 3 (Parm) (パラメーター式に設定) dsvw (x 式の入力と登録) dcvw(y 式の入力と登録) u 合成関数を登録するには 例 Y1 と Y2 の関数式を使って合成関数 Y3 と Y4 を登録する。 Y1 = (X + 1) , Y2 = X2 + 3 Y3 に Y1◦Y2 を、Y4 に Y2◦Y1 を登録する。 (Y1◦Y2 = ( (x2 + 3)+1)= (x2 + 4) Y1◦Y2 =((X + 1))2 + 3 = X + 4 (X ≧ −1) ) 以下は、Y3 と Y4 に合成関数の関数式を登録する操作です。 3 (TYPE) 1 (Y=) J4(GRPH) 1 (Y)b(1 (Y) c)w J4(GRPH) 1 (Y) c (1 (Y)b)w • 最大 5 つの関数式から成る合成関数を登録することができます。 u グラフ関数式内の変数に値を代入してグラフを描くには 例 グラフ関数式 Y=AX2 −1 において、変数 A に−1、0、1 を代入したときのグラフを 描画する。 3 (TYPE) 1(Y=) av (A) vx-bw J4 (GRPH) 1(Y
k 関数式の編集と削除 u メモリー内の関数式を編集するには 例 メモリーエリア “Y1” の関数式 y = 2x2 − 5 を y = 2x2 − 3 に変更する。 グラフ関数式リスト上で f/c を使い、 “Y1” の行を反転させる e (関数式の先頭にカーソルが表示される) eeeeeDd (5 を 3 に変更) w (変更後の関数式を登録) u 関数式のグラフ描画時に使う線のスタイルを変更するには 1. グラフ関数式リスト上で f/c を使い、グラフ描画時の線のスタイルを変更したい関数 式の行を反転させる。 2. 4 (STYL) を押す。 3. 線のスタイルを選択する。 例 1 ( )... 標準 (初期設定) 2 ( )... 太線 (標準の倍の太さ) 3 ( )... 破線 (太線の破線) 4 ( )... 点線 メモリーエリア “Y1” の関数式 y = 2x2 − 3 の線のスタイルを 「破線」 に変更する。 4 (STYL) 3 ( ( )破線を選択) u グラフ関数式のタイプを変更するには 1.
k グラフを描画するための関数式を選択する u グラフを描くか描かないかを指定するには 1. グラフ関数式リスト上で f/c を使い、グラフを描くか描かないかを指定したい関数式 の行を反転させる。 2. 1 (SEL) を押す。 •1 (SEL)を押すたびに、該当するメモリーエリアのグラフを描く指定と描かない指定の 間で切り替わります。 3.
• 複数の不等式を同時に描画する場合、セットアップ画面の“Ineq Type”を使って次のいずれ かの塗りつぶし範囲を指定することができます。 1(AND)... すべての不等式の条件を満たす範囲のみを 塗りつぶす (初期設定) 2 (OR)... それぞれの不等式の条件を満たす範囲すべて を塗りつぶす k グラフメモリー グラフメモリーを使うと、グラフ関数式リストに現在登録されているグラフ関数式と各種設 定情報を、最大 20 セットまで保存しておくことができます (G-Mem 1∼G-Mem 20)。保 存したデータは、必要なときにグラフ関数式リストに呼び出すことができます。 1 セットのグラフメモリーには、次のデータが保存されます。 • グラフ関数式 (最大 20 個) • 関数式のグラフの描画 / 非描画設定 • グラフタイプ設定 • ビューウインドウ設定 (1 セット) • 関数式の線のスタイル設定 u グラフ関数式リストの全内容をグラフメモリーに保存するには 1. 5 (GMEM) 1 (STO) を押す。 2.
4. ピクチャーメモリーにグラフを保存する ピクチャーメモリーを使うと、グラフを画像として 20 まで保存しておくことができます (Pict 1∼Pict 20) 。ピクチャーメモリーに保存した画像を呼び出して、現在画面に表示中 のグラフに重ねて表示することができます。 u ピクチャーメモリーにグラフを保存するには 1. GRAPH モードでグラフを描画した後で K1 (PICT) 1 (STO) を押す。 2. 表示されるポップアップウインドウでピクチャーメモリー番号(1∼20)を指定し、w を 押す。 • 例えば bw を押すと、ピクチャーメモリー1 (Pict 1)に保存されます。 • データを保存済みのメモリー番号を指定して保存の操作を行うと、以前に保存されてい た内容は新たな内容で上書きされます。 • デュアルグラフ画面など 2 分割表示されるタイプの画面は、ピクチャーメモリーに保存 できません。 u 保存したグラフ画像を呼び出すには 1. GRAPH モードでグラフを描画した後で K1 (PICT) 2 (RCL)を押す。 2.
u サブ画面にグラフをコピーするには 1. メインメニューから GRAPH モードに入る。 2. セットアップ画面の “Dual Screen” を “G+G” に設定する。 3. ビューウインドウ設定を行う。 • 6(RIGHT)を押すと、サブ画面用の設定画面を表示することができます。6(LEFT) を押すと、メイン画面用の設定画面に戻ります。 4. グラフ関数式リストに関数式を登録し、メイン画面にグラフを描画する。 5. 希望するデュアルグラフの操作を実行する。 K1 (COPY)... メイン画面のグラフをサブ画面にコピーする K2 (SWAP)...
6. マニュアルグラフ k 直交座標グラフを描く RUN • MAT (または RUN)モードでグラフコマンドを入力して、直交座標グラフを描くこ とができます。 1. メインメニューから RUN • MAT (または RUN) モードに入る。 2. セットアップ画面の “Input/Output” を “Linear”に設定する。 3. ビューウインドウ設定を行う。 4. 直交座標グラフを描くコマンド “Graph Y=” (!4(SKTCH) 5 (GRPH)) を入力する。 5.
k 複数のグラフを重ねて描く(オーバーライト) 関数式内の変数にさまざまな値を代入したときに描かれる複数のグラフを、重ねて描くこと ができます。 1. メインメニューから GRAPH モードに入る。 2. セットアップ画面の “Dual Screen” を “Off”に設定する。 3. ビューウインドウ設定を行う。 4. 関数式タイプを指定し、次の書式に従って関数式を入力する。 < 変数を含む関数式 > ,!+ ([ )< 変数 > !. (=)< 値 > , < 値 > , ... , < 値 > !( ]) 5.
次の 2 つのタイプの関数式をグラフ画面にペーストして、グラフを描くことが可能です。 タイプ 1(Y= 式) 左辺が変数 Y の、Y = (X) f 形式の関数式です。 「Y = (X) f 」 のグラフが描画されます。 例:Y=X をペーストして、グラフを描く • Y の左側のスペースは無視されます。 タイプ 2(数式) 左辺を持たない数式です。 「Y = 数式」 のグラフが描画されます。 例:X をペーストして、Y=X をグラフに描く。 • 数式の左側のスペースは無視されます。 u コピー&ペーストを使ってグラフを描画するには 1. グラフを描きたい関数式をクリップボードにコピーする。 2. メインメニューから GRAPH モードに入る。 3. セットアップ画面の “Dual Screen” を “Off”に設定する。 4. ビューウインドウ設定を行う。 5. グラフを描画する。 6.
• ペーストによって描画されたグラフに対してトレース等の機能を使った場合、グラフ式は 「Y= 式」 の形で表示されます。 • グラフ画面のメモリーをクリアーせずにグラフを再描画すると、ペーストによって描かれた グラフも含めて、すべてのグラフが再描画されます。 7.
u 数表作成時の変数としてリストを使うには 1. テーブル関数式リストからセットアップ画面を表示する。 2.“Variable” の行を反転させ、2 (LIST) を押す。 3. 表示されるポップアップウインドウを使って、x 変数に代入したいリストのリスト番号を 指定する。 • 例 え ば List 6 を 選 ぶ と き は、gw を 押 し ま す。 ポ ッ プ ア ッ プ ウ イ ン ド ウ が 閉 じ、 “Variable” の設定として “List 6” と表示されます。 4.
• パラメーター関数式(Parm) 1. テーブル関数式リストで 3 (TYPE) を押す。 2. 設定したい関数式タイプに該当するファンクションキーを押す。 • ここで指定したタイプの関数式だけが、6 (TABL)を押したときの数表作成の対象となり ます。テーブル関数式リストに異なるタイプの関数式が登録されている場合、現在指定され ていないタイプの関数式は数表作成の対象とはなりません (異なるタイプの関数式の数表を 同時に作成することはできません) 。 k 数表を編集する 数表の作成後は、テーブルメニューを使って次の編集操作を行うことができます。 • 変数 x の値の変更 • 行の編集 (削除、挿入、追加) • 数表の削除 • コネクトタイプのグラフを描く • プロットタイプのグラフを描く • {FORM} ... テーブル関数式リストに戻る • {DEL} ... 数表を削除する • {ROW} • {DEL}/{INS}/{ADD} ... 行を { 削除する }/{ 挿入する }/{ 追加する } • {EDIT} ... 変数 x の値を編集する • {G • CON}/{G • PLT} ...
k 数表からグラフを描画する 1. メインメニューから TABLE モードに入る。 2. ビューウインドウ設定を行う。 3. 関数式を登録する。 4. テーブル設定画面を表示し、範囲指定を行う。 5. テーブルを作成する。 6. グラフタイプを指定し、グラフを描画する。 5(G • CON)... コネクトタイプのグラフを描く 6 (G • PLT)...
関数式 y = 3x2 − 2 を登録し、その数表とコネクトタイプのグラフを同時に表示する。 数表の範囲指定は初期値−3、最終値 3、変化の度合い 1 とする。 ビューウインドウ設定は下記とする。 例 Xmin = 0、 Xmax = 6、 Xscale = 1 Ymin = −2、 Ymax = 10、 Yscale = 2 1 m TABLE 2 !3 (V-WIN)awgwbwc -cwbawcwJ 3 !m(SET UP) ccc*1 (T+G) J * fx-7400GII、fx-9750GII: cc 4 3 (TYPE)1 (Y=) dvx-cw 5 5 (SET) -dwdwbwJ 6 6 (TABL) 7 5 (G • CON) • セットアップ画面の “Dual Screen”の設定は、TABLE モードと RECUR モードで適用さ れます。 • K1 (CHNG)または A を押すと、数表をアクティブにすることができます。 8.
7. 描画速度を指定する。 3 (SPEED)1 ( )... 1 回の描画ごとに一時停止 (Stop&Go) 2 ( )... 標準の半分の速度に設定 (Slow) 3 ( )... 標準速度に設定 (Normal) 4 ( )... 標準の倍速に設定 (Fast) 8.
k ダイナミックグラフの軌跡を描く セットアップ画面で軌跡を描画する設定にすると、係数値を変えて描いたグラフを重ねて表 示させることができます。 1. メインメニューから DYNA モードに入る。 2. ビューウインドウ設定を行う。 3. セットアップ画面の “Locus” を “On” にする。 4. 組み込まれている関数式タイプの一覧を使って、関数式を入力する。 5. 係数値を入力し、どの係数を変化させるかを指定する。 6. 初期値、最終値、変化の度合いを順に指定する。 7. 描画速度を “Normal” にする。 8.
k ダイナミックメモリーを利用する 現在設定されているダイナミックグラフ描画条件およびダイナミックグラフ画面データをダ イナミックメモリーに 1 組保存し、呼び出すことができます。保存したデータを呼び出すと、 すぐにダイナミックグラフが描画されるため、時間を節約することができます。一度にメモ リーに保存できるデータは 1 組だけです。 u ダイナミックメモリーにデータを保存するには 1. ダイナミックグラフ描画中に A を押して、描画速度切り替え表示を呼び出す。 2. 5 (STO)を押す。確認のポップアップウインドウが表示されたら 1 (Yes)を押して、 データを保存する。 u ダイナミックメモリーからデータを呼び出すには 1. ダイナミックグラフ関数式リストを呼び出す。 2. 6 (RCL) を押すとダイナミックメモリーの内容が呼び出され、グラフが描画される。 9.
例 an+2 = an+1 + an で表される 3 項間漸化式(フィボナッチ数列)で、初項が a1=1、a2 = 1 のとき、変数 n の値を 1 から 6 まで変化させたときの数表を作成する。 1 m RECUR 2 3 (TYPE) 3 (an+2) 3 4 (n.an ··) 3 (an+1) +2 (an) w 4 5(SET) 2 (a1) bwgwbwbwJ 5 6 (TABL) * 最初の 2 つの値は、a1 = 1 と a2 = 1 に対応します。 •1 (FORM) を押すと漸化式を保存する画面に戻ります。 • セットアップ画面で“ΣDisplay”を “On”に設定すると、各項の和を含めた数表を作成するこ とができます。 k 漸化式グラフを描画する 漸化式の数表から、コネクトタイプ/プロットタイプのグラフを描きます。 1. メインメニューから RECUR モードに入る。 2. ビューウインドウ設定を行う。 3. 漸化式のタイプを選択し、漸化式を入力する。 4. テーブル設定を行う。n の始点と終点を入力する。必要な場合は、初項の値も入力する。 5.
• グラフの描画後は、トレース機能、ズーム機能、スケッチ機能を使用できます。 • グラフの描画後に !6 (G ↔ T) または A を押すと、数表画面に戻ります。 k 2つの数列から位相プロットグラフを描画する RECUR モードで入力した 2 つの式による数列のうち、片方を横軸、もう片方を縦軸とした n an+1、an+2) n bn+1、bn+2) n cn+1、cn+2) 、b( 、c( のう 位相プロットグラフを描画できます。a( ち、アルファベット順で先の数列が横軸、後の数列が縦軸となります。 1. メインメニューから RECUR モードに入る。 2. ビューウインドウ設定を行う。 3. 2 つの漸化式を入力し、両方をテーブル作成対象として選択する。 4. テーブル設定を行う。変数 n の始点と終点、および各漸化式の初項の値を入力する。 5. 漸化式の数表を表示する。 6. 位相プロットグラフを描画する。 例 2 つの 2 項間漸化式 an+1 = 0.9an、bn+1 = bn + 0.1n − 0.
n an+1、an+2) n bn+1、bn+2) 1 (a•b)......... a( と b( をグラ フ描画に使う n bn+1、bn+2) n cn+1、cn+2) 2 (b•c)......... b( と c( をグラ フ描画に使う n an+1、an+2) n cn+1、cn+2) 3 (a•c)......... a( と c( をグラ フ描画に使う • セットアップ画面の“ΣDisplay”を “On”にすると、数表に各項の累計が表示されます。この とき、位相プロットグラフを描画するのに使うデータとして、2 つの数列をそのまま使う か、2 つの数列それぞれの累計を使うかを選択することができます。この選択は、テーブル 画面で 3 (PHAS) を押すと表示されるファンクションメニューで行います。 1 (an)........... 数列をグラフ描画に使う 6 ( an)........
6. グラフを描画する。 7. w を押す。設定したポインターの始点にポインターが点滅する。 w を数回押す。 • 収束する場合はグラフ上にクモの巣状にラインが描かれます。そうでない場合は発散し ているか、グラフが画面からはみだしている可能性があります。この場合はビューウイ ンドウ設定で表示領域を拡大し、再度グラフを描画して確認します。c/f を押すと、 グラフを選択することができます。 漸 化 式 an+1 = − 3(an)2 + 3an、bn+1 = 3bn + 0.2 の WEB グ ラ フ を 描 き、 収 束/発 散 を 調べる。テーブル設定は Start = 0、End = 6、a0 = 0.01、anStr = 0.01、b0 = 0.11、bnStr = 0.11 とする。 例 1 m RECUR 2 !3 (V-WIN)awbwbwc awbwbwJ 3 3 (TYPE) 2(an+1) -d2 (an) x+d2 (an) w d3 ( bn) +a.cw 4 5 (SET) 1 (a0) awgwa.abwa.bbwc a.abwa.
2 (POL)... 極座標式 3 (PARM)... パラメーター関数式 3. 描画したいグラフに応じて、組み込みの関数式を選択する。 R w 4. 関数式の係数をそれぞれ入力し、グラフを描画する。 例 直交座標の関数式 x = 2y2 + y −1 を入力して右側の開いた放物線グラフを描画し、次 に極座標の関数式 r = 4cos を入力して円のグラフを描画する。 1 m CONICS w 2 1 (RECT)c (X=AY2+BY+C) 3 cwbw-bw6 (DRAW) 4 JJ 5 2 (POL) cccc(R=2Acos ) w 6 cw6 (DRAW) 11. スケッチ k グラフに点や線を重ねて描く すでに描かれているグラフに、点や線を重ね描きすることができます。 重ね描きする際の線は、4 種類のスタイルから選ぶことができます。 1. メインメニューから GRAPH モードに入る。 2. ビューウインドウ設定を行う。 3. セットアップ画面の “Sketch Line”を使って線のスタイルを選択する。 1 ( )... 標準 (初期状態) 2 ( )...
6. スケッチ機能を選択する。 *1 !4 (SKTCH)1 (Cls)... 画面を消去する 2 (Tang)... 接線を描く 3 (Norm)... 法線を描く 4 (Inv)... 逆関数を描画する *2 6 (g) 1 (PLOT) {Plot}/{Pl • On}/{Pl • Off}/{Pl • Chg} ... 点を { プロットする }/{ 描 く }/{ 消す }/{ 切り替える } 6 (g) 2 (LINE) {Line}/{F • Line} ... {6 (g) 1 (PLOT) でプロットした 2 点を直線 で結ぶ (直線) }/{ 任意の 2 点間に線を描く (自由直線) } 6 (g) 3 (Crcl)... 円を描画する 6 (g) 4 (Vert)... 垂直線を描画する 6 (g) 5 (Hztl)... 水平線を描画する 6 (g) 6 (g) 1(PEN)... 自由に線を引く 6 (g) 6 (g) 2(Text) ... 文字を書き込む 7.
12. グラフ関数式の解析 重要 • ここで説明する解析機能を使って各種の解を求めるとき、次のような場合は精度がでなかっ たり、解が求められなかったりすることがあります。 - 求める解がグラフ同士の接点、またはグラフと x 軸との接点になる場合。 - 求める解がグラフの変曲点になる場合。 k グラフ上の座標を読みとる グラフ上のポインター( ) をカーソルキーで移動して、座標値を読み取ることができます。 1. メインメニューから GRAPH モードに入る。 2. グラフを描画する。 3. !1(TRCE) を押す。グラフの中央にポインターが点滅する。 *1 4. d/e を押すとグラフに沿ってポインターが移動する ので、読み取りたい位置にポインターを合わせる。 • 複数のグラフが描かれている場合、c/f を押すと、 異なるグラフの同じ x 座標の位置にポインターが移動 します。 5. v を押すと表示されるポップアップウインドウに座標値を入力すると、その座標にポイ ンターが移動する。 • v を押さずに直接座標値を入力しても、ポップアップウインドウが表示されます。 6.
1. メインメニューから GRAPH モードに入る。 2. セットアップ画面で “Derivative” を “On” に設定する。 3. グラフを描画する。 4. !1(TRCE)を押す。グラフの中央にポインターが 点滅し、ポインターの座標値とともに微分係数も表示さ れる。 k グラフの座標値から数表を作成する(グラフ to テーブル) トレース機能などによって読み取ったグラフの座標値を数表に登録し、画面をグラフと数表 に分割表示することができます。グラフと解析結果を同時に見たいときに、便利です。 1. メインメニューから GRAPH モードに入る。 2. セットアップ画面で “Dual Screen” を “GtoT” に設定する。 3. ビューウインドウ設定を行う。 4. 関数式を登録し、左側の画面にグラフを描画する。 5. トレース機能を実行する。複数のグラフが描画されてい る場合は、c/f を押してグラフを選択する。 6. d/e を押してポインターを移動し、数表に登録した い座標位置で w を押す。登録する座標値の数だけ繰り 返す。 7.
3. グラフ解析メニューを表示し、解析機能を選択する。 !5 (G-SLV)1 (ROOT)... 根の算出 2 (MAX)... 極大値 3 (MIN)... 極小値 4 (Y-ICPT)... y 軸切片 5 (ISCT)... 2 つのグラフの交点 6 (g) 1 (Y-CAL)... x に対する y 座標値 6 (g) 2 (X-CAL)... y に対する x 座標値 6 (g) 3 (∫dx)... 任意の範囲の積分値 4. 複数のグラフが描かれているときは、登録エリア番号の最も小さいグラフ上にカーソル (k)が点滅する。c/f を使って、選択したいグラフ上にカーソルを移動する。 5. w を押してグラフを選択すると、解析された値が表示される。 • 値が 2 つ以上ある場合は e を押すと、次の値が算出されます。また d を押すと、前に 表示していた値に戻ります。 u 2 つのグラフの交点を算出するには 1. グラフを描画する。 2. !5 (G-SLV) 5 (ISCT)と押す。3 つ以上のグラフが描かれているときは、登録エリ ア番号の最も小さいグラフ上にカーソル (k) が点滅する。 3.
u グラフ上の座標値を算出するには 任意の x に対する y 座標値、任意の y に対する x 座標値を求めることができます。 1. グラフを描画する。 2. 関数式を選択する。複数のグラフが描かれているときは、登録エリア番号の最も小さいグ ラフ上に選択カーソル (k) が点滅する。 !5 (G-SLV)6 (g) 1 (Y-CAL)... x に対する y 座標値 6 (g) 2 (X-CAL)... y に対する x 座標値 3. c/f を押して、選択したいグラフにカーソル (k) を移動し、w を押して選択する。 4. 任意の x 座標値または y 座標値を入力する。 • w を押すと、対応する y 座標値または x 座標値が算出されます。 例 Y1 = x + 1、Y2 = x (x + 2) (x − 2)の 2 つの式のグラフを描き、Y2 のグラフの y 座 標値を x = 0.5 に対して、また x 座標値を y = 2.
k 円錐曲線のグラフ関数式を解析する 重要 • fx-7400GII には、CONICS モードはありません。 次の手順で円錐曲線のグラフを描画した後に、グラフ解析メニューを使ってさまざまな解析 結果を求めることができます。 1. メインメニューから CONICS モードに入る。 2. 関数式のタイプを選択する。 1 (RECT)... 直交座標式 2 (POL)... 極座標式 3 (PARM)... パラメーター関数式 3. c/f を使って解析する円錐曲線を選択する。 4. 円錐曲線の各定数を入力する。 5. グラフを描画する。 円錐曲線のグラフを描いた後、!5 (G-SLV)を押します。次のようなグラフ解析メニュー が現れます。 • 放物線グラフの解析 • {FOCS}/{VTX}/{LEN}/{e} ... { 焦点 }/{ 頂点 }/{ 通径の長さ }/{ 離心率 } を求める • {DIR}/{SYM} ... { 準線 }/{ 対称軸 } を引く • {X-IN}/{Y-IN} ... {x 軸 }/{y 軸 } との交点を求める • 円グラフの解析 • {CNTR}/{RADS} ...
u 焦点/通径の長さを算出するには 例 放物線 X =(Y − 2)2 + 3 のグラフの焦点、頂点、通径の長さを求める。 ビューウインドウ設定は下記とする。 Xmin = −1、 Xmax = 10、 Xscale = 1 Ymin = −5、 Ymax = 5、 Yscale = 1 m CONICS w bwcwdw6 (DRAW) !5 (G-SLV) 1 (FOCS) (焦点の算出) !5 (G-SLV) 5 (LEN) (通径の長さの算出) • 楕円または双曲線の焦点を算出しているときに e を押すと、次の焦点の値を算出します。 また、d を押すと、前に表示していた焦点の値に戻ります。 • 双曲線の頂点を算出しているときに e を押すと、次の頂点の値を算出します。また、d を押すと、前に表示していた頂点の値に戻ります。 • 楕円の頂点を算出しているときに e を押すと、次の頂点の値を算出します。d を押すと、 その前に表示していた頂点の値に戻ります。楕円には頂点が 4 つあります。 u 中心を算出するには 例 2 2 円のグラフ (X + 2) + (Y + 1) = 22
第6章 統計グラフと統計計算 重要 • 本章で紹介されているグラフ画面は、それぞれの機能ごとの特徴が表れるようなデータや設定に 基づいた表示例です。実際に表示されるグラフは、描画元のデータや設定によって変わるので、 掲載されているグラフ画面と同じ画面にはならないことがあります。 1.
• リスト (XList、YList) グラフの描画元となる統計データとして、リスト(List 1∼List26)を指定します。“XList” は x 軸用のデータ、 “YList” は y 軸用のデータを表します。 初期設定では、1 変数統計計算の場合の x 軸データとして List 1 が、2 変数統計計算の場合 の x 軸データ、y 軸データとして List 1 と List 2 が、それぞれグラフの描画元データとして 指定されています。どのリストデータを x 軸データ、y 軸データとして使用するかを、変更す ることができます。 • 度数(Frequency) 「度数」は 1 つ (または 1 組)のデータの出現回数のことです。値が同一のデータを 1 行にまと め、データ右隣の列に各行の度数を記した表を「度数分布表」と呼びます。この度数分布表に 基づいて統計グラフを描く場合は、度数データに使うリストを、本項目を使って指定します。 • Med-Med グラフ (6-11 ページ)については、度数データには正の整数のみ入力してくださ い。他のタイプの値 (小数など) を入力すると、エラーとなります。 • マ
グラフタイプとして “Pie” (円グラフ)が選択されている場合: • Data (描画元のデータを選択) • {LIST} ... List 1∼26 の列をグラフ描画元データとして割り当てる • Display(円グラフの値の表示設定) • { % }/{Data} ... データの各要素を { パーセンテージで表示 }/{ 値で表示 } • % Sto Mem (パーセンテージの数値のリストへの登録指定) • {None}/{LIST} ... パーセンテージの数値をリストに { 登録しない }/{List 1∼26 を指定 して登録する } グラフタイプとして “Box” (Med ボックスグラフ)が選択されている場合: • Outliers (外れ値表示の選択) • {On}/{Off} ... Med ボックスグラフに外れ値を { 表示する }/{ 表示しない } を選択する グラフタイプとして “Bar” (棒グラフ)が選択されている場合: • Data1 (1 番目の棒の描画につかうデータ) • {LIST} ...
k 統計グラフのビューウインドウ設定について 統計グラフを描く際は、通常ビューウインドウ値は自動的に計算され、設定されます。自動 的に設定されないようにするには、セットアップ画面の “Stat Wind”を “Manual” に設定して ください。リストエディターが表示されているときに、次の操作を行います。 !m (SET UP)2 (Man) J(元の画面に戻る) “Stat Wind” が “Manual” となっていても、次のグラフではビューウインドウ値は自動的に設 定されます。 円グラフ、1 標本の Z 検定、2 標本の Z 検定、1 比率の Z 検定、2 比率の Z 検定、1 標本の t 検 定、2 標本の t 検定、 2GOF 検定、 2 検定、2 標本の F 検定 (x 軸方向のみ無視) 2.
グラフ描画設定の “Display”で “%”を選択しておくと、アルファベットのラベルごとのパーセ ンテージが数値で表示されます。 k ヒストグラム (Hist) グラフ描画設定の “XList”にデータを入力したリストを、“Freq”にデータの度数を入力した リストを、それぞれ指定します (度数を使わない場合は “Freq”を “1” にします) 。 ⇒ w(DRAW) グラフを描く前に、上のような画面が現れます。ここで、ヒストグラムの描き始めの値 (Start) とピッチ値 (Width) の変更が可能です。 k Med ボックスグラフ(MedBox) 多くのデータが存在するとき、それらがどのよう な範囲に収まっているか調べます。下から数えて 25 % のデータ地点 Q1 (25 パーセンタイル、第 1 四分位数)と、下から数えて 75 % のデータ地点 Q3 (75 パーセンタイル、第 3 四分位数)がボックスで 囲まれます。下から数えて 50 % のデータ地点 Med に線が引かれます。ボックスの両端から、最小値 (minX) 、最大値(maxX)へ向かって線(ひげ)が描 かれます。 min
• 次の場合はエラーとなり、棒グラフの描画は行われません。 - 複数の統計グラフ項目(GPH1、GPH2、GPH3)によるグラフを描画するように設定し たとき、例えばあるグラフ設定では棒グラフを描画するように指定し、別のグラフ設定で は棒グラフ以外のグラフを描画するように指定した場合 (Condition ERROR)。 - 2 つまたは 3 つのリストを指定して棒グラフを描画するとき、指定したすべてのリストの 要素数(データが登録されている行数) が同じでない場合 (Dimension ERROR)。 - グラフ描画設定で“Data1”と “Data3”にはリストを割り当て、“Data2”を “None”に設 定した場合 (Condition ERROR) 。 k 正規分布曲線 (N • Dis) 正規分布関数に従う曲線を描きます。グラフ描画設定の “XList”にデータを入力したリストを、“Freq”にデータの 度数を入力したリストを、それぞれ指定します(度数を使わ ない場合は“Freq” を “1” にします) 。 k 折れ線グラフ (Brkn) ヒストグラムの棒の中心点を線でつないだグラフを描きま
• c/f を使って画面をスクロールし、計算結果を表示することができます。計算結果とし て表示される各係数の意味は、次の通りです。 Q1 ............ データの第 1 四分位点 (First Quartile) x̄.................平均値 Σx ..............データの総和 (合計値) Σx2............. データの二乗和 (データを 2 乗して合計した値) Med ..........データの中央値 x ...............データの母標準偏差 Q3 ............ データの第 3 四分位点 (Third Quartile) sx ...............データの標本標準偏差 maxX .......データの最大値 n ................データの数 Mod ..........データの最頻値 minX.........データの最小値 Mod:n .......データの最頻値の個数 Mod:F.......
要素数 n が奇数個の場合: 集団の全要素から中央値の要素を除いて、中央値より下半分のグループ、中央値より上半分 のグループに2分します。Q1、Q3 はそれぞれ次の値となります。 n–1 Q1 ={集団全体の下から のグループの中央値} 2 n–1 Q3 ={集団全体の上から のグループの中央値} 2 • n = 1 のとき、Q1 = Q3 = 集団全体の中央値となります。 中央点 1 2 3 中央点 4 5 6 7 8 9 中央値 2+3 = Q1 2 7+8 = Q3 2 u OnData この設定では、計算対象の集団に含まれる要素を n 個とするとき、それぞれ次の値が Q1、 Q3 となります。 Q1 ={累積度数の割合が 1/4 以上で 1/4 に最も近い値を持つ要素のデータ値} Q3 ={累積度数の割合が 3/4 以上で 3/4 に最も近い値を持つ要素のデータ値} 以下に具体例を示します。 (要素数が 10 個の集団) データ値 度数 累積度数 累積度数の割合 1 1 1 1/10 = 0.1 2 1 2 2/10 = 0.
基準点 (0.25) 0.1 0.2 1 2 基準点(0.75) 0.4 3 3 4 4 0.7 0.8 0.9 1.0 4 5 6 7 Q1 Q3 3. 2 変数統計グラフの描画と計算 k 散布図と xy 線図を描画する操作例 次の手順で、散布図を描画した後その散布図上の点を結んだ xy 線図を描画することができま す。 1. メインメニューから STAT モードに入る。 2. リストにデータを入力する。 3. グラフタイプとして “Scat” (散布図) または “xy” (xy 線図) を指定し、描画を実行する。 A、J または !J(QUIT) を押すと、リストエディターに戻ります。 例 次のデータを入力する。このデータよる散布図を描画し、続いてその点を結んだ xy 線 図を描画する。 0.5, 1.2, 2.4, 4.0, 5.2 (x リスト) −2.1, 0.3, 1.5, 2.0, 2.4 (y リスト) 1 m STAT 2 a.fwb.cwc.ewewf.cwe -c.bwa.dwb.fwcwc.
1. メインメニューから STAT モードに入る。 2. リストにデータを入力し、散布図を描画する。 3. 回帰のタイプを選択し、計算を実行して、回帰パラメーターを表示する。 4. 回帰グラフを描画する。 例 次のデータを入力して、散布図を描画する。次にこのデータを対数回帰したときの回 帰係数を表示し、回帰グラフを描画する。 0.5, 1.2, 2.4, 4.0, 5.2 (x リスト) −2.1, 0.3, 1.5, 2.0, 2.4 (y リスト) 1 m STAT 2 a.fwb.cwc.ewewf.cwe -c.bwa.dwb.fwcwc.
u 回帰計算の結果を表示するには 回帰計算を実行すると、統計的な処理によって回帰式のパラメーター(例えば 1 次回帰 y = ax + b の a と b)が算出されます。2 変数データのグラフ表示から 1(CALC)を押し、実行した い回帰に対応するキーを押すと、回帰式のパラメーターが表示されます。 また次の値が、回帰式のパラメーターとともに表示されます。 r ............... 相関係数(1 次回帰、対数回帰、指数回帰、べき乗回帰のみ) r2 ............. 決定係数(Med-Med、sin 回帰、ロジスティック回帰を除く) MSe.........
u 2 次∼4 次回帰グラフ データを散布図に表示したとき、それらを結ぶ 2 次から 4 次の曲線を描きます。実際には点 が散らばっているので、できるだけ多くの点の近くを通るように最小二乗法で処理して曲線 を描きます。これを式の形で表わしたのが、2 次回帰から 4 次回帰です。 例:2 次回帰 1 (CALC) 4 (X^2) 6 (DRAW) 2 次回帰 3 次回帰 モデル式 .......... y = ax2 + bx + c モデル式 .......... y = ax3 + bx2 + cx + d a .............. 回帰式の 2 次係数 a............... 回帰式の 3 次係数 b .............. 回帰式の 1 次係数 b............... 回帰式の 2 次係数 c .............. 回帰式の定数項(切片) c ............... 回帰式の 1 次係数 d............... 回帰式の定数項(切片) 4 次回帰 モデル式 ..........
u 指数回帰グラフ y が x の指数関数に比例する場合、指数回帰が利用できます。一般式は、y = a × ebx です。こ こで両辺の対数を取ると、In y = In a + bx となります。ここで Y = In y、A = In a と定義す ると、Y = A + bx となるため、1次回帰の手法が応用できます。 1(CALC) 6 (g) 3 (Exp) 1 (aeˆbx) あるいは 2(abˆx) 6 (DRAW) 指数回帰のモデル式は、次の通りです。 y = a·ebx y = a·bx a ................回帰式の回帰係数 a ................回帰式の指数定数 b ................回帰式の指数定数 b ................
u ロジスティック回帰グラフ 飽和するまで増加が続く傾向にあるような時系列データに対しては、ロジスティック回帰が 良く当てはまります。ロジスティック回帰のモデル式は、次の通りです。 y= c 1 + ae–bx 1 (CALC) 6 (g) 6 (g) 1 (Lgst) 6(DRAW) • データによっては計算に時間がかかる場合がありますが、故障ではありません。 k 残差計算 回帰計算を行ったときの、実際のプロットポイント (y 座標)と回帰モデルとの距離 (残差)を計 算します。 リ ス ト エ デ ィ タ ー か ら セ ッ ト ア ッ プ 画 面 を 呼 び 出 し、 “Resid List”と し て“List 1”∼ “List 26” のいずれかを指定します。指定したリストに残差を保存します。 保存される内容は、プロットから回帰モデルまでの垂直距離です。 回帰モデルよりプロットが上にある場合は正の数値、プロットが下にある場合は負の数値と なります。 どの回帰モデルの回帰計算でも、残差値の計算と保存を行うことができます。 • 選択したリストにデータが存在している場合、そのデータはクリアーさ
• c/f を使って画面をスクロールし、計算結果を表示することができます。計算結果とし て表示される各係数の意味は、次の通りです。 x̄................. xList に登録されているデータの 平均 Σy2............. yList に登録されているデータの 二乗和 Σx .............. xList に登録されているデータの 総和 y ............... yList に登録されているデータの Σx2............. xList に登録されているデータの 二乗和 sy ............... yList に登録されているデータの 標本標準偏差 x ............... xList に登録されているデータの Σxy ............ xList と yList に登録されている データの積和 母標準偏差 母標準偏差 sx ............... xList に登録されているデータの 標本標準偏差 minX......... xList に登録されているデータの 最小値 n .......
各項目の意味は次の通りです。 1Var XList ........1 変数統計計算の変数 ( x XList)として使うリストを指定する 1Var Freq ..........1 変数統計計算の度数(Frequency)として使うリストまたは値 (1)を指定 する 2Var XList ........2 変数統計計算の変数 ( x XList)として使うリストを指定する 2Var YList ........2 変数統計計算の変数 ( y YList)として使うリストを指定する 2Var Freq ..........
例 1 次回帰のパラメーターを表示する。 2 (CALC) 3 (REG) 1 (X) 1(ax+b) この画面で表示されるパラメーターの意味については、 「回帰グラフを描画する」 (6-10 ペー ジ) および「回帰タイプと回帰グラフ」 (6-11 ページ) をご覧ください。 u 相関係数(r) 、決定係数 (r2) 、平均平方誤差 (MSe) の計算 回帰計算結果画面には、回帰式のパラメーターとともに、実行した回帰計算に応じて次の値 も表示されます。 相関係数 (r)................ 1 次回帰、対数回帰、指数回帰、べき乗回帰の計算時 決定係数 (r2)............... Med-Med、sin 回帰、ロジスティック回帰を除く回帰計算時 平均平方誤差 (MSe)... Med-Med を除く回帰計算時 なお各回帰タイプの MSe は、次の式で求められます。 • 1 次回帰(ax+b).............. MSe = (a+bx).............. MSe = • 2 次回帰 ...........................
u 回帰グラフの推定値を計算する STAT モ ー ド で は、2 変 数 統 計 の グ ラ フ を 作 成 し て 特 定 の x 値 に 対 す る y 値 を 推 定 す る 「Y-CAL 式」 が利用できます。Y-CAL 式を使う手順は、次の通りです。 1. 回帰グラフを描いた後で !5 (G-SLV)1(Y-CAL)を押してグラフ選択メニューを表 示し、w を押す。 (画面に複数のグラフがある場合は c/f を使ってグラフを選択して から、w を押す。 ) • x 値の入力ポップアップウインドウが現れます。 2. x 値を入力し、w を押す。 • 入力した x 値に対応する回帰グラフ上の x、y 座標値が 画面下部に現れ、グラフ上のその座標にポインターが 現れます。 3. 別の値で計算するには、v または数字キーを押してポップアップウインドウを再表示 し、x 値を入力し、w を押す。 4.
1. メインメニューから STAT モードに入る。 2. データをリストに入力し、直線回帰グラフを描く。 3. メインメニューから RUN • MAT(または RUN) モードに入る。 4. 次の順序でキーを押す。 ca(xi の値) K5(STAT)*2(ŷ) w * fx-7400GII: 4 (STAT) xi = 20 のときの推定値 n が表示されます。 baaa (yi の値) 1 (x̂) w yi = 1000 のときの推定値 m が表示されます。 • Med-Med、2 次回帰、3 次回帰、4 次回帰、sin 回帰、ロジスティック回帰グラフの推定値 を求めることはできません。 k 確率分布計算 RUN • MAT (または RUN) モードで 1 変数統計計算に関する確率分布計算が実行できます。 K6(g) 3(PROB) (fx-7400GII では 2 (PROB)) 6 (g)を押すと、次のようなファ ンクションメニューが現れます。 • {P (}/{Q (}/{R(} ... 確率 {P (t) }/{Q (t) }/{R(t) } の値を求める • {(} t ...
階級 No. 身長 (cm) 度数 階級 No. 身長 (cm) 度数 1 158.5 1 6 173.3 4 2 160.5 1 7 175.5 2 3 163.3 2 8 178.6 2 4 167.5 2 9 180.4 2 5 170.2 3 10 186.7 1 1. メインメニューから STAT モードに入る。 2. 身長のデータをリスト 1 に、度数のデータをリスト 2 に入力する。 3. 1 変数統計計算を行う。 • 標準化変量を求めるためには、直前に 1 変数統計計算 を行う必要があります。 2(CALC) 6 (SET) 1(LIST) bw c2 (LIST) cw!J (QUIT) 2 (CALC) 1 (1VAR) 4. m を 押 し RUN • MAT( ま た は RUN)モ ー ド を 選 択 し て K6 (g) 3 (PROB) (fx(PROB) ) 6 (g) を押し、確率計算 (PROB) メニューを呼び出す。 7400GII では 2 t bga.
1. メインメニューから RUN • MAT(または RUN) モードに入る。 2. 直交座標グラフの描画コマンドを入力する。 3. 確率の値を入力する。 例 確率 P(0.5) のグラフを描く。 1 m RUN • MAT(または RUN) 2 !4 (SKTCH) 1 (Cls) w 5 (GRPH) 1 (Y=) 3 K6 (g) 3(PROB)*6 (g)1(P () a.f)w * fx-7400GII: 2 (PROB) k 分布関数を利用した計算 重要 • fx-7400GII では、次の操作は実行できません。 STAT モードの分布計算(6-38 ページ)と同じ計算を、専用の関数を使って RUN • MAT モードや PRGM モードで実行することができます。 例 標 準 偏 差 = 1.5、 平 均 = 2 の と き、 デ ー タ 値 {1, 2, 3} の 正 規 確 率 分 布 を RUN • MAT モードで計算する。 1. メインメニューから RUN • MAT モードに入る。 2.
例 次のデータ x を List 1、度数を List 2 に登録し、標本標準偏差と標本分散を求める。 x 60 70 80 90 度数 3 5 4 1 1. メインメニューから STAT モードに入る。 2. リストエディターを使って上記のデータを登録する。 3. メインメニューから RUN • MAT (または RUN)モードに入る。 4.
ListAns の要素 1 から 4 までが、次の計算結果を表します。 1:z 値 2:p 値 3:x̄ 4:n • 利用可能な検定コマンドの機能と入力書式については、「プログラム内で検定コマンドを 使った計算を実行する」 (8-34 ページ) をご覧ください。 5.
分散分析(ANOVA)は、複数の標本があるとき、各標本の母平均が等しいという仮説を検定 します。例えば、製品の材料組成比を何通りか用意したときに、それらが最終製品の品質や 寿命に影響を及ぼすかどうかを調べるときなどに利用されます。 一元配置分散分析(One-Way ANOVA)は、各標本の変化する因子が 1 つの場合の検定を行 います。 二元配置分散分析 (Two-Way ANOVA)は、各標本の変化する因子が 2 つの場合について、 その 2 つの因子の交互作用をも含めた検定を行います。 以下のページでは、これらの概念に基づいて、さまざまな統計計算をする方法を説明します。 統計の概念や用語に関する詳しい説明は、統計関係の文献をご覧ください。 STAT モードの初期画面で 3 (TEST)を押すと、検定機能のファンクションメニューが表示 されます。 •3 (TEST)1 (Z)... Z 検定 (6-24 ページ) 2 (t)... t 検定 (6-27 ページ) 3 (CHI)... 2 検定 (6-29 ページ) 4 (F)... 2 標本の F 検定 (6-31 ページ) 5 (ANOV)...
u 1 標本の Z 検定 母標準偏差がわかっている場合、母平均に関する仮説を検定します。1 標本の Z 検定は、正 規分布に適用します。 STAT モードの初期画面から次のキー操作を行います。 3(TEST) 1(Z) 1(1-S) パラメーター形式でデータを指定する場合、次の項目がリスト形式の場合と異なります。 計算結果の出力例 ≠ 11.4 ..............検定の方向 sx ...........................
計算結果の出力例 1≠ 2 ...................検定の方向 sx1 ..........................標本1の標準偏差(データがリスト形式の場合のみ表示) sx2 ..........................標本 2 の標準偏差(データがリスト形式の場合のみ表示) •“Save Res” で指定したリストには、2 行目の 1 条件は保存されません。 u 1 比率の Z 検定 基準を満たしているデータが一定の比率に達しているかどうかを検定します。1 比率の Z 検 定は、正規分布に適用します。 STAT モードの初期画面から次のキー操作を行います。 3(TEST) 1(Z) 3(1-P) 計算結果の出力例 Prop≠0.5 ...........
計算結果の出力例 p1>p2 ....................検定の方向 •“Save Res” で指定したリストには、2 行目の p1 条件は保存されません。 k t 検定 u t 検定に共通する機能 t 検定のグラフを描画した後、次のグラフ解析機能を利用することができます。 •1 (T)... t 値の表示 1 (T)を押すと、最下行に t 値が表示され、該当する点にポインターが表示されます (該当点 が表示範囲外の場合は表示されません) 。 両側検定の場合は 2 点表示されます。d/e を押すとポインターが移動します。 •2 (P)...
計算結果の出力例 ≠11.3 ...............検定の方向 •“Save Res” で指定したリストには、2 行目の 条件は保存されません。 u 2 標本の t 検定 2 つの母集団の母標準偏差がわかっていない場合に、両方の母平均を比較します。2 標本の t 検定は、t 分布に適用します。 STAT モードの初期画面から次のキー操作を行います。 3(TEST) 2(t) 2(2-S) パラメーター形式でデータを指定する場合、次の項目がリスト形式の場合と異なります。 計算結果の出力例 1≠ 2 ...................検定の方向 sp ...........................
STAT モードの初期画面から次のキー操作を行います。 3 (TEST) 2 (t) 3 (REG) 計算結果の出力例 ≠0 & ρ ≠0 .......検定の方向 計算結果の表示中に 6 (COPY)を押すと、回帰式をグラフ関数式リスト表示にコピーするこ とができます。 セットアップ画面の“Resid List”設定でリストが指定されている場合、回帰式に対する残差 データが計算された後、自動的に指定されたリストに保存されます。 • 1 次回帰 t 検定にはグラフ描画の機能はありません。 •“Save Res” で指定したリストには、2 行目の & ρ 条件は保存されません。 •“Save Res” で指定したリストと、セットアップ画面の “Resid List” で指定したリストが同 じ場合は、“Resid List” のデータだけが保存されます。 k カイ 2 乗 ( 2)検定 u カイ 2 乗( 2) 検定に共通する機能 カイ 2 乗( 2) 検定のグラフを描画した後、次のグラフ解析機能を利用することができます。 • 1(CHI)...
u カイ 2 乗( 2) 適合度検定 カイ 2 乗( 2)適合度検定は、度数からなるサンプルデータが、ある分布に従うかどうかを検 定します。例えば、正規分布や 2 項分布への適合度判定に応用できます。 STAT モードの初期画面から次のキー操作を行います。 3 (TEST) 3 (CHI) 1 (GOF) 次に、データの入力してあるリストを指定します。各項目の意味は次の通りです。 Observed ............観測値のリスト名 (List 1∼26) (どのリスト要素も正の整数) Expected ............期待度数を保存するリスト名(List 1∼26) CNTRB .................計算結果として得られた、各度数の寄与(contribution)を保存する リスト名 (List 1∼26) 計算結果の出力例 CNTRB .................
計算結果の出力例 • 行列は少なくとも 2 行 2 列である必要があります。1 行または 1 列しかない行列を指定する とエラーとなります。 •“Observed”または“Expected”が反転しているときに 1 (Mat)を押すと、行列(A∼Z)の 設定画面が表示されます。 •“Observed”または “Expected”が反転しているときに 2 ('MAT)を押すと MAT エディ ターに入り、行列の編集や閲覧ができます。 • 計算結果の表示中に 6 ('MAT)を押すと MAT エディターに入り、行列の編集や閲覧がで きます。 • MAT エディターから VCT エディターに切り替えることはできません。 k 2 標本の F 検定 2 標本の F 検定は、2 つの母集団の母分散の比に関する検定を行います。2 標本の F 検定は、 F 分布を適用します。 STAT モードの初期画面から次のキー操作を行います。 3 (TEST) 4 (F) パラメーター形式でデータを指定する場合、次の項目がリスト形式の場合と異なります。 計算結果の出力例 1≠ 2 ...................
グラフを描画した後、次のグラフ解析機能を利用することができます。 • 1(F)... F 値の表示 1 (F)を押すと、最下行に F 値が表示され、該当する点にポインターが表示されます(該当点 が表示範囲外の場合は表示されません) 。 両側検定の場合は 2 点表示されます。d/e を押すとポインターが移動します。 •2 (P)...
すべてのパラメーターを設定したら、c を使って“Execute”を反転させ、次のファンク ションキーを押して計算を実行、またはグラフを描画します。 •1 (CALC)... 計算を実行する。 •6 (DRAW)... グラフを描画する (Two-Way ANOVA の場合のみ) 。 計算の結果は、教科書等で示されているのと同じテーブル形式で表示されます。 計算結果の出力例 一元配置分散分析 (One-Way ANOVA) 1 列目 (A).............. 因子 A の df 値、SS 値、MS 値、F 値、p 値 2 列目 (ERR).........誤差の df 値、SS 値、MS 値 二元配置分散分析 (Two-Way ANOVA) 1 列目 (A)..............因子 A の df 値、SS 値、MS 値、F 値、p 値 2 列目 (B)..............因子 B の df 値、SS 値、MS 値、F 値、p 値 3 列目 (AB) ............
k 二元配置分散分析(Two-Way ANOVA) u 例題 次の表は、ある金属製品の耐久性を、熱処理の時間(A)と温度 (B)を 2 通りに変化させて測定 した結果です。実験は、それぞれの条件で 2 回ずつ行いました。 B (処理温度) B1 B2 A1 113, 116 139, 132 A2 133, 131 126, 122 A (時間) 以下の帰無仮説に関する相違の分析を、有意水準 5 % で行います。 Ho:時間による耐久性の不変性 Ho:処理温度による耐久性の不変性 Ho:時間と処理温度の変化の交互作用による耐久性の不変性 u 本機による検定 上記の仮説の検定には、二元配置分散分析 (Two-Way ANOVA)を用います。 表の測定データを、次のように入力します。 List1={1,1,1,1,2,2,2,2} List2={1,1,2,2,1,1,2,2} List3={113,116,139,132,133,131,126,122} List 3 (各グループデータ)を Dependent とします。List 1 と List 2 (List 3 の測定データ の因子
u 入力画面例 u 計算結果表示 6.
1 標本の Z 信頼区間は、母標準偏差がわかっている場合に、母平均の信頼区間を求めます。 2 標本の Z 信頼区間は、2 つの母集団の母標準偏差がわかっている場合に、母平均の差の信頼 区間を求めます。 1 比率の Z 信頼区間は、母集団の基準を満たしているデータの比率の信頼区間を求めます。 2 比率の Z 信頼区間は、2 つの母集団の、基準を満たすデータの比率の差の信頼区間を求めま す。 1 標本の t 信頼区間は、母標準偏差がわからない場合に、母平均の信頼区間を求めます。 2 標本の t 信頼区間は、母標準偏差がわからない場合に、2 つの母集団の母平均の差の信頼区 間を求めます。 STAT モードの初期画面で 4 (INTR)を押すと、信頼区間のファンクションメニューが表示 されます。 • 4(INTR)1 (Z)... Z 信頼区間 (6-36 ページ) 2 (t)... t 信頼区間 (6-38 ページ) すべての設定を行った後で c を使って “Execute”の行に反転を移動し、次のファンクショ ンキーを押すと、計算が実行されます。 •1 (CALC)...
計算結果の出力例 u 2 標本の Z 信頼区間 2 つの母集団の母標準偏差がわかっている場合に、母平均の差の信頼区間を求めます。 STAT モードの初期画面から次のキー操作を行います。 4 (INTR) 1 (Z) 2 (2-S) u 1 比率の Z 信頼区間 母集団の中で基準を満たしているデータの比率の信頼区間を求めます。 STAT モードの初期画面から次のキー操作を行います。 4 (INTR) 1 (Z) 3 (1-P) パラメーター形式でデータを指定します。 計算結果の出力例 u 2 比率の Z 信頼区間 2 つの母集団の、基準を満たすデータの比率の差の信頼区間を求めます。 STAT モードの初期画面から次のキー操作を行います。 4 (INTR) 1 (Z) 4 (2-P) 6-37
k t 信頼区間 u 1 標本の t 信頼区間 母標準偏差がわからない場合に、母平均の信頼区間を求めます。 STAT モードの初期画面から次のキー操作を行います。 4 (INTR) 2 (t) 1 (1-S) パラメーター形式でデータを指定する場合、次の項目がリスト形式と異なります。 計算結果の出力例 u 2 標本の t 信頼区間 母標準偏差がわからない場合に、2 つの母集団の母平均の差の信頼区間を求めます。この t 信 頼区間は、t 分布に応用されます。 STAT モードの初期画面から次のキー操作を行います。 4(INTR) 2(t) 2(2-S) 7.
データの種類によって、分布の形はさまざまです。分布の形が決まれば、ある程度の傾向を 知ることができます。ある値を指定して、分布から取り出したデータがその値未満になる確 率(言いかえると、そのデータが分布の中で下から何パーセントの位置にあるか)を計算する ことができます。 例えば、製品を作っているときの歩留まりの計算に利用することができます。ある値を基準 としたとき、何パーセントの製品がその基準を満たすかを推定するときには 「確率密度」を求 めます。逆に、成功率の目標 (例えば 80 %)を仮定し、その比率の製品がどれだけの値に達し ているかを推定するには 「分布確率」 を求めます。 正規確率密度演算は、指定された x 値から正規分布の確率密度を計算します。 正規累積分布演算は、2 つの値を指定して、正規分布のデータがその範囲に収まる確率を求 めます。 正規累積分布逆演算は、累積確率を指定して、正規分布の中でその位置を占める値を求めま す。 スチューデントの t 確率密度演算は、指定された x 値から t 確率密度を計算します。 スチューデントの t 累積分布演算は、2 つの値を指定して、t 分布のデータがその
• グラフを描いた後、x 値に対する p 値を推定する機能 (P-CAL 機能)を利用することができま す。P-CAL 機能は正規確率密度演算、スチューデントの t 確率密度演算、カイ 2 乗( 2)確率 密度演算、F 確率密度演算のグラフを描いた後でのみ利用可能です。 P-CAL 機能を使う一般的な手順は、次の通りです。 1. 分布グラフを描いて !5 (G-SLV)1(P-CAL) を押す。 2. 表示されるポップアップウインドウで x 値を入力し、w を押す。x 値と p 値が画面の最 下行に表示され、グラフ上の該当する点にポインターが移動する。 3. 別の値で計算するには、v または数字キーを押してポップアップウインドウを再表示 し、x 値を入力し、w を押す。 4.
計算結果の出力例 Data:List 指定時の計算結果 Data:Variable 指定時のグラフ • グラフの描画は “Data” 設定に “Variable” を指定した場合のみ実行可能です。 5 (DIST) 1 (NORM)3 (InvN) u 正規累積分布逆演算 累積確率を指定して、正規分布の中でその位置を占める値 を求めます。 Area:累積確率 (0 ≦ Area ≦ 1) (累積確率) を指定して、式の積分区間を求めます。 “Area” にて次式の p の値 ∫ Upper −∞ f (x)dx = p “Tail” が “Left” の場合: 積分区間の上界 Upper を 求める ∫ +∞ f (x)dx = p Lower ∫ Upper f (x)dx = p Lower “Tail” が “Right” の場合: “Tail” が “Central”の場合: 積分区間の下界 Lower を 求める 積分区間の上界 Upper と 下界 Lower を求める • 本機は上の式において + ∞ = 1E99、−∞ = −1E99 として計算を行
計算結果の出力例 Data:List 指定時の計算結果 Data:Variable 指定時のグラフ • グラフの描画は “Data” 設定に “Variable” を指定した場合のみ実行可能です。 u スチューデントの t 累積分布演算 5 (DIST) 2(t) 2 (tCd) 2 つの値を指定して、t 分布のデータがその範囲に収まる累 積確率を計算します。 計算結果の出力例 Data:List 指定時の計算結果 Data:Variable 指定時のグラフ • グラフの描画は “Data” 設定に “Variable” を指定した場合のみ実行可能です。 u スチューデントの t 累積分布逆演算 5 (DIST) 2 (t) 3 (InvN) x と df(自由度)の値を指定して、スチューデントの t 累積分 布確率の下限値 (積分区間の下界) を求めます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時の計算結果 Data:Variable 指定時の計算結果 • スチューデントの t 累積分布逆演算のグラフは描画できません。 6-42
k カイ 2 乗 ( 2)分布演算 u カイ 2 乗( 2) 確率密度演算 5 (DIST) 3 (CHI) 1 (CPd) x 値として単一の数値またはリストデータを指定して、カ イ2乗 ( 2)分布から取り出したデータが指定の x 値未満に なる確率を求めます。リスト指定時は、リストの各要素を x 値とした計算結果が、リスト形式で表示されます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時の計算結果 Data:Variable 指定時のグラフ • グラフの描画は “Data” 設定に “Variable”を指定した場合のみ実行可能です。 u カイ 2 乗( 2) 累積分布演算 5 (DIST) 3 (CHI) 2 (CCd) 2 つの値を指定して、カイ 2 乗( 2)分布のデータがその範 囲に収まる累積確率を計算します。 計算結果の出力例 Data:List 指定時の計算結果 Data:Variable 指定時のグラフ • グラフの描画は“Data” 設定に “Variable” を指定した場合のみ実行可能です。 u カイ 2 乗( 2) 累積分布逆演算 5 (DIST) 3(
計算結果の出力例 Data:List 指定時の計算結果 Data:Variable 指定時の計算結果 • カイ 2 乗 ( 2) 累積分布逆演算のグラフは描画できません。 k F 分布演算 u F 確率密度演算 5 (DIST) 4 (F)1 (FPd) x 値として単一の数値またはリストデータを指定して、F 分 布から取り出したデータが指定の x 値未満になる確率を求 めます。リスト指定時は、リストの各要素を x 値とした計 算結果が、リスト形式で表示されます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時の計算結果 Data:Variable 指定時のグラフ • グラフの描画は “Data” 設定に “Variable” を指定した場合のみ実行可能です。 u F 累積分布演算 5 (DIST) 4 (F)2 (FCd) 2 つの値を指定して、F 分布のデータがその範囲に収まる 累積確率を求めます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時の計算結果 Data:Variable 指定時のグラフ • グラフの描画は “Data” 設定に “Variable” を指定した場合
u F 累積分布逆演算 5 (DIST) 4 (F)3 (InvF) x 値、n:df(分子側の自由度)、d:df(分母側の自由度)の値を 指定して、F 累積分布確率の下限値(積分区間の下界)を求 めます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時の計算結果 Data:Variable 指定時の計算結果 • F 累積分布逆演算のグラフは描画できません。 k 2 項分布演算 5 (DIST) 5 (BINM) 1(BPd) u 2 項確率演算 x 値として単一の数値またはリストデータを指定して、2 項 分布に従う確率変数が指定値 x をとる確率を求めます。例 えば、成功する確率が p の試行を n 回行った場合、x 回成功 する確率を求めます。リスト指定時は、リストの各要素を x 値とした計算結果が、リスト形式で表示されます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時 Data:Variable 指定時 • 2 項確率演算では、グラフは描画できません。 5 (DIST) 5 (BINM) 2(BCd) u 2 項累積分布演算 2 項分布に従う確率変数が、指定値 x 以下の値をとる
計算結果の出力例 Data:List 指定時 Data:Variable 指定時 • 2 項累積分布演算では、グラフは描画できません。 5 (DIST) 5(BINM) 3 (InvB) u 2 項累積分布逆演算 累積確率(Area) 、試行回数 (Numtrial) 、試行の成功確率 (p)を指定したときの、2 項分布に従う確率変数 x の上限値 X (xInv)を求めます。例えば、成功確率 p の試行を n 回行っ た場合、最低何回成功すると、累積確率 Area が指定値以 下となるかを求めます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時 Data:Variable 指定時 • 2 項累積分布逆演算では、グラフは描画できません。 重要 2 項累積分布逆演算を実行するとき、本機は指定された Area 値と、その Area 値から最小有 効桁で 1 を引いた数値 (`Area 値) の 2 つの値を計算に使います。 Area 値で計算した結果はシステム変数 xInv に格納され、`Area 値で計算した結果はシステ ム変数 `xInv に格納されます。本機は常に xInv のみを計算結果とし
k ポアソン分布演算 5 (DIST) 6 (g) 1 (POISN) 1 (PPd) u ポアソン確率演算 x 値として単一の数値またはリストデータを指定して、ポ アソン分布に従う確率変数が指定値 x をとる確率を求めま す。 計算結果の出力例 Data:List 指定時 Data:Variable 指定時 • ポアソン確率演算では、グラフは描画できません。 5 (DIST) 6 (g) 1 (POISN) 2 (PCd) u ポアソン累積分布演算 ポアソン分布に従う確率変数が、指定値 x 以下の値をとる 累積確率を求めます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時 Data:Variable 指定時 • ポアソン累積分布演算では、グラフは描画できません。 5 (DIST) 6(g) 1 (POISN) 3 (InvP) u ポアソン累積分布逆演算 累積確率 Area、平均 を指定したときの、ポアソン分布に 従う確率変数 x の上限値 X (xInv) を求めます。 6-47
計算結果の出力例 Data:List 指定時 Data:Variable 指定時 • ポアソン累積分布逆演算では、グラフは描画できません。 重要 ポアソン累積分布逆演算を実行するとき、本機は指定された Area 値と、その Area 値から最 小有効桁で 1 を引いた数値 (`Area 値) の 2 つの値を計算に使います。 Area 値で計算した結果はシステム変数 xInv に格納され、`Area 値で計算した結果はシステ ム変数 `xInv に格納されます。本機は常に xInv のみを計算結果として表示します。ただし、 xInv と `xInv の値が異なる場合は、警告メッセージが現れ、両方の値が表示されます。 ポアソン累積分布逆演算の計算結果は整数となります。Area 値が 10 桁以上の場合、精度が 落ちます。計算精度のわずかな差が計算結果に影響する点にご注意ください。警告メッセー ジが現れた場合は、表示された値をご確認ください。 k 幾何分布演算 5 (DIST) 6 (g) 2 (GEO) 1 (GPd) u 幾何確率演算 x 値として単一の数値またはリストデータを指定して、幾 何分布
5 (DIST) 6 (g) 2 (GEO) 2 (GCd) u 幾何累積分布演算 幾何分布に従う確率変数が、指定値 x 以下の値をとる累積 確率を求めます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時 Data:Variable 指定時 • 幾何累積分布演算では、グラフは描画できません。 5 (DIST) 6 (g) 2 (GEO) 3 (InvG) u 幾何累積分布逆演算 累積確率 Area、試行の成功確率 p を指定したときの、幾何 分布に従う確率変数 x の上限値 X (xInv) を求めます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時 Data:Variable 指定時 • 幾何累積分布逆演算では、グラフは描画できません。 重要 幾何累積分布逆演算を実行するとき、本機は指定された Area 値と、その Area 値から最小有 効桁で 1 を引いた数値 (`Area 値) の 2 つの値を計算に使います。 Area 値で計算した結果はシステム変数 xInv に格納され、`Area 値で計算した結果はシステ ム変数 `xInv に格納されます。本機は常に xInv のみを計
k 超幾何分布演算 5 (DIST) 6(g) 3 (H・GEO) 1 (HPd) u 超幾何確率演算 x 値として単一の数値またはリストデータを指定して、超 幾何分布に従う確率変数が指定値 x をとる確率を求めます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時 Data:Variable 指定時 • 超幾何確率演算では、グラフは描画できません。 5 (DIST) 6(g) 3 (H・GEO) 2 (HCd) u 超幾何累積分布演算 超幾何分布に従う確率変数が、指定値 x 以下の値をとる累 積確率を求めます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時 Data:Variable 指定時 • 超幾何累積分布演算では、グラフは描画できません。 5 (DIST) 6 (g) 3 (H・GEO) 3 (InvH) u 超幾何累積分布逆演算 累積確率 Area、母集団からの抽出要素数 n、属性 A をもつ 要素数 M、母集団要素数 N を指定したときの、超幾何分布 に従う確率変数 x の上限値 X (xInv) を求めます。 6-50
計算結果の出力例 Data:List 指定時 Data:Variable 指定時 • 超幾何累積分布逆演算では、グラフは描画できません。 重要 超幾何累積分布逆演算を実行するとき、本機は指定された Area 値と、その Area 値から最小 有効桁で 1 を引いた数値 (`Area 値) の 2 つの値を計算に使います。 Area 値で計算した結果はシステム変数 xInv に格納され、`Area 値で計算した結果はシステ ム変数 `xInv に格納されます。本機は常に xInv のみを計算結果として表示します。ただし、 xInv と `xInv の値が異なる場合は、警告メッセージが現れ、両方の値が表示されます。 超幾何累積分布逆演算の計算結果は整数となります。Area 値が 10 桁以上の場合、精度が落 ちます。計算精度のわずかな差が計算結果に影響する点にご注意ください。警告メッセージ が現れた場合は、表示された値をご確認ください。 8.
(1 標本の t 検定)............. 母集団の平均値の検定条件(“≠ 0”は両側検定、“< 0”は下側の片 は上側の片側検定) 側検定、 “> 0” 1(2 標本の t 検定)........... 標本平均値の検定条件(“≠ 2”は両側検定、“< 2”は標本1が標本 2より小さい片側検定、 “> 2”は標本1が標本2より大きい片側 検定) & ρ(1 次回帰の t 検定). 検定条件(“≠ 0”は両側検定、“<0”は下側の片側検定、“>0”は上 側の片側検定) 1(2 標本の F 検定).......... 母標準偏差の検定条件(“≠ 2”は両側検定、“< 2”は標本1が標本 2より小さい片側検定、“> 2”は標本1が標本2より大きい片側 検定) 0 ......................................... 仮定母平均 ........................................... 母標準偏差( > 0) 1 .........................................
x(分布)............................... データ (分布).............................. 標準偏差( > 0) (分布).............................. 平均 Lower(分布)..................... 下界 Upper(分布)..................... 上界 df(分布)............................. 自由度(df > 0) n:df(分布).......................... 自由度の分子(正の整数) d:df(分布).......................... 自由度の分母(正の整数) Numtrial(分布)................ 試行回数 p(分布).............................. 成功確率(0 ≦ p ≦ 1) k 出力関連用語 z............................................ z 値 p ......................
9.
k 信頼区間 信頼区間 Left:信頼区間の下限(左端) Right:信頼区間の上限(右端) 1 標本の Z 信頼区間 Left, Right = o + Z (α /2) · σ/' n 2 標本の Z 信頼区間 Left, Right = (o1 – o2) + Z(α /2) σ12/n1 + σ22/n2 1 比率の Z 信頼区間 Left, Right = x/n + Z(α /2) 1/n · (x/n · (1 – x/n)) 2 比率の Z 信頼区間 1 標本の t 信頼区間 2 標本の t 信頼区間 (Pooled:On) Left, Right = (x1/n1 – x2/n2) + Z(α /2) (x1/n1 · (1 – x1/n1))/n1 + (x2/n2 · (1 – x2/n2))/n2 Left, Right = o + tn−1(α /2) · sx/' n Left, Right = (o1 – o2) + tn1+n2−2 (α /2) sp2(1/n1 + 1/n2) sp = ((n1 – 1)sx12 + (n2 – 1)sx22)/(n1
k 分布(連続系) 分布 確率密度 – p(x) = 1 e 2πσ 正規分布 (x – μμ)2 2σ (σ > 0) 2 – スチューデン トの t 分布 df 2 df ×x ndf + ddf 2 p(x) = ndf ddf Γ ×Γ 2 2 Γ F 分布 df+1 x2 df + 1 1+ Γ 2 df p(x) = × π × df df Γ 2 カイ 2 乗 ( 2) p(x) = 1 × 1 2 df 分布 Γ 2 累積分布 2 2 p= –1 – ×e x 2 ∫ Upper p(x)dx Lower (x ⭌ 0) ndf ddf ndf ndf –1 2 – ndf + ddf 2 1 + ndf × x ddf 2 x (x ⭌ 0) 分布 逆累積分布 p= 正規分布 ∫ Upper p= p(x)dx –∞ tail = Left カイ 2 乗 ( ) 分布 p(x)dx Lower tail = Right スチューデン トの t 分布 2 ∫ ∞ p= F 分布 6-56 ∫
k 分布(離散系) 分布 確率 2 項分布 p(x) = nC x p x(1–p)n – x ポアソン分布 p(x) = 幾何分布 p(x) = p(1– p)x – 1 p(x) = 超幾何分布 分布 2 項分布 ポアソン分布 e– μ × μ x x! MC x (x = 0, 1, ·······, n) n:試行回数 (x = 0, 1, 2, ···) :平均( >0) (x = 1, 2, 3, ···) × N – MC n – x NC n n: 母集団からの抽出数(0 ≦ x の整数) M: 属性 A を持つ要素数(0 ≦ M の整数) N: 母集団要素数(n ≦ N、M ≦ N の整数) 累積分布 逆累積分布 p = Σ p(x) X p H Σ p(x) X x=0 X x=0 X 幾何分布 p = Σ p(x) p H Σ p(x) X 超幾何分布 p = Σ p(x) p H Σ p(x) x=1 x=0 6-57 x=1 X x=0
第7章 財務計算 (TVM) 重要 • fx-7400GII には、TVM モードはありません。 1. 財務計算を行う前に メインメニューから TVM モードに入ると、次のような財務計算の初期画面が表示されます。 財務計算初期画面 1 財務計算初期画面 2 • {SMPL} ... 単利計算 • {COST} ... 原価/販売価格/粗利 • {CMPD} ... 複利計算 • {DAYS} ... 日数/日付計算 • {CASH} ... 投資評価 (キャッシュフロー) • {DEPR} ... 減価償却計算 • {AMT} ... 年賦償還 • {BOND} ... 債券計算 • {CNVT} ...
k TVM モードにおけるグラフの描画 財務計算後、6 (GRPH) を押して、次のようなグラフを描くことができます。 • グラフの表示中に !1 (TRCE)を押すとトレース機能が有効になり、計算結果を参照す ることができます。例えば単利計算では、e を押すと PV、SI、SFV の値が順に表示され ます。d を押すと、逆の順序で表示されます。 • TVM モードでは、ズーム、スクロール、スケッチの各機能は利用できません。 • TVM モードでのグラフ描画時は、セットアップ画面の“Axes” 、 “Grid” 、 “Dual Screen” はすべて“Off” に設定されます。 • セットアップ画面の “Label”を “On”に設定してグラフを描くと、縦軸には入出力金額を表 す CASH、横軸には回数を表す TIME というラベルが表示されます。 2.
計算結果の表示中は、次のファンクションメニューで画面を切り替えることができます。 • {REPT} ... パラメーター入力画面に戻る • {GRPH} ... グラフを描画する グラフの描画後に !1 (TRCE)を押すとトレース機能が有効になり、計算結果を参照する ことができます。 カーソルキーe を押すと、元金(PV) 、利息 (SI) 、元利合計(SFV)が順に表示されます。d を押すと、逆の順序で表示されます。 J を押すと、パラメーター入力画面に戻ります。 3.
実効金利(i) から表面金利 (I%) への変換 i × 100 ................................. (P/Y = C/Y = 1) I% = {{ P/Y } (1+ i ) C/Y –1 × C/Y × 100...(上記以外) n ............. 支払期間(回数) FV .......... 将来価値(最終回の入出金額、または 元利合計) I% .......... 年利(%) PV .......... 現在価値(分割払いでは借入金、 預金では元金) P/Y ......... 年間の支払(PMT)回数 C/Y ......... 年間の複利回数 PMT....... 定期的な等額入出金額(分割払い では支払額、預金では預入額) • 入金のときは + の符号を使います。出金のときは − の符号を使います。 初期画面1で、2(CMPD) を押すと、次のような複利計算の入力画面が表示されます。 2(CMPD) n ............. 支払期間(回数) I% .......... 年利(%) PV ..........
• {PV} ... 現在価値 (分割払いでは借入額、預金では元金) を計算する • {PMT} ... 定期的な等額入出金額 (分割払いでは支払額、預金では預入額) を計算する • {FV} ... 将来価値 (元利合計または最終回の入出金額) を計算する • {AMT} ... 年賦償還の入力画面 (7-8 ページ) に移動する 計算結果の表示中は、次のファンクションメニューで画面を切り替えることができます。 • {REPT} ... パラメーター入力画面に戻る • {AMT} ... 年賦償還の入力画面 (7-8 ページ) に移動する • {GRPH} ... グラフを描画する グラフの描画後に !1 (TRCE)を押すとトレース機能が有効になり、計算結果を参照する ことができます。 J を押すと、パラメーター入力画面に戻ります。 4.
u NPV NPV = CF0 + CF2 CF3 CFn CF1 + + +…+ 2 3 (1+ i) (1+ i) (1+ i) (1+ i)n i= I% 100 n:最大 254 までの自然数 u NFV NFV = NPV × (1 + i )n u IRR 0 = CF0 + CF2 CF3 CFn CF1 + + +…+ 2 3 (1+ i) (1+ i) (1+ i) (1+ i)n この式では、NPV = 0 であり、IRR は i × 100 に相当します。これ以降の計算は本機が自動 的に行いますが、わずかな誤差が累積されるので、NPV がちょうど 0 になることは実際には 決してありません。NPV が 0 に近づくと、IRR はさらに高い精度を示します。 u PBP PBP = { 0 .................................. (CF0 > 0) NPVn ...
計算結果の表示中は、次のファンクションメニューで画面を切り替えることができます。 • {REPT} ... パラメーター入力画面に戻る • {GRPH} ... グラフを描画する グラフの描画後に !1 (TRCE)を押すとトレース機能が有効になり、計算結果を参照する ことができます。 J を押すと、パラメーター入力画面に戻ります。 5. 年賦償還 毎月の返済金額の中に含まれている元金返済分と金利分、元金の残高、これまでに支払った 元金と金利を求めることができます。 u 計算式 a 1回分の返済金額 c b 1.............PM1.................PM2.........最後 返済回数 a:PM1 回目の支払いの金利分(INT) b:PM1 回目の支払いの元金分(PRN) c:PM2 回目の支払いが終わった段階での元金の残高(BAL) e 1回分の返済金額 d 1.............PM1.................PM2.........
* a + b = 1 回分の返済金額 (PMT) a : INTPM1 = I BALPM1–1 × i I × (PMT sign) b : PRNPM1 = PMT + BALPM1–1 × i c : BALPM2 = BALPM2–1 + PRNPM2 d : Σ PRN = PRNPM1 + PRNPM1+1 + … + PRNPM2 PM2 PM1 e : Σ INT = INTPM1 + INTPM1+1 + … + INTPM2 PM2 PM1 BAL0 = PV(支払期間の開始時は INT1 = 0、PRN1 = PMT) u 表面金利と実効金利の変換 分割払いで、年間の支払回数(P/Y) と複利回数(C/Y) が異なる場合、表面金利(ユーザーが入力 する I% 値) は実効金利 (I%' ) に変換されます。 { [C/Y ] } [P/Y ] I% I%' = (1+ ) –1 × 100 100 × [C/Y ] 表面金利から実効金利への変換後、次式により i が算出され、その後の計算に用いられます。 i = I%'÷100 初期画面 1 で 4 (AMT) を押
• {ΣINT} ... PM1 回目から PM2 回目までに支払った金利の総額を計算する • {ΣPRN} ... PM1 回目から PM2 回目までに支払った元金の総額を計算する • {CMPD} ... 複利計算の入力画面 (7-4 ページ) に移動する 計算結果の表示中は、次のファンクションメニューで画面を切り替えることができます。 • {REPT} ... パラメーター入力画面に戻る • {CMPD} ... 複利計算の入力画面 (7-4 ページ) に移動する • {GRPH} ... グラフを描画する グラフの描画後に !1 (TRCE)を押すとトレース機能が有効になり、計算結果を参照する ことができます。 !1 (TRCE)を押すと n = 1 のときの支払いの金利分 (INT)と支払いの元金分 (PRN)が表 示されます。続けて e を押すと、n = 2、n = 3、その後各回の INT と PRN が順次表示され ます。 J を押すと、パラメーター入力画面に戻ります。 6.
各パラメーターを設定したら、次のファンクションメニューを使って計算を実行します。 • {'EFF} ... 表面金利から実効金利へ変換する • {'APR} ... 実効金利から表面金利へ変換する 計算結果の表示中は、次のファンクションメニューで画面を切り替えることができます。 • {REPT} ... パラメーター入力画面に戻る 7. 原価/販売価格/粗利 原価、販売価格、粗利のうち、2 つの値から残りの値を求めることができます。 u 計算式 CST = SEL 1– MRG 100 CST MRG 1– 100 CST ×100 MRG(%) = 1– SEL SEL = CST :原価 SEL :販売価格 MRG :粗利 初期画面 2 で 1 (COST) を押すと、次のような入力画面が表示されます。 6 (g) 1 (COST) Cst ........ 原価 Sel ......... 販売価格 Mrg........ 粗利 各パラメーターを設定したら、次のファンクションメニューを使って計算を実行します。 • {COST} ... 原価を計算する • {SEL} ...
8. 日数/日付計算 2 つの日付を指定して、その間の日数を求めます。また、ある日付から指定した日数後の (あ るいは前の) 日付を求めます。 初期画面 2 で 2(DAYS)を押すと、次のような日数/日 付計算の入力画面が表示されます。 6 (g) 2 (DAYS) d1 .......... 日付 1 d2 .......... 日付 2 D ............ 日数 日付を入力するには、まず d1 (または d2)にカーソルを合 わせ、数字キーで月を入力します。最初の数字を入力する と、次のようなポップアップウインドウが表示されます。 月を入力して w を押し、続いて日、年を順次入力します。 各パラメーターを設定したら、次のファンクションメニューを使って計算を実行します。 • {PRD} ... d1 から d2 までの日数 (d2 − d1) を計算する • {d1+D} ... d1 + D を計算する • {d1−D} ... d1 − D を計算する 計算結果の表示中は、次のファンクションメニューで画面を切り替えることができます。 • {REPT} ...
9.
u 特殊定率法(DB) I% Y–1 × DB1 = PV × 100n 12 DBj :j 年度の償却額 RDVj :j 年度末の未償却額 I% :償却係数 RDV1 = PV – FV – DB1 DBj = (RDVj–1 + FV ) × I% 100n RDVj = RDVj–1 – DBj DBn +1 = RDVn ({Y–1}≠12) RDVn+1 = 0 ({Y–1}≠12) 初期画面 2 で 3 (DEPR) を押すと、次のような減価償却計算の入力画面が表示されます。 6 (g) 3 (DEPR) n ............. 償却年数 I% .......... 定率法(FP)では償却率、特殊定率法(DB)では償却係数 PV .......... 取得価格 FV .......... 残存簿価 j .............. 償却費を計算する年度 Y − 1 ..... 初年度の償却月数 各パラメーターを設定したら、次のファンクションメニューを使って計算を実行します。 • {SL} ... j 年度の償却額を定額法で計算する • {FP} ... {FP} ...
10.
u 年利回り (YLD) 年利回りは、ニュートン法で計算しています。 初期画面 2 で 4 (BOND) を押すと、次のような債券計算の入力画面が表示されます。 6(g) 4(BOND) d1 .......... 購入日、M 月 (1∼12) ; D日 (1∼31); Y 年 (1902∼2097) d2 .......... 償還日、M 月 (1∼12) ; D日 (1∼31); Y 年 (1902∼2097) RDV ....... 額面価額$100 あたりの償還価格 CPN ....... クーポンレート % PRC ....... 額面価額$100 あたりの購入価格 YLD ....... 年利回り % 各パラメーターを設定したら、次のファンクションメニューを使って計算を実行します。 • {PRC} ... 購入価格 (PRC) 、経過利息 (INT) 、経過利息を含んだ購入価格 (CST)を計算する • {YLD} ...
• MEMO 画面で w を押すと、償還年から購入した年までの利払日(CPD)が表示されます (セットアップ画面の “Date Mode” が “365”の場合のみ) 。 11. 関数を使った財務計算 重要 • 次の操作は、fx-7400GII では実行できません。 TVM モードと同様の財務計算を、専用の関数を使って RUN • MAT モードや PRGM モー ドで実行することができます。 例 元金$300 を年利 5 % の単利で 2 年間(730 日)借りたときの支払利子と元利合計を求 める。セットアップ画面の “Date Mode”は “365”に設定されているものとする。 1. メインメニューから RUN • MAT モードに入る。 2.
第8章 プログラム機能 重要 • PRGM モードでの入力は、常にライン入出力モードとなります。 1. プログラムの作成から実行までの流れ 1. メインメニューから PRGM モードに入る。次のようなプログラムリスト(Program List) が表示される。 選択されているプログラムエリア (c/f で移動します) • ファイル名はアルファベット順に表示されます。 • プログラムリストの右側の数字は、各プログラムの使用バイト数を表します。 2. ファンクションメニューから {NEW} を選択し、ファイル名を登録する。 3. プログラムを入力する。 8 4. プログラムを実行する。 • ファイル名は最大 8 文字まで入力することができます。 • ファイル名として使用できる文字は次の通りです。 A∼Z、r、 、空白 (スペース) 、 [、]、{、}、’、”、~、数字 (0∼9) 、.
w*1w baw w S の計算結果 (A = 10) V の計算結果 (A = 10) w*1w bfw w*1 S の計算結果 (A = 15) V の計算結果 (A = 15) *1 最後の計算結果が表示された状態で w を押すと、プログラムリストに戻ります。 • RUN • MAT (または RUN)モードで「Prog " ファイル名 "」と入力して w を押すと、該当 ファイル名のプログラムを実行することができます。 • 上記の方法でプログラムを実行して、最後の計算結果が表示された状態で w を押すと、プ ログラムが再実行されます。 •「Prog " ファイル名 "」 で指定したプログラムが見つからないときは、エラーとなります。 2. プログラム機能ファンクションメニュー u プログラムリストのファンクションメニュー(登録されているプログラムがな い場合) • {NEW} ... プログラムを新規作成する (ファイル名登録画面を表示する) u プログラムリストのファンクションメニュー(登録済みプログラムがある場合) • {EXE}/{EDIT} ...
u 一般演算モードのプログラム入力中のファンクションメニュー 以下はファイル名登録時に {RUN} (一般演算モード、初期設定)を選択して作成したプログラ ムの入力中に表示されるファンクションメニューです。 • {TOP}/{BTM} ... プログラムの { 先頭 }/{ 末尾 } にカーソルを移動する • {SRC} ... プログラム内の文字列を検索する • {MENU} ... 各種機能モードのファンクションメニューを呼び出す • {STAT}/{MAT}*/{LIST}/{GRPH}/{DYNA}*/{TABL}/{RECR}* ... { 統計 }/{ 行列 }/ { リスト }/{ グラフ }/{ ダイナミックグラフ }/{ 数表 }/{ 漸化式 } メニュー • {A ↔ a} ... 大文字と小文字の入力モードを切り替える • {CHAR} ... 数学記号や特殊記号、各国語文字の入力メニューを表示する * fx-7400GII には含まれないメニューです。 • !J (PRGM) を押すと、プログラム (PRGM) メニューが表示されます。 • {COM} ...
• !J(PRGM) を押すと、プログラム (PRGM)メニューが表示されます。 • {Prog} ... プログラムを呼び出す • {JUMP}/{?}/{^} • {REL} ... 関係演算子メニューを呼び出す • {:} ... (計算式あるいはコマンドの) 区切りコードを入力する • !m(SET UP) を押すと次の設定コマンドメニューが表示されます。 • {Dec}/{Hex}/{Bin}/{Oct} 3.
k プログラム内の文字列を検索する 例 プログラムファイル名 “OCTA” 内の文字列 “A” を検索する。 1. プログラムを呼び出す。 2. 3 (SRC)を押す。表示される入力画面で、検索したい 文字列 “A” を入力する。 3 (SRC) av (A) 3. w を押す。 • 検索が開始され、プログラムの中の最初の“A”の位置 にカーソルが移動します。 *1 4.
1. プログラムリストで 6 (g) 1 (SRC)を押し、検索したいファイル名の頭文字を入力す る。 6(g) 1 (SRC) j(O) I (C) / (T) 2. w を押して検索を開始する。 • 該当するファイル名が反転します。 • 該当するファイル名がないときは、“Not Found”と表示されます。この場合、J を押し てエラーメッセージを閉じてください。 k ファイル名を訂正する 1. プ ロ グ ラ ム リ ス ト で c/f を 使 っ て 編 集 し た い フ ァ イ ル 名 を 反 転 さ せ、6(g) 2 (REN) を押す。 2. 新しいファイル名に訂正する。 3.
k パスワードを設定する ファイル名を登録する際にパスワードを設定することにより、パスワードを知らない人によ るファイルへのアクセスを制限することができます。 • プログラムの実行時は、パスワードを入力する必要はありません。 • パスワードの入力手順はファイル名の入力手順と同じです。 1. プログラムリストで 3 (NEW) を押し、ファイル名を入力する。 2. 5(Q) を押して、パスワードを入力する。 3. w を押してファイル名とパスワードを登録し、プログラムの入力画面を表示する。 4. プログラムの入力後、!J (QUIT)を押してファイ ルを閉じ、プログラムリストに戻る。 • パスワードを設定したファイル名の右横には “`”が表 示されます。 k パスワードつきのプログラムを呼び出す 1. プログラムリストで f/c を使って、内容を呼び出したいプログラムのファイル名を反 転させる。 2. 2(EDIT) を押す。 3.
OpenComport38k .............................. 8-18 StrMid( .................................................. 8-20 Prog ........................................................ 8-11 StrRight( ............................................... 8-20 PlotPhase ............................................. 8-16 StrRotate( ............................................ 8-21 RclCapt .................................................. 8-21 StrShift( ................................................
^(出力コマンド) 機能:プログラム実行中の中間演算結果を表示します。 解説: • プログラムの実行を一時停止し、コマンドの直前に記述されている文字や計算の結果を表示 します。 • 通常 ^ は、マニュアル計算中であれば w を押して計算結果を表示するような位置に挿入し ます。 :(区切りコード) 機能:2 つの文を結合し、途中で停止せずに、連続して実行します。 解説: • 出力コマンド (^) と異なり、区切りコードで結合した文は途中停止せずに実行されます。 • 区切りコードは 2 つの計算式や 2 つのコマンドを結合するために使われます。 • 区切りコードの代わりに、_ (キャリッジリターン) を使うこともできます。 _(キャリッジリターン) 機能:2 つの文を結合し、途中で停止せずに、連続して実行します。 解説: • キャリッジリターンの動作は区切りコード (:) と同じです。 • キャリッジリターンだけを入力して、空白行を作ることもできます。区切りコードの代わり にキャリッジリターンを使うとプログラムが読みやすくなります。 ’ (コメント文指定) 機能:プログラム中にコメント文を挿入します。 解説:行
パラメーター:分岐条件、数式 解説: (1)If∼Then∼IfEnd • 分岐条件が真のときは Then 文が実行され、続いて IfEnd 文が実行されます。 • 分岐条件が偽のときは、IfEnd 文へ直接ジャンプします。 (2)If∼Then∼Else∼IfEnd • 分岐条件が真のときは Then 文が実行され、続いて IfEnd 文へジャンプします。 • 分岐条件が偽のときは Else 文へジャンプし、続いて IfEnd 文が実行されます。 For∼To∼(Step∼) Next 機能:このコマンドは For 文から Next 文の間にあるすべての文を繰り返し実行します。初期 値は最初の実行時に制御変数に代入されます。制御変数の値は、繰り返し 1 回ごとに刻み幅 の値ずつ変化します。制御変数の値が終了値をまたぐと、繰り返しが終了します。 書式:For < 初期値 > → < 制御変数名 > To < 終了値 > (Step < 刻み幅の値 >)< 文 > _ : ^ Next パラメーター: • 制御変数名:A∼Z、r、 • 初期値:数値または数値を生成する数式 (sin x、A など) •
While∼WhileEnd 機能:条件が真 (0 以外の値) の間、指定した文を繰り返し実行します。 書式: While < 分岐条件 > 数式 _ : ^ <文> _ : ^ WhileEnd パラメーター:数式 解説: • 条件が真(0 以外の値)の間、While∼WhileEnd の間の文を繰り返し実行します。条件が偽 (0) になると、WhileEnd 文以降を実行します。 • 条件は While 文の後にくるため、ループ内の文が実行される前に、ループから抜けるかどう かの条件判定が行われます。 k プログラム制御コマンド(CTL) Break 機能:ループの実行を終了し、そのループの次のコマンドに移ります。 書式:Break_ 解説:このコマンドは、For 文、Do 文、While 文の実行を終了するために使います。 Prog 機能:サブルーチンとして独立させたプログラムの実行を指定します。RUN • MAT(また は RUN)モードでは、このコマンドは新しいプログラムを実行します。 書式:Prog "< ファイル名 >"_ 文例:Prog "ABC"_ 解説: • 入れ子になってい
• 呼び出されたサブルーチンは、先頭から実行されます。サブルーチンの実行が終了すると元 のメインルーチンに戻り、引き続き Prog コマンドの次の文から実行されます。 • サブルーチン内の Goto∼Lbl コマンドは、そのサブルーチン内でのみ有効です。サブルー チンの外にあるラベルにはジャンプできません。 • Prog " ファイル名 " により指定されたプログラムが見つからないときは、エラーとなりま す。 • RUN • MAT (または RUN)モードで、Prog コマンドを入力して w を押すと、コマンド によって指定されたプログラムを開始します。 Return 機能:サブルーチンから復帰します。 書式:Return_ 解説:サブルーチンの中で Return 文を実行すると、そのサブルーチンの実行が終了し、サブ ルーチンへジャンプする前の元のプログラムに戻ります。メインプログラムの中で Return 文 を実行すると、プログラムの実行が中止されます。 Stop 機能:プログラムの実行を終了します。 書式:Stop_ 解説:プログラムの実行を終了します。 k ジャンプコマンド(JUMP) Dsz(カウ
Goto∼Lbl 機能:指定された箇所に無条件にジャンプします。 書式:Goto < ラベル名 >∼Lbl < ラベル名 > パラメーター:ラベル名:数値 (0∼9) 、変数 (A∼Z、r、 ) 解説: • このコマンドは Goto n (n は上記のパラメーター)と Lbl n(n は Goto n が参照するパラメー ター)の 2 つの部分から構成されます。Goto 文の指定と一致するラベル名を持った Lbl 文へ の無条件ジャンプが実行されます。 • このコマンドはプログラムの先頭に戻ったり、プログラム内の特定の位置にジャンプしたり するのに使われます。 • このコマンドは、条件ジャンプやカウントジャンプと組み合わせて使うことができます。 • Goto 文の指定と一致するラベル名を持つ Lbl 文が見つからない場合、エラーとなります。 Isz(カウントジャンプ) 機能:制御変数の値を 1 ずつ加算し、変数の現在値が 0 になるとジャンプするカウントジャ ンプです。 書式: 変数値≠ 0 Isz < 変数名 > : < 文 > 変数値= 0 _ : ^ <文> パラメーター:変数名:A∼Z、r、
解説: • 条件ジャンプは 2 つの変数または 2 つの式の結果を比較し、その結果に基づいてジャンプを 実行するかしないかを決定します。 • 比較の結果が真を返した場合、⇒コマンドに続く文から実行が継続されます。比較の結果が 偽を返した場合は、区切りコード(:) 、表示コマンド (^) 、またはキャリッジリターン(_) に続く文にジャンプします。 Menu 機能:プログラムの中で、メニューによる分岐を作成します。 書式:Menu "< 文字列(メニュー名) >", "< 文字列(分岐名) 1>", < 数値 1>, "< 文字列(分岐 名)2>", < 数値 2>, ...
(fx-7400GII には含まれません) ClrMat 機能:行列データを削除します。 書式: ClrMat < 行列名 > ClrMat パラメーター:行列名:A∼Z、Ans 解説: 「行列名」によって指定された行列内のデータを削除します。 「行列名」の指定がない場 合は、全ての行列のデータが消去されます。 ClrText 機能:テキスト画面を消去します。 書式:ClrText_ 解説:テキスト画面に表示されている内容を消去します。 (fx-7400GII/fx-9750GII には含まれません) ClrVct 機能:ベクトルデータを削除します。 書式:ClrVct < ベクトル名 > ClrVct パラメーター:ベクトル名:A∼Z、Ans 解説: 「ベクトル名」によって指定されたベクトル内のデータを削除します。 「ベクトル名」の 指定がない場合は、すべてのベクトルのデータが消去されます。 k 表示コマンド (DISP) DispF-Tbl、DispR-Tbl (fx-7400GII には含まれません) パラメーターなし 機能:数表を作成します。 書式:8-25 ページの 「プログラム内でテ
DrawGraph パラメーターなし 機能:関数式グラフを描きます。 書式:8-23 ページの 「プログラム内で関数式のグラフを描画する」 を参照。 DrawR-Con、DrawR-Plt (fx-7400GII には含まれません) パラメーターなし n bn または cn) 機能:作成された数表の値を使って、縦軸を a( 、横軸を n とした漸化式のグラ フを描きます。 書式:8-25 ページの 「プログラム内で漸化式の数表作成やグラフ描画を実行する」 を参照。 解説:DrawR-Con はコネクトタイプのグラフを、DrawR-Plt はプロットタイプのグラフを 描きます。 DrawRΣ Σ-Con、DrawRΣ-Plt (fx-7400GII には含まれません) パラメーターなし n bn または Σcn) 機能:作成された数表の値を使って、縦軸を Σa(Σ 、横軸を n とした漸化式のグ ラフを描きます。 書式:8-25 ページの 「プログラム内で漸化式の数表作成やグラフ描画を実行する」 を参照。 解説:DrawRΣ-Con はコネクトタイプのグラフを、DrawRΣ-Plt はプロットタイプ
k 入出力制御/転送コマンド(I/O) Getkey 機能:最後に押したキーに対応するコードを返します。 書式:Getkey_ 解説: • 最後に押したキーに対応するコード (下図の数値) を返します。 79 69 59 49 78 68 58 48 77 67 57 47 76 66 56 46 36 26 75 65 55 45 35 25 29 39 28 38 27 37 74 64 54 44 73 63 53 43 33 72 62 52 42 32 71 61 51 41 31 • このコマンドを実行する前にどのキーも押していなかった場合は、0 が返されます。 • このコマンドはループの中でも使うことができます。 Locate 機能:テキスト画面上の特定の位置に数値または文字列を表示します。 書式: Locate < 列番号 >, < 行番号 >, < 数値 > Locate < 列番号 >, < 行番号 >, < 数式 > Locate < 列番号 >, < 行番号 >, "< 文字 (列) >" (
解説: • 数値(変数メモリー内の数値を含む)または文字 (列)をテキスト画面の指定した場所に表示し ます。数式を入力した場合は、その計算結果を表示します。 • 数値や文字列を表示したい位置(下図を参照)に応じて、行番号には 1∼7、列番号には 1∼ 21 の範囲で数値を入力します。 (1, 1) → ← (21, 1) (1, 7) → ← (21, 7) 例: Cls_ Locate 7, 1, "CASIO FX" 画面の中央に文字列 “CASIO FX” を表示します。 • 上記のプログラムを実行する前に、ClrText コマンドを実行した方が良い場合があります。 Receive ( / Send( 機能:外部のデバイスと本機の間でデータを送受信します。 書式:Receive (< データ >)/ Send(< データ >) 解説: • 外部のデバイスと本機の間でデータを送受信します。 • 送受信できるデータのタイプは次の通りです。 • 変数に割り当てられている値 • 行列データに割り当てられているすべての値 (個々の値指定は不可) • リストデータに割り当てられているすべての値 (個々の値指
k 関係演算子 (REL) =、≠、>、<、I I、H 機能:条件ジャンプとの組み合わせで使用します。 書式:< 左辺 > < 関係演算子 > < 右辺 > パラメーター: 左辺/右辺:変数 (A∼Z、r、 ) 、数値定数、変数式 (A × 2 など) 関係演算子:=、≠、>、<、I、H k 文字列操作コマンド 文字列とは、クォーテーションマーク(")で囲まれた文字のことです。プログラム内では、文 字列は表示文字の指定に使われます。数字や式から成る文字列( “123”、 “x − 1”など)は、計 算の対象とはなりません。 • 画面上の特定の位置に文字列を表示させるときは、Locate コマンド(8-17 ページ)を使い ます。 • 文字列内にクォーテーションマーク(")またはバックスラッシュ(\)を含めたい場合は、それ らの文字の前にバックスラッシュ(\) を置きます。 例 1:「"Tokyo"」を文字列内に含める "Japan:\"Tokyo\"" 例 2:「\abc」 を文字列内に含める "main\\abc" バックスラッシュは、PRGM モードの 6 (CHAR)2 (SYBL)から入力するか、!
StrCmp( 機能:指定した 2 つの文字列を比較します (文字コード比較) 。 書式:StrCmp ("< 文字列 1>", "< 文字列 2>" [) ] 解説:大小の比較を文字コード表の数値で行い、比較の結果として次の値を返します。 "< 文字列 1>" = "< 文字列 2>" のときは、0 を返す。 "< 文字列 1>" > "< 文字列 2>" のときは、1 を返す。 "< 文字列 1>" < "< 文字列 2>" のときは、−1 を返す。 StrInv( 機能:入力した文字列を逆順にして返します。 書式:StrInv ("< 文字列 >" [) ] StrJoin ( 機能:指定した 2 つの文字列を結合します。 書式:StrJoin ("< 文字列 1>", "< 文字列 2>" [) ] • このコマンドと同様の文字列操作を、“+”コマンドを使って行うことも可能です(8-21 ペー ジ)。 StrLeft( 機能:入力した文字列の左から n 番目までの文字列をコピーします。 書式:StrLeft ("< 文字列 >", n[) ](0 ≦ n ≦ 9999、n は自然数) StrLen(
StrRotate ( 機能:入力した文字列を、左方向 (または右方向) に n 文字分ローテーションした文字列を返し ます。 書式:StrRotate("< 文字列 >",[,n) ](−9999 ≦ n ≦ 9999、n は整数) 解説:n が正の場合は左方向に、負の場合は右方向に、n 文字分のローテーションが行われま す。n を省略すると n = 1 が使われます。 例:StrRotate ("abcde", 2)........ 文字列 "cdeab" を返します。 StrShift ( 機能:入力した文字列を、左方向 (または右方向) に n 文字分シフトした文字列を返します。 書式:StrShift("< 文字列 >",[,n) ](−9999 ≦ n ≦ 9999、n は整数) 解説:n が正の場合は左方向に、負の場合は右方向に、n 文字分のシフトが行われます。シフ トされた文字数分だけ、文字列は短くなります。n を省略すると n = 1 が使われます。 例:StrShift ("abcde", 2)............
6.
u 行成分のスカラ一倍を求める(`Row) 例 2 例 1 の行列 A の 2 行目の成分のスカラ一倍を求める。乗数は 4 とする。 プログラムには、次の書式で入力します。 `Row 4, A, 2_ 列 行列名 乗数 Mat A u 行成分のスカラ一倍を別の行成分に加算する(`Row+) 例 3 例 1 の行列 A の 2 行目の成分のスカラ一倍を、3 行目の成分に加算する。乗数は 4 とす る。 プログラムには、次の書式で入力します。 `Row+ 4, A, 2, 3_ 加算される行 スカラ一倍を計算する行 行列名 乗数 Mat A u 行成分を加算する (Row+) 例 4 例 1 の行列 A の 2 行目と 3 行目の成分を加算する。 プログラムには、次の書式で入力します。 Row+ A, 2, 3_ 加算される行 加算する行 行列名 Mat A k プログラム内で関数式のグラフを描画する GRAPH モードの機能をプログラムに組み込んで、複雑なグラフを描いたり、複数のグラフ を重ねて表示させたりすることができます。プログラム内でグラフを描画するには、次の例 のような書式を使います。 • ビュー
*1 この Y1 は J4 (GRPH) 1 (Y) b と入力します ( 使って “Y” を入力するとエラーとなります。 と表示されます) 。本機のキーを u その他のグラフ機能の書式 • V-Window View Window , , , , , , , , StoV-Win .............番号:1∼6 RclV-Win ..............番号:1∼6 • Zoom Factor 、 ZoomAuto..........................................................パラメーターなし • Pict StoPict < ピクチャーメモリーの番号 >.........
k プログラム内でダイナミックグラフを描画する(fx-7400GII では実行できません) DYNA モードの機能をプログラムに組み込んで、ダイナミックグラフを描画することができ ます。ダイナミックグラフを描画するには、次の例のような書式を使います。 • ダイナミックグラフの係数値の範囲指定 • ダイナミックグラフ式の入力 Y = Type_ ...
k プログラム内でリストの並べ替えを実行する リストの中のデータを昇順 / 降順に並べ替えることができます。 • 昇順で並べ替える SortA(List 1, List 2, List 3) 並べ替えたいリスト (最大 6 個まで指定可) • 降順で並べ替える SortD(List 1, List 2, List 3) 並べ替えたいリスト (最大 6 個まで指定可) k プログラム内で統計計算や統計グラフの描画を実行する STAT モードの機能をプログラムに組み込んで統計計算を実行したり、グラフを描いたりす ることができます。 u グラフの描画設定を行い、統計グラフを描く 統計グラフの描画コマンド (S-Gph1、S-Gph2、または S-Gph3)に続いて、次のグラフ描 画設定が必要です。 • グラフを描くか描かないかの指定 (DrawOn/DrawOff) • グラフの種類 (Graph Type) • x 軸のデータ指定 (リスト名) • y 軸のデータ指定 (リスト名) • 度数データ指定 ( “1” またはリスト名) • マークの種類 (Mark Type) • 円グラフのデータ表示設定 (パー
各グラフの一般的なグラフ描画設定は、次の通りです。 • 散布図:S-Gph1 DrawOn, Scatter, List 1, List 2, 1, Square_ • xy 線図:S-Gph1 DrawOn, xyLine, List 1, List 2, 1, Square_ • 正規確率プロット:S-Gph1 DrawOn, NPPlot, List 1, Square_ • 1 変数統計グラフ:S-Gph1 DrawOn, Hist, List 1, List 2_ これと同じフォーマットを使って、次の種類のグラフを指定することができます。上の “Hist” の部分を該当するグラフの種類で置き換えて入力します。 ヒストグラム .................Hist 正規分布 .........................N-Dist Med ボックスグラフ ....MedBox*1 折れ線グラフ .................
k プログラム内で分布グラフを描画する (fx-7400GII では実行できません) 分布グラフを描画するには、専用のコマンドを使います。 u 正規累積分布グラフを描く DrawDistNorm , [, , ] 平均 *1 標準偏差 *1 上界 下界 *1 入力を省略できます。省略すると、 = 1、 = 0 として計算が実行されます。 p= 1 2πσ ∫ Upper – e (x – μμ)2 2σ 2 dx ZLow = Lower Lower – μ σ ZUp = Upper – μ σ •“DrawDistNorm”を実行すると指定した条件に従って 上式の演算が行われ、グラフが描画されます。このとき、 グラフ上の ZLow ≦ x ≦ ZUp の区間が塗りつぶされます。 • 同 時 に、 演 算 結 果 の p、ZLow、ZUp の 値 が そ れ ぞ れ 変 数 p、ZLow、ZUp に 格 納され、 p は Ans にも格納されます。 u スチューデントの t 累積分布グラフを描く DrawDistT , <
u カイ 2 乗( 2) 累積分布グラフを描く DrawDistChi , , [df] 自由度 上界 下界 p= ∫ Upper Lower df 1 df Γ 2 × 1 2 2 df × x 2 –1 × e – x 2 dx •“DrawDistChi”を実行すると指定した条件に従って上式の演算が行われ、グラフが描画さ れます。このとき、グラフ上の Lower ≦ x ≦ Upper の区間が塗りつぶされます。 • 同時に、演算結果が p および Ans に格納されます。 u F 累積分布グラフを描く DrawDistF , , [ndf], [ddf] 分母側の自由度 分子側の自由度 上界 下界 p= ∫ Upper Lower ndf + ddf 2 ndf × ndf × ddf ddf Γ Γ 2 2 Γ ndf 2 ndf × x 2 –1 ndf × x × 1+ ddf – ndf + ddf 2 dx •“DrawDistF”を実行すると指定した条件に従って上式の演
• 回帰計算を実行するプログラムの書式は、次の通りです。 LinearReg(ax+b) List1, List 2, List 3 度数データ (Frequency) 計算タイプ* y 軸データ(YList) x 軸データ(XList) * 次の計算タイプを指定することができます。 LinearReg (ax+b).......1 次回帰計算 (ax+b タイプ) LinearReg (a+bx).......1 次回帰計算 (a+bx タイプ) Med-MedLine ..............Med-Med 計算 QuadReg ......................2 次回帰計算 CubicReg .....................3 次回帰計算 QuartReg .....................4 次回帰計算 LogReg .........................対数回帰計算 ExpReg(a · e^bx).......指数回帰計算(a · ebx タイプ) ExpReg (a · b^x)..........
NormCD (:指定したデータに対する正規累積確率を返します。 書式:NormCD (Lower, Upper [, , ) ] • Lower、Upper に は そ れ ぞ れ 単 一 の 数 値 ま た は リ ス ト を 指 定 可 能 で す。 演 算 結 果 p、 ZLow、ZUp の各値は、変数 p、ZLow、ZUp にそれぞれ格納されます。また演算結果は Ans (Lower、Upper がリストの場合は ListAns) にも格納されます。 (Lower 値か Upper 値の InvNormCD(:指定した p に基づいて、正規累積分布逆演算した値 片方、または両方) を返します。 書式: InvNormCD(["L (または−1) または R (または 1) または C (または 0) ", ]p[, , ]) tail (Left, Right, Central) • p には単一の数値またはリストを指定可能です。演算結果は“tail”の設定に応じて次のよう に出力されます。 tail = Left 時 Upper 値が変数 x1InvN および Ans(p がリストの場合は
ChiCD(:指定したデータに対する 2 累積確率を返します。 書式:ChiCD (Lower,Upper,df [) ] • Lower、Upper にはそれぞれ単一の数値またはリストを指定可能です。演算結果は、変数 p および Ans (Lower、Upper がリストの場合は ListAns) に格納されます。 InvChiCD (:指定した p に基づいて、 2 累積分布逆演算した Lower 値を返します。 書式:InvChiCD (p,df [) ] • p には単一の数値またはリストを指定可能です。演算結果の Lower 値は、変数 xInv および Ans (p がリストの場合は ListAns) に格納されます。 u F 分布 FPD(:指定したデータに対する F 確率密度を返します。 書式:FPD(x,ndf,ddf [) ] • x には単一の数値またはリストを指定可能です。演算結果は、変数 p および Ans(x がリスト の場合は ListAns) に格納されます。 FCD(:指定したデータに対する F 累積確率を返します。 書式:FCD(Lower,Upper,ndf,ddf
u ポアソン分布 PoissonPD(:指定したデータに対するポアソン確率を返します。 書式:PoissonPD (x, [) ] • x には単一の数値またはリストを指定可能です。演算結果は、変数 p および Ans(x がリスト の場合は ListAns) に格納されます。 PoissonCD(:指定したデータに対するポアソン累積確率を返します。 書式:PoissonCD (X, [) ] • X には単一の数値またはリストを指定可能です。演算結果は、変数 p および Ans (X がリス トの場合は ListAns) に格納されます。 InvPoissonCD(:指定した p に基づいて、ポアソン累積分布逆演算した値を返します。 書式:InvPoissonCD (p, [) ] • p には単一の数値またはリストを指定可能です。演算結果の X 値は、変数 xInv および Ans (p がリストの場合は ListAns) に格納されます。 u 幾何分布 GeoPD (:指定したデータに対する幾何確率を返します。 書式:GeoPD (x, P [) ] • x には単一の数値またはリストを指定可能です
InvHypergeoCD(:指定した p に基づいて、超幾何累積分布逆演算した値を返します。 書式:InvHypergeoCD (p, n, M, N [) ] • p には単一の数値またはリストを指定可能です。演算結果の X 値は、変数 xInv および Ans (p がリストの場合は ListAns) に格納されます。 k プログラム内で検定コマンドを使った計算を実行する (fx-7400GII では実行できません) • 以下の書式中で、コマンドの引数 “ condition”は次のように指定します。 < 0 のとき“<”または−1 ≠ 0 のとき“≠”または 0 > 0 のとき“>”または 1 “ρ condition” と “ &ρ condition” の指定方法も同様です。 • 以下の書式中の各引数の意味については、「検定 (TEST) (6-23 ページ)または 」 「検定、信頼 区間、分布の入出力用語」 (6-51 ページ) をご覧ください。 • 以下の各コマンドの計算式は、 「統計演算式」 (6-54 ページ) をご覧ください。 u Z 検定 OneSampleZ
u t 検定 OneSampleTTest: 1 標本 t 検定演算を実行します。 書式: OneSampleTTest " condition", 0, o, sx, n OneSampleTTest " condition", 0, List[, Freq] 出力値: t、p、o、sx、n をそれぞれ同名の変数に格納し、さらに ListAns の 要素 1 から 5 に格納します。 TwoSampleTTest: 2 標本 t 検定演算を実行します。 書式: TwoSampleTTest " 1 condition", o1, sx1, n1, o2, sx2, n2[,Pooled condition] TwoSampleTTest " 1 condition", List1, List2, [, Freq1[, Freq2[, Pooled condition ]]] 出力値: “Pooled condition”= 0 のとき、t、p、df、o1、o2、sx1、sx2、n1、 n2 をそれぞれ同名の変数に格納し、さらに ListAns の要素 1 から 9 に格納します。
u F 検定 TwoSampleFTest: 2 標本 F 検定演算を実行します。 書式: TwoSampleFTest " 1 condition", sx1, n1, sx2, n2 出力値: F、p、sx1、sx2、n1、n2 を そ れ ぞ れ 同 名 の 変 数 に 格 納 し、 さ ら に ListAns の要素 1 から 6 に格納します。 書式: TwoSample F Test " 1 condition", List1, List2, [, Freq1 [, Freq2]] 出力値: F、p、o1、o2、sx1、sx2、n1、n2 を そ れ ぞ れ 同 名 の 変 数 に 格 納 し、 さらに ListAns の要素 1 から 8 に格納します。 u 分散分析(ANOVA) OneWayANOVA: 一元配置分散分析演算を実行します。 書式: OneWayANOVA List1, List2 List1 は因子 A の水準が入っているリスト (Factor A)、List2 は標 本のデータとして使うリスト (Dependnt)です。 出力値: Adf、As
k プログラム内で財務計算を実行する (fx-7400GII では実行できません) u セットアップ関連のコマンド • 財務計算時の年日数の設定 DateMode365 ............. 365 日に設定 DateMode360 ............. 360 日に設定 • 支払い時期の設定 PmtBgn .......................... 期初に設定 PmtEnd ........................... 期末に設定 • 債券計算時の利払い間隔設定 PeriodsAnnual .............. 年 1 回に設定 PeriodsSemi..................
• 投資評価 (キャッシュフロー) Cash_NPV: 正味現在価値を返します。 書式: Cash_NPV (I%, Csh) Cash_IRR: 内部収益率を返します。 書式: Cash_IRR (Csh) Cash_PBP: 回収期間の値を返します。 書式: Cash_PBP (I%, Csh) Cash_NFV: 正味最終価値を返します。 書式: Cash_NFV (I%, Csh) • 年賦償還 Amt_BAL: PM2 回目の支払い終了時における元金の残高を返します。 書式: Amt_BAL (PM1, PM2, I%, PV, PMT, P/Y, C/Y) Amt_INT: PM1 回目の支払いの金利分の額を返します。 書式: Amt_INT(PM1, PM2, I%, PV, PMT, P/Y, C/Y) Amt_PRN: PM1 回目の支払いの元金分の額を返します。 書式: Amt_PRN (PM1, PM2, I%, PV, PMT, P/Y, C/Y) Amt_Σ ΣINT: PM1 回目から PM2 回目までに支払った金利の総額を返します。
• 債券計算 Bond_PRC: 指定した条件に基づいた購入価格、経過利息、経過利息を含んだ価格を、リ スト形式で返します。 書式: Bond_PRC(MM1, DD1, YYYY1, MM2, DD2, YYYY2, RDV, CPN, YLD)= {PRC, INT, CST} Bond_YLD: 指定した条件に基づいた年利回りの値を返します。 書式: Bond_YLD(MM1, DD1, YYYY1, MM2, DD2, YYYY2, RDV, CPN, PRC) 7.
CONV K キー Level 1 Level 2 Level 3 LIST MAT CPLX CALC STAT List L→M Dim Fill Seq Min Max Mean Med Aug Sum Prod Cuml % A Mat M→L Det Trn Aug Iden Dim Fill Ref Rref Vct DotP CrsP Angle UntV Norm i Abs Arg Conj ReP ImP 'r∠θ 'a+bi Solve d/dx d2/dx 2 ∫ dx SolveN FMin FMax Σ( logab Int÷ Rmdr Simp x̂ ŷ DIST S·Dev Var TEST Command List_ List→Mat( Dim_ Fill( Seq( Min( Max( Mean( Median( Augment( Sum_ Prod_ Cuml_ Percent_ A List_ Mat_ Mat→List( Det_ Trn_ Augment( Identity_ Dim_ Fill( Ref_ Rref_ Vct_ DotP( Cros
NUM ANGL Q( R( t( Abs Int Frac Rnd Intg RndFi GCD LCM MOD MOD • E Q( R( t( Abs_ Int_ Frac_ Rnd Intg_ RndFix( GCD( LCM( MOD( MOD_Exp( ° r g ° ’ ’’ Pol( Rec( ° r g 'DMS m μ n p f k M G T P E PICT Sto Rcl FMEM fn LOGIC And Or Not Xor CAPT Rcl TVM SMPL SI SFV CMPD n I% PV PMT FV CASH NPV IRR PBP NFV AMT BAL INT PRN ΣINT ΣPRN CNVT EFF APR COST Cost Sell Mrg DAYS PRD ESYM Pol( Rec( 'DMS m μ n p f k M G T P E StoPict_ RclPict_ fn _And_ _Or_ Not_ Xor_ RclCapt_ Smpl_SI( Smpl_SFV( Cmpd_n( Cmpd_I%( Cmpd_PV( Cmp
P/Y C/Y Str_ P/Y C/Y Str : STR Join Len Cmp Src Left Right Mid E'S Exp Upr Lwr Inv Shift Rot !J(PRGM) キー Level 1 Level 2 Level 3 COM CTL JUMP If Then Else I-End For To Step Next Whle WEnd Do Lp-W Prog Rtrn Brk Stop Lbl Goto ⇒ Isz Dsz Menu ? ^ CLR DISP Text Grph List Mat Vct Stat Grph Dyna F-Tbl R-Tbl REL I/O = ≠ > < t s Lcte Gtky Send Recv Tabl G-Con G-Plt Tabl Phase Web an-Cn Σa-Cn an-Pl Σa-Pl Command If_ Then_ Else_ IfEnd For_ _To_ _Step_ Next While_ WhileEnd Do LpWhile_ Prog_ Return Break
Hztl Text PIXL Test STYL On Off Chg ⎯ — ····· ······ Horizontal_ Text_ PxlOn_ PxlOff_ PxlChg_ PxlTest( SketchNormal_ SketchThick_ SketchBroken_ SketchDot_ !m(SET UP) キー Level 1 Level 2 Level 3 Level 3 Level 4 *1 Exp *2 MARK BASE プログラム Level 1 Level 2 Level 3 d~o LOG DISP d h b o Neg Not and or xor xnor STICK 'Dec 'Hex 'Bin 'Oct Command d h b o Neg_ Not_ and or xor xnor 'Dec 'Hex 'Bin 'Oct %DATA *3 None X *4 EXP *5 NORM t CHI F !J(PRGM) キー Level 1 Level 2 Level 3 Prog JUMP Lbl Got
8. ライブラリー編 • プログラミングする前に、残りバイト数を確認してください。 プログラム名 素因数分解 解説 このプログラムは、与えられた自然数 A を、B = 2、3、5、7 ...
プログラム名 楕円 解説 このプログラムは、楕円の焦点、軌跡と焦点間の距離の和、X の刻み幅(増分)の入力値に基 づいて、次の値の数表を表示します。 Y1:楕円の上半分の座標値 Y2:楕円の下半分の座標値 Y3:右焦点と軌跡との距離 Y4:左焦点と軌跡との距離 Y5:Y 3 とY 4 の和 続いてこのプログラムは、焦点、Y 1、Y 2 の値をプロットします。 目的 楕円の軌跡と 2 つの焦点との間の距離の和が等しいことを示します。 dw baw bw w 8-45
第9章 表計算 (スプレッドシート) スプレッドシートは、強力で応用範囲の広い表計算機能です。 本章で説明するすべての操作は、S • SHT モードで行います。 重要 • fx-7400GII には、S • SHT モードはありません。 1.
• {EDIT} ... 次の EDIT (編集) サブメニューを表示する • {CUT}/{PASTE}/{COPY}/{CELL}/{JUMP}/{SEQ}/{FILL}/{SRT • A}/{SRT • D} •“PASTE” は、CUT または COPY の実行後に表示されるメニューです。 • {DEL} ... 次の DEL (削除) サブメニューを表示する • {ROW}/{COL}/{ALL} • {INS} ... 次の INS (挿入) サブメニューを表示する • {ROW}/{COL} • {CLR} ... 選択範囲のセルの内容をクリアーする • {GRPH} ... STAT モードと同様の、次の GRPH (グラフ) メニューを呼び出す • {GPH1}/{GPH2}/{GPH3}/{SEL}/{SET} • {CALC} ... STAT モードと同様の、次の CALC (統計計算) メニューを呼び出す • {1VAR}/{2VAR}/{REG}/{SET} • {STO} ...
u ファイルを開くには 1. 1 (FILE) 2 (OPEN) を押す。 2. ファイルの一覧が表示されるので、f/c を使ってファイルを選択し、w を押す。 u ファイルの自動保存について S • SHT モードでは、開いているファイルを編集するたびに、自動的に上書き保存されま す。このため、手動での保存の操作は必要ありません。 u ファイルを別名で保存するには 1. 1 (FILE) 3 (SV • AS) を押す。 2. ファイル名の入力画面が表示されるので、ファイル名を 8 文字以内で入力し、w を押す。 • もし入力したファイル名と同名のファイルがすでに存在する場合は、ファイルを上書き して良いかを確認するポップアップウインドウが表示されます。上書きして良い場合は 1(Yes)を、上書きせずにファイル名を入力し直す場合は 6 (No)を押します。6 (No) を選択した場合は、ファイル名入力画面に戻ります。 u ファイルを削除するには 1. 1 (FILE) 2 (OPEN) を押す。 2. ファイルの一覧が表示されるので、f/c を使ってファイルを選択し、1 (DEL)を押 す。 3.
k セルを選択する(セルカーソルを使う) セルカーソルは、スプレッドシート上で現在選択されているセル位置を示す目印です。白黒 が反転して表示されているセルが、セルカーソルの現在位置です。 セルカーソル エディットボックス 単独のセルにセルカーソルがある場合は、そのセルの内容がエディットボックスに表示され ます。この状態で、そのセルの内容を編集することができます。複数のセルにセルカーソル がある場合は、セルの選択範囲がエディットボックスに表示されます。この状態では、選択 範囲のセルのコピーや削除など、一括編集が実行できます。 u セルを選択するには このセルを選択するには: この操作を行う: 単一のセル カーソルキーを使って選択したいセルにセルカーソル を移動するか、JUMP コマンドを使って希望するセ ルにセルカーソルを移動する。 特定範囲のセル 「特定範囲のセルを選択するには」 (9-5 ページ)を参 照。 行全体 全選択したい行の A 列にセルカーソルを移動し、d を押す。例えば A2 にセルカーソルを置いて d を押 すと、2 行目全体(A2 から Z2 まで)が選択され、エ ディット
u JUMP コマンドを使ってセルカーソルを移動するには このセルに移動するには: この操作を行う: 特定のセル 1. 2 (EDIT) 4 (JUMP)1 (GO) を押す。 2. 表示されるポップアップウインドウに、移動先の セル位置 (A1∼Z999)を入力する。 3. w を押す。 現在の列の 1 行目 2 (EDIT) 4 (JUMP)2 (TOP ↑) を押す。 現在の行の A 列 2 (EDIT) 4 (JUMP)3 (TOP ←) を押す。 現在の列の末尾行 2 (EDIT) 4 (JUMP)4 (BOT ↓) を押す。 現在の行の Z 列 2 (EDIT) 4 (JUMP)5 (BOT →) を押す。 u 特定範囲のセルを選択するには 1. 選択したい範囲のセルの始点にセルカーソルを移動する。 • 始点として行全体、または列全体を選ぶこともできます (選択の操作は、9-4 ページの 「セルを選択するには」 をご覧ください) 。 2. !i(CLIP) を押す。 • セルカーソルの表示が、白黒反転から太枠囲いに変わります。 3.
u セルに入力済みのデータを編集(部分修正)するには 1. データを編集したいセルにセルカーソルを移動する。 2. 2 (EDIT) 3 (CELL) を押す。 • エディットボックスの内容表示が右詰めから左詰めに 変わります。エディットボックスの先頭に文字カーソ ルが現れ、セルの内容を文字単位で編集することがで きる状態になります。 3. e/d を使って文字カーソルを移動し、セル内の文字を編集する。 • 入力途中で入力をキャンセルするには、次の操作を行う前に J を押します。セルの内 容が、手順 1 の状態に戻ります。 4.
項目名 入力する内容 Expr 数列を作成するための関数式を入力する。 入力例:a+ (X) x+bw (X2+1) Var Expr に入力した関数式中の変数名を入力する。 入力例:a+ (X) w (X) Start を入力する。 Var で指定した変数に代入する値の初期値 (X1) 入力例:cw End Var で指定した変数に代入する値の上限値 (Xn) を入力する。 入力例:baw Incre (X2 = X1 + m) 、その次の値 (X3 = X2 + m) 、…を得るため X1 の次の値 の間隔値 m を入力する。数列は、X1 +(n − 1)m ≦ Xn の範囲で生成さ れます。 入力例:cw 1st Cell 数列の最初の値を入力したいセルの参照名 (A1、B2 など)を入力する。 手順 1 で指定したセルを変更したい場合のみ、入力してください。 入力例:al (B) bw (B1) • 各項目を入力して w を押すたびに、次の項目が反転表示状態となります。f/c を 使って反転表示を上下に移動することもできます。 • 次の操作を行うと、指定したセルを始点として
このように、他のセルの値を参照して計算を行うことを主目的とした文字列が、定義式です。 形式的には、先頭に等号 (=)の付いた式は、すべて定義式として扱われます。定義式を記述 する際は、数値や演算子、セルの参照名のほかに、本機の内蔵関数コマンド (2-12 ページ)や S • SHT モード専用コマンド (9-14 ページ) を使うことができます。 u 定義式の入力例 A 1 B PRICE C QUANTITY TOTAL 2 35 15 525 3 52 15 780 4 78 20 1560 操作手順 1. 1 行目のテキスト、および A2∼B4 の数値を、順次各セルに入力する。 2. セルカーソルを C2 に移動し、A2 × B2 の計算を実行する定義式を入力する。 !. (=) av (A) c*al (B) cw 3.
u GRAB コマンドを使ってセルの参照名を入力するには セル B1 にセルカーソルを移動し、次のキー操作を行います。 !.
u コピー&ペーストするには 1. コピー元として指定したい単一のセル、または特定範囲のセルを選択する。 • 詳しくは 「セルを選択するには」 (9-4 ページ) をご覧ください。 2. 2 (EDIT) 2 (COPY) を押す。 • データが選択されて貼り付け待機状態となり、1 が (PASTE) に変わります。 • この後、手順 4 の操作を行う前であれば、J を押すことで貼り付け待機状態をキャン セルすることができます。 3. カーソルキーを使って、貼り付け先として指定したいセルにセルカーソルを移動する。 • 手順 1 で特定範囲のセルを選択した場合は、ここで選択したセルが貼り付け先の始点 (もっとも左上のセル) となります。 • 貼り付け先のセルがデータを含む場合、そのデータは次の操作を行うことで上書きされ ます。 4. 1 (PASTE) を押す。 • 指定したセルにコピー元の内容が貼り付けられます。 • 引き続き他の位置への貼り付けを行うには、手順 3 と 4 の操作を繰り返します。 5.
u カット&ペーストするには 1. 切り取り元として指定したい単一のセル、または特定範囲のセルを選択する。 • 詳しくは 「セルを選択するには」 (9-4 ページ) をご覧ください。 2. 2 (EDIT) 1 (CUT) を押す。 • データが選択されて貼り付け待機状態となり、1 が (PASTE) に変わります。 • この後、手順 4 の操作を行う前であれば、J を押すことで貼り付け待機状態をキャン セルすることができます。 3. カーソルキーを使って、貼り付け先として指定したいセルにセルカーソルを移動する。 • 手順 1 で特定範囲のセルを選択した場合は、ここで選択したセルが貼り付け先の始点 (もっとも左上のセル) となります。 • 貼り付け先のセルがデータを含む場合、そのデータは次の操作を行うことで上書きされ ます。 4.
u 指定範囲のセルに同じ定義式を入力するには 1. 同じ定義式を入力したい範囲のセルを選択する。 • ここでは B1:B3 の範囲を選びます。操作のしかたは「特定範囲のセルを選択するには」 (9-5 ページ) をご覧ください。 2. 2(EDIT)6 (g) 1 (FILL) を押す。 3. 表示される Fill 画面に定義式 (Formula) を入力する。 項目の反転表示は、その項目が入力できる状態 であることを表す 手順1で指定したセル範囲が表示される • ここでは Formula の行に “= A1 × 2” (!. (=) av (A) b*cw) と入力しま す。w を押すと、反転表示が Cell Range の行に移動します。 • Cell Range に表示されている範囲のセルがデータを含む場合、そのデータは次の操作を 行うことで上書きされます。 4.
2. 3 (DEL)を押す。 • 削除の待機状態となります。もし操作をキャンセルするなら、ここで J を押します。 3. 手順 1 で選択した範囲の行全体を削除したい場合は 1 (ROW)を、列全体を削除したい場 合は 2 (COL) を押す。 u すべてのセルのデータを一括して削除するには 1. 3 (DEL)3 (ALL) を押す。 2. 削除して良いかを確認するポップアップウインドウが表示されるので、削除して良い場合 は1 (Yes) を、削除しない場合は 6 (No)を押す。 u 行/列単位で空白のセルを挿入するには 1.
k S • SHT モード専用コマンド一覧 「入力キー操作」 に示されている操作は、セルへの入力中のみ可能です。 書式中で[ ] で括られた部分は、入力を省略できます。 コマンド CellIf ( (分岐条件) 解説 分岐条件として与えられた等式または不等式の真偽を判別して、真 の場合は式1、偽の場合は式2によって求められた結果を返します。 入力キー操作:4 (If) 書式:CellIf (等式 , 式1, 式2 [) ] または CellIf (不等式 , 式 1, 式 2 [)] 使用例:=CellIf (A1>B1, A1, B1) {セル A1 の値}> {セル B1 の値}の場合は A1 の値を返し、そうでな い場合は B1 の値を返す。 CellMin ( (最小値を返す) 指定した範囲のセルに含まれる最小値を返します。 入力キー操作:5 (CEL) 1 (Min) 書式:CellMin (始点のセル:終点のセル [) ] 使用例:=CellMin (A3:C5) A3:C5 の範囲のセルに含まれるデータ中の最小値を返す。 CellMax( (最大値を返す) 指定した範囲のセルに含ま
CellProd ( (総積を返す) 指定した範囲のセルに含まれる値の総積を返します。 入力キー操作:5 (CEL) 6 (Prod) 書式:CellProd(始点のセル:終点のセル [) ] 使用例:=CellProd(B3:B5) B3:B5 の範囲のセルに含まれる全データの総積を返す。 k S • SHT モード専用コマンドの操作例 セル範囲 A1:B5 に含まれる全データの総和を求める定義式を、セル C1 に入力します。定義 式には、S • SHT コマンドの CellSum(を使います。A1:B5 には、データが入力済みとし ます。 1. セルカーソルを C1 に移動し、次のキー操作を行う。 !.
k 統計グラフ (GRPH) の操作例 以下のデータを入力して、統計グラフ (ここでは散布図) を描画します。 0.5, 1.2, 2.4, 4.0, 5.2 (x 軸データ) −2.1, 0.3, 1.5, 2.0, 2.4 (y 軸データ) u データを入力して統計グラフ(散布図)を描画するには 1. 統計計算に使うデータをスプレッドシートに入力する。 • ここでは x 軸データを A 列に、y 軸データを B 列に入力します。 2. グラフの描画に使うセル範囲 (A1:B5) を選択する。 3.
• 手順 1 で選択していたセル範囲の列数に応じて、統計グラフの描画設定画面の次の項目 に、セル範囲が自動入力されます。 選択していた列数 自動入力される項目 1 XCellRange 2 XCellRange、YCellRange 3 XCellRange、YCellRange、Frequency • この画面の各項目の設定内容は、次の通りです。 項目名 設定内容 StatGraph1 統計グラフは最大 3 つまで同時に描画できます。3 つの うちどのグラフ描画設定(StatGraph1、2、3)を行うか を、ここで選びます。 Graph Type 描画するグラフの種類を選びます。初期設定は散布図 (Scatter)です。 XCellRange (XCellRange)に割り当てるデータ グラフ描画時に x 軸 を、セルの範囲で指定します。Graph Type で選択した グラフの種類によっては、XCellRange のみが表示され ます。 YCellRange (YCellRange)に割り当てるデータ グラフ描画時に y 軸 を、セルの範囲で指定します。 Freque
u 2 変数統計計算を実行するには 1. 前記の x データをスプレッドシートの A1:A5 に、y デー タを B1:B5 の範囲にそれぞれ入力し、データを入力し た範囲のセル (A1:B5) を選択する。 2. 6 (g) 2 (CALC)を押して CALC メニューを表示し、 2 (2VAR) を押す。 • 手順1で選択した範囲のデータに基づく、2 変数統計 計算の結果画面 (統計値の一覧)が表示されます。f/ c を使って、結果画面をスクロール表示することが できます。画面を閉じるには J を押します。 • この画面上の各統計値の意味については、「2 変数統計 の計算結果を数値で表示する」 (6-14 ページ)をご覧く ださい。 3. スプレッドシート画面に戻るには、J を押す。 k 統計計算のデータ範囲指定画面の操作 統計計算に使うデータの範囲指定は、専用の設定画面 (統計グラフの描画設定画面とは別の画 面)で行います。 u 統計計算のデータ範囲指定を行うには 1. 統計計算に使うデータをスプレッドシートに入力し、その範囲のセルを選択する。 2.
• この画面の各項目の設定内容は、次の通りです。 項目名 設定内容 1Var XCell 1Var Freq ここで指定されているセル範囲のデータを、1 変数統計 計算を行う際の変数 x、および度数(Frequency)として 使います。 2Var XCell 2Var YCell 2Var Freq ここで指定されているセル範囲のデータを、2 変数統計 計算を行う際の変数 x、変数 y、および度数(Frequency) として使います。 3. セル範囲を変更したい場合は、f/c を使って変更したい項目に反転表示を移動し、新 しいセル範囲を入力する。 • セル範囲の入力時は、1 (:) を押して区切り記号 (:) を入力できます。 • 直 接 セ ル 範 囲 を 入 力 す る 以 外 に、1 (CELL) (1Var Freq と 2Var Freq で は 2 (CELL) ) を選んで現在入力されている内容を編集します。 4.
5.
u 操作例:ある列のデータをリストメモリーに書き込むには 1. リストメモリーに登録したいデータが格納されている、1 列のセルを選択する。 • 例えば A1:A10 の範囲など、1 列内のセル範囲を選択します。 2. 6 (g) 3 (STO) 2 (LIST) を押す。 • 次のような画面が表示されます。このとき、手順 1 で 選択したセルが “Cell Range” 欄に自動入力されます。 3. c を押して、 “List [1~26] ” の行を反転表示状態にする。 4. データを書き込みたいリストメモリーのリスト番号 (1∼26)を入力し、w を押す。 • 次の操作を行うと、ここで指定した番号のリストメモリーが、“Cell Range”欄で指定さ れている範囲のデータによって上書きされます。 5.
u 操作例:行列メモリーのデータをスプレッドシートに呼び出すには 1. データの呼び出し先として指定したいセル範囲の最も左上端のセルを選択する。 2. 6 (g) 4 (RCL) 3 (MAT) を押す。 • 次のような画面が表示されます。このとき、手順 1 で 選択したセルが “1st Cell” 欄に自動入力されます。 3. データを呼び出したい行列メモリー名 (A∼Z)を入力し、w を押す。 4.
第 10 章 eActivity (イー・アクティビティ) eActivity を使うと、文字や数式を自由に入力してファイルに保存しておくことができます。 eActivity ファイルには文字や数式のほかに、グラフや表など本機の各種機能モードのデータ を「ストリップ」 という形式で埋め込んでおくこともできます。 eActivity を使うと、例えば先生は数学の例題や、解法のヒントなどを作成して、生徒に配布 することができます。また生徒は、問題と解をメモしてファイルに保存するなどの使い方が できます。 重要 • fx-7400GII、fx-9750GII には、e • ACT モードはありません。 1.
e • ACT モードでファイルを開くと表示されるのが「作業画面」です。この画面を使ってテキ ストや計算式などを入力、編集することができます。 テキスト行 本機の表示範囲 ストリップ 計算行 連続演算停止行 eActivity ファイルに入力することが可能なデータは、次の通りです。 テキスト行 .................. 文字や数字、式などをテキストとして入力することができます。 計算行 .......................... 計算行で計算を行います。計算式を入力し、次の行に計算結果を得る ことができます。自然入出力モード時の RUN • MAT モードと同様の 計算ができます。 連続演算停止行 .......... 指定した位置で連続演算を停止することができます。 ストリップ .................. ス ト リ ッ プ を 使 う と、eActivity フ ァ イ ル に GRAPH モ ー ド、 CONICS モード、S • SHT モードなど本機の各種機能モードのデー タを埋め込むことができます。 2.
k 作業画面のファンクションメニュー 作業画面でのファンクションメニューの表示内容は、現在どの行 (またはストリップ)が選択 されているかによって、一部が異なります。 • 作業画面共通のメニュー • {FILE} ... ファイル操作関連の次のサブメニューを表示する • {SAVE} ... 編集中ファイルを上書き保存する • {SV • AS} ... 編集中ファイルに名前を付けて保存する • {OPT} ... 11-11 ページ 「保存メモリーや SD カードメモリーを最適化する」 を参照 • {CAPA} ... 編集中ファイルのデータサイズと使用可能な残りメモリー容量を表示する • {STRP} ... ストリップを挿入する • {JUMP} ... カーソル移動先を指定する次のサブメニューを表示する • {TOP}/{BTM}/{PgUp}/{PgDn} ...(10-5 ページ) • {DEL-L} ... 現在選択されている (またはカーソルのある) 行を削除する • {INS} ...
3. eActivity ファイルの操作 eActivity の各種ファイル操作について説明します。以下のすべての操作は、ファイル一覧画 面で行います。 なおここでは、フォルダーの操作については説明していません。フォルダーの作成など、 フォルダーに関する各種操作については、 「第 11 章 メモリーマネージャー」 をご覧ください。 u 新規ファイルを作成するには 1. ファイル一覧画面で 2 (NEW) を押す。 • ファイル名の入力画面が表示されます。 2. ファイル名を 8 文字以内で入力し、w を押す。 • 空白の作業画面が表示されます。 • ファイル名として使用できる文字は次の通りです。 カーソル A∼Z、{、}、’、~、0∼9 u ファイルを開くには f/c を使って開きたいファイルを選択し、1 (OPEN) または w* を押します。 * エラーが起きた場合は、キャプチャーメモリーとクリップボードのデータを削除するか、パ ソコンへデータを移動してみてください。 u ファイルを削除するには 1.
4. データの入力と編集 ここで説明する操作は、すべて eActivity の作業画面で行います。「eActivity ファイルの操 作」 (10-4 ページ)をご覧になり、新規ファイルを作成するか、既存のファイルを開いておい てください。 k カーソルの移動とスクロール操作 この操作を行うには: このキーを押す: カーソルを前後の行に移動する f、c 1 画面手前にスクロールする !f または 6 (g) 1 (JUMP) 3 (PgUp) 1 画面先にスクロールする !c または 6 (g) 1 (JUMP)4(PgDn) 作業画面の先頭にカーソルを移動する 6(g) 1 (JUMP) 1(TOP) 作業画面の末尾にカーソルを移動する 6 (g) 1 (JUMP)2(BTM) k テキスト行への入力を行う 文字や数字、式などをテキストとして入力したいときは、テキスト行を使います。 u 文字や式をテキストとして入力するには 1.
u テキスト行での入力/編集操作について • テキスト行には、1行に 255 バイトまで入力可能です。テキスト行に入力したテキストは、 画面の右端で自動的に折り返して表示されます。ただし、テキスト行に入力した数式やコ マンドは折り返し表示されません。 *1 画面幅に収まらない入力を行うと、行の左右端にスク ロールマーク(]')が表示されます。この場合は、左右カーソルキーを使って左右にスク ロールすることができます。 •5 (A ⇔ a)を押すと、大文字と小文字の入力モードを切り替えることができます。この機 能は、アルファベットが入力可能な状態でのみ有効です。詳しくは 2-7 ページをご覧くださ い。大文字入力時のカーソルは “ ” 、小文字入力時のカーソルは “ ” となります。 • w を押して、テキスト行に改行を入力できます。改行マークは表示されません。 • テキスト行で A を押すと、現在カーソルのある行だけがクリアーされます。一続きのテキ ストが自動折り返しによって複数行にわたっている場合でも、A を押したときにクリアー されるのは、現在カーソルのある 1 行だけです。 • テキスト行での式の入力は、
2. 計算式を入力する (例:s$!E (π) cg) 。 • 計算式行での入力/編集操作は、自然入出力モード時 の RUN • MAT モードでの操作と同じです。 3.
• e • ACT モードでリストエディター表示から作業画面に戻るには、J を押します。 • e • ACT モードでは、リストメモリーにはファイルごとに独立した値が保持されます。 e • ACT 以外のモードから呼び出した場合のリストメモリーとは異なります。 k 連続演算停止行を挿入する 作業画面に複数の計算行があるとき、ある計算行の式を編集して w を押すと、それ以降のす べての計算行の式が再計算されます。計算行が多いときや、複雑な計算式を含む計算行があ る場合、再計算には時間がかかります。「連続演算停止行」は、挿入位置でこの再計算を停止 させる働きがあります。w を押したとき、連続演算停止行まで再計算が行われた後、演算が 停止します。 u 連続演算停止行を挿入するには ファンクションメニューで {INS} → {STOP} を選ぶと、現在選択されている行(またはスト リップ)の手前に連続演算停止行が挿入されます。 k ストリップを使う ストリップは、内蔵アプリケーション (機能モード)のデータを eActivity ファイルに埋め込む ためのツールです。1 つのストリップは必ず内蔵アプリケーション
データの種類 ストリップ名 Notes 画面のデータ(Notes は eActivity 専用アプリケーション です。詳しくは 「Notes ストリップについて」 (10-10 ページ)を ご覧ください。 ) Notes RUN • MAT モードの MAT エディターのデータ Matrix Editor RUN • MAT モードの VCT エディターのデータ Vector Editor EQUA モードの連立方程式計算結果画面のデータ Simul Equation EQUA モードの高次方程式計算結果画面のデータ Poly Equation DYNA モードのグラフ画面のデータ Dynamic Graph TVM モードの計算結果画面のデータ Financial S • SHT モードのスプレッドシート画面のデータ Spreadsheet E-CON2 モードのセットアップウィザードデータ Econ SetupWizard E-CON2 モードのアドバンストセットアップデータ Econ AdvancSetup E-CON2 モードのアドバンストセットアップデータ
5. ストリップのタイトルを 16 文字以内で入力し、w を 押す。 6. ストリップのデータ作成を開始するには、もう 1 度 w を押す。 • ストリップに対応する内蔵アプリケーション (ここで は GRAPH モード)が起動し、グラフ画面が表示され ます。この時点では何もデータがない状態なので、空 のグラフ画面だけが表示されます。 • ここから手順 9 までは GRAPH モードと同様の操作となりますが、あくまで eActivity か ら GRAPH モードを呼び出して実行している操作である点にご留意ください。 7. J を押してグラフ関数式リスト画面に切り替える。 8. 関数式を入力する。 1 2 (例:Y = X − 1) 2 9. 6 (DRAW) を押す。 • 入力した関数式に従って、グラフが描画されます。 10.
Notes 画面のファンクションメニューは、次の通りです。 • {JUMP} ... サブメニューで 1 (TOP)を選択するとデータの先頭に、2(BTM)を選択す るとデータの末尾に、3 (PgUp)を選択すると1画面先に、4 (PgDn)を選択すると 1 画面手前に移動する • {DEL-L} ... 現在選択されている (またはカーソルのある) 行を削除する • {INS} ... 現在カーソルのある行の手前に新規の1行を挿入する • {MATH} ... MATH メニューを表示する (1-12 ページ) • {CHAR} ... 数学記号や特殊記号、各国語文字の入力メニューを表示する • {A ⇔ a} ... a を押した直後、または !a を押した後のアルファロック状態のとき、大 文字と小文字の入力モードを切り替える u ストリップのタイトルを変更するには 1. c、f を使って、タイトルを変更したいストリップを選択する。 2.
2. 1 (FILE) 5 (SIZE) を押す。 • 現在選択されているストリップのメモリー使用画面が 表示されます。 3. メモリー使用画面を閉じるには、J を押す。 u 行/ストリップを削除するには 1. 削除したい行またはストリップにカーソルを移動する。 • 計算行にカーソルを移動した場合は、計算式と計算結果の 1 セット分が削除対象となり ます。 2. 6 (g) 2 (DEL-L) を押す。 • 削除して良いかを確認する画面が表示されます。 3. 削除して良い場合は 1 (Yes) を、削除しない場合は 6 (No) を押す。 k ファイルを保存する 作業画面での各種データの入力/編集操作が済んだら、ファイルを保存します。 OS バージョン 2.0 以降の eActivity ファイルには、拡張子 “g2e”のファイルがあります。本 書で説明している各機種(OS バージョン 2.
2. ファイル名を 8 文字以内で入力し、w を押す。 • もし入力したファイル名と同名のファイルがすでに存在する場合は、ファイルを上書き して良いかを確認するポップアップウインドウが表示されます。上書きして良い場合は 1(Yes)を、上書きせずにファイル名を入力し直す場合は 6 (No)を押します。6 (No) を選択した場合は、ファイル名入力画面に戻ります。 重要 • 拡 張 子 が“g2e”の フ ァ イ ル は、 バ ー ジ ョ ン 2.0 よ り 古 い OS の 電 卓 に 搭 載 さ れ て い る eActivity では開くことはできません。 • 拡張子が “g1e”のファイルを開いて、OS バージョン 2.0 以降で新規追加された関数を入力 し、上書き保存した場合、拡張子が“g1e”のままとなる場合があります。拡張子が“g1e” のファイルはバージョン 2.0 より古い OS の電卓に搭載されている eActivity でも開くこと ができますが、OS バージョン 2.
第 11 章 メモリーマネージャー fx-9860GII/fx-9860GII SD/fx-9860G AU PLUS これらの機種は、メインメモリー(Main Memory)と保存メモリー(Storage Memory)の2 つのメモリーエリアを備えており、メインメモリー内、および保存メモリー内のデータの表 示、検索、削除、および 2 つのメモリーエリア間でのデータのコピーが可能です。 メインメモリーは、データ入力、計算、プログラムの実行を行うための作業エリアです。メ インメモリー内のデータは比較的安全に保存されますが、電池切れやフルリセットの実行時 に削除されることがあります。 保存メモリーには 「フラッシュメモリー」が使用されており、電池が消耗したときでもデータ は安全に保持されます。通常は、長期間安全に保存したいデータは保存メモリーに保存し、 必要に応じてメインメモリーにロードします。 • fx-9860GII SD では、SD カードメモリーも利用可能です (SD カードをカードスロットに 挿入した場合) 。 fx-7400GII/fx-9750GII これらの機種は、メインメモリー内のデータの
k メモリー情報画面 メモリー情報画面には、1 度に 1 つのメモリーエリア(メインメモリー、保存メモリー、また は SD カードメモリー) の情報が表示されます。 • fx-7400GII/fx-9750GII が備えているのはメインメモ リーだけなので、メモリー情報画面には常にメインメモ リーの情報が表示されます。 • その他の機種では、MEMORY モードのメニュー画面で、表示したいメモリー情報画面に 応じて次の操作を行います。 このメモリー情報画面を表示したいときは: このキーを押す: メインメモリー 1 (MAIN) 保存メモリー 2 (SMEM) SD カードメモリー(fx-9860GII SD のみ) 3 (SD) • f/c カーソルキーを使って反転表示の位置を移動し、各データタイプの使用容量(バイト 数)を確認します。 • ファンクションメニューの上の行に、表示中のメモリーエリア (メインメモリー、保存メモ リーまたは SD カードメモリー) の残り容量が表示されます。 • 保存メモリーに初めてデータを保存すると本機は自動的に管理メモリーエリアを予約し、 “Free” 値が
メモリー情報画面に表示されるデータは、次の通りです。 メインメモリー データ名 内 容 ALPHA MEM 変数メモリー キャプチャーメモリーグループ CAPT n(n = 1∼20) キャプチャーメモリー CONICS*1 CONICS 設定データ 1 DYNA MEM* ダイナミックグラフメモリー EQUATION 方程式データ 1 FINANCIAL* 財務計算データ ファンクションメモリーグループ F-MEM n(n = 1∼20) ファンクションメモリー グラフメモリーグループ G-MEM n(n = 1∼20) グラフメモリー リストファイルグループ LIST n(n = 1∼26、および Ans) リストメモリーとリスト用アンサーメモリー LIST FILE n(n = 1∼6) リストファイル 2 * 行列 / ベクトルグループ *3 行列グループ *3 MAT n(n = A∼Z、および Ans) *1 行列メモリ
保存メモリー、SD カード *1 データ名 内 容 *.g1m または *.g2m ファイル名 メインメモリーから保存メモリーまたは SD カー ドメモリーに保存されたデータです。ファイル 名には拡張子 “.g1m” または “.g2m” が付きます。 eActivity データ名 eActivity データ アドインソフトウェア名 (アプリケーション、言語、メニュー) アドイン・アプリケーション、アドイン言語ま たはアドインメニュー フォルダー名 [ ] で囲まれて表示されます。 Unknown 書き込みエラーなどで使用不可能なエリア *1 保存メモリーまたは SD カードメモリーにデータが何もない場合は、“No Data”と表示 されます。 k 保存メモリーまたは SD カード上にフォルダーを作成する u 新規フォルダーを作成するには 1. 保存メモリーまたは SD カードのメモリー情報画面で 4 (MK • F)を押し、フォルダー名 入力画面を表示する。 2.
3. フォルダーに付けたい名前を最大 8 文字で入力します。 • A∼Z、{, }、’、~、0∼9 の 各 文 字 だ け が 入 力 可 能 で す。 無 効 な 文 字 を 入 力 す る と、 “Invalid Name” エラーとなります。 • 入力した名前が既存ファイルですでに使用されている場合も、 “Invalid Name”エラーと なります。 • フォルダー名の変更を取り消すには、J を押します。 4.
k データをコピーする 重要 • fx-7400GII または fx-9750GII では、コピーの操作はできません。 u メインメモリーから保存メモリー(または SD カードメモリー)へコピーするには 注意 • 以下の手順では、選択したデータは 1 つのファイルに保存されます。保存メモリー(または SD カードメモリー) にコピーするデータには、名前を付けます。 1. メインメモリーの情報画面で、コピーしたいデータを選択する。 2. 2 (COPY) を押す。 • 保存メモリーと SD カードメモリーのどちらにコピー するかを選択する画面が表示されます (fx-9860GII 1 SD のみ) 。 * 3. b を押して保存メモリーを選択する (fx-9860GII SD 2 のみ)。 * • フォルダー選択画面が表示されます。 4. データのコピー先となるフォルダーを選択する。 • ファイル名入力画面が表示されます。 5. ファイル名を入力する。 • コピーを取り消す場合は、J を押します。 6.
k データコピー中のエラーチェック データコピーの実行中に、以下のエラーチェックが行われます。 ローバッテリーチェック データコピーの開始前に、電池が消耗していないかのチェック(ローバッテリーチェック)が 行われます。電池が消耗していると “Low Battery”エラーとなり、コピーは実行されません。 使用可能メモリーチェック データのコピー先メモリーに十分な空き容量があるかどうかのチェックが行われます。 メモリーに十分な空き容量がない場合は、 “Memory Full” エラーとなります。 データ項目の数が多すぎる場合は、 “Too Much Data”エラーとなります。 空き容量が十分でも、ガーベージコレクトが必要な場合は、 “Fragmentation ERROR”とな ります。“Fragmentation ERROR”となった場合は、メモリーの最適化(11-11 ページ)を 実行してください。 上書きチェック コピー中のデータと同名のデータがコピー先に存在しないかどうかがチェックされます。 同名のデータがある場合は、上書き確認メッセージが表示 されます。 • 1(Yes)...
k ファイルを削除する u メインメモリーのファイルを削除するには 1. メインメモリーの情報画面を表示する。 •「メモリー情報画面」 (11-2 ページ) をご覧ください。 2. 削除したいファイルを選択する (必要に応じて複数ファイルを選択可) 。 3. 6(DEL) を押す。 •1 (Yes) を押すと、ファイルが削除されます。 •6 (No) を押すと、操作はキャンセルされます。 u 保存メモリーのファイルを削除するには 1. 保存メモリーの情報画面を表示する。 •「メモリー情報画面」 (11-2 ページ) をご覧ください。 2. 削除したいファイルを選択する (必要に応じて複数ファイルを選択可) 。 3. 6(DEL) を押す。 •1 (Yes) を押すと、ファイルが削除されます。 •6 (No) を押すと、操作はキャンセルされます。 u SD カードメモリーのファイルを削除するには(fx-9860GII SD のみ) 1. SD カードメモリーの情報画面を表示する。 •「メモリー情報画面」 (11-2 ページ) をご覧ください。 2.
•“R”で始まる最初のファイル名が反転して表示されま す。 • キーワードは 8 文字まで入力できます。 u 保存メモリー内のファイルを検索するには 例 名前が “S” で始まる保存メモリー内のすべてのファイルを検索する。 1. 保存メモリーの情報画面を表示する。 •「メモリー情報画面」 (11-2 ページ) をご覧ください。 2. 3 (SRC) を押し、キーワードとして “S” を入力して、w を押す。 •“S”で始まる最初のファイル名が反転して表示されま す。 u SD カードメモリー内のファイルを検索するには(fx-9860GII SD のみ) 例 名前が “R” で始まる SD カードメモリー内のすべてのファイルを検索する。 1. SD カードメモリーの情報画面を表示する。 •「メモリー情報画面」 (11-2 ページ) をご覧ください。 2.
2. 1 (SAVE) を押す。 • 保存先の指定画面が表示されます (fx-9860GII SD の み) 。 b ... 保存メモリー c ... SD カード 3. b または c を押す (fx-9860GII SD のみ) 。 • フォルダー選択画面が表示されます。 4. f/c を使って、データの保存先となるフォルダーを選択する。 5. w を押してバックアップを開始する。 • バックアップが完了すると “Complete!”と表示されます。 • J を押すと、手順 1 で表示された画面に戻ります。 • バックアップデータは、BACKUP.
3. b または c を押す (fx-9860GII SD のみ) 。 • フォルダー選択画面が表示されます。 4. f/c を使ってフォルダーを選択する。 5. w を押す。 *1 • バックアップデータを復元するかどうかの確認メッ セージが表示されます。 6.
第 12 章 システムマネージャー システムマネージャーはシステム情報の表示やシステム設定の変更に使います。 1. システムメニュー画面 メインメニューから SYSTEM モードに入ると、システムメニュー画面が表示されます。 •1 ( )... 表示画面のコントラストを調整する • 2( )... オートパワーオフやバックライトを設定する •3 (LANG)... 言語設定を行う •4 (VER)... バージョン情報を表示する •5 (RSET)... 各種のリセットを実行する 2.
u バックライト点灯キーを設定するには(バックライト付きモデルのみ) 1. システムメニュー画面で 2 ( ) を押して、パワープロパティ画面を表示する。 2. f/c を使って “Backlight Setting” を選択する。 •1 (LIGHT)... バックライトのオン/オフを !K(LIGHT) で行う •2 (ANY)... どのキーを押してもバックライトをオンにする 3. J または !J (QUIT) を押して、システムメニュー画面に戻る。 u バックライト点灯時間を設定するには(バックライト付きモデルのみ) 1. システムメニュー画面で 2 ( ) を押し、パワープロパティ画面を表示する。 2. f/c を使って “Backlight Duration”を選択する。 •1 (10)... 最後のキー操作から 10 秒でバックライトを消灯する •2 (30)... 最後のキー操作から 30 秒でバックライトを消灯する •3 (Always)... !K (LIGHT)を押すか、本機の電源が切られるまで、バックライト を点灯したままにする 3.
k バージョン情報を表示する バージョン情報画面を表示すると、OS(オペレーティングシステム)のバージョンなどを確認 することができます。また、任意のユーザー名を登録することができます。 u バージョン情報を表示するには 1. システムメニュー画面で 4 (VER)を押し、バージョン情報画面を表示する。 2. f/c を押して、画面をスクロールし、情報を表示する。 • 次の各項目が表示されます。アスタリスク (*)付きの項目は、すべての機種で表示されま す。その他の項目は、該当する機能を備えた機種でのみ表示されます。 - OS のバージョン * - アドイン・アプリケーションの名前とバージョン(インストールされているアドインだ けが表示されます) - メッセージ言語とバージョン * - メニュー言語とバージョン - ユーザー名 * 3. J または !J (QUIT) を押して、システムメニュー画面に戻る。 • 実際に表示される OS のバージョンは、機種によって異なります。 u ユーザー名を登録するには 1. バージョン情報画面で 1 (NAME)を押し、ユーザー名 入力画面を表示する。 2.
•6 (g) を押すと、リセットメニュー画面 2 が表示されます。 1(M&S)... メインメモリーと保存メモリーのデータ を消去する 2(ALL)... すべてのメモリーのデータを消去する 3(SD)... SD カードをフォーマットする (fx-9860GII SD のみ) 各ファンクションキーの機能は、次の通りです。ファンクションキーを使って、特定のデー タを削除することができます。 ファンクションキー機能一覧 セットアップ 情報の初期化 1(STUP) ○ 2(MAIN) ○ メインメモリー データの消去 保存メモリーデータ アドインソフト (アドインソフトウェア ウェアの消去 は除く)の消去 SD カードの フォーマット ○ 3(ADD) ○ 4(SMEM) ○ 5(A&S) ○ 6(g)1(M&S) ○ ○ 6(g)2(ALL) ○ ○ ○ ○ ○ 6(g)3(SD) ○ ○ 2. リセットしたい項目に応じたファンクションキーを押す。 3.
第 13 章 データ転送 本章では、付属のデータ転送ケーブルを使って接続した 2 台の電卓や、電卓とパソコンの間 でのデータ転送について説明します。 重要 • fx-7400GII にはデータ転送ケーブルは付属していません。 1. 電卓同士の接続のしかた 1. 2 台の電卓の電源をオフにする。 2. 2 台の電卓をデータ転送ケーブルで接続する。 3. 2 台の電卓各々で次の操作を行い、ケーブルタイプとして “3PIN” を指定する。 *1 (1)メインメニューから LINK モードに入る。 (2)4 (CABL) を押して、ケーブルタイプ選択画面を表示する。 (3)2 (3PIN) を押す。 付属のデータ転送ケーブル *1 fx-7400GII では手順 3 は不要です。 • 次の機種の間で、この接続が可能です。 fx-9860GII SD、fx-9860GII、fx-9860G AU PLUS、fx-9750GII、fx-7400GII、fx9860G Slim(OS 1.11)、fx-9860G SD(OS 2.0/1.05)、fx-9860G(OS 2.0/1.
3. データ転送のしかた メインメニューから LINK モードに入ると、次のようなデータ転送メインメニューが表示さ れます。 • {TRAN} ... データ送信画面の表示 • {RECV} ... データ受信画面の表示 • {CABL} ... ケーブルタイプ選択画面の表示 (fx-7400GII には含まれません) • {WAKE} ... ウェイクアップ設定画面の表示 • {CAPT} ... キャプチャー設定モード (Capture Set Mode) 画面の表示 データ転送のパラメーターは次のように固定されています。 • 3 ピン・シリアルポート • 転送速度(BPS) : 最大 9600bps (CFX-9850G シリーズまたは fx-7400G シリーズと の接続時) 最大 115200bps (fx-9860GII SD、fx-9860GII、fx-9860G AU PLUS、fx-9750GII、fx-7400GII、fx-9860G Slim(OS 1.11) 、 fx-9860G SD (OS 2.0/1.05)、fx-9860G(OS 2.0/1.
電卓のメモリー上のデータを、電卓とパソコンの間で転送するときは、1 を押します。 電卓の画面を外部に転送するための各種モードを選択するときは、2 から 4 までのいずれ かのキーを押します。これらの各キーを押したときの電卓の動作について詳しくは、「画像 (画面イメージ) の転送」 (13-11 ページ) をご覧ください。 k データ転送のしかた 2 台の電卓を接続したら、次の操作を行います。 受信側の設定 データ受信側に設定するには、データ転送メインメニューで 2 (RECV) を押します。 受信待機状態に入ります。実際の受信は、送信側の送信開 始と同時に始まります。 送信側の設定 データ送信側に設定するには、データ転送メインメニューで 1 (TRAN) を押します。 送信データタイプ選択画面が表示されます。 • {SEL} ... 新規データ項目を選択 • {CRNT} ...
u 転送を実行するには 1. 転送するデータ項目の選択後に 6(TRAN) を押す。 •1 (Yes)... データ転送を開始する •6 (No)... データ項目選択画面に戻る 2. 転送を開始するには、確認メッセージで 1 (Yes)を押 す。 • 転送を中断するには、A を押します。 • データ転送が終了すると、次のような表示になります。 送信側 受信側 3.
1. 受信側のデータ転送メインメニューで 5 (WAKE)を押 し、ウェイクアップ設定画面を表示する。 • {On} ... ウェイクアップをオンにする • {Off} ... ウェイクアップをオフにする 2. 1 (On) を押して、ウェイクアップをオンにする。 • データ転送メインメニューに戻ります。 3. 受信側の電源をオフにする。 4. 受信側を送信側に接続する。 5. 送信側で送信操作を開始する。 • 受信側の電源が自動的にオンになり、データ転送が行われます。 4.
データ項目 各プログラム名 内 容 プログラムの内容 (すべてのプログラム名が表示されます) 上書き確認 *4 はい RECURSION*1 漸化式データ いいえ SETUP セットアップデータ いいえ STAT 統計結果データ いいえ 文字列メモリーグループ STR n 文字列メモリー(1∼20)の内容 いいえ SYSTEM 上記に含まれない、OS およびアプリケーション共 有データ (クリップボード、リプレイ、履歴など) いいえ *3 表計算グループ 各表計算名 *3 表計算データ (すべてのファイル名が表示されます) TABLE テーブルデータ ビューウインドウメモリーグループ V-WIN n ビューウインドウメモリー(1∼6)の内容 いいえ Y = DATA グラフ式、グラフを描画するかしないかの状態、 ビューウインドウの内容、ズーム倍率 いいえ はい いいえ *2 fx-9750GII のみ。 *1 fx-7400GII には含まれません。 *3 fx-7400GII/fx-97
k 異なる機種間でのデータ転送について ここでは、次の機種を総称して 「OS 2.0 モデル」 と呼びます。 • fx-9860GII SD、fx-9860GII、fx-9860G AU PLUS、fx-9750GII、fx-7400GII • OS をバージョン 2.0 にアップデート済みの fx-9860G SD、fx-9860G、fx-9860G AU OS 2.0 モデルは、次の各機種とのデータ転送をサポートしています。 • OS 2.0 モデル、fx-9860G シリーズ、fx-7400G シリーズ、CFX-9850G シリーズ OS 2.0 モデルは、上記の電卓との間でデータの送受信を行う際に、OS 2.0 モデル側で適切 なデータの変換や判別 (送受信を行うかどうかの判断) を行います。OS 2.0 モデルと他の機種 の電卓の間でデータの転送を行った場合、基本的には次のように動作します。 • OS 2.0 モデルからその他の電卓にデータを送信する場合 OS 2.
- STAT モードの機能や変数のうち、fx-7400GII に該当する機能や変数がないもの(例え 適合度検定で得られた計算結果データなど) ばカイ 2 乗( 2) - クリップボード、およびヒストリーのデータ (“SYSTEM” データ項目に含まれます) - e • ACT モードのデータ *1 - S • SHT モードのデータ *1 *1 fx-9860GII SD、fx-9860GII、fx-9860G AU PLUS、fx-9860G SD(OS 2.0)、 fx-9860G (OS 2.0) 、fx-9860G AU(OS 2.0)から転送可能です。 • プログラムのデータは、そのまま送信されます。 ただし、fx-7400GII が備えていないコマンドがプログラム内で使われていた場合は、fx7400GII 側のプログラム上では “@”と表示され、そのプログラムを実行してもエラーとな ります。 u OS 2.0 モデルから旧機種にデータを送信する場合 OS 2.
Complex Number in data エラー - 要素に複素数を含む行列 / ベクトルデータ *1 - 要素に複素数を含むリストデータ - EQUA モードで複素数の係数が入力された連立方程式データ - EQUA モードの連立方程式計算で得られた複素数解データ Invalid Data Number エラー - List 7 以上の番号を持つリストデータ - Pict 7 以上の番号を持つピクチャーメモリー*2 - F-Mem 7 以上の番号を持つファンクションメモリー*2 - G-Mem 7 以上の番号を持つグラフメモリー*2 *1 fx-7400GII を除く OS 2.0 モデルから送信可能 *2 受信側が fx-9750G シリーズ、CFX-9850G シリーズの場合のみ *3 受信側が fx-9860G シリーズの場合のみ u OS 2.0 モデルから CFX-9850G シリーズにデータを送信する場合 送信側: OS 2.0 モデル 受信側: CFX-9850G シリーズ 次のデータは OS 2.
u OS 2.0 モデルから fx-7400G シリーズにデータを送信する場合 送信側: OS 2.0 モデル 受信側: fx-7400G シリーズ 次のデータは OS 2.
- ヒストリーデータ ( “SYSTEM” データ項目に含まれます) *1 - リストデータ - 行列 / ベクトルデータ *1 • 自然入出力モードで入力された次の数式は、ライン入出力モードの式に変換された上で送信 されます。 - GRAPH モード、TABLE モード、DYNA モード、RECUR モードに登録されたグラフ 式 *1 - EQUA モードに登録されたソルブ式 - クリップボードに保存された数式 ( “SYSTEM” データ項目に含まれます) *1 *1 fx-7400G シリーズは受信しない u fx-9860G シリーズから OS 2.0 モデルにデータを送信する場合 送信側: fx-9860G シリーズ 受信側: OS 2.0 モデル • X=c タイプの関数式は、X= タイプに変換されます。 u CFX-9850G シリーズから OS 2.0 モデルにデータを送信する場合 送信側: CFX-9850G シリーズ 受信側: OS 2.
•1 (Mem)... パソコンとデータ通信を行うモードを選択する (画像転送:オフ) •2 (Capt)... FA-124 の画面キャプチャー(Screen Capture)機能を使って、パソコンへ 電卓画面を送信するモードを選択する (手動画像転送:オン) •3 (Proj) * ... CASIO 製 OHP ユニットまたは CASIO 製データプロジェクターに電卓画面を 出力するモードを選択する (自動画像転送:オン) • 4(Recv) * ...
3. 電卓で、転送したい画面を表示する。 4. FA-124 で、受信待機の操作を行う。 5. 電卓で、!h (CAPTURE) を押す。 • パソコンに画面データが転送されます。 k OHP ユニットへの自動画像転送(fx-7400GII を除く) 次の手順で電卓の画面を OHP ユニットに送信することができます。 1. USB ケーブルを使って、電卓と OHP ユニットを接続する。 • 電卓に USB ケーブルを接続すると“Select Connection Mode”ポップアップ画面が表 示されます。 2. 3 (Projector) を押す。 3. 電卓で、転送したい画面を表示する。 4. 表示した画面が、自動的に OHP ユニットに転送される。 5. 自動画像転送を続けるには、手順 3 に戻る。 6.
k プロジェクターとの接続(fx-7400GII を除く) 電卓をカシオ製のデータプロジェクターと接続して、電卓の画面をスクリーンに投映するこ とができます。 u 接続できるプロジェクター 接続できるプロジェクターについては、次のサイトをご覧ください。 http://edu.casio.com/support/projector/ • マルチプレゼンテーションツール YP-100 と電卓を接続すると、上記以外のプロジェク ターからも画面を投映することができます。 u 電卓の画面をプロジェクターで投映するには 1. USB ケーブルを使って、電卓とプロジェクター(または YP-100)を接続する。 • 電卓に USB ケーブルを接続すると“Select Connection Mode”ポップアップ画面が表 示されます。 2.
第 14 章 SD カード /SDHC カード (fx-9860GII SD のみ) 本機では、SD メモリーカードと SDHC メモリーカード * を使用できます。本書 では、上記のカードのことを 「SD カード」 と記載します。 * USB POWER GRAPHIC 2 のみ 本機のデータを SD カードに保存することができます。メインメモリーおよび保存メモリーのデー タを、SD カードにコピーすることが可能です。 重要 • 必ず SD メモリーカードまたは SDHC メモリーカードをご使用ください。他のタイプのメモ リーカードの使用は保証されません。 • SD カードをご使用の前に必ず、SD カードに付属の説明書をお読みください。 • 使用する SD カードによっては、本機の処理速度が遅くなることがあります。 • 使用する SD カードや操作環境によっては、電池寿命が短くなることがあります。 • データの誤消去を防止するために、SD カードにはロック(書き込み禁止)スイッチが付いてい ます。ただし、データのコピーや削除、あるいはフォーマットを実行するためには、SD カー ドのロックを解除しておくこ
u SD カードを挿入するには 1. SD カードの裏面を上向き (本機のキーボードと同じ向き) にする。 2. SD カードを本機のカードスロットに挿入する。 表面 裏面 重要 • SD カード以外のものをカードスロットに入れないでください。電卓が破損する恐れがあり ます。 • カードスロットに水やその他の異物が入ってしまった場合は、すぐに本機の電源を切り、電 池を取り外し、お買い上げの販売店または最寄りのカシオテクノ修理相談窓口にお問い合わ せください。 u SD カードを取り外すには 1. SD カードを押し込んでから、離す。 • カードの先端がカードスロットから飛び出します。 2.
2. SD カードをフォーマットする 「各種のリセットを実行する」 (12-3 ページ) をご覧ください。 3.
巻末資料 1.
Argument ERROR • 引数を必要とするコマンドや関数 において間違った引数を入力した。 • 引数を正しい値に訂正する。 Dimension ERROR • 次元(大きさ)の不適切な行列、ベ ク ト ル、 ま た は リ ス ト で 計 算 を 行った。 • 行列、ベクトル、またはリスト の次元 (大きさ) を確認する。 Range ERROR 1 不適切なビューウインドウ値を登 録した。 2 グラフ画面を再描画するときに、 ビューウインドウ範囲外になって しまった。 3 数表作成時などのレンジ指定画面 に不適切な値を入力した。 4 S • SHT モードのペースト、読み 込みなどの操作で、セル範囲を超 えてしまった。 1 ビューウインドウ値を適切な値 に修正する。 2 範囲内になるようにやり直す。 Condition ERROR • 演算や機能の実行条件が十分でな い状態で実行を開始した。 • 入力内容を確認し、実行条件を 満たすように修正をする。 Non-Real ERROR • セットアップの “Complex Mode” • “Complex Mode”を“Real
Can’t Solve! … • ソ ル ブ 計 算 を 実 行 し た が、 指 定 された初期値では解が求められな かった。 • 初期値または入力式を修正して、 計算をやり直す。 No Variable 1 変数指定のないグラフ式を登録し て、ダイナミックグラフを描画し ようとした。 2 変数指定のない方程式でソルブ計 算を実行しようとした。 1 変数を含むグラフ式を登録して、 描画をやり直す。 Conversion ERROR • 単位換算コマンドを使った計算時 に、異なるカテゴリーから選んだ 2 つのコマンドを使って計算しよ うとした。 • 換算式の中で 1 つのコマンドを 2 回使って計算しようとした。 • 換算式の中に、同じカテゴリー 内の異なる2つのコマンドを指 定して、計算をやり直す。 Com ERROR • データ転送中にケーブルが外れた か、転送条件に誤りがある。 • ケーブルの接続状態と転送条件 を確認し、データ転送をやり直 す。 Memory Full • データ受信側のメモリーエリア容 量が不足している。 • データ受信側のメモリーエリア 容量を確保した後
Please Reconnect • OS アップデート中に何らかの理 由で通信が切断された。 • 接続し直して試す。 Too Much Data • データ項目の数が多すぎる。 • 必要のないデータを削除する。 Fragmentation ERROR • デ ー タ を 保 存 す る 前 に 保 存 メ モ • 保存メモリー(または SD カード リー(または SD カードメモリー*) メモリー*) を最適化する。 を最適化する必要がある。 Invalid Name • 入力したファイル名に無効な文字 がある。 • 正しい文字を使い有効なファイ ル名を入力する。 Invalid Type • 不正なデータタイプが設定されて いる。 • 有効なデータを設定する。 Storage Memory Full • 保存メモリーの容量が不足してい る。 • 必要のないデータを削除する。 No Card* • SD カードがカードスロットに挿 入されていない。 • SD カードをカードスロットに挿 入する。 SD Card Full* • SD カードメモリーの容量が不足 して
2. 関数の入力範囲と精度 関数 sinx cosx tanx 実数解のための入力範囲 (DEG) |x| < 9 × (109)° (RAD) |x| < 5 × 107πrad (GRA) |x| < 1 × 1010grad sin–1x cos–1x |x| < 1 tan–1x |x| < 1 × 10100 sinhx coshx |x| < 230.9516564 tanhx |x| < 1 ×10100 sinh–1x |x| < 1 × 10100 cosh–1x 1 < x < 1 × 10100 tanh–1x |x| < 1 logx Inx 1 × 10–99 < x < 1 × 10100 10x –1 × 10100 < x < 100 ex –1 × 10100 < x < 230.
関数 実数解のための入力範囲 °’” |a|, b, c < 1 × 10100 0 < b, c ←⎯ °’” |x| < 1 × 10100 60 進表示は: |x| < 1 × 107 内部演算 桁数 精度 15 桁 原則として 10 桁目± 1* " " 備考 x > 0: ^(xy) –1 × 10100 < ylogx < 100 x=0:y>0 m x < 0 : y = n, –––– 2n+1 (m と n は整数) ただし、 –1 × 10100 < y log |x| < 100 引数として複素数を使用可 y>0:x≠0 ' y x 1 –1 × 10100 < x logy < 100 y=0:x>0 2n+1 y < 0 : x = 2n+1, –––– m " " (m ≠ 0、m と n は整数) ただし、 1 –1 × 10100 < x log |y| < 100 a b/c 整数、分子、分母の合計が 10 桁以内 (ただし区切りシ ンボルを含む) 。 引数として複素数を使用可 " " * 一回の計算誤差は 10 桁目に
E-CON2モード
ここで説明するすべての内容は、電卓本体と EA-200 の使用上の注意や 用語、各種の操作について、ユーザーの方がすでによく理解していること を前提としています。 20061201
1-1 E-CON2 モードの概要 1 E-CON2 モードの概要 • E-CON2 モードに入るには、メインメニューから E-CON2 を選択します。 E-CON2 メインメニュー • E-CON2 モードには、EA-200 を使ったデータ測定を簡単に、効率よく行うための、 次の各種機能が用意されています。 • 1(SET) ........ EA-200 のセットアップを行う。 • 2(MEM) ....... EA-200 のセットアップデータに名前を付けて保存する。 • 3(PROG) .... プログラム変換を行う。 • この機能を使うと、E-CON2 を使って作成された EA-200 のセッ トアップデータを、fx-9860G シリーズで動作可能な EA-200 制 御プログラム(または EA-100 制御プログラム)に変換することが できます。 • CFX-9850G シリーズ /fx-7400G シリーズで動作可能なプログ ラムに変換することもできます。 • 4(STRT) ..... EA-200 による測定を開始する。 • 5(GRPH) ....
2-1 セットアップウィザード(Setup Wizard)を使う 2 セットアップウィザード(Setup Wizard)を使う ここでは「セットアップウィザード」を使って、EA-200 のセットアップを、画面に順次 表示される質問に答えるだけで手早く簡単に行う方法を説明します。特定の測定パラメー ターについてより詳細な設定を行いたい場合は、「アドバンストセットアップ(Advanced Setup)を使う」 (3-1 ページ)を参照してください。 I セットアップウィザードの各種パラメーター セットアップウィザードを使うと、画面に順次表示される質問に答えるだけで、EA-200 の 3 つの基本的な測定パラメーターの変更を行うことができます。 • 使用センサーの選択 (Select Sensor): CASIO 製または Vernier(Vernier Software & Technology 社 ) 製の各種センサーを メニューから選択可能です。 • 総測定時間 (Total Sampling Time): 0.
2-2 セットアップウィザード(Setup Wizard)を使う S セットアップウィザードを使って EA-200 のセットアップを作成するには セットアップをはじめる前に ... • 下記の操作をはじめる前に、セットアップウィザードを使って作成したセットアップで 今すぐに測定を開始するのか、あるいは後で測定を行うためにセットアップを保存して おくのかを、決めてください。 • 測定の開始およびセットアップの保存を行うために必要な操作手順については、本書の 6 章∼ 8 章を参照してください。下記の操作を実際に行う前に、あらかじめこれらの操 作手順すべてに目を通しておくことをお勧めします。 • セットアップウィザードの操作を途中で中止してセットアップの作成をキャンセルする には、 )(QUIT) を押します。 1. E-CON2 メインメニューを表示します(1-1 ページ)。 2. (SET) (WIZ) を押します。 • セットアップウィザードが起動し、“Select Sensor”画面が表示されます。 3.
2-3 セットアップウィザード(Setup Wizard)を使う •“Input Total Sampling Interval”画面が表示された場合は、手順 6 に進んでください。 5.
2-4 セットアップウィザード(Setup Wizard)を使う 7. 総測定時間を入力したら、U を押します。“Select Unit”画面が表示されます。 8. @ ∼ C キーを使って、手順 6 で入力した数値に対する単位を指定します。 • 次のような確認画面が表示されます。 9. 確認画面の内容に問題がなければ、 を押します。 設定の変更が必要な場合は、 または ) を押してください。手順4の画面(総測定 時間の設定画面)に戻り、設定をし直すことができます。 • を押すと、次のようなセットアップウィザードの完了画面が表示されます。 10. 作成したセットアップをどうするかに応じて、次のいずれかの数字キーを押します。 @(Start Setup) ..............作成したセットアップを使って測定を開始する(8-1 ページ) A(Save Setup-MEM) ...作成したセットアップを保存する(6-1 ページ) B(Convert Program) ...
2-5 セットアップウィザード(Setup Wizard)を使う I セットアップウィザードで FFT(周波数特性)データのサンプリング設定 を行う EA-200 の内蔵のマイクを使って音のサンプリングを実行(センサーとして [CASIO] [Microphone] を指定)するときのセットアップウィザード上でのオプションは、[Sound wave], [Sound wave & FFT], [FFT only] の3つがあります。“Sound wave”は、サン プリングした音を経過時間と音量の 2 次元データ(横軸=時間軸、縦軸=音量)として記録し、 “FFT”は周波数と音量の2次元データ(横軸=周波数、縦軸=音量)として記録します。 FFT データを記録するための設定は、次の要領で行います。 1.「セットアップウィザードを使って EA-200 のセットアップを作成するには」 (2-2 ページ)の手順 1 ∼ 2 の操作を行います。 2.
2-6 セットアップウィザード(Setup Wizard)を使う I セットアップウィザードでフォトゲートの設定を行う Vernier 社製のフォトゲート(PhotoGate)を接続するためには、その他のセンサーを接続 した場合とは少し異なったパラメーターの設定が必要となります。 S フォトゲートを単独で使うための設定を行うには 1.「セットアップウィザードを使って EA-200 のセットアップを作成するには」 (2-2 ページ)の手順 1 ∼ 2 の操作を行います。 2.“Select Sensor”画面で [VERNIER] - [Photogate] - [Gate] を選択します。 • フォトゲートが接続されているチャンネルが CH1 と SONIC のどちらかを指定するた めの画面が表示されます。 3.
2-7 セットアップウィザード(Setup Wizard)を使う 4. ∼ のいずれかのキーを押して、測定に利用する“Gate Status”を選択します。 •“Gate Status”を選択すると、測定数を指定するための画面が表示されます。 5. 測定数として、1 ∼ 255 の間の整数値を入力します。 6.「セットアップウィザードを使って EA-200 のセットアップを作成するには」 (2-2 ページ)の手順 10 の操作を行います。 S フォトゲートとスマートプーリーを使うための設定を行うには 1.「セットアップウィザードを使って EA-200 のセットアップを作成するには」 (2-2 ページ)の手順 1 ∼ 2 の操作を行います。 2.“Select Sensor”画面で [VERNIER] - [Photogate] - [Pulley] を選択します。 •“Input Distance(m)” (距離入力)画面が表示されます。 • ここで指定する距離は、スマートプーリーの重しの落下距離です。 • 距離を 0.1 ∼ 4.0 の間のメートル(m)単位の数値で入力してください。 3.
2-8 セットアップウィザード(Setup Wizard)を使う I 関数式の波形をスピーカーから出力する セットアップウィザードは、EA-200 に接続されているセンサーのセットアップを補助 する機能です。ただしセットアップウィザードの“Select Sensor”画面で [CASIO] [Speaker] - [Y=f(x)] を選択した場合は、電卓に入力した関数式が表す波形の音声を EA-200 から出力し、その関数式のグラフを電卓本体の画面に描画するためのセットアッ プを行います。 S スピーカーから音声を出力するための設定を行うには 1. 電卓の通信ポートと EA-200 の MASTER ポートをデータ通信ケーブル (SB-62) で接 続します。 2.「セットアップウィザードを使って EA-200 のセットアップを作成するには」 (2-2 ページ)の手順 1 ∼ 2 の操作を行います。 3.“Select Sensor”画面で [CASIO] - [Speaker] - [Y=f(x)] を選択します。 • 次のような画面が表示されます。 4.
2-9 セットアップウィザード(Setup Wizard)を使う 7. (DRAW) を押してグラフを描画します。 • グラフが描画されると、次の画面のような垂直カーソルが表示されます。このグラフ上 で、スピーカーから音を出力する範囲を設定します。 8. B/C キーを使って、出力する範囲の始点に垂直カーソルを移動し、U キーを押して 登録します。 9. B/C キーを使って、出力する範囲の終点に垂直カーソルを移動し、U キーを押して 登録します。 • 始点、終点の両方を指定すると、次のような出力周波数(Output Frequency)ダイア ログが表示されます。 10. 出力周波数を%値で設定します。 • 元の音をそのまま出力したい場合は、100(%)を指定します。1 オクターブ高い音を 出力したい場合は、200(%)と入力します。1 オクターブ低い音を出力したい場合は、 50 (%) と入力します。 11.
2-10 セットアップウィザード(Setup Wizard)を使う 14.
3-1 アドバンストセットアップ(Advanced Setup)を使う 3 アドバンストセットアップ(Advanced Setup)を使う 「アドバンストセットアップ」を使うと、各種の測定パラメーターを個別に制御して、特定 の用途に合わせた EA-200 の詳細なセットアップを行うことができます。 I アドバンストセットアップの基本操作 ここでは、アドバンストセットアップを使った EA-200 のセットアップ操作や、各パラメー ターの設定値を初期値に戻すための一般的な操作手順を説明します。個別の設定項目や、設 定項目ごとに選択可能なオプションの詳細については、3-3 ページ以降の説明を参照してく ださい。 S アドバンストセットアップを使って EA-200 のセットアップを作成するには 以下はアドバンストセットアップの一般的な操作手順を示したものです。個別の詳細情報に ついては、操作手順中の参照ページをご覧ください。 1. E-CON2 メインメニューを表示します(1-1 ページ)。 2. (SET) を押します。“Setup EA-200”サブメニューが表示されます。 3.
3-2 アドバンストセットアップ(Advanced Setup)を使う • B(Trigger) ..... 測定開始条件を設定する画面が表示されます。詳しくは「トリガー 設定(Trigger)」 (3-8 ページ)を参照してください。 • C(Graph) ........ グラフの描画設定を行う画面が表示されます。詳しくは「グラフ設 定(Graph)」 (3-13 ページ)を参照してください。 • 上記の各画面(@ ∼ C)に含まれる設定は、下記の「設定パラメーターを初期値に 戻すには」の操作によって初期値に戻すことができます。 6. セットアップの作成が済んだら、次のファンクションキー操作によって測定を開始した り、その他の操作を行います。 • (STRT) ..... 作成したセットアップによる測定を開始する(8-1 ページ) • (MLTI) ....... 作成したセットアップによる MULTIMETER モード測定を開始する (5-1 ページ) • (MEM) ....... 作成したセットアップを保存する(6-1 ページ) • (PROG) ....
3-3 アドバンストセットアップ(Advanced Setup)を使う I チャンネル設定(Channel) チャンネル設定画面は、各チャンネル (CH1, CH2, CH3, SONIC, Mic) に、現在割り当て られているセンサーを一覧表示します。 S チャンネル設定を行うには 1. ア ド バ ン ス ト セ ッ ト ア ッ プ メ ニ ュ ー(3-1 ペ ー ジ )が 表 示 さ れ て い る と き に、 @(Channel) を押します。 • チャンネル設定画面が表示されます。 現在選択されているチャンネル チャンネル設定画面 2. D/A を使って、設定を変更したいチャンネルにハイライトを移動します。 3. 次に行う操作は、選択したチャンネルに応じて異なります。 • CH1、CH2、CH3 の場合 選択したチャンネルに割り当て可能なセンサー一覧を表示するために、次のファンク ションキーを押します。 (CASIO) ...... カシオ製センサーの一覧を表示する。 (VRNR) ....... Vernier 社製センサーの一覧を表示する。 (CSTM).......
3-4 アドバンストセットアップ(Advanced Setup)を使う • Vernier センサー一覧から“Photogate”を選択した場合は、選択後に表示され るメニューで [Gate] または [Pulley] のいずれかを選択します。 [Gate]................フォトゲートセンサーを単体で使用する。 [Pulley] .............フォトゲートセンサーをスマートプーリーと併せて使用する。 (None) ........ SONIC チャンネルを使わない。 • Mic の場合 このチャンネルには、自動的に内蔵(または外部)マイクが割り当てられます。ただし、 次のいずれかの設定を選ぶことが必要です。 (Snd) ........... サンプリングした音を経過時間と音量の 2 次元データ(横軸=時間、 縦軸=音量)として記録する。 (FFT) ........... サンプリングした音を周波数と音量の2次元データ(横軸=周波数、 縦軸=音量)として記録する。 (None) ........ Mic チャンネルを使わない。 4.
3-5 アドバンストセットアップ(Advanced Setup)を使う I サンプリング設定(Sample) サンプリング設定画面を使うと、サンプリング(測定)を制御するさまざまな設定を行うこ とができます。 S サンプリング設定を行うには 1. ア ド バ ン ス ト セ ッ ト ア ッ プ メ ニ ュ ー(3-1 ペ ー ジ )が 表 示 さ れ て い る と き に、 A(Sample) を押します。 • サンプリング設定画面が表示され、“Mode”の行がハイライト表示されます。この状態 で、測定モードの選択が可能です。 2.
3-6 アドバンストセットアップ(Advanced Setup)を使う 3. 測定周期の設定を変更するには、“Interval”にハイライトを移動します。次に、 を 押して測定周期を設定するためのダイアログを表示します。 • 設定可能な値の範囲は、選択されている測定モードによって決まります。 この測定モードが選択されている場合は: この範囲の値が設定可能: Real-time 0.2 ∼ 299 sec Fast 20 ∼ 500 M sec Extended 5 ∼ 240 min Period “=Trigger”固定(値の設定は不要です) Sound 20 M sec ∼ 27 M sec Clock “=Trigger”固定(値の設定は不要です) Normal 0.0005 ∼ 299 sec 4.
3-7 アドバンストセットアップ(Advanced Setup)を使う 6.
3-8 アドバンストセットアップ(Advanced Setup)を使う I トリガー設定(Trigger) トリガー設定画面では、例えば U キーを押すと測定が開始されるといった、 「測定が何に よって開始されるかの条件」を指定します。この測定の開始条件のことを「トリガーソース」 (Trigger Source)と呼び、トリガー設定画面上では“Source”と表示されます。 下表は選択可能な 6 つのトリガーソースそれぞれを解説したものです。 このイベントによって測定を開始するには: このトリガーソースを選ぶ: Uキーが押された [EXE] key 指定した秒数のカウントダウンが完了した Count Down CH1 への入力値が指定した値に達した CH1 SONIC チャンネルへの入力値が指定した値に達した SONIC EA-200 の内蔵マイクが音を感知した Mic EA-200 の [START/STOP] キーが押された [START] key メモ サンプリング設定(3-5 ページ)で選択した測定モードに応じて、選択可能なトリガーソー スは異なります。 この測定モード
3-9 アドバンストセットアップ(Advanced Setup)を使う S トリガー設定を行うには 1. ア ド バ ン ス ト セ ッ ト ア ッ プ メ ニ ュ ー(3-1 ペ ー ジ )が 表 示 さ れ て い る と き に、 B(Trigger) を押します。 • トリガー設定画面が表示され、 “Source”の行がハイライト表示されます。 •ファンクションメニューに表示される項目は、サンプリング設定(3-5 ページ)で選択 した測定モードによって異なります。上の画面は、測定モードとして“Normal”が選択 されている場合の表示例です。 2.
3-10 アドバンストセットアップ(Advanced Setup)を使う 3.
3-11 アドバンストセットアップ(Advanced Setup)を使う S トリガーのしきい値とトリガーエッジを指定するには 測定モード (3-5 ページ) として “Fast” 、Normal”、または “Clock” が選択されている場合は、 次の操作を行います。 1.“Threshold”にハイライトを移動します。 2. (EDIT) を押して、トリガーのしきい値(この値に達すると測定が開始されるデータ値) を指定するためのダイアログを表示します。 チャンネル設定(3-3 ページ)で CH1 または SONIC チャンネルに割り当てられたセンサー 割り当てられているセンサーの測定単位 3. 希望する値を入力し、U を押します。 4.“Edge”にハイライトを移動します。 5. 次のいずれかのファンクションキーを押します。 このトリガーエッジを選択するには: このキーを押す: 下降時トリガー (Fall) 上昇時トリガー (Rise) 6.
3-12 アドバンストセットアップ(Advanced Setup)を使う S フォトゲートの開始トリガー / 終了トリガーを設定するには フォトゲートのトリガーソースとして CH1 が選択されている場合は、次の操作を行いま す。 1.“Start to”にハイライトを移動します。 2. 次のいずれかのファンクションキーを押します。 この状態を開始トリガーとして設定するには: このキーを押す: フォトゲートが閉じた状態 (Close) フォトゲートが開いた状態 (Open) 3.“End Gate”にハイライトを移動します。 4. 次のいずれかのファンクションキーを押します。 この状態を終了トリガーとして設定するには: このキーを押す: フォトゲートが閉じた状態 (Close) フォトゲートが開いた状態 (Open) 5. U を押してトリガー設定を終了し、アドバンストセットアップメニューに戻ります。 S トリガーのしきい値とモーションセンサーのレベルを設定するには トリガーソースとして “SONIC”が選択されている場合は、次の操作を行います。 1.
3-13 アドバンストセットアップ(Advanced Setup)を使う I グラフ設定(Graph) グラフ設定画面では、測定が完了した後で表示されるグラフに関する各種設定を行います。 グラフを描画するか、しないかの設定は、サンプリング設定(3-5 ページ)で行います。 S グラフ設定を行うには 1. アドバンストセットアップメニュー(3-1 ページ)が表示されているときに、C(Graph) を押します。 • グラフ設定画面が表示されます。 現在選択されている項目 グラフ設定画面 2.
3-14 アドバンストセットアップ(Advanced Setup)を使う 5. リアルタイムスクロールの設定を変更するには、D/A を使って、“Real Scroll”にハ イライトを移動します。続いて、次のいずれかのファンクションキーを押します。 この設定にするには: このキーを押す: リアルタイムスクロールを行う (On) リアルタイムスクロールを行わない (Off) 6.
4-1 カスタムプローブを使う 4 カスタムプローブを使う ここで説明する操作手順によって、EA-200 で使用するカスタムプローブを設定するこ とができます。 「カスタムプローブ」とは、E-CON2 モード標準として指定されている CASIO 製または Vernier 社製センサー以外のセンサーを指します。 I カスタムプローブ設定を行う カスタムプローブ設定を行うには、補間式 ( ax + b ) の定数を入力することが必要です。傾 き a (slope)、y 軸切片 b (intercept) のそれぞれの定数を入力します。補間式 (ax + b) 中 の x は、測定した電圧の値(測定範囲は 0 ∼ 5 ボルト)です。 S カスタムプローブ設定を行うには 1. E-CON2 メインメニュー(1-1 ページ)で (SET)A(ADV) を押して、アドバンスト セットアップメニューを表示します。 •「3 アドバンストセットアップ(Advanced Setup)を使う」 (3-1 ページ)を参照して ください。 2.
4-2 カスタムプローブを使う 6. カスタムプローブの各種設定を行うには、次のファンクションキーを使います。 • ある項目の設定を変更するには、はじめに D/A を使って、その項目にハイライトを 移動します。続いて、ファンクションキーを使って希望の設定を選択します。 (1) Slope (EDIT) を押して、補間式の傾き(ax + b の定数 a として指定する値)を入力します。 (2) Intercept (EDIT) を押して、補間式の y 軸切片(ax + b の定数 b として指定する値)を入力 します。 (3) Unit Name (EDIT) を押して、単位名を 8 文字以内で入力します。 (4) Warm-up (EDIT) を押して、ウォームアップ時間を入力します。 7. U を押し、続いてメモリー番号(1 ∼ 99)を入力します。 • カスタムプローブ設定が保存され、新規に登録したカスタムプローブ設定を含んだカス タムプローブの一覧に戻ります。 S Vernier 社製センサーの設定を呼び出してカスタムプローブ設定を行うには 1.
4-3 カスタムプローブを使う I カスタムプローブの自動補正を行う 自動補正を使うと、カスタムプローブに適用する補間式の傾き(Slope)および y 軸切片 (Intercept)の値を、2 つの実測値から自動的に設定することができます。 ご注意 ! • 下記の操作を行う前に、測定値がわかっている 2 つの測定環境を用意することが必要で す。 • 下記の手順 5 で参照値を入力する際には、手順 4 で測定を行う条件下における正確な 測定値を入力してください。また、下記の手順 7 で参照値を入力する際には、手順 6 で測定を行う条件下における正確な測定値を入力してください。 S カスタムプローブの自動補正を行うには 1. 電卓と EA-200 を接続し、自動補正を行いたいカスタムプローブを EA-200 の CH1 に接続します。 2.
4-4 カスタムプローブを使う 4. 測定値が安定したら、U を数秒間押し続けます。 • 1 回目の測定値が登録され、画面上に表示されます。このとき画面の最下行にカーソル が表示され、参照値の入力が可能な状態となります。 5. 1 回目の測定値に対する参照値を入力し、U を押します。 • 2 回目の測定が自動的に開始され、手順 3 で表示されたものと同様の画面表示に切り 替わります。 2 回目の測定中を表す 6. 測定値が安定したら、U を数秒間押し続けます。 • 2 回目の測定値が登録され、画面上に表示されます。このとき画面の最下行にカーソル が表示され、参照値の入力が可能な状態となります。 7. 2 回目の測定値に対する参照値を入力し、U を押します。 • カスタムプローブの設定画面に戻ります。 • E-CON2 は、入力された 2 つの参照値に基づいて傾きと y 軸切片の値を計算し、自動 的に設定を行います。自動設定された数値はカスタムプローブ設定画面に表示されます。 8.
4-5 カスタムプローブを使う I カスタムプローブのゼロ補正を行う カスタムプローブのゼロ補正を行うと、実測値に基づいてカスタムプローブの y 軸切片の値 を設定することができます。 S カスタムプローブのゼロ補正を行うには 1. 電卓と EA-200 を接続し、ゼロ補正を行いたいカスタムプローブを EA-200 の CH1 に接続します。 2. 次に行う操作は、新規のカスタムプローブのゼロ補正を行うか、登録済みのカスタムプ ローブ設定を編集するかによって異なります。 新規のカスタムプローブ設定を行う場合: •「カスタムプローブ設定を行うには」 (4-1 ページ)の手順 1 ∼ 6 の操作を行います。 • y 軸切片(Intercept)の値は自動補正によって自動的に設定されるので、上記の手順 6 では y 軸切片の値を設定する必要はありません。 登録済みのカスタムプローブ設定を編集する場合: •「カスタムプローブ設定を編集するには」 (4-6 ページ)の手順 1 ∼ 3 の操作を行います。 3.
4-6 カスタムプローブを使う I カスタムプローブの設定を管理する ここでは、登録済みのカスタムプローブ設定の編集と削除の操作について説明します。 S カスタムプローブ設定を編集するには 1. カスタムプローブ一覧画面(4-1 ページ)を表示します。 2. 設定内容を編集したいカスタムプローブを選択します。 • D/A を使って、編集したいカスタムプローブ名にハイライトを移動します。 3. (EDIT) を押します。 • カスタムプローブ設定画面が表示されます。 • 設定を編集するには、「カスタムプローブ設定を行うには」 (4-1 ページ)の手順 6 の操 作を行います。 S カスタムプローブ設定を削除するには 1. カスタムプローブ一覧画面(4-1 ページ)を表示します。 2. 削除したいカスタムプローブを選択します。 • D/A を使って、削除したいカスタムプローブ名にハイライトを移動します。 3. (DEL) を押します。 4.
5-1 MULTIMETER モードを使う 5 MULTIMETER モードを使う EA-200 の MULTIMETER モードを使うための設定は、チャンネル設定(3-3 ページ)に よって行います。 S MULTIMETER モードを使うには 1. 電卓と EA-200 を接続し、測定に使いたいセンサーを EA-200 の各チャンネルに接続 します。 2. アドバンストセットアップメニュー(3-1 ページ)からの操作でチャンネル設定画面(3-3 ページ)を表示し、使いたい各チャンネルのセンサー設定を行います。 3. 各チャンネルのセンサー設定が済んだら U を押してアドバンストセットアップメ ニューに戻り、 (MLTI) を押します。 • EA-200 の MULTIMETER モードによる測定が開始され、各チャンネルの測定値が画 面に表示されます。 • 表示される測定値は 0.5 秒ごとに更新されます。 • 手順 2 で設定を行ったチャンネル以外には、センサーを接続しないでください。 • MULTIMETER モードの測定データは、メモリーには保存されません。 4.
6-1 セットアップメモリーを使う 6 セットアップメモリーを使う セットアップウィザードやアドバンストセットアップによって作成した EA-200 のセット アップデータは、作成した時点では「カレント・セットアップメモリー・エリア」という領 域に保存されます。このエリアの内容は、別のセットアップデータを作成するごとに上書き されます。 セットアップメモリーを使うと、カレント・セットアップメモリー・エリアに記憶されてい るセットアップデータを、電卓のメモリー上に保存しておくことができます。 I セットアップデータを保存する セットアップデータは、次のいずれかのときにセットアップメモリーに保存することができ ます。 • セットアップウィザードを使って新規のセットアップを作成した後 詳しくは「セットアップウィザードを使って EA-200 のセットアップを作成するには」 (2-2 ページ)の手順 8 を参照してください。 • アドバンストセットアップを使って新規のセットアップを作成した後 詳しくは「アドバンストセットアップを使って EA-200 のセットアップを作成するには」 (3-1 ページ)の手順 6 を参照
6-2 セットアップメモリーを使う 2. セットアップウィザードの完了画面からの操作の場合は A(Save Setup-MEM) を、そ の他の場合は (SAVE) を押します。 • セットアップ名の入力画面が表示されます。 3. セットアップ名を 18 文字以内で入力します。 4.
6-3 セットアップメモリーを使う S セットアップデータを呼び出して測定を行うには EA-200 で測定を開始する前に、必ず次の操作を行ってください。 1. 電卓に EA-200 を接続します。 2. EA-200 の電源を入れます。 3. 測定に使いたいセットアップに応じて、EA-200 の各チャンネルに適切なセンサーを接 続します。 4. データの測定対象を準備します。 5. E-CON2 メインメニュー(1-1 ページ)で (MEM) を押して、セットアップメモリー 一覧画面を表示します。 6. D/A を使って、測定に使いたいセットアップ名にハイライトを移動します。 7. (STRT) を押します。 8. 確認メッセージが表示されるので、 を押します。 • U を押すと、EA-200 の設定が実行され、測定が開始されます。 • 測定を行わずに確認メッセージを消すには、 を押します。 メモ 測定の実行中に可能な操作については、「測定中の動作について」 (8-2 ページ)を参照し てください。 S セットアップデータの名前を変更するには 1.
6-4 セットアップメモリーを使う S セットアップデータを削除するには 1. E-CON2 メインメニュー(1-1 ページ)で (MEM) を押して、セットアップメモリー 一覧画面を表示します。 2. D/A を使って、削除したいセットアップ名にハイライトを移動します。 3. (DEL) を押します。 4. 選択したセットアップを削除するには、表示される確認メッセージ画面で (Yes) を 押します。 • 削除せずに確認メッセージを消すには、 (No) を押します。 S セットアップデータを呼び出すには 保存済みのセットアップデータを、カレント・セットアップメモリー・エリアに呼び出すこ とができます。呼び出した後で、アドバンストセットアップを使ってセットアップ内容を編 集することが可能です。この機能は、セットアップデータとして保存されている設定を少し だけ変更して測定を行いたいような場合に便利です。 1. E-CON2 メインメニュー(1-1 ページ)で (MEM) を押して、セットアップメモリー 一覧画面を表示します。 2.
7-1 プログラムコンバーター(Program Converter)を使う 7 プログラムコンバーター(Program Converter) を使う プログラムコンバーターを使うと、セットアップウィザードやアドバンストセットアップで 作成した EA-200 のセットアップを、電卓上で動作するプログラムに変換することができ ます。また、セットアップを CFX-9850G シリーズ /fx-7400G シリーズ互換プログラム に変換することも可能です。*1 *2 *1 変換後のプログラムの使い方については、関数電卓または EA-200 に付属の取扱説明書 を参照してください。 2 * CFX-9850G シリーズ /fx-7400G シリーズの対応モデルについては、E-CON2 のヘ ルプ(Program Converter HELP)を参照してください。 k セットアップをプログラムに変換する セットアップデータは、次のいずれかのときにプログラムに変換することができます。 • セットアップウィザードを使って新規のセットアップを作成した後 詳しくは「セットアップウィザードを使って EA-200 のセットアップ
7-2 プログラムコンバーター(Program Converter)を使う 2. 8 文字以内でプログラム名を入力します。 メモ プログラムコンバーターの初期設定では、次のようなプログラムが作成されます。 • 対応電卓:fx-9860G シリーズ • 対応データアナライザー:EA-200 • 補正:なし • パスワード:なし 上記の設定のままで良い場合は、以下の手順 3 ∼ 7 は省略し、手順 8 に進んでください。 いずれかの設定を変更したい場合は、手順 3 ∼ 7 のうち必要な操作を行ってください。 3.
7-3 プログラムコンバーター(Program Converter)を使う 5. カスタムプローブをデータアナライザーの CH1 に接続して使う場合は、自動補正また はゼロ補正を行うかどうかを指定します。指定するには、次のいずれかのキー操作を行 います。 この動作を指定するには: このキー操作を行う: CH1 のカスタムプローブの自動補正を行う (CALB) (CALIB) CH1 のカスタムプローブのゼロ補正を行う (CALB) (ZERO) 補正を行わない (CALB) (None) • プログラムコンバーター画面の“F3”行に、指定した情報が表示されます。 6. プログラムをパスワード保護するには、 ( ) を押します。 •“Password?”というプロンプトとパスワードの入力欄が、プログラム名入力欄の下に 表示されます。 7. 8 文字以内でパスワードを入力します。 •ここでもし、パスワード保護するのを取りやめたい場合は、) を押します。パスワー ド入力欄が画面から消え、入力したパスワードがキャンセルされます。 8.
7-4 プログラムコンバーター(Program Converter)を使う k CFX-9850G シリーズのプログラムを fx-9860G シリーズ互換プログ ラムに変換する CFX-9850G シリーズの電卓(以下「CFX-9850」と表記)で作成された EA-200 用の制 御プログラムを E-CON2 で使うには、そのプログラムを fx-9860G シリーズの電卓(以下 「fx-9860」と表記)用のプログラムに変換することが必要です。変換はプログラムコンバー ターを使って実行することができます。 CFX-9850 用 EA-200 制御プログラム 変換 fx-9860 用 EA-200 制御プログラム u プログラムを変換するには 1. CFX-9850 用に作成された EA-200 制御プログラムを、fx-9860 のメインメモリー に転送します。 • fx-9860 に付属のケーブルを使って、fx-9860 と CFX-9850 それぞれの 3 ピンシ リアルポートを接続します。詳しくは、各製品に付属の取扱説明書の「データ転送」の 章を参照してください。 2.
7-5 プログラムコンバーター(Program Converter)を使う 5. 8 文字以内で変換後のプログラム名を入力します。 • プログラムをパスワード保護したい場合は、プログラム名の入力後に「セットアップを プログラムに変換するには」 (7-1 ページ)の手順 6 と 7 の操作を行います。 6.
8-1 測定を開始する 8 測定を開始する ここでは、E-CON2 モードで作成したセットアップを使って、EA-200 による測定を開始 する操作について説明します。 I 測定をはじめる前に EA-200 を使って測定をはじめる前に、必ず次の操作を行ってください。 1. 電卓に EA-200 を接続します。 2. EA-200 の電源を入れます。 3. 測定に使いたいセットアップに応じて、EA-200 の各チャンネルに適切なセンサーを接 続します。 4.
8-2 測定を開始する S 測定を開始するには 1. 次のいずれかのキー操作によって、測定を開始します。 ✔ セットアップウィザードの完了画面(2- 4 ページ)の表示中に、 @(Start Setup) を押す。 ✔ アドバンストセットアップメニュー(3-1 ページ)の表示中に、 (STRT) を押す。 ✔ E-CON2 メインメニュー(1-1 ページ)の表示中に、 (STRT) を押す。 • 上記のいずれかの操作を行うと、次のような測定の開始確認画面が表示されます。 2. U を押します。 • カレント・セットアップメモリー・エリアのセットアップデータによって、EA-200 の設定が行われます。 • EA-200 が設定されている間は、“Setting EA-200...”というメッセージが表示され ます。このメッセージが表示されている間は、 を押すと設定をキャンセルすること ができます。 • EA-200 の設定が完了すると、次のような画面が表示されます。 3.
20061201 Clock Period Extended Sound Normal Fast Real-time 測定モード 測定の開始 1.EA-200の設定 2.測定開始スタンバイ を押すと「4.グラフ描画」 になりますが、そこでUを押 すと「3.測定」に戻ります。 • CH1、SONIC、またはMicがトリガーに使われ ている場合は、次のような画面が表示されます。 3.測定 U ・測定数>1の場合 ・測定数=1の場合 Outputting through スピーカーから音が speaker 出力される U 測 定 値 はL i s tデータとし てのみ保存可能です。 [Photogate] - [Pully]使 用時は、以下の3種類のグ ラフが描画されます。 ・時間と距離のグラフ ・時間と速度のグラフ ・時間と加速度のグラフ U 数値を入力して Uを押す U • 測定モードがSoundの場合 グラフ表示は全測定値ではなく一部のプレビュー 表示です。 測定値はカレント・データ・ エリア(9-1ページ)に保存 されます。 4.
9-1 測定データメモリーを使う 9 測定データメモリーを使う E-CON2 モードからの指示で EA-200 による測定を行うと、その測定結果は E-CON2 の 「カレント・データ・エリア」という領域に保存されます。現在保存されているチャンネル ごとのデータを、各チャンネルの「カレント・データ」と呼びます。 あるチャンネルのカレント・データは、そのチャンネルでの測定を新たに行うごとに上書き されます。測定結果のデータを残しておきたい場合は、カレント・データに名前を付けて、 測定データメモリーに保存します。 I 測定データの保存と管理 S カレント・データに名前を付けて保存するには 1. E-CON2 メインメニュー(1-1 ページ)で (GRPH) を押します。 • 次のようなグラフモード画面が表示されます。 グラフモード画面 • グラフモード画面について詳しくは、 「10. グラフ分析ツールを使う」 (10-1 ページ) を参照してください。 2.
9-2 測定データメモリーを使う 3. D /A を使って、保存したいカレント・データにハイライトを移動し、 (SAVE) を 押します。 • データ名を入力する画面が表示されます。 4. 18 文字以内でデータ名を入力し、U を押します。 • メモリー番号を入力するダイアログが表示されます。 5. メモリー番号(1 ∼ 99)を入力し、U を押します。 • 入力したメモリー番号のエリアに、カレント・データの内容が保存されます。 保存された測定データは、画面上に次の 要領で表示されます: <メモリー番号>:<データ名> • すでに測定データが保存されているメモリー番号を指定すると、既存の測定データを新 規のデータで上書きして良いかを確認するメッセージが表示されます。上書きして良い 場合は を、手順 4 でメモリー番号の入力ダイアログが表示された状態に戻るには を押してください。 6.
9-3 測定データメモリーを使う S 保存済みの測定データの名前を変更するには メモ この操作によってカレント・データの名前を変更することはできません。 1. E-CON2 メインメニュー(1-1 ページ)で (GRPH) を押します。 • グラフモード画面が表示されます。 2. (DATA) を押します。 • 測定データの一覧画面が表示されます。 3. D/A を使って、名前を変更したい測定データにハイライトを移動し、 (REN) を押 します。 • データ名を入力する画面が表示されます。 4. 新しいデータ名を 18 文字以内で入力し、U を押します。 • 測定データの一覧画面に戻ります。 5. E-CON2 メインメニュー(1-1 ページ)に戻るには、) を 2 回押します。 S 測定データを削除するには 1. E-CON2 メインメニュー(1-1 ページ)で (GRPH) を押します。 • グラフモード画面が表示されます。 2. (DATA) を押します。 • 測定データの一覧画面が表示されます。 3.
10-1 グラフ分析ツールを使う 10 グラフ分析ツールを使う グラフ分析ツールを使うと、測定データに基づいて描画したグラフを分析することができま す。 I グラフ分析ツールを利用する グラフ分析ツールは、次のいずれかの方法で利用することができます。 S E-CON2 メインメニューで (GRPH) を押すと表示されるグラフモード画 面から、グラフ分析ツールを呼び出す グラフモード画面 • 測定の実行後に、E-CON2 メインメニューを表示します。その後で、 (GRPH) を押 します。 • この方法でグラフ分析ツールを呼び出した場合は、さまざまな「分析モード」を選んで、 分析を実行することができます。「分析モードを選んでグラフを描画する」 (10-2 ペー ジ)を参照してください。 S セットアップウィザードまたはアドバンストセットアップ(測定モード= Real-time)で測定を実行し、測定後に描画されたグラフ画面から、グラフ分 析ツールを呼び出す グラフ画面 •この場合は測定の完了後すぐにグラフが描画されるので、自動的にグラフ分析ツールが 呼び出されます。 「グラフ画面での各種キー操
10-2 グラフ分析ツールを使う I 分析モードを選んでグラフを描画する ここでは、分析モードを選んでグラフを描画するまでの操作手順について詳しく説明します。 メモ • 手順 4 ∼ 6 は必須の操作ではないため、省略しても構いません。操作を省略した場合は、 手順ごとの初期設定が自動的に適用されます。 • 手順 2 を省略すると、グラフモード画面の 1 行目に表示されている分析モードが初期 設定となります。 S 分析モードを選んでグラフを描画するには 1. E-CON2 メインメニュー(1-1 ページ)で (GRPH) を押します。 • グラフモード画面が表示されます。 2.
10-3 グラフ分析ツールを使う 4. グラフ描画用に割り当てる測定データを指定します。 a. D/A を使って、指定したい測定データ名にハイライトを移動し、 (ASGN) または U を押します。 • グラフモード画面に戻り、指定した測定データ名が表示されます。 測定データ名 グラフ描画オン / オフ インジケーター 測定に使用されたセンサー名 グラフモード画面 b. 他のグラフ描画のための測定データの割り当てが可能な場合は、上記の手順 a の操作を 必要なだけ繰り返します。 • 手順 2 で分析モードとして“Graph Analysis”を選択した場合は、描画が可能な 3 つ のグラフについて、それぞれ測定データを割り当てます。“Compare Graph”を選択し た場合は、2 つの測定データを割り当てます。その他の分析モードの場合は、1 つだけ 測定データを割り当てます。 • 測定データ一覧画面について詳しくは、 「9 測定データメモリーを使う」 (9-1 ページ) を参照してください。 5.
10-4 グラフ分析ツールを使う b. ファンクションキーを使って、希望するグラフのスタイルを指定します。 このグラフ描画スタイルを指定するには: このキーを押す: 折れ線グラフ、データを“ • ”で表示 ( ) ”で表示 ( ) 折れ線グラフ、データを “ s ”で表示 ( ) 散布グラフ、データを“ • ”で表示 ( ) ”で表示 ( ) 散布グラフ、データを“ s ”で表示 ( ) 折れ線グラフ、データを“ 散布グラフ、データを“ c. グラフモード画面上の各グラフのスタイルを指定するために、上記の手順 a と b の操作 を必要なだけ繰り返します。 7.
11-1 グラフ分析ツールとグラフ画面の各種操作 11 グラフ分析ツールとグラフ画面の各種操作 ここでは、グラフの描画後にグラフ画面上で実行することができるさまざまな操作について 説明します。ここで説明する各種操作は、測定実行後に描画されたグラフ画面、または「分 析モードを選んでグラフを描画するには」 (10-2 ページ)の操作によって描画されたグラフ 画面のどちらでも行うことができます。 k グラフ画面での各種キー操作 グラフ画面では、下表に示すキー操作によって、グラフ上のデータ値の読み取り(Trace) やグラフの拡大縮小(Zoom) 、さまざまな手法によるグラフの解析 (CALC) などを行うこ とが可能です。 キー操作 概要 !1(TRCE) グラフ上にトレース点を表示すると同時に、現在のトレース点位置の 座標値を表示することができます。またグラフ上の特定範囲の周期周 波数の値を求めて、変数メモリーに登録することができます。詳しく は「トレース機能を利用する」 (11-3 ページ)を参照してください。 !2(ZOOM) グラフを X 軸方向または Y 軸方向に拡大/縮小することができます
11-2 グラフ分析ツールとグラフ画面の各種操作 キー操作 概要 * (EDIT) 複数のグラフの表示中に、1 つを選択してズームまたは移動できます。 詳しくは「複数グラフ描画時のグラフ操作」 (11-10 ページ)を参照し てください。 * (CALC) 測定結果のグラフを、フーリエ級数展開で関数式に変換したり、デー タの傾向を調べる回帰を実行したりすることができます。詳しくは 「フーリエ級数展開を使って波形を関数式に変換する」 (11-6 ページ) および「回帰計算を実行する」 (11-8 ページ)を参照してください。 * (Y=fx) 関数式の登録画面を表示して Y=f(x) グラフを選択し、測定結果のグラ フに重ねて描くことができます。詳しくは「Y=f(x) グラフを測定結果 のグラフに重ねて描画する」 (11-9 ページ)を参照してください。 * (SPKR) 音データの波形グラフ上で範囲を指定して、スピーカーから出力する ことができます。詳しくは「グラフ上の指定範囲をスピーカーから出力 する」 (11-12 ページ)を参照してください。 I グラフ画面をスクロールする グラフ
11-3 グラフ分析ツールとグラフ画面の各種操作 I トレース機能を利用する トレースは、 グラフ上に十字型のポインター(トレース点)を表示すると同時に、現在のトレー ス点位置の座標値を表示する機能です。カーソルキーを使って、ポインターをグラフに沿っ て移動することができます。またトレース機能を使うと、グラフ上の特定範囲を選択して周 期周波数の値を計算したり、その範囲(時間)と周期周波数の値を別々の変数メモリーに登 録したりすることができます。 S トレース機能を利用するには 1. グラフ画面で (TRCE) を押します。 • グラフ上にトレース点が表示されます。現在のトレース点の座標値も、同時に画面上に 表示されます。 2. B/C キーを使って、トレース点をグラフ上の希望する位置に移動します。 • トレース点の移動に従って、座標値が更新されます。 • ) を押すと、トレース点の表示をやめることができます。 S 周期周波数の値を求めるには 1. 上記の「トレース機能を利用するには」の操作を行い、トレース点を表示します。 2.
11-4 グラフ分析ツールとグラフ画面の各種操作 4. 時間および周期周波数の値を変数メモリーに保存するには、w を押します。 • 時間(Period)と周期周波数(Frequency)を、それぞれどの変数メモリーに保存する かを指定するダイアログが表示されます。 • 初期設定では、時間は変数 S に、周期周波数は変数 H に保存されます。保存先を変更 したい場合は、f /c を使って変更したい項目にハイライトを移動し、保存先にした いアルファベットを入力してください。 5.
11-5 グラフ分析ツールとグラフ画面の各種操作 3. U を押します。 • ルーペ型カーソルが消え、ズームモードに入ります。 • ズームモードでは、カーソルキーで次の操作を行うことができます。 この操作を行うには: このカーソルキーを押す: グラフを水平方向に拡大する C グラフを水平方向に縮小する B グラフを垂直方向に拡大する D グラフを垂直方向に縮小する A 4. ズームモードを解除するには、)を押します。 I 測定データをリストデータに変換する グラフで指定した範囲の測定値をリストデータに変換するには、次の操作を行います。 S 測定データをリストデータに変換するには 1. グラフ画面で * (LMEM) を押します。 • 画面の最下行に [LMEM] メニューが表示されます。 2. (SEL) を押します。 • グラフ上の範囲を指定するためのトレース点が表示されます。 3. リストデータに変換したい範囲の始点にトレース点を移動し、U を押します。 4.
11-6 グラフ分析ツールとグラフ画面の各種操作 5.
11-7 グラフ分析ツールとグラフ画面の各種操作 4. フーリエ級数展開を実行する範囲の終点にトレース点を移動し、U を押します。 • フーリエ級数の開始次数を指定するダイアログが表示されます。 / 5. 1 ∼ 99 の間の数値を入力し、U を押します。 • フーリエ級数の次数を指定するダイアログが表示されます。 6. 1 ∼ 10 の間の数値を入力し、U を押します。 • 演算結果が関数式の登録画面に表示されます。 7.
11-8 グラフ分析ツールとグラフ画面の各種操作 k 回帰計算を実行する ここで説明する操作を行うと、グラフ上のトレース点で指定した範囲に対する回帰計算を実 行することができます。実行可能な回帰計算の種類は、次の通りです。 {1 次回帰、Med-Med、2 次回帰、3 次回帰、4 次回帰、対数回帰、指数回帰、べき乗回帰、 sin 回帰、ロジスティック回帰} それぞれの回帰計算について詳しくは、 「回帰タイプと回帰グラフ」 (本編 6-11 ページ)を 参照してください。 ここでは例として、2 次回帰の実行のしかたを説明します。その他の種類の回帰計算も、基 本的には同様の操作手順で実行することができます。 u 2 次回帰を実行するには 1. グラフ画面で K4(CALC) を押します。 • 画面の最下行に [CALC] メニューが表示されます。 2. 5(X^2) を押します。 • グラフ上の範囲を指定するためのトレース点が表示されます。 3. 2 次回帰を実行する範囲の始点にトレース点を移動し、w を押します。 4.
11-9 グラフ分析ツールとグラフ画面の各種操作 5. (DRAW) を押します。 • 2 次回帰した結果のグラフが、元のグラフに重ねて描画されます。 • 回帰計算結果のグラフだけを消去するには、 (SKTCH) (Cls) を押します。 I Y=f(x)グラフを測定結果のグラフに重ねて描画する 測定結果のグラフに Y=f(x) のグラフを重ねて描くには、次の操作を行います。 S 描画済みのグラフ上に Y=f(x)グラフを重ねて描画するには 1. グラフ画面で * (Y=fx) を押します。 • 関数式の登録画面が表示されます。このとき、以前に登録したすべての関数式が、関数 式の登録画面に表示されます。 2. グラフに描画したい関数式を入力します。 • 関数式を入力するには、D/A を使って関数式を入力したい行にハイライトを移動し、 電卓の各キーを使って入力を行います。 入力した関数式を登録するには、U を押します。 3.
11-10 グラフ分析ツールとグラフ画面の各種操作 4. 関数式の登録画面上での設定が済んだら、 (DRAW) を押します。 • 描画対象として指定したすべての関数式のグラフが、元のグラフ画面上に重ねて描画さ れます。 / 元のグラフ画面 Y=f(x)グラフを重ねて描画した状態 • 重ねて描画したグラフだけを消去するには、 (SKTCH) (Cls) を押します。 ご注意 ! 上記の手順 4 の画面例は、測定データによって描いたグラフに近似する関数式を回帰機 能によって算出し、その関数式を登録、描画したものです。Y=f(x)グラフ機能は、登録 した関数式を測定データグラフ上に重ねて描画するだけで、自動的に近似グラフが描画 されるわけではありません。 I 複数グラフ描画時のグラフ操作 ここでは、複数のグラフの表示中にいずれか 1 つを選択して拡大 / 縮小、または移動する 操作について説明します。 S 複数のグラフの表示中に特定のグラフを拡大 / 縮小するには 1.
11-11 グラフ分析ツールとグラフ画面の各種操作 3. D/A を使って拡大 / 縮小したいグラフを表示し、U を押します。 • すべてのグラフが再び表示され、画面の中央にルーペ型のカーソル ( す。 ) が表示されま 4. カーソルキーを使って、その位置を中心に指定したグラフを拡大(または縮小)したい位 置にルーペ型カーソルを移動します。 5. U を押します。 • ルーペ型カーソルが消え、ズームモードに入ります。 • ズームモードでは、カーソルキーで次の操作を行うことができます。 この操作を行うには: このカーソルキーを押す: グラフを水平方向に拡大する C グラフを水平方向に縮小する B グラフを垂直方向に拡大する D グラフを垂直方向に縮小する A / 6.
11-12 グラフ分析ツールとグラフ画面の各種操作 S 複数のグラフの表示中に特定のグラフだけを移動するには 1. グラフ画面に複数のグラフが描画されているときに、* (EDIT) を押します。 • [EDIT] メニューが表示されます。 2. (MOVE) を押します。 • グラフ画面上に表示されていたグラフのうち、1 つだけが表示された状態となります。 3. D/A を使って移動したいグラフを表示し、U を押します。 • 移動モードに入り、すべてのグラフが再び表示されます。 4. 手順 3 で表示したグラフを左右に移動するには B /C を、上下に移動するには D / A を使います。 / 5. 移動モードを解除するには、) を押します。 I グラフ上の指定範囲をスピーカーから出力する 音データの波形グラフ上で範囲を指定してスピーカーから出力するには、次の操作を行いま す。 S グラフ上の指定範囲をスピーカーから出力するには 1. グラフ画面で * (SPKR) を押します。 • グラフ上の範囲を指定するためのトレース点が表示されます。 2.
11-13 グラフ分析ツールとグラフ画面の各種操作 3. スピーカーから出力する範囲の終点にトレース点を移動し、U を押します。 • 始点と終点を設定すると、出力周波数(Output Frequency)を指定する下のようなダ イアログが表示されます。 / 4. 出力周波数の値として、%値を入力します。 • 出力周波数の設定は、%値によって行います。元の音をそのまま出力したい場合は、 100(%)を指定します。1 オクターブ高い音を出力したい場合は、200(%)と入力し ます。1 オクターブ低い音を出力したい場合は、50(%)と入力します。 5. 出力周波数の値を入力したら、U を押します。 • EA-200 のスピーカーから、選択範囲の波形の音が出力されます。 • 指定した結果が音として出力できない場合は“Range Error”となります。この場合は、 ) を押すことで、順次元の画面にさかのぼって指定し直すことができます。 6. 音の出力を停止するには、EA-200 の [START/STOP] キーを押します。 7. U を押します。 • 次のような画面が表示されます。 8.
11-14 グラフ分析ツールとグラフ画面の各種操作 I ビューウィンドウのパラメーターを設定する グラフ画面の表示中に (V-Window) を押すと、画面の最下行にビューウィンドウの ファンクションメニューが表示されます。 設定したいビューウィンドウのパラメーターに応じて、次のファンクションキーを押します。 ファンクションキー 概要 (Auto) ビューウィンドウのパラメーターを次のように自動設定します。 Y軸成分: 画面サイズに合わせて表示 X軸成分:1データ1ドット以上の場合は画面サイズに合わせて表 示、そうでない場合は1データ1ドット表示 (FULL) グラフ全体が 1 画面に収まるようにリサイズします。 (Y) グラフの Y 軸方向が画面全体に収まるようにリサイズしますが、X 軸方向については何も変更しません。 (UNIT) グラフ設定画面(3-13 ページ)の座標軸表示設定(Econ Axes)に よって表示される数値軸の目盛りの単位を切り替えます。 (M sec): マイクロ秒単位 (msec): ミリ秒単位 (sec): 秒単位 (DHMS): 日時分秒
12-1 E-CON2 の機能を eActivity から呼び出して使う 12 E-CON2 の機能を eActivity から呼び出し て使う eActivity ファイルに「Econ ストリップ」を挿入することで、E-CON2 の各種機能を eActivity から呼び出すことができます。Econ ストリップには次の4種類があります。 u Econ SetupWizard ストリップ eActivity から、E-CON2 のセットアップウィザードを呼び出します。セットアッ プウィザードを使った EA-200 のセットアップ→測定の実行 → グラフ描画という 一連の作業を実行することができます。 u Econ AdvancedSetup ストリップ eActivity から、E-CON2 のアドバンストセットアップメニューを呼び出します。 EA-200 の詳細なセットアップや測定の実行、グラフ描画とグラフ分析ツールの利 用、MULTIMETER モードを使った複数センサーによる同時測定など、この画面か ら実行可能なほぼすべての機能(プログラムコンバーターを除く)を利用できます。 u Econ Sampl
12-2 E-CON2 の機能を eActivity から呼び出して使う k eActivityファイルに Econストリップを挿入する 以下の操作手順は、Econ ストリップを挿入したい eActivity ファイルがすでに開かれてい る状態を前提に説明します。 u eActivity ファイルに Econ ストリップを挿入するには 1. eActivity の作業画面で、Econ ストリップを挿入したい位置にカーソルを移動します。 2. 2(STRP) を押します。 • 挿入可能なストリップの一覧が表示されます。 3. f/c を使って、挿入したい Econ ストリップにハイライトを移動します。 • 各 Econ ストリップについて詳しくは、12-1 ページを参照してください。 4. w を押します。 • 指定したストリップが、 現在カーソルがある行(またはストリップ)の上に挿入されます。 5.
12-3 E-CON2 の機能を eActivity から呼び出して使う 6. ストリップ名を確定するには、U を押します。 • 挿入された Econ ストリップがハイライト表示されます。 • ここで U を押すと、Econ ストリップを実行することができます。挿入した Econ ストリップの種類に応じた実行時の操作については、下記の「Econ ストリップから E-CON2 の機能を呼び出す」をお読みください。 I Econ ストリップから E-CON2 の機能を呼び出す ここでは、eActivity ファイルに挿入した各種 Econ ストリップの操作について説明します。 以下の操作は、該当する Econ ストリップが、現在開いている eActivity ファイルに挿入済 みであることを前提とします。 S Econ SetupWizard ストリップからセットアップウィザードを呼び出すには 1. eActivity の作業画面で D/A を使ってハイライトを移動し、Econ SetupWizard ス トリップを選びます。 2.
12-4 E-CON2 の機能を eActivity から呼び出して使う 3.「セットアップウィザードを使って EA-200 のセットアップを作成するには」 (2-2 ペー ジ)の手順 3 以降の操作を行って EA-200 のセットアップを行い、測定を実行します。 メモ Econ SetupWizard ストリップからの操作の場合、 “Complete!”ダイアログでは @(Start Setup) の操作だけが可能です。その他の操作はできません。 4. eActivity の作業画面に戻るには、 ?( )) を押します。 S Econ AdvancedSetup ストリップからアドバンストセットアップを呼び出 すには 1. eActivity の作業画面で D/A を使ってハイライトを移動し、Econ AdvancedSetup ストリップを選びます。 2.
12-5 E-CON2 の機能を eActivity から呼び出して使う S Econ Sampling ストリップから測定を実行するには 1. eActivity の作業画面で D/A を使ってハイライトを移動し、 Econ Sampling ストリッ プを選びます。 2. U を押します。 • 測定開始の確認画面が表示されます。 • この Econ Sampling ストリップを使った測定をはじめて実行する場合は、手順 3 に 進んでください。 • 以前にこの Econ Sampling ストリップを使った測定をすでに実行しており、前回と 同じセットアップで測定を再実行したい場合は、手順 8 に進んでください。 3. ( ) を押して、アプリケーション画面一覧を表示します。 4. D/A を使って“Econ AdvancSetup”にハイライトを移動し、U を押します。 • アドバンストセットアップメニューが表示されます。 5.
12-6 E-CON2 の機能を eActivity から呼び出して使う 8. U を押します。 • Econ Sampling ストリップに記憶されたセットアップデータによって EA-200 の セットアップが行われます。EA-200 のセットアップが完了すると、画面に“Start sampling?”というメッセージが表示されます。 9. サンプリングを開始するには、U を押します。 • 測定の実行中、および測定完了後の画面表示は、セットアップの内容によって異なりま す。詳しくは「測定を開始する」 (8-1 ページ)を参照してください。 • 測定が完了すると、セットアップの内容に従ってグラフが描画されます。 10. グラフ画面から eActivity の作業画面に戻るには、 ?( ) を押します。 S Econ Graph ストリップから測定データのグラフを描画するには 1. eActivity の作業画面で D/A を使ってハイライトを移動し、Econ Graph ストリッ プを選びます。 2.
12-7 E-CON2 の機能を eActivity から呼び出して使う u Econ ストリップのメモリー容量に関するご注意 • 各 Econ ストリップのメモリー容量は、最大 25KB です。この容量を超えるような操 作を行うと、 エラーとなります。サンプリング数の多いデータを扱おうとすると容量オー バーとなりやすいので、特にご注意ください。 • マイクを使った測定の実行時は、FFT Graph の設定を必ず“Off”にしてください。FFT Graph を“On”にすると、容量オーバーとなります。 • エラーが発生した場合は、!a(' ) を押して eActivity の作業画面に戻り、操作を やり直してください。 • ストリップごとの容量を確認する方法については、「ストリップメモリー使用画面を表 示するには」 (本編 10-11 ページ)を参照してください。 20090601 20061201
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