fx-9860G シリーズ アドインアプリケーション 幾何機能 (GEOM モード) 取扱説明書 http://edu.casio.
目次 目次 1 2 3 4 5 6 7 GEOMモードの概要 図形の描画と編集 各種の画面表示設定 テキストやラベルを使う 測定ボックスを使う アニメーションを利用する エラーメッセージ一覧 20061201
1-1 GEOMモードの概要 1.
1-2 GEOMモードの概要 k 1e(View) この操作を行うには: これを選ぶ: ボックスズームの操作を開始する(3-4ページ) 1:Zoom Box パンモードに入る(3-3ページ) 2:Pan スクロールモードに入る(3-4ページ) 3:Scroll 描画内容を2倍に拡大して表示する 4:Zoom In 描画内容を1/2に縮小して表示する 5:Zoom Out 描画内容全体が画面内に収まるように表示する 6:Zoom to Fit k 2(Edit) この操作を行うには: これを選ぶ: 最後に行った操作を取り消す/取り消した操作を再実行する 1:Undo/Redo すべての図形を選択する 2:Select All すべての図形の選択状態を解除する 3:Deselect All 多角形全体を選択する(2-8ページ「多角形全体を選択する には」を参照) 4:Select Figure 現在選択されている図形を削除する 5:Delete すべての図形を削除する 6:Clear All k 3(Draw) この操作を行うには: これを選ぶ: 点を
1-3 GEOMモードの概要 k 4(Construct) この操作を行うには: これを選ぶ: 垂直二等分線を作図する 1:Perp Bisector 垂線を作図する 2:Perpendicular 中点を作図する 3:Midpoint 交点を作図する 4:Intersection 角の二等分線を作図する 5:Angle Bisector 平行線を作図する 6:Parallel 接線を作図する 7:Tangent k 5(Transform) この操作を行うには: これを選ぶ: 線対称写像を作成する 1:Reflection 移動量を数値で指定して、平行移動写像を作成する 2:Translation 描画済みのベクトルを使って、平行移動写像を作成する 3:Trans(Sel Vec) 回転移動写像を作成する 4:Rotation 拡大/縮小写像を作成する 5:Dilation k 6(Animate) この操作を行うには: これを選ぶ: 2つの図形を選択して、アニメーション設定に追加する 1:Add Animation 2つの図形を選択して、現在
1-4 GEOMモードの概要 k K(Option) この操作を行うには: これを選ぶ: 指定した文字を、画面に挿入する 1:Text 指定した式の計算結果を、画面に挿入する 2:Expression 測定値の表示書式を設定する 3:Number Format すべての図形制約を解除する 4:Clr Constraint すべての図形を表示する 5:Show All 選択した図形を隠す 6:Hide ポインターを使う 画面上に表示されるポインター(2)を使った次の操作で、図形の描画や編集などを行うこ とができます。 u ポインターを移動するには カーソルキー(fcde)を使ってポインターを上下左右に移動することができます。 カーソルキーを押したままにすると、ポインターは連続的に移動します。 u ポインターを画面上の特定位置にジャンプするには b∼jの数字キーを押すと、ポインターが画面上の次の位置にジャンプします。 h i j e f g b c d 20061201
1-5 GEOMモードの概要 キーヘルプを使う 1(File) ‒ 4:Key Helpを選択するかaを押すと、GEOMモードで実行可能なキー操作の 一覧(Key Help)を表示することができます。 c / fを押すと、Key Helpの次画面 / 前画面を表示できます。 Key Helpを閉じるにはJを押します。 メモ Key Help画面に表示されるキー操作は、描画画面の表示中のみ有効です。 GEOMモードのファイル操作 ここでは、GEOMモードのデータをファイルとして保存したり、ファイルを管理する操作 について説明します。 メモ GEOMモードで保存したファイルは、メインメモリーの<@GEOM>フォルダ内に格納され ます。メインメモリー内のデータは、MEMORYモードを使って見ることができます。詳し くは別冊の取扱説明書の「12-7 メモリー機能」を参照してください。 u 新規ファイルを作成するには 1. 1(File) ‒ 1:Newを選びます。 • 画面上に描画済みの内容がある場合は、次のダイアログが表示されます。 2.
1-6 GEOMモードの概要 u 既存のファイルを開くには 1. 1(File) ‒ 2:Openを選びます。 • 既存のファイルの一覧が表示されます。 2. c または fを押して開きたいファイルにハイライトを移動し、wを押します。 • 画面上に描画済みの内容がある場合は、次のダイアログが表示されます。 3. 描画済みの内容をクリアーして良い場合は、1(Yes)を押します。 • 手順2で選択したファイルが開きます。 u ファイルを削除するには 1. 1(File) ‒ 2:Openを選びます。 • 既存のファイルの一覧が表示されます。 2. cまたはfを押して削除したいファイルにハイライトを移動し、1(DEL)を押しま す。 • 削除して良いかを確認するダイアログが表示されます。 3. 削除するには1(Yes)を、削除しない場合は6(No)を押します。 4.
1-7 GEOMモードの概要 u ファイルに名前を付けて保存するには 1. 名前を付けて保存したいファイルが開いている状態で、1(File) ‒ 3:Save asを選びま す。 •ファイル名の入力画面が表示され、キーが自動的にアルファベットの入力状態 (アルファロック)となります。 アルファロックの状態では、カーソル 表示は 0 のように変わります。 2. ファイル名を8文字以内で入力し、wを押します。 •ファイル名には次の文字が使用可能です。 - アルファベット大文字のA∼Z、小文字r、θ - 数字の0∼9 -( .
1-8 GEOMモードの概要 キー操作一覧 GEOMモードの描画画面では、次のキー操作が有効です。 測定ボックスを表示 (5-1ページ) ポインターを移動 メニューを表示 (1-1ページ) 操作をキャンセル / 1つ前のメニューや 画面に戻る 選択 / 選択解除 / 実行 図形を移動するために、 つかんだ状態にする (2-20ページ) 選択 / 選択解除 / 実行 選択中の図形を消去 (2-21ページ) 多角形全体を選択 (多角形に対してのみ 有効) (2-8ページ) すべての選択を解除 / 操作をキャンセル / すべて消去(2回押し時) !b アニメーション テーブルを追加 (6-7ページ) 取消 / 再実行 (2-19ページ) ポインターを特定の 位置にジャンプ (1-4ページ) ズームイン / ズームアウト (3-5ページ) キーヘルプを表示 (1-5ページ) 選択 / 選択解除 / 実行 スクロールモードに 入る (3-4ページ) 画面に収まるように ズームを調節 (3-5ページ) 20061201
2-1 図形の描画と編集 2. 図形の描画と編集 ここでは、図形の描画に関連した次の各種操作について説明します。 • 点、線分、多角形などの描画([F3](Draw)メニュー) • 図形の選択と選択解除([F2](Edit)メニュー) • 描いた図形に対する垂線や平行線などの作図([F4](Construct)メニュー) • 描いた図形に対する各種写像の作成([F5](Transform)メニュー) • 操作の取消、図形の移動、削除、その他の編集操作([F2](Edit)メニュー) Drawメニューを使う(さまざまな図形の描画) Drawメニューを表示するには、3(Draw)を押します。Drawメニューを使うと、点、線 分、三角形、多角形など各種の図形を描画することができます。 u 点を描くには 1. 3(Draw) ‒ 1:Pointを選びます。 2. 画面上のポインターを希望の位置に移動し、wを押します。 • ポインターの位置に点が描かれます。 • 点を描画した後も Jアイコンは表示されたままなので、手順2の操作によって別の点の 描画を行うことができます。 3.
2-2 図形の描画と編集 u 既存の線上に点を追加するには 次の操作によって、点を、線分上、多角形の一辺上、円周上などに追加することができま す。 1. 3(Draw) ‒ 1:Pointを選びます。 2. 点を追加したい線の上に、画面上のポインターを移動します。 • ポインターを移動した位置の線が選択され、線上に □ マークが表示されます。 / 3. wを押します。 • 線上のポインターの位置に点が描かれます。 u 線分を描くには 1. 3(Draw) ‒ 2:Line Segmentを選びます。 2. 線分の始点として指定したい画面上の位置にポインターを移動し、wを押します。 3.
2-3 図形の描画と編集 u 直線を描くには 1. 3(Draw) ‒ 3:Infinite Lineを選びます。 2. 画面上の任意の位置にポインターを移動し、wを押します。 3. 別の任意の位置にポインターを移動し、wを押します。 • 2点を通る直線が描かれます。 u 半直線を描くには 1. 3(Draw) ‒ 4:Rayを選びます。 2. 画面上の任意の位置にポインターを移動し、wを押します。 3. 別の任意の位置にポインターを移動し、wを押します。 • 最初に指定した位置を終端とし、次に指定した点を通る半直線が描かれます。 u ベクトルを描くには 1. 3(Draw) ‒ 5:Vectorを選びます。 2. ベクトルの始点としたい位置にポインターを移動し、wを押します。 3.
2-4 図形の描画と編集 u 円を描くには 1. 3(Draw) ‒ 6:Circleを選びます。 2. 円の中心としたい任意の位置にポインターを移動し、wを押します。 3. 円の外周上の1点として指定したい位置にポインターを移動し、wを押します。 • 手順2で指定した点を中心とし、手順3で指定した点を外周が通る円が描かれます。つ まり、指定した2点間の距離が、描画される円の半径となります。 メモ 手順2∼3では、画面上の既存の点にポインターを移動してwを押すことも可能です。この 操作を行うと、既存の点が円の中心(または円の外周が通る点)となります。 u 円弧を描くには 1. 3(Draw) ‒ 7:Arcを選びます。 2. 円弧の中心としたい位置にポインターを移動し、wを押します。 3. 円弧の始点としたい位置にポインターを移動し、wを押します。 4. 円弧の終点を指定するため、ポインターを移動します。 ..... 5.
2-5 図形の描画と編集 u 三角形を描くには 1. 3(Draw) ‒ 8:Triangleを選びます。 2. 画面上の任意の位置にポインターを移動してwを押します。 3. 別の任意の位置にポインターを移動します。 • 三角形の描画サイズを表す枠が表示されます。 4.
2-6 図形の描画と編集 u 二等辺三角形を描くには 1. 3(Draw) ‒ 9:Isosc Triangleを選びます。 2.「三角形を描くには」 (2-5ページ)の手順2から4までと同じ操作を行います。 • 二等辺三角形が描画されます。 u 長方形または正方形を描くには 1. 3(Draw) ‒ A:RectangleまたはB:Squareを選びます。 2. 画面上の任意の位置にポインターを移動してwを押します。 • ポインターの位置に十字(3)が現れます。 3. 別の任意の位置にポインターを移動します。 • 長方形(または正方形)の描画サイズを表す枠が表示されます。 4.
2-7 図形の描画と編集 u 多角形を描くには 1. 3(Draw) ‒ C:Polygonを選びます。 2. 多角形の頂点としたい位置にポインターを移動し、wを押します。 • 多角形のその他の頂点を指定するために、この操作を必要なだけ繰り返し行います。 3. 多角形を完成するには、最初に描画した頂点にポインターを移動し、wを押します。 メモ 手順3の操作を行う代わりにJを押すと、その時点で作図が完了し、多角形ではなく閉じ ていない図形が描画されます。 u 正n角形を描くには 1. 3(Draw) ‒ D:Regular n-gonを選びます。 • 何角形を描くかを指定するダイアログが表示されます。 2. 3から12までの間の数値を入力し、wを押します。 3.
2-8 図形の描画と編集 図形の選択と選択解除 図形の編集(移動/削除)や、図形に基づいた作図を行うときは、はじめに図形の一部または 図形全体を選択することが必要です。ここでは図形の選択のしかたと、選択の解除のしかた を説明します。 u 特定の図形を選択するには 1. 画面の右肩にツールアイコンが表示されている場合は、J またはoを押してツールの 選択を解除します。 2. ポインターを、選択したい図形の近くに移動します。 • 対象の図形に応じて、1つまたは複数の マークが現れます。 / (対象が線分の場合) / (対象が点の場合) / (対象が円周の場合) 3. w、a、またはtを押します。 • マークがkに変わり、対象の図形が選択されたことを表します。 / • さらに他の対象を追加選択したい場合は、手順2と手順3を繰り返します。 u 多角形全体を選択するには 1.
2-9 図形の描画と編集 2. ポインターを、選択したい多角形の近くに移動します。 • 多角形の一部(頂点や辺など)に マークが現れます。 3. xを押すか、2(Edit) ‒ 4:Select Figureを選択します。 • 多角形全体が選択されます。 u 特定の図形の選択を解除するには 1. 画面の右肩にツールアイコンが表示されている場合は、Jまたはoを押してツールの 選択を解除します。 2. ポインターを、選択解除したい図形の近くに移動します。 • ポインターを対象にある程度以上近づけると、対象のkマークがハイライトします。 / 3.
2-10 図形の描画と編集 Constructメニューを使う(各種の幾何学的な作図) Constructメニューを表示するには、4(Construct)を押します。Constructメニューを 使うと、例えば線分の垂直二等分線や平行線を作図したり、角の二等分線を作図するなど、 さまざまな幾何学的作図を行うことができます。 u 垂直二等分線を作図するには 1. 線分を描画し、選択します。 2. 4(Construct) ‒ 1:Perp Bisectorを選びます。 • 選択した線分の垂直二等分線が作図されます。 メモ 垂直二等分線の作図は、画面上で1つの線分、多角形の1辺、または2つの点が選択されてい るときに実行することができます。 u 垂直を作図するには 1. 線分と点を描画し、両方とも選択します。 2.
2-11 図形の描画と編集 u 中点を作図するには 1. 線分を描画し、選択します。 2. 4(Construct) ‒ 3:Midpointを選びます。 • 選択した線分の中点が作図されます。 メモ 中点の作図は、画面上で1つの線分、多角形の1辺、または2つの点が選択されているときに 実行することができます。 u 2本の線の交点を作図するには 1. 2本の交差する線分を描画し、両方とも選択します。 2.
2-12 図形の描画と編集 u 角の二等分線を作図するには 1. 三角形を描画し、2つの辺を選択します。 2. 4(Construct) ‒ 5:Angle Bisectorを選びます。 • 選択した2つの辺の作る角の二等分線が作図されます。 メモ • 角の二等分線の作図は、画面上で次のいずれか2つ(同種2つ、または異種2つ)が選択さ れているときに実行することができます:線分、直線、半直線、ベクトル、または多角形 の1辺。 • 2つの選択対象が交差している場合、2本の角の二等分線が作図されます。 / u 平行線を作図するには 1.
2-13 図形の描画と編集 2. 4(Construct) ‒ 6:Parallelを選びます。 • 選択した点を通り、選択した線分に平行な線が作図されます。 メモ 平行線は、次のいずれかの組み合わせで図形を選択して作図することができます。 • 1つの線分と1つの点、1つの直線と1つの点、1つの半直線と1つの点、または1つのベク トルと1つの点 • 多角形の1辺と1つの点 u 接線を作図するには 1. 円を描画します。 2. 4(Construct) ‒ 7:Tangentを選びます。 •“Select Curve” というメッセージが表示されます。 3. 円周上の接線を作図したい位置付近にポインターを移動します。 • 円周に マークが表示される位置まで、ポインターを近づけてください。 4.
2-14 図形の描画と編集 Transformメニューを使う(さまざまな写像の作成) Transformメニューを表示するには、5(Transform)を押します。Transformメニューを 使うと、例えばある図形に対して線対称な図形や、指定した角度だけ回転させた図形など、 描画済みの図形のさまざまな写像を作成することができます。 u 線対称写像を作成するには 1. 線対称写像の元となる図形を描きます。ここでは例として三角形を使います。 2. 線対称の軸となる線分を描きます。 3. 5(Transform) ‒ 1:Reflectionを選びます。 •“Select Axis” というメッセージが表示されます。 4. 線対称の軸となる線分の近くにポインターを移動します。 • 線分に マークが表示される位置まで、ポインターを近づけてください。 5.
2-15 図形の描画と編集 メモ • 線分、直線、半直線または多角形の1辺を線対称の軸として指定可能です。 • 手順3の操作を行う前に図形の一部だけを選択した場合、選択されていた図形の線対称写像 だけが作成されます。例えば上記の手順2で三角形の辺BCを選択してから手順3以降の操作 を行うと、次の画面例のように辺BCの線対称写像だけが作成されます。 / u 移動量を数値で指定して平行移動写像を作成するには 1. 平行移動写像の元となる図形を描きます。ここでは例として三角形を使います。 2. 5(Transform) ‒ 2:Translationを選びます。 • 次のようなTranslation画面が表示されます。 3.
2-16 図形の描画と編集 4. 入力が済んだらwを押します。 • 手順3で数値指定した量だけ、元の図形を平行移動した写像が作成されます。 メモ 手順2の操作を行う前に図形の一部だけを選択した場合、選択されていた図形の平行移動写 像だけが作成されます。 u 描画済みのベクトルを使って平行移動写像を作成するには 1. 平行移動写像の元となる図形を描きます。ここでは例として三角形を使います。次に、平 行移動するために使うベクトルを描きます。 2. 5(Transform) ‒ 3:Trans(Sel Vec)を選びます。 •“Select Vector” というメッセージが表示されます。 3.
2-17 図形の描画と編集 4. wを押します。 • 選択したベクトルの向きと大きさに従って、元の図形を平行移動した写像が作成されま す。 メモ 手順2の操作を行う前に図形の一部だけを選択した場合、選択されていた図形の平行移動写 像だけが作成されます。 u 回転写像を作成するには 1. 回転写像の元となる図形を描きます。ここでは例として三角形を使います。 2. 5(Transform) ‒ 4:Rotationを選びます。 •“Sel Rotation Center” というメッセージが表示されます。 3. 回転の中心として指定したい位置にポインターを移動します。 4.
2-18 図形の描画と編集 5. 回転角度(反時計回り方向の角度)を「度」の単位で入力し、wを押します。 • 元の図形を回転した写像が作成されます。 / メモ 手順2の操作を行う前に図形の一部だけを選択した場合、選択されていた図形の回転写像だ けが作成されます。 u 拡大/縮小写像を作成するには 1. 拡大/縮小写像の元となる図形を描きます。ここでは例として三角形を使います。 2. 5(Transform) ‒ 5:Dilationを選びます。 •“Sel Dilation Center” というメッセージが表示されます。 • この後の操作で指定する「中心点」および「倍率」について詳しくは、後述の「メモ」をご 覧ください。 3. 拡大(または縮小)の中心点として指定したい位置にポインターを移動します。 4.
2-19 図形の描画と編集 5. 倍率を0.1 < | x | < 10の範囲の数値で入力し、wを押します。 • 元の図形を拡大(または縮小)した写像が作成されます。 / メモ • 手順2の操作を行う前に図形の一部だけを選択した場合、選択されていた図形の拡大/縮小 写像だけが作成されます。 • 上記の手順中で使われている用語(中心点、倍率)の意味は、下図の通りです。 中心点 倍率:2 倍率:−1 倍率:0.
2-20 図形の描画と編集 図形を移動/消去する 図形を移動/消去するには、はじめに対象となる図形を選択することが必要です。詳しくは 「図形の選択と選択解除」 (2-8ページ)を参照してください。 u 図形を移動するには メモ 図形を移動しようとしたときに、図形が思ったように動かない場合があります。このような場 合は、移動したくない部分をロックする(5-10ページ参照)か、一度すべての制約を解除 (Clr Constraint、5-11ページ参照)してください。 1. 移動したい図形を選択します。 • 例えば三角形の頂点1つだけを移動したい場合は、その頂点だけを選択します。三角形 の1辺だけを移動したい場合は、その1辺だけを選択します。 頂点1つを選択した場合 1辺を選択した場合 3辺を選択した場合 2. vを押します。 • 画面右肩に4アイコンが表示され、ポインターの形が2から4に変わります。また、手 順1で選択した図形全体を囲む長方形が表示されます。 頂点1つを選択した場合 1辺を選択した場合 3辺を選択した場合 3.
2-21 図形の描画と編集 4. 現在の長方形の表示位置に図形を移動するには、wを押します。 頂点1つを選択した場合 1辺を選択した場合 3辺を選択した場合 メモ 画面上の何も選択されていない状態でvを押すと、ポインターの形が4に変わり、画面全 体をパン(上下左右に移動)することができます。 / / u 図形を消去するには 1. 消去したい図形を選択します。 • 例えば三角形の頂点1つだけを消去したい場合は、その頂点だけを選択します。三角形 の1辺だけを消去したい場合は、その1辺だけを選択します。 2. Dを押すか、2(Edit) ‒ 5:Deleteを選びます。 • 選択した図形が消去されます。 u 画面上のすべての図形を消去するには 1. 2(Edit) ‒ 6:Clear Allを選びます。 • すべて消去して良いかを確認するダイアログが表示されます。 ご注意! 次の手順で1(Yes)を押すと、現在画面上にあるすべての図形が消去されます。 この操作は取り消すことはできません。 2.
2-22 図形の描画と編集 図形を隠す/隠した図形を再表示する 描画されている図形の一部を隠したり、隠れている図形をすべて表示するには、次の操作を 行います。 u 図形を隠すには 1. 隠したい図形を選択します。 2.
3-1 各種の画面表示設定 3. 各種の画面表示設定 ここでは、画面表示のスクロールやズームのしかた、および画面への座標軸や座標格子点の 表示切り替えの操作について説明します。 座標軸や座標格子点の表示/非表示を切り替える 次の操作によって、画面上に座標軸や座標格子点を表示するか、しないかを切り替えること ができます。 u 座標軸の表示を設定するには 1. !m(SET UP)を押してセットアップ画面を表示します。 2. 希望する設定に応じて、次のキーを押します。 この設定を選ぶには: このキーを押す: 座標軸を表示する 1(On) 座標軸を表示しない 2(Off) 座標軸とスケール値を表示する 3(SCALE) 3.
3-2 各種の画面表示設定 u 座標格子点の表示/非表示を切り替えるには 1. !m(SET UP)を押してセットアップ画面を表示します。 2. cを押して“Integer Grid”にハイライトを移動します。 3. 希望する設定に応じて、次のキーを押します。 この表示にしたい場合は: このキーを押す: 座標格子点を表示する 1(On) 座標格子点を表示しない 2(Off) 4.
3-3 各種の画面表示設定 u ビューウィンドウを設定するには 1. !3(V-Window)を押してビューウィンドウ画面を表示します。 2. Xmin, Xmax, Ymidの数値をそれぞれ入力します。 • 初期設定に戻すには1(INIT)を押します。 3. 数値の入力が済んだらJを押します。 スクロールやパンを使って画面の表示範囲を移動する 画面内に表示する範囲を上下左右に移動するには、2つの方法があります。画面のスクロール 操作に加え、画面上の1点をつかんで移動を行う「パン」の操作が可能です。 u パンを使って画面の表示範囲を移動するには 1. 1e(View) ‒ 2:Panを選びます。 • パンモードに入り、画面右肩にHアイコンが表示されます。 2. ポインターを画面上のつかみたい位置に移動し、wを押します。 • ポインターの形が2からIに変わります。 3.
3-4 各種の画面表示設定 4. パンモードから抜けるにはJを押します。 メモ パンモード中にwを押すたびに、ポインターの形が2とIの間で切り替わります。ポイン ターの形が2のときは、カーソルキーを使ってポインターだけを移動することができます。 ポインターの形がIのときは、カーソルキーを押すと画面の表示範囲が移動します。 u 画面をスクロールするには 1. .を押すか、1e(View) ‒ 3:Scrollを選びます。 • スクロールモードに入り、画面右肩にNアイコンが表示されます。このとき、ポインタ ーは非表示になります。 2. 画面をスクロールしたい方向のカーソルキーを押します。 3. スクロールモードから抜けるにはJを押します。 ズームを使う GEOMモードには、画面全体や図形の一部を拡大/縮小して表示することができる、各種の ズーム機能が用意されています。 u ボックスズームを使うには(画面上の選択範囲を拡大表示するには) 1. 1e(View) ‒ 1:Zoom Boxを選びます。 • 画面右肩にSアイコンが表示されます。 2.
3-5 各種の画面表示設定 3. 拡大表示したい範囲の別の一端に向かってポインターを移動します。 • ポインターの移動に従って、拡大表示される範囲を示す長方形が表示されます。 4.
4-1 テキストやラベルを使う 4. テキストやラベルを使う ここで説明する操作によって、画面上にテキストを挿入することができます。また、図形を 描画すると自動的に付加されるラベルを変更したり、図形にラベルを追加することができ ます。 画面上にテキストを挿入する 画面上にテキストを挿入したり、挿入したテキストを後から編集することができます。 u 画面上にテキストを挿入するには 1. 画面上でテキストを挿入したい位置にポインターを移動します。 2. K(Option) ‒ 1:Textを選択します。 • テキストの入力ダイアログが表示され、キーが自動的にアルファベットの入力状態(ア ルファロック)となります。 3. テキストを31文字以内で入力し、wを押します。 • 入力したテキストがポインター位置に挿入されます。 / 4.
4-2 テキストやラベルを使う u 画面上のテキストを編集するには 1. 編集したいテキストを選択します。 2. Jを押します。 • 画面下部に測定ボックスが表示されます。 3. wを押します。 • テキストの入力ダイアログが表示されます。 4. テキストを編集し、wを押します。 • 編集後のテキストが画面上に表示されます。 / 5. 測定ボックスを閉じるには、Jを2回押します。 ラベルを追加/変更する ここでは描画済みの三角形を例に、ラベルの操作を説明します。1つ目の例では三角形の頂 点のラベルを変更する操作、2つ目の例では三角形の1辺にラベルを追加する操作を行いま す。 u 既存のラベルを変更するには 1.
4-3 テキストやラベルを使う 2. Jを押します。 • 画面下部に測定ボックスが表示されます。 3. dを押して測定ボックス左隣の▲ボタンにハイライトを移動し、wを押します。 • アイコンパレットが表示されます。 4. カーソルキーを使ってアイコンパレットの<アイコンをハイライトさせ、wを押しま す。 5. eを押して再び測定ボックスをハイライトさせ、wを押します。 • ラベルの編集ダイアログが表示され、キーが自動的にアルファベットの入力状態(アル ファロック)となります。 アルファロック状態を 表すカーソル(0)と現 在 の ラ ベ ル 名( こ の 例 では“A” )が交互に点滅 します。 ↔ 6. ラベル名を14文字以内で入力し、wを押します。 • ラベルが変更されます。 / 7.
4-4 テキストやラベルを使う u ラベルを新たに付けるには 1. ラベルを追加したい三角形の1辺を選択します。 2. Jを押して、測定ボックスを表示します。 3. dを押して測定ボックス左隣の▲ボタンにハイライトを移動し、wを押します。 • アイコンパレットが表示されます。 4. カーソルキーを使ってアイコンパレットの<アイコンをハイライトさせ、wを押しま す。 5. eを押して再び測定ボックスをハイライトさせ、wを押します。 • ラベルの編集ダイアログが表示されます。 6. 新たなラベル名を14文字以内で入力し、wを押します。 • ラベルが付加されます。 / 7.
5-1 測定ボックスを使う 5.
5-2 測定ボックスを使う 次の表は、アイコンパレット上の各アイコンを選択したときに測定ボックスに表示される内 容、および各アイコンが何を選択したときに表示されるかをまとめたものです。 このアイコンが表示され るのは: このアイコン選択時に 測定ボックスに表示さ れる内容: 座標 1つの点の選択時 点の座標値 可 距離/長さ 1つの図形上または2つ の図形上の点2つ、また は1つの線分またはベク トルの選択時 2点間の距離、線分また はベクトルの長さ 可 > 傾き 1つの直線、半直線、線 分、またはベクトルの 選択時 直線、半直線、線分、ま たはベクトルの傾き 可 ? 方程式 1つの直線、半直線、線 分、円、または円弧の 選択時 対象図形の方程式(直交 座標系による) 不可 ? 数式 1つの数式(“EXPR=” ラベルが付いた文字列) の選択時 計算式 不可 ? ベクトル 1つのベクトルの選択時 ベクトルの成分 可 @ 半径 1つの円または円弧の 選択時 円または円弧の半径 可 A 円周 1つの円または円弧の 選択時 円または円弧の
5-3 測定ボックスを使う このアイコンが表示され るのは: このアイコン選択時に 測定ボックスに表示さ れる内容: 回転角度 5 ‒ 4:Rotationコマ ンドによって作成された 点と作成元の点の2つの 選択時 回転角度 不可 ; 拡大縮小率 5 ‒ 5:Dilationコマン ドによって作成された 点と作成元の点の2つの 選択時 拡大縮小率 不可 < ラベル/ テキスト ラベル付きの点、ラベル をつけることができる図 形、またはテキストの 選択時 ラベルまたはテキスト 不可 アイコン : アイコン名 (属性) ロック 測定ボックスは、対象図形の特定の大きさや状態を決めるのに使うことができます。以下の 1つ目の例では、1つの線分について、各種の大きさの表示のしかたを説明します。2つ目の 例では、画面上の3つの点を選択して、それらによって形作られる三角形の面積を測定ボッ クスに表示します。 u 1つの線分について各種の大きさを表示するには 1. 線分を描画し、選択します。 2.
5-4 測定ボックスを使う 4. アイコンパレットからアイコンを選択し、その他の大きさなどを表示します。 • ここでは例として線分を選択しているので、長さ、傾き、および方程式を表示すること ができます。 傾き 方程式 5. 測定ボックスを閉じるには、Jを2回押します。 u 三角形の面積を表示するには 測定ボックスを使って、画面上で選択した3つの点の形作る三角形の面積を表示することが できます。 例: 長方形ABCDの頂点ADB、および頂点ADCの形作る三角形の面積をそれぞれ求める。 1. 長方形を描画します。 2. 頂点A、D、およびBを選択します。 3.
5-5 測定ボックスを使う 4. 操作対象を測定ボックスから描画画面に戻すため、Jを押します。 • 測定ボックスのハイライトが消え、画面上にポインターが表示されます。 5. oを押して現在選択されているすべての点の選択を解除してから、頂点A、D、および Cを選択します。 • 三角形ADCの面積が測定ボックスに表示されます。以上の操作によって、2つの三角形 の面積が同一であることがわかります。 6.
5-6 測定ボックスを使う 特定の対象の大きさを指定する ここでは例として、三角形のある頂点の角度と、三角形のある辺の長さを指定する操作を行 います。 u 三角形のある頂点の角度を指定するには 1. 三角形を描画します。 2. 辺ACを選択し、続いて辺BCを選択します。 3. Jを押して測定ボックスを表示します。 • 測定ボックスに、∠ACBの角の大きさが度(° )単位で表示されます。 4. ∠ACBの角の大きさとして指定したい数値を度(°)単位で測定ボックスに入力し、wを 押します。 • ここでは90を入力し、∠ACBの角の大きさを90° にします。 / 5.
5-7 測定ボックスを使う u 三角形のある辺の長さを指定するには メモ • 現在編集中のファイル上で初めて(または2(Edit) ‒ 6:Clear Allの操作を行った後初め て)、次のいずれか1つの大きさを指定すると、指定対象の図形全体の拡大/縮小が行われ ます。 - 三角形の1辺の長さ - 線分またはベクトルの長さ - 長方形、正方形、多角形、正n角形のある1辺の長さ - 円周または円弧の長さ このとき、図形の見た目のサイズがほとんど変わらないように、自動的にビューウィンド ウの設定が変更されます。 次の画面例は、ビューウィンドウの初期設定(画面幅10.
5-8 測定ボックスを使う 5. !m(SET UP)を押してセットアップ画面を表示します。 6. 3(SCALE)を押します。 7. Jを押してセットアップ画面を閉じます。 8. 三角形を描画します。 9. 辺ACを選択します。 10. Jを押して測定ボックスを表示します。 • このとき測定ボックスには、辺ACの長さが表示されます。 11.
5-9 測定ボックスを使う 12. wを押します。 • 辺ACの長さが120に変更され、三角形全体が等比で拡大されます。 • このとき自動的にビューウィンドウの設定が変更されるので、画面上の三角形のサイズ は見た目にはほとんど変化しません。座標軸のスケール値も変化している点にご注意く ださい。 13.
5-10 測定ボックスを使う u 特定の対象をロックするには 特定の対象をロックするには、次のいずれかの操作を行います。 • 「特定の対象の大きさを指定する」(5-6ページ)の操作を行って、対象の大きさを指定す る。 この操作を行うと、対象の大きさが指定した値で自動的にロックされます。 / • 測定ボックスの右隣のアイコンがQのときに、このアイコンにハイライトを移動して、 wを押す。 / • Qアイコンの右隣の▲ボタンにハイライトを移動してwを押す。表示されるメニューで [Lock]を選び、wを押す。 / メモ 測定ボックスに表示される内容によっては、ロックすることができない場合があります。 ロックの可否については、「図形の各種の大きさを表示する」 (5-1ページ)の一覧表の中の “ロック”欄を参照してください。 u 特定の対象のロックを解除するには 特定の対象のロックを解除するには、次のいずれかの操作を行います。 • 測定ボックスの右隣のアイコンがFのときに、このアイコンにハイライトを移動して、 wを押す。 • Fアイコンの右隣の▲ボタンにハイライトを移動してwを押す。表示されるメニューで [Un
5-11 測定ボックスを使う u 画面上のすべての対象の図形制約やロックを解除するには K(Option) ‒ 4:Clr Constraintを選びます。 画面上のすべての対象の図形制約やロックが解除されます。 メモ 上記の操作を行うと、手動でロックした対象だけでなく、特定の図形を描画したときに自動 的に設定されるロック状態も解除されます。例えば、上記の操作によって次のようなロック 状態もすべて解除されます。 • 長方形を描画したときの、向かい合う2辺が等しいというロック状態(向かい合う2辺の 「一致状態」属性のロック) • 二等辺三角形(ABC)を描画したときの、辺ABと辺BCが等しいというロック状態(辺ABと 辺BCの「一致状態」属性のロック) • 直線の描画時に指定した2つの点(点A, 点B)が、その直線上にあるというロック状態(直 線と点A、点Bの「線上の点」属性のロック) • 線分を選択して4(Construct) ‒ 1:Perp Bisectorを実行し、線分の垂直二等分線を作成 したときの、線分および垂直二等分線として作成した直線の間の固定的な相関関係。 • ある図形を選択して5(Tran
5-12 測定ボックスを使う 3. eを使って右端の▲ボタンにハイライトを移動し、wを押します。 • メニューが表示されます。 4. fを使って [Paste]にハイライトを移動し、wを押します。 • 測定ボックスに表示されていた測定値が画面上に貼り付けられます。このとき、貼り付 けられた測定値が選択された状態となります。 / 5.
5-13 測定ボックスを使う u 画面上に貼り付けた測定値の属性ラベルを編集するには 1. 属性ラベルを編集したい測定値の文字列を選択し、Jを押します。 • 測定ボックスが表示され、選択した測定値の属性ラベルが測定ボックス内に表示されま す。 2. wを押します。 • 属性ラベルの編集ダイアログが表示されます。 3. 14文字以内で属性ラベルとして使う文字を入力します。 • 属性ラベルを削除したいときは、oを押します。 4. wを押します。 • 属性ラベルが変更され、画面上でハイライト表示されます。 5.
5-14 測定ボックスを使う u 画面上に貼り付けた測定値に基づく計算の結果を表示するには 例: 次の画面のように、線分ABと線分CD(点Cは線分AB上にあるものとする)が画面上 に描画されているとき、∠ACDと∠DCBの和を求め、計算結果を画面上に表示する。 (54.72 + 125.28 = 180.00) • ∠ACDと∠DCBの測定値を画面上に貼り付ける操作については、 「測定ボックスに表示 した測定値を画面上に貼り付ける」 (5-11ページ)を参照してください。 1. K(Option) ‒ 2:Expressionを選択します。 • ポインターの位置に“EXPR=”という文字列が現れ、測定ボックスが表示されます。 •このとき同時に、画面上に現在貼り付けられている各々の測定値に“@x” (xの部分は数 字)というラベルが表示されます。 ラベル 2.
5-15 測定ボックスを使う メモ 測定値の種類が座標またはベクトルの成分の場合、ラベルは“@1X”,“@1Y”のように表示 されます。 “@1X”は座標のx値またはベクトルのx成分の値を、 “@1Y”は座標のy値またはベ クトルのy成分の値を表します。 画面上に貼り付けた測定値の表示書式を指定する 画面上に貼り付けた各々の測定値の表示書式を、個別に指定することができます。 メモ 表示書式の初期設定は“Norm 1”です。表示書式について詳しくは、別冊の取扱説明書の 「2-3 設定を変更する」を参照してください。 u 画面上に貼り付けた測定値の表示書式を指定するには 例: 測定値の表示書式として小数点以下2桁を指定する。 1. 表示書式を変更したい、測定値の文字列を選択します。 2. K(Option) ‒ 3:Number Formatを選択します。 •表示書式の一覧が表示されます。 3. 指定したい表示書式にハイライトを移動します。ここでは小数点以下2桁を指定したいの で、“Fix2”を選択します。 4.
6-1 アニメーションを利用する 6. アニメーションを利用する GEOMモードの「アニメーション」は、1セットまたは複数セットの点と線(線分、円、ま たは円弧)のペアで構成されます。1セットのアニメーションは、1つの点と1つの線をペア で選択し、そのペアをアニメーション設定に追加することで作成します。 アニメーションの作成と実行 u アニメーションを追加して実行するには 例: 円周上を動く点のアニメーションを作成する。 1. 円および点を描画し、それらを選択します。 2. 6(Animate) ‒ 1:Add Animationを選択します。 • 選択した点が、選択した円の円周上を動くアニメーションとして追加されます。 3. 6(Animate) ‒ 5:Go (once)または6(Animate) ‒ 6:Go (repeat)を選択します。 • 点が円周上を移動します。 / 4. アニメーションを停止するには、J(またはo)を押します。 20061201 ...
6-2 アニメーションを利用する メモ • 上記の操作を繰り返し行うことで、同時に動く複数の点を作成することができます。上記 の操作を行った後で、次の操作をお試しください: - 新たに線分と点を描画する。 - 線分と点を選択する。 - 上記の手順2と3の操作を行う。 両方のアニメーションが同時に実行されるのが分かります。 • 新しいアニメーションを作成したい場合は、次の「現在のアニメーションを破棄して新しい アニメーションに置き換えるには」の操作を行ってください。 u 現在のアニメーションを破棄して新しいアニメーションに置き換えるには 1. 新しく作成するアニメーションのための点と線のペアを選択します。 2. 6(Animate) ‒ 2:Replace Animaを選択します。 • 現在設定されているアニメーションがすべて破棄され、新しい点と線のペアによるアニ メーションが作成されます。 3. 新しいアニメーションを実行するには、6(Animate) ‒ 5:Go (once)または6(Animate) ‒ 6:Go (repeat)を選択します。 4.
6-3 アニメーションを利用する 6. jawを押して、測定ボックスに90を入力します。 • 線分ABとDEの角度が90度にロックされます。 7. Joを押して、すべての選択状態を解除します。 8. 線分DEとDCを選択し、Jを押します。 9. dwを押してアイコンパレットを表示し、9アイコンにハイライトを移動して、wを 押します。 w / 10. eを使ってQアイコンにハイライトを移動し、wを押します。 • アイコンがFに変わります。 • 線分DEとDCが同じ長さに固定されます。 11. JJoを押してから、点Eと線分ABを選択します。 12. 6(Animate) ‒ 1:Add Animationを選択します。 13.
6-4 アニメーションを利用する 14.6(Animate) ‒ 3:Traceを選択します。 • 手順13で選択した点Dが、「トレース点」として設定されます。 15.
6-5 アニメーションを利用する この編集を行うには: 点Eが線分AB上を何ス テップで移動するかを指 定する この操作を行う: 1. c/fを使ってEdit Animations画面の“Steps”をハイ ライトさせ、1(Step)を押す。 / 2. 表示されるダイアログボックスで、希望するステップ数を 2から100までの間の整数で入力し、wを押す。 点Eが線分AB上のどの 位置から移動を開始し、 どの位置まで移動するか を指定する 1. c/fを使ってEdit Animations画面の“Animations”の 下の“E”のすぐ下の“t0”をハイライトさせる。 2. 0から1までの間の数値を入力する。 • t0の数値は、線分AB上で点Eが移動を開始する位置を 表します。0を入力すると点Aが開始位置となり、1を入 力すると点Bが開始位置となります。0.5では線分ABの 中間点となります。0.5より小さい数値は線分AB上の点 A寄りの位置、0.5より大きい数値は線分AB上の点B寄 りの位置となります。 3. t0の数値を入力したら、wを押す。 •“t1”がハイライトした状態になります。 4.
6-6 アニメーションを利用する この編集を行うには: 点Eに対するアニメーショ ンの設定を削除する この操作を行う: 1. c/fを使ってEdit Animations画面の“Animations”の 下の“E”をハイライトさせる。 2. 1(DEL)を押す。 • 点Eに対するアニメーションの設定が削除され、画面か ら“E”の行(および“E”の下の“t0”と“t1”の行)が 消えます。 メモ 手順1で“Animations”をハイライトさせて1(DEL)を押す と、すべて点に対するアニメーション設定が削除されます。 点Dに対するトレース点 設定を削除する 1. c/fを使ってEdit Animations画面の“Traces”の下 の“D”をハイライトさせる。 2. 1(DEL)を押す。 •点 D に 対 す る ト レ ー ス 点 設 定 が 削 除 さ れ 、 画 面 か ら“D”の行が消えます。 メモ 手順1で“Traces”をハイライトさせて1(DEL)を押すと、 すべて点に対するトレース点設定が削除されます。 3.
6-7 アニメーションを利用する アニメーションテーブルの作成 初期設定では、アニメーションを作成すると、指定した点が指定した線分、円、または円弧 の上を20ステップに分けて移動します。アニメーションを実行したときの、ステップごと の点の座標や線分の長さ、図形の面積などを、「アニメーションテーブル」と呼ばれる数表 にすることができます。 アニメーションテーブルに追加することが可能なデータは、次の通りです:座標(x, y)、距 離/長さ、傾き、半径、円周、外周、面積、角度、補角、ベクトルの成分(x, y)、数式。 u アニメーションテーブルに列を追加するには 例: 水平な線分ABに対して底辺が平行で、頂点の1つ(点D)が線分AB上にある三角形CDEを 描画する。そして線分AB上を点Dが動いたときの、線分CDの長さと三角形CDEの面積の アニメーションテーブルを作成する。 1. 線分ABと、三角形CDEを描画します。 2. 線分ABと点Dを選択し、6(Animate) ‒ 1:Add Animationを選択します。 • 点Dが線分AB上を動くアニメーションとして追加されます。 3.
6-8 アニメーションを利用する 5. eを使って右端の▲ボタンにハイライトを移動し、wを押します。 • メニューが表示されます。 6. fを使って [Add Table]にハイライトを移動し、wを押します。 • アニメーションテーブル画面が表示され、アニメーション実行時のステップごとの線分 CDの長さが“Length”というラベルの列に一覧表示されます。 7. Jを押してアニメーションテーブル画面を閉じます。 8. 操作対象を測定ボックスから描画画面に戻すため、もう1度Jを押します。 9. 三角形の辺CD, DE, CEを選択します。 10.Jを押して測定ボックスを表示します。 • このとき画面の左端にBアイコンが表示されなかった場合は、測定ボックス左隣の▲ボ タンをハイライトさせてwを押します。表示されるアイコンパレットからBアイコン を選択してください。 11.
6-9 アニメーションを利用する 12. アニメーションテーブル画面を閉じるには、Jを押します。 13. 測定ボックスを閉じるには、Jを2回押します。 メモ • アニメーションテーブルには、最大26列まで追加することができます。 • 上記の手順4∼6の操作を行う代わりに、6 (Animate) ‒ 7:Add Tableを選択する か、!bを押しても、アニメーションテーブルに列を追加することができます。 u アニメーションテーブルを表示するには 「アニメーションテーブルに列を追加するには」の操作によって作成したアニメーション テーブルは、6(Animate) ‒ 8:Display Tableを選択して表示できます。 u アニメーションテーブルの列をリストデータとして保存するには 1. アニメーションテーブルを表示します。 2. dまたはeを使って、リストデータとして保存したい列にハイライトを移動します。 3. 1(STO)1(LIST)を押します。 • 選択した列の保存先となるリスト番号を指定するためのダイアログが表示されます。 4.
6-10 アニメーションを利用する 2. 1(STO)2(S-SHT)を押します。 • 保存先のスプレッドシートのファイル名を入力するダイアログが表示されます。 3. ファイル名を8文字以内で入力し、wを押します。 • スプレッドシートデータについて詳しくは、別冊の取扱説明書の「第9章 表計算」を参 照してください。 u アニメーションテーブルの特定の列を削除するには 1. アニメーションテーブルを表示します。 2. dまたはeを使って、削除したい列にハイライトを移動します。 3. 2(DEL)1(DEL)を押します。 u アニメーションテーブルのすべての列を削除するには 1. アニメーションテーブルを表示します。 2. 2(DEL)2(DEL-A)を押します。 • 削除して良いかを確認するダイアログが表示されます。 3.
7-1 エラーメッセージ一覧 7. エラーメッセージ一覧 GEOMモードで不適切な操作を行うと、エラーメッセージが表示されます。各メッセージに 応じた対処のしかたについては、下表を参照してください。 メッセージ エラー内容 対処のしかた First select a segment. 最初に1つの線分を選択せずに、 垂直二等分線を作図しようとし た。 作図に必要な図形を正しく選択し てから、やり直してください。 First select a line and point. 最初に1つの線分と1つの点を選 択せずに、垂線または平行線を 作図しようとした。 First select 2 points or a segment. 最初に2つの点または1つの線分 を選択せずに、中点を作図しよ うとした。 First select the applicable figure.
7-2 エラーメッセージ一覧 メッセージ エラー内容 対処のしかた ビューウィンドウ画面上で不適切 な設定値を入力した。 設定可能な範囲の数値を入力す るか、1 (INIT)J と操作して ビューウィンドウの初期設定に戻 してください。 Edit Animations画面でt0= t1となる設定を行った。 1つのアニメーションに対して は、t0とt1には異なる数値を設 定してください。 Too Many Animations 10件を超えるアニメーションを 追加しようとした。 Edit Animations画面を使って不 要なアニメーションを削除してか ら追加を行うか、新規ファイルを 作成して新規にアニメーションを 作成してください。 First select point(s).
7-3 エラーメッセージ一覧 メッセージ エラー内容 対処のしかた Select the applicable measurement icon. 測定ボックスに表示する属性を表 すアイコンとして適切なアイコン を選択せずに、Add Tableコマン ドを実行した。 アニメーションテーブルに追加可 能な属性のアイコンを選択してく ださい。 First configure animation settings and create a table.
〒 151-8543 東京都渋谷区本町 1-6-2 SA0901-B