fx-9860G シリーズ アドインアプリケーション Physium 取扱説明書 http://edu.casio.
目次 目次 1 2 3 4 5 6 Physium の概要 Physium の起動方法 周期表 物理定数 eActivity から Physium を呼び出す 注意事項 20061201
1-1 Physium の概要 1 Physium の概要 • Physium アプリケーションを使うと、次のことができます。 元素周期表 • 元素周期表を表示します。 • 元素の原子番号、元素記号、原子量などを表示します。 • 元素を元素名、元素記号、原子番号、原子量で検索することができます。 物理定数 • 分類別に物理定数を表示します。 • 物理定数を修正して保存できます。 • 物理定数を変数メモリーへ保存することができます。 20061201
2-1 Physium の起動方法 2 Physium の起動方法 1. メインメニューから PHYSIUM モードに入ります。 PHYSIUM モード 2. 次のような画面が表示されます。 カーソル 3. fc を押すと、カーソルが移動します。カーソルで「Periodic Table」 (周期表)また は「Fundamental Physical Constants」 (物理定数)を選択します。 4.
3-1 周期表 3 周期表 k 周期表画面 周期番号 族番号 カーソル • 上端に族番号を、左端に周期番号を表示します。 • ランタノイドは L`、アクチノイドは A`と表示します。 • 113Uut、115Uup、117Uus、118Uuo は「``」で表示します。 • fcde で、カーソルが移動します。 1(MINI) ...................................... 周期表の縮小表示画面になります。 6(DETAIL) ( または w) ......... カーソルで選択した元素の詳細ダイアログを表示し ます。 (L` または A` が選択されている場合は、ラ ンタノイド、またはアクチノイドの画面になります。 ) J ................................................
3-2 周期表 u ランタノイド、アクチノイド(Lanthanoids、Actinoids)画面 カーソル • 周期表画面で L` または A` を選択して、6 (DETAIL) (または w)を押すと、ラン タノイド、またはアクチノイドの画面になります。 • fcde で、カーソルが移動します。 6(DETAIL) ( または w) ........カーソルで選択した元素の詳細ダイアログを表示し ます。 J .................................................周期表画面に戻ります。 k 縮小表示画面 カーソル 原子番号 元素記号 原子量 L: ランタノイド A: アクチノイド • • • • 周期表を縮小してマス目で表示します。 右上にカーソルで選択している元素の原子番号、元素記号、原子量を表示します。 ランタノイド、アクチノイドは周期表の下の欄(LANT、ACTI)に表示します。 [L] (ランタノイド)を選択すると、原子番号は 57 ∼ 71 に、元素記号は Lant.
3-3 周期表 1(SERIES)1(METAL) .................金属元素 (Metals) を網掛け表示します。 2(TRANS) ...............遷移元素 (Transition Elements) を網掛け表示 します。 3(A-MET) .................アルカリ金属 (Alkali Metals) を網掛け表示しま す。 4(A-EAR) .................アルカリ土類金属 (Alkaline Earth Metals) を 網掛け表示します。 5(HALGN) ...............ハロゲン (Halogens) を網掛け表示します。 6(g)1(n-GAS).......希ガス (Noble Gases) を網掛け表示します。 6(g)2(n-METL) ....非金属元素 (Non-Metals) を網掛け表示します。 6(g)3(R-EAR).......希土類元素 (Rare Earth Elements) を網掛け表 示します。 2(RESET) .................................
3-4 周期表 u 詳細ダイアログ(縮小表示) • 周期表画面と同じ詳細ダイアログを表示します。 (3-1 ページを参照) • f c d e で、縮小表示画面のカーソルが移動して、選択した元素の詳細を表示しま す。(Lant. と Acti. は選択できません。 ) J(または w、o) .................ダイアログを閉じます。 u 元素名の検索 1. 縮小表示画面で 5 (SRC)1 (NAME)と押します。 • 元素名の検索ダイアログが表示されます。 2. 元素名を入力します(9 文字まで) 。 • あてはまる元素名が原子番号順に表示されます。 3. fc を押して元素名を選択します。 4. w を押すと、縮小表示画面に戻り、選択した元素にカーソルが移動します。 • 該当する元素がない場合は、 “Nothing” と表示されます。 • Jを押すと、ダイアログを閉じて、縮小表示画面に戻ります。 u 元素記号の検索 1. 縮小表示画面で 5 (SRC)2 (SYMBL)と押します。 • 元素記号の検索ダイアログが表示されます。 2.
3-5 周期表 u 原子番号の検索 1. 縮小表示画面で 5 (SRC)3 (No.)と押します。 • 原子番号の検索ダイアログが表示されます。 2. 原子番号を入力します(数字 3 桁まで) 。 3. w を押すと、縮小表示画面に戻り、入力した原子番号の元素にカーソルが移動します。 • 一致する原子番号がない場合は、ダイアログを閉じて縮小表示画面に戻ります。カーソ ル位置は変わりません。 • Jを押すと、ダイアログを閉じて、縮小表示画面に戻ります。 u 原子量の検索 1. 縮小表示画面で 5 (SRC)4 (WEIGH)と押します。 • 原子量の検索ダイアログが表示されます。 2. 原子量を入力します(数字と小数点で 9 桁まで) 。 • あてはまる元素の元素記号と原子量が、原子番号順に表示されます。 3. fc を押して元素記号を選択します。 4.
4-1 物理定数 4 物理定数 k 分野選択画面 b(Universal)..............................普遍定数の一覧画面になります。 c(Electromagnetic) ...............電磁気学定数の一覧画面になります。 d(Atomic & nuclear)..............原子核物理学定数の一覧画面になります。 e(Physico-chemical) .............物理化学定数の一覧画面になります。 f(Adopted values) .................協定値の一覧画面になります。 a(My Drawer) ...........................My Drawer(お気に入り)画面になります。 J .................................................
4-2 物理定数 分類 定数 原子核物理学定数 α : 微細構造定数 R∞ : リュードベリ定数 a0 : ボーア半径 me : 電子の質量 μ e : 電子の磁気モーメント 物理化学定数 協定値 定数値 7.2973525698E‒3 10973731.568539 5.2917721092E‒11 9.10938291E‒31 ‒9.2847643E‒24 m μ : ミュー粒子の質量 1.883531475E‒28 μ μ : ミュー粒子の磁気モーメント ‒4.49044807E‒26 m τ : タウ粒子の質量 mp : 陽子の質量 μ p : 陽子の磁気モーメント mn : 中性子の質量 μ n : 中性子の磁気モーメント NA : アボガドロ定数 mu : 原子質量単位 F : ファラデー定数 R : 気体定数 k : ボルツマン定数 Vm : 理想気体のモル体積 (273.15 K, 100 kPa) σ : シュテファン - ボルツマン定数 KJ‒90 : ジョセフソン定数の協定値 RK‒90 : フォン・クリッツィング定数の 協定値 gn : 標準重力加速度 3.
4-3 物理定数 k 定数一覧画面 • 定数を「記号=数値」のように表示します。 • fc を押すとカーソルが移動して、定数が選択されます。 (数字キーを押しても選択し 1(EDIT)................................ 選択した定数を訂正します。 た定数の訂正になります。 ) 2(STORE) ........................... 選択した定数を変数メモリーに保存します。 3(DETAIL) ( または w) ... 選択した定数の詳細ダイアログを表示します。 4(KEEP) .............................. 選択した定数を My Drawer(お気に入り)に保存します。 •4 (KEEP)を押すと“Complete!”メッセージが出ま す。J を押してメッセージを閉じます。 5(INIT) ................................. 選択した定数の値を元の数値に戻します。 6(A • InIT) ............................ すべての定数の値を元の数値に戻します。 J ....
4-4 物理定数 k 定数を訂正する 1. 訂正する定数を選択して 1 (EDIT)を押します。 • 定数の訂正状態になります。 2. 定数を訂正します。 3. wを押します。 • 訂正された定数が保存されます。 • 15 桁以上入力した場合でも、記憶される有効桁数は 15 桁になります。 • 定数の編集状態で入力が正しくない場合は、エラー(Syntax ERROR)になります。 • 定数の編集状態で入力が数学的におかしい場合は、エラー(Ma ERROR)になります。 k 定数を変数メモリーへ保存する 1. 変数メモリーに保存する定数を選択して 2 (STORE)を押します。 • 保存ダイアログが表示されます。 2. 保存する定数をアルファベットで入力します(1 文字) 。 3.
4-5 物理定数 k 詳細ダイアログ • 定数を選択して 3 (DETAIL)または w を押すと、詳細ダイアログが表示されます。 • 定数の名称、記号、単位を表示します。 名称 記号 単位 k すべての定数を元の数値に戻す • 定数一覧画面で、6 (A • InIT)を押すと、Init All ダイアログが表示されます。 • 1 (Yes)を押すと、定数一覧画面にあるすべての定数の値を元の数値に戻します。 20130201
5-1 eActivity から Physium を呼び出す 5 eActivity から Physium を呼び出す eActivity では Physium ストリップを入力して、Physium を呼び出すことができます。 ここでは、Physium ストリップの挿入方法、Physium ストリップの使い方を説明します。 eActivity についての詳細は別冊の取扱説明書「第 10 章 eActivity」を参照してください。 k eActivity ファイルに Physium ストリップを挿入するには 以下の操作では Physium ストリップを挿入する eActivity ファイルがすでに開いていると します。 u eActivity ファイルに Physium ストリップを挿入するには 1. eActivity の作業画面で、Physium ストリップを挿入する位置にカーソルを移動させま す。 2. 2(STRP) を押します。 • 挿入可能なストリップの一覧がポップアップ表示されます。 3. fc を押して、Physium ストリップを選択します。 4.
5-2 eActivity から Physium を呼び出す 6. wを押すと、ストリップのタイトルが確定されます。 • ストリップが選択された状態となります。 • ここで w を押すとストリップを実行します。ストリップを実行する手順は、次の「ス トリップから Physium を呼び出すには」を参照してください。 k ストリップから Physium を呼び出すには ここでは、eActivity ファイルに挿入した Physium ストリップの操作について説明します。 以下の手順では実行できる Physium ストリップを挿入した eActivity ファイルがすでに開 いているとします。 1. eActivity の作業画面で、fc を押して Physium ストリップを選択します。 2. wを押します。 • Physium が呼び出され、Physium の最初の画面が表示されます。 3.「Physium の起動方法」 (2-1 ページ)の手順 3 からの操作を行います。 4.
6-1 注意事項 6 注意事項 • Physium の各画面、ダイアログを表示中に、画面のキャプチャーができます。 (詳細は、 別冊の取扱説明書「1-8 画面キャプチャー機能」を参照してください。 ) • 電卓に搭載されているカタログ機能は、Physium では使えません。 • 原 子 量 は、2013 年 の IUPAC (International Union of Pure and Applied Chemistry) を元にしています。 • 物理定数は、2010 年の CODATA を元にしています。 • 周期表、物理定数の表記や値は、年や書籍によって若干の違いがあります。ご使用の前 に目的にあった資料を参照してください。 20140201
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