J fx-375ES fx-915ES fx-995ES 取扱説明書 保証書付 ご使用の前に「安全上のご注意」をよくお読みの上、正しく お使いください。 本書はお読みになった後も大切に保管してください。 http://edu.casio.
はじめに このたびはカシオ製品をお買い上げいただき、誠にありがとうござ います。 ■ 使い始めるときは (ハードケースについて) 本機を使い始める際は、本 機をスライドさせてハード ケースから取り外し、右図 の要領で本機の背面にハー ドケースを取り付けます。 A リファレンスラベルを貼り付けるには 必要に応じて、付属のリファレンスラ 凸部 ベルをハードケースに貼り付けてお使 いください。 右図のように、リファレンスラベルの 接着面をハードケース内側にある 2 つ の凸部の間に合わせて貼り付けます。 ■ 本機の状態を初期状態に戻すには 次のキー操作を行うことで、本機の計算モード、すべてのセット アップ情報、およびすべてのメモリー内容を一括してクリアし、本 機を初期状態に戻すことができます。 19(CLR)3(All)=(Yes) –1–
■ 本書の表記について ● 各キーは、キーの表面に印刷されている文字で表記します。 例:1、2、+、-、!、A など ● 連続したキー操作は次のように表記します。 例:!2)+!3= ● 1 や S を押すことで、キーの表面に印刷 されている文字が表す機能とは別の機能を呼 別機能 sin–1{D} キーの上に SHIFT と同じ色で表示されている s 関数や機能は、1 を押した後にそのキーを キー表面の機能 び出すことができます。 押して入力/実行します。 例:1s(sin–1)、1Y(INS) キーの上に ALPHA と同じ色で表示されている関数、変数、定 数、記号は、S を押した後にそのキーを押して入力します。 例:Sy(A)、S5(e) i と同じ色のブラケット ({ })で囲って表示されている文字は、 CMPLX モード (複素数計算、42 ページ参照)で利用します。 DEC、HEX、BIN、OCT と同じ色のブラケット({ })で囲って表 示されている文字は、BASE-N モード (n 進計算、54 ページ参照) で利用します。 ■ 本書中の例題について 次のマークが付いた例題では
安全上のご注意 このたびは本機をお買い上げいただきまし て、誠にありがとうございます。ご使用に なる前に、この 「安全上のご注意」をよくお 読みの上、正しくお使いください。 危険 この表示を無視して誤った 取り扱いをすると、人が死 亡または重傷を負う危険が 差し迫って生じることが想 定される内容を示していま す。 ● アルカリ電池からもれた液が目に入っ たときは、すぐに次の処置を行ってく ださい。 1. 目をこすらずにすぐにきれいな水 で洗い流す。 2.
● 電池は使いかたを誤ると液もれによる 周囲の汚損や、破裂による火災・けが の原因となることがあります。次のこ とは必ずお守りください。 u 極性 (+と−の向き) に注意して正し く入れてください。 u 本機で指定されている電池以外は使 用しないでください。 ● 電池は、充電や分解、ショートする恐 れのあることはしないでください。 ● 本体や電池を加熱したり、火の中に投 入したりしないでください。破裂によ る火災・けがの原因となります。 注意 この表示を無視して誤った 取り扱いをすると、人が傷 害を負う可能性が想定され る内容および物的損害のみ の発生が想定される内容を 示しています。 ● 表示画面について u 液晶表示画面を強く押したり、強い 衝撃を与えないでください。液晶表 示画面のガラスが割れけがの原因と なることがあります。 u 液晶表示画面が割れた場合、表示画 面内部の液体には絶対に触れないで ください。 u 万一、口に入った場合は、すぐにう がいをして医師に相談してくださ い。 –4–
u 目に入ったり、皮膚に付着した場合 は、清浄な流水で最低 15 分以上洗 浄した後、医師に相談してくださ い。 ● 本書中の表示/イラストは、印刷のため実物と異なることがあ ります。 ● 本書の内容に関しては、将来予告なしに変更することがありま す。 ● 本書の内容については万全を期して作成いたしましたが、万一 ご不審な点や誤りなど、お気づきのことがありましたらご連絡 ください。 ● 本機使用により生じた損害、逸失利益、および第三者からのい かなる請求につきましても、当社ではいっさいその責任を負え ませんので、あらかじめご了承ください。 –5–
使用上のご注意 ● 電池が消耗しますと、液晶の表示が薄くなってきま す。表示が薄くなったまま使用を続けますと、正常 に動作しなくなることがあります。表示が薄くなっ てきたらすみやかに電池を交換してください。 また、正常に使用できても定期的に(3 年に 1 度)電 池交換してください。 特に消耗ずみの電池を放置しておきますと、液漏れ をおこし故障などの原因になることがありますの で、計算機内には絶対に残しておかないでくださ い。 ● 付属の電池は、工場出荷時より微少な放電による消 耗が始まっています。そのため、製品の使用開始時 期によっては、所定の使用時間に満たないうちに寿 命となることがあります。あらかじめご了承くださ い。 ● 極端な温度条件下での使用や保管は避けてくださ い。 ● 湿気やほこりの多い場所での使用や保管は避けてく ださい。 ● 落としたり、強いショックを与えないでください。 ●「ひねり」や 「曲げ」を与えないでください。 ● 分解しないでください。 ● お手入れの際は、乾いた柔らかい布をご使用くださ い。 –6–
目次 はじめに ................................................................................ 1 安全上のご注意 ..................................................................... 3 使用上のご注意 ..................................................................... 6 計算を始める前に .................................................................. 8 計算モードとセットアップについて ..................................... 9 式や数値の入力について ..................................................... 13 計算結果の無理数表示について ..........................................
計算を始める前に ■ 電源を入れるには/切るには 電源を入れるには、O を押します。 電源を切るには、1A(OFF)を押します。 ■ コントラストを調節するには 1. 1N(SETUP)c8(]CONT') と押します。 u コントラスト画面が表示されます。 2. d または e を押して調節します。 3.
VCT VECTOR モード時に点灯します。 (fx-915ES、fx-995ES のみ) 7 角度設定が「度」 の場合に点灯します。 8 角度設定が「ラジアン」の場合に点灯します。 9 角度設定が「グラード」の場合に点灯します。 FIX 表示桁数設定が Fix 時に点灯します。 SCI 表示桁数設定が Sci 時に点灯します。 Math 表示形式が「自然表示」 のときに点灯します。 ▼ リプレイ可能な計算履歴が記憶されているときや、 ▲ 前画面/次画面があるときに点灯します。 Disp マルチステートメント計算中に点灯します。 ご注意 演算実行中もシンボルは点灯した状態となります。 計算モードとセットアップについて ■ 計算モードについて モード 操作(押すキー) COMP(標準計算) :関数計算を含む、一般の 計算を行います。 CMPLX (複素数計算):複素数演算を行いま す。 STAT (統計/回帰計算) :一変数統計演算や 回帰演算、確率分布演算を行います。 BASE-N (n 進計算) :2 進、8 進、10 進、16 進 の変換や計算、論理計算を行い
モード 操作(押すキー) VECTOR(ベクトル計算) :ベクトルデータ N8(VECTOR) を用いた演算を行います。 (fx-915ES、fx-995ES のみ) INEQ(不等式計算) :2 次不等式演算、3 次不 等式演算を行います。 (fx-995ES のみ) DIST(分布計算):分布計算を行います。 Nc1(INEQ) Nc2(DIST) (fx-995ES のみ) ● 初期状態は COMP (標準計算)モードです。 A 計算モードを選ぶには 1. N を押します。 u 計算モードの選択画面が表示されます。 fx-915ES、fx-995ES fx-375ES u fx-995ES は、計算モードの選択画面が 2 画面あります。c、 f を使って切り替えます。 2.
自然表示入力 - 自然表示出力 ライン表示入出力 Math ●「自然表示入力 - ライン表示出力」に設定すると、計算結果はライ ン表示になります。 ● STAT、BASE-N、MATRIX、VECTOR モードでは、自動的にラ イン表示に切り替わります。 A 角度設定を切り替えるには 角度設定 操作(押すキー) 度 1N3(Deg) ラジアン 1N4(Rad) グラード 1N5(Gra) A 表示桁数設定を切り替えるには 表示桁数設定 操作(押すキー) 小数点以下桁数 1N6(Fix) 設定 (Fix) 0 (0 桁指定)∼ 9 (9 桁指定) 有効桁数設定 (Sci) 1N7(Sci) 1 (有効桁 1 桁) ∼ 9、0 (有効桁 10 桁) 指数表示範囲設定 1N8(Norm) (Norm) 1(Norm1) または 2(Norm2) 設定に応じた計算結果表示について ● Fix を選択すると、0 ∼ 9 桁の間で指定した桁数に応じて、小数 点以下が表示されます。また、計算結果は指定した桁の次桁で 四捨五入されます。 例: 100 ÷ 7 = 14.
Norm2:10–9 > ⎪x⎪, ⎪x⎪ ≧ 1010 例: 1 ÷ 200 = 5 × 10–3(Norm1) 0.
● ドット表示の場合は、計算結果が複数あるときの区切り記号が カンマ (,) になります。カンマ表示の場合は区切り記号がセミコ ロン (;) になります。 ■ 計算モードと各種設定をクリアするには 次の操作で、計算モードとすべてのセットアップ情報を一括してク リアし、各設定を初期状態に戻すことができます。 19(CLR)1(Setup)=(Yes) 式や数値の入力について ■ 計算式の入力(書式通り入力方式) 本機は紙に書いた通りに計算式を入力し、= を押すと計算が実 行される 「書式通り入力方式」を採用しています。加減乗除、関数、 カッコの優先順位は、自動的に判別されます。 - 2 (5 + 4) − 2 × ( − 3) = a 2(5+4)2*y3= A カッコ付き関数 (sin、cos、' など) の入力について 本機では、次の関数は開きカッコ付きで入力されます。引数の末尾 に閉じカッコ() )を入力することが必要です。 sin(, cos(, tan(, sin–1(, cos–1(, tan–1(, sinh(, cosh(, tanh(, sinh–1(, cosh–1(, tanh–1
割り算(÷)と乗算省略がある計算を実行する場合は、下記の例のよ うに自動的にカッコが入力されます。 u 開きカッコ( の直前または、閉じカッコ )の直後に乗算省略が ある場合 6 ÷ 2(1 + 2)→ 6 ÷ (2 (1 + 2) ) 6 ÷ A(1 + 2)→ 6 ÷ (A(1 + 2)) 1 ÷(2 + 3)sin (30)→ 1 ÷ ((2 + 3)sin (30)) u 変数や定数などの直前に乗算省略がある場合 6 ÷ 2π → 6 ÷(2π) 2 ÷ 2' 2 → 2÷ (2' 2) 4π ÷ 2π → 4π ÷(2π) u Pol、Rec、RanInt# のようなカンマ (,)を使う関数を入力する場合、 入力式中の閉じカッコは必ず入力してください。閉じカッコを入 力しないと、上記の例のようなカッコの自動入力が行われない場 合があります 分数(帯分数も含む)の直前に乗算省略がある計算を実行する場合 は、下記の例のように自動的にカッコが入力されます。 2× 1 A 3 '1c3dddd2 Math Math = sin (30) × 4 A 5 '4c5dddds30) Math
● 計算結果右端の ' マークは、計算結果に続きがあることを表し ます。e、d を使ってスクロール表示できます。 ● 入力式右端の g マークは、入力式に続きがあることを表します。 d、e を使ってスクロール表示できます。ただし計算結果右 端にマークがある場合は、A を押した後で d、e を押します。 A 入力文字数(バイト数)について ● 本機は計算式の入力エリアとして、99 バイトが確保されており、 1 つの計算式につき 99 バイトまで入力可能です。基本的に 1 キー 入力(数字や演算子、関数などの 1 つの入力)につき 1 バイトで す。ただし、自然表示での入力を行う関数は、1 つの入力で数バ イトを使用します。 (または 「 」 )の点滅によっ ● 通常、入力位置を表すカーソルは「 」 て表示されますが、89 バイト目以降の入力になると、カーソル が 「 」の点滅に変わります。このような場合は、区切りの良いと ころで一度入力を終了し、計算結果を得てください。 ■ 計算式の訂正 A「挿入モード」と「上書きモード」について ● 挿入モード(初期状態) 入力位置に「 」が点滅します。カーソル位置に文字
- 14 ÷ 10 × 2 =を誤って 14 ÷ 0 × 2 =と入力した (挿入モードで操作するものとします。) 14/0*2= e (または d) ここにエラーがある ● エラーメッセージ画面で e(または d)の代わりに A を押す と、計算式がクリアされます。 ■ 自然表示での入力操作に関するご注意 ● 入力する計算式によっては、計算式が画面の縦方向にも広がり ます。計算式は、縦方向で 2 画面分 (31 ドット× 2)の大きさにな るまで、入力することができます。 ● 関数やカッコを使用することで入れ子を作ることができますが、 入れ子を多く作るとキー入力を受け付けなくなることがありま す。その場合は何回かに分けて計算してください。 A 自然表示形式での入力に対応した関数と記号 分 数( 仮 分 数 )'、 帯 分 数 1'(() 、log(a,b) (対数) &、 10^x1l ($) 、e^x1i(%) 、平方根(') !、立方根(3') 1!(#) 、2 乗 w、3 乗 1w(x3) 、–1 乗(逆数)E、べき乗 6、べき乗根 16 (") 、積分 7、微分 17(F)、Σ 計算 1&
1Y(INS) Math カーソルの形がこのように変化する Math ! カッコ内の範囲が ' に取り込まれる ● 開きカッコの手前でなく、数字や分数の手前にカーソルがある 場合は、その数字や分数が取り込み範囲となります。 ● 関数の手前にカーソルがある場合は、その関数全体が取り込み 範囲となります。 下記の関数も同様に取り込みが可能です。 '、1'(()、&、1i (%)、!、1l ($)、6、 1! (#)、16(")、1=(Abs) 、7、17(F) 、 1& (8) 、a&(9)* * fx-915ES、fx-995ES のみ 計算結果の無理数表示について 表示形式設定を自然表示入力 - 自然表示出力に設定することで、演 算結果を ' 2 や π などを含む形式 (無理数形式)で表示することがで きます。 ● = を押すと、計算結果は無理数形式で表示されます。 ● 1= を押すと、計算結果は小数で表示されます。 -' 2 +' 8 = 3' 2 A 1 !2e+!8= 2 !2e+!81= ● ' 形式 (無理数表示のうち、' を含む形式)で計算結果を表示 できるのは、次の計算です。
三角関数の計算結果が ' 形式になる入力値の範囲 角度設定 入力値 入力値の範囲 Deg 15̊ 単位 ⎪x⎪<9×109 Rad 1 12 π ラジアンの倍数 ⎪x⎪<20π Gra 50 3 グラードの倍数 ⎪x⎪<10000 ● 上記以外の値を入力した場合、計算結果が小数で表示されるこ とがあります。 ■ ' 形式の演算範囲について 演算結果として表示できる範囲は、' の項を含む 2 項までの結果 です。また、' 形式の計算結果には b ± d' e ± a' b , ± d ± a' b , ± a' c f などの表示形式があり、各係数(a, b, c, d, e, f)の対応範囲は、次の 通りです。 1 ≦ a < 100, 1 < b < 1000, 1 ≦ c < 100 0 ≦ d < 100, 0 ≦ e < 1000, 1 ≦ f < 100 例: 2' 3 × 4 = 8' 3 ' 形式表示 35' 2 × 3 = 148.
● 計算結果は通分されているため、係数(a′, c′, d′)が、係数(a, c, d) の対応範囲を超えていても、' 形式になる場合があります。 例: ' 3 11 + ' 2 10' 3 + 11' 2 = 10 110 ● 計算の途中で項の数が 3 つ以上になった場合も、結果は小数で表 示されます。 例 : (1 + ' 2+' 3) (1 − ' 2−' 3) (=− 4 − 2' 6) =− 8.898979486 ● 計算式の中に、'(根号)の項と、分数として表示することがで きない項がある場合、計算結果は小数で表示されます。 例 : log3 + ' 2 = 1.891334817 循環小数 本機への数値の入力時に循環小数を用いることができます。また、 可能な場合は計算結果を循環小数の形で表示することができます。 ■ 循環小数の入力 · 循環小数を入力するには、循環節が始まる直前に a!(k) を押し、 ·· 循環節の末尾の数値までを入力します。例えば 0.909090.... (0.90)と · いう循環小数を入力するには、a.
ご注意 ● 循環節として指定できるのは、小数点以下 14 桁までです。小数 点以下 15 桁以上の入力を行うと、循環小数ではなく 15 桁の有限 小数として扱われます。 ● 循環小数の入力は、セットアップの循環小数設定にかかわらず 可能です。 ■ 計算結果を循環小数で表示する セットアップの循環小数設定を ON にした場合は、循環小数となる ような計算結果を循環小数の形で表示することができます。計算結 果の表示切り替えには f キーを使います。 f を押すたびに、表示中の計算結果が次のように切り替わります。 分数 循環小数 表示桁数設定(Norm/Fix/Sci) に従った小数 または 表示桁数設定(Norm/Fix/Sci) に従った小数 - 分数 循環小数 · · 1 = 0.142857 = 0.
ご注意 セットアップの循環小数設定が OFF に設定されているときの計算結 果や、ON に設定されているが循環小数でない計算結果の表示切り 替えについては、 「表示変換機能」 (41 ページ) を参照してください。 基本計算 (COMP) ■ 四則演算 +、-、*、/ キーを使って加減乗除を実行できます。 - 7 × 8 − 4 × 5 = 36 a 7*8-4*5= A 計算式末尾の閉じカッコの省略について 計算式の末尾(= の直前)の閉じカッコ () )は、入力を省略すること ができます(ライン表示時のみ有効) 。 ■ 分数計算 A 分数計算の例 A 2 1 7 3 + 2 = 6 2'3e+1'2 Math または '2c3e+'1c2 = a 2'3+1'2= ● 帯分数形式で表現した場合に、整数、分子、分母、区切りマー クの合計数が 10 桁を超えた場合、自動的に小数表示となります。 ● ライン表示の場合は、分数と小数が混在した計算の場合、答え は小数で求められます。 ● 帯分数の各項には、整数の値のみを入力してください。 A 仮分数と帯分数の間で結果表示を切り替えるには
A 分数と小数の間で結果表示を切り替えるには 切り替えを行うには、f を押します。 - 1.5 = 3 3 , 2 2 = 1.5 a 1.5= f ■ パーセント計算 数値の後にパーセント(1((%) )キーを入力することで、引数 を 1/100 倍した数値として扱います。 a a% = 100 ここでの操作はすべて、ライン表示形式で行います。 例 2% = 0.
A 60 進数計算 ● 60 進数同士の加減算と、60 進数と 10 進数の乗除算の結果は、60 進数で表示されます。 A 60 進数と 10 進数の間で変換するには 計算結果の表示中に e を押します。 - 2.255 を 60 進数に変換する a 2.
f f ● 計 算 履 歴 を 呼 び 出 す こ と が で き る 計 算 モ ー ド は、COMP (,1)、CMPLX(,2)、BASE-N (,4)のみです。 ● 計算履歴は、O を押したとき、計算モードを切り替えたとき、 表示形式を切り替えたとき、または各種リセット操作を行った ときに、すべてクリアされます。 ● 計算履歴として記憶できる数には制限があります。記憶可能な 範囲を超えた計算履歴が作られた場合、一番古い計算履歴が自 動的に削除されます。 A リプレイ機能 演算結果を表示している状態で A を押した後や、直前の演算結果 の表示中に、d または e を押すことで直前に実行した計算式が 編集可能な状態となります。 - 4 × 3 + 2.5 = 14.5 4 × 3 − 7.1 = 4.9(計算式の一部が共通する計算の実行) a 4*3+2.5= AdDDDD -7.
● CMPLX モードでの演算結果が複素数となった場合、実部・虚部 がともに Ans に記憶されます。ただし、別の計算モードに変更 すると、虚部はクリアされます。 A PreAns の概要 ● 2 つ前の計算結果がプレアンサーメモリー(PreAns)に保存され ます。 ● 新しい計算の結果を表示すると、計算結果が Ans に保存され、 Ans に保存されていた内容が PreAns に保存されます。 ● PreAns は COMP モードでのみ使用可能です。他のモードに入る と PreAns メモリーはクリアされます。 A Ans を使って連続計算を行うには - 3 × 4 の計算結果を 30 で割る a 3*4= /30= / を押すと Ans が自動的に入力される A 計算式の特定の位置に Ans を入力するには - 123 + 456 の計算結果を、次の計算の中で使う 123+456=579 123+456=579 a 789−579=210 123+456= 789-G= A PreAns を使った計算例 Tk+2=Tk+1+Tk(フィボナッチ数列)で、T1 から T5 までの数列を求め
(T3=T2+T1=1+1) Math G+SG(PreAns)= (Ans=T3=2, PreAns=T2=1) Math = (T4=T3+T2=2+1) (Ans=T4=3, PreAns=T3=2) Math = (T5=T4+T3=3+2) ■ 独立メモリー(M) A 独立メモリーの概要 ● 入力した数値や計算式の結果を直接 M に対して加算、または M から減算できます。 { 数値 } ( または { 計算式 }) m(計算結果を現在の M の値に加算) { 数値 } ( または { 計算式 }) 1m(M–) (計算結果を現在の M の値 から減算) ● 計算結果の表示中に m(または 1m (M–))を押すと、表示中 の計算結果(アンサーメモリーの内容)が M に加算 (または M から 減算) されます。 ● M の値を確認することができます。 tm(M) ● M を呼び出して利用することができます。 Sm(M) ● M に対して 0 以外の数値が書き込まれると、画面左上に M シンボ ルが点灯します。M の値が 0 の時は M シンボルが消灯します。 A 独立メモリーをク
A 変数メモリーを個別にクリアするには クリアしたい変数メモリーに 0 を書き込みます。例えば変数メモ リーA をクリアしたい場合は、01t (STO) y(A)と押します。 ■ メモリー内容を一括してクリアするには アンサーメモリー、プレアンサーメモリー、独立メモリー、変数メ モリーの全メモリー内容を、次の操作で一括してクリアすることが できます。 19(CLR)2(Memory)=(Yes) 余り計算 関数「÷R」を使うと、割り算の商と余りを一度に求めることができ ます。 ■ 余り計算の操作 - 5 ÷ 2 の商と余りを求める。 Math A a 5S'(÷R)2= 商 余り 商 余り 5S'(÷R)2= ■ 余り計算に関するご注意 ● 余り計算を行うと商の値がアンサーメモリーに登録されます。 ● 余り計算の計算結果を変数メモリーに登録する操作を行うと、 商の値が登録されます。例えば変数 X に 5 ÷ R2 の計算結果を登 録 す る 操 作(5S' (÷R)21t (STO))(X) )を 行 う と、X には 2 が登録されます。 ● 入力式の途中に余り計算がある場合は、商の値
■ 余り計算が通常の除算となるケースについて 次のような場合は余り計算を実行しても、通常の除算として扱われ ます。 u 除数または被除数が非常に大きい値の場合 例:20000000000S'(÷R) 17= → 20000000000 ÷ 17 の演算を実行 u 商が正の整数でない場合、余りが正の整数あるいは正の小数で ない場合 例:-5S' (÷R)2= → –5 ÷ 2 の演算を実行 素因数分解 (fx-915ES/fx-995ES のみ) (COMP) 計算結果として表示中の 10 桁未満の正の整数を、3 桁以内の素因数 に分解して表示することができます。 ■ 素因数分解の操作 - 1014 を素因数分解する。 1014= 1e(FACT) を素因数分解する。 - 4104676 (= 22 × 10132) 1e(FACT) ● 4 桁以上の素数を因数として持つ数値を素因数分解すると、分解 できない部分が ( )で括って表示されます。 ■ 素因数分解の解除 素因数分解の結果表示は、次の操作を行うと解除されます。 u 1e(FACT) または w を押す。 u W、e のいずれかのキーを押す
■ 素因数分解に関するご注意 ● 表示中の計算結果が小数、分数、または負数の場合は、素因数 分解は実行できません(Math ERROR となります)。 ● Pol、Rec、÷R の結果表示中は、素因数分解は実行できません。 カルク機能 (数式記憶機能) 本機の「カルク機能」は、変数(変数メモリーまたは独立メモリー)を含 む計算式を入力し、式で使用した変数に特定の値を代入したときの答 えを算出する機能です。COMP モード、CMPLX モードで利用できます。 カルク機能では、次の形式の計算式を処理することができます。 (a) 変数を含む計算式 例: 2X + 3Y、5B + 3i、2AX + 3BY + C (b) マルチステートメント (各計算式の条件は(a) と同様) 例: X + Y:X(X + Y) (c) 左辺が 1 変数の代入式 ({ 変数 } = { 計算式 } の形式) 左辺に単独の変数を置き、右辺の計算式と等号(Ss(=)で 入力)で結んだ代入式です。計算結果が左辺の変数に格納され る点を除き、 (a) の場合と同様です。 例: Y = 2X、A = X2 + X + 3 ■ カルク機能を
ソルブ機能 (COMP) 本機の「ソルブ機能」は、入力した方程式の解を、ニュートン法に よって近似値で求める機能です。COMP モードで利用できます。 ■ ソルブ機能で実行可能な式について ソルブ機能では、特に指定しない限りは、入力した方程式を X につ いて解きます。 例: Y = X + 5 X = sin(M) X+3=B+C XY + C(XY + C = 0 として扱われます) また、解を求める対象の変数は次の形式で指定します。 { 方程式 }, { 変数 } 例: Y = X + 5, Y(Y について求解) ご注意 ● sin や log など開きカッコ付きで入力される関数を方程式の中で 使用する場合は、閉じカッコを省略しないでください。 ● ソルブ機能の方程式には、次の入力はできません。 u 積分、微分、Σ(、Π(*、÷R、Pol(、Rec( の各関数の入力 (*fx-915ES、fx-995ES のみ) u マルチステートメントの入力 ● 求解対象の変数が式の中に存在しない場合は、エラー(Variable ERROR)となります。 ■ ソルブ機能の操作 - y = ax2 –2
Math 0= (Y に 0 を代入) Math 1= (A に 1 を代入) 現在の X の値が表示される Math = (求解を実行) ● ソルブ機能の操作中に操作を中止するには、A を押します。 ● 変数への数値の代入は、ライン表示形式での入力となります。 ● 求解できない場合は、メッセージ (Can t Solve) を表示します。 A ソルブ機能利用時のご注意 ● 求めたい変数の初期値によっては、解が求められない場合があ ります。その場合は、求解対象の変数の初期値に、解に近いと 思われる数値を入力してから、再度計算してください。 ● 解の存在する式でも、解が求められない場合があります。 ● ソルブ計算はニュートン法を用いて計算しています。そのため、 複数個の解が存在する場合、いずれか 1 つの解のみ求めることが できます。 ● ニュートン法の性質上、次のような関数は解を求めにくい傾向 にあります。 u 周期関数(y = sin(x) など) u 急勾配の部分を持つ関数 (y = ex, y = 1/x など) u 不連続な関数 (y = ' x など) A 求解画面の表示内容に
A 収束途中画面について 本機のソルブ機能による所定の回数の演算を実行しても求解できな かった場合は、 Continue: [=] のメッセージが表示されます。 この場合は、= を押すと、さらに演算が継続されます。 関数計算 本節では COMP モードで操作を示します。 A 関数計算実行時のご注意 ● 計算の内容によっては演算結果が表示されるまでに時間がかか ることがあります。 ● 次の計算に移る際は、前の計算結果が表示されるまで待ってく ださい(演算を中断するには A を押します)。 A 構文凡例 本節では、各関数の構文を次の要領で記述します。 ● 構文の記述はこのようなグレー地の中に記します。 ● 関数を表す文字列は下線を引いて表します。 ● 引数として入力可能な文字列を { } で括って表記します。基本的 に { 数値 } または { 式 } のいずれかです。 ● { 数値 } と { 式 } の両方が入力可能な場合、略して {n}(または {m}) と表記します。 ● 構文中の { } が ( ) で括られている場合、( ) の入力が必要である ことを表します。 ■ 円周率 π と自然対数の底
■ 三角関数と逆三角関数 A 構文と入力操作 sin({n}) (cos(, tan(, sin–1(, cos–1(, tan–1( も同様) A 留意事項 ● 三角関数、逆三角関数の計算時に使われる角度の単位は、本機 の現在の角度設定によって決まります。 ■ 角度単位変換 度(Deg)、ラジアン (Rad) 、グラード (Gra)の特定の角度単位で入 力した数値を、セットアップの角度設定(11 ページ参照)で現在選 択されている角度単位に変換することができます。 変換には 1G(DRG')を押すと表示 される次のメニューを使います。 - π 2 ラジアン= 90̊ ● 度(Deg)に変換するので、角度設定を Deg にします。 az (15(π)/2) 1G(DRG')2(r)= ■ 双曲線関数と逆双曲線関数 A 構文と入力操作 sinh({n}) (cosh(, tanh(, sinh–1(, cosh–1(, tanh–1( も同様) - sinh 1 = 1.
■ 指数関数と対数関数 A 構文と入力操作 10^ {n} ............................... (e^ も同様) log({n}) ...............................log10{n}(常用対数) log({m},{n}) .........................log{m}{n}(底 {m} の対数) ln({n}) .................................loge{n}(自然対数) - log216 = 4、log16 = 1.204119983 a l21)(,)16)= l16)= 底の指定がない場合は、底 10(常用対数)として扱われる ● logmn の構文による入力は、自然表示形式の選択時に & キー で入力できます。 A &2e16= ■ べき乗関数とべき乗根関数 A 構文と入力操作 {n} X2 ................................. (X3, X–1 も同様) {m} X^{n} .............................
■ 積分計算と微分計算 A 積分計算の構文と入力操作 本機は、ガウス - クロンロッド(Gauss-Kronrod)法による数値積分 を行います。 ∫( f(x), a, b, tol) f(x): X の関数式(変数 X を用いた式を入力) u X 以外の変数は定数とみなされます。 a: 積分区間の下限を指定 b: 積分区間の上限を指定 tol: 許容誤差範囲を指定 (ライン表示時のみ入力可) u 入力を省略できます(省略時は 1 × 10–5 で計算)。 - ∫(ln(x), 1, e) = 1(tol 省略時の例) A Math 7iS)(X)) c1fS5(e)= a 7iS)(X))1)(,) 11)(,)S5(e))= A 正確な積分値を求めるための注意点 ● 周期関数や、積分区間によって関数 f(x) の値が正・負になる場合 → 1 周期ごと、または正の部分と負の部分に分けて積分値を求 め、各々を加算します。 ∫ S正 S負 c a f(x)dx + (– 正の部分 (S正) ∫ b f(x)dx) c 負の部分 (S負) ● 積分区間の微少移動により、積
A 微分計算の構文と入力操作 本機は、中心差分法に基づいて微分係数の近似計算を行います。 d/dx( f(x), a, tol) f(x): X の関数式(変数 X を用いた式を入力) u X 以外の変数は定数とみなされます。 a: 微分係数を求めたい点 (微分点)の値を入力 tol: 許容誤差範囲を指定(ライン表示時のみ入力可) u 入力を省略できます (省略時は 1 × 10–10 で計算)。 π - 関数 y = sin(x) の点 x = 2 における微分係数を求める (tol 省略時の例) Z 17(F)sS)(X)) .....
● 積分する関数の種類、積分区間における正・負、または積分し たい区間によっては求めた積分値の誤差が大きくなり、エラー となることがあります。 ● 不連続な点、急激に変化する部分、極大点や極小点、変曲点、 微分不可能な点を含む場合、微分演算結果が 0 近傍の値の場合に は、精度が出なかったりエラーになったりする場合があります。 ■ Σ 計算 計算式:Σ( f(x), a, b) = f(a) + f(a + 1) + ......
■ Π 計算(fx-915ES/fx-995ES のみ) 入力式 f(x) に対して、指定された範囲の f(x) の積(総積)を求めます。 計算式:Π(f(x), a, b) = f(a) × f(a + 1) × ......
A 構文と入力操作 極座標への変換(Pol) 直交座標への変換(Rec) Pol( X, Y) Rec( r, ) X: 直交座標の X 値を指定 r : 極座標の r 値を指定 Y: 直交座標の Y 値を指定 : 極座標の 値を指定 ● 操作例は 91 ページを参照してください。 ● 結果 は、–180˚ < ≦ 180˚ の範囲で表示されます。 ● 結果 は、現在の角度設定(11 ページ参照)に従って Deg、Rad、 Gra の値に変換され、結果表示されます。 ● 計算結果として得られた r、 の値または X、Y の値は、それぞれ 変数メモリー(26 ページ参照)の X、Y に格納されます。 ● 入力値の は、現在の角度設定(11 ページ参照)によって決まり ます。 ■ その他の関数 !, Abs(, Ran#, RanInt#(, nPr, nCr, Rnd(, GCD(, LCM(, Int(, Intg( A 階乗(!) 構文: {n} ! ● { 数値(または } { 式 } の計算結果) が 0 または正の整数の場合のみ有 効です。 A 絶対値
A 整数乱数(RanInt#) 開始値(m)と終了値(n) 間の整数の疑似乱数を発生させる関数です。 構文: RanInt#({m}, {n})(ただし m, n は整数で、m < n;⎪m⎪, ⎪n⎪ < 1E10;n – m < 1E10) - 1 から 6 の間で整数の乱数を得る a S.
A 最大公約数(GCD)/ 最小公倍数(LCM)計算 最大公約数、最小公倍数の計算を行うことができます。 構文: GCD({n},{m}), LCM({n},{m}) - 28 と 35 の最大公約数を求める a S*(GCD)281)(,) 35)= A Int 計算(fx-915ES/fx-995ES のみ) 引数として指定された数値の整数部分を取り出す関数です。 構文: Int({n}) - –3.5 の整数部は? a S+(Int)-3.5)= A Intg 計算(fx-915ES/fx-995ES のみ) 引数として指定された数値を超えない最大の整数値を求める関数で す。 構文: Intg({n}) - –3.5 を超えない整数は? a S-(Intg)-3.
■ S-D 変換 計算結果として表示中の小数を分数や π の形式に変換したり、その 逆の変換をします。 A 変換が可能な形式について 分数形式: 分数として変換可能な小数を、分数形式に変換します。 仮分数、帯分数のどちらで表示を行うかは、変換時の 分数表示設定に従います。 π 形式: π を含む次の形式への数値の変換が可能です(自然表示 時のみ有効)。 nπ(n は整数) d b c π または a c π(分数表示設定に従います) ● 分数の π 形式への変換では、変換できるものは逆三角関数の結果 やラジアンで一般的に表現される数値に限られます。 ● 計算結果が ' 形式で得られた場合に、f にて小数表示に変換 することが可能です。 しかし、計算結果が小数表示の場合は、' 形式に変換すること はできません。 A S-D 変換の例 1 分数 5 6 2π 5 小数 A 2 π を含む分数 小数 A 3 ' を含む数 小数 A ' 6 f 0.8333333333 f 1.256637061 f 2.
A 計算結果の表示形式について 直交座標形式と極座標形式のいずれかを選ぶことができます。 虚軸 虚軸 絶対値(複素数の大きさ) a + bi b 偏角 a 実軸 実軸 直交座標形式 極座標形式 座標形式の切り替えは、セットアップ (12 ページ参照)で行います。 直交座標形式 (a + bi) 選択時の計算例と結果表示例 - 2 × (' 3 + i) = 2' 3 + 2i = 3.
■ 絶対値と偏角の計算 (Abs, arg) - 2 + 2i の絶対値と偏角を求める Az 1w(Abs) 絶対値の算出: 2+2W(i)= 偏角の算出: 12(CMPLX)1(arg) 2+2W(i))= ■ 計算結果表示形式の強制指定 A 計算結果を直交座標形式で表示するには 計算式の末尾に 12 (CMPLX) 4('a+bi)を押します。 - 2' 2 ∠ 45 = 2 + 2i Az CMPLX Math 2!2e1y( ∠ )45 12(CMPLX)4('a+bi)= A 計算結果を極座標形式で表示するには 計算式の末尾に 12 (CMPLX) 3('r ∠ )を押します。 統計計算 (STAT) 本節の計算を行う際は、STAT モードにします。 STAT メ ニ ュ ー を 表 示 さ せ る キ ー は、fx-375ES/fx-915ES で は 11(STAT)で す が、fx-995ES で は 11(STAT/DIST)で す。 本節では、このキーを 11(STAT)と表します。 ■ 統計計算の概要 A 統計計算の操作の流れ 1.
3. 標本データを入力します。 STAT u ここでは例として 10, 11, 12 と入 力します。 10= 11= 12= 4. A を押します。 STAT u STAT 演算画面が表示されます。 この画面では、STAT エディタ画面で入力した標本データに基づ く統計計算や、COMP モードとほぼ同様の各種計算を実行する ことができます。 5. ここからの操作は、実際の統計計算 の例です。 11(STAT)を押します。 u 右のような STAT メニューが表示 されます。 この画面からコマンドを選択して統計計算を実行したり、他の 画面に移動することなどができます。 6. 計算例:標本データの平均値を求め ます。 4(Var)を押してください。 u Var サブメニューが表示されます。 7. 2(o)を押します。 STAT u STAT 演算画面が表示され、平均 値を求める o コマンドが入力され ます。 8.
キー 選択画面表示 統計計算のタイプ 1 1-VAR 一変数統計演算 2 A+BX 一次回帰演算 3 _+CX2 二次回帰演算 4 ln X 対数回帰演算 5 e^X e 指数回帰演算 6 A • B^X ab 指数回帰演算 7 A • X^B べき乗回帰演算 8 1/X 逆数回帰演算 変数の数 一変数(X) 二変数(X, Y) 統計計算のタイプを切り替えるには 11(STAT)1(Type)を押すと STAT タイプ選択画面が表示さ れるので、切り替えたいタイプを選択します。 ● 変数の数が異なる統計計算タイプに切り替えると、現在登録さ れている標本データがクリアされます。 ● 変数の数が同じ (二変数の)統計計算タイプの間での切り替えの 場合は、標本データは保持されます。同じ標本データに基づい て、異なる回帰演算を実行することが可能です。 A 標本データの入力について STAT エディタ画面について STAT エディタ画面の 1 行が、1 個 (1 組)の標本データを表します。 現在選択されている統計計算タイプが一変数か、二変数かに応じ て、ST
入力に関するご注意 1 入力可能な行数 (標本データ数)は、現在選択されている統計計 算タイプと、本機のセットアップの 「統計表示設定」の状態に よって次のように異なります。 一変数統計 二変数統計 統計表示設定 OFF 80 行 *1 40 行 統計表示設定 ON 40 行 *2 26 行 *1 fx-995ES では 40 行になります。 *2 fx-995ES では 20 行になります。 2 標本データの入力は、常にライン表示形式となります。 3 STAT エディタ画面では次の入力操作はできません。 u m、1m(M–) キーの操作 u 変数メモリーへの数値登録操作(STO) u 座標変換(Pol、Rec)、÷R、マルチステートメント 標本データの保持に関するご注意 次の操作を行うと、STAT モードで入力した標本データはすべて消 えてしまいますので、ご注意ください。 ● STAT モードから他の計算モードに切り替えた場合 ● セットアップで統計表示設定(FREQ 列の表示/非表示設定)を 切り替えた場合 A 標本データの編集について 入力済みのセル内のデータを上書きするには 基本的
2. 11(STAT) 3(EDIT) と押します。 u Edit サブメニューが表示されます。 3. 1(Ins)を押します。 u 行の挿入が実行され、STAT エディタ画面に戻ります。 ご注意 すでに入力可能な行数いっぱいまで入力済みの場合は、行の挿入は 実行されません。 すべての標本データを一括削除するには 1. STAT エディタ画面で、11(STAT) 3(EDIT)と押します。 u Edit サブメニューが表示されます。 2.
3Sum 各種の総和を求めるコマンドを含む Sum (STAT 演算画面) 4Var サブメニューを表示します。 平均や標準偏差などを求めるコマンドを 含む Var サブメニューを表示します。 6MinMax 最大値/最小値などを求めるコマンドを 含む MinMax サブメニューを表示します。 ● 3Sum、4Var、6MinMax の各サブメニューに含まれるコマン ドについて詳しくは、 「 一変数統計演算」 ( 下記)および 「回帰演算 (二変数統計演算) (51 ページ) 」 の該当項目を参照してください。 一変数時のメニュー項目 メニュー名 5Distr 説 明 正規分布演算を実行するコマンドを含む Distr サブメニューを表示します。 二変数時のメニュー項目 メニュー名 5Reg 説 明 回帰演算を実行するコマンドを含む Reg サブメニューを表示します。 ■ 一変数統計演算 A 総和(Sum サブメニュー) 1Σx2 標本の 2 乗和を求めます。 2Σx 標本の総和を求めます。 A 標本数/平均/標準偏差(Var サブメニュー) 1n 標本数を求めます。 2
fx-995ES のみ: 3Q1 標本の第 1 四分位数を求めます。 4med 標本の中央値を求めます。 5Q3 標本の第 3 四分位数を求めます。 A 正規分布演算(Distr サブメニュー) 標準正規分布の分布確率を計算できます。標準化変量 t は、STAT エディタ画面で入力したデータから得られる平均値(o)と母標準偏 差値(σx)を用いて、算出します。 1P( 2Q( 3R( 4't 下図のグレー部分の分布確率 P(t), Q(t), R(t) を算出します。 標準正規分布 P (t) Q (t) 0 t R (t) 0 t 0 t A 一変数統計演算の例題 1 一変数統計演算を選択して次のデータを入力する。 x 0 1 2 3 4 5 6 7 9 10 度数(FREQ) 1 2 1 2 2 2 3 4 2 1 入力したデータに対して、平均を求める。 1Nc4(STAT)1(ON)N3(STAT)1(1-VAR) 0=1=2=3=4= STAT 5=6=7=9=10= cec2=c2=2 =2=3=4=2= A11(STA
■ 回帰演算(二変数統計演算) A 一次回帰演算 11(STAT)1(Type)2(A+BX) 次の理論式による回帰を実行します。 y = A + BX 総和 (Sum サブメニュー) 1Σx2 標本の X データの 2 乗和を求めます。 2Σx 標本の X データの総和を求めます。 3Σy2 標本の Y データの 2 乗和を求めます。 4Σy 標本の Y データの総和を求めます。 5Σxy 標本の X データと Y データの積和を求めます。 6Σx3 標本の X データの 3 乗和を求めます。 7Σx2y 標本の {X データの 2 乗× Y データ } の総和を求めます。 8Σx4 標本の X データの 4 乗和を求めます。 標本数/平均/標準偏差 (Var サブメニュー) 1n 標本数を求めます。 2o 標本の X データの平均を求めます。 3σx 標本の X データの母標準偏差を求めます。 4sx 標本の X データの標本標準偏差を求めます。 5p 標本の Y データの平均を求めます。 6σy 標本の Y データの母標準偏差を求めます。 7sy
- 下記データを一次回帰して回帰式および相関係数を求める。 また、回帰式より x = 2 のときの n(y の推定値)を推定する。 x 1.0 1.2 1.5 1.6 1.9 2.1 2.4 2.5 2.7 3.0 y 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 1.7 1.8 2.0 1Nc4(STAT)2(OFF)N3(STAT)2(A+BX) 1=1.2=1.5= STAT 1.6=1.9=2.1= 2.4=2.5=2.7= 3= ce1= STAT 1.1=1.2=1.3= 1.4=1.5=1.6= 1.7=1.
回帰演算(Reg サブメニュー) 1A 回帰係数の定数項 A を求めます。 2B 回帰係数の一次係数 B を求めます。 3C 回帰係数の二次係数 C を求めます。 4m1 x の大きいほうの推定値を求めます。 5m2 x の小さいほうの推定値を求めます。 6n y 推定値を求めます。 - 52 ページ(一次回帰演算の例題)で入力したデータを二次回 2 の推定値) 、およ 帰して、回帰式より y = 3 のときの m1、m(x び x = 2 のときの ( n y の推定値) をそれぞれ推定する。 y = 3 のとき m1 は? A311(STAT)5(Reg)4(m1)= y = 3 のとき m2 は? 311(STAT)5(Reg)5(m2)= x = 2 のとき n は? 211(STAT)5(Reg)6(n)= A 対数回帰演算 11(STAT)1(Type)4(ln X) 次の理論式による回帰を実行します。 y = A + BlnX ● すべてのサブメニュー内のコマンドは、一次回帰演算(51 ページ 参照)と同様です。 A e 指数回帰演算 11(STAT)1(Type
次の理論式による回帰を実行します。 y = ABX ● すべてのサブメニュー内のコマンドは、一次回帰演算(51 ページ 参照)と同様です。 演算式は次の通りです。 . A = exp Σlny – lnB Σx ( ) ( B = exp n.Σxlny – Σx.Σlny n.Σx2 – (Σx)2 n n.Σxlny – Σx.Σlny r= {n.Σx2 – (Σx)2}{n.
c(x^) 16 進 Hex b(log) 2進 Bin q(In) 8進 Oct ● BASE-N モードに入った時点では、前回の設定にかかわらず、基 数は 10 進に設定されます。 数値の入力と計算例 - 2 進法で 12 + 12 を計算する Ab1+1= ● BASE-N モードでは、小数や指数部の入力はできません。また、 演算結果が小数となる場合は、小数部は切り捨てられます。 16 進法での数値の入力と計算例 16 進法で数値を入力する際に必要な A、B、C、D、E、F は、次の各キー で入力します。 {A} y {B} e {C} w {D} s {E} c {F} t - 16 進法で 1F16+116 を計算する Ac1F+1= 計算結果を n 進法で表示するには 計算結果は、常に現在の基数設定に従って表示されます。このた め、基数設定を変更することで、現在表示されている計算結果を 2 進、8 進、10 進、16 進の間で切り替えることができます。 - 10 進数の 3010 を 2 進に変換する AU30=b A n 進計算メニューについて
A 演算の有効範囲について 基数に応じて、次の範囲での演算が可能です。 基数 有効範囲 正: 0000000000000000 ≦ x ≦ 0111111111111111 2進 負: 1000000000000000 ≦ x ≦ 1111111111111111 正: 00000000000 ≦ x ≦ 17777777777 8進 負: 20000000000 ≦ x ≦ 37777777777 10 進 16 進 –2147483648 ≦ x ≦ 2147483647 正: 00000000 ≦ x ≦ 7FFFFFFF 負: 80000000 ≦ x ≦ FFFFFFFF ● 2 進数の場合のみ、演算できる範囲が狭くなります (2 進数の場合 は 16 ビット、その他の場合は 32 ビット)。 ● 計算結果が有効範囲を超えると、Math ERROR となります。 ■ 入力時の基数指定 例えば 10 進数で 3 を入力するには、次のように操作します。 Ab13(BASE)c1(d)3 次に続く数値が 10 進数であることを表す ● 計算結果は、常に現在の基数設定に従って表示されます
A 排他的論理和の否定(xnor) - 11112 xnor 1012 = 111111111101012 A 否定(Not) ビット反転した結果を返します。 - Not (10102)= 11111111111101012 A 負数(Neg) 2 の補数をとった結果を返します。 - Neg (1011012)= 11111111110100112 方程式計算 (EQN) 本節の計算を行う際は、EQN モードにします。 ■ 方程式計算の概要 (操作の流れ) 次の 2 元連立 1 次方程式の解を求める場合で、操作手順を例示しま す。 表示形式は「自然表示入力 - 自然表示出力」 に設定します。 X + 0.5Y = 3 2X + 3Y = 4 1. N5(EQN) を押します。 u 右のような EQN タイプ選択画面が 初期表示されます。 2. ここでは 1(anX + bnY = cn)を押して、2 元連立 1 次方程式を選 択します。 Math u 右のような係数エディタ画面が表 示されます。 3. 方程式の係数を入力します。 1= 0.5= 3= 2= 3= 4= Math X+0.
4.
A すべての係数を 0 に戻すには 入力の途中で A を押すと、すべての係数が 0 にリセットされます。 A 入力に関するご注意 係数エディタ画面での注意点は、STAT エディタ画面の場合とほぼ 同様です。47 ページの 「入力に関するご注意」の 2、3 を参照して ください。 ■ 解の表示について ● 解の表示中は、= を押すごとに次の解の表示に切り替わります。 解の表示中に A を押したり、最後の解が表示された後で = を 押すと、係数エディタ画面に戻ります。 ● 連立 1 次方程式の場合は、c または f を押すことで、X, Y(お よび Z)の解の間で表示を切り替えることができます。 ● 2 次または 3 次方程式で、複数の解がある場合は、c または f を押すことで、X1, X2, X(解の個数は方程式による) 3 の間で表示 を切り替えることができます。 ● 2 次方程式では、a < 0 では極大値(X-Value Maximum、Y-Value Maximum)を、a > 0 で は 極 小 値 (X-Value Minimum、Y-Value Minimum)を求めることができます。 ●
● MATRIX モードでは、計算に使う行列を MatA 、MatB 、MatC という名前のメモリーエリア (行列メモリー)に登録した上で、 メモリー計算の要領で演算を実行します。 1. N6(MATRIX) を押します。 u 右のような行列選択画面が初期表 示されます。 2. 1(MatA) を押します。 u 右のような次元設定画面が表示さ れます。 3. 2 行 2 列の行列を登録するので、5(2 × 2) を押します。 u 次のような行列エディタ画面が表示されます。 MAT この A は MatA を表す 2 0 4. 演算に使う 1 つ目の行列 0 2 を入力します。 2= 0= 0= 2= MAT 5. 14(MATRIX) を押します。 u 右のような行列メニューが表示さ れます。 6. 1(Dim) を押します。 u 手順 1 と同じ行列選択画面が表示されます。 u 2(MatB) を押して MatB を選択し、2 つ目の行列 1 2 の 3 4 入力を行います。入力は、手順 2 ∼ 4 と同じ要領で行います。 7.
9.
c1Ref c2Rref 階段型行列を求める関数 Ref( を入力します。 被約階段型行列を求める関数 Rref( を入力し ます。 ■ 行列の入力と編集 A 行列メモリーに行列を登録するには 1. 14(MATRIX)1 (Dim)と押します。 u 行列選択画面が表示されます。 2. 数字キー(1 ∼ 3) を使って選択します。 u 次元設定画面が表示されます。 3. 数字キー(1 ∼ 6)を使って、行列の次元を指定します。 u 3 行 3 列以内で指定が可能です。1 行 n 列を指定したい場合は、 c を押して次元設定画面の 2 画面目から指定します。 u 次元を指定すると、行列エディタ画面が表示されます。 4. 行列エディタ画面で、行列の各要素の入力を行います。 u 行列エディタ画面での入力/編集操作は、EQN モードの係数 エディタと同じ要領で行うことができます。 (58 ページ参照) u 入力後、行列演算画面を表示するには、A を押します。 A 行列メモリーの内容を編集するには 1. 14(MATRIX)2 (Data)と押します。 2.
1. コピー元の行列メモリーを行列エディタ画面に呼び出すか、 MatAns 画面を表示します。 2. 1t(STO)を押します。 3.
A 行列式(正方行列) - MatA の行列式を求める MAT A14(MATRIX)7(det) 14(MATRIX)3(MatA))= A 転置行列 - MatC の転置行列を求める A14(MATRIX)8(Trn) 14(MATRIX)5(MatC))= A 逆行列(正方行列) ● –1 の入力には E を使います。6 を使って入力することはでき ませんので、ご注意ください。 - MatA の逆行列を求める A14(MATRIX)3(MatA)E= A 行列の要素の絶対値 - MatB の各要素の絶対値を求める A1w(Abs) 14(MATRIX)4(MatB))= A 行列の 2 乗/3 乗(正方行列) ● 2 乗の入力には w を、3 乗の入力には 1w(x3) を使います。 6 を使って入力することはできません。 - MatA の 2 乗および 3 乗を求める A14(MATRIX)3(MatA)w= 14(MATRIX)3(MatA) 1w(x3)= A 階段型行列 1 2 3 - 4 5 6 の階段型行列を求める。MatA にこの行列が登録 7 8 9 済みとします。
A 被約階段型行列 1 2 3 - 4 5 6 の被約階段型行列を求める。MatA にこの行列が 7 8 9 登録済みとします。 A14(MATRIX)c2(Rref) 14(MATRIX)3(MatA))= 関数式からの数値テーブル生成 (TABLE) 本節の計算を行う際は、TABLE モードにします。 ■ 数値テーブル生成の概要 (操作の流れ) ここでは、次の 2 つの関数式と、x の開始値/終了値/ステップ値 指定に基づく数値テーブルを生成する場合で、操作手順を例示しま す。 関数式: f(x) = x2 + 開始値(Start) :1 1 2 g(x) = x2 − 1 2 終了値 (End):5 ステップ値(Step) :1 ● 次の操作手順は、セットアップの表示形式設定 (10 ページ参照) が「ライン表示」 の場合で説明します。 1. fx-375ES では N6 (TABLE) 、fx-915ES/fx-995ES では N7 (TABLE)を押します。 u 右のような関数式エディタ画面が 初期表示されます。 数値テーブル生成の元となる関数式を入力します。 2.
4.
● 入力した関数式、および x 値の指定条件などにより、数値テーブ ルの作成に時間がかかる場合があります。 ● 数値テーブルを作成すると、変数メモリーX の値は書き換えられ ます。 A 登録した関数式と x 値の保持について TABLE モードで登録した関数式と x 値(開始値/終了値/ステップ 値)が保持/クリアされる条件は、次の通りです。 u TABLE モードから出た場合 u TABLE モードに入り直した場合 u TABLE モードで本機の電源を切った場合(ただし x 値は保持さ れています。) ● TABLE モードでセットアップの表示形式設定 (自然表示形式また はライン表示形式の設定)を変更すると、登録されていた関数式 はクリアされます。 ベクトル計算 (fx-915ES/fx-995ES のみ) (VECTOR) 本節の計算を行う際は、VECTOR モードにします。 ■ ベクトル計算の概要 A ベクトル計算の操作の流れ ここでは、次のベクトル計算を実行する場合で、操作手順を例示し ます。 (1,2) + (3,4) = (4,6) ● VECTOR モ ー ド で は、 計 算 に
3. 2 次元のベクトルを登録するので、2 (2)を押します。 u 次のようなベクトルエディタ画面が表示されます。 VCT この A は VctA を表す この画面を使ってベクトルの入力 や編集を行うことができます。 4. 演算に使う 1 つ目のベクトル (1, 2) VCT を入力します。 1= 2= 5. 15(VECTOR) を押します。 u 右のようなベクトルメニューが表 示されます。 6. 1(Dim)を押します。 u 手順 1 と同じベクトル選択画面が表示されます。 u 2(VctB)を押して VctB を選択し、2 つ目のベクトル(3, 4)の 入力を行います。入力は、手順 2 ∼ 4 と同じ要領で行います。 7. ベクトルの入力が済んだら、A を押します。 u 表示がクリアされます。 8. 計算式(VctA + VctB) を入力します。 VCT 15(VECTOR)3(VctA)+ 15(VECTOR)4(VctB) 9.
ベクトル演算画面で可能なその他の操作について MATRIX モード時と同様です。 「行列演算画面で可能なその他の操作 について」 (61 ページ)を参照してください。 A VctAns 画面について ● VctAns 画面はベクトルエディタ画面と同じ画面構成ですが、各 要素の編集を行うことはできません。 A ベクトルメニューについて メニュー名 1Dim 説 明 ベ ク ト ル メ モ リ ー(VctA、VctB、VctC)を 選 んで、次元設定を行います。 2Data ベクトルエディタ画面を呼び出します。 3VctA VctA を入力します。 4VctB VctB を入力します。 5VctC VctC を入力します。 6VctAns VctAns を入力します。 7Dot 内積を求めるコマンド • を入力します。 ■ ベクトルの入力と編集 A ベクトルメモリーにベクトルを登録するには 1. 15(VECTOR) 1(Dim) と押します。 u ベクトル選択画面が表示されます。 2. 数字キー(1 ∼ 3) を使って選択します。 u 次元設定画面が表示されます。 3.
3.
A ベクトルの外積 外積は、次元の同じベクトル同士でのみ計算可能です。 - VctA × VctB A15(VECTOR)3(VctA) VCT *15(VECTOR)4(VctB)= ● 2 次元同士のベクトルの外積は、3 次元ベクトルの z 成分を 0 とし て計算されます。 A ベクトルの絶対値 - VctC の絶対値を求める VCT A1w(Abs) 15(VECTOR)5(VctC))= 不等式計算 (fx-995ES のみ) (INEQ) 2 次不等式または 3 次不等式を解くことができます。不等号の種類 と向きは 4 種類(>、<、≧、≦) から選択することができます。 ■ 不等式計算の概要 (操作の流れ) 2 次不等式の解を求める場合で、操作手順を例示します。表示形式 は「自然表示入力 - 自然表示出力」 に設定します。 1. Nc1(INEQ) と押します。 u 右のような INEQ タイプ選択画面 が初期表示されます。 2. こ こ で は 1(aX2+bX+c)を 押 し て、 2 次不等式を選択します。 u 右のような不等号タイプ選択画面 が表示されます。 3.
4. 不等式の係数を入力します。 u ここでは例として X2+2X–3 < 0 を解くとして、各係数(a=1、 b=2、c=–3) を入力します。 Math 1=2=y3= 5.
- 3x3 + 3x2 – x < 0 の解 a ■ 特殊な解の表示について ● 2 次 不 等 式 の 解 が す べ て の 数 と な っ た 場 合、 解 は All Real Numbers と表示されます。 - x2 ≧ 0 の解 A ,c1(INEQ)1(aX2+bX+c) Math 3(aX2+bX+c ≧ 0) 1=0=0== ● 2 次不等式の解が存在しない場合は、No-Solution と表示されま 。 す(例:X2 < 0 の解など) 分布計算 (fx-995ES のみ) (DIST) 本節の計算を行う際は、DIST モードにします。 ■ 分布計算の概要 (操作の流れ) 1. Nc2(DIST) と押します。 u 右のような DIST タイプ選択画面が 初期表示されます。 2. ここでは 1 (Normal PD)を押して、 正規確率密度を選択します。 u 右のような変数入力画面が表示さ れます。 3. 変数を入力します。 u ここでは例として x = 36、 = 2、 = 35 と入力します。 36= 2= 35 4.
u = または A を押すと、最初の変数の入力画面に戻ります。 ヒント 分布計算の演算精度は有効桁数 6 桁になります。 A 分布計算のタイプについて 分布計算のタイプは、DIST モードに入ると表示される DIST タイプ 選択画面で選ぶことができます。 キー 選択画面表示 分布計算タイプ 1 Normal PD 正規確率密度 2 Normal CD 正規分布確率 3 Inverse Normal 累積正規分布の逆関数 4 Binomial PD 二項確率 c1 Binomial CD 二項累積確率 c2 Poisson PD ポアソン確率 c3 Poisson CD ポアソン累積確率 分布計算のタイプを切り替えるには !1(STAT/DIST) 1(Type)を押すと DIST タイプ選択画面が表 示されるので、切り替えたいタイプを選択します。 ■ 変数の入力について 分布計算で入力する変数は次のようになります。 正規確率密度 …… x、 、 正規分布確率 …… Lower、Upper、 、 累積正規分布の逆関数 …… Area、 、 (Tail は
分布計算の種類 カーソル位置の数値 X: 標本データ Ans: 計算結果 u 標本データを変更するには 変更したい標本データにカーソルを移動して、新しい標本データ を入力して = を押します。 u 標本データを削除するには 削除したい標本データにカーソルを移動して、D を押します。 u 標本データを挿入するには 挿 入 す る 位 置 に カ ー ソ ル を 移 動 し て、!1(STAT/DIST) 2 (Edit)1 (Ins)と押してから、標本データを入力します。 u すべての標本データを削除するには !1(STAT/DIST)2(Edit)2(Del-A) と押します。 ■ 分布計算の計算例 - 標本データ= {10, 11, 12, 13, 14}、N = 15、p = 0.6 のとき、 二項確率を計算する。 ,c2(DIST)4(Binomial PD) リスト画面にする: 1(List) ● パラメーター形式でデータを指定する場合は、2(Var)を押し ます。 10=11=12= 13=14= =15=0.
ecccc 計算結果: x = 10 の二項確率:0.1859 x = 11 の二項確率:0.1267 x = 12 の二項確率:0.0633 x = 13 の二項確率:0.0219 x = 14 の二項確率:4.7 × 10–3 ● = を押すと N の入力に戻ります。A を押すとリスト画面に戻 ります(入力した標本データは保持されています)。 ご注意 ● Pol(、Rec(、÷R、∫(、d/dx( の関数は使用できません。 ● パラメーター形式でデータを指定した場合、計算結果がアン サーメモリーに保存されます。 ● 変数に入力した数値に誤りがあると、エラーメッセージを表示 します。標本データに入力した数値に誤りがあると、リスト画 面の Ans 列に ERROR を表示します。 科学定数 本機は科学技術計算でよく使われる 40 種類の定数を内蔵しており、 呼び出して計算に利用することができます。 (BASE-N モードを除 く) ■ 科学定数の使い方 A 科学定数を入力するには 1. 17(CONST) を押します。 2.
A 科学定数を使った計算例 - 真空中の光速度を求める( c0 = 1/ ε0μ 0 ) (COMP モード) A Math 1/!17(CONST)32(ε0) 17(CONST)33( 0)= A 科学定数一覧 記号 単位 記号 単位 01 陽子の静止質量 mp kg 02 中性子の静止質量 mn kg 03 電子の静止質量 me kg 04 粒子の静止質量 mμ kg 05 ボーア半径 a0 m 06 プランク定数 h Js 07 核磁気 N JT –1 B JT –1 09 換算プランク定数 H Js 10 微細構造定数 α − 11 電子の半径 re m 12 電子のコンプトン 波長 λc m 13 陽子の磁気回転比 γp s–1T –1 14 陽子のコンプトン 波長 λcp m λcn m 16 リュードベリー定 R∞ 数 m–1 u kg 18 陽子の磁気モーメ ント p JT –1 中性子の磁気モー メント n JT –1 No.
原子量(周期表表示)(fx-995ES のみ) 本機は化学計算でよく使われる 118 種類の元素の原子量を内蔵して おり、呼び出して計算に利用することができます。 (BASE-N モード を除く) ■ 原子量の使い方 ここでは、COMP モードでスカンジウム (元素記号:Sc、原子番号: 21)の原子量を表示する場合で、操作手順を例示します。 1. S9(ATOMIC)を押します。 u ATOMIC メニューが表示されます。 2. 1 (Periodic Table) を カーソル 押します。 原子番号 u 周期表が表示されます。 u 原子量は最大 9 桁まで表示 元素記号 原子量 されます。 3. fcde を使ってスカンジウムの位置にカーソルを移動さ せます。 4. = を押します。 Math u AtWt コマンドに続けてスカンジウ ムの原子番号が演算画面に入力さ れます。 5.
単位換算 インチ(in)からセンチメートル (cm) 、グラム (g)からオンス (oz)の ように、ある単位の数値を異なる単位の数値に換算することができ ます。 (BASE-N モード、TABLE モードを除く) 換算には、本機が内蔵している単位換算コマンドを使います。 単位換算コマンドの数: fx-375ES ............................ 100 組 200 種類 No.001∼200 fx-915ES/fx-995ES ............ 111 組 222 種類 No.001∼222 ■ 単位換算コマンドの使い方 単位換算コマンドは、換算元の数値(または計算式)の直後に入力し て使います。 操作 1: { 数値 }S8('Conv){3 桁番号 }= 操作 2: { 数値 }18(CONV){2 桁番号 }= ● 操作 1 の 3 桁番号の入力時、001∼099 の場合は頭の 0 を省略する こともできます。 ● 操作 2 の単位換算コマンドは No.01∼No.
4. = を押します。 u 単位換算が実行され、結果の数値 が表示されます。 2 –31°C が何 °F なのか調べる a y31S8('Conv) 038(°C'°F)= A 操作 2 の計算例 - 5 センチメートル (cm)をインチ (in)に換算する (COMP モー ド) a 1. 換算元の数値を入力します。ここでは 5 を押します。 2. 18(CONV)を押します。 3. 単位換算コマンドに対応した 2 桁の番号 (01 ∼ 40)を入力します。 ここでは 02 (cm'in)を入力してください。 u 2 桁目の数値を入力すると同時に、対応する単位換算コマンド が演算画面に入力されます。 4. = を押します。 u 単位換算が実行され、結果の数値 が表示されます。 ■ 単位換算コマンド一覧 No. コマンド表示 No. コマンド表示 No.
025 atm'Pa 026 Pa'atm 027 mmHg'Pa 028 Pa'mmHg 029 hp'kW 030 kW'hp 031 kgf/cm2'Pa 032 Pa'kgf/cm2 033 kgf • m'J 034 J'kgf • m 035 lbf/in2'kPa 036 kPa'lbf/in2 037 ̊F'̊C 038 ̊C'̊F 039 J'cal 040 cal'J 041 Å 'm 042 m' Å 043 fm'm 044 m'fm 045 ch'm 046 m'ch 047 AU'm 048 m'AU 049 l.y.'m 050 m'l.y.
139 calth/(g • K)'J/(kg • K) 140 J/(kg • K)'calth/(g • K) 141 P'Pa • s 142 Pa • s'P 143 St'm2/s 144 m2/s'St 145 G'T 146 T'G 147 Oe'A/m 148 A/m'Oe 149 Mx'Wb 150 Wb'Mx 151 γ 'T 152 T' γ 153 sb'cd/m2 154 cd/m2'sb 155 ph'lx 156 lx'ph 157 Ci'Bq 158 Bq'Ci 159 rad'Gy 160 Gy'rad 161 rem'Sv 162 Sv'rem 163 R'C/kg 164 C/kg'R 165 尺 'm 166 m' 尺 167 寸 'cm 168 cm' 寸 169 分 'mm 170 mm' 分 171 間 'm 172 m' 間 173 町 ( 長さ )'m 174 m' 町 ( 長さ ) 175 里 'km 176
技術情報 ■ 計算の優先順位 本機では、入力した式が次の優先順位に従って計算が実行されます。 ● 基本的に左から右へと計算が実行されます。 ● カッコが使用された場合、カッコ内の計算が最優先されます。 ● 個別の演算命令ごとの優先順位は、次の通りです。 順位 演算命令の種類 該当記号と解説 1 カッコ付き関数 13 ページを参照してください。 2 後置関数 正規分布 パーセント べき乗、べき乗根 x2, x3, x–1, x!, ̊ 't % ^(, x'( 3 分数 a b/c 4 前置記号 (–)(負符号) d, h, b, o(n 進記号) 5 単位換算コマンド cm'in など(79 ページ参照) 'Conv m, n, m1, m2 統計の推定値計算 r g , ̊, , π、e、変数メモリー、統計メモリー、科学定数、 AtWt コマンド (fx-995ES のみ)の直前の乗算省略 (2π, 5A, πA, 3mp, 4AtWt 1 など)、カッコ付き関 数、前置関数(負符号は除く)の直前の乗算省略 6 乗算省略 7 順列、組合せ 複素極形式シンボル
■ スタック数の制限について 本機には優先順位の低い計算数値や計算命令 (関数など)を一時的に 記憶する「スタック」と呼ばれるメモリーがあります。数値用のス タックは 10 段、命令用のスタックは 24 段まで使用できます。数値 用、命令用のスタックは、それぞれ次のように数えます。 3 2 1 1 2 3 4 4 5 6 5 7 1 2 4 5 1 × 5 × 2 3 5 4 2 ( 6 ( 3 4 3 ( 7 + 4 + … 命令用スタック … 数値用スタック スタック数を超えて計算式を入力し、計算を実行しようとすると、 スタックエラー(Stack ERROR) となります。 A モードに応じた特殊なスタックの数え方について ● CMPLX モードでは、入力した数値が実数、複素数のいずれの 場合でも、1 つの数値で 2 つの数値用スタックを使用します。 CMPLX モードでの数値用スタックは、5 段となります。 ● MATRIX モードでは、3 段の行列用スタックが利用可能です。 また、行列の 2 乗、3 乗および逆行列の計算時も、行列
精度 原則として 1 回の計算につき 10 桁目の誤差が± 1 となりま す。指数で表示する場合には誤差は表示されている仮数 表示の最下位桁において± 1 となります。連続して計算を 行った場合は、この誤差が累積されます。 関数計算時の入力範囲と精度 関数 sin x cos x tan x sin–1x cos–1x tan–1x sinh x cosh x 入力範囲 DEG 0 ⎪x⎪ 9 × 109 RAD 0 ⎪x⎪ 157079632.7 GRA 0 ⎪x⎪ 1 × 1010 DEG sin x と同様、ただし、⎪x⎪= (2n–1) × 90 を除く RAD sin x と同様、ただし、⎪x⎪= (2n–1) × π/2 を除く GRA sin x と同様、ただし、⎪x⎪= (2n–1) × 100 を除く 0 ⎪x⎪ 1 0 ⎪x⎪ 9.999999999 × 1099 0 ⎪x⎪ 230.2585092 sinh–1x 0 ⎪x⎪ 4.999999999 × 1099 cosh–1x 1 x 4.
°’ ” ⎪a⎪, b, c 1 × 10100 秒表示の小数第 2 位の桁± 1 の誤差となります。 0 b, c ⎪x⎪ 1 × 10100 60 進数表示は 0°0´0˝ ⎪x⎪ 9999999°59´59˝ xy x 0: –1 × 10100 ylogx 100 x 0: y 0 m (m, n : 整数) x 0: y n, 2n+1 ただし、–1 × 10100 y log⎪x⎪ 100 ' y y 0: x G 0, –1 × 10100 1/x logy 100 y 0: x 0 y 0: x 2n+1, 2n+1 (m G 0; m, n : 整数) m 100 ただし、–1 × 10 1/x log⎪y⎪ 100 x a b/c RanInt#(a, b) 整数・分子・分母の合計が 10 桁以内(ただし、区切りマークを含む) a b ; ⎪a⎪, ⎪b⎪ 1 × 1010 ; b a 1 × 1010 ● 演算は、基本的には「演算範囲と精度」 で示す精度で行われま
A エラーメッセージ一覧 メッセージ: Math ERROR エラー内容 対 u 計算の途中経過または結果が演算範囲 を超えている。 u 入力可能な数値範囲を超えた入力を 行った(特に関数の使用時に注意が必 要)。 u 数学的な誤り (0 による除算など)が行 われた。 処 u 入力した数値を確認し、桁数を減らし て計算し直す。 u 独立メモリーや変数メモリーを関数の 引数として使っている場合、メモリー 内の数値がその関数で使用可能な範囲 内かを確認する。 メッセージ: Stack ERROR エラー内容 対 u 数値用スタック、命令用スタックを超 える計算式が実行された。 u MATRIX/VECTOR モードで行列用/ ベクトル用スタックを超える計算式が 実行された。 処 u 計 算 式 を 簡 略 化 し て、 使 用 可 能 な ス タックの範囲内に納める。 u 計算式を 2 つ以上に分けて、使用可能 なスタックの範囲内に納める。 メッセージ: Syntax ERROR エラー内容 対 u 計算式の書式に誤りがある。 処 u 書式の誤りを確認し、計算式を訂正す る。 メッ
メッセージ: Can t Solve(ソルブ機能のみ) エラー内容 対 u 解を求めることができなかった。 処 u 求解対象の変数の値を、解に近いと思 われる値を入力して実行してみる。 メッセージ: Insufficient MEM エラー内容 対 u テーブル計算で、最大個数を超える条 件で数値テーブルを生成しようとし た。最大個数は、セットアップのテー ブル設定で f(x) に設定した場合は 30 個、f(x),g(x) に設定した場合は 20 個で す。 処 u テーブル計算にて、計算の実行範囲を 狭くする訂正を行い、再度実行してみ る。 メッセージ: Time Out エラー内容 対 u 微分/積分計算にて、解が終了条件を 満たしていない。 u 分布計算にて、解が終了条件を満たし ていない。 処 u 微分/積分計算:tol 値を現在の値より 大きくすることで、求解条件を緩めて 試してみる (このとき、求解精度は落 ちます)。 ■ 故障かなと思う前に… もし計算中にエラーが発生したり、計算結果がおかしい場合、下記 の操作を順番にお試しください。操作を行う前に、大切なデータは
リファレンス情報 本節では、本機の電源および電池交換について説明します。 ■ 電源および電池交換 電源には、太陽電池とボタン電池(LR44)の 2 電源を使った TWO WAY POWER システムを採用しています。使用する場所の照度に 制限のある太陽電池のみの関数電卓とは異なり、表示内容が確認で きる明るささえあれば使うことができます。 A 電池の交換 電池が消耗すると、コントラストを調節しても表示が濃くならな かったり、本機の電源を入れてもすぐには画面が表示されなかった りします。このような場合は、新しい電池に交換してください。 ご注意 本機から電池を取り外すと、独立メモリーや変数メモリーなどの内 容は消去されます。 1. 1A(OFF)を押して、電源を切ります。 u 誤って O キーを押さないように、本機のハードケースを本機 の前面側にはめ込みます。 2. 図のようにフタを外して、電池を取り出し、 (+)と (–)の向きを正 しくして新しい電池を入れます。 ネジ 3. フタを取り付けます。 4.
A オートパワーオフ(自動電源オフ)機能 操作完了後、約 10 分で自動的に電源オフになります。計算機を再 びご使用になるときには、O キーを押すと電源オンとなります。 ■ 本機を廃棄するときのご注意 ●「電池の交換」をご覧になり、電池を取り外してから廃棄してく ださい。 ● 電池が他の金属と接触すると発熱・破裂・発火の恐れがありま す。電池は、 (+)、 (–)端子部をセロハンテープなどで覆って、電 気を絶縁してから廃棄してください。 ● 本機 (電卓)や電池の廃棄方法については、お客様がお住まいに なっている地域の自治体の分別方法に従って処理してください。 仕様 電源: 太陽電池:本体前面に搭載(固定)、G13 タイプ(LR44) ×1個 電池寿命: 約 3 年(1 日に 1 時間使用した場合) 使用温度: 0˚C∼40˚C 大きさ: 幅 80 ×奥行 162 ×厚さ 11.
> sin = b を展開して、b = c・sin c cos = a を展開して、a = c・cos c az (b = 10 × sin 60 を求める) 10s60)= (a = 10 × cos 60 を求める) 10c60)= 同様に辺 b と角 B ( )のみがわかっているときは、辺 a・辺 c は各々 b ÷ tan 、b ÷ sin で求めます。また、辺 a と角 B ( )のみがわかっ ているときは、辺 b・辺 c は各々a × tan 、a ÷ cos で求めます。 この例題は、極座標→直交座標変換を使って P(x,y) も計算できます。 10m y 60° 0 x az (極座標(10, 60)を直交座標に変換する) 1-(Rec)10 1)(,)60)= ?(三角比 II) 下図において 2 辺 a、b の距離がわかっているとき、角 B( )は? A c θ B 8m (a) < 三角比を使って計算します。 A 5m (b) C c b θ B – 91 – a C sin = b c cos = a c tan
> tan = b を展開して、 = tan–1 b a a ( ) az ( = tan–1(5 ÷ 8)を求める) 1t(tan–1)5/8)= (60 進数に変換) e 同様に辺 a・辺 c がわかっているときは、cos–1 a で求めます。 また、辺 b、辺 c がわかっているときは、sin–1 (c) ( bc )で求めます。 この例題は、直交座標→極座標変換を P(8,5) 使っても計算できます。 r 5m θ 0 8m az (直交座標(8, 5) を極座標に変換し r, を求める) 1+(Pol)81)(,)5)= (変数 Y に格納された を呼び出し、60 進数に変換) tf(Y)e ?(直接測れない距離) 下図において、角 C、角 D、辺 A がわかっているとき、X の距離は? < 下記の公式を使って計算し ます。 X X= C (61°32’) (49°25’) D A (50m) – 92 – A • sin C sin (180 – C – D)
> az (C、D の値をそれぞれ変数メモリーC、D に登録して計算) 61e32e1t(STO)w(C) 49e25e1t(STO) s(D) 50sSw(C))/s180 -Sw(C)-Ss(D))= ?(ヘロンの公式) 下図において、辺 a、辺 b、辺 c がわかっているとき、面積 S は? < 下記のヘロンの公式を使っ b (40m) c (30m) て計算します。 S S = s (s – a)(s – b)(s – c) a (50m) ただし、s = 1 (a + b + c) 2 > az (s を求め、結果を変数メモリーA に登録する) (50+40+30) /21t(STO)y(A) (S を求める) !Sy(A)(Sy(A)-50 )(Sy(A)-40) (Sy(A)-30))= ■ 物理 ?(斜面上の物体を引く力) 斜面の角度 ( )20°、物体の重さ (W)60kg、摩擦係数 ( )0.
> az 60(s20)+ 0.3*c20))= ?(放物運動) 初速 (V0)30m/s で投げたボールが 50̊ の角度( )で上がりました。 3 秒後の高さ(h)は? < 下記の公式を使って計算し V0(30m/s) ます。 1 gt2 h = V0t • sin θ – – 2 h θ (50°) (g:重力加速度 9.8m/s2) > az 30*3*s50)2E*9.
プレアンサーメモリー: 2 つ前の計算結果を記憶します。COMP モー ドでのみ使用可能です。 独立メモリー: 複数の計算結果の総合計を出すときに便利 です。 変数メモリー: 計算に同じ数値を何度も使いまわすときに 便利です。 ■「M」 ( 独立メモリー)シンボルが消えない。独立メモリーをクリ アする方法は? 01t (STO)m と操作します。 ■ 統計計算モードやテーブル計算モードに切り替えたら、普通の 計算ができなくなった。購入時の計算モードに戻す方法は? N1(COMP) と操作します。 ■「FIX」または「SCI」シンボルが消えない。購入時と同じ結果表示 に戻す方法は? 1N8 (Norm) 1 と操作します。 ■ 電卓を買ったときの状態に戻す方法は? 19(CLR)1(Setup) =(Yes) と操作します。 ■ 累乗の計算方法は? 例:3 の 4 乗(34) 364= と操作します。 ■ sin2x の計算方法は? 例:sin2 30 2 s30)w=(sin(30) )と操作します。 ■ 計算結果を度分秒表示(60 進数) に切り替えたい。 計算結果の表示中に e を押します。
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