JA fx-FD10 Pro 取扱説明書 本機をご使用になる前に、必ず、本書の 「安全上のご注意」を お読みください
重要 本製品の防沫・防塵性能は当社試験方法によるものです。また、本性能は出荷時 (お客様への到着 時)のものであり、ご使用中のユーザー環境を含めて保証するものではありません。万一、ご使用 中に浸水が発生しても、保証の対象とはなりませんので、雨中でのご使用等に関しましては他の 電気製品同様に、十分に注意してください。 この装置は、クラスB情報技術装置です。この装置は、家庭環境で使用することを目的として いますが、この装置がラジオやテレビジョン受信機に近接して使用されると、受信障害を引き 起こすことがあります。 取扱説明書に従って正しい取り扱いをしてください。 VCCI-B • 本書の内容に関しては、将来予告なしに変更することがあります。 • 本書の内容については万全を期して作成いたしましたが、万一ご不審な点や誤りなど、お気 づきのことがありましたらご連絡ください。 • 本書の一部または全部を無断で複写することは禁止されています。また、個人としてご利用 になるほかは、著作権法上、当社に無断では使用できませんのでご注意ください。 • 本書中のグラフィック表示は、実物と異なることがあります。 • 本書および本機使
目次 第1章 1. 2. 3. 4. 5. 6. 安全上のご注意 ............................................................................................................................. 1-1 使用上のご注意 ............................................................................................................................. 1-4 ご購入後、初めてご使用になるときは ...................................................................................... 1-6 液晶表示とキーのバックライトを使う ...................................................................................
6. 本機の各機能をプログラム内で使う ....................................................................................... 6-26 7. プログラムコマンド一覧 .......................................................................................................... 6-31 8. カシオ関数電卓専用コマンド ⇔ テキスト変換表 ................................................................... 6-34 第7章 1. 2. 3. 4. 5. 表計算 (スプレッドシート) ......................................................7-1 スプレッドシートの概要とファンクションメニュー .....................................................
第1章 はじめにお読みください 1. 安全上のご注意 このたびは本機をお買い上げいただきまして、誠にありがとうございます。 ご使用になる前に、この 「安全上のご注意」 をよくお読みの上、正しくお使いください。 絵表示の意味 記号は 「してはいけないこと」 を意味しています ( 左の例は分解禁止 )。 記号は 「しなければならないこと」を意味しています ( 左の例は電源プラグを コンセントから抜く )。 危険 この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を 負う危険が差し迫って生じることが想定される内容を示しています。 電池について 電池からもれた液が目に入ったときは、すぐに次の処置を行ってください。 1. 目をこすらずにすぐにきれいな水で洗い流す。 2.
電池の液もれについて 本機内で電池が液もれしたまま使用すると、火災・感電の原因となりますの で、ただちに本機の使用をやめてお買い上げの販売店、または「修理に関する お問い合わせ窓口」 に連絡してください。 電池について 電池は使いかたを誤ると、液もれによる周囲の汚損や、破裂による火災・けが の原因となります。次のことは必ずお守りください。 • • • • • • 分解しない、ショートさせない 加熱しない、火の中に投入しない 新しい電池と古い電池を混ぜて使用しない 種類の違う電池を混ぜて使用しない アルカリ乾電池を充電しない 極性 (+と−の向き) に注意して正しく入れる USB ケーブルについて USB ケーブルは使いかたを誤ると、傷つきや、破損による火災・感電の原因 となります。次のことは必ずお守りください。 • 濡れた手で USB ケーブルやプラグに触れない • • • • 指定品以外の物を使用しない 加熱したり、加工したりしない 無理に曲げたり、ねじったり、引っ張ったりしない ケーブルやプラグが傷んだらお買い上げの販売店または「修理に関するお問 い合わせ窓口」 に連絡する • プラグを抜くときは
注意 この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う危険が 想定される内容および物的損害のみの発生が想定される内容を示して います。 表示画面について • 液晶表示画面を強く押したり、強い衝撃を与えないでください。液晶表示画 面のガラスが割れてけがの原因となることがあります。 • 液晶表示画面が割れた場合、表示画面内部の液体には絶対に触れないでくだ さい。皮膚の炎症の原因となることがあります。 • 万一、口に入った場合は、すぐにうがいをして医師に相談してください。 • 目に入ったり、皮膚に付着した場合は、清浄な流水で最低 15 分以上洗浄し た後、医師に相談してください。 電池について 電池は使いかたを誤ると液もれによる周囲の汚損や、破裂による火災・けがの 原因となることがあります。次のことは必ずお守りください。 • 本機で指定されている電池以外は使用しない • 長時間使用しないときは、本機から電池を取り出しておく • 1 年に 1 度は電池を交換する USB ケーブル接続コネクターへの接続 コネクター部には、指定品以外のものを接続しないでください。火災、感電の 原因となることがあります。
2.
● 本機は、アルカリ電池とニッケル水素電池に対応しています。ニッケル水素電池を使用した 場合は、アルカリ電池より電池寿命が短くなります。使用する電池は、推奨電池以外使わな いでください。 ● 本機の使用頻度にかかわらず、1 年に 1 度は必ず電池を交換してください。消耗した電池を 本機に入れたままにすると、液もれにより本機が破損する恐れがあります。また、消耗した ニッケル水素電池は本機からすぐに取り出してください。本機に入れたままにすると、ニッ ケル水素電池を劣化させる恐れがあります。 ● お手入れの際は、乾いた柔らかい布をご使用ください。特に表示部は傷がつきやすいので軽 くふいてください。 特に汚れがひどい場合は、中性洗剤液に浸した布を固くしぼっておふきください。なお、シ ンナーやベンジンなどの揮発性溶剤は使用しないでください。キーの上の文字が消えたり、 ケースにシミをつけてしまう恐れがあります。 ● 計算処理中やメモリーへの書き込み中、メモリーからの読み込み中は、プログレスバーまた は演算実行中シンボルが表示されます。 演算実行中シンボル プログレスバー プログレスバーまたは演算実行中シンボルが表示され
3. ご購入後、初めてご使用になるときは 工場出荷時、本機には電池を取り付けてありません。ご購入後、本機を使用するためには下 記の操作(電池のセットおよびコントラスト調整)が必要です。手順に従って、正しく行って ください。 1. 本体を裏返し、中央部のツマミを左に回す。 • 以下の作業中に誤って @ キーを押さないように十分にご注意 ください。 2. 電池ふたを持ち上げ (1) 、取り外す (2) 。 2 1 3. 同梱されている電池を入れる。 • 付属品以外の乾電池を使用する場合は、必ずアルカリ乾電池またはニッケル水素電池 (Ni-MH) の単 4 形、新品 4 本をご用意ください。 • 電池の極性 (プラスとマイナス) を間違えないように、正しく入れてください。 4.
• パワープロパティ(Power Properties)画面が現れな かった場合は、本機裏面にある RESTART ボタンを押 してください。 RESTART ボタン 5. 液 晶 表 示 部 と キ ー 部 の バ ッ ク ラ イ ト 点 灯 時 間 を 変 更 す る 場 合 は、c/f を 使 っ て “Backlight Duration” を反転させ、次のいずれかのキーを押してください。 1 (10)... 最後のキー操作から 10 秒でバックライトを消灯する 2 (30)... 最後のキー操作から 30 秒でバックライトを消灯する 3 (Alway)... !a(LIGHT) を押すか、本機の電源が切られるまで、バックライト を点灯したままにする 6. 6(Next) を押す。 • 電池設定 (Battery Settings)画面が表示されます。 7. f/c を使って、手順 2 で本機にセットした電池の種類を反転させ、1(SEL) を押す。 8. 確認画面が表示されるので、1(Yes) を押す。 9.
4.
5. 防沫・防塵性能および耐衝撃性能について k 防沫・防塵性能 本機は、IEC(国際電気標準会議)の定める防沫・防塵規格の保護等級 IP54* に準拠していま す。 * IEC 60529:2001 (日本工業規格 JIS C 0920:2003) 電気機械器具の外郭による保護等級 (IP コード) IPX4:あらゆる方向からの水の飛沫を受けても有害な影響を受けない。 IP5X:機器の動作に影響を及ぼす以上の粉じんの浸入を防止する。 k 耐衝撃性能 本 機 は、 米 国 防 総 省 が 定 め る“MIL-STD-810G”の 耐 衝 撃 性 能 試 験 方 法“Method 516.
6.
第2章 基本操作 1.
k 本体正面のキーについて 本体正面のほとんどのキーには、次のように 2 つの機能が割り当てられています。 2 1 例えば w キーには 1^2(二乗)を入力する機能と、2' (平方根)を入力する機能の 2 つがあ ります。そのまま押すと 1 の機能が働き、! キーを押してから押すと黄色で印刷された 2 の機能が働きます。 メモ • 1∼6 の各キーの操作については、「ファンクションメニューについて」 (2-5 ページ)を 参照してください。 • a キーはアルファベットの入力に使います。「アルファベットの入力」 (2-7 ページ)を参照 してください。 • a キーを 2 回続けて押すと、ユーザーが登録した 6 つまでの関数やコマンドを入力するた めのファンクションメニューが表示されます。 「お気に入りに登録したコマンドをファンク ションキーで入力するには」 (2-11 ページ) を参照してください。 k サイドキーについて 本体の右側面には、上カーソルキー、下カーソルキー、w キーの 3 つが付いています。 上カーソルキー 下カーソルキー wキー これらのキーは、いずれも正面の同じキーと同じ働きを
2. 画面を下方向に 1 画面分スクロールするには、下カーソ ルキーをダブルクリックする (2 回続けて押す) 。 3. 画面を上方向に 1 画面分スクロールするには、上カーソ ルキーをダブルクリックする (2 回続けて押す) 。 メモ • 次の画面の表示中に、側面の上下カーソルキーを使った 1 画面単位での上下スクロールが可 能です。 - 行列メモリーの成分入力画面 (3-32 ページ 「行列計算」 を参照) - リストエディター画面 ( 「第 4 章 リスト機能」 を参照) - プログラムリスト画面 ( 「第 6 章 プログラム機能」 を参照) - スプレッドシート画面 ( 「第 7 章 表計算 (スプレッドシート) 」 を参照) - メモリー情報画面 ( 「第 8 章 メモリーマネージャー」 を参照) • これ以上は下スクロールできないときに下カーソルキーをダブルクリックしたり、これ以上 は上スクロールできないときに上カーソルキーをダブルクリックしても、表示は変化しませ ん。 • 本体正面の上下カーソルキーでは、ダブルクリックによるスクロールはできません。 2.
3. w を押す。 • 選択したアイコンに対応した機能モードに入り、そ の機能モードの初期画面が表示されます (右画面は STAT モードを選択した場合) 。 u メインメニューで数字のキーを押して機能モードに入るには 1. m を押してメインメニューを表示する。 2.
k ファンクションメニューについて 画面の最下行に表示されるファンクションメニュー上のメニューやコマンドを利用するには、 1 から 6 までのファンクションキーを使います。各項目の表示状態によって、メニューな のか、コマンドなのかを見分けることができます。 ファンクションメニューの表示例 種類と動作 反転文字で右下に切り欠きのある項目を選択する と、1つ下の階層のメニューが表示されます。 反転文字で右下に切り欠きのない項目を選択する と、即座に該当するコマンドが入力されます。 枠囲い表示されている項目を選択すると、即座に該 当するコマンドが実行されます。 k 計算結果の標準表示について 本機の初期設定では、計算結果の表示方法として標準表示「Norm 1 モード」が選択されてい ます。Norm 1 モードでは計算結果 (x)は通常 10 桁で表示されますが、10 − 2(0.01)> ¦x¦ または ¦x¦ > 1010 の範囲となる場合は指数形式で表示されます。 u 指数表示の見方 1.2E+12 は、1.2 × 1012 を意味します。指数が正であるので、1.
• 16 進数表示例 ........表示例:0ABCDEF1(16)は 180150001(10) • 60 進数表示例 ........表示例:12° 34’ 56.78” • 上記だけでなく、特殊な表示や記号は他にも使われています。詳しくは、本書の各機能説明 の中で解説します。 3.
dD 挿入モードでは、D を押すとカーソル直前の 1 文字 (1 機能) が削除されます。 u 計算式の途中に挿入する 例 2.362 を sin2.362 に変更する Ac.dgx ddddd !h(sin) k アルファベットの入力 変数メモリー(A∼Z)やプログラム名などのアルファベットを入力するには、a を押すと表 示されるファンクションメニューを使います。 例 A+B+C を入力する a1(A-E)1(A)+2(B)+3(C) メモ '、"、∼、< スペース >、= の各記号を入力するには、a6(SYBL) を押すと表示される ファンクションメニューを使います。 k リプレイ機能 最後に実行した計算式は、リプレイメモリーに保存されます。リプレイメモリーに保存され た計算式を呼び出すには、d または e を押します。 e を押したときは、計算式の先頭にカーソルが表示されます。d を押したときは、計算式 の末尾にカーソルが表示されます。計算式は、編集して再実行することができます。 例 1 次の計算を行う 4.12 × 6.4 = 26.368 4.12 × 7.1 = 29.252 Ae.
• A を押してもリプレイメモリーの内容はクリアーされません。A を押した後でも、d ま たは e を押せば、最後に実行した計算式を呼び出すことができます。 u マルチリプレイ機能 A を押してから f または c を押すと、直近の計算の計算式を順次呼び出すことができま す。Af の順に押すと最新の計算式が呼び出され、Ac の順に押すとメモリーに残って いる最も古い計算式が呼び出されます。一度 f または c を押した後は、引き続き f また は c を押すたびに、前後の計算式を順次呼び出すことができます。計算式を呼び出した後に d または e を押して計算式を編集し、計算を再実行することができます。 例2 Abcd+efgw cde-fghw A f(1 つ前の計算式に戻る) f(2 つ前の計算式に戻る) k エラー位置表示機能 例 14 ÷ 10 × 2.3 を間違えて、14 ÷ 0 × 2.3 と入力してしまった Abe/a*c.
k クリップボード(コピー&ペースト)機能 関数やコマンド、その他の文字列をコピー(またはカット)してクリップボードに保存し、そ の内容を別の箇所にペーストすることができます。 u コピー範囲を指定する 1. カーソル( )を、コピーしたい範囲の先頭または末尾に移動して !b (CLIP)を押す。 カーソルの形が “ ” に変わる。 2. カーソルキーを使ってカーソル位置を移動し、コピーしたい範囲を反転させる。 3. 1 (COPY) を押す。反転した範囲がクリップボードにコピーされる。 選択範囲の文字は、コピーして も変化しません。 コピーせずに範囲指定を解除するには、J を押します。 u 文字列を切り取るには 1. カーソル( )を、切り取りたい範囲の先頭または末尾に移動して !b (CLIP)を押す。 カーソルの形が “ ” に変わる。 2. カーソルキーを使ってカーソル位置を移動し、切り取りたい範囲を反転させる。 3.
k カタログ機能 本機に搭載されたすべてのコマンドをアルファベット順に並べた一覧です。カタログ画面を 呼びだし、実行したいコマンドを選んで入力することができます。 使用頻度の高いコマンドは、「お気に入り」 (Favorites)カテゴリーに登録しておけば、入力が より簡単になります。 u カタログ画面を使ってコマンドを入力する 1. !a(CATALOG) を押して、カタログ画面を表示する。 • このとき、カタログ画面を使って最後にコマンド入力した画面が表示されます。 2. 6 (CTGY) を押して、カテゴリー一覧を表示する。 • この操作を省略して、手順 5 に進んでも構いません。 3. f または c を押して一覧表示したいコマンドのカテゴリーを反転させ、1(EXE)また は w を押す。 • 選択したカテゴリーに含まれるコマンドが一覧表示されます。 4. 入力したいコマンドの最初の文字を入力する。 • その文字で始まる最初のコマンドが表示されます。 5.
5. f または c を押して登録したいコマンドを反転させ、2 (FAV)を押す。 • 選択したコマンドがお気に入りに登録されます。この とき、画面は Favorites カテゴリーの一覧に切り替わ ります。 メモ • Favorites カテゴリー一覧の最初から 6 つのコマンドは、a キーを 2 回押すと表示される ファンクションメニューを使って入力可能となります。先頭のコマンドが 1(FAV1)、2 番目のコマンドが 2(FAV2)、…6 番目のコマンドが 6(FAV6) に、それぞれ対応します。 • コマンドをお気に入りに登録すると、Favorites カテゴリー一覧の末尾に追加されます。コ マンドの表示順を変更したい場合は、「Favorites カテゴリー一覧でコマンドの順番を入れ 替えるには」 (2-11 ページ) を参照してください。 u お気に入りに登録したコマンドをファンクションキーで入力するには 1. a キーを 2 回押す。 • お気に入りに登録したコマンドを入力するためのファ ンクションメニューが表示されます。 2.
4. オプション (OPTN) メニュー キー上に印刷されている関数 / 機能のほかに、K を押すと表示される 「オプション (OPTN) メニュー」から呼び出すことができる関数 / 機能があります。使用中の機能モードによって、 オプションメニューの内容は変わります。 • RUN • MAT モードで n 進演算モードに設定しているとき、K を押してもオプションメ ニューは表示されません。 • オプションメニューに含まれるすべての関数 / 機能の一覧は、「プログラムコマンド一覧」 (6-31 ページ) の 「K キー」 の項目をご覧ください。 • オプションメニューに含まれる各項目の意味について詳しくは、各章の個別の説明をご覧く ださい。 以下は、RUN • MAT モードまたは PRGM モード選択時に、オプションメニューに表示さ れる項目の一覧です。 • {LIST} ... リスト機能メニュー • {MAT} ... 行列計算メニュー • {CPLX} ... 複素数計算メニュー • {CALC} ... 応用計算メニュー • {STAT} ... 2 変数統計の推定値計算メニュー • {CONV} .
• {min}/{max}/{scal}/{dot} ... { 最小値 }/{ 最大値 }/{ 目盛りの間隔 }/{dot 値 *1} *1 dot 値は、表示範囲(Xmax 値− Xmim 値)を画面ドットピッチ(126)で割った値です。 通常は max 値と min 値から自動的に計算されます。dot 値を変更すると、max 値が再 計算されます。 u FACT ̶ ズームファクターの呼び出し • {Xfct}/{Yfct} ... {x 軸ズームファクター}/{y 軸ズームファクター} u STAT ̶ 統計データの呼び出し • {X} ... 1 変数、2 変数統計の x データ • {n}/{x̄}/{Σx}/{Σx2}/{σx}/{sx}/{minX}/{maxX} ... { データ数 }/{ 平均 }/{ 総和 }/{ 二乗和 }/ { 母標準偏差 }/{ 標本標準偏差 }/{ 最小値 }/{ 最大値 } • {Y} ... 2 変数統計の y データ • {ȳ }/{Σy}/{Σy2}/{Σxy}/{σy}/{sy}/{minY}/{maxY} ...
• {:} .....................(計算式あるいはコマンドの) 区切りコードを入力する • {STR} ............. 文字列コマンドメニューを呼び出す RUN • MAT モードで n 進演算モードに設定しているとき、または PRGM モードで n 進計 算のプログラムを編集しているときに !0 (PRGM)を押した場合は、次のメニュー項 目が表示されます。 • {Prog} ........... プログラムを呼び出す • {JUMP}/{?}/{^}/{REL}/{:} プログラムメニューから呼び出した各メニューに含まれるコマンドについて詳しくは、「第 6 章 プログラム機能」 をご覧ください。 7. セットアップ画面を使う セットアップ画面には、機能モードに応じた各種の設定項目が表示されます。設定の変更は、 次の手順で行います。 u セットアップを変更するには 1. メインメニューからアイコンを選び w を押していずれかの機能モードに入り、初期画面 を表示させる。 • ここでは RUN • MAT モードに入ります。 2.
• Mode(一般計算 /2 進、8 進、10 進、16 進モード) • {Comp} ... 一般計算モードに設定 • {Dec}/{Hex}/{Bin}/{Oct} ... {10 進 }/{16 進 }/{2 進 }/{8 進 } の各 n 進演算モードに設定 u Frac Result(分数結果の表示形式) • {d/c}/{ab/c} ... { 仮分数 }/{ 帯分数 } • Angle(角度単位) • {Deg}/{Rad}/{Gra} ... 角度単位を { ディグリー(度数法) }/{ ラジアン (弧度法) }/{ グラー ド } に設定 • Complex Mode(複素数計算モード) • {Real} ... 実数の範囲でのみ計算する • {a+bi}/{r ∠ Ƨ} ... 複素数演算を行い、結果を { 直交形式 }/{ 極形式 } で表示 • Coord(ポインター座標値表示) • {On}/{Off} ... グラフ画面にポインターの座標値を表示 { させる }/{ させない } • Grid(グラフ座標格子点表示) • {On}/{Off} ...
• Graph Func(グラフ名表示) • {On}/{Off} ... グラフ描画中やトレース中にグラフ名を表示 { させる }/{ させない } • Background(グラフ背景) • {None}/{PICT} ... グラフの背景にピクチャーデータを { 描かない }/{ 描く } • Sketch Line(スケッチ機能の描画線) •{ }/{ }/{ }/{ } ... { 標準 }/{ 太線 }/{ 破線 }/{ 点線 } • Q1Q3 Type(Q1/Q3 の計算方式) • {Std}/{OnD} ... { 集団全体を中央値で上下に分けたときの、下側の集団の中央値を Q1、 上側の集団の中央値を Q3 とする計算方法 }/{ 累積度数の割合が 1/4 以上で 1/4 に 最も近い値を持つ要素のデータ値を Q1、累積度数の割合が 0.75 以上で 0.75 に最 も近い値を持つ要素のデータ値を Q3 とする計算方法 } • Auto Calc(表計算の自動計算) • {On}/{Off} ...
k リスタートとリセット u リスタート 本機の動作が異常になった場合は、RESTART ボタンを押して本機を再起動することができ ます。ただし、緊急時以外は RESTART ボタンを使用しないでください。 通常、RESTART ボタンを押すと本機の OS が再起動し、プログラム、その他本機のメモ リーに保存されているデータは保護されます。 RESTART ボタン 重要 本機は電源オフ時にユーザーデータ(メインメモリー)のバックアップを行い、次回の電源オ ン時には、このバックアップデータをロードします。 RESTART ボタンを押すと OS が再起動し、その時点でバックアップされているデータが ロードされます。このため、プログラムなどの編集後に RESTART ボタンを押すと、バック アップされていないデータは消えてしまいます。 u リセット リセットは、本機のメモリーに記憶されているすべてのデータを消去したり、各種のモード 設定を購入時の状態に戻したりする場合に実行します。 リセットを実行する前に、重要なデータはノートに書くなどして、控えを残してください。 詳しくは、「各種のリセットを実行する」 (9
第3章 マニュアル計算 1. 基本計算 k 加減乗除計算 • 加減乗除算は、式を記述する場合と同様に、左から右に入力します。 • 負数を入力する場合は、数値の前に - を押します。 • 本機は仮数部 15 桁で内部演算を行います。計算結果は仮数部 10 桁に四捨五入して表示さ れます。 • 四則の混合計算は、加減算より乗除算優先で計算されます。 計算例 操 作 56 × (–12) ÷ (–2.5) = 268.8 56*-12/-2.5w (2 + 3) × 102 = 500 !*( ( )2+3!/( ) )*10xw 2 + 3 × (4 + 5) = 29 2+3*!*( ( )4+5w*1 6 4 × 5 = 0.
例 2 200 ÷ 7 × 14 = 400 条 件 操 作 小数点以下 3 桁を指定 表示 10 桁で計算を続ける 表 示 200/7*14w 400 !m(SET UP) ff 1(Fix)dwJw 400.000 28.571 200/7w * 14w Ans × I 400.000 200/7w 28.571 Rnd 関数を使うことで、計 算結果 (アンサーメモリー Ans に 記 憶 さ れ る 値 )は、 指定した桁数 (ここでは Fix3)の次の桁を四捨五入 した値となります。 K6(g)4(NUM)4(Rnd)w * 14w 28.571 Ans × I 399.994 200/7w 28.571 RndFix 関 数 を 用 い て、 小 数点以下の指定桁数で丸 めを行うこともできます。 ( 例: 小 数 点 以 下 2 桁 で 丸 める) 6(g)1(RndFi)K,2!/( ) ) w * 14w RndFix(Ans,2) 28.570 Ans × I 399.
2 タイプ B 関数(後置関数) 引数となる数値などを入力した直後に入力するタイプの関数です。 x2、x − 1、x!、° ’ ”、Eng 記号、角度単位 °、r、g 3 べき乗・べき乗根 ^ (xy) 、x' 4 分数 a b/c 5 π、メモリー名、変数名の直前の省略乗算 2π、5A、Xmin、H Start など 6 タイプ C 関数(前置関数) 引数となる数値などを入力する直前に入力するタイプの関数です。 '、3'、log、In、e x、10x、sin、cos、tan、sin‒1、cos‒1、tan‒1、sinh、cosh、 、d、h、b、o、Neg、Not、Det、Trn、Dim、 tanh、sinh‒1、cosh‒1、tanh‒1、(−) Identity、Ref、Rref、Sum、Prod、Cuml、Percent、AList、Abs、Int、Frac、 Intg、Arg、Conjg、ReP、ImP 7 タイプ A 関数の直前、タイプ C 関数の直前、またはカッコの直前の省略乗算 2' 3、A log2 など 8 順列、組み合わせ、複素数極座標指定 nPr、nCr、∠ 9 単位換算コマンド 0
k 乗算記号(×)の省略について 乗算記号(×) は、次の場合に省略できます。 •「計算の優先順位」の 1 タイプ A 関数 (3-2 ページ)および 6 タイプ C 関数 (3-3 ページ)に属 する関数の前 (ただし負符号は除く) 例 1 2sin30、10log1.
2. 特別機能 k メモリー計算 例 操 作 表 示 193.2!K(→)a1(A-E)1(A)w 193.2 193.2 ÷ 23 = 8.4 1(A)/23w 8.4 193.2 ÷ 28 = 6.9 1(A)/28w 6.
u 文字列メモリー 20 個の文字列メモリー(Str 1∼Str 20)に文字列を格納しておくことができます。格納し た文字列は、画面への出力や、文字列を引数として取ることができる関数やコマンド内で使 うことができます。 文字列の操作について詳しくは、 「文字列操作コマンド」 (6-21 ページ) をご覧ください。 例 文字列 “ABC” を Str 1 に代入し、Str 1 を画面に出力する Aa6(SYBL)2(")J1(A-E) 1(A)2(B)3(C)J6(SYBL)2(") !K( → )!K(VARS)6 (Str)bw 6 (Str)bw 文字列は左詰で表示されます u ファンクションメモリー [OPTN]-[FMEM] ファンクションメモリーは、よく使う数式を一時的に記憶しておくのに便利です。 • {STO}/{RCL}/{fn}/{SEE} ...
u ファンクションメモリーに登録されている数式を呼び出す 例 ファンクションメモリーf1 に登録されている数式を呼び出す AK6 (g) 6 (g) 3 (FMEM) 2 (RCL) bw • 呼び出された数式は現在のカーソル位置に表示されます。 u ファンクションメモリーに登録されている数式を変数として呼び出す Ad!K( → )a1(A-E)1(A)w b!K( → )a1(A-E)2(B)w K6 (g) 6 (g) 3 (FMEM) 3 (fn) b+cw u ファンクションメモリーに登録されている数式を一覧表示する K6 (g) 6 (g) 3 (FMEM) 4 (SEE) u ファンクションメモリーに登録されている数式を削除する 例 ファンクションメモリーf1 に登録されている数式を削除する A K6 (g) 6 (g) 3 (FMEM) 1 (STO)bw • 何も入力されていない状態でファンクションメモリーへの登録操作を行うと、指定した番号 のファンクションメモリーの内容が削除されます。 k アンサーメモリー(Ans) アンサーメモリーには、w を押して計算を実行することで得ら
u アンサーメモリーの内容を計算に利用するには 例 123 + 456 = 579 789 − 579 = 210 Abcd+efgw hij-Kw k 連続計算を行う アンサーメモリーを使うと、1つの計算結果を次の計算の引数として利用できます。 例 1÷3 = 1÷3×3 = Ab/dw (続けて) *dw 上記のような連続計算の操作は、タイプ B 関数 (x2、x − 1、x! など、3-3 ページ参照) 、+、−、 y x ^ (x )、 '、° ’ ” などでも可能です。 3. 角度単位と表示形式の設定 本機で計算を行う前に、セットアップ画面を使って角度単位と計算結果の表示形式を設定す る必要があります。 k 角度単位の設定 [SET UP]-[Angle] 1. セットアップ画面で “Angle” を反転させる。 2. 希望する角度単位に応じたファンクションキーを押し、J を押す。 • {Deg}/{Rad}/{Gra} ...
u 小数点以下桁数を設定する(Fix モード) 例 小数点以下 2 桁表示を指定する 1(Fix) cw 指定したい小数点以下桁数(n = 0∼9) に応じた数字キーを押します。 • 小数点以下桁数の設定を行うと、指定桁の次の桁を四捨五入して表示します。 u 有効桁数を設定する(Sci モード) 例 有効桁数 3 桁表示を指定する 2(Sci) dw 指定したい有効桁数(n = 0∼9)に応じた数字キーを押します。0 を指定すると、有効桁数 10 桁と なります。 • 有効桁数の設定を行うと、指定桁の次の桁を四捨五入して表示します。 u 標準表示を設定する(Norm 1/Norm 2 モード) 3 (Norm) を押すたびに、Norm 1 と Norm 2 の間で切り替わります。 Norm 1 モード 10 − 2(0.01)> ¦x¦, ¦x¦ ≧ 1010 Norm 2 モード 10 − 9(0.
4. 関数計算 • ここでの操作例を実行する際は、セットアップ画面の “Mode”を必ず“Comp”に設定してく ださい。 k 関数メニュー 本機はキーパネルには印刷されていない関数を呼び出すための、5 つのファンクションメ ニューを備えています。 • K を押したときに表示されるファンクションメニュー項目は、メインメニューから選択し た機能モードによって異なります。以下ここでは、RUN • MAT または PRGM モードで 表示されるファンクションメニューの場合の例を示します。 u ハイパボリック計算(HYP) [OPTN]-[HYP] • {sinh}/{cosh}/{tanh} ... 双曲線関数 {sinh}/{cosh}/{tanh} • {sinh − 1}/{cosh − 1}/{tanh − 1} ... 逆双曲線関数 {sinh − 1}/{cosh − 1}/{tanh − 1} u 確率 / 分布計算(PROB) [OPTN]-[PROB] • {x!} ... 階乗を求める関数 • {nPr}/{nCr} ...
u 角度 / 座標変換・度分秒入力 / 変換計算(ANGL) [OPTN]-[ANGL] • {°}/{r}/{g} ... 特定の入力値の角度単位を { ディグリー(度数法) }/{ ラジアン (弧度法) }/{ グ ラード } に指定する • {° ’ ”}* ... 60 進数を入力する際の度 (時) 、分、秒を指定する • {° ’ ”}* ... 10 進数の数値を度 / 分 / 秒に変換する • {° ’ ”} メニューの操作は、演算結果を表示しているときのみ有効となります。 • {Pol(}/{Rec (}* ... { 直交座標→極座標 }/{ 極座標→直交座標 } に変換する • {'DMS} ...
例 操 作 π cos ( 3 rad) = 0.5 !m(SET UP)cc2(Rad)J !i(cos)!*( ( )!a(CATALOG) a6(SYBL)4(9)cc(π)w /3!/( ) )w 2 • sin 45° × cos 65° = 0.5976724775 !m(SET UP)cc1(Deg)J 2*!h(sin)45*!i(cos)65w*1 sin–10.5 = 30° (sinx = 0.5 のときの x を求める) !e(sin–1) 0.5*2w *1 * は省略可能です。 *2 最初のゼロは省略可能です。 k 対数関数と指数関数 例 操 作 log 1.23 (log101.23) = 0.08990511144 !a(CATALOG)a3(K-O)2(L) c∼c(log)w1.
k 乱数(RAND) u 0 以上 1 未満の乱数(Ran#、RanList#) Ran#、RanList# の各関数はいずれも、0 以上 1 未満の 10 桁の乱数をランダムに、または 系列的に発生します。Ran# が実行と同時に乱数を 1 つ返すのに対して、RanList# は実行と 同時に指定した個数の乱数をリスト形式で返します。Ran# と RanList# は次の書式で入力し ます。 Ran#[a] 1≦a≦9 RanList#(n[,a] ) 1 ≦ n ≦ 999 • n は試行回数を表し、n に入力した個数の乱数が生成されて ListAns 画面に表示されます。 n の入力を省略することはできません。 • a は系列を表します。a に何も入力しないとランダムな乱数が返され、a に 1 から 9 の整数を 入力すると、入力した値に対応した系列乱数が返されます。 • Ran# 0 を実行すると、Ran#, RanList# 両方の系列が初期化されます。また、Ran# また は RanList# を使って直前に実行した系列とは異なる系列の乱数を発生させたり、ランダム な乱数を発生させたりする
(続いて系列 1 の 4 つ目から 6 つ目までの 乱数を発生し、ListAns 画面に表示) Jw Ran# 0 (系列を初期化) J1(Ran#) 0w RanList#(3, 1) (再度、系列 1 の最初から 3 つ目までの乱 数を発生し、ListAns 画面に表示) 5(List) 3,1!/( ) )w u 整数乱数(RanInt#) 指定した 2 つの整数の間の整数乱数を発生します。 RanInt#(A, B[,n] ) A
u 二項乱数(RanBin#) 指定した試行回数 n と確率 p の値に基づく二項分布に従って、整数の乱数を発生します。 RanBin#(n, p[,m] ) 1 ≦ n ≦ 100000 1 ≦ m ≦ 999 0≦p≦1 • m を省略すると発生した乱数をそのまま返し、m を指定すると指定した個数の乱数をリスト 形式で返します。 例 操 作 RanBin#(5, 0.5) (コインを投げ、表が出る確率が 0.5、コ インを 5 回投げた時、二項分布に従って コインの表が出ると期待される回数を乱 数で出す) K6(g)3(PROB)4(RAND)4(Bin) 5,0.5!/( ) )w RanBin#(5, 0.5, 3) (上記の例の実験を 3 回試行した場合の結 果をリストに表示する) K6(g)3(PROB)4(RAND)4(Bin) 5,0.
• 座標変換の計算結果は、リスト用アンサーメモリー(ListAns)に保存されます。 例 1 の計算結果 例 2 の計算結果 k 順列(nPr)、組み合わせ(nCr) u 順列の総数 nPr = u 組み合わせの総数 n! (n – r)! nCr = n! r! (n – r)! 例 1 10 個の中から 4 個を取り出して並べるとき、その並べ方は何通りあるか? 式 操 作 P4 = 5040 10K6(g)3(PROB)2(nPr) 4w 10 例 2 10 個の中から 4 個を取り出すとき、その取り出し方は何通りあるか? 式 操 作 C4 = 210 10K6(g)3(PROB)3(nCr) 4w 10 k 最大公約数(GCD) 、最小公倍数(LCM) 例 操 作 28 と 35 の最大公約数を求める (GCD (28, 35) = 7) K6(g)4(NUM)6(g)2(GCD) 28, 35!/( ) )w 9 と 15 の最小公倍数を求める (LCM (9, 15) = 45) K6(g)4(NUM)6(g)3(LCM) 9,15 !/( ) )w
k 分数計算 例 操 作 2 1 73 –– + 3 –– = ––– 5 4 20 2!a(CATALOG)a6(SYBL)4(9) c∼c({)w5+3!a(CATALOG)({) 1(INPUT)1!a(CATALOG)({) 1(INPUT)4w 1 1 ––––– + ––––– = 6.066202547×10–4 *1 2578 4572 1!a(CATALOG)a6(SYBL)4(9) c∼c({)w2578+1!a(CATALOG) ({)1(INPUT)4572w 1 –– × 0.5 = 0.25*2 2 1!a(CATALOG)a6(SYBL)4(9) c∼c({)w2*.
例 A = 3、B = 2 のとき、A と B の論理積は?(A AND B = 1) 操 作 表 示 3!K(→)a1(A-E)1(A)w 2!K(→)a1(A-E)2(B)w 1(A)K6(g)6(g)4(LOGIC) 1(And)a1(A-E)2(B)w 1 u 論理演算について • 論理演算は、常に 1 または 0 を計算結果として出力します。 • 次の表は、論理演算子 AND、OR、XOR が返す計算結果の一覧です。 数値または式 A 数値または式 B A AND B A OR B A XOR B A≠0 B≠0 1 1 0 A≠0 B=0 0 1 1 A=0 B≠0 0 1 1 A=0 B=0 0 0 0 • 次の表は、論理演算子 NOT が返す計算結果の一覧です。 数値または式 A NOT A A≠0 0 A=0 1 5. 応用計算 ここでは K4 (CALC)を押したときに表示されるファンクションメニューを使った、次の 各種数値計算について説明します。 • {Int ÷ }/{Rmdr}/{Simp} ...
k 整数÷整数の余りを求める [OPTN]-[CALC]-[Rmdr] “Rmdr” を使うと、整数を整数で割ったときの余りを求めることができます。 例 107 ÷ 7 の余りを求める AbahK4 (CALC) 6 (g) 6 (g) 2(Rmdr) h w k 約分する [OPTN]-[CALC]-[Simp] “'Simp”を使うと、分数の約分を手動で実行することができます。約分されていない計算結 果の表示中に、次の操作で約分を実行します。 • {'Simp} w ... 表示中の計算結果を、約分可能な最小の素数で自動的に約分します。約分 に使った素数と約分の結果が表示されます。 • {'Simp} n w ...
例 2 27 を約数 9 を指定して約分する 63 27 3 = 63 7 Ach!a (CATALOG) a6 (SYBL) 4(9) c∼c ({) wgdwK4 (CALC) 6(g) 6(g) 3(Simp) jw • 指定した約数で約分できないときは、エラーとなります。 • 約分が不可能な分数に対して 'Simp を実行すると、 “F =”行は表示されず、計算結果とし て元の分数がそのまま表示されます。 k ソルブ計算 (方程式の解) [OPTN]-[CALC]-[Solve] ソルブ計算の機能を使うと、方程式の解の 1 つを近似的に求めることができます。 “Solve” を使ってソルブ計算を実行する場合は、次の書式で入力します。 Solve(( f x) [, 初期推定値] [, 下限 , 上限]) • ソルブ計算の各引数の中に、次の関数は使用できません。 Solve、d2/dx2、FMin、FMax、Σ • ソルブ計算の実行中(カーソルが画面に表示されていないとき)に A を押すと、計算が中断 されます。 k ソルブ N 計算(関数式( f x)の解を求める) [OPTN]-[C
例 x2 − 5x − 6 = 0 の解を求める K4(CALC) 5 (SolvN) a5(U-Z)4(X)x-f4(X)-g !/( ) )w J k 微分計算 [OPTN]-[CALC]-[d/dx] 微分計算を実行するには、CALC メニューから d/dx を選び、次の書式に従って値を入力しま す。 K4 (CALC) 2 (d/dx)( f x),a,tol!/( ) ) (a = 微分係数を求める点、tol = 許容誤差範囲) d/dx ( f (x), a) ⇒ d f (a) dx 本機の微分計算は、微分の定義 f (a + Ax) – f (a) f ' (a) = lim ––––––––––––– Ax→0 Ax において「無限小」 の代わりに 「十分小さな Ax」 を用いて、f( ' a)に近似した値 f (a + Ax) – f (a) f ' (a) ⱌ ––––––––––––– Ax を求めるものです。解の精度をより高めるために、本機は 「中心差分法」 を用います。 例 次の関数の点 x = 3 における微分係数を求める y = x3 + 4x2 + x −
微分計算時のご注意 • 関数 ( f x)には X の式しか使うことができません。それ以外の変数(X を除く A∼Z および r、 Ƨ)は定数と見なされ、その変数メモリーに記憶されている数値が計算に使われます。 • tol と閉じカッコは省略することができます。tol の省略時は tol = 1E−10 として計算され ます。 • tol の値は 1E−14 以上に設定してください。指定した tol 値を満たす解が求められなかった 場合は、エラー(Time Out) となります。 • 微分計算の実行中(カーソルが画面に表示されていないとき)に A を押すと、計算が中断さ れます。 • 次の場合は、計算結果の精度が落ちたりエラーが発生したりします。 - x 値における不連続な点 - x 値における極端な変化 - x 値における極大点や極小点の含有 - x 値における変曲点の含有 - x 値における微分不可能点の含有 - 微分計算結果がゼロに近づく • 三角関数の微分計算を行う場合は、必ず角度単位としてラジアンを選択してください。 • 微分計算の各引数の中に、次の関数は使用できません。 d/dx、d2/dx2、
微分係数を求める点 x = a の値として 3 を入力 d, 許容誤差範囲の入力 b!a(CATALOG)a1(A-E)5(E)c∼ c(EXP)w-f!/( ) )w 2 次微分計算時のご注意 • 2 次微分計算における計算精度は、最大で仮数部 5 桁です。 • その他の注意点は、1 次微分の場合と同様です。「微分計算時のご注意」 (3-22 ページ)をご 覧ください。 [OPTN]-[CALC]-[∫dx] k 積分計算 積分計算を実行するには、CALC メニューから ∫dx を選び、次の書式に従って値を入力しま す。 K4 (CALC) 4 (∫dx)( f x), a , b , tol !/( )) (a = 始点、b = 終点、tol = 許容誤差範囲) ∫ ( f(x), a, b, tol) ⇒ ∫ b f(x)dx a 面積 ∫ b a f(x)dx を求めます。 本機の積分計算は、上の図に示すように区間 a ≦ x ≦ b において常に ( f x)≧ 0 であり、か f x)の a から b までの積分値、すなわち塗りつぶした部分の面積を求める つ連続的な関数
許容誤差範囲の入力 b!a(CATALOG)a1(A-E)5(E)c∼ c(EXP)w-e!/( ) )w 例2 角度単位の設定がディグリー(Deg)のとき、ラジアンを使って三角関数の微分計算を 行う (角度単位=ディグリー) 計算結果の表示例 正確な積分値を求めるために、以下の点にご注意ください。 (1)周期関数や、積分区間によって関数( f x)の値が正・負になる場合は、1 周期ごと、また は正の部分と負の部分に分けて積分値を求め、各々を加算します。 ∫ 正の部分(S) b a f(x)dx = ∫ c a f(x)dx + ∫ b c f(x)dx 負の部分(S) 正の部分(S) 負の部分 (S) (2)積分区間の微小移動により積分値が大きく変動する場合は、積分区間を分割して (変動の 大きい箇所をより細かく分割する) 積分値を求め、各々を加算します。 ∫ b a f(x)dx = ∫ x a 1 f(x)dx + ∫ x 2 x f(x)dx +.....
• 積分計算の各引数の中に、次の関数は使用できません。 d/dx、d2/dx2、∫dx、Σ、FMin、FMax、Solve、RndFix、logab k Σ 計算 [OPTN]-[CALC]-[Σ (] Σ (シグマ)計算を実行するには、CALC メニューから Σ(を選び、次の書式に従って値を入力 します。 K4(CALC)6 (g) 3 (Σ ( )ak , k , Ơ , ơ , n !/ ( )) Σ (a k, k, α, β, n) = β Σ a =a k k=α α + aα +1 +........
• 最大値 f x), a , b , n !/( )) K4 (CALC) 6 (g) 2 (FMax)( (a = 求める区間の始点、b = 求める区間の終点、n = 演算精度 (n = 1∼9)) 例 関数式 y = x2 − 4x + 9 の始点 a = 0、終点 b = 3 の区間における最小値の座標を求 める(ただし演算精度は n = 6 とする) f x)の入力 関数 ( AK4 (CALC) 6 (g) 1 (FMin) a5(U-Z)4(X)x-e4(X)+j, 区間 a = 0、b = 3 の入力 a,d, 演算精度 n = 6 の入力 g!/( ) )w • 関数 ( f x)には X の式しか使うことができません。それ以外の変数(X を除く A∼Z および r、 Ƨ)は定数と見なされ、その変数メモリーに記憶されている数値が計算に使われます。 • n と閉じカッコは省略することができます。 • 不連続な点、急激に変化する部分では精度がでなかったりエラーになったりすることがあり ます。 • n の数値を大きくすると精度は上がりますが、演算時間は長くかかります。 • 区間の終点 b
• {r ∠ Ƨ} ... 複素数計算を行い、計算結果を極形式で表示 *2 *1 計算式の中に引数が実数で解が虚数となるような関数項が 1 つでも含まれる場合は、計算 結果が実数の範囲を超えることを意味する “Non-Real ERROR”が表示されます。ただし 引数に複素数が指定された場合は、 “Real” 設定でも複素数計算を行います。 例: ln 2i = 0.6931471806 + 1.570796327i ln 2i + ln(− 2)=(Non-Real ERROR) *2 Ƨ の表示範囲は、角度単位の設定に応じてそれぞれ次のようになります。 • ディグリー(度)... −180 < Ƨ ≦ 180 • ラジアン ... − π < Ƨ ≦ π • グラード ... −200 < Ƨ ≦ 200 K3 (CPLX) を押すと、次の各項目を含む複素数計算メニューが表示されます。 • {i} ... 虚数単位 i の入力 • {Abs}/{Arg} ... 複素数の { 絶対値 }/{ 偏角 } を求める • {Conj} ... 共役複素数を求める • {ReP}/{ImP} ...
k 極形式による複素数計算 例 2 ∠ 30 × 3 ∠ 45 = 6 ∠ 75 !m (SET UP) cc1 (Deg) c 3 (r ∠ Ƨ) J Ac!a(CATALOG)a6 (SYBL)4 (9) c∼c (∠) wda*d !a(CATALOG) (∠) 1(INPUT)efw k 絶対値と偏角 [OPTN]-[CPLX]-[Abs]/[Arg] 本機は a + bi の形で表わされる複素数をガウス平面上の座標と見なし、絶対値 ¦Z¦ と偏角 (arg)を計算します。 例 複素数 3+4i の絶対値 (r) と偏角 (Ƨ) を求める (角度単位 = ディグリー(度) ) 虚軸 実軸 AK3 (CPLX) 2 (Abs) ( )) w !* (( ) d+e1(i)!/ (絶対値を算出) AK3 (CPLX) 3 (Arg) !* (( ) d+e1 (i)!/ ( )) w (偏角を算出) • 偏角の計算結果は、セットアップ画面で選択されている角度単位(ディグリー、ラジアン、 グラード)によって異なります。 k 共役複素数を求める [OPTN]-[CPLX]-[Conj] 複
k 実部、虚部の抽出 [OPTN]-[CPLX]-[ReP]/[lmP] 複素数 a + bi の実部 a、虚部 b を、次の操作によって抽出することができます。 例 複素数 2 + 5i の実部および虚部を抽出する AK3 (CPLX) 6 (g) 1 (ReP) !* (( ) c+f6 (g) 1 (i) !/ ( ))w (実部を抽出) AK3 (CPLX) 6 (g) 2 (ImP) !* (( ) c+f6 (g) 1 (i) !/ ( ))w (虚部を抽出) k 極形式 / 直交形式変換表示 [OPTN]-[CPLX]-['r ∠ Ƨ]/['a+bi] 直交形式で表示されている複素数を極形式に、また極形式で表示されている複素数を直交形 式に変換して表示することができます。 例 直交形式の複素数 1 + ' 3 i を極形式に変換して表示する !m(SET UP) cc1 (Deg) c J 2(a+bi) Ab+!* (( ) !x (') d!/( )) K3(CPLX) 1 (i) 6 (g) 3('r ∠ Ƨ) w Ac!a(CATALOG)a6(SYBL) 4 (9) c∼
10 進法 : 0、1、2、3、4、5、6、7、8、9 16 進法 : 0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、A、B、C、D、E、F • 2 進数、8 進数、10 進数、16 進数における負数は、2 の補数を使用して算出されます。 • 記数法ごとの表示可能桁数は、次の通りです。 記数法 2 進法 8 進法 10 進法 16 進法 表示可能桁数 16 桁 11 桁 10 桁 8桁 • 16 進数で使用される A∼F は通常のアルファベット文字と区別するため、次のように表示 されます。 通常の文字 A B C D E F 4(HEX) 1(A) 4(HEX) 2(B) 4(HEX) 3(C) 4(HEX) 4(D) 4(HEX) 5(E) 4(HEX) 6(F) 16 進数 入力操作 • 記数法ごとの演算範囲は、次の通りです。 2 進数: 正 : 0 ≦ x ≦ 111111111111111 負 : 1000000000000000 ≦ x ≦ 1111111111111111 8 進数: 正 : 0 ≦ x ≦ 17777777777 負 : 20000000
3. J を押して計算入力画面に切り替える。次の項目を含むファンクションメニューが表示 される。 • {d∼o}/{LOG}/{DISP}/{HEX} ... { 基 数 指 定 記 号 メ ニ ュ ー を 表 示 }/{ ビ ッ ト 演 算 子 メ ニューを表示 }/{ 記数法変換コマンドメニューを表示 }/ {16 進数 A∼F の入力メニュー を表示} u 入力数値に対する基数の個別指定 数値の入力はセットアップ画面で選択した記数法(2 進、8 進、10 進、16 進)に従って行い ますが、基数を数値ごとに個別指定することも可能です。1 (d∼o)を押すと表示される基数 指定記号メニューで希望する記号を入力し、その記号の直後に数値を入力します。 • {d}/{h}/{b}/{o} ...
u ビット演算 例 16 進法で “120 and AD” を求める !m(SET UP) “Mode” を反転させ、3 (Hex) J を押す。 Abca2 (LOG) 3(and) J4(HEX)1(A)4(D)w k 記数法の変換表示 3 (DISP) を押すと、次のような記数法変換コマンドメニューが表示されます。 • {'Dec}/{'Hex}/{'Bin}/{'Oct} ... 計算結果として表示されている値を {10 進 }/{16 進 }/{2 進 }/{8 進 } に変換して表示 例 10 進数の 22 を 2 進数、8 進数に変換する A!m (SET UP) “Mode” を反転させ、2 (Dec) J を押す。 1(d∼o) 1(d) ccw J3 (DISP) 3 ('Bin) w 4('Oct) w 8.
行列用アンサーメモリー(MatAns) について 行列用アンサーメモリー(MatAns)とは、行列計算の結果を記憶するためのメモリーです。 次の点に注意してください。 • 行列計算を実行するたびに、MatAns の内容は新しい計算結果に置き換わります。以前に 記憶していた内容は消去され、元に戻すことはできません。 • 行列の代入を行っても、行列用アンサーメモリーの内容は更新されません。 k 行列の入力と編集 1 ('MAT)を押すと、MAT エディター画面が表示されます。この MAT エディターを使っ て、行列の入力および編集ができます。 m × n ... m(行)× n(列)の行列が登録されていることを表す None ... 行列が登録されていないことを表す • {DEL}/{DEL • A} ... { 行列メモリーを指定して消去 }/{ すべての行列メモリーの内容を消去 } • {DIM} ... { 行列メモリーの次元 (行数×列数) を指定 } • {CSV} ...
u 行列成分を入力する 例 “Mat B” に次のデータを入力する 1 4 2 5 3 6 次の操作は、 「行列の次元を設定する」 の操作例の続きです。 bwcwdw ewfwgw 現在入力可能なセルが反転表示されます (セルカーソ ル)。w を押すたびに、セルカーソルは 1 つ右のセ ル (右端からは次行左端セル) に移動します。 J (行列成分の入力画面を閉じる) • セル上に表示される値は、6 桁までの正の整数および 5 桁までの負の整数です(1 桁が負符 号に使用されます)。指数表示の場合は有効数字 2 桁までが表示されます。分数は表示され ません。 u 行列の消去 行列メモリー内の特定の行列、またはすべての行列を消去することができます。 u 特定の行列を消去する 1. MAT エディターの表示中に f と c を使って、消去したい行列を反転させる。 2. 1(DEL) を押す。 3 指定した行列の内容を消去するには、1 (Yes)を押す。何も消去せずに操作を中止する には、6 (No) を押す。 u すべての行列を消去する 1.
2. w を押して、編集対象の行列メモリーの内容を表示する。 • このときファンクションメニューとして次の各項目が表示されます。 • {R-OP} ... { 行成分の入れ替え、スカラー倍、加算 } を実行するメニューを呼び出す • {ROW} • {DEL}/{INS}/{ADD} ... 行を { 削除 }/{ 挿入 }/{ 追加 } するメニューを呼び出す • {COL} • {DEL}/{INS}/{ADD} ... 列を { 削除 }/{ 挿入 }/{ 追加 } するメニューを呼び出す • {EDIT} ... 成分の値を編集する 以下のすべての例題では Mat A を使用します。 u 行成分を対象とした操作や計算 行列メモリーの成分入力画面で 1 (R-OP)を押すと、次のメニューが表示されます。 • {Swap} ... 2 つの行の成分を入れ替える • {×Rw} ... 指定行の各成分をその行のスカラー倍で置き換える • {×Rw+} ... 指定行の各成分のスカラー倍を別の行の各成分に加算する • {Rw+} ...
u 指定行の各成分のスカラー倍を別の行の各成分に加算する 例 Mat A の 2 行目の各成分を 4 倍し、3 行目の成分に加算する 1(R-OP) 3 (×Rw+) かける値(k = 4) を入力する。 * ew スカラー倍を求める対象となる行番号 (m = 2)を入力する。 cw 求めたスカラー倍の加算対象となる行番号(n = 3)を入力 する。 dww * かける値 (k) として、複素数を入力することもできます。 u 指定行の各成分を別の指定行の各成分に加算する 例 Mat A の 2 行目の各成分を 3 行目の成分に加算する 1(R-OP) 4 (Rw+) 加算元となる行番号 (m = 2) を入力する。 cw 加算先となる行番号 (n = 3) を入力する。 dww u 行の編集 • {DEL} ... 行を削除する • {INS} ... 行を挿入する • {ADD} ...
u 行を挿入する 例 1 行目と 2 行目の間に新たな行を挿入する 2(ROW) c 2(INS) u 行を追加する 例 3 行目の下に新たな行を追加する 2(ROW) cc 3(ADD) u 列の編集 • {DEL} ... 列を削除する • {INS} ... 列を挿入する • {ADD} ... 列を追加する u 列を削除する 例 2 列目を削除する。 3(COL) e 1(DEL) k 行列と CSV ファイルの間でデータを転送する 本機で保存した CSV ファイルや、パソコンから本機に転送した CSV ファイルを、行列メモ リー(Mat A∼Mat Z または Mat Ans) に読み込むことができます。また行列メモリー(Mat A∼Mat Z または Mat Ans) の内容を、CSV ファイルとして保存することができます。 u CSV ファイルを行列メモリーに読み込むには 1. 行列メモリーに読み込みたい CSV ファイルを用意する。 •「読み込み時の CSV ファイル条件」 (4-14 ページ) を参照してください。 2.
• 保存メモリーと SD カードのどちらから CSV ファイルを読み込むかを指定するダイアロ グが表示されます。 4. 保存メモリーから読み込むには b(Storage Mem) を、SD カードから読み込むには c(SD Card) を押す。 • 次の手順で w を押すと、指定した行列メモリーのデータは CSV ファイルのデータで上 書きされます。 5.
k 行列コマンドによる行列の編集 [OPTN]-[MAT] u 行列コマンドを表示する 1. メインメニューで RUN • MAT を選択する。 2. K を押してオプションメニューを表示する。 3. 2 (MAT) を押して行列コマンドメニューを表示する。 ここでは、行列を作成したり入力したりするための次の行列コマンドについて説明します。 • {Mat} ... 行列を指定するコマンド “Mat” を入力 • {M → L} ... 指定した列成分をリストへ代入するコマンド “Mat → List” を入力 • {Aug} ... 2 つの行列を結合するコマンド “Augment”を入力 • {Iden} ... 単位行列を入力するコマンド “Identity” を入力 • {Dim} ... 次元を確認するコマンド “Dim” を入力 • {Fill} ... すべての行列成分に同じ値を入力するコマンド “Fill” を入力 u 行列データの入力書式 [OPTN]-[MAT]-[Mat] “Mat” コマンドを使って行列のデータ入力を行う際は、次の書式に従います。 ... ...
• m、n の最大値は、ともに 999 です。 • メモリー不足により行列データを入力できなかった場合は、エラーとなります。 • 行列データの入力を行うプログラム内でも、上記の書式を使うことができます。 u 単位行列を入力する [OPTN]-[MAT]-[Iden] 単位行列を作成するには、 “Identity” コマンドを使います。 例 Mat A として 3 行 3 列の単位行列を作成する K2 (MAT) 6 (g) 1 (Iden) d!K( → )6 (g) 1 (Mat)a1(A-E) 行数 / 列数 1(A) w u 行列の次元を確認する [OPTN]-[MAT]-[Dim] 行列の次元を確認するには、 “Dim”コマンドを使います。 例 1 Mat A の次元を確認する K2 (MAT) 6 (g) 2 (Dim) 6 (g) 1 (Mat)a1(A-E)1 (A) w 結果表示は、Mat A が 2 行 3 列の行列であることを表します。 “Dim”コマンドの結果はリストタイプのデータなので、リストアンサーメモリー(ListAns) に記憶されます。 “Dim” コマンドを使っ
u 既存の行列に値を代入する/既存の行列から値を呼び出す [OPTN]-[MAT]-[Mat] 値の代入/呼び出しを行う対象のセルを、 “Mat”コマンドを使って次の書式で指定します。 Mat X[m, n] X = 行列名 (A∼Z または Ans) m = 行番号 n = 列番号 例 1 Mat A の 1 行 2 列目の成分に 10 を代入する Mat A = 1 2 3 4 5 6 ba!K( → )K2 (MAT) 1 (Mat) a1(A-E)1 (A) !a(CATALOG) a6 (SYBL) 4(9) c∼c ([ ) wb,c !a(CATALOG)c ( ])1(INPUT)w 例2 Mat A の 2 行 2 列目の成分値を呼び出し、その値を 5 倍する K2(MAT) 1 (Mat) a1(A-E)1 (A) !a(CATALOG) a6 (SYBL) 4(9) c∼c ([ ) wc,c !a(CATALOG)c ( ])1(INPUT)*fw u 行列のすべての成分に同じ値を書き込む/2 つの行列を 1 つに結合する [OPTN]-[MAT]-[Fill]/[
例 2 次の 2 つの行列を 1 つの行列に結合する Mat A = 1 Mat B = 2 3 4 K2 (MAT) 5 (Aug) 1 (Mat) a1(A-E)1 (A) ,JJ 1 (Mat) a1(A-E)2 (B) w • 結合対象の 2 つの行列は、行数が同じでなければなりません。行数の異なる 2 つの行列を結 合しようとすると、エラーとなります。 • 例 2 では Mat A と Mat B の結合結果が行列用アンサーメモリー(MatAns)に格納されます が、MatAns の代わりに他の行列メモリー(Mat C など)に代入することもできます。この 代入操作は、次の構文で行います。 Augment(Mat Ơ, Mat ơ)→ Mat γ ただし Ơ、ơ、γ は A から Z までのアルファベットです。 この構文で計算を実行した場合、MatAns の内容は影響を受けません。 u 列成分をリストへ代入する [OPTN]-[MAT]-[M → L] “Mat → List”コマンドを使うと、指定した列成分をリストへ代入することができます。 Mat → List (Mat X, m
ここでは、行列計算を実行するための次の行列コマンドについて説明します。 • {Mat} ... 行列を指定するコマンド “Mat” を入力 • {Det} ... 行列式を計算するコマンド “Det”を入力 • {Trn} ... 転置行列を計算するコマンド “Trn” を入力 • {Iden} ... 単位行列を入力するコマンド “Identity” を入力 • {Ref} ... 階段形の行列 (Row Echelon Form)を計算するコマンド “Ref” を入力 • {Rref} ...
• 2 つの行列の加減算を実行するには、2 つの行列の次元が同じでなければなりません。2 つ の行列の次元が異なる場合はエラーとなります。 • 行列の乗算 (行列 1 × 行列 2)を実行する際は、行列 1 の列数と、行列 2 の行数が一致して いなければなりません。この条件が満たされない場合はエラーとなります。 u 行列式 例 [OPTN]-[MAT]-[Det] 次の行列の行列式を求める 1 2 3 4 5 6 −1 −2 0 Mat A = K2 (MAT) 3 (Det) 1 (Mat) a1(A-E)1 (A) w • 行列式は、正方行列(行数と列数が同じ行列)以外については求めることができません。正方 行列でない行列の行列式を求めようとすると、エラーとなります。 • 2 行 2 列の正方行列の行列式は、次式で求められます。 |A| = a11 a12 a21 a22 = a11a22 – a12a21 • 3 行 3 列の正方行列の行列式は、次式で求められます。 |A| = a11 a12 a13 a21 a22 a23 a31 a32 a33 = a11a22a
例 次の行列の階段形の行列を求める Mat A = 1 2 3 4 5 6 K2 (MAT) 6 (g) 4 (Ref) 6 (g) 1 (Mat) a1(A-E)1 (A) w u 被約階段形の行列 [OPTN]-[MAT]-[Rref] “Rref”コ マ ン ド を 用 い て、 指 定 し た 行 列 の 被 約 階 段 形 の 行 列(Reduced Row Echelon Form) を求めます。 例 次の行列の被約階段形の行列を求める Mat A = 2 −1 3 19 1 1 −5 −21 0 4 3 0 K2 (MAT) 6 (g) 5 (Rref) 6 (g) 1 (Mat)a1(A-E)1 (A) w u 逆行列 例 [x − 1] 次の行列の逆行列を求める Mat A = 1 2 3 4 K2 (MAT) 1 (Mat) a1(A-E)1 (A) !a(CATALOG) a6 (SYBL) 4 (9) c∼c (−1) ww • 正方行列(行数と列数が同じ行列)に限り、逆行列を求めることが可能です。正方行列以外の 逆行列
• 行列 A と、その逆行列 A − 1 は、次の条件を満たす行列のことです。 1 0 0 1 A A–1 = A–1 A = E = 行列 A が 2 行 2 列の場合、行列 A から逆行列 A − 1 を求める式は、次のようになります。 A= a b c d A–1= 1 ad – bc d –b –c a ただし、ad − bc ≠ 0 u 行列の二乗 例 [x2] 次の行列の二乗を求める Mat A = 1 2 3 4 K2 (MAT) 1 (Mat) a1(A-E) 1(A) xw u 行列のべき乗 例 [^] 次の行列の 3 乗を求める Mat A = 1 2 3 4 K2 (MAT) 1 (Mat) a1(A-E)1 (A) !a(CATALOG)a6(SYBL) 4 (9) c∼c(^)wdw • 行列のべき乗計算は、最大 32766 乗まで行うことができます。 u 行列の絶対値/整数部抽出/小数部抽出/最大整数計算 [OPTN]-[NUM]-[Abs]/[Frac]/[Int]/[Intg] 例 次の行列の絶対値を求める Mat A = 1
u 行列による複素数計算を行う 例 複素数を要素に持つ次の行列の絶対値を求める –1 + i Mat D = 1+i 1+i –2 + 2i AK6 (g) 4 (NUM) 1 (Abs) K2 (MAT) 1 (Mat) a1(A-E)4 (D) w • 行列に対して、次の複素数関連の関数が使用可能です。 i, Abs, Arg, Conjg, ReP, ImP 9.
• 換算元の数値としては、実数または実数のみを要素に持つリストデータを使うことができま す。換算元の数値としてリストデータを入力(またはリストメモリーを指定)した場合は、リ ストデータ内の各要素が単位換算され、計算結果はリスト形式で返されます(ListAns 画面 に表示されます) 。 • 換算元の数値として複素数を使うことはできません。また換算元の数値としてリストデータ を指定した場合、そのリストデータの中に複素数の要素が 1 つでも含まれていると、エラー となります。 例 1 50cm をインチに換算する AfaK6 (g) 1 (CONV) 2 (LENG) f(cm) 1 (') 2 (LENG) ec (in) w 例 2 175, 162, 180m2 をまとめてヘクタールに換算する A!a(CATALOG)a6 (SYBL) 4 (9) c∼c ({) w bhf,bgc,bia !a(CATALOG)c (}) w K6 (g) 1 (CONV) 3 (AREA)c (m2) 1 (') 3 (AREA) d (ha) w 3-48
k 単位換算コマンド一覧 カテゴリー 表示名 単 位 カテゴリー 表示名 単 位 フェルミ cm3 立方センチメートル Å オングストローム mL ミリリットル ƫm マイクロメートル L mm ミリメートル m3 立方メートル cm センチメートル in3 立方インチ m メートル ft3 立方フィート km キロメートル AU 天文単位 l.y.
カテゴリー 表示名 単 位 カテゴリー 表示名 単 位 温度 摂氏 Pa パスカル K ケルビン kPa キロパスカル °F 華氏 mmH2O 水柱ミリメートル °R 蘭氏 mmHg 水銀柱ミリメートル atm 気圧 (標準大気圧) 速度 m/s メートル/秒 km/h キロメートル/時 knot ノット ft/s フィート/秒 mile/h u mg 圧力 °C inH2O 水柱インチ inHg 水銀柱インチ lbf/in2 マイル/時 bar kgf/cm2 原子質量単位 ミリグラム eV バール 重量キログラム/ 平方センチメートル 電子ボルト グラム kg キログラム calth 熱力学カロリー メトリックトン cal15 15 度カロリー oz 常用オンス calIT 国際蒸気表カロリー lb 常用ポンド kcalth キロカロリー (熱力学) kcal15 キロカロリー (15 度) kcalIT キロカロリー (国際蒸気表) l-atm リットル気圧 質量
カテゴリー 表示名 W 仕事率/動力 calth/s hp 単 位 ワット カロリー/秒 馬力 ft•lbf/s フィート重量ポンド/ 秒 Btu/min 英熱量/分 NIST Special Publication 811(2008) のデータに準拠。 mu(CN) は 中 華 人 民 共 和 国 の 度 量 衡 法 で あ る 市 制 (1930 年 施 行 )に 基 づ く(1[m2] = 0.
第4章 リスト機能 リストは複数のデータをまとめて操作するのに便利な 「入れ物」 です。 本機には、1 ファイルあたり 26 個のリストを保存できます。ファイルは最大 6 つまで保存可能で す。リストは四則演算や統計計算、グラフの描画などに利用することができます。 要素番号 表示範囲 List 1 SUB 1 2 3 4 5 6 7 8 • • • • 56 37 21 69 40 48 93 30 • • • • セル List 2 List 3 1 2 4 8 16 32 64 128 107 75 122 87 298 48 338 49 • • • • • • • • List 4 List 5 3.5 6 2.1 4.4 3 6.8 2 8.7 4 0 0 2 0 3 9 0 • • • • • • • • List 26 0 0 0 0 0 0 0 0 リスト名 サブ名 • • • • 1.
2. 2 行目に 4 を入力し、続いて 3 行目に 2 + 3 と入力す る (この場合、2 + 3 の計算結果として 5 が入力されま す) 。 ewc+dw • 各セルには計算式の計算結果や、複素数も入力することができます。 • 1 つのリストには 999 行までの値を入力できます。 u 値をまとめて入力するには 1. カーソルキーを使って、リスト名にセルカーソルを移動 する。 2.「{ 」を入力し、続いて登録したい複数の値をカンマ( , ) で区切って入力する。最後の値を入力したら、最後に 「 }」 を入力する。 !a(CATALOG)a6 (SYBL) 4 (9) c∼c ({) wg,h,i !a(CATALOG)c (}) w 3.
k リストの値を編集する u セルの値を変更するには カーソルキーを使って、値を変更したいセルにセルカーソルを移動します。新たな値を入力 して w を押すと、入力されていた値が新しい値によって上書きされます。 u セルの内容を編集するには 1. カーソルキーを使って、値を編集したいセルにセルカーソルを移動する。 2. 6 (g) 2 (EDIT)を押す。 3. 入力されている値に対して、希望する編集を行う。 u セルを削除するには 1. カーソルキーを使って、削除したいセルにセルカーソルを移動する。 2. 6 (g) 3 (DEL) を押す。 • セルカーソル位置のセルが削除され、以降のすべての行が 1 行上に移動します。 • セル削除の操作は、他のリストのセルには影響しません。もしセル削除を行ったリストと他 のリストの各行に関連があった場合、セル削除の操作によってその関連が崩れることになり ますので、ご注意ください。 u 1 つのリスト内の全セルを削除するには 1. カーソルキーを使って、全セルを削除したいリスト内のセル (どのセルでも構いません)に セルカーソルを移動する。 2.
u リストに名前を付けるには 1. セットアップ画面で “Sub Name” を反転させ、1 (On) J を押す。 2. カーソルキーを使って、名前を付けたいリストの “SUB”行にセルカーソルを移動する。 3.
3.“Select List List No:” と表示されるので、並べ替えを実行したいリスト番号を入力する。 bw 値の降順に並べ替える場合: 「値の昇順に並べ替える場合」の手順 1 で、1 (SRT • A)を押す代わりに 2(SRT • D)を押し ます。その他の操作は、昇順に並べ替える場合と同様です。 u 複数のリストを並べ替えるには 複数のリストを、ある 1 つの基準リストの並べ替えに従って並べ替えることができます。基 準リストは昇順または降順で並べ替えが行われ、その他のリストは基準リストとの行の相関 が維持された状態で並べ替えられます。 値の昇順に並べ替える場合: 1. リストエディターの表示中に、6(g) 1 (TOOL) 1 (SRT • A)を押す。 • 並べ替えるリスト数を確認するための“How Many Lists?:”というメッセージが表示さ れます。ここでは例として、1 つの基準リストとそれにリンクしたもう 1 つのリスト(合 計 2 つのリスト) の並べ替えを行います。 2. 2 つのリストを並べ替えるので、2 を入力する。 cw 3.
k リストデータ操作関数の呼び出し 以下のすべての操作例は、RUN • MAT モードで行います。 K1(LIST) を押すと、次の項目を含むリストデータ操作メニューが表示されます。 • {List}/{L → M}/{Dim}/{Fill}/{Seq}/{Min}/{Max}/{Mean}/{Med}/{Aug}/{Sum}/ {Prod}/{Cuml}/{ % }/{A} 以下のすべての操作例で、末尾の閉じカッコは省略可能です。 u リストの内容を行列用アンサーメモリー(MatAns)に代入するには [OPTN]-[LIST]-[L → M] K1 (LIST) 2(L → M) 1 (List)< リスト番号 1∼26> ,1 (List)< リスト番号 1∼26> ...
例 List 1 に 5 つの要素を作成する。 Af!K( → )K1 (LIST) 3 (Dim) 1 (List) bw 作成されたリストは STAT モードで確認できます。 u リスト内のすべての要素を同じ値で置き換えるには [OPTN]-[LIST]-[Fill] K1 (LIST) 4 (Fill)< 値 > ,1 (List)< リスト番号 1∼26> !/ ( )) w 例 List 1 のすべての要素を 3 に置き換える。 AK1 (LIST) 4 (Fill) d,1 (List) b!/ ( )) w 要素置き換え後の List 1 の内容は次のようになります。 u リストに数列を作成するには [OPTN]-[LIST]-[Seq] K1 (LIST) 5 (Seq)< 式 > , < 変数名 > , < 開始値 > , < 終了値 > , < 変化の度合い > !/ ( )) w • この操作の結果は、リスト用アンサーメモリー(ListAns)に保存されます。 例 f x)= X2 を使ってリストに入力する。開始値 1、 12、62、112 という数列を、関数式(
u 2 つのリストの同じ位置の要素からより大きい方を抽出するには [OPTN]-[LIST]-[Max] K1 (LIST) 6(g) 2 (Max) 6(g) 6 (g) 1 (List)< リスト番号 1∼26> ,1 (List)< リスト番号 1∼26> !/ ( )) w • 2 つのリストの要素数は同じであることが必要です。要素数が異なると、エラーとなりま す。 • この操作の結果は、リスト用アンサーメモリー(ListAns)に保存されます。 例 List 1 (75, 16, 98, 46, 56)と List 2(35, 59, 58, 72, 67)の同じ位置の要素か ら、より大きい方を抽出する。 K1 (LIST) 6 (g) 2 (Max) 6 (g) 6 (g) 1 (List) b, 1 (List) c!/ ( )) w u リストに含まれる全要素の平均値を求めるには [OPTN]-[LIST]-[Mean] K1 (LIST) 6(g) 3 (Mean) 6 (g) 6 (g) 1 (List)< リスト番号 1∼26> !/( ) )w 例 List 1 (36, 1
u 2 つのリストを 1 つに結合するには [OPTN]-[LIST]-[Aug] • 2 つの別々のリストを結合して 1 つのリストにすることができます。この操作の結果は、リ スト用アンサーメモリー(ListAns) に保存されます。 K1 (LIST) 6(g) 5 (Aug) 6(g) 6 (g) 1(List)< リスト番号 1∼26> ,1 (List)< リスト番号 1∼26> !/ ( )) w 例 List 1 (− 3, − 2) と List 2 (1, 9, 10)を結合する。 AK1 (LIST) 6 (g) 5 (Aug) 6 (g) 6 (g) 1 (List) b, 1 (List)c!/ ( )) w u リストに含まれる全要素の総和を求めるには [OPTN]-[LIST]-[Sum] K1 (LIST)6 (g) 6 (g) 1 (Sum)6 (g) 1 (List)< リスト番号 1∼26> w 例 List 1(36, 16, 58, 46, 56) に含まれる全要素の総和を求める。 AK1 (LIST) 6 (g) 6 (g) 1(Sum) 6 (g) 1
u リスト内の各要素のパーセンテージを計算する [OPTN] [LIST] [%] - K1 (LIST) 6 (g) 6 (g) 4 (%) 6 (g) 1 (List)< リスト番号 1∼26> w • 上記の操作により、リスト内の全要素合計値に対する各要素のパーセンテージが計算されま す。 • この操作の結果は、リスト用アンサーメモリー(ListAns)に保存されます。 例 List 1 (2, 3, 6, 5, 4) の各要素のパーセンテージを計算する。 AK1 (LIST) 6 (g) 6 (g) 4(%) 6 (g) 1 (List) bw 2/(2+3+6+5+4) × 100 = 3/(2+3+6+5+4) × 100 = 6/(2+3+6+5+4) × 100 = 5/(2+3+6+5+4) × 100 = 4/(2+3+6+5+4) × 100 = u リスト内の各要素と隣り合う要素の差を計算する [OPTN]-[LIST]-[A] K1 (LIST) 6 (g) 6 (g) 5 (A)< リスト番号 1∼26> w • この操作の結果は、リスト用アンサーメモリー(ListA
k エラーメッセージについて • リスト同士による四則演算は、各リスト内の対応する要素同士によって行われます。このた め要素数 (次元) が異なるリスト同士による四則演算は、エラーとなります。 • 対応する要素同士で行われた計算の組の中に、1 つでも数学的エラー(Ma ERROR)を起こ す組があった場合は、エラーとなります。 k 計算式の中にリストを入力するには 計算式の中にリストを入力する方法は、次の 3 通りがあります。 • リストエディターに登録済みのリストを、リスト番号で指定する方法 • リストエディターに登録済みのリストを、サブ名で指定する方法 • 直接リストの値を入力する方法 u 登録済みのリストを番号で指定して入力するには 1. RUN • MAT モードで次のキー操作を行う。 AK1 (LIST) 1(List) •“List” コマンドが入力されます。 2. 指定したいリスト番号 (1∼26) を入力する。 u 登録済みのリストをサブ名で指定して入力するには 1.
u あるリストの内容を他のリストに代入する !K( → ) を使って、あるリストの内容を他のリストに代入することができます。 例 List 3 (41, 65, 22) の内容を List 1 に代入する。 K1 (LIST) 1 (List) d!K( → )1 (List)bw u リスト内の特定のセルの値を呼び出す あるリストに含まれる特定のセルの値を呼び出して、計算式の中で使うことができます。セ ル番号は[ ] で括って指定します。 例 関数 sin の引数として List 2 の 3 つめのセルの値を使い、計算を実行する。 !h (sin) K1 (LIST) 1 (List)c!a (CATALOG)a6 (SYBL) 4(9) c∼c([ ) wd!a (CATALOG)c ( ]) ww u リスト内の特定のセルに値を入力する あるリストに含まれる特定のセルを指定して、値を入力することができます。この操作を行 うと、指定したセルの元の値は、新しく入力した値に置き換わります。 例 List 3 の 2 つめのセルに 25 を入力する。 cf!K( → )K1 (LIST) 1 (Lis
k リストを使った関数計算を行う リストは、数値と同様に計算式の中で関数の引数として使うことができます。計算結果がリ ストとなる場合、その計算結果は ListAns に保存されます。 例 List 3 = {41, 65, 33} のとき、sin (List 3)を計算する。 (角度単位 = ラジアン) !h(sin)K1 (LIST) 1(List) dw 4. リストファイルを切り替える File 1∼File 6 の各ファイルに、それぞれ 26 のリスト (List 1∼List 26)を保存することが できます。使用するリストファイルは、次の操作で切り替えることができます。 u リストファイルを切り替えるには 1. メインメニューから STAT モードに入り、!m (SET UP)を押して STAT モードの セットアップ画面を表示する。 2. c を使って “List File” を反転させる。 3.
k 読み込み時の CSV ファイル条件 リストエディターや MAT エディター(3-33 ページ)、スプレッドシート (7-1 ページ)から出 力した CSV ファイルや、パソコンから本機の保存メモリー(Storage Memory)に転送した CSV ファイルが利用できます。次のような CSV ファイルを読み込むことが可能です。 • 区切り記号がカンマ(,)またはセミコロン(;) 、小数点がピリオド (.
例: 読み込み前のリストエディター List 1 List 2 List 3 List 4 List 5 1 1 1 1 1 2 2 2 2 2 3 3 3 3 3 4 4 4 4 4 セルカーソルの位置 読み込み対象の CSV ファイル上のデータ 20 20 20 30 30 30 40 40 40 読み込み後のリストエディター List 1 List 2 List 3 List 4 List 5 1 20 20 20 1 2 30 30 30 2 3 40 40 40 3 4 4 重要 次のような CSV ファイルを読み込もうとするとエラーとなります。 • CSV ファイルに変換不可能なデータが含まれていた場合。このような場合はエラーメッ セージが表示されます。CSV ファイル上の変換できなかったデータの位置を、例えば“row 2” (2 行目) 、 “column 3” (3 列目) のように示します。 • CSV ファイルのデータの列数が 26 を超えるか、行数が 999 を超える場合。こ
3. 保存メモリーに保存するには b(Storage Mem) を、SD カードに保存するには c(SD Card) を押す。 • フォルダーの選択画面が表示されます。 4. CSV ファイルを保存したいフォルダーを選択する。 • ルートディレクトリーに保存したい場合は、 “ROOT” を選びます。 • その他のフォルダーに保存したい場合は、f/c を使って希望するフォルダーを反転さ せ、1(OPEN) を押します。 5. 1(SV • AS) を押す。 6.
第5章 統計グラフと統計計算 重要 • 本章で紹介されているグラフ画面は、それぞれの機能ごとの特徴が表れるようなデータや設定に 基づいた表示例です。実際に表示されるグラフは、描画元のデータや設定によって変わるので、 掲載されているグラフ画面と同じ画面にはならないことがあります。 1.
• リスト(XList、YList) グラフの描画元となる統計データとして、リスト(List 1∼List26)を指定します。“XList” は x 軸用のデータ、 “YList” は y 軸用のデータを表します。 初期設定では、1 変数統計計算の場合の x 軸データとして List 1 が、2 変数統計計算の場合 の x 軸データ、y 軸データとして List 1 と List 2 が、それぞれグラフの描画元データとして 指定されています。どのリストデータを x 軸データ、y 軸データとして使用するかを、変更す ることができます。 • 度数(Frequency) 「度数」は 1 つ (または 1 組)のデータの出現回数のことです。値が同一のデータを 1 行にまと め、データ右隣の列に各行の度数を記した表を「度数分布表」と呼びます。この度数分布表に 基づいて統計グラフを描く場合は、度数データに使うリストを、本項目を使って指定します。 • Med-Med グラフ (5-12 ページ)については、度数データには正の整数のみ入力してくださ い。他のタイプの値 (小数など) を入力すると、エラーとなります。 • マー
グラフタイプとして “Pie” (円グラフ)が選択されている場合: • Data (描画元のデータを選択) • {LIST} ... List 1∼26 の列をグラフ描画元データとして割り当てる • Display (円グラフの値の表示設定) • { % }/{Data} ... データの各要素を { パーセンテージで表示 }/{ 値で表示 } • % Sto Mem (パーセンテージの数値のリストへの登録指定) • {None}/{LIST} ... パーセンテージの数値をリストに { 登録しない }/{List 1∼26 を指定 して登録する } グラフタイプとして “Box” (Med ボックスグラフ)が選択されている場合: • Outliers (外れ値表示の選択) • {On}/{Off} ... Med ボックスグラフに外れ値を { 表示する }/{ 表示しない } を選択する グラフタイプとして “Bar” (棒グラフ)が選択されている場合: • Data1 (1 番目の棒の描画につかうデータ) • {LIST} ...
k 統計グラフのビューウインドウ(V-Window)設定について グラフの描画時には、画面への表示範囲を決めることが必要です。この表示範囲設定を、本 機では「ビューウインドウ設定」と呼びます。統計グラフの描画時は、ビューウインドウ設定 は自動的に行われます ( “Stat Wind” が “Auto”の場合) 。 メモ • 統計グラフ描画時のビューウインドウ設定は、セットアップ画面の “Stat Wind” (2-15 ページ)によって “Auto” (自動設定)と “Manual” (手動設定)の間で切り替え可能です(初期 設定は “Auto” ) 。切り替え操作については、 「セットアップを変更するには」 (2-14 ページ) を参照してください。 •“Stat Wind”を “Manual”に切り替えた場合のビューウインドウ設定のしかたについては、 「ビューウインドウを手動で設定する」 (5-18 ページ) を参照してください。 • 円グラフ描画時の画面表示は、ビューウインドウ設定とは関係なく、常に決まった表示とな ります。 2.
k 円グラフ(Pie) 指定したリストに基づいて、円グラフを描画することができます。描画が可能なデータ数 (リ ストの行数)は、最大 20 です。描画したグラフ上では、描画元データのリストの 1 行目から 順に A、B、C ...
k 棒グラフ(Bar) リストを最大 3 つまで指定して、棒グラフを描画することができます。描画したグラフ上で は、描画元データのリストの 1 行目から順に [1]、[2]、[3] ...
k 1 変数統計の計算結果を数値で表示する 1 変数統計の結果は、グラフの他に数値で表わすことが できます。1 変数統計グラフが表示されているときに 1 (1VAR)を押すと、計算結果が数値で表示されます。 • c/f を使って画面をスクロールし、計算結果を表示することができます。計算結果とし て表示される各係数の意味は、次の通りです。 Q1 ............ データの第 1 四分位点 (First Quartile) x̄.................平均値 Σx ..............データの総和 (合計値) Σx2............. データの二乗和 (データを 2 乗して合計した値) Med ..........データの中央値 Ʊx ...............データの母標準偏差 Q3 ............ データの第 3 四分位点 (Third Quartile) sx ...............データの標本標準偏差 maxX .......データの最大値 n ................データの数 Mod ..........
中央点 1 2 中央点 3 4 中央点 5 6 7 8 4+5 = 中央値 2 2+3 = Q1 2 6+7 = Q3 2 要素数 n が奇数個の場合: 集団の全要素から中央値の要素を除いて、中央値より下半分のグループ、中央値より上半分 のグループに2分します。Q1、Q3 はそれぞれ次の値となります。 n–1 Q1 ={集団全体の下から のグループの中央値} 2 n–1 Q3 ={集団全体の上から のグループの中央値} 2 • n = 1 のとき、Q1 = Q3 = 集団全体の中央値となります。 中央点 1 2 3 中央点 4 5 6 7 8 9 中央値 2+3 = Q1 2 7+8 = Q3 2 u OnData この設定では、計算対象の集団に含まれる要素を n 個とするとき、それぞれ次の値が Q1、 Q3 となります。 Q1 ={累積度数の割合が 1/4 以上で 1/4 に最も近い値を持つ要素のデータ値} Q3 ={累積度数の割合が 3/4 以上で 3/4 に最も近い値を持つ要素のデータ値} 5-8
以下に具体例を示します。 (要素数が 10 個の集団) データ値 度数 累積度数 累積度数の割合 1 1 1 1/10 = 0.1 2 1 2 2/10 = 0.2 3 2 4 4/10 = 0.4 4 3 7 7/10 = 0.7 5 1 8 8/10 = 0.8 6 1 9 9/10 = 0.9 7 1 10 10/10 = 1.0 • 累積度数の割合が 1/4 以上で 1/4 に最も近い値を持つ要素のデータ値 = 3 が、Q1 となり ます。 • 累積度数の割合が 3/4 以上で 3/4 に最も近い値を持つ要素のデータ値 = 5 が 、Q3 となり ます。 基準点 (0.25) 0.1 0.2 1 2 基準点(0.75) 0.4 3 3 4 4 0.7 0.8 0.9 1.0 4 5 6 7 Q1 Q3 3. 2 変数統計グラフの描画と計算 k 散布図と xy 線図を描画する操作例 次の手順で、散布図を描画した後その散布図上の点を結んだ xy 線図を描画することができま す。 1.
1 m STAT 2 a.fwb.cwc.ewewf.cwe -c.bwa.dwb.fwcwc.ew 3(散布図)1 (GRPH) 6 (SET)c1 (Scat)J1 (GPH1) 3(xy 線図)1(GRPH) 6 (SET) c2 (xy) J1 (GPH1) (xy 線図) (散布図) k 散布図から回帰グラフを描画する操作例 2 変数データを入力して散布図を描画した後、回帰計算を実行して、回帰グラフを描画する ことができます。 1. メインメニューから STAT モードに入る。 2. リストにデータを入力し、散布図を描画する。 3. 回帰のタイプを選択し、計算を実行して、回帰パラメーターを表示する。 4. 回帰グラフを描画する。 例 次のデータを入力して、散布図を描画する。次にこのデータを対数回帰したときの回 帰係数を表示し、回帰グラフを描画する。 0.5, 1.2, 2.4, 4.0, 5.2 (x リスト) −2.1, 0.3, 1.5, 2.0, 2.4 (y リスト) 1 m STAT 2 a.fwb.cwc.ewewf.cwe -c.bwa.dwb.fwcwc.
k 回帰グラフを描画する ここでは、散布図など 2 変数データに基づくグラフを描画した後で、そのデータに対する回 帰計算を行い、回帰グラフを描くときの操作の流れを説明します。 u 回帰タイプを選択するには 2 変数データに基づく散布図などのグラフが表示されているときに 1 (CALC)を押します。 このとき表示されるファンクションメニューから回帰式を選択すると、表示中のグラフに選 択した回帰式を当てはめたときの計算結果を表示することができます。 ファンクションメニューに含まれるメニュー項目は、次の通りです。 • { ax + b }/{ a + bx }/{Med}/{X^2}/{X^3}/{X^4}/{Log}/{ae ^ bx }/{ ab ^ x }/{Pwr}/{Sin}/ }/{1 次回帰 (a+bx) }/{Med-Med}/{2 次回帰 }/{3 次回帰 }/{4 {Lgst} ...
u 1 次回帰グラフ できるだけ多くの点の近くを通るように最小二乗法で処理して、直線の傾きと y 軸切片 (x = 0 のときの y 座標の値)を数値で表わすのが 1 次回帰です。また、その関係をグラフに表 わしたものが 1 次回帰 (直線回帰) グラフです。 1 (CALC) 2 (X) 1 (ax+b) あるいは 2(a+bx) 6 (DRAW) 1 次回帰のモデル式は、次の通りです。 y = ax + b y = a + bx a ................回帰式の回帰係数(傾き) a ................回帰式の定数項(切片) b ................回帰式の定数項(切片) b ................
4 次回帰 モデル式 .......... y = ax4 + bx3 + cx2 + dx + e a .............. 回帰式の 4 次係数 b .............. 回帰式の 3 次係数 c .............. 回帰式の 2 次係数 d .............. 回帰式の 1 次係数 e .............. 回帰式の定数項(切片) u 対数回帰グラフ y を x の対数関数として表せる場合、対数回帰が利用できます。一般式は、y = a + b × In x です。ここで X = ln x と定義すると、y = a + bX となり、1 次回帰の手法が応用できます。 1 (CALC) 6 (g) 2 (Log) 6 (DRAW) 対数回帰のモデル式は、次の通りです。 y = a + b·In x a .............. 回帰式の定数項 b ..............
u べき乗回帰グラフ y が x のべき乗に比例する場合、べき乗回帰が利用できます。一般式は、y = a × xb です。こ こで両辺の対数を取ると、In y = In a + b × In x となります。ここで、X = In x、Y = In y、 A = In a と定義すると、Y = A + bX となるため、1 次回帰の手法が応用できます。 1 (CALC) 6 (g) 4 (Pwr) 6 (DRAW) べき乗回帰のモデル式は、次の通りです。 y = a·xb a .............. 回帰式の回帰係数 b ..............
k 残差計算 回帰計算を行ったときの、実際のプロットポイント (y 座標)と回帰モデルとの距離 (残差)を計 算します。 リ ス ト エ デ ィ タ ー か ら セ ッ ト ア ッ プ 画 面 を 呼 び 出 し、 “Resid List”と し て“List 1”∼ “List 26” のいずれかを指定します。指定したリストに残差を保存します。 保存される内容は、プロットから回帰モデルまでの垂直距離です。 回帰モデルよりプロットが上にある場合は正の数値、プロットが下にある場合は負の数値と なります。 どの回帰モデルの回帰計算でも、残差値の計算と保存を行うことができます。 • 選択したリストにデータが存在している場合、そのデータはクリアーされます。モデル化に 使われたデータと同じ順序で、各プロットの残差値が保存されます。 k 2 変数統計の計算結果を数値で表示する 2 変数統計の結果は、グラフの他に数値で表わすことができます。2 変数統計グラフが表示さ れているとき、1 (CALC) 1 (2VAR)を押すと、2 変数統計の計算結果が数値で表示され ます。 • c/f を使って画面をスクロールし、計算結果
4. 統計グラフ表示中の各種操作 ここでは、統計グラフの表示中に ! キーを押すと表示される、次のファンクションメ ニューの機能について説明します。 !1(TRCE) ... グラフ上のデータ値を読み取る (5-16 ページ) !2(ZOOM) ... グラフ表示を拡大 / 縮小する (5-17 ページ) !3(V-WIN) ... ビューウインドウを手動で設定する (5-18 ページ) !4(SKTCH) ... グラフ上に図形を描画する (5-19 ページ) !5(G-SLV) ... 回帰グラフに基づいて推定値を計算する (5-20 ページ) !6(G ⇔ T) ... グラフ画面からリストエディター画面に戻る k グラフ上のデータ値を読み取る(トレース) 次の操作で統計グラフ上のデータ値を読み取ることができます。 1.
• セットアップ画面の“Coord” (2-15 ページ)が “Off”の場合は、ポインター位置のデータ値 は表示されません。 k グラフ表示を拡大 / 縮小する(ズーム) 画面上のグラフを、次の操作で拡大・縮小することができます。 1. グラフを描画する。 2. ズームの種類を選択する。 !2(ZOOM)1 (BOX)... ボックスズーム ボックスで囲んだ範囲を表示画面いっぱいの大きさまで拡 大します (操作は手順 3 以降を参照) 。 2 (FACT)... ファクターズーム (倍率指定) 3 (IN) /4 (OUT) で拡大/縮小する倍率を指定します。 3 (IN) /4 (OUT)... ファクターズーム (拡大/縮小) 表示されるポインター( )を使って拡大/縮小する中心位置 を指定し w を押すと、2 (FACT)で指定した比率でグラ フを拡大/縮小表示します。 6 (g) 1 (ORIG)... ズームの初期化 ビューウインドウ設定を、各種のズーム操作によって拡大/ 縮小する前の初期状態に戻し、グラフを再描画します。 6 (g) 2 (SQR)...
5. 四角形で囲まれた範囲を拡大するには、w を押す。 ⇒ • ボックスズームでは、必ず異なる 2 点を指定してください。ただし、水平または垂直な直線 上の 2 点は指定しないでください。 k ビューウインドウを手動で設定する セットアップ画面の “Stat Wind” (2-15 ページ)が “Manual”の場合、ビューウインドウ設定 画面に入力されている値に従って、本機は統計グラフを描画します。 u ビューウインドウを手動で設定するには 1. STAT モードのリストエディター画面、またはグラフ画面の表示中に、!3(V-WIN) を押す。 2. 表示されるビューウインドウ設定画面で、各項目の値を 変更する。 • c/f を使って値を変更したい項目を反転させ、値 を入力し、w を押します。 Xmin/Xmax ........ x 軸の最小値 / 最大値 Xscale ................. x 軸の目盛り間隔 Xdot ..................... x 軸方向の 1 ドットあたりの値 Ymin/Ymax ........ y 軸の最小値 / 最大値 Yscale ...
u ビューウインドウ設定画面の設定値をビューウインドウメモリーに保存するには 1.「ビューウインドウを手動で設定するには」の手順 1、2 の操作を行い、各項目を希望する 値に変更する。 2. 4(STO) を押す。 • 保存先のビューウインドウメモリー番号を指定するダ イアログが表示されます。 3. 1 から 6 までの数字を入力し、w を押す。 u ビューウインドウメモリーに保存した設定値を呼び出すには 1. ビューウインドウ設定画面で 5(RCL) を押す。 2. ビューウインドウメモリー番号を指定するダイアログが表示されるので、1 から 6 までの 数字を入力し、w を押す。 k グラフ上に図形を描画する(スケッチ) すでに描かれているグラフに、点や線を重ね描きすることができます。 重ね描きする際の線は、4 種類のスタイルから選ぶことができます。 1. メインメニューから STAT モードに入る。 2. セットアップ画面の “Sketch Line” を使って線のスタイルを選択する。 1 ( )... 標準 (初期状態) 2 ( )... 太線 (標準の 2 倍の太さ) 3 ( )...
5. カーソルキーでポインター( ) を描きたい位置に移動し、w を押す。 * * 機能によっては、2 点を指定しなければならないものもあります。その場合は、最初の 1 点を指定した後に w を押し、カーソルキーでポインターを 2 番目の点の位置に移動し、 w を押します。 k 回帰グラフを使って推定値を計算する STAT モ ー ド で は、2 変 数 統 計 の グ ラ フ を 作 成 し て 特 定 の x 値 に 対 す る y 値 を 推 定 す る 「Y-CAL 式」 が利用できます。Y-CAL 式を使う手順は、次の通りです。 1. 回帰グラフを描いた後で !5 (G-SLV)1 (Y-CAL)を押してグラフ選択メニューを表 示し、w を押す。 (画面に複数のグラフがある場合は c/f を使ってグラフを選択して から、w を押す。 ) • x 値の入力ポップアップウインドウが現れます。 2. x 値を入力し、w を押す。 • 入力した x 値に対応する回帰グラフ上の x、y 座標値が 画面下部に現れ、グラフ上のその座標にポインターが 現れます。 3.
各項目の意味は次の通りです。 1Var XList ........1 変数統計計算の変数 ( x XList)として使うリストを指定する 1Var Freq ..........1 変数統計計算の度数(Frequency)として使うリストまたは値 (1)を指定 する 2Var XList ........2 変数統計計算の変数 ( x XList)として使うリストを指定する 2Var YList ........2 変数統計計算の変数 ( y YList)として使うリストを指定する 2Var Freq ..........
例 1 次回帰のパラメーターを表示する。 2(CALC) 3 (REG) 1 (X) 1 (ax+b) この画面で表示されるパラメーターの意味については、 「回帰グラフを描画する」 (5-11 ペー ジ) および「回帰タイプと回帰グラフ」 (5-11 ページ) をご覧ください。 u 相関係数(r) 、決定係数 (r2) 、平均平方誤差 (MSe) の計算 回帰計算結果画面には、回帰式のパラメーターとともに、実行した回帰計算に応じて次の値 も表示されます。 相関係数 (r)................ 1 次回帰、対数回帰、指数回帰、べき乗回帰の計算時 決定係数 (r2)............... Med-Med、sin 回帰、ロジスティック回帰を除く回帰計算時 平均平方誤差 (MSe)... Med-Med を除く回帰計算時 なお各回帰タイプの MSe は、次の式で求められます。 1 • 1 次回帰(ax+b).............. MSe = n–2 1 (a+bx).............. MSe = n–2 1 • 2 次回帰 .........................
k 推定値の計算(x̂, ŷ) STAT モードで回帰グラフを描画した後、RUN • MAT モードを使って回帰グラフの x と y の推定値を計算することができます。 例 表のデータを直線回帰して、xi = 20、yi = 1000 のときの m, n をそれぞれ推定する。 xi 10 15 20 25 30 yi 1003 1005 1010 1011 1014 1. メインメニューから STAT モードに入る。 2. データをリストに入力し、直線回帰グラフを描く。 3. メインメニューから RUN • MAT モードに入る。 4.
例 ある大学の学生 20 人の身長を計測した結果、表のようになった。この内、身長が 160.5cm∼175.5cm の学生は、全体の何 % か。また 175.5cm の学生は、上位か ら何 % の位置になるか。 階級 No. 身長 (cm) 度数 階級 No. 身長 (cm) 度数 1 158.5 1 6 173.3 4 2 160.5 1 7 175.5 2 3 163.3 2 8 178.6 2 4 167.5 2 9 180.4 2 5 170.2 3 10 186.7 1 1. メインメニューから STAT モードに入る。 2. 身長のデータをリスト 1 に、度数のデータをリスト 2 に入力する。 3. 1 変数統計計算を行う。 • 標準化変量を求めるためには、直前に 1 変数統計計算 を行う必要があります。 2(CALC) 6 (SET) 1(LIST) bw c2 (LIST) cw!J (QUIT) 2 (CALC) 1 (1VAR) 4.
k リストデータから標本標準偏差と標本分散を求める 指定したリストデータの標本標準偏差と標本分散を、関数を使って求めることができます。 計算は RUN • MAT モードで行います。計算を行うためのデータとして、STAT モードの リストエディターを使って登録したデータ (List 1∼26)、または RUN • MAT モード画面 で直接入力したリストデータが使用できます。 書式 StdDev (List n [,List m] ) Variance (List n [,List m] ) List n ..... 標本データ List m .... 度数データ 例 次のデータ x を List 1、度数を List 2 に登録し、標本標準偏差と標本分散を求める。 x 60 70 80 90 度数 3 5 4 1 1. メインメニューから STAT モードに入る。 2. リストエディターを使って上記のデータを登録する。 3. メインメニューから RUN • MAT モードに入る。 4.
第6章 プログラム機能 1. プログラムの作成から実行までの流れ 1. メインメニューから PRGM モードに入る。 • 次のようなプログラムリスト (Program List)が表示されます。 プログラム名 各プログラムの使用バイト数 • ファイル名はアルファベット順に表示されます。 2. ファンクションメニューから {NEW} を選択し、ファイル名を登録する。 3. プログラムを入力する。 4.
4 1 (EXE) または w hw(A の値) S の計算結果 (A = 7) V の計算結果 (A = 7) w w*1w baw w S の計算結果 (A = 10) V の計算結果 (A = 10) w*1w bfw w*1 S の計算結果 (A = 15) V の計算結果 (A = 15) *1 最後の計算結果が表示された状態で w を押すと、プログラムリストに戻ります。 u 登録済みのプログラムを実行するには 1. メインメニューまたは RUN • MAT モード画面の表示中に 0 を押す。 • 右画面のようなプログラムリスト (Program List)が 表示されます。 2. c/f を使って、実行したいプログラムのファイル名を反転させる。 3.
2. 一覧に含まれるプログラムを再実行するには、c/f を使って実行したいプログラムの ファイル名を反転させ、1(EXE) または w を押す。 • プログラムリストに戻るには、e を押します。 メモ • 最近実行したプログラムの履歴がある場合、プログラムリストの 1 行目に「'』シンボルが表 示されます。このシンボルが表示されていない場合は、プログラムリストで e を押しても 履歴画面は表示されません。 • プログラムの履歴画面には、プログラムリストから実行したプログラムだけが表示されま す。RUN • MAT モードやプログラム内部から呼び出して実行したプログラムは、表示さ れません。 2. プログラム機能ファンクションメニュー u プログラムリストのファンクションメニュー • {EXE}/{EDIT} ... 登録されているプログラムを { 実行 }/{ 編集 } する • {NEW} ... プログラムを新規作成する (ファイル名登録画面を表示する) • {DEL} ... 指定したプログラムを削除する • {Q} ...
• {CHAR} ... 数学記号や特殊記号、各国語文字の入力メニューを表示する • !0 (PRGM) を押すと、プログラム (PRGM) メニューが表示されます。 • {COM} ... 条件分岐/ループコマンドメニューを呼び出す • {CTL} ... プログラム制御コマンドメニューを呼び出す • {JUMP} ... ジャンプコマンドメニューを呼び出す • {?}/{^} ... { 入力コマンド }/{ 出力コマンド } を入力する • {CLR}/{DISP} ... { クリアー}/{ 表示 } コマンドメニューを呼び出す • {REL} ... 関係演算子メニューを呼び出す • {I/O} ... { 入出力制御/転送コマンドメニュー} を呼び出す • {:} ...(計算式あるいはコマンドの) 区切りコードを入力する • {STR} ...
3.
3 (SRC) a1(A-E)1(A) 3. w を押す。 • 検索が開始され、プログラムの中の最初の“A”の位置 にカーソルが移動します。 *1 4. w または 1 (SRC)を押すたびに、次の “A”にカーソ 2 ルが移動する。 * *1 該当するデータが存在しない場合は “Not Found”と表示されます。 *2 該当するデータがそれ以上存在しない場合、検索は終了します。 • 検索文字列として、 “_” および “^” は入力できません。 • プログラムを呼び出して内容を表示した後は、プログラムの途中から検索を開始できます。 任意の位置にカーソルを移動して検索を開始すると、カーソル位置以降のデータだけが検索 されます。 • 検索を実行して、指定した文字列の位置にカーソルが移動した後、文字入力やカーソル移動 などの操作を行うと、検索状態は解除されます。 • 検索文字列の入力画面で入力を間違えたときは、A を押して入力をクリアーしてから、改 めて入力してください。 4.
2. w を押して検索を開始する。 • 該当するファイル名が反転します。 • 該当するファイル名がないときは、“Not Found”と表示されます。この場合、J を押し てエラーメッセージを閉じてください。 k ファイル名を訂正する 1. プ ロ グ ラ ム リ ス ト で c/f を 使 っ て 編 集 し た い フ ァ イ ル 名 を 反 転 さ せ、6(g) 2 (REN) を押す。 2. 新しいファイル名に訂正する。 3. w を押してファイル名を登録し、プログラムリストに戻る。 • プログラムリストは、変更後のファイル名に従って並べ替えられます。 • 変更後のファイル名と同名のファイルがすでにメモリー上に存在する場合は、“Already Exists”というエラーメッセージが表示されます。この場合は J または A を押してエ ラーを閉じ、新しいファイル名を入力しなおしてください。 k ファイルを削除する u ファイルを指定して削除するには 1. プログラムリストで、c/f を使って削除したいファイル名を反転させる。 2. 4(DEL) を押す。 3.
プログラム名に使われる文字列 テキストファイル名に使われる文字列 先頭/末尾スペース _s_ " _q_ 先頭/末尾ドット _p_ × _x_ ÷ _d_ + _+_ − _-_ • プログラムからテキストファイルへの変換時は、1 行目に次のヘッダー情報が付加されま す。 'Program Mode: RUN (RUN モードのプログラムの場合) 'Program Mode: BASE (BASE モードのプログラムの場合) • 上記のヘッダー情報が 1 行目に記述されているテキストファイルをプログラムに変換する と、ヘッダー情報で指定されているモードのプログラムになります。なお変換後のプログラ ムには、このヘッダー情報 1 行分のテキストは取り込まれません。 • プログラムに入力可能なカシオ関数電卓専用のコマンドは、テキストファイルへの変換時に 所定の文字列に置き換えられます。逆に、テキストファイルからプログラムへの変換時に は、所定の文字列がコマンドに置き換えられます。プログラム上のコマンドとテキストファ イル上の文字列の対応については、「カシオ関数電卓専用コマンド⇔テキス
u テキストファイルからプログラムへの自動変換について 電卓とパソコンの USB 接続を解除すると、接続中にパソコンからの操作によって Storage Memory\@MainMem\PROGRAM\ に保存したテキストファイルが自動的にプログラムに 変換され、電卓のメインメモリーに保存されます。 詳しくは、「データ転送の実行」 (10-3 ページ) を参照してください。 u テキストファイルをプログラムに変換するには 重要 次の操作によってテキストファイルをプログラムに変換すると、変換後のプログラムは、変 換元のテキストファイルと同名 (ただし一部の特殊文字を除く)で保存されます。変換時に置 き換えが行われる特殊文字については、「プログラムとテキストファイルの相互変換のルー ル」 (6-7 ページ) を参照してください。 変換を実行した結果として生成されたプログラムが、既存のプログラムと同名になった場合、 既存のプログラムは強制的に上書きされます。既存プログラムを上書きしたくない場合は、 あらかじめプログラムリスト上で既存プログラムの名前を変更しておいてください。 1.
u プログラムの新規作成時にパスワードを登録するには 1. プログラムリストで 3 (NEW) を押し、ファイル名を入力する。 2. 5(Q) を押して、パスワードを入力する。 3. w を押してファイル名とパスワードを登録し、プログラムの入力画面を表示する。 4. プログラムの入力後、!J (QUIT)を押してファイ ルを閉じ、プログラムリストに戻る。 • パスワードを設定したファイル名の右横には “`”が表 示されます。 u 既存のプログラムにパスワードを登録するには 1. プログラムリストで、f/c を使ってパスワードを登録したいプログラムを反転させる。 2. 5(Q) を押して、パスワードを入力する。 3. w を押してパスワードを登録する。 • プログラムリストに戻ります。 u プログラムのパスワードを解除するには 1. プログラムリストで、f/c を使ってパスワードを解除したいプログラムを反転させる。 2. 5(Q) を押し、続いてそのプログラムに登録されているパスワードを入力する。 3.
5. プログラムコマンドリファレンス k コマンド索引 Break ...................................................... 6-15 StrCmp(................................................. 6-21 CloseCSV.............................................. 6-25 StrInv( .................................................... 6-21 ClrGraph ................................................ 6-18 StrJoin( ................................................. 6-22 ClrList..................................................... 6-18 StrLeft(......................
k 基本動作コマンド " "(文字列表示コマンド) 機能:" " で囲んだ文字列を画面に表示します。 書式:"< 文字列 >" 文例:"Test #01" 解説:アルファベット、数字、演算命令などの文字列を " " で囲むことにより、コメント文と して画面に表示します。< 文字列 > の部分は最大 255 バイトまで入力できます。 ? → ( 変数への値代入 ) 機能:変数に代入するための入力を促すプロンプトを表示します。 書式 1:? → < 変数名 > 書式 2:"< 文字列 >" ? → < 変数名 > 文例 1:? → A 文例 2:"Input"? → A 解説: • プログラムの実行を一時停止し、変数に数値や計算式を入力するように促します。入力を促 すプロンプトとして、書式1では “?” 、書式2では “<文字列>?” が表示されます。<文字列> には最大 255 バイトのテキストを使うことができます。 • この入力コマンドに対する入力は、値または数式でなければなりません。数式には、区切り コード(:)で複数の数式をつないだ文は使用できません。 • 変数名として、リスト名、行列名、文字列メモリー、
^(出力コマンド) 機能:プログラム実行中の中間演算結果を表示します。 解説: • プログラムの実行を一時停止し、コマンドの直前に記述されている文字や計算の結果を表示 します。 • 通常 ^ は、マニュアル計算中であれば w を押して計算結果を表示するような位置に挿入し ます。 :(区切りコード) 機能:2 つの文を結合し、途中で停止せずに、連続して実行します。 解説: • 出力コマンド (^) と異なり、区切りコードで結合した文は途中停止せずに実行されます。 • 区切りコードは 2 つの計算式や 2 つのコマンドを結合するために使われます。 • 区切りコードの代わりに、_ (キャリッジリターン) を使うこともできます。 _(キャリッジリターン) 機能:2 つの文を結合し、途中で停止せずに、連続して実行します。 解説: • キャリッジリターンの動作は区切りコード (:) と同じです。 • キャリッジリターンだけを入力して、空白行を作ることもできます。区切りコードの代わり にキャリッジリターンを使うとプログラムが読みやすくなります。 ’ (コメント文指定) 機能:プログラム中にコメント文を挿入します。 解説:行
解説: (1)If∼Then∼IfEnd • 分岐条件が真のときは Then 文が実行され、続いて IfEnd 文が実行されます。 • 分岐条件が偽のときは、IfEnd 文へ直接ジャンプします。 (2)If∼Then∼Else∼IfEnd • 分岐条件が真のときは Then 文が実行され、続いて IfEnd 文へジャンプします。 • 分岐条件が偽のときは Else 文へジャンプし、続いて IfEnd 文が実行されます。 For∼To∼(Step∼) Next 機能:このコマンドは For 文から Next 文の間にあるすべての文を繰り返し実行します。初期 値は最初の実行時に制御変数に代入されます。制御変数の値は、繰り返し 1 回ごとに刻み幅 の値ずつ変化します。制御変数の値が終了値をまたぐと、繰り返しが終了します。 書式:For < 初期値 > → < 制御変数名 > To < 終了値 > (Step < 刻み幅の値 >)< 文 > _ : ^ Next パラメーター: • 制御変数名:A∼Z、r、Ƨ • 初期値:数値または数値を生成する数式 (sin x、A など) • 終了値:数値または数値を生成す
While∼WhileEnd 機能:条件が真 (0 以外の値) の間、指定した文を繰り返し実行します。 書式: While < 分岐条件 > 数式 _ : ^ <文> _ : ^ WhileEnd パラメーター:数式 解説: • 条件が真 (0 以外の値)の間、While∼WhileEnd の間の文を繰り返し実行します。条件が偽 (0) になると、WhileEnd 文以降を実行します。 • 条件は While 文の後にくるため、ループ内の文が実行される前に、ループから抜けるかどう かの条件判定が行われます。 k プログラム制御コマンド(CTL) Break 機能:ループの実行を終了し、そのループの次のコマンドに移ります。 書式:Break_ 解説:このコマンドは、For 文、Do 文、While 文の実行を終了するために使います。 Prog 機能:サブルーチンとして独立させたプログラムの実行を指定します。RUN • MAT モード では、このコマンドは新しいプログラムを実行します。 書式:Prog "< ファイル名 >"_ 文例:Prog "ABC"_ 解説: • 入れ子になっているループ内でこ
• 呼び出されたサブルーチンは、先頭から実行されます。サブルーチンの実行が終了すると元 のメインルーチンに戻り、引き続き Prog コマンドの次の文から実行されます。 • サブルーチン内の Goto∼Lbl コマンドは、そのサブルーチン内でのみ有効です。サブルー チンの外にあるラベルにはジャンプできません。 • Prog " ファイル名 " により指定されたプログラムが見つからないときは、エラーとなりま す。 • RUN • MAT モードで、Prog コマンドを入力して w を押すと、コマンドによって指定さ れたプログラムを開始します。 Return 機能:サブルーチンから復帰します。 書式:Return_ 解説:サブルーチンの中で Return 文を実行すると、そのサブルーチンの実行が終了し、サブ ルーチンへジャンプする前の元のプログラムに戻ります。メインプログラムの中で Return 文 を実行すると、プログラムの実行が中止されます。 Stop 機能:プログラムの実行を終了します。 書式:Stop_ 解説:プログラムの実行を終了します。 k ジャンプコマンド(JUMP) Dsz(カウントジャンプ) 機
解説: • このコマンドは Goto n(n は上記のパラメーター)と Lbl n (n は Goto n が参照するパラメー ター)の 2 つの部分から構成されます。Goto 文の指定と一致するラベル名を持った Lbl 文へ の無条件ジャンプが実行されます。 • このコマンドはプログラムの先頭に戻ったり、プログラム内の特定の位置にジャンプしたり するのに使われます。 • このコマンドは、条件ジャンプやカウントジャンプと組み合わせて使うことができます。 • Goto 文の指定と一致するラベル名を持つ Lbl 文が見つからない場合、エラーとなります。 Isz(カウントジャンプ) 機能:制御変数の値を 1 ずつ加算し、変数の現在値が 0 になるとジャンプするカウントジャ ンプです。 書式: 変数値≠ 0 Isz < 変数名 > : < 文 > 変数値= 0 _ : ^ <文> パラメーター:変数名:A∼Z、r、Ƨ (例)Isz A :変数 A に割り当てられた値を 1 ずつ増やす。 解説:このコマンドは制御変数の値を 1 ずつ増やし、続いて制御変数の現在値を判定します。 現在値が 0 でなければ、引き続き次
Menu 機能:プログラムの中で、メニューによる分岐を作成します。 書式:Menu "< 文字列(メニュー名) >", "< 文字列(分岐名) 1>", < 数値 1>, "< 文字列(分岐 n>", < 数値 n> 名) 2>", < 数値 2>, ...
ClrText 機能:テキスト画面を消去します。 書式:ClrText_ 解説:テキスト画面に表示されている内容を消去します。 k 表示コマンド(DISP) DrawStat 機能:統計グラフを描きます。 書式:6-28 ページの 「プログラム内で統計計算や統計グラフの描画を実行する」 を参照。 k 入出力制御/転送コマンド(I/O) Getkey 機能:最後に押したキーに対応するコードを返します。 書式:Getkey_ 解説: • 最後に押したキーに対応するコード (下図の数値) を返します。 79 69 78 68 34 39 29 28 38 77 67 59 49 58 27 37 48 57 33 32 64 24 54 44 73 63 23 53 43 74 62 22 52 42 72 61 21 71 41 31 • このコマンドを実行する前にどのキーも押していなかった場合は、0 が返されます。 • このコマンドはループの中でも使うことができます。 6-19
Locate 機能:テキスト画面上の特定の位置に数値または文字列を表示します。 書式: Locate < 列番号 >, < 行番号 >, < 数値 > Locate < 列番号 >, < 行番号 >, < 数式 > Locate < 列番号 >, < 行番号 >, "< 文字 (列) >" (例)Locate 1, 1, "AB"_ パラメーター: • 行番号:1∼7 の数字 • 列番号:1∼21 の数字 • 数値および数式 • 文字 (列) 解説: • 数値(変数メモリー内の数値を含む)または文字 (列)をテキスト画面の指定した場所に表示し ます。数式を入力した場合は、その計算結果を表示します。 • 数値や文字列を表示したい位置(下図を参照)に応じて、行番号には 1∼7、列番号には 1∼ 21 の範囲で数値を入力します。 (1, 1) → ← (21, 1) (1, 7) → ← (21, 7) 例: Cls_ Locate 7, 1, "CASIO FX" 画面の中央に文字列 “CASIO FX” を表示します。 • 上記のプログラムを実行する前に、ClrText コマンドを実行した方が良い場合が
k 文字列操作コマンド 文字列とは、クォーテーションマーク(")で囲まれた文字のことです。プログラム内では、文 字列は表示文字の指定に使われます。数字や式から成る文字列( “123”、 “x − 1”など)は、計 算の対象とはなりません。 • 画面上の特定の位置に文字列を表示させるときは、Locate コマンド(6-20 ページ)を使い ます。 • 文字列内にクォーテーションマーク(")またはバックスラッシュ(\)を含めたい場合は、それ らの文字の前にバックスラッシュ(\) を置きます。 例 1:「"Tokyo"」を文字列内に含める "Japan:\"Tokyo\"" 例 2:「\abc」 を文字列内に含める "main\\abc" バックスラッシュは、PRGM モードの 6 (CHAR)2 (SYBL)から入力するか、!a (CATALOG) の “String” カテゴリーから入力することができます。 • 文字列は、文字列メモリー(3-6 ページ) に格納しておくことができます。 • 引数内で “+” コマンド (6-23 ページ) を使った文字列の結合が可能です。 • 文字列操作コマンド ( “Exp
StrJoin ( 機能:指定した 2 つの文字列を結合します。 書式:StrJoin ("< 文字列 1>", "< 文字列 2>" [) ] • このコマンドと同様の文字列操作を、“+”コマンドを使って行うことも可能です(6-23 ペー ジ)。 StrLeft ( 機能:入力した文字列の左から n 番目までの文字列をコピーします。 書式:StrLeft ("< 文字列 >", n[) ](0 ≦ n ≦ 9999、n は自然数) StrLen( 機能:入力した文字列の長さ (文字数) を返します。 書式:StrLen ("< 文字列 >" [) ] StrLwr ( 機能:入力した文字列をすべて小文字に変換します。 書式:StrLwr ("< 文字列 >"[) ] StrMid ( 機能:文字列の n 番目から m 文字分を取り出します。 書式:StrMid ("< 文字列 >", n[,m) ](1 ≦ n ≦ 9999、0 ≦ m ≦ 9999、n、m は自然数) 解説:m の入力を省略すると、文字列の n 番目から文字列の最後までが取り出されます。 StrRight ( 機能:入力した文字列の右から
StrShift ( 機能:入力した文字列を、左方向 (または右方向) に n 文字分シフトした文字列を返します。 書式:StrShift("< 文字列 >",[,n) ](−9999 ≦ n ≦ 9999、n は整数) 解説:n が正の場合は左方向に、負の場合は右方向に、n 文字分のシフトが行われます。シフ トされた文字数分だけ、文字列は短くなります。n を省略すると n = 1 が使われます。 例:StrShift ("abcde", 2)............
コマンド 概 要 LoadNextCell CSV アクセスコマンドを使った CSV ファイル内のデータの読み込 みは、常にセル単位で実行されます。LoadNextCell コマンドは、 OpenCSV 後の初回実行時はファイル先頭セルをデータの読み込み 対象セルとし、以降は実行のたびに次のセルを読み込み対象に切り 替えます。また実行のたびに、読み込み対象セルの属性情報を取得 し、リスト形式で出力します。 GetCellValue 現在読み込み対象になっているセルのデータを取得し、数値として 出力します。 GetCellString 現在読み込み対象になっているセルのデータを取得し、文字列とし て出力します。 お お ま か な プ ロ グ ラ ム の 流 れ と し て は、"OpenCSV" で CSV フ ァ イ ル を 開 き、 "LoadNextCell" で読み込み対象のセルを指定し、"GetCellValue" と "GetCellString" でセ ルのデータを取得し、"CloseCSV" で CSV ファイルを閉じる、という使い方になります。 CSV ファイルの扱いに関す
OpenCSV 機能:パスとファイル名 (拡張子を含む) によって指定した CSV ファイルを開きます。 書式:OpenCSV "< パス >\\< ファイル名 >" 文例:OpenCSV "SMEM:\\Data0827.csv" OpenCSV "SD:\\FOLDER1\\Data0827.csv" 解説: • CSV ファイル内のデータを読み込むためには、このコマンドを使って CSV ファイルを開く ことが必要です。 • 区切り記号と改行コードを含むテキストファイルであれば、拡張子が .csv でないファイル (例えば .
GetCellValue 機能:CSV ファイル内の読み込み対象セルのデータを取得し、数値として出力します。 書式:GetCellValue 文例:GetCellValue → List 1[N] (読み込み対象セルのデータを取得し、List 1 の N 番目の要素に数値として代入) 解説:読み込み対象セルのデータが数値データまたは空データでない場合は、このコマンド を実行するとエラー(Data ERROR) となります。 GetCellString 機能:CSV ファイル内の読み込み対象セルのデータを取得し、文字列として出力します。 書式:GetCellString 文例:GetCellString → Str 1 (読み込み対象セルのデータを取得し、Str 1 に文字列として代入) 解説:読み込み対象セルのデータが数値データの場合、このコマンドを実行すると文字列と して出力します (エラーとはなりません) 。 6.
u 行成分を入れ替える(Swap) 例 1 次の行列 2 行目と 3 行目の成分を入れ替える。 行列 A = 1 2 3 4 5 6 プログラムには、次の書式で入力します。 Swap A, 2, 3_ 入れ替える 2 つの行 行列名 Mat A このプログラムを実行すると、次の結果画面が表示されます。 u 行成分のスカラ一倍を求める(`Row) 例 2 例 1 の行列 A の 2 行目の成分のスカラ一倍を求める。乗数は 4 とする。 プログラムには、次の書式で入力します。 `Row 4, A, 2_ 列 行列名 乗数 Mat A u 行成分のスカラ一倍を別の行成分に加算する(`Row+) 例 3 例 1 の行列 A の 2 行目の成分のスカラ一倍を、3 行目の成分に加算する。乗数は 4 とす る。 プログラムには、次の書式で入力します。 `Row+ 4, A, 2, 3_ 加算される行 スカラ一倍を計算する行 行列名 乗数 Mat A 6-27
u 行成分を加算する (Row+) 例 4 例 1 の行列 A の 2 行目と 3 行目の成分を加算する。 プログラムには、次の書式で入力します。 Row+ A, 2, 3_ 加算される行 加算する行 行列名 Mat A k プログラム内でリストの並べ替えを実行する リストの中のデータを昇順 / 降順に並べ替えることができます。 • 昇順で並べ替える SortA(List 1, List 2, List 3) 並べ替えたいリスト (最大 6 個まで指定可) • 降順で並べ替える SortD(List 1, List 2, List 3) 並べ替えたいリスト (最大 6 個まで指定可) k プログラム内で統計計算や統計グラフの描画を実行する STAT モードの機能をプログラムに組み込んで統計計算を実行したり、グラフを描いたりす ることができます。 u グラフの描画設定を行い、統計グラフを描く 統計グラフの描画コマンド (S-Gph1、S-Gph2、または S-Gph3)に続いて、次のグラフ描 画設定が必要です。 • グラフを描くか描かないかの指定 (DrawOn/DrawOff) • グラフの種類 (Gr
必要なグラフ描画設定は、描くグラフの種類によって異なります。詳しくは 「統計グラフの描 画設定について」 (5-1 ページ) をご覧ください。 各グラフの一般的なグラフ描画設定は、次の通りです。 • 散布図:S-Gph1 DrawOn, Scatter, List 1, List 2, 1, Square_ • xy 線図:S-Gph1 DrawOn, xyLine, List 1, List 2, 1, Square_ • 正規確率プロット:S-Gph1 DrawOn, NPPlot, List 1, Square_ • 1 変数統計グラフ:S-Gph1 DrawOn, Hist, List 1, List 2_ これと同じフォーマットを使って、次の種類のグラフを指定することができます。上の “Hist” の部分を該当するグラフの種類で置き換えて入力します。 ヒストグラム .................Hist 正規分布 .........................N-Dist Med ボックスグラフ ....MedBox*1 折れ線グラフ .................
k プログラム内で統計計算を実行する • 1 変数統計計算を実行するプログラムの書式は、次の通りです。 1-Variable List1, List 2 度数データ (Frequency) x 軸データ(XList) • 2 変数統計計算を実行するプログラムの書式は、次の通りです。 2-Variable List1, List 2, List 3 度数データ (Frequency) y 軸データ(YList) x 軸データ(XList) • 回帰計算を実行するプログラムの書式は、次の通りです。 LinearReg(ax+b) List1, List 2, List 3 度数データ (Frequency) 計算タイプ* y 軸データ(YList) x 軸データ(XList) * 次の計算タイプを指定することができます。 LinearReg (ax+b).......1 次回帰計算 (ax+b タイプ) LinearReg (a+bx).......1 次回帰計算 (a+bx タイプ) Med-MedLine ..............Med-Med 計算 QuadReg ..............
7.
MASS FORC PRES ENGY PWR HYP PROB sinh cosh tanh sinh –1 cosh –1 tanh –1 x! nPr nCr RAND knot ft/s mile/h u mg g kg mton oz lb slug ton(short) ton(long) N lbf tonf dyne kgf Pa kPa mmH 2 O mmHg atm inH 2 O inHg lbf/in2 bar kgf/cm2 eV J calth cal15 calIT kcalth kcal15 kcalIT I-atm kW• h ft• lbf Btu erg kgf• m W calth /s hp ft• lbf/s Btu/min Ran# Int Norm Bin [knot] [ft/s] [mile/h] [u] [mg] [g] [kg] [mton] [oz] [lb] [slug] [ton(short)] [ton(long)] [N] [lbf] [tonf] [dyne] [kgf] [Pa] [kPa] [mmH 2 O] [mm
CLR ClrText ClrGraph ClrList_ ClrMat_ DrawStat = ≠ > < t s Locate_ Getkey : StrJoin( StrLen( StrCmp( StrSrc( StrLeft( StrRight( StrMid( Exp'Str( Exp( StrUpr( StrLwr( StrInv( StrShift( StrRotate( Text Grph List Mat Stat = ≠ > < DISP REL t s Lcte Gtky I/O : STR Join Len Cmp Src Left Right Mid E'S Exp Upr Lwr Inv Shift Rot ANGL COOR GRID AXES LABL DISP S/L BACK FUNC S-WIN Deg Rad Gra On Off On Off On Off On Off Fix Sci Norm Eng ⎯ — ····· ······ None Pict On Off Auto Man On Off Eng HEX 'Bin 'Oct
8.
* 表中の“ ”は半角スペースを表します。 コマンド 文字列 コマンド 文字列 コマンド 文字列 f femto 7 7 m m p pico 8 8 n n n nano 9 9 o o μ micro : : p p m milli ; ; q q k kilo < < r r M Mega = = s s G Giga > > t t T Tera ? ? u u P Peta @ @ v v E Exa A A w w ^ Disps B B x x ↵ (CR) C C y y → -> D D z z E Exp E E { { ≤ <= F F | | ≠ <> G G } } ≥ >= H H ~ ˜ ⇒ => I I Pol( Pol( f1 f1 J J sin sin f2 f2 K K cos cos f3 f3 L L
コマンド 文字列 コマンド Int Int Not Not 文字列 Plot Plot Line ^ ^ コマンド Line Lbl Lbl 文字列 Swap Swap Dim Dim Fill( Fill( × ½ Fix Fix or or Sci Sci Augment( Augment( ! ! Dsz Dsz List→Mat( List->Mat( Mat→List( Mat->List( Identity Identity r rad Isz Isz minY minY Factor Factor minX minX ViewWindow ViewWindow Prod Prod n Statn Goto Goto Percent Percent Prog Prog Cuml Cuml Sum Sum sinh−1 sinh^−1 cosh−1 cosh^−1 , Para, tanh−1 tanh^−1 P( ProbP( List ΔLis
コマンド 文字列 コマンド 文字列 コマンド 文字列 CellIf( CellIf( [yd] [yd] [ns] [ns] [fath] [fath] [ƫs] [micros] [rd] [rd] [ms] [ms] [mile] [mile] To To [s] [s] [n mile] [n_mile] Step Step [min] [min] [acre] [acre] Else IfEnd For Next Else IfEnd For Next [h] [h] [ha] [ha] While While [day] [day] [cm2] [cm^2] WhileEnd WhileEnd [week] [week] [m2] [m^2] Do Do 2 [yr] [yr] [km ] [km^2] [s-yr] [s-yr] [in2] [in^2] Return Return [t-yr] [t-yr] [ft2] [ft^2] Break Brea
コマンド 文字列 コマンド 文字列 Med-Med Med-Med ab/c Quad Quad d/c d/c Cubic Cubic FuncOff FuncOff Quart Quart AxesOff AxesOff Log Log CoordOff CoordOff Exp(a·e^bx) Exp(ae^bx) LabelOff LabelOff Power DrawOff DrawOff 'Dec >&D S-WindAuto 'Hex >&H S-WindMan S-WindMan 'Bin >&B Resid-None Resid-None 'Oct >&O Power ExpReg(a·b^x) S-WindAuto ExpReg(ab^x) Resid-List Resid-List BG-None BG-Pict ab/c 'DMS >DMS BG-None 'a+bi >a+bi BG-Pict 'r∠Ƨ >re^Theta GridOff GridOff Real R
第7章 表計算 (スプレッドシート) 1.
• {CLR} ... 選択範囲のセルの内容をクリアーする • {GRPH} ... STAT モードと同様の、次の GRPH (グラフ) メニューを呼び出す • {GPH1}/{GPH2}/{GPH3}/{SEL}/{SET} • {CALC} ... STAT モードと同様の、次の CALC (統計計算) メニューを呼び出す • {1VAR}/{2VAR}/{REG}/{SET} • {STO} ... 次の STO (入力) サブメニューを表示する • {VAR}/{LIST}/{FILE}/{MAT} • {RCL} ... 次の RCL (読み込み) サブメニューを表示する • {LIST}/{FILE}/{MAT} セルへのデータ入力中のファンクションメニュー • {GRAB} ... セルの参照名を入力するための GRAB モードに入る • {$} ... セルの絶対参照コマンド ($) を入力する • {:} ... セルの範囲指定コマンド (:) を入力する • {If} ... CellIf (コマンドを入力する • {CEL} ...
u ファイルの自動保存について S • SHT モードでは、開いているファイルを編集するたびに、自動的に上書き保存されま す。このため、手動での保存の操作は必要ありません。 u ファイルを別名で保存するには 1. 1 (FILE)3 (SV • AS) を押す。 2. ファイル名の入力画面が表示されるので、ファイル名を 8 文字以内で入力し、w を押す。 • もし入力したファイル名と同名のファイルがすでに存在する場合は、ファイルを上書き して良いかを確認するポップアップウインドウが表示されます。上書きして良い場合は 1 (Yes)を、上書きせずにファイル名を入力し直す場合は 6 (No)を押します。6 (No) を選択した場合は、ファイル名入力画面に戻ります。 u ファイルを削除するには 1. 1 (FILE)2 (OPEN) を押す。 2. ファイルの一覧が表示されるので、f/c を使ってファイルを選択し、1 (DEL)を押 す。 3. 削除して良いかを確認するポップアップウインドウが表示される。削除して良い場合は 1(Yes) を、削除しない場合は 6 (No) を押す。 4.
重要 • CSV ファイル上の空白データは、読み込み時は空白セルとして読み込まれます。 • 文字列データが CSV ファイル上に 1 つでも含まれる場合は、読み込みを実行するとエラー となります。 • CSV ファイルに変換不可能なデータが含まれていた場合はエラーメッセージが表示され、 CSV ファイル上の変換できなかったデータの位置が、例えば row 2(2 行目) 、column 3 (3 列目) のように表示されます。 • CSV フ ァ イ ル の 列 数 が 26 を 超 え る か、 行 数 が 999 を 超 え る 場 合 は、 “Invalid Data Size” エラーとなります。 u スプレッドシートを CSV ファイルとして保存するには 1.
k Auto Calc (定義式の自動再計算設定)について Auto Calc は、S • SHT モードのセットアップ項目です (2-16 ページ)。 Auto Calc が “On”の場合(初期設定)、ファイルを開くたび、あるいは編集操作を行うたび に、ファイル内のすべての定義式の再計算が自動的に実行されます (再計算には長い時間を要 する場合があります)。Auto Calc が“Off”の場合、再計算は自動実行されないため、手動で 実行することが必要となります。 u 再計算を手動で実行するには 1 (FILE) 4 (RECAL)を押します。現在開いているファイル内のすべての定義式が再計算 され、定義式の入力されている各セルに、更新された計算結果が表示されます。 k セルを選択する(セルカーソルを使う) セルカーソルは、スプレッドシート上で現在選択されているセル位置を示す目印です。白黒 が反転して表示されているセルが、セルカーソルの現在位置です。 セルカーソル エディットボックス 単独のセルにセルカーソルがある場合は、そのセルの内容がエディットボックスに表示され ます。この状態で、そのセルの内容を
このセルを選択するには: この操作を行う: 列全体 全選択したい列の 1 行目にセルカーソルを移動し、 f を押す。例えば C1 にセルカーソルを置いて f を 押 す と、C 列 全 体 (C1 か ら C999 ま で )が 選 択 さ れ、エディットボックスに“C1:C999”と表示されま す。 すべてのセル A 列全体が選択された状態で d を押すか、1 列目全 体が選択された状態で f を押す。すべてのセルが選 択された状態となり、エディットボックスには現在開 いているスプレッドシートのファイル名が表示されま す。 u JUMP コマンドを使ってセルカーソルを移動するには このセルに移動するには: この操作を行う: 特定のセル 1. 2 (EDIT) 4 (JUMP)1 (GO) を押す。 2. 表示されるポップアップウインドウに、移動先の セル位置 (A1∼Z999)を入力する。 3.
k セルへのデータ(定数、テキスト、定義式)入力の基本操作 セルにどの種類 (定数、テキスト、定義式)のデータを入力する場合にも共通した、入力の基 本操作を説明します。 u あるセルにデータを上書き入力するには 1. データを入力したいセルにセルカーソルを移動する。 • 移動先セルにすでに入力されているデータがある場合、そのデータは次の操作によって 上書きされます。 2. 本機のキーを使って、入力を行う。 • 数字や文字を入力するキー操作(b や a1(A-E) 2 (B)など)を行うと同時に、入力された文字がエ ディットボックスに左詰めで表示されます。 • 入力途中で入力をキャンセルするには、次の操作を行 う前に J を押します。セルの内容が、手順 1 の状態 に戻ります。 3. 入力を確定するには w を押す。 u セルに入力済みのデータを編集(部分修正)するには 1. データを編集したいセルにセルカーソルを移動する。 2.
u 関数式に基づいた数列を自動入力するには 1. 数列の入力を開始したいセルに、セルカーソルを移動する。 • 数列が順次どの向きに入力されていくかを、指定することができます(初期設定では下方 向) 。2-16 ページの “Move” の項をご覧ください。 2.
k セルにテキストを入力する テキストを入力するには、入力時の先頭にクォーテーションマーク (a6(SYBL)2(”) ) を付けます。こうして入力した文字列は計算の対象とならず、入力したセル位置にそのまま の状態で出力(表示)されます。セルへの出力時には、先頭に付けたクォーテーションマーク は表示されません。 k セルに定義式を入力する 例えば<単価>×<数量>=<金額>という数表を作成することを考えます。C 列のセルに “= A1 × B1” 、 “= A2 × B2” 、…を入力しておくと、A 列と B 列に<単価>と<数量>の値 をそれぞれ入力したとき、C 列の同じ行に<金額>が表示されます。A、B 各列の値を更新す るたびに、C 列に表示される値も自動的に更新されます ( “Auto Calc”が “On”の場合) 。 このように、他のセルの値を参照して計算を行うことを主目的とした文字列が、定義式です。 形式的には、先頭に等号 (=)の付いた式は、すべて定義式として扱われます。定義式を記述 する際は、数値や演算子、セルの参照名のほかに、本機の内蔵関数コマンド (3-10 ページ)や S • SHT
k セルの参照名(A1、B2 など)を入力する S • SHT モードの各セルは、列名 (A∼Z)と行番号(1∼999)の組み合わせ(A1、B2 など) によって位置を特定することができます。この A1、B2 といった呼び名を、セルの 「参照名」 と呼びます。セルの参照名は、定義式の中でセルの値を参照するときに使います (7-9 ページ 「セルに定義式を入力する」をご覧ください) 。参照名の入力のしかたには、参照名の文字列を 直接入力してしまう方法と、GRAB コマンドを使う方法があります。ここでは、セル B1 に “= A1+5” という定義式を入力するという例で説明します。 u セルの参照名の文字列を直接入力するには セル B1 にセルカーソルを移動し、次のキー操作を行います。 a6(SYBL)5(=)J1(A-E)1 (A) b+fw u GRAB コマンドを使ってセルの参照名を入力するには セル B1 にセルカーソルを移動し、次のキー操作を行います。 a6(SYBL)5(=)JJ1(GRAB) d1 (SET) +fw •1 (GRAB)を押したときに表示されるサブメニューに含まれる 2 (GO)
u 絶対参照記号 ($)を入力するには セルへの入力中に 2 ($) を押します。 例えば“= $B$1” と入力したい場合は、次のキー操作を行います。 a6(SYBL)5(=)JJ2 ($) a1(A-E)2 (B) JJ2($) b k セルの内容をコピー&ペーストする コピー&ペーストの操作によって、単一またはある範囲のセルの内容を、別の位置に貼り付 けることができます。一度コピーの操作を行うと、異なるセル (またはセル範囲)に対して繰 り返し、貼り付け操作を実行できます。 u コピー&ペーストするには 1. コピー元として指定したい単一のセル、または特定範囲のセルを選択する。 • 詳しくは 「セルを選択するには」 (7-5 ページ)をご覧ください。 2. 2(EDIT) 2 (COPY) を押す。 • データが選択されて貼り付け待機状態となり、1 が (PASTE) に変わります。 • この後、手順 4 の操作を行う前であれば、J を押すことで貼り付け待機状態をキャン セルすることができます。 3.
k セルの内容をカット&ペーストする カット&ペーストの操作によって、単一またはある範囲のセルの内容を別の位置に移動する ことができます。カット&ペースト操作を行っても、セル内の参照名は (相対参照、絶対参照 にかかわらず) 基本的には変化しません。 ⇒ 定義式 “= A1+5”が入力されているセル B1 をカットして、B2 にペーストした。 ペースト先でも参照名は “A1” のまま。 例外的に、ある範囲のセルをカット&ペーストする場合で、カット&ペーストの操作を行う 前後でセルの参照関係を保つ必要がある場合に限り、参照名は (相対参照、絶対参照にかかわ らず)カット&ペースト操作によって移動した分だけ移動します。 ⇒ セル C1 に定義式“= B1+5”が入力されているとき、B1:C1 の範囲をカットして B2:C2 の位置にペーストした。ペースト先のセル C2 では、参照名が“B2”に変わっ ている(カット&ペースト操作前の B1 の内容が、操作後に B2 に移動してしまった ため) 。 u カット&ペーストするには 1.
k 指定範囲のセルに同じ定義式を入力する(Fill コマンドを使う) Fill コマンドを使うと、指定範囲のセルすべてに、同じ定義式を一括入力することができま す。一括入力時の相対参照、絶対参照の扱いは、コピー&ペーストの場合と同様となります。 Fill コマンドを使って、例えば B1∼B3 の範囲に同じ定義式を入力したいときは、B1 に入力 する定義式だけを指定します(B1 はいわば「コピー元」となります)。B1 に指定した定義式に 応じて、B1∼B3 の各セルにはそれぞれ次のように定義式が自動入力されます。 B1 にこれを指定すると: このように入力される: =A1×2 A B 1 =A1×2 2 =A2×2 3 =A3×2 =$A$2×2 A B 1 =$A$2×2 2 =$A$2×2 3 =$A$2×2 ※ 実際に各セルに表示され るのは左図のような定義 式ではなく、計算結果で す。 u 指定範囲のセルに同じ定義式を入力するには 1.
k データを並べ替える 定数データのみを含む 1 行 N 列 (または N 行 1 列)の範囲を指定して、データを並べ替えるこ とができます。 u データを並べ替えるには 1. データの並べ替えを実行したい 1 行 N 列 (または N 行 1 列) の範囲を選択する。 •「特定範囲のセルを選択するには」 (7-6 ページ) をご覧ください。 • 指定範囲内に定数以外のデータが含まれているとエラー(Syntax ERROR)となります。 2. データを昇順に並べ替えるには 2 (EDIT) 6 (g) 2 (SRT • A)を、降順に並べ替えるに は2 (EDIT)6 (g) 3(SRT • D) を押す。 k セルを行/列単位で削除/挿入する u 行/列単位でセルを削除するには 削除したい行 (または列)を選択し、3 (DEL)を押します。選択されていた行 (または列)が、 即座に削除されます。また、次の操作手順で削除することもできます。 1.
• 列を挿入するには: 挿入したい位置のすぐ右の行から、挿入したい列数分だけ選択します。 例えば B 列の左に 3 列分挿入したい場合は、B2:D4 や B10:D20 などのように選択する ことができます。 2. 4 (INS) を押す。 • 行または列挿入の待機状態となります。もし操作をキャンセルするなら、ここで J を 押します。 3. 空白行を挿入したい場合は 1 (ROW) を、空白列を挿入したい場合は 2(COL)を押す。 • 行や列を挿入することによって、データを入力済みのセルが A1:Z999 の範囲外になっ てしまう場合は、エラー(Range ERROR)となります。 k セルの内容をクリアーする 内容をクリアーしたい範囲のセルを選択し、5 (CLR)を押します。 3.
コマンド CellMax ( (最大値を返す) 解説 指定した範囲のセルに含まれる最大値を返します。 入力キー操作:5 (CEL)2 (Max) 書式:CellMax(始点のセル:終点のセル [) ] 使用例:=CellMax (A3:C5) A3:C5 の範囲のセルに含まれるデータ中の最大値を返す。 CellMean ( (平均値を返す) 指定した範囲のセルに含まれる値の平均を返します。 入力キー操作:5 (CEL)3 (Mean) 書式:CellMean(始点のセル:終点のセル [) ] 使用例:=CellMean(A3:C5) A3:C5 の範囲のセルに含まれる全データの平均値を返す。 CellMedian ( (中央値を返す) 指定した範囲のセルに含まれる値の中央値を返します。 入力キー操作:5 (CEL) 4 (Med) 書式:CellMedian(始点のセル:終点のセル [) ] 使用例:=CellMedian (A3:C5) A3:C5 の範囲のセルに含まれるデータ中の中央値を返す。 CellSum ( (総和を返す) 指定した範囲のセルに含まれる値の総和を返します。 入力キー操作
1. セルカーソルを C1 に移動し、次のキー操作を行う。 a6(SYBL)5(=)JJ5(CEL) 5 (Sum) a1(A-E)1 (A) bJJJ 3 (:)a1(A-E)2 (B) f!/( ) ) • 上 記 の ア ン ダ ー ラ イ ン 部 分 の 操 作 は、GRAB 機 能 (7-10 ページ)と CLIP 機能 (7-6 ページ)を組み合わせ て、次のキー操作で行うこともできます。 J1 (GRAB) 4 (TOP ←) (GRAB モードに入り A1 に移動) !b(CLIP) ecccc (CLIP 機能で選択範囲を指定) w/( ) ) 2. w を押して、定義式を確定する。 4.
3. 6 (g) 1 (GRPH) を押してグラフメニューを表示し、1 (GRPH1)を押す。 • 手順2で選択した範囲のデータに基づいて、グラフ (散布図) が描画されます。 • ここで描画されるグラフは、S • SHT モードの統計 グラフ描画の初期設定によるものです。グラフの描画 設定は、グラフメニューで 6 (SET)を押すと表示さ れる描画設定画面で行います。詳しくは 「統計グラフ の描画設定画面の操作」 (下記) をご覧ください。 k 統計グラフの描画設定画面の操作 統計グラフの描画設定画面を使うと、グラフ描画に使うデータの範囲指定や、描画するグラ フのタイプを選ぶことができます。 u 統計グラフの描画設定を行うには 1. 統計計算に使うデータをスプレッドシートに入力し、グラフの描画に使うセル範囲を選択 する。 • この操作は必須ではありません。描画設定を行ってからデータを入力したり、グラフの 描画に使うセル範囲を後から指定しなおすこともできます。 2.
項目名 設定内容 XCellRange (XCellRange)に割り当てるデータ グラフ描画時に x 軸 を、セルの範囲で指定します。Graph Type で選択した グラフの種類によっては、XCellRange のみが表示され ます。 YCellRange (YCellRange)に割り当てるデータ グラフ描画時に y 軸 を、セルの範囲で指定します。 Frequency 描画元データとして度数分布表を使う場合の度数列に割 り当てるデータを、セルの範囲で指定します。度数を使 わない場合は、1 (1)を選択します。 Mark Type グラフ上で値をプロットする際に使う点の形 (ⵧ、×、•) を指定します。 3.
• この画面上の各統計値の意味については、 「2 変数統計の計算結果を数値で表示する」 (5-15 ページ) をご覧ください。 3. スプレッドシート画面に戻るには、J を押す。 k 統計計算のデータ範囲指定画面の操作 統計計算に使うデータの範囲指定は、専用の設定画面 (統計グラフの描画設定画面とは別の画 面)で行います。 u 統計計算のデータ範囲指定を行うには 1. 統計計算に使うデータをスプレッドシートに入力し、その範囲のセルを選択する。 2.
k STAT モードと S • SHT モードのファンクションメニュー対応一覧 STAT モード、S • SHT モードともに、統計グラフの機能には{GRPH} 、統計計算/回帰計 算の機能には {CALC}の各ファンクションメニューからアクセスします。これらのメニュー 内のサブメニュー構成は、STAT モード、S • SHT モード共通です。各メニュー項目につ いて詳しくは、下表の参照先をご覧ください。 メニュー項目 {GRPH} - {GPH1} 参照先 「統計グラフの描画設定について」 (5-1 ページ) {GRPH} - {GPH2} {GRPH} - {GPH3} {GRPH} - {SEL} 「グラフを描く/描かないを設定するには」 (5-3 ページ) {GRPH} - {SET} 「統計グラフの描画設定について」 (5-1 ページ) 「グラフ描画設定を行う」 (5-1 ページ) 「グラフ描画設定画面を表示するには」 (5-2 ページ) 「統計グラフの描画設定画面の操作」 (7-18 ページ) {CALC} - {1VAR} 「1 変数統計の計算結果を数値で表示する」 (5-7 ペー
対象メモリー ファイルメモリー (File 1∼File 6) 行列メモリー (Mat A∼Mat Z) 書き込み操作の概要 複数行、複数列の範囲のセルに格納されているデータを、ファ イルメモリーに書き込みます。セル範囲を選択した状態で 6 (g) 3 (STO) 3 (FILE)を押し、表示される画面でファイル番 号を指定することで、書き込みを実行します。 選択したセル範囲の 1 列目が List 1、2 列目が List 2 ...
k 各種メモリーのデータをスプレッドシート上に呼び出す 下表はデータの呼び出し元となるメモリー別の、呼び出し操作の概要です。詳しい操作手順 は、後述の操作例をご覧ください。 対象メモリー 呼び出し操作の概要 リストメモリー (List 1∼List 26) 指定したリストメモリーのデータを、1 行または 1 列のセルに呼 び出すことができます。呼び出し先の先頭セルを選択した状態で 6 (g) 4 (RCL)1 (LIST)を押し、表示される画面でリスト番 号を指定することで、呼び出しを実行します。 なお、呼び出しが列方向と行方向のどちらに行われるかは、セッ トアップの “Move” (2-16 ページ) の設定状態に依存します。 ファイルメモリー (File 1∼File 6) 指定したファイルメモリーのデータを、指定したセルを起点 (左 上端)に呼び出すことができます。呼び出し先の起点セルを選択 した状態で 6 (g) 4 (RCL) 2 (FILE)を押し、表示される画面 でファイルメモリー番号を指定することで、呼び出しを実行しま す。 行列メモリー (Mat A∼Mat Z) 指定した行列
第8章 メモリーマネージャー 本機はデータの保管場所としてメインメモリー(Main Memory)と保存メモリー(Storage Memory)の2つのメモリーエリアを備えています。 メインメモリーは、データ入力、計算、プログラムの実行を行うための作業エリアです。メ インメモリー内のデータは比較的安全に保存されますが、電池切れやフルリセットの実行時 に削除されることがあります。 保存メモリーには 「フラッシュメモリー」が使用されており、電池が消耗したときでもデータ は安全に保持されます。通常は、長期間安全に保存したいデータは保存メモリーに保存し、 必要に応じてメインメモリーにロードします。 本機は SD カードメモリーも利用可能です (SD カードをカードスロットに挿入した場合) 。 1. メモリーマネージャーを使う メインメニューで MEMORY アイコンを選択し、MEMORY モードに入ります。 • {MAIN} ... メインメモリー内の情報を表示する • {SMEM} ... 保存メモリー内の情報を表示する • {SD} ... SD カードメモリー内の情報を表示する • {BKUP} ...
このメモリー情報画面を表示したいときは: このキーを押す: SD カードメモリー 3 (SD) • f/c カーソルキーを使って反転表示の位置を移動し、各データタイプの使用容量(バイト 数)を確認します。 • ファンクションメニューの上の行に、表示中のメモリーエリア (メインメモリー、保存メモ リーまたは SD カードメモリー) の残り容量が表示されます。 • メインメモリー画面では、< >で括られた項目はデータグループを表します。保存メモ リー画面では、[ ] で括られた項目はフォルダーを示します。 • パソコンなどから保存メモリーに転送した名前が 9 文字以上のファイルは、保存メモリー 情報画面上では 8 文字に短縮表示されます(例:“AAAABBBBCC.txt”→“AAAABB∼ 1.
データ名 内 容 各プログラム名 プログラムデータ SETUP セットアップデータ STAT 統計結果データ 文字列メモリーグループ STR n(n = 1∼20) 文字列メモリー SYSTEM 上記に含まれない、OS およびアプリケーション 共有データ(クリップボード、リプレイ、履歴な ど) 表計算グループ 各表計算名 表計算データ ビューウインドウメモリーグループ V-WIN n(n = 1∼6) ビューウインドウメモリー 保存メモリー、SD カード *1 データ名 内 容 *.g1m または *.g2m ファイル名 メインメモリーから保存メモリーまたは SD カー ドメモリーに保存されたデータです。ファイル 名には拡張子 “.g1m” または “.
3. w を押すとフォルダーが作成され、メモリー情報画面 に戻る。 • 本機の操作では、フォルダーは 3 階層目まで作成可能です。 • パソコンを使うと本機の保存メモリーまたは SD カードメモリー上に 4 階層以上のフォ ルダーを作成することが可能ですが、本機で表示できるのは 3 階層目のフォルダーの内 容までです。現在 3 階層目のフォルダー内を表示している場合、4 階層目のフォルダー そのものを表示することはできますが、開くことはできません。 • 3 階層目のフォルダー内を表示しているときに 4 階層目のフォルダーを選択し、削除の 操作 (8-7 ページ)を実行すると、そのフォルダーとフォルダー内のすべてのファイルが 削除されます。 u フォルダー名を変更するには 1. 保存メモリーまたは SD カードのメモリー情報画面で、名前を変更したいフォルダーを選 択する。 2.
• データグループまたはフォルダーの中にある複数の項目を選択すると、各項目の横に選択ポ インター(') が表示され、データグループまたはフォルダー名の横には白抜きの選択ポイン ター(g) が表示されます。 J → • MEMORY モード初期画面に戻ると、すべての選択状態は解除されます。 k データをコピーする u メインメモリーから保存メモリー(または SD カードメモリー)へコピーするには 注意 • 以下の手順では、選択したデータは 1 つのファイルに保存されます。保存メモリー(または SD カードメモリー) にコピーするデータには、名前を付けます。 1. メインメモリーの情報画面で、コピーしたいデータを選択する。 2. 2 (COPY) を押す。 • 保存メモリーと SD カードメモリーのどちらにコピー するかを選択する画面が表示されます。 *1 3. 保存メモリーを選択するには b(Storage Mem) を、 SD カードを選択するには c(SD Card) を押す。 *2 • フォルダー選択画面が表示されます。 4.
*1 保存メモリーまたは SD カードからデータをコピーするときは、次のいずれかの画面が表 示されます。 b を押すとフォルダー選択画面は表示されず、そのままメインメモリーにデータがコ ピーされます。 保存メモリーまたは SD カードからメインメモリーにデータをコピーするときは、ファイ ル名の入力画面は表示されません。 *2 カードスロットに SD カードが挿入されていない場合は、“No Card”エラーが表示されま す。 メモ 保存メモリーと SD カードの間でファイルをコピーすると、ファイル名は 8.3 形式 (<8 文字 以内の英数字 >.
上書きチェックは、以下のタイプのデータに対してのみ行われます。それ以外のデータはす べて、同名のデータファイルがあるかどうかのチェックなしでコピーされます。 • プログラム • 行列 • リストファイル • 表計算データ 上書きチェックは、同じタイプのデータに対してのみ行われます。異なるタイプのデータが 同名の場合、同名のデータがあることに関わりなくコピーが行われます。 上書きチェックは、コピー先に対してのみ適用されます。 タイプ不一致エラーチェック ファイルの拡張子が g1m、g2m 以外のファイルは、メインメモリーにコピーできません。 コピーしようとすると、 “Invalid Type” (タイプ不一致) エラーとなります。 k ファイルを削除する u メインメモリーのファイルを削除するには 1. メインメモリーの情報画面を表示する。 •「メモリー情報画面」 (8-1 ページ) をご覧ください。 2. 削除したいファイルを選択する (必要に応じて複数ファイルを選択可) 。 3.
k ファイルを検索する u メインメモリー内のファイルを検索するには 例 名前が “S” で始まるメインメモリー内のすべてのファイルを検索する。 1. メインメモリーの情報画面を表示する。 •「メモリー情報画面」 (8-1 ページ) をご覧ください。 2. 3 (SRC)を押し、キーワードとして“S”を入力して、 w を押す。 •“S”で始まる最初のファイル名が反転して表示されま す。 • キーワードは 8 文字まで入力できます。 u 保存メモリー内のファイルを検索するには 例 名前が “S” で始まる保存メモリー内のすべてのファイルを検索する。 1. 保存メモリーの情報画面を表示する。 •「メモリー情報画面」 (8-1 ページ) をご覧ください。 2. 3 (SRC) を押し、キーワードとして “S” を入力して、w を押す。 •“S”で始まる最初のファイル名が反転して表示されま す。 u SD カードメモリー内のファイルを検索するには 例 名前が “R” で始まる SD カードメモリー内のすべてのファイルを検索する。 1.
k メインメモリーデータをバックアップする u メインメモリーデータをバックアップするには 1. MEMORY モード初期画面で 4 (BKUP)を押す。 2. 1 (SAVE) を押す。 • 保存先の指定画面が表示されます。 b ... 保存メモリー c ... SD カード 3. b または c を押す。 • フォルダー選択画面が表示されます。 4. f/c を使って、データの保存先となるフォルダーを選択し、1(OPEN) を押す。 5. 1 (SAVE) を押してバックアップを開始する。 • バックアップが完了すると “Complete!”と表示されます。 • J を押すと、手順 1 で表示された画面に戻ります。 • バックアップデータは、BACKUP.
u バックアップデータをメインメモリーに復元するには 1. MEMORY モード初期画面で 4 (BKUP)を押す。 • 保存メモリーにバックアップデータが保存されているかどうかを確認します。 2. 2(LOAD) を押す。 • どのメモリーエリアから復元するかの指定画面が表示 されます。 b ... 保存メモリーから復元する c ... SD カードから復元する 3. b または c を押す。 • フォルダー選択画面が表示されます。 4. f/c を使ってフォルダーを選択し、1(OPEN) を押す。 5. 1 (LOAD) を押す。 *1 • バックアップデータを復元するかどうかの確認メッ セージが表示されます。 6.
k 保存メモリーや SD カードメモリーを最適化する 保存メモリーや SD カードメモリーは、保存や読み込みを何度も繰り返すと断片化し、空き 容量分のデータ保存ができなくなります。このため、これらのメモリーを定期的に最適化し てデータを整理し、メモリーを無駄なく利用できるようにする必要があります。 u 保存メモリーまたは SD カードメモリーを最適化するには 1. MEMORY モード初期画面で 5 (OPT) を押す。 • 最適化するメモリーエリアの指定画面が表示されます。 b ... 保存メモリー c ... SD カード 2.
第9章 システムマネージャー システムマネージャーはシステム情報の表示やシステム設定の変更に使います。 1. システムメニュー画面 メインメニューから SYSTEM モードに入ると、システムメニュー画面が表示されます。 • 1( )... 表示画面のコントラストを調整する • 2( )... オートパワーオフやバックライトを設定する •3 (LANG)... 言語設定を行う •4 (VER)... バージョン情報を表示する •5 (RSET)... 各種のリセットを実行する • 6(g)1 (BATT)... 使用する電池の種類を選択する • 6(g)5(OS) ... OS アップデートを実行する 2.
u バックライト点灯キーを設定するには 1. システムメニュー画面で 2 ( ) を押して、パワープロパティ画面を表示する。 2. f/c を使って “Backlight Setting” を選択する。 •1 (LIGHT)... バックライトのオン/オフを !a(LIGHT) で行う •2 (ANY)... どのキーを押してもバックライトをオンにする 3. J または !J (QUIT) を押して、システムメニュー画面に戻る。 u バックライト点灯時間を設定するには 1. システムメニュー画面で 2 ( ) を押し、パワープロパティ画面を表示する。 2. f/c を使って “Backlight Duration”を選択する。 •1 (10)... 最後のキー操作から 10 秒でバックライトを消灯する •2 (30)... 最後のキー操作から 30 秒でバックライトを消灯する •3 (Alway)... !a (LIGHT)を押すか、本機の電源が切られるまで、バックライト を点灯したままにする 3.
2. f/c を押して、画面をスクロールし、情報を表示する。 - OS のバージョン - メッセージ言語とバージョン - ユーザー名 3. J または !J (QUIT)を押して、システムメニュー画面に戻る。 u ユーザー名を登録するには 1. バージョン情報画面で 1 (NAME)を押し、ユーザー名 入力画面を表示する。 2. 8 文字以内で任意のユーザー名を入力する。 3. 入力が済んだら w を押してユーザー名を登録し、バー ジョン情報画面に戻る。 • ユーザー名の入力を取り消して、登録せずにバージョ ン情報画面に戻るには、J を押します。 k 各種のリセットを実行する 1. システムメニュー画面で 5 (RSET) を押す。 1(STUP)... セットアップ情報を初期化する 2(MAIN)... メインメモリーのデータを消去する *1 3 (SMEM)... 保存メモリーのデータを消去する 4 (ALL)... すべてのメモリーを工場出荷時の状態に 戻す *1 5 (SD)...
3. 確認メッセージが表示されるので、処理を実行するには 1 (Yes)を、キャンセルするに は6 (No) を押す。 手順 2 で 2 (MAIN) を押した場合の確認メッセージ 4. リセットが完了すると、完了を知らせるメッセージが表示される。 手順 2 で 2 (MAIN) を押した場合のリセット完了メッセージ k 電池の種類を選択する 重要 電 池 を 交 換 し た ら 必 ず 次 の 操 作 を 行 い、 交 換 後 の 電 池 に 合 わ せ て、 電 池 設 定 (Battery Settings) 画面上の電池の種類を選択してください。 u 電池の種類を切り替えるには 1. システムメニュー画面で 6(g)1(BATT) を押し、電 池設定画面を表示する。 2. f/c を使って、本機にセットした電池に応じた電池 の種類を反転させ、1(SEL) を押す。 3.
第 10 章 データ転送 この章では、電卓とパソコンの間で相互にデータを転送する操作について説明します。 1. 電卓とパソコンの接続 電卓とパソコンを USB 接続すると、電卓の保存メモリーがマスストレージドライブとしてパ ソコンに認識されます。接続後はパソコン上の操作だけで、電卓とパソコンの間でデータを 相互に転送することができます。 k パソコンの動作環境 電卓との間でデータ転送を行うパソコンは、少なくとも下記を満たしていることが必要です。 • USB ポートを備えていること • 次のいずれかの OS が動作していること Windows® XP Home Edition (SP3) Windows® XP Professional (32-bit、SP3) Windows Vista® (32-bit、SP1 以降 ) Windows® 7 (32-bit、64-bit) Windows® 8/8.1 (32-bit、64-bit) Mac OS X(10.6、10.7、10.8、10.
4. パソコンが起動したら、USB ケーブルを使って電卓に接続する。 • 電卓の電源が自動的に入り、接続モード選択 (Select Connection Mode) 画面が表示されます。 5. 1(USB Flash) を押す。 • 電卓の画面に “Preparing USB” と表示されるので、何 も操作せずにしばらくお待ちください。電卓とパソコ ンの接続が確立すると、次の画面が表示されます。 6. パソコン上で“リムーバブルディスク” ドライブを開く。 •“リムーバブルディスク” ドライブは、電卓の保存メモリーです。 •“ リ ム ー バ ブ ル デ ィ ス ク ”ド ラ イ ブ は Windows XP の 場 合 は “My Computer”内、 Windows Vista ま た は Windows 7/8/8.
コンピューターから安全に取り外すことができます」というメッセージが表示されるのを 確認してください。 • Mac OS の場合: “Untitled”ドライブアイコンを取り出しアイコン(ごみ箱アイコン)に ドラッグします。“Untitled”ドライブアイコンがデスクトップから消えるのを確認して ください。 3. 電卓の画面表示を確認する。 • 手順 2 の操作を行うと、電卓の画面に “Updating Main Memory”というメッセージが 表示されます。このメッセージの表示中は、電卓の操作は一切行わないでください。 •“Complete!”というメッセージが表示されたら、J を押してください。 4. 電卓から USB ケーブルを取り外す。 2. データ転送の実行 u 電卓とパソコンの間でデータを転送するには 1. 電卓からパソコンに転送したいデータを、電卓の MEMORY モード (8-1 ページ)を使っ てメインメモリーから保存メモリーへコピーしておく。 2.
5.
k 電卓とパソコンを USB 接続した際の注意点 • 電卓との接続を解除する場合は、パソコン上で次の操作を実行してください。 - Windows の場合:画面右下のタスクトレイの「ハードウェアの安全な取外し」アイコンを クリックし、表示されるメニューで「USB 大容量記憶装置」を選択します。 「このデバイス はコンピューターから安全に取り外すことができます」というメッセージが表示されるの を確認してください。 - Mac OS の場合: “Untitled”ドライブアイコンを Dock の取り出しアイコン(ごみ箱アイ コン)にドラッグ&ドロップします。“リムーバブルディスク”ドライブがデスクトップか ら消えるのを確認してください。 •“リムーバブルディスク” ドライブをパソコンからの操作でフォーマットしないでください。 パソコンからの操作で“リムーバブルディスク”ドライブをフォーマットしてしまった場合、 電卓とパソコンの USB 接続を切断した後で、電卓の画面に“File System ERROR”が表示 されます。 このエラーが表示されてしまうと、リセットの操作によって電卓のすべてのデータを削除し ないと、
第 11 章 SD カード /SDHC カード 本機では、SD メモリーカードと SDHC メモリーカードを使用できます。 本書では、上記のカードのことを 「SD カード」 と記載します。 本機のデータを SD カードに保存することができます。メインメモリーおよび保存メモリーのデー タを、SD カードにコピーすることが可能です。 重要 • 必ず SD メモリーカードまたは SDHC メモリーカードをご使用ください。他のタイプのメモ リーカードの使用は保証されません。 • SD カードをご使用の前に必ず、SD カードに付属の説明書をお読みください。 • 使用する SD カードによっては、本機の処理速度が遅くなることがあります。 • 使用する SD カードや操作環境によっては、電池寿命が短くなることがあります。 • データの誤消去を防止するために、SD カードにはロック(書き込み禁止)スイッチが付いてい ます。ただし、データのコピーや削除、あるいはフォーマットを実行するためには、SD カー ドのロックを解除しておくことが必要です。 • 静電気や電磁ノイズその他の現象によって、データが突然消去または破壊されてし
2. SD カードの裏面を上向き (本機のディスプレイ側)に向け、下図のように本機のカードス ロットに挿入する。 表面 裏面 3. SD カードキャップを元どおりにしっかりと閉じる。 重要 • SD カードキャップは、完全に閉まっている状態で、防沫・防塵・対衝撃性能が発揮されま す。 • SD カードキャップの接触面に、微細なゴミ (髪の毛1本など)がわずかでもはさまると、水 や粉塵が浸入する原因となります。 • SD カード以外のものをカードスロットに入れないでください。電卓が破損する恐れがあり ます。 • カードスロットに水やその他の異物が入ってしまった場合は、すぐに本機の電源を切り、電 池を取り外し、お買い上げの販売店または最寄りのカシオテクノ修理相談窓口にお問い合わ せください。 u SD カードを取り外すには 1. 本機右側面の SD カードキャップを開ける。 2. SD カードを押し込んでから、離す。 • カードの先端がカードスロットから飛び出します。 3. 指で SD カードをつまんで、スロットから引き抜く。 4.
2. SD カードをフォーマットする 「各種のリセットを実行する」 (9-3 ページ) をご覧ください。 3.
巻末資料 1.
• 電池をショートさせたり、火の中へ投入したり、分解や充電しないでください。 (電池が液もれした場合は、電池液が肌に直接つかないように、すぐに本機の電池格納部をき れいにしてください。 ) 電池はお子様の手の届くところに置かないでください。万一、飲み込んだ場合は、直ちに 医師と相談してください。 u 推奨電池 単 4 形アルカリ乾電池 LR03 (AM4) 単 4 形ニッケル水素電池 Panasonic eneloop (エネループ) Panasonic 充電式 EVOLTA Energizer (エナジャイザー) 充電池 •「eneloop」 はパナソニックグループの登録商標です。 •「EVOLTA」 はパナソニック株式会社の登録商標です。 ご注意 • 充電池の充電は、必ず専用の充電器をご使用ください。 • 充電池を本機にセットしたままでは充電できません。 • eneloop、充電式 EVOLTA、および各充電池専用の充電器を使用する場合は、各製品に付 属の取扱説明書や注意書きをお読みいただき、条件を守ってご使用ください。 u 電池を交換するには • 電池を取り外した状態や正しく入っていない状態で、@
4. 古い電池 4 本を取り出す。 リボン • 電池ケースのリボンを引っ張って一番上の電池を 取り外してから、残りの電池を順次取り外してく ださい。 5. 新しい電池を、電池の極性 (プラスとマイナス)に注 意して正しくセットする。 6. 電池ふたを元の位置に取り付け、押さえつけながら 中央部のツマミを右に回す。 重要 • 電池ふたを押さえつけないと、ツマミは回せません。 • 電池ふたは、完全に閉まっている状態で、防沫・防塵・対衝撃性能が発揮されます。 • 電池ふたの接触面に微細なゴミ(髪の毛1本など)がわずかでもはさまると、水や粉塵が 浸入する原因となります。 7.
Go ERROR 1 Goto n に対する Lbl n がない。 2「Prog " ファイル名 "」の該当プログ ラムが指定場所に存在しない。 1 Goto n に対する Lbl n を正しく 入れるか、Goto n を削除する。 2 指定場所に該当プログラムを保 存するか、 「Prog " ファイル名 "」 を削除する。 Nesting ERROR • 「Prog " フ ァ イ ル 名 "」に よ る サ ブ ルーチンのネスティングが 10 段 を超えている。 • サブルーチンからメインルーチ ンに戻すときに 「Prog " ファイル 名 "」を使っている部分があれば、 削除する。 • サブルーチンのジャンプ先をた どり、中途でのメインルーチン へ の ジ ャ ン プ が 見 つ か っ た ら、 正しく戻るように直す。 Stack ERROR • 使用可能な数値用スタックまたは 命令用スタックを超えた計算式が 実行された。 • スタックは数値用 10 段、命令用 26 段以内に収める。 • 計 算 式 を 2 つ 以 上 に 分 け て、 各々使用可能なスタック内に収 める。 Mem
Can’t Simplify • 'Simp 関数 (3-19 ページ)を使っ て分数の約分を実行しようとした が、 指 定 し た 約 数 で 約 分 で き な かった。例:4/8 の約分時に 3 を 約数として指定した。 • 約 分 可 能 な 約 数 を 指 定 す る か、 約数を指定せずに 'Simp 関数に よる計算を実行する。 Can’t Solve! … • ソ ル ブ 計 算 を 実 行 し た が、 指 定 された初期値では解が求められな かった。 • 初期値または入力式を修正して、 計算をやり直す。 No Variable • 変数指定のない方程式でソルブ計 算を実行しようとした。 • 変数を含むソルブ方程式を入力 して、計算をやり直す。 Conversion ERROR • 単位換算コマンドを使った計算時 に、異なるカテゴリーから選んだ 2 つのコマンドを使って計算しよ うとした。 • 換算式の中で 1 つのコマンドを 2 回使って計算しようとした。 • 換算式の中に、同じカテゴリー 内の異なる2つのコマンドを指 定して、計算をやり直す。 USB Connec
Invalid file name or folder name • SD カード上に本機がサポートし ているデータまたはフォルダーが 見つからない。 • 本機がサポートしているデータ またはファイルが入った SD カー ドに交換する。 Invalid Card • 互換性のないカードが挿入された。 • 互換性のあるカードと交換する。 Card is protected • SD カ ー ド が ロ ッ ク( 書 き 込 み 禁 止) 状態になっている。 • SD カードのロックを解除する。 Data ERROR • データエラーが発生した。 • 正しいタイプのデータを書き込 んでいるか確認し、やり直す。 Card ERROR • SD カードにエラーが発生した。 • SD カ ー ド を い っ た ん 取 り 外 し、正しく挿入し直す。エラー が 再 発 す る 場 合 は、SD カ ー ド をフォーマットする (SD カード 内のデータはすべて消去されま す) 。 Data is protected • SD カードがパソコンなどで「読み 取り専用」 に設定されている。
3. 関数の入力範囲と精度 関数 sinx cosx tanx 実数解のための入力範囲 (DEG) |x| < 9 × (109)° (RAD) |x| < 5 × 107πrad (GRA) |x| < 1 × 1010grad sin–1x cos–1x |x| < 1 tan–1x |x| < 1 × 10100 sinhx coshx |x| < 230.9516564 tanhx |x| < 1 ×10100 sinh–1x |x| < 1 × 10100 cosh–1x 1 < x < 1 × 10100 tanh–1x |x| < 1 logx Inx 1 × 10–99 < x < 1 × 10100 10x –1 × 10100 < x < 100 ex –1 × 10100 < x < 230.
関数 実数解のための入力範囲 °’” |a|, b, c < 1 × 10100 0 < b, c ←⎯ °’” |x| < 1 × 10100 60 進表示は: |x| < 1 × 107 内部演算 桁数 精度 15 桁 原則として 10 桁目± 1* " " 備考 x > 0: ^(xy) –1 × 10100 < ylogx < 100 x=0:y>0 m x < 0 : y = n, –––– 2n+1 (m と n は整数) ただし、 –1 × 10100 < y log |x| < 100 引数として複素数を使用可 y>0:x≠0 ' y x 1 –1 × 10100 < x logy < 100 y=0:x>0 2n+1 y < 0 : x = 2n+1, –––– m " " (m ≠ 0、m と n は整数) ただし、 1 –1 × 10100 < x log |y| < 100 a b/c 整数、分子、分母の合計が 10 桁以内 (ただし区切りシ ンボルを含む) 。 引数として複素数を使用可 " " * 一回の計算誤差は 10 桁目に
4. 仕様 変数メモリー:28 計算範囲: ± 1 × 10 − 99 ∼ ± 9.999999999 × 1099 および 0。内部演算は仮数部 15 桁を使用。 指数表示範囲: Norm 1 モード:10 − 2 > ¦x¦, ¦x¦ ≧ 1010 Norm 2 モード:10 − 9 > ¦x¦, ¦x¦ ≧ 1010 プログラム容量: 最大 62,000 バイト 保存メモリー容量: 最大 1 メガバイト 電源:単 4 形アルカリ乾電池 (LR03 (AM4)) 4 本、または単 4 形ニッケル水素電池 (NiMH)4 本 消費電力:0.
なお、次のような条件によっても、電池寿命は短くなります。 • プログラム計算の連続実行 • 使用電池の製造元や電池の種類、および電池の個体差 • 操作のしかた (使用するアプリケーションなど) • 電卓の設定状態 (バックライト点灯時間など) • SD メモリーカードの製造元や種類、およびその使用状況(SD メモリーカードへのアクセス 頻度) オートパワーオフ機能:操作完了後約 10 分または 60 分で自動的に電源が切れます。 使用温度: 5°C∼45°C データ転送:USB ポート (USB1.1 標準に準拠) 大きさ:厚さ 21.0 ×幅 88.5 ×奥行 177.
5.
プログラム名:ANGLE プログラム名:DECENTER 機能: 方位角計算 機能: 偏心観測 X P γ (XP, YP) S A S′ l A e (XA, YA) P′ 入力: (XA, YA), (XP, YP) 入力: α , e, S′ 出力: α , l 式: (l, α ) = Pol(XP – XA, YP – YA) 出力: γ , S 式: プログラム名:TRAVERSE ¥ γ = tan–1 § e sin Sa – e cos プログラム名:MID-ORD X AO (XO, YO) (XP, YP) A 機能: 中央縦距法 B I lO M2 l (XA, YA) I 4I 2 出力: (XP, YP), α 入力: I, R α = α O – 180° + β XP = l cos α + XA 出力: M1, M2 YP = l sin α + YA 式: プログラム名:INVERSE 機能: 逆トラバース X AO (XO, YO) (XP, YP) A B lO M1 BC 入力:
YM = Y + R cos τ プログラム名:S-CURVE TK = Y cosec τ 機能: 単心曲線 IP TL I TL = X – Y cot τ CL SL M BC S = X2 + Y 2 Y δ = tan–1 X l D EC C BC R プログラム名:V-CURVE 入力: I, R, l 出力 (および式) : 機能: 縦断曲線 I TL = R tan 2 l 180° δ= P 2R i1 i2 y M x l2 l P CL = R Ƹ I Ƹ 180° R 入力: i1, i2, R, x I 2 I ¥ ´ SL = R §sec – 1¶ 2 I´ ¥ M = R §1 – cos ¶ 2 C = 2R Ƹ sin 出力 (および式) : R \(i1) – (i2)\ 100 \(i ) – (i2)\ M= 1 l 800 \(i ) – (i2)\x2 y= 1 200l l= プログラム名:CL-CURVE 機能: クロソイド曲線 プログラム名:FORWARD Y M (XM, YM) 機能:
プログラム名:BACKWARD プログラム名:INTSEC2 機能: 後方交会法 機能: 交点座標 (4 点既知) X (X1, Y1) (X4, Y4) (XB, YB) B (XA, YA) A (xP, yP) lB lA G (X3, Y3) P (XP, YP) 入力: (XA, YA), lA, (XB, YB), lB ただし、0° < γ < 180° の範囲になるよ うな入力値とする。 XP = YP = XA cot 入力: (X1, Y1), (X2, Y2), (X3, Y3), (X4, Y4) 出力: (xP, yP) 式: 出力: (XP, YP) 式: (X2, Y2) yP = m(xP – X1) + Y1 + XB cot + (YA – YB) cot + cot + YB cot + (XB – XA) cot + cot YA cot l 2A + (XB – XA)2 + (YB – YA)2 – l 2B ´ ¥ α = cos § 2lA (XB – XA)2 + (YB – YA)2 ¶ –1 l 2B + (X
プログラム名:TRIANGLE プログラム名:STADIA 機能: 座標面積計算 (三角形) 機能: スタジア計算 Y (X3, Y3) l F i c (X2, Y2) (X1, Y1) A f´ § i ¶ , C (= c + f ), l, α 出力: S, H ¥ 入力: K = 出力: S S=© © (X1 – X2)(Y3 – Y1) + (X1 – X3)(Y1 – Y2)¸ ¸ 2 式: 1 Kl sin 2α + C sin α 2 ただし、0° α 90° 機能: 座標面積計算 (四角形) Y (X3, Y3) (X2, Y2) (X1, Y1) X 入力: (X1, Y1), (X2, Y2), (X3, Y3), (X4, Y4) 出力: S 式: S=© © (X1 – X2)(Y3 – Y1) + (X1 – X3)(Y4 – Y2) + (X1 – X4)(Y1 – Y3) ¸ ¸ 2 プログラム名:HERON 機能: ヘロンの公式 c a b 入力: a, b, c 出力: S 式: S = s(s – a)(s –
アフターサービス窓口について 製品の機能・操作・購入先に関するお問い合わせ お客様相談窓口 0570-088906 全国一律料金でご利用いただけます。 http://casio.jp/support/contact/before/ PHS・IP電話からは03-5334-4907 受付時間 月曜日∼土曜日 AM9:00∼PM5:30 (日・祝日・弊社指定休業日は除く) 修理サービス窓口 修理に関するお問い合わせ窓口 0570-004161 全国一律料金でご利用いただけます。 http://casio.jp/support/contact/before/ PHS・IP電話からは042-560-4161 受付時間 月曜日∼土曜日 AM9:00∼PM6:30 (日・祝日・弊社指定休業日は除く) 送付修理サービス受付窓口 最新のご送付先につきましては下記アドレスよりご参照ください。 http://casio.
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