User manual - fx-FD10 Pro

5-11
k 回帰グラフを描画する
ここでは、散布図など2変数データに基づくグラフを描画した後で、そのデータに対する回
帰計算を行い、回帰グラフを描くときの操作の流れを説明します。
u 回帰タイプを選択するには
2変数データに基づく散布図などのグラフが表示されているときに1(CALC)を押します
このとき表示されるファンクションメニューから回帰式を選択すると、表示中のグラフに選
択した回帰式を当てはめたときの計算結果を表示することができます。
ファンクションメニューに含まれるメニュー項目は、次の通りです。
{
ax+b}/{a+bx}/{Med}/{X^2}/{X^3}/{X^4}/{Log}/{ae^bx}/{ab^x}/{Pwr}/{Sin}/
{Lgst} ... {1次回帰
ax+b}/{1次回帰a+bx}/{Med-Med}/{2次回帰}/{3次回帰}/{4
次回帰}/{対数回帰}/{指数回帰
ae
bx
}/{指数回帰ab
x
}/{べき乗回}/{sin回帰}/{ロジ
スティック回帰}の計算・グラフ描画を実行する
各回帰タイプについて詳しくは「回帰タイプと回帰グラフ」(5-11ページ)をご覧ください。
{2VAR} ... 2変数統計の結果を数値で表示する
計算結果として表示される値について詳しくは「2変数統計の計算結果を数値で表示する」
(5-15ページ)をご覧ください。
u 回帰計算の結果を表示するには
回帰計算を実行すると、統計的な処理によって回帰式のパラメーター(例えば1次回帰y = ax
+
b abが算出されます。2変数データのグラフ表示から1(CALC)を押し、実行した
い回帰に対応するキーを押すと、回帰式のパラメーターが表示されます。
また次の値が、回帰式のパラメーターとともに表示されます。
r ............... 相関係数(1次回帰、対数回帰、指数回帰、べき乗回帰のみ)
r
2
............. 決定係数(Med-Med、sin回帰、ロジスティック回帰を除く)
MSe ......... 平均平方誤差(Med-Medを除く)
u 回帰計算結果をグラフ化するには
回帰計算結果の表示中のファンクションメニューで6(DRAW)を押すと、回帰計算の元と
なった散布図などの回帰式グラフが、元のグラフに重ねて描画されます。
k 回帰タイプと回帰グラフ
ここでは本機に搭載されている回帰タイプごとの処理内容とグラフの描画例を示します。