User manual - fx-FD10 Pro
5-14
u べき乗回帰グラフ
yがxのべき乗に比例する場合、べき乗回帰が利用できます。一般式は、y = a×x
b
です。こ
こで両辺の対数を取ると、In y = In a + b ×In xとなります。ここで、X = In x、Y = In y、
A = In aと定義すると、Y = A + bXとなるため、1次回帰の手法が応用できます。
1(CALC)6(g)4(Pwr)
6(DRAW)
べき乗回帰のモデル式は、次の通りです。
y = a·x
b
a .............. 回帰式の回帰係数
b .............. 回帰式のべき数
u sin 回帰グラフ
一定の範囲で周期的に繰り返されるようなデータには、sin回帰が良く当てはまります。
sin回帰のモデル式は、次の通りです。
y = a·sin(bx + c) + d
1(CALC)6(g)5(Sin)
6(DRAW)
sin回帰グラフを描画するときは、角度単位の設定をRad(ラジアン)にしてください。sin回
帰計算はラジアンを使って行われるので、角度単位設定が違うとグラフは正しく描画されま
せん。
• データによっては計算に時間がかかる場合がありますが、故障ではありません。
u ロジスティック回帰グラフ
飽和するまで増加が続く傾向にあるような時系列データに対しては、ロジスティック回帰が
良く当てはまります。ロジスティック回帰のモデル式は、次の通りです。
1(CALC)6(g)6(g)1(Lgst)
6(DRAW)
• データによっては計算に時間がかかる場合がありますが、故障ではありません。
y =
c
1 + ae
–bx
y =
c
1 + ae
–bx