User manual - fx-FD10 Pro
6-14
解説:
(1) If∼Then∼IfEnd
• 分岐条件が真のときはThen文が実行され、続いてIfEnd文が実行されます。
• 分岐条件が偽のときは、IfEnd文へ直接ジャンプします。
(2) If∼Then∼Else∼IfEnd
• 分岐条件が真のときはThen文が実行され、続いてIfEnd文へジャンプします。
• 分岐条件が偽のときはElse文へジャンプし、続いてIfEnd文が実行されます。
For∼To∼(Step∼)Next
機能:このコマンドはFor文からNext文の間にあるすべての文を繰り返し実行します。初期
値は最初の実行時に制御変数に代入されます。制御変数の値は、繰り返し1回ごとに刻み幅
の値ずつ変化します。制御変数の値が終了値をまたぐと、繰り返しが終了します。
書式:For <初期値> → <制御変数名> To <終了値>
(Step <刻み幅の値>) <文>
_
:
^
Next
パラメーター:
• 制御変数名:A∼Z、
r、Ƨ
• 初期値:数値または数値を生成する数式(sin x、Aなど)
• 終了値:数値または数値を生成する数式(sin
x、Aなど)
• 刻み幅:数値(省略時は1)
解説:「初期値<終了値」の場合、刻み幅には正の値を指定します。制御変数は1回の実行ご
とに増加し、終了値を超えると繰り返しを終了します。「初期値>終了値」の場合、刻み幅に
は負の値を指定します。制御変数は1回の実行ごとに減少し、終了値を下回ると繰り返しを
終了します。
Do∼LpWhile
機能:条件が真(0以外の値)の間、指定した文を繰り返し実行します。
書式:
Do
_
:
^
<文>
_
:
^
LpWhile <条件>
数式
パラメーター:数式
解説:
• 条件が真(0以外の値)の間、Do∼LpWhileの間の文を繰り返し実行します。条件が偽(0)
になると、LpWhile文以降を実行します。
• 条件はLpWhile文の後に来るため、ループ内の文が実行された後で、ループから抜けるか
どうかの条件判定が行われます。