User manual - fx-FD10 Pro
6-17
解説:
• このコマンドはGoto
n(nは上記のパラメーター)とLbl n(nはGoto n が参照するパラメー
ター)の2つの部分から構成されます。Goto文の指定と一致するラベル名を持ったLbl文へ
の無条件ジャンプが実行されます。
• このコマンドはプログラムの先頭に戻ったり、プログラム内の特定の位置にジャンプしたり
するのに使われます。
• このコマンドは、条件ジャンプやカウントジャンプと組み合わせて使うことができます。
• Goto文の指定と一致するラベル名を持つLbl文が見つからない場合、エラーとなります。
Isz (カウントジャンプ)
機能:制御変数の値を1ずつ加算し、変数の現在値が0になるとジャンプするカウントジャ
ンプです。
書式:
変数値≠0
Isz <変数名> : <文>
_
:
^
<文>
変数値=0
パラメーター:変数名:A∼Z、
r、Ƨ
(例) Isz A :変数Aに割り当てられた値を1ずつ増やす。
解説:このコマンドは制御変数の値を1ずつ増やし、続いて制御変数の現在値を判定します。
現在値が0でなければ、引き続き次の文を実行します。現在の値が0であれば、区切りコー
ド(:)、表示コマンド(^)、またはキャリッジリターン(_)の後の文にジャンプします。
S
(条件ジャンプ)
機能:このコードは条件ジャンプの条件を設定するために使われます。条件が偽になった場
合にジャンプが実行されます。
書式:
真
<左辺> <関係演算子> <右辺> S <文>
_
:
^
<文>
偽
パラメーター:
• 左辺、右辺:変数(A∼Z、
r、Ƨ)、数値定数、変数式(A×2など)
• 関係演算子:=、≠、>、<、I、H (6-20ページを参照)
解説:
• 条件ジャンプは2つの変数または2つの式の結果を比較し、その結果に基づいてジャンプを
実行するかしないかを決定します。
• 比較の結果が真を返した場合、⇒コマンドに続く文から実行が継続されます。比較の結果が
偽を返した場合は、区切りコード(:)、表示コマンド(^)、またはキャリッジリターン(_)
に続く文にジャンプします。