User manual - fx-FD10 Pro
6-23
StrShift(
機能:入力した文字列を、左方向(または右方向)に
n文字分シフトした文字列を返します。
書式:StrShift("<文字列>",[,
n)] (−9999≦n ≦9999、n は整数)
解説:
nが正の場合は左方向に、負の場合は右方向に、n 文字分のシフトが行われます。シフ
トされた文字数分だけ、文字列は短くなります。
nを省略するとn = 1が使われます。
例:StrShift("abcde", 2) ............文字列"cde"を返します。
StrSrc(
機能:<文字列1>内の指定位置(先頭からn文字目)から検索を開始し、<文字列2>で指定
した文字列が含まれるかどうかを判定します。指定した文字列が見つかった場合は、<文字
列1>の先頭文字から数えたときの<文字列2>の最初の文字の位置を返します。見つからな
かったときは、0を返します。
書式:StrSrc("<文字列1>", "<文字列2>"[,
n)] (1≦n ≦9999、n は自然数)
解説:
nの指定を省略すると、<文字列1>の先頭から検索が開始されます。
StrUpr(
機能:入力した文字列をすべて大文字に変換します。
書式:StrUpr("<文字列>"[)]
+ (文字列の結合)
機能:指定した2つの文字列を結合します。
書式:"<文字列1>"+"<文字列2>"
例:"abc"+"de"→Str 1.................Str 1に "abcde"が代入されます。
k CSVアクセスコマンド
CSVアクセスコマンドは、保存メモリーやSDカード上のCSVファイル内のデータを、プロ
グラムで直接読み込んで利用する手段を提供します。
• 以下、説明の便宜上、CSVファイルの行番号を数字(1, 2, 3…)、列番号をアルファ
ベット(A, B, C…)で表します。例えば任意のCSVファイルの左上端のセル(ファイル先
頭セル)を「セルA1」、3行3列のCSVファイルの右下端セルを「セルC3」と呼びます。
• あるセルから見た右隣のセル、およびある右端のセルから見た次行左端のセルを、ある
セルに対する「次のセル」と呼びます。
CSVアクセスコマンドは次の6つです。
コマンド 概 要
CSVInfo CSVファイルの行数と列数を取得し、リスト形式で出力します。
OpenCSV CSVファイルを開きます。
CloseCSV 開いているCSVファイルを閉じます。