User manual - fx-FD10 Pro
6-25
OpenCSV
機能:パスとファイル名(拡張子を含む)によって指定したCSVファイルを開きます。
書式:OpenCSV "<パス>\\<ファイル名>"
文例:OpenCSV "SMEM:\\Data0827.csv"
OpenCSV "SD:\\FOLDER1\\Data0827.csv"
解説:
• CSVファイル内のデータを読み込むためには、このコマンドを使ってCSVファイルを開く
ことが必要です。
• 区切り記号と改行コードを含むテキストファイルであれば、拡張子が.csvでないファイル
(例えば.txt)でも指定することが可能です。
• 同じファイルを2度開いたり、複数のCSVファイルを同時に開いたりはできません。現在
CSVファイルを開いている場合は、必ずCloseCSVコマンドを実行してから、OpenCSV
コマンドを実行してください。
CloseCSV
機能:現在開いているCSVファイルを閉じます。
書式:CloseCSV
解説:OpenCSVと対で使用するコマンドです。CloseCSVを実行しなくても、開かれてい
るCSVファイルはプログラムの終了時に強制的に閉じられます。
LoadNextCell
機能:CSVファイル内の読み込み対象セルを「次のセル」に切り替えると同時に、読み込み対
象となったセルの属性情報をリスト形式で出力します。
書式:LoadNextCell
文例:LoadNextCell→List 20
解説:
• このコマンドは、OpenCSVでCSVフ ァ イ ル を 開 い た 後、GetCellValueや
GetCellStringを使ってファイル内のデータを取得する前に、必ず1度は実行することが必
要です。CSVファイルを開いた後はじめてこのコマンドを実行すると、ファイル先頭セル
がデータの読み込み対象となります。以降、実行するたびに、次のセルが読み込み対象とな
ります。
• このコマンドを実行するたびに、読み込み対象となったセルの属性情報が、{状態, 行番号,
列番号}というリスト形式で出力されます。「状態」には0, 1, 2, −1いずれかの整数が入り、
それぞれ次の意味です。
0:空データ ; 1:数値 ; 2:文字列(数値でないデータ) ; −1:ファイルエンド
−1(ファイルエンド)は、CSVファイル上の最後のセル(例えば3行3列のCSVファイル
の場合はセルC3)が読み込み対象となっているときにLoadNextCellを実行すると返され
ます。ファイルエンドが返された後でさらにLoadNextCellを実行すると、エラー(Range
ERROR)となります。