User manual - fx-FD10 Pro
7-9
k セルにテキストを入力する
テキストを入力するには、入力時の先頭にクォーテーションマーク(a6(SYBL)2(”))
を付けます。こうして入力した文字列は計算の対象とならず、入力したセル位置にそのまま
の状態で出力(表示)されます。セルへの出力時には、先頭に付けたクォーテーションマーク
は表示されません。
k セルに定義式を入力する
例えば<単価>×<数量>=<金額>という数表を作成することを考えます。C列のセルに
“= A1×B1”、“= A2×B2”、…を入力しておくと、A列とB列に<単価>と<数量>の値
をそれぞれ入力したとき、C列の同じ行に<金額>が表示されます。A、B各列の値を更新す
るたびに、C列に表示される値も自動的に更新されます(“Auto Calc”が“On”の場合)。
このように、他のセルの値を参照して計算を行うことを主目的とした文字列が、定義式です。
形式的には、先頭に等号(=)の付いた式は、すべて定義式として扱われます。定義式を記述
する際は、数値や演算子、セルの参照名のほかに、本機の内蔵関数コマンド(3-10ページ)や
S • SHTモード専用コマンド(7-15ページ)を使うことができます。
u 定義式の入力例
ABC
1
PRICE QUANTITY TOTAL
2 35 15 525
3 52 15 780
4 78 20 1560
操作手順
1. 1行目のテキスト、およびA2∼B4の数値を、順次各セルに入力する。
2. セルカーソルをC2に移動し、A2×B2の計算を実行する定義式を入力する。
a6(SYBL)5(=)J1(A-E)1(A)c*2(B)cw
3. C2に入力した定義式をコピーして、C3, C4にペーストする。セルカーソルをC2に移動
し、次のキー操作を行う。
2(EDIT)2(COPY)c1(PASTE)c1(PASTE)J
• コピー、ペーストの操作について詳しくは、「セルの
内容をコピー&ペーストする」(7-11ページ)をご覧く
ださい。