User manual - fx-FD10 Pro
7-13
k 指定範囲のセルに同じ定義式を入力する(Fillコマンドを使う)
Fillコマンドを使うと、指定範囲のセルすべてに、同じ定義式を一括入力することができま
す。一括入力時の相対参照、絶対参照の扱いは、コピー&ペーストの場合と同様となります。
Fillコマンドを使って、例えばB1∼B3の範囲に同じ定義式を入力したいときは、B1に入力
する定義式だけを指定します(B1はいわば「コピー元」となります)。B1に指定した定義式に
応じて、B1∼B3の各セルにはそれぞれ次のように定義式が自動入力されます。
B1にこれを指定すると: このように入力される:
=A1×2
AB
1
=A1×2
2 =A2×2
3 =A3×2
※ 実際に各セルに表示され
るのは左図のような定義
式ではなく、計算結果で
す。
=$A$2×2
AB
1
=$A$2×2
2 =$A$2×2
3 =$A$2×2
u 指定範囲のセルに同じ定義式を入力するには
1. 同じ定義式を入力したい範囲のセルを選択する。
• ここではB1:B3の範囲を選びます。操作のしかたは「特定範囲のセルを選択するには」
(7-6ページ)をご覧ください。
2. 2(EDIT)6(g)1(FILL)を押す。
3. 表示されるFill画面に定義式(Formula)を入力する。
項目の反転表示は、その項目が入力できる状態
であることを表す
手順1で指定したセル範囲が表示される
• ここではFormulaの行に“= A1×2”(a6(SYBL)5(=)J1(A-E)1(A)b*
cw)と入力します。w を押すと、反転表示がCell Rangeの行に移動します。
• Cell Rangeに表示されている範囲のセルがデータを含む場合、そのデータは次の操作を
行うことで上書きされます。
4. 6(EXE)またはw を押す。
• 指定範囲セルへの定義式の自動入力が実行されます。