User manual - fx-FD10 Pro
7-15
• 列を挿入するには:
挿入したい位置のすぐ右の行から、挿入したい列数分だけ選択します。
例えばB列の左に3列分挿入したい場合は、B2:D4やB10:D20などのように選択する
ことができます。
2. 4(INS)を押す。
• 行または列挿入の待機状態となります。もし操作をキャンセルするなら、ここでJ を
押します。
3. 空白行を挿入したい場合は1(ROW)を、空白列を挿入したい場合は2(COL)を押す。
• 行や列を挿入することによって、データを入力済みのセルがA1:Z999の範囲外になっ
てしまう場合は、エラー(Range ERROR)となります。
k セルの内容をクリアーする
内容をクリアーしたい範囲のセルを選択し、5(CLR)を押します。
3. S • SHTモード専用コマンドの利用
S • SHTモードでは、指定範囲のセルの総和を返す“CellSum(”や、分岐条件を指定可能な
“CellIf(”など、いくつかの専用コマンドが用意されています。これらのコマンドは定義式の
中で使います。ここでは、各コマンドの機能、入力のしかた(キー操作と書式)、使用例を、
一覧で示します。
k S • SHTモード専用コマンド一覧
「入力キー操作」に示されている操作は、セルへの入力中のみ可能です。
書式中で[ ]で括られた部分は、入力を省略できます。
コマンド 解説
CellIf(
(分岐条件)
分岐条件として与えられた等式または不等式の真偽を判別して、真
の場合は式1、偽の場合は式2によって求められた結果を返します。
入力キー操作:4(If)
書式:CellIf(等式,式1,式2[)]またはCellIf(不等式,式1,式2[)]
使用例:=CellIf(A1>B1, A1, B1)
{セルA1の値}>{セルB1の値}の場合はA1の値を返し、そうでな
い場合はB1の値を返す。
CellMin(
(最小値を返す)
指定した範囲のセルに含まれる最小値を返します。
入力キー操作:5(CEL)1(Min)
書式:CellMin(始点のセル:終点のセル[)]
使用例:=CellMin(A3:C5)
A3:C5の範囲のセルに含まれるデータ中の最小値を返す。