User manual - fx-FD10 Pro

7-22
対象メモリー 書き込み操作の概要
ファイルメモリー
(File 1∼File 6)
複数行、複数列の範囲のセルに格納されているデータを、ファ
イルメモリーに書き込みます。セル範囲を選択した状態で6
g3(STO)3(FILE)を押し、表示される画面でファイル番
号を指定することで、書き込みを実行します。
選択したセル範囲の1列目がList 1、2列目がList 2 ...という
形で、指定ファイルへのデータの書き込みが行われます。
行列メモリー
(Mat A∼Mat Z)
複数行、複数列の範囲のセルに格納されているデータを、行列
メモリーに書き込みます。セル範囲を選択した状態で6g
3(STO)4(MAT)を押し、表示される画面で行列名を指定す
ることで、書き込みを実行します。
重要
データが何も格納されていないセルや、テキストが格納されているセル、“ERROR”が表示
されているセル(またはセル範囲)を指定して各種メモリーへの書き込み操作を行うと、メモ
リーの種類に応じて次のような動作となります。
書き込み先が変数メモリーの場合は、エラーとなります。
書き込み先がリストメモリー、ファイルメモリー、または行列メモリーの場合は、該当セル
の値がすべて0として書き込みが行われます。
u 操作例:ある列のデータをリストメモリーに書き込むには
1. リストメモリーに登録したいデータが格納されている、1列のセルを選択する。
例えばA1:A10の範囲など、1列内のセル範囲を選択します。
2. 6g3(STO)2(LIST)を押す。
次のような画面が表示されます。このとき、手順1
選択したセルが“Cell Range”欄に自動入力されます。
3. c を押して、“List[1~26]の行を反転表示状態にする。
4. データを書き込みたいリストメモリーのリスト番号(1∼26)を入力し、w を押す。
次の操作を行うと、ここで指定した番号のリストメモリーが、“Cell Range”欄で指定さ
れている範囲のデータによって上書きされます。
5. 書き込みを実行するには、6(EXE)またはw を押す。