User manual - fx-FD10 Pro

3-4
k 乗算記号(×)の省略について
乗算記号(×)は、次の場合に省略できます。
「計算の優先順位」1 プA関(3-2ページ)および6 プC関(3-3に属
する関数の前(ただし負符号は除く)
1 2sin30、10log1.2、2
'
3、2Pol(5, 12)など
定数、変数名、メモリー名の前
例2 2π、2AB、3Ans など
開きカッコの前
例3 3(5 + 6)(A + 1)(B − 1)など
メモ
除算と乗算の両方を含む計算式の中で乗算記号が省略されている場合は、計算を実行すると、
下記の例のように自動的にカッコが追加されます。
開カッコの直前、または閉カッコの直後の乗算記号が省略されている場合
6 ÷ 2(1 + 2) → 6 ÷ (2(1 + 2))
6 ÷ A(1 + 2) → 6 ÷ (A(1 + 2))
1 ÷ (2 + 3)sin30 → 1 ÷ ((2 + 3)sin30)
変数や定数の直前の乗算記号が省略されている場合
6 ÷ 2π → 6 ÷ (2π)
2 ÷ 2
'
2 → 2 ÷ (2
'
2)
4π ÷ 2π → 4π ÷ (2π)
k 桁オーバーとエラーについて
数値の入力可能範囲や演算範囲を超えたり、書式の誤った入力を行ったりすると、エラー
メッセージが表示されます。エラーメッセージが表示されている間は、それ以上操作するこ
とはできません。詳しくは、「エラーメッセージ一覧表」α-3ページ)をご覧ください。
エラーメッセージが表示されているときは、ほとんどのキー操作はできません。この状態を
解除するには、J を押してください。
k 入力文字数(バイト数)
キーを1回押して1文字または1機能(関数やコマンド)が入力されるたびに、通常は1バイ
トまたは2バイトが使用されます。例えばbcd!h(sin)、!i(cos)、!
j(tan)、!x'などは、1バイトを消費します。
2バイトを消費する機能には、
d/dx(、Mat、Xmin、If、For、Return、SortA(、Sumなど
があります。