User manual - fx-FD10 Pro
3-10
4. 関数計算
• ここでの操作例を実行する際は、セットアップ画面の“Mode”を必ず“Comp”に設定してく
ださい。
k 関数メニュー
本機はキーパネルには印刷されていない関数を呼び出すための、5つのファンクションメ
ニューを備えています。
• K を押したときに表示されるファンクションメニュー項目は、メインメニューから選択し
た機能モードによって異なります。以下ここでは、RUN • MAT またはPRGM モードで
表示されるファンクションメニューの場合の例を示します。
u ハイパボリック計算 (HYP) [OPTN]-[HYP]
• {sinh}/{cosh}/{tanh} ... 双曲線関数 {sinh}/{cosh}/{tanh}
• {sinh
−1
}/{cosh
−1
}/{tanh
−1
} ... 逆双曲線関数 {sinh
−1
}/{cosh
−1
}/{tanh
−1
}
u 確率/ 分布計算(PROB) [OPTN]-[PROB]
• {
x!} ... 階乗を求める関数
• {
nPr}/{nCr} ... {順列}/{組み合わせ}を求める関数
• {RAND} ... 乱数関数メニューを表示
• {Ran#}/{Int}/{Norm}/{Bin}/{List} ... {0以上1未満の擬似乱数を発生}/{整数の乱数
を発生}/{正規乱数を発生}/{二項乱数を発生}/{0以上1未満の擬似乱数を発生し結
果をListAnsに格納}
• {P(}/{Q(}/{R(} ... 正規分布確率 {P(
t)}/{Q(t)}/{R(t)}の値を求める関数
• {
t(} ... 標準化変量t(x)の値を求める関数
u 数値計算 (NUM) [OPTN]-[NUM]
• {Abs} ... 絶対値を求める関数
• {Int}/{Frac} ... 数値の{整数部分}/{小数部分}を取り出す関数
• {Rnd} ... 計算結果の数値(アンサーメモリーの値を含む)をセットアップの“Display”で設
定されている表示形式通りの桁数に丸める関数(Normモード時は内部数値の有効桁
数11桁目を四捨五入して10桁に丸め、Fix・Sciモード時は内部数値を切り捨て
て設定桁数により表示される数値通りの値に丸める)
• {Intg} ... 引数の値を超えない最大の整数値を求める関数
• {RndFi} ... 内部数値を指定の小数点以下桁数(0∼9)の次の桁を四捨五入して丸める関数
(3-2ページ参照)
• {GCD} ... 2つの数値の最大公約数を求める関数
• {LCM} ... 2つの数値の最小公倍数を求める関数
• {MOD} ... 除算を行った際の余りを求める関数(
nをmで割った時の余りを返す)
• {MOD • E} ... べき剰余を求める関数(
nをp乗した値を、mで割った際の余りを返す)