User manual - fx-FD10 Pro
3-13
k 乱 数(RAND)
u 0 以上1 未満の乱数 (Ran#、RanList#)
Ran#、RanList#の各関数はいずれも、0以上1未満の10桁の乱数をランダムに、または
系列的に発生します。Ran#が実行と同時に乱数を1つ返すのに対して、RanList#は実行と
同時に指定した個数の乱数をリスト形式で返します。Ran#とRanList#は次の書式で入力し
ます。
Ran# [
a] 1 ≦ a ≦ 9
RanList# (
n [,a]) 1 ≦ n ≦ 999
•
nは試行回数を表し、n に入力した個数の乱数が生成されてListAns画面に表示されます。
nの入力を省略することはできません。
•
aは系列を表します。aに何も入力しないとランダムな乱数が返され、aに1から9の整数を
入力すると、入力した値に対応した系列乱数が返されます。
• Ran# 0を実行すると、Ran#, RanList#両方の系列が初期化されます。また、Ran#また
はRanList#を使って直前に実行した系列とは異なる系列の乱数を発生させたり、ランダム
な乱数を発生させたりすると、系列は初期化されます。
Ran#の使用例
例操 作
Ran#
(乱数を生成)
K6(g)3(PROB)4(RAND)
1(Ran#)w
(w を押すたびに新しい乱数を生成)
w
w
Ran#1
(系列1の最初の乱数を生成)
K6(g)3(PROB)4(RAND)
1(Ran#) 1w
(系列1の2番目の乱数を生成)
w
Ran#0
(系列を初期化)
1(Ran#) 0w
Ran#1
(系列1の最初の乱数を生成)
1(Ran#) 1w
RanList#の使用例
例操 作
RanList# (4)
(4個のランダムな乱数を発生し、
ListAns画面に表示)
K6(g)3(PROB)4(RAND)5(List)
4!/( ) )w
RanList# (3, 1)
(系列1の最初から3つ目までの乱数を発
生し、ListAns画面に表示)
JK6(g)3(PROB)4(RAND)
5(List) 3,1!/( ) )w