User manual - fx-FD10 Pro
3-31
3. J を押して計算入力画面に切り替える。次の項目を含むファンクションメニューが表示
される。
• {d∼o}/{LOG}/{DISP}/{HEX} ... {基数指定記号メニューを表示}/{ビット演算子メ
ニューを表示}/{記数法変換コマンドメニューを表示}/{16進数A∼Fの入力メニュー
を表示}
u 入力数値に対する基数の個別指定
数値の入力はセットアップ画面で選択した記数法(2進、8進、10進、16進)に従って行い
ますが、基数を数値ごとに個別指定することも可能です。1(d∼o)を押すと表示される基数
指定記号メニューで希望する記号を入力し、その記号の直後に数値を入力します。
• {d}/{h}/{b}/{o} ... {10進}/{16進}/{2進}/{8進}の基数指定記号を入力
例 記数法の指定が16進法のとき(セットアップ画面の“Mode”=“Hex”のとき)に、10
進数の123を入力する
!m(SET UP)
“Mode”を反転させ、3(Hex)J を押す。
A1(d∼o)1(d)bcdw
計算結果は16進法で表示されるため、入力値が16進数に変換されたことになります。
k 負数およびビット演算
2(LOG)を押すと、次のようなビット演算子メニューが表示されます。
• {Neg} ... {置数の負数を求める}*
1
• {Not}/{and}/{or}/{xor}/{xnor} ... 置 数 の{否 定}*
2
/{論 理 積}/{論 理 和}/{排 他 的 論 理
和}/{排他的論理和の否定}*
3
を求める
*
1
2の補数
*
2
1の補数(ビット単位補数)
*
3
ビット単位AND、ビット単位OR、ビット単位XOR、ビット単位XNOR
u 負数計算
例 2進数110010の負数を求める
!m(SET UP)
“Mode”を反転させ、4(Bin)J を押す。
A2(LOG)1(Neg)
bbaabaw
• 本機は16ビットの2進数の2の補数を2進法、8進法、16 進法の負数として使用します
(8進法、16進法の負数は、16ビットの2進数の2の補数を各記数法に変換した値となり
ます)。10進法の負数はマイナス記号付きで表示されます。