User manual - fx-FD10 Pro
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• m、n の最大値は、ともに999です。
• メモリー不足により行列データを入力できなかった場合は、エラーとなります。
• 行列データの入力を行うプログラム内でも、上記の書式を使うことができます。
u 単位行列を入力する [OPTN]-[MAT]-[Iden]
単位行列を作成するには、“Identity”コマンドを使います。
例 Mat Aとして3行3列の単位行列を作成する
K2(MAT)6(g)1(Iden)
d!K(→)6(g)1(Mat)a1(A-E)
行数/列数
1(A)w
u 行列の次元を確認する [OPTN]-[MAT]-[Dim]
行列の次元を確認するには、“Dim”コマンドを使います。
例1 Mat A の次元を確認する
K2(MAT)6(g)2(Dim)
6(g)1(Mat)a1(A-E)1(A)w
結果表示は、Mat Aが2行3列の行列であることを表します。
“Dim”コマンドの結果はリストタイプのデータなので、リストアンサーメモリー(ListAns)
に記憶されます。
“Dim”コマンドを使って行列の次元を設定することもできます。
例2 Mat B の次元を2行3列に設定する
!a(CATALOG)a6(SYBL)4(9)c∼c
( { )wc,d!a(CATALOG)c( } )
1(INPUT)!K(→)K2(MAT)6(g)
2(Dim)6(g)1(Mat)a1(A-E)2(B)w
u 行列コマンドを使った行列の操作
行列コマンドを使うと、次の操作ができます。
• 既存の行列に値を代入する
• 既存の行列から値を呼び出す
• 既存の行列のすべての成分に同じ値を書き込む
• 2つの行列を1つの行列に結合する
• 既存の行列の指定した列の内容をリストに代入する