User manual - IDC-350J
P
IDC-310
J/350J
取扱説明書
保証書 別添
電波時計について
電波時計とは ●
正確な時刻情報 [ 日本標準時 ] をのせた長波標準電波(JJY)を受信することにより、正しい時刻を表示する時計です。
日本標準時: 日本の時刻のもとになるもので、テレビの時報などに利用されています。
この標準時は「セシウムビーム型原子周波数標準器」等により制御されています。
電波時計は正確な日本標準時を受信していますが、時計内部の時刻演算処理等により、時刻表示に 1 秒未満のずれが生じます。
標準電波 ●
標準電波は独立行政法人情報通信研究機構(NICT)が運用しており、福島県の「おおたかどや山」(40kHz)および佐賀県と福岡県の境の
「はがね山」(60kHz)から送信されています。
この標準電波はほぼ 24 時間継続して送信されていますが、保守作業や雷対策等で一時送信が中断されることもあります。
電波の受信範囲の目安 ●
おおたかどや山
(40kHz)
〈送信所の位置〉
1000km
500km
1000km
500km
はがね山
(60kHz)
条件の良いときは、送信所からおよそ 1000km 離れた場所でも受信することができます。
ただし、約 500km を超えると電波が弱くなるので、受信しにくくなることがあります。
受信範囲内であっても、地形や建物の影響を受けたり、季節や天候、使用場所、時間帯(昼/夜)などによって受 信できないことがあります。
電波の特性により、夜間の方がより受信しやすくなります。
一般的に送信所からの距離が近い方の電波が受信しやすいと考えられますが、電波環境や使用場所によっては、送信所からの距離が遠
い方の電波が受信しやすい場合があります。
電波受信について ●
本機は「おおたかどや山」(40kHz)と「はがね山」(60kHz)の 2 局より受信しやすい方の電波を自動的に選択し受信を行ないます(自
動選局機能)。通常は毎日、電波受信を自動的に行ないます(自動受信)。
このたびは弊社製品をお買い上げくださいまして誠にありがとうございます。
末長くご愛用いただくために、この説明書をよくお読みいただき、正しくお取
り扱いくださいますようお願いいたします。
本機を安全に正しくお使いいただくための注意事項「安全上のご注意」を本書
に記載しています。本機をご使用になる前に、必ずお読みください。なお、こ
の取扱説明書は大切に保管し、必要に応じてご覧ください。
〒
151-8543
東京都渋谷区本町
1-6-2
安全上のご注意
絵表示について
本書および製品への表示では、製品を安全に正しくお使いいただき、あなたや他の人々への危害や財産への損害を未然に防止す
るため、色々な絵表示をしています。その表示と意味は次のようになっています。
絵表示の例
記号は「気をつけるべきこと」(注意)を意味しています(左の例は感電注意)。
記号は「してはいけないこと」(禁止)を意味しています(左の例は分解禁止)。
記号は「しなければならないこと」(強制)を意味しています(左の例は電源プラグをコンセントから抜く)。
危険
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う危険が差し迫って生じることが
想定される内容を示しています。
警告
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う危険が想定される内容を示して
います。
注意
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う危険が想定される内容および物的損害のみ
の発生が想定される内容を示しています。
警告
袋をかぶって遊ばないでください
製品本体が入っていた袋は、お子様がかぶって遊ばないように、手の届かない所に保管または廃棄してください。窒息の原
因となります。
電池の取り扱いについて
使用している電池を取り外した場合は、誤って電池を飲むことがないようにしてください。特に小さなお子様にご注意くだ
さい。
電池は小さなお子様の手の届かない所へ置いてください。万一、お子様が飲み込んだ場合は、ただちに医師と相談してく
ださい。
電池は、充電や分解、ショートする恐れのあることはしないでください。また、加熱したり火の中へ投入したりしないで
ください。
注意
分解しないでください
本機を分解しないでください。ケガをしたり、本機が故障する原因となることがあります。
設置場所について
本機を不安定な場所に置いたり、不確実な掛け方をしないでください。倒れたり、落ちたりしてケガや故障の原因となる
ことがあります。
湿気やほこりの多い場所には置かないでください。火災の原因となることがあります。
台所や加湿器のそばなど、油煙や湯気が当たる場所には置かないでください。火災の原因となることがあります。
電池について
電池は使い方を誤ると液漏れによる周囲の汚損や、破裂による火災・ケガの原因となることがあります。次のことは必ず
お守りください。
極性(
,
と
.
の向き)に注意して正しく入れてください。
新しい電池と古い電池を混ぜて使用しないでください。
種類の違う電池を混ぜて使用しないでください。
長時間使用しないときは、本体から電池を取り出しておいてください。
本機で指定されている電池以外は使用しないでください。
電池の着脱を長く伸ばした爪で行なうと、思わぬケガをおこす恐れがありますので、長く伸ばした爪での着脱はおやめく
ださい。
時計が止まった場合は、速やかに電池を交換してください。また、使用しないときは電池をはずしておいてください。
製品仕様
水晶発振周波数
:
32,768Hz
表示内容
:
カレンダー 西暦表示(年・月・日・第何曜日)/
年号表示(年・月・日・
第何曜日)/
六曜表示 *
1
時刻表示(時・分・秒)、午後マーク/ 24 時間制表示(24H)、温度表示、湿度表示
電波受信機能
:
自動受信(毎時 1 分)、手動受信
自動選局機能
[ ]
受信電波=長波標準電波 JJY
周波数= 40kHz / 60kHz
[年・月・日・時・分・秒]を受信
精度
:
電波受信による時刻修正が行なえない場合は、平均月差± 30 秒以内
時報機能
:
毎正時に季節の野鳥が鳴いてお知らせ
報音時間=約 25 秒
温度計測機能
:
計測範囲= 0℃∼ 40℃ *
2
計測精度=± 2℃(0℃∼ 40℃)*
3
1 分に 1 回計測します。*
4
湿度計測機能
:
計測範囲= 10%∼ 90%
(0℃∼ 49.9℃において結果表示)*
5
計測精度=± 10%(0℃∼ 40℃)
(例 湿度 50%の場合、40%∼ 60%の範囲で表示します)*
3
1 分に 1 回計測します。*
4
その他
:
12 / 24 時間制表示切替え、コントラスト調整
付属品
:
壁掛け用ネジ
主要回路素子
:
音叉型高性能水晶振動子、CMOS-LSI
使用温度
:
0℃∼ 40℃
使用電池
:
単 2 形マンガン乾電池(R14P) 2 個
電池寿命
:
約
1年(電波受信 24 回/日、時報16 回/日)
*1 = 六曜表示に関しては「暮らしに生かす旧暦ノート」著者 鈴木充広 様の監修を受けて算出しております。
暦について更に詳しい情報を知りたい場合はこよみのページ URL「http://koyomi8.com/」を参照してください。
*2 =
ー 0.1℃以下、40.1℃以上でも温度計測を行ないますが、本機の温度保証範囲外とな ります。
ー 20℃以下は“LO”表示、50℃以上は“HI”表示となります。
*3 = 温度・湿度表示は時計に内蔵されているセンサーにより、時計内部の温度・湿度を計測/表示するものです。そのため、急激な
変化が起きても、その温度や湿度を表示するまで(時計内部がその温度や湿度と同じになるまで)約 30 分程度かかります。なお、
計測機能上、本機を冷・暖房器具の送風口の近くで使用しないでください。
*4 = 電波受信中、時刻セット中、時報報音中は計測を中断します。
*5
= 9%以下は“LO”表示、91%以上は“HI”表示となります。
湿度表示は温度が 0℃∼ 49.9℃の範囲外では“−−”表示となります
。
Printed in China MA1008-A
本機の特長
電波時計(国内 2 局対応自動選局機能付) ●
福島県「おおたかどや山」(40kHz)
佐賀県と福岡県の境「はがね山」(60kHz)
電波受信機能のオン / オフ切替え ●
1ヵ月カレンダー表示 ●
六曜表示/六曜サーチ ●
西暦/年号表示 ●
センサーにより、温度・湿度を表示 ●
時報(月ごとに野鳥の鳴き声が変わる) ●
ご使用上の注意
本機は精密な電子部品で構成されていますので、「極端な温度条件下」、 ●
「強い磁気の当たる場所」、「はげしい振動のある場所」での使用や保管
および「強いショック」をさけてください。
高温では電池寿命が短くなったり故障の原因になったりしますので、 ●
暖房器具の近くや直射日光の当たる所では使用しないでください。
浴室など湿気の多い場所では使用しないでください。 ●
以下のようなところに本機を置くことはお避けください。 ●
テレビの上など(テレビ画面に色むらが起こる場合があります) ·
時計、キャッシュカード、フロッピーディスク、プリペイドカード、 ·
カセットテープの近くなど
極度の静電気により誤った表示をしたり、電子部品が破損する場合があ ●
ります。
静電気により一時的に液晶の点灯していない部分ににじみ現象が発生す ●
ることがありますが、機能に影響はありません。
本機を分解しますと、精度や機能が低下しますので、絶対に分解しない ●
でください。
汚れは、「乾いた柔らかい布」か「中性洗剤に浸し固くしぼった布」で ●
おふきください。シンナー・ベンジンなどの揮発油やアルコール類では
絶対にふかないでください。
液晶表示は、使用温度範囲(0℃∼ 40℃)を超えると、表示が見にく ●
くなることがあります。
液晶表示は、見る方向によって表示が見にくくなることがあります。 ●
本機が受信できる電波は「日本の標準電波だけ」です。ただし、日本以 ●
外の地域で使用している場合でも、まれに日本の標準電波を受信して自
動的に日本の時刻に修正することがあります。日本以外の地域でご使用
になる場合は、本機の電波受信機能をオフ(電波を受信しない状態)に
してください。
万一、本機使用や故障により生じた損害、逸失利益または第三者から
のいかなる請求についても、当社では一切その責任を負えませんので、
あらかじめご了承ください。
電源に関するご注意
電池の残量が残っている場合でも 1 年に 1 回は全部の電池を交換して
ください。
電池が消耗しますと一般的に以下のようなことが起こります。このよう
なときは長時間放置せず、速やかに新しい電池と交換してください(定
期的な交換をおすすめします)。
誤動作(時刻やアラーム等のリセット、報音の停止、時刻狂いなど) ➟
することがあります。
液晶表示は「薄くなったり」「消えたり」します。 ➟
アナログ時計は「時計が遅れたり」「針が止まったり」します。 ➟
付属の電池は充電式ではありません。絶対に充電しないでください。
お買い上げ時に付属している電池はモニター用電池 * のため、電池新品
時の電池寿命に満たないうちに切れることがあります。
* モニター用電池とは時計の機能や性能をチェックするための電池のことで、時計本体価
格に電池代は含まれておりません。
電池が液漏れを起こした場合は液に触れずにすぐにふきとってください。
使用場所について ●
本機は、テレビやラジオなどと同様に、電波を受信するものです。本機を使用するときは、「電波を受けやすい」部屋の窓際などでご使用す
ることをおすすめします。
以下のような場所では、電波を受信しにくくなりますので、このような場所は避けて本機をお使いください。
マンションやビルなどの鉄筋、鉄骨の建物の中
および
その周辺(ビルの谷間など)
ただし、窓際で使用すると受信しやすくなります。
高圧線、架線の近く
乗り物の中
(
)
自動車、電車、飛行機など
家庭電化製品、OA機器のそば、金属板の上
( ( )
テレビ、スピーカー、FAX、
パソコン、携帯電話など
電波障害の起きるところ
( )
工事現場、空港のそば、
交通量の多いところなど
山の裏側…など
正しく電波受信するために ●
電波受信できる場所でお使いください(「使用場所について」参照)。
本機を電波送信所方向に向けると、受信しやすくなります(本機に内蔵されている受信アンテナと電波送信所が垂直方向になるようにす
ると、最も受信しやすくなります)。
最も受信しやすい設置のしかた
送信所
・時計表示部または裏面を電波送信所に向かい合うようにする
・金属板の上などを避けて窓際で行なう
受信中(受信インジケーター表示中)に時計を動かしたりボタン操作をしないでください。
ボタン操作で現在時刻を修正すると、以後 24 時間自動受信は行ないません。ただし、この間に手動受信を行なう と、その時点で解除さ
れます。
電波受信を行なわない間は、「製品仕様」記載の精度で計時します。
電波障害により、誤った信号を受信することがあります。
電波の自動受信は、1 日 24 回(毎時 1 分)行ないます。 ただし、下記の場合は、自動受信は行ないません。
時刻/カレンダーの「セット状態」になっている
時報時刻の「セット状態」になっている