User manual - IQ-1100J

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Operation Guide IQ
シリーズ(
H
)
電波時計とは
正確な時刻情報[日本標
準時]をのせた長波標準
電波(JJY)を受信する
ことにより、正しい時刻
を表示する時計です。
日本標準時: 日本の時刻のもとになるもので、テレビ
の時報などに利用されています。
この標準時は「セシウムビーム型原子周
波数標準器」等により制御されています。
標準電波
標準電波は独立行政法人通信総合研究所CRL)が運用
しており、福島県田村郡の「おおたかどや山標準電波送
信所」40kHz)および佐賀県と福岡県の境の「はがね
山標準電波送信所」(60kHz)から送信されています。
この標準電波はほぼ24時間継続して送信されています
が、保守作業や雷対策等で一時送信中断されることもあ
ります。
電波の受信範囲の目安
条件の良いときは、送信所からおよそ1000km離れた
場所でも受信することができます。
ただし、 500km を超えると電波が弱くなるので、
受信しにくくなることがあります。
また、受信範囲内であっても、季節や天候、使用場所、
時間帯(昼/夜)あるいは地形や建物の影響などに
よって、受信できないことがあります。
1000km
〈送信所の位置〉
はがね山
(60kHz)
おおたかどや山
(40kHz)
500km
1000km
500km
電波時計について
マンションやビルなどの鉄筋、
鉄骨の建物の中およびその周辺
※但窓ぎわで使用すると受
信しやすくなります。
高圧線、架線の近く
乗り物の中
(自動車、電車、飛行機など)
家庭電化製品、OA 機器のそば
テレビ、スピーカー、FAX、
パソコンなど
()
電波障害の起きるところ
工事現場、空港のそば、
交通量の多いところなど
()
金属板の上、山の裏側…など
時刻情報
受信のしくみ
内蔵のアンテナで電波
を受信
時刻情報にもとづ
いて表示
標準電波
セシウム
原子時計
送信所
標準電波
解読
時刻表示
時刻情報
受信した標準電
波の時刻情報を
解読する
電波受信について
本機は「おおたかどや山標準電波送信所」(40kHz)
「はがね山標準電波送信所」(60kHz)の 2 局より受信
しやすい方の電波を自動的に選択し受信を行ないます
(自動選局機能)通常は午前 2:05 に電波受信を自動
的に行ないます(自動受信)
電波受信は次の種類があります。
自動受信
毎日、午前205になると自動的に受信を行ないます。
受信に失敗した場合は、受信に功するまで毎時5分に
自動受信を行います。
強制受信
(設定/受信ボタンを押して受信を行ないます。
※1回の受信は約 4 16 分間です。
受信に成功すると、すぐに正しい時刻に修正されま
す。また、受信ランプが緑色に点灯して受信成功をお
知らせします。
受信ランプのインジケーター機能
受信中 現在の受信状態を 4 段階で表示し
ます。
強制受信の直後 受信終了後、受信結果をランプで
約5秒間点灯表示します。
緑色(受信成功) 赤色(受信失敗)
自動受信終了後 受信の結果は毎分 59 秒、00 秒、
01 秒のタイミングに受信ランプ
の色でお知らせします。
緑色(24 時間以内に受信成功)
赤色(24 時間以内の受信に失敗)
<正しく受信するために>
○電波受信できる場所でお使いくださ「●使用場
所について」参照)
○本を電波送信所方向に向けると、受信しやすくな
ります(本機に内蔵されている受信アンテナと電波
送信所が垂直方向になるようにすると、最も受信し
やすくなります)
最も受信しやすい設置のしかた
時刻表示部または裏面を電波送
信所に向かい合うようにする
○受(受信ランプのインジケーター機能表示中)
は、ボタン操作は無効になります。
受信が終わるまでお待ちください(約4∼16分)
<ご注意>
○電を行なわない間は、月差±30秒以内の精
度で計時します。
○電障害により、誤った号を受信することがあり
ます。
使用場所について
本機は、テレビやラジオなどと同様に、電波を受信するも
のです。本機を使用するときは、電波を受けやすい」部屋
の窓際などでお使いください。
以下のような場所では、電波受信しにくくなりますので、
このような場所は避けて本機をお使いください。