User manual - Windows Embedded Handheld ソフトウェアマニュアルver.1.03(2011年6月28日)
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2.1.7 リセット処理
基本動作
Windows Embedded Handheld ( OAL )におけるブートローダの役割は、ハードウェアを初期化して
Windows Embedded Handheld を起動することですが、ハンディーターミナルでは下図のように、各種初
期化処理や OS 更新の起動等特殊なキー操作により実行できます。
図 2-6
IT-300 ではいくつかのリセット方法および OS などの機能更新するための特殊機能があるのでそれにつ
いて、以下に説明します。
ソフトリセット処理
リセットボタンの押下した際の処理です。プログラムメモリを初期化します。
フルリセット処理
「Fn キー」と「CLRキー」を押しながらリセットボタンを 1 秒以上押していると RootDisk 初期化の確認画面
を表示します。確認は 2 回行い、それぞれトリガキーで実行、MENU キーでキャンセルします。(レジストリ
は消去されます。)
フルリセットでは、RootDisk のフォーマットと RAM を初期化してから OS を再ロードし、自動復旧を設定し
ていれば、バックアップポイントまで復元できます。
ユーザディスククリア処理
「Fn キー」と「CLR キー」と「- (ハイフン) キー」を押しながらリセットボタンを 1 秒以上押しているとメモリ初
期化の確認画面を表示します。確認は 2 回行い、それぞれトリガキーで実行、MENU キーでキャンセルし
ます。(レジストリは消去されます。)
DSKCleanでも同様な処理
を行うことができます。
ユーザディスククリアでは、RootDisk と FlashDisk のフォーマットと RAM を初期化してから OS を再ロード
し、工場出荷状態になります。