User manual - TQ-673AJ

Operation Guide TQ-673AJ
3
時刻情報
受信のしくみ
内蔵の「受信アンテナ」
から電波を受信
受信した電波を時
計内部で解読し、
時刻情報に変える
時刻情報にもとづ
いて時刻修正
電波情報
セシウム
原子時計
送信所
長波標準電波
時計内部
解読
本機
時刻情報
●電波受信について
本機は「おおたかどや山標準電波
送信所」40kHz)はがね山標準
電波送信所」60kHz)の2局より
受信しやすい方の電波を自動的に
選択し受信を行ないます(自動選
局機能)通常は7回/日電波受信を
自動的に行います(自動受信)
※1回の受信は約214分間(リセット直後は約4
14 分間)です。
受信に成功すると、すぐに正しい時刻を表示し、アナロ
グ時刻の修正を開始します。正中は マークが点滅
表示され、修正が完了すると点灯表示となります。
マーク…現在の時刻台に電波受信が成功している
ことを表します。
(例:現 が午後2時35分の場合、午後2
台に受信成功していることを表します)
時刻台が変わった場合、または手動受
信を行なった場合は消灯します。
マーク… 1 1 回以上、電波受信が成功している
ことを表します。
(正しい時刻が表示されているかどうか
の目安になります)
ただし、受信成功していても午前2時と
午前3時になると一度消灯します。その
後受信成功すると、再び点灯継続します。
電波時計とは
正確な時刻情報[日本標準時]
をのせた長波標準電波JJY)
を受信することにより、正しい
時刻を表示する時計です。
日本標準時:日本の時刻のもとになるもので、テレビ
の時報などに利用されています。
この標準時は「セシウムビーム型原子周
波数標準器」等により制御されています。
電波時計は正確な日本標準時を受信していますが、
時計内部の時刻演算処理等により、時刻表示に 1
秒未満のズレが生じます。
標準電波
標準電波は独立行政法人通信総合研究所CRL)が運用
しており、福島県田村郡の「おおたかどや山標準電波送信
所」(40kHz)および佐賀県と福岡県の境の「はがね山標
準電波送信所」(60kHz)から送信されています。
この標準電波はほぼ24時間継続して送信されていますが、
保守作業や雷対策等で一時送信中断されることもあります。
電波の受信範囲の目安
条件の良いときは、送信所からおよそ1000km離れた
場所でも受信することができます。
ただし、500kmを超えると電波が弱くなりますの
で、受信しにくくなることがあります。
受信範囲内であっても、地形や建物の影響を受けた
り、季節や天候、使用場所、時間帯(昼/夜)などに
よって受信できないことがあります。
電波の特性により、間の方がより受信しやすくなります。
1000km
〈送信所の位置〉
はがね山
(60kHz)
おおたかどや山
(40kHz)
500km
1000km
500km
電波時計について
山の裏側…など電波障害の起きるところ
工事現場、空港のそば、交通
量の多いところなど
()
乗り物の中
(自動車、電車、飛行機など)
家庭電化製品、OA機器のそば、
金属板の上
テレビ、スピーカー、FAX、
パソコン、携帯電話など
()
マンションやビルなどの鉄筋、
鉄骨の建物の中およびその周辺
(ビルの谷間など)
但し、窓ぎわで使用すると受
信しやすくなります。
高圧線、架線の近く
使用場所について
本機は、テレビやラジオなどと同様に、電波を受信する
ものです。本機を使用するときは、「電波を受けやすい」
部屋の窓際などでご使用することをおすすめします。
以下のような場所では、電波受信しにくくなりますの
で、このような場所は避けて本機をお使いください。
<正しく受信するために>
電波受信できる場所でお使いください「●使用場
所について」参照)
本機を電波送信所方向に向けると、受信しやすく
なります(本機に内蔵されている受信アンテナと
電波送信所が垂直方向になるようにすると、最も
受信しやすくなります
最も受信しやすい設置のしかた
・時計表示部または裏面を電波送
信所に向かい合うようにする
・金属板の上は避けて、できるだ
け窓際に設置する
○受受信インジケーター表示中)に時計を動か
したりボタン操作をしないでくださいなお、受信
中にWAVEボタンを押すと、受信を中断します。
<ご注意>
アラーム時刻セットボタンを使って現在時刻を修
正すると、以後 24 時間自動受信は行ないません
マークは消灯します)ただし、この間に
WAVEボタンを押して手動受信を行なうと、その
時点で解除されます。
アラーム ON でアラーム時刻を設定している時刻
台での自動受信は行ないません(例:アラーム時
刻=午前 6 15 分のとき、午前 6 1 分の自動
受信は行ないません)
電波受信を行なわない間は、月差± 30 秒以内の
精度で計時します。
電波障害により、誤った信号を受信することがあります。