User manual - MULTI PJ CAMRA YC-430

J-10
はじめに(MULTI PJ CAMERAの特長)
「MULTI PJ CAMERA」は、デジタル化されていない書類や立体物などを、即座にプロジェクターで投
映したり、書類やホワイトボードに書き込んだ情報などをすばやくパソコンに取り込むことなどが可
能な、会議支援ツールです。
■書類や立体物をリアルタイムに投映
PJカメラスタンドに書類などを置くだけで自動的に撮影が実行され、鮮明な高解像度画像による投映
がリアルタイムで行われます。
■撮影した画像を自動的に最適化する各種の画像補正機能
書類の投映時には、書類に対して「輪郭抽出」などの処理が自動的に行われ、画像が最適化されます。輪
郭抽出処理により、PJカメラスタンドに置いた書類が多少傾いていても、自動的に書類の輪郭抽出と傾
き補正を行い、切り出した部分のみが水平な画像として投映されます。
■会議資料や投映画面の内容を保存・合成・再生
一度投映した画像をさかのぼって再度投映したり、後日の利用のために画像ファイルとして保存する
ことができます。また、ホワイトボードへの投映画面と、その上に行ったマーカーによる書き込みを撮
影・合成することで、劣化の少ない状態でパソコンに取り込むことが可能です。
■カメラ部(PJカメラ)は取り外してデジタルカメラとしても使用可能
「PJカメラ」は、単体でも光学3倍ズーム・1000万画素の高解像度・マクロ撮影機能やビジネスショット
モードなどを備えた超コンパクトなデジタルカメラとして利用することができます。出張先などで撮
影した画像を使って投映を行うことも可能です。
■PJカメラの画像やパソコン上の保存画像によるプレゼンテーション機能
書類などの直接投映だけでなく、PJカメラ上の保存画像や、パソコン上に取り込んだ画像によるプレゼ
ンテーションを、パソコンからの操作で実行することができます。
本書中では、次のような表記を行っています。
z MULTI PJ CAMERA全体のことを「本システム」と表記します。
z MULTI PJ CAMERAのカメラ部のことを「PJカメラ」と表記します。
z MULTI PJ CAMERAに付属の、CASIO製アプリケーションソフトウェアが収録されている
CD-ROMのことを「CASIO CD-ROM」と表記します。
z プロジェクターで投映するためにPJカメラソフトウェアがパソコン画面に全画面表示することを
「投映」と表記する場合があります。
本書中での表記について










