User manual - MULTI PJ CAMRA YC-470

J-9
MULTI PJ CAMERA
「MULTI PJ CAMERA」は、専用のカメラをパソコンで制御して、書類や立体物など各種の被写体を自
動撮影(または手動で撮影)するシステムです。被写体を撮影してプロジェクターから投映する、スキャ
ンして画像ファイルに保存する、あるいはタイマー撮影を実行することなどが可能です。
本システムには、次のような特長があります。
■書類を高解像度の静止画として投映(書画カメラモード)
書画台に書類を置くだけで、PJカメラが書類を自動的に撮影します。撮影された鮮明な高解像度画像
が、プロジェクターから投映されます。投映されるのは高解像度画像なので、一部を拡大して投映する
こともできます。手動シャッター操作を行えば、書類以外の立体物なども投映可能です。
■投映中の映像に重ねて書き込みが可能(ドロー機能)
投映中の映像に重ねてフリーハンドで書き込みを加えたり、楕円や直線を描き加えることができます。
■撮影した画像を自動的に最適化する各種の画像補正機能
書類の投映時には、書類に対して「正面撮影補正」などの処理が自動的に行われ、画像が最適化されま
す。PJカメラスタンドに置いた書類が多少傾いていても、自動的に書類の輪郭抽出と傾き補正が行わ
れ、切り出した部分のみが水平な画像として投映されます。
■書類を高速でスキャン(スキャナモード)
書画台に書類を置くだけで、自動的にスキャン(撮影)が実行されます。スキャンしたデータは、1210万
画素の高解像度画像としてパソコンに保存することができます。
■書画台周囲の映像をリアルタイムで投映可能(フリーアングルモード)
PJカメラのアングルを調節して、書画台の周囲をビデオ映像としてリアルタイムで投映することがで
きます。例えば講演者が操作している実験器具の様子をPJカメラのアングルに収めて投映する、といっ
た使い方が可能です。
■指定した時刻に撮影が可能(タイマー撮影機能)
「12時から1分おきに60回」というような指定を行って、PJカメラに撮影を自動実行させることが可能
です。例えば蝶の羽化、アサガオの開花といった観察記録、窓外の様子の定点観測といったの使い方が
できます。
■TWAINに対応
本システムをTWAINに準拠したアプリケーションと併せると、本システムをスキャナとして使用して、
書類などを画像データ化することができます。
■カメラ部(PJカメラ)は取り外してデジタルカメラとしても使用可能